海のむこうから
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先週の木曜から自分の車が使えるようになって、大喜びの私です。車を買う、という、私たちにとっては何気ないことも、この国ではかなり厄介なことのひとつ。基本的に、車を持つ・使うのは、政府関係者、外交官待遇者、仕事に必要な人たちなどに特別に許可されるので、個人が「普通に」車を買うことは、認められていないのです。運転する身としては、交通量が少ないのでラクですが、現地の人たちの生活はかなり不便そう。彼らの交通手段は、バスか相乗りタクシー。私も使ってみましたが、バスは、混んでいると、ベビーカーを断られてしまったりするし、相乗りタクシーは、行きたいところへ行く車がなかなか見つからなかったり、何度も乗り換えなければならなかったりして、娘を連れて出かけるのには、ちょっと不便です。普通のタクシーもありますが、ほとんど東京並みの高さ。運良く、夫は外交官待遇で仕事しているので、私たちは車を買うことはできるのですが、車の流通もかなり限られているのが実情。同じ外交官待遇の誰かが国を去る時、車を売るという情報をすかさずキャッチして買うのが手っ取り早い方法です。私たちの場合、日本大使館に勤めていた方が転勤になるため、車を売るという情報が入ったので、夫と一緒に一度下見し、即決で購入を決めました。車を譲り受けたのが9月末。ところが、その後、登録やら、ナンバープレートの変更やら、事務所間(私たちの場合は、日本大使館と夫の事務所間)で車の授受をしたという警察への報告やらが、手間取ること、手間取ること。その間は、ナンバープレートがない状態なので、運転もお預け。そのまま一ヶ月が過ぎ、二ヶ月が過ぎ、娘を連れて出かけるのに不自由で、行動範囲が限られてしまう私は、だんだんイライラし始めました。夫の友人夫妻を家に招いた時、「僕たちのバイクを買った時も同じだったよ。業を煮やして、本物そっくりのニセのナンバープレートを作って、それをつけて街中走り回っていたけど、何も起こらなかったよ。」と言われて、同じようにしようかしら、と思ったほど。そんなこんなで、やっとナンバープレートが下りて、晴れて運転できるようになった時は、子どものようにはしゃいで、何も用事がないのに、娘をベビーシートに乗せてドライブしていました。好奇心旺盛で、家の中や近所の散歩だけでは退屈してしまう娘も、ご機嫌。夫も、運転してストレスを発散している妻を見て、ほっとしているようです(笑)。こんなに苦労して手に入れた車、この国では、限られた人たちにだけ許されるぜいたく品なんだ、という実感がわきますね。大事に運転していこうと思います。
2008.12.02
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