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2011.03.08
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カテゴリ: 闘病記
「新しい年を迎えられないかもしれない。」
がんの告知とともに知らされた,toraの余命でした。
まさかがんとは思わず,しかもそれほど進行していたとも知らず,
娘の高校受験を控えた時期の,過酷な宣告でした。

それからは,がんを抑えることばかりに専念しました。
娘にとっては,初めての母の入院でした。
抗がん剤の副作用に苦しみ,豊富だった髪の毛は抜け,
容姿も変わってしまいました。
たった一年で,これほど違うものかと思うくらい,


それでも,toraのいのちの灯を慈しみ,家族のしあわせを
かみしめつつ暮らしてきました。

そうして,その年の暮れを無事迎えることができました。
迎えられなかったかもしれない「新しい年」を迎えることが
できた喜び。そして一つの山を乗り越えた安堵感。
実に多くのことを学びました。
もっともっと前に学んでいたら,toraをこんな目に遭わせる
こともなかったかもしれません。本当にごめんね,tora。

大晦日には,みんなでカニを食べて大笑いしました。
家族は,人と人とで構成されます。
一人一人が生きているということの大切さ。

誰もが見過ごしていることですが,私たちは気付くことができました。
人として,家族として,大きな収穫でした。

新しい年は,娘の受験と,toraの肝臓の手術が控えています。
でも,この家族なら,きっと大丈夫。
我が家の未来は,心配要らない。そう思えました。


希望を大きく持って,行く年を送ったのでした。







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Last updated  2011.03.08 17:37:31
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