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虎マートン、13度目猛打賞「マイニチ、ウインウインウイン」 (セ・リーグ、中日2-8阪神、22回戦、阪神15勝7敗、5日、ナゴヤドーム)口火を切ったのはマートンだった。三回、制球に苦しむ浜田達から3つの四球などで一死満塁の好機。ストライクを取りに来た外角直球を右前に運んだ。ヒーローインタビューではおなじみの日本語で「(三回は)ラクニ、ラクニ。ガンバリマス、サイコー!!。マイニチ、ウインウインウイン、オネガイシマス」と話した。 四回、六回にも、それぞれ中前打を放ち、今週3度目、今季13度目の猛打賞。3安打のゴメスとのアベックは今季2度目。通算では6戦全勝の不敗神話が存在する。 「みんな、いい状態が続けば、勝つ確率は高くなるね」とゴメスとのそろい踏みに笑顔を見せた。 残り21試合。「これからいい投手との対戦が多くなるが、(この調子を)続けていきたいね」と気合十分。来日6年目で通算1000安打を達成した助っ人がチームをVへと導く。 決起集会でVイッキ!阪神、三回一挙7点&ゴメス復活猛打ショー (セ・リーグ、中日2-8阪神、22回戦、阪神15勝7敗、5日、ナゴヤドーム)お目覚めや!! 阪神は三回、今季最多タイの1イニング一挙7点の猛攻で3連勝。5番に降格しているマウロ・ゴメス内野手(30)の2点タイムリーなどで中日戦8連勝を飾り、敗れた2位ヤクルトに1・5差をつけた。前夜(4日)は選手だけで決起集会を開いたことも判明。一丸ムードは高まるばかり。10年ぶりのVへ突っ走る。 渦中の男の打球が中前に抜けると、歓声がひときわ大きくなった。苦しんだ。迷惑もかけた。だから虎党は喜んだ。ゴメスが巨体を揺らしながら一塁に到達すると、満面の笑みを浮かべた。 「みんな、勝利のために、一丸となっていた。自分も、この調子を維持して、勝利に貢献していきたい」 三回だ。浜田達の乱調で3四球をもらい、あっという間に一死満塁。マートンの先制右前打、福留の押し出し四球で2点を奪い、なお一死満塁のマウンドには代わった小熊がいた。5番に降格していた主砲にとっては、これ以上ない、おいしい場面。カウント1-2と追い込まれてから、130キロ内角フォークに詰まりながらも、中前に弾き返すと2者が生還。ここから3点を追加し、今季最多タイの1イニング7点の猛爆だ。 ゴメスは14打席ぶりのタイムリーで勢いづくと、六回には左前打を放ち、九回にも中前打。8月5日の広島戦(マツダ)以来、1カ月ぶりとなる猛打賞も記録した。 2日の広島戦(甲子園)の試合前の練習中には、小型無人機「ドローン」を飛ばし、球団から厳重注意を受けた元4番がみそぎの大暴れ。3連勝に和田監督は「やっぱりゴメスが打つとビッグイニングができるな。ヒット3本打って、打点もついたからね。気分的にはちょっと落ち着くんじゃないかな」とほっとした表情をみせた。 攻撃の仕掛けが遅めの猛虎打線が一気呵成に攻めたのには理由があった。前夜(4日)の試合終了後、名古屋市内の料理店で、選手だけの決起集会が開かれた。ゴメスに代わり4番に座る福留らが声をかけた。絶品の豚しゃぶ鍋に選手は舌鼓。ビールのジョッキは次々と空になった。ゴメス、マートン、メッセンジャー、呉昇桓の助っ人4人衆も加わり「大盛り上がりでしたよ」とチーム関係者が証言した。 ドローン事件でチームに迷惑をかけたゴメスも仲間に再び受け入れられた。宴の勘定はベテラン勢が持ち、解散した。結束を固めた9・4名古屋の夜。その翌日の三回の猛爆は決して偶然じゃない。昨年9月初めの中日3連戦(ナゴヤD)で、3連敗し、次の巨人(甲子園)でも3連敗。大失速したが、勝負の9月は3勝1敗とさらに加速している。 中日戦8連勝は虎初の日本一に輝いた1985年以来30年ぶり。吉兆データも後押しする。 ゴメスは「最近打てていなかったけれども、みんなが作ってくれたいい流れに乗って、1本打つことができてよかったよ」と素直に喜んだ。ヤクルト、巨人が敗れた日に3強一人勝ちで2位に1・5差。今度こそ抜け出す。