蚤とダイエット

蚤とダイエット

2024.01.11
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カテゴリ: 癌について
ある大学病院のすい臓癌の生存率。
病院側は22年間に治療したすい臓癌患者716人の5年生存率を
20%と発表している。この数値を見せられたた患者や家族は
「それでも5人に1人は助かる」と一縷の望みを抱く。
ところが、この生存率数値には、仰天する誤魔化しがあったのだという。

『患者よガンと闘うな』の著者、近藤誠医師は次のように述べています。

「実際には5年生存した患者は5人しかいなかった。5を715で割ると
0.007。つまり5年生存率はわずか0.7%に過ぎない」

では、どうやったら20%にでっち上げられるのか?


 これは治りにくいからだ。5年生存するのは難しい癌患者を外す。
 そして465人に絞る。さらに癌を切除できた通常タイプの
 すい臓癌患者202人にさらに限定。こうして分母がどんどん縮んでいく。

2.非癌死---抗癌剤副作用のために肺炎などで死んでも、
 「癌で死んだのではない」として統計から除外する。同様に、
 「術死」「在院死」「重複癌」「再切除」・・・・なども
 「分母」からどんどん除外していく。

3.「相対生存率」---「絶対生存率」とは現実の生死にもとづいた生存率のこと。
 しかし30代、70代の「絶対生存率」がともに50%だとすると、高齢者は
 癌で死ななくても死亡する確率が高い。そこで「生命表」で「修正」したものが、
 「相対生存率」だ。そこで高齢者は「割り増し」つまり下駄をはかせて


これに関して近藤医師は、「相対生存率しか報告しない医学論文は、
絶対生存率が低いことを隠しておきたいのではないか。相対生存率が
105%になったりする場合もある」と述べている。

4.行方不明患者---同じ病院に5年も通院する患者は極めて少ない。
 乳癌患者で代表的な病院ですら5年間の患者データは、3割しか

 そこで、「行方不明者」は「生きているコト」にする・・・・という
 大胆な解釈がなされる。これで5年生存者はグンとアップする。
 一時が万事・・・・。他の癌治療の「5年生存率」も同様だろう。
 これらの「集計作業」は誰もチェックできない密室で行われているのだ。
 操作(ペテン)のやり放題。だから医者の言う「5年生存率」を
 信じてはいけない。

2024.1.11追記
現在でもこういうことが行われているかどうかは知りません。


【中古】 患者よ、がんと闘うな 文春文庫/近藤誠(著者)


がんより怖いがん治療 [ 近藤 誠 ]


【中古】がん放置療法のすすめ / 近藤誠








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Last updated  2024.01.11 21:34:08
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