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この日の案内人がドライドックの概要、注意事項を説明してくれた。
ドライドックは神奈川県横須賀市の在日アメリカ海軍横須賀海軍施設内にあり、
米海軍および海上自衛隊の艦艇修理に使用されている 6
基の乾ドックである。
最古の 1
号ドックは横須賀造船所時代の明治 4
年( 1871
年)に完成しているが、
現在もなお使用されている。最大の 6
号ドックは大和型戦艦の建造ならびに修理・改造を
行うことを目的とし、昭和 15
年( 1940
年)に完成したドックであり、
現在は米海軍空母の修理などに使用されているとのこと。
石の選定であった。ヴェルニーは慶応 3
年( 1867
年)の 4
月から 5
月にかけて、
武蔵、相模、伊豆の各地の石材産地を回り、ドック建設に適した石材探しに奔走した。
結局現在の神奈川県真鶴町から静岡県熱海市にかけて産する、安山岩質の本小松石が
最適であると判断し、ドック建設に使用されることになったと。
2
号ドックの最大の特徴は、ドック中央部にも扉船を繋ぐ戸当りが構築され、ドックを分割して
60-70m
級の船舶 2
隻を同時にドック入りすることが可能な構造であったことである。
このため 2
号ドックではドック前部と後部の 2
か所に排水口を設けていた。
このような 2
分割して利用できる仕組みを備えたドライドックは、日本では第 2
号ドックしか
作られなかったが、増大する船舶修理需要を満たすため、このような構造を採用したものと
考えられている。しかし艦船の規模の大型化に伴い、明治 30
年( 1897
年)に改修工事が実施され、
ドック中央部の戸当りが撤去されてドックを 2
分割で使用することは出来なくなり、
通常の全長 151m
のドックとして使用されるようになったと。
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