データBOX ◎…阪神の中日戦8連勝は1985年5月6日の6回戦(甲子園)-7月30日の14回戦(甲子園、1引き分けを含む)以来、30年ぶり。39年に10連勝(3-12回戦)、64年に8連勝(14-21回戦)があり、2リーグ分立後は、すべてリーグ優勝に直結している。なお、対中日シーズン15勝以上は2008年(17勝)以来7年ぶり ◎…阪神は三回に1イニング今季最多タイの7得点。6月16日の日本ハム戦(甲子園)の四回以来で今季2度目。1イニングの最多得点の球団記録は69年5月27日のアトムズ(現ヤクルト)戦(神宮)の六回に記録した13得点阪神・上本、5試合ぶり打点「いい流れに乗っていけました」 (セ・リーグ、中日2-8阪神、22回戦、阪神15勝7敗、5日、ナゴヤドーム)一挙7点の猛攻を上本がつないだ。「いい流れに乗っていけました」。三回に4点を奪って、なおも一死一、二塁。左中間への2点二塁打で5試合ぶりの打点を挙げると、五回に中前打を放って6試合ぶりのマルチ安打も記録した。「6番」での出場は7月15日の広島戦(甲子園)以来。本来の「2番」から役目が変わっても、しっかり機能した。阪神・今成が魅せた!天井直撃打球キャッチ&トドメ打 (セ・リーグ、中日2-8阪神、22回戦、阪神15勝7敗、5日、ナゴヤドーム)大量点の勢いを終盤に、いや、次戦にもつないだ。優勝争いの佳境を迎えて、三塁手はこの人。今成が鮮やかに外野を破った。 「7点あったけど、次の1点は大事だと思って打席に入りました。(走者の)上本さんがよく走ってくれました」 三回に一挙7点を奪った後のもう一押しだ。五回一死一塁で、左中間を真っ二つの適時二塁打。外角直球に逆らわない、らしさたっぷりの一打で中日を突き放した。 この日は左腕の浜田達に対しても左打ちの背番号49がスタメンに名を連ねた。これまでは相手投手によって、右打者の新井とポジションを分け合ってきたが、9月に入って固定。8月は打率・338と調子を上げてきた。三回にも三塁・エルナンデスの失策を誘う強烈なゴロで大量点に貢献したが、次の打席で4試合連続安打を決めて存在感を示した。 「三塁・今成」は守備力も魅力的だ。三回にはビッグプレー。代打・福田の邪飛が天井に当たった。軌道が変わり、打球を追っていた鶴岡から急に捕球を指示されたが、落下速度が増した飛球を横っ飛びでつかんだ。 「びっくりしました。あんなの経験ないです。(打球は)見えてはいたんですけど、最初は(落下方向が)変わったのが分からなくて、真下に落ちたと思いました。捕れてよかったです」 ミスが許されない戦いが続く中で、キラリと光る好守と打線に幅を持たせる好打。十分にVへのキーマンになる存在だ。
Sep 5, 2015
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虎・能見、2年ぶり5度目10勝!大量援護バックにスーイスイ (セ・リーグ、中日2-8阪神、22回戦、阪神15勝7敗、5日、ナゴヤドーム)大量援護を受け、淡々とアウトを重ねていった。七回途中で降板したが、2失点で今季10勝目。能見が2年ぶりの2桁勝利を挙げた。 「鶴岡さんがうまく緩急を使ってリードしてくれた」 一回を9球で終わらせるなど、序盤からリズムよく投げ込んだ。三回には味方打線が一挙7点。能見は三、四回を2イニング連続三者凡退に抑えるなど、五回までスコアボードに0を並べた。 しかし、8-0の六回一死二、三塁から荒木に右犠飛を打たれると、続く七回には一死一塁からエルナンデスに左中間フェンス直撃の適時二塁打を許したところで歳内と交代。まだ82球だった。1日の広島戦(甲子園)が11球で雨天ノーゲーム。この日の登板に再びコンディションを合わせていく難しさはあったが、和田監督は少々物足らない。「きょうは六回でバテとったね。状態としては普通だったと思うけど、8点あっただけに七回までしっかり投げてほしかった」と注文をつけた。 8月19日の巨人戦(東京D)は3失点、同26日の広島戦(マツダ)は6失点と、2戦連続で五回途中KO。