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昨年末に誕生した第2次安倍政権だが、発足後半年余り経っても依然として高い支持率を維持したまま推移して来ている。
大胆とも言うべき「アベノミクス」経済政策を旗印に掲げ、その効果は株価上昇、円高ストップと一見、日本の経済は持ち直して来たかに見える。
先に行われた都議選は、この勢いに乗った安倍内閣の追い風を受けて、自民、公明とも立候補者が全員当選、そしてなんと常に4,5番手に隠れていた共産党が大躍進し、民主党を跳ね除けて野党第1党に登り詰めると言う前代未聞?の選挙結果となった。
地方選の一つである都議選だが、規模から言えば国政選挙並である事からも、自民党は「準国政選挙」と位置付けをし、この都議選に全力を注いで来たものと思われる。
日本の中心(首都)である東京を抑える事は国を抑える事にも匹敵する訳で、この選挙が如何に重要なポストであるかは、おそらく自民以外のどの党も把握していたに違いない。
但し、今回に限った事ではないが、懸念されるのは投票率が半分にも満たないほど低いと言う事である。半分以上の都民がこの選挙に興味を示さなかった、或いは「諦念」を抱くと言う政治家にとって最も憂慮すべき状況は過去と比べてみても何ら変わっていないと言う事実である。
投票率が下がれば組織票が俄然その力を発揮する訳で、そこに東京都民の意志がどれだけ反映されているのか疑問すら生じて来る。
今回の選挙で辛酸を舐める結果となった民主党は、政権が自民党に移った時点で既に終わっていたとも言えるだろう。
どれほど、民衆に向かってアピールしようとも、過去に連ねて来た「嘘八百」を覆す事は出来ず、民主に向けられた不信感は改善の余地なしと見受けられる。
橋下・石原両氏が率いる維新については、共同代表である橋下氏の「慰安婦問題」が大きく影響し自滅した形となったが、それも当然の結果だろう。
約一ヶ月後に行われる「参議院選挙」の結果も、既に見えてしまったと言う、虚しさだけが残りそうな今年の選挙に、風とともに去る民主の断末魔だけが木霊している気がしてならない。
千代子だよ、おっ母さん。 2013.11.13
アンパンマンからの伝言。 2013.10.19 コメント(1)