10勝目に王手をかけてから2試合足踏みしていたが、ようやく節目の白星を手に入れた。シーズン2桁勝利はこれで通算5度目。阪神では下柳剛以来となった。 今年5月に36歳になった左腕は、年齢的な衰えを練習量でカバーしている。昨季9勝止まりだったことを受け、今季はあえて走り込みを増やした。「練習量を落とすとダメなタイプなんでね」。登板翌日のランニングで、昨季までは外野ポールとセンター間だったが、今季はポール間に変更し、走る距離を2倍にした。また、ウエートトレーニングも登板翌日の日課になった。自らに鞭を打ちながら臨んだ今季。序盤こそ黒星が多かったが、徐々に成果が表われた。 2012年9月8日の勝利以来、自身3連敗していたナゴヤドームで3年ぶりの白星を挙げた。「チームが勝つことが一番だからね」。優勝に向け、貴重な1勝をチームにもたらしていく。 データBOX ◎…阪神・能見が5度目の2桁勝利。90年以降、球団での5度の2桁勝利は井川慶(2002-06年)、下柳剛(03年、05-08年)に続き3人目。ちなみに小山正明は9度(54年、56-63年)、村山実は11度(59年、61-70年)、江夏豊は新人から9年連続9度(67-75年)を記録している“中3日”の阪神・能見が2年ぶり2桁勝利 マートン「いいピッチングしていた」 (セ・リーグ、中日2-8阪神、22回戦、阪神15勝7敗、5日、ナゴヤドーム)能見篤史投手(36)が6回1/3で82球を投じ、5安打2三振2失点で2年ぶりの2桁勝利となる10勝目(11敗)を挙げた。チームは3連勝で首位をがっちりキープした。 能見は、1日の広島戦(甲子園)で11球を投じたところで、雨天ノーゲームとなったため、中3日でのマウンド。イレギュラーな調整にも関わらず、立ち上がりから変化球が良く五回まで2安打無失点と貫禄の投球を見せた。六回に一死二、三塁から荒木の犠飛で1点を失うと、七回には一死一塁からエルナンデスに適時二塁打を許し、この回途中で降板した。 阪神は三回に打者一巡で7得点を奪うと、五回にも1点を追加し、先発・能見を援護。能見の後を継いだ中継ぎ陣が無失点で試合を締めた。 先制打で能見を援護したマートンはヒーローインタビューで「能見投手もいいピッチングをしましたし、ブルペンもいいピッチングしてくれたので、チームの勝利だと思います」と投手陣をたたえた。オマリー打撃コーチ補佐(5番降格後は初安打のゴメスに)「タイミングだけの問題だった。状態は上がっている」阪神・中西投手コーチ(七回を投げ切れなかった能見に)「何もない」和田虎、金田正泰に並ぶ球団7位タイ267勝目 (セ・リーグ、中日2-8阪神、22回戦、阪神15勝7敗、5日、ナゴヤドーム)和田監督が指揮官として通算267勝目(267敗)をあげ、金田正泰に並ぶ球団7位タイとなった。「(4、5日と)2つとれたことで、明日がより大事になる。とにかくしっかりと戦って甲子園に帰れるようにやっていく」。不振を極めていたゴメスにも連日の直接指導で3安打2打点。リーグV&日本一へ、全身全霊をかける。
Sep 5, 2015
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阪神一挙7得点!!!フォアボール三つに、マートンがタイムリー!!ゴメスにもタイムリーが出て、おまけに猛打賞!!能見がやっと2年ぶりの10勝目!!!!高宮、二死満塁から代打森野を空振り三振!!最後、安藤がゲッツーで抑えた!!阪神三連勝!!巨人がDeNAに最後粘るも、高橋、鈴木を使っての敗北!!ヤクルトは、同点の9回表にバーネットが連打に畠山の決勝エラー!丸が2点タイムリーで3-0 バーネットKO!!なお、1死満塁新井さん!!フォアボール押し出し4-0!!ヤクルト、巨人に差をつけました!!!!このまま行ってくれ!!!!1回表 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 ファースト犠打 【マートン】 サードゴロ 【福留】 ショートフライ1回裏 【大島】 セカンドゴロ 【荒木】 ライトフライ 【ルナ】 空振り三振2回表 【ゴメス】 ピッチャーライナー 【上本】 レフトフライ 【今成】 セカンドゴロ2回裏 【平田】 レフトヒット 【和田】 セカンド併殺打 【エルナンデス】 セカンドフライ3回表 【鶴岡】 フォアボール 【能見】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 フォアボール 【マートン】 ライトタイムリーヒット D0-1T 【福留】 フォアボール D0-2T (投手交代)濱田達 → 小熊 【ゴメス】 センター2点タイムリーヒット D0-4T 【上本】 左中間2点タイムリーツーベース D0-6T 【今成】 サードゴロ(エラー) 【鶴岡】 ライト犠牲フライ D0-7T 【能見】 見逃し三振3回裏 【堂上】 ショートフライ 【杉山】 空振り三振 【代打・福田】 サードファウルフライ4回表 (投手交代)小熊 → 金子 【鳥谷】 サードゴロ 【大和】 セカンドゴロ 【マートン】 センターヒット 【福留】 セカンドゴロ4回裏 【大島】 レフトフライ 【荒木】 センターフライ 【ルナ】 センターフライ5回表 【ゴメス】 セカンドフライ 【上本】 センターヒット 【今成】 左中間タイムリーツーベース D0-8T 【鶴岡】 ショートゴロ 【能見】 空振り三振5回裏 【平田】 センターフライ 【和田】 左中間ツーベース 【エルナンデス】 ファーストゴロ 【堂上】 サードファウルフライ6回表 (守備交代)松井佑 レフト 【鳥谷】 セカンドゴロ 【大和】 見逃し三振 【マートン】 センターヒット 【福留】 レフトヒット (代走)柴田 【ゴメス】 レフトヒット 【上本】 ライトフライ6回裏 【杉山】 レフトヒット 【代打・藤井】 フォアボール 【大島】 セカンドゴロ 【荒木】 ライト犠牲フライ D1-8T 【ルナ】 サードゴロ7回表 (投手交代)金子 → 祖父江 【今成】 空振り三振 【鶴岡】 空振り三振 【能見】 空振り三振7回裏 【平田】 ライトヒット 【松井佑】 ファーストフライ 【エルナンデス】 左中間タイムリーツーベース D2-8T (投手交代)能見 → 歳内 【堂上】 ファーストフライ 【杉山】 レフトフライ8回表 【鳥谷】 ショートゴロ 【大和】 ファーストゴロ 【マートン】 サードゴロ8回裏 (守備交代)俊介 レフト 【藤井】 ショートゴロ 【代打・亀澤】 ライトフライ 【荒木】 ショートヒット 【ルナ】 フォアボール 【平田】 フォアボール (投手交代)歳内 → 高宮 【代打・森野】 空振り三振9回表 (投手交代)祖父江 → 岡田 【柴田】 空振り三振 【ゴメス】 センターヒット (代走)坂 【上本】 ショートゴロ 【今成】 空振り三振9回裏 (投手交代)高宮 → 安藤 【エルナンデス】 フォアボール 【堂上】 セカンドフライ 【杉山】 サード併殺打■2015/9/5 試合結果対中日 22回戦 ナゴヤドーム神|007 010 000|8中|000 001 100|2勝:能見10勝11敗0S敗:濱田達0勝3敗0S神:能見-歳内-高宮-安藤中:濱田達-小熊-金子-祖父江-岡田9/6の予告先発神:岩崎 優中:若松 駿太上本選手 3回表 左中間2点タイムリーツーベースヒットみんなが繋いで作ったいい流れだったので、とにかく自分も後ろに繋ごうという気持ちでした。それがいい結果になったと思います。ゴメス選手 3回表 センター2点タイムリーヒット最近打てていなかったけれども、みんなが作ってくれたいい流れに乗って、一本打つことが出来て良かったよ。マートン選手 3回表 ライト先制タイムリーヒット打ったのはストレート。浮いてきたボールを逃さず打てたよ。先制することが出来て良かった。
Sep 5, 2015
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藤浪以外で勝った!虎・メッセ8回0封「勝ち積み重ねていきたい」 (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)絶対に1点も与えない。最後まで強い信念を持ち続けた。2点をもらった直後の八回二死一、三塁、一発出れば逆転の場面。カウント0-1から高めの直球で森野を二ゴロに打ち取ると、メッセンジャーは右拳を握りしめた。8回無失点で今季9勝目。スコアボードに0を並べ、納得の表情を浮かべた。 「我慢強く投げるしかなかった。自分の仕事ができてよかったよ」 二回から四回まで得点圏に走者を置く苦しい展開。それでも、二回二死二塁で桂をフォークで空振り三振に仕留めるなど要所を締めた。「フォークは1球だけ打たれたけど、安定していたね」。150キロを超える直球と変化球を巧みに使い分け、9三振を奪った。 「力みもなく、リラックスして投げられた」 昨季13勝で最多勝に輝いた右腕が、節目の10勝にようやく王手をかけた。2011年から昨季まで4年連続2桁勝利。あと1勝を挙げれば、阪神の外国人投手では1964~68年のバッキー以来、2人目の5年連続となる。奪三振では通算903個ですでにバッキーの825を超えているが、またも新たな記録で伝説の助っ人に肩を並べようとしている。 前回8月29日のヤクルト戦(甲子園)では、2-1の八回一死二塁で、川端、山田に連続適時打を浴び、2球で逆転を許した。しかし、この日は同じ八回のピンチを乗り越えた。「完全に忘れているよ。考えると同じことが起こってしまうからね。忘れて投げたよ」。“魔の2球”を引きずることはなかった。 ファンに支えられている。8月下旬、敵地での広島戦で球場入りの際にファンから色紙を受け取った。そこには一緒に撮影したツーショット写真が貼ってあり、応援メッセージが添えられてあった。プレゼントを大事そうに抱え、満面の笑み。温かい応援を直に感じ、より喜びがこみ上げた。 8月23日のDeNA戦(京セラD)で自身が勝利して以降、ここまで7試合で白星を挙げたのは藤浪だけ。ようやく藤浪以外の投手で勝てた。 「このまま勝ちを積み重ねていきたいね」 自身9月白星スタートも、9勝11敗でいまだ黒星先行。このまま終わるつもりは毛頭ない。必ず巻き返す。 データBOX ◎…メッセンジャーが今季9勝目を挙げ、5年連続2桁勝利に王手。阪神では02年-06年の井川慶(現オリックス)以来。助っ人投手では64年-68年のバッキー以来で球団2人目となる阪神・メッセ、8回無失点で9勝目「ボールさえ渡してくれれば…自信ある」 (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)阪神のランディ・メッセンジャー投手(34)が中日戦に先発し、8回6安打無失点で9勝目(11敗)を挙げた。 メッセンジャーは、序盤から走者は出すが得点を許さなかった。二回、先頭のエルナンデスに中前打を喫したが、続く藤井を148キロの直球で空振り三振。二死二塁からは桂をフォークで空振り三振に仕留めた。 四回まで毎回安打を許すも要所を締め、五回から七回までは3人斬り。味方が2点を先制した直後の八回二死一、三塁のピンチでは、森野を二ゴロにねじ伏せ、無失点のままこの回限りでマウンドを呉昇桓に託した。 メッセンジャーは、中日のネイラーとの投げ合いについて「1つ失投すれば大けがをする、負けにつながる展開だった」と厳しい投手戦を振り返った。「状態は非常にいい。ボールさえ渡してくれれば、しっかり仕事をする自信がある」と頼もしい言葉で締めた。阪神・呉昇桓、3人斬り39S!クルーンの最多セーブ完全射程 (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)中10日からの2連投。変則的な登板間隔も、守護神・呉昇桓(オ・スンファン)には関係無しだ。竜をキッチリ3人で料理し、8月23日のDeNA戦(京セラD)以来の39セーブ目。早くも、来日1年目で最多セーブのタイトルを獲得した昨季に並び、節目の40セーブに王手をかけた。 「きょうは、3点差をもらっていたからね。余裕を持って投げることができました」 まずは打線に感謝した。3-0の九回にマウンドへ。先頭の4番・平田は初球の外角直球で右飛。続くエルナンデスにはカウント2-2から、内角へカットボールをズバッ。力のない打球は遊飛となった。最後は藤井も内角カットボールで一直に仕留め、まったく危なげなく締めくくった。 昨季は64試合目の登板で達成した39セーブだが、今季は57試合目とハイペースで記録を刻む。チームもまだ22試合を残すだけに、40セーブはもちろん、2008年にクルーン(当時巨人)が作った歴代外国人投手のシーズン記録、41セーブも完全に射程圏。セ・リーグのセーブ王を争う2位・山崎康(DeNA)にも5差をつけた。 「個人よりも、チームの1勝が大事。記録にはこだわらず、チームの勝利にこだわっていきたい」 首位のまま虎にゴールテープを切らすべく、確実にセーブを積み重ねていく。
Sep 4, 2015
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首位渡さん!阪神・鳥谷、決勝二塁打でVイヤー以来の竜戦7連勝 (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)頼れるキャプテンが決めた!! 首位阪神は両軍無得点で迎えた八回、鳥谷敬内野手(34)が決勝の適時二塁打。3-0で谷繁竜を下して2連勝、貯金6とした。中日には12年ぶりの7連勝。0・5ゲーム差の2位ヤクルト、1・5差の3位巨人も勝って混セは続くが、お得意様に連勝し、一気に突き抜ける!! 鋭い打球があっという間に三塁線を破り、左翼を転がった。歓喜を待ちわびた虎党の大歓声が、ナゴヤドームにこだまする。この勝負強さが優勝への絶対条件。数少ない好機で鳥谷が決めた。 「チャンスだったので、初球からいこうと思っていました」 八回一死二塁。ネイラーの初球チェンジアップが甘く入った。百戦錬磨の男が逃すはずがない。先制二塁打で、ついに0-0の均衡を破った。 初対戦の竜の右腕を打ちあぐねていた。今季、新外国人投手との初対戦は過去6試合4勝2敗も内容的には苦戦続き。この日も嫌なムードが漂ったが、最初の2打席は三振の1番打者が、ここ一番で大仕事。関川打撃コーチも「こういうときこそ経験のある選手が頼りになる」と最敬礼だ。 「最終的に、勝てればいいです」ヒーローが語った通りだ。2位ヤクルトと0・5差、3位巨人と1・5差。1勝がどれだけ貴重か。しかも最下位中日との3連戦。絶対落とせない-。そんな重圧を快打で振り払い、優勝した2003年以来12年ぶりの中日戦7連勝を決めた。 10年前。2005年の最後の優勝をレギュラーで経験した主力野手は、いまや一人だけだ。そんなキャプテンも、今季は苦しい日々を過ごした。6月21日のヤクルト戦(甲子園)では、背中に死球を受けた。 「無理です。打順を(1番から)下げて下さい…」 死球翌日、平田ヘッドコーチに、そう直訴したという。ヘッドは「あの鳥谷が、自分から痛いと言った。よほどのことだったんだろう」と、当時を振り返った。 「めちゃくちゃ腫れていた」と関係者。実は骨折していた。骨にヒビが入っていた。「痛い、かゆい」を口にしない男が吐露した“限界”-。同28日から打順は下位に下がった。「そんな状況でも、誰よりも早くクラブハウスに来てトレーニングしていた」とヘッド。実状を知る仲間たちも「本当にすごい。普通なら絶対に無理」と口をそろえた。これで1587試合連続出場。全員がその背中を見て、ここまで走ってきた。そんな試練を乗り越え、頼れる男は最も大事な時期に元気になった。今季最長11試合連続安打の2安打。和田監督は「鳥谷が出てという得点パターンが数試合あったけど、下位が出て、鳥谷につなぐというのを少しでも多く増やしていかないと」と目を細めた。 「勝てればいいです」 そう繰り返し、バスに乗り込んだ鳥谷。残り22試合、結果がすべて。過酷な戦いに耐える精神力と冷静さ、そして影響力。すべてを備えた主将が、最後まで猛虎を引っ張る。 データBOX ◎…阪神は7月9日の中日戦(甲子園)から同一カード7連勝。中日戦7連勝はリーグ優勝した2003年以来、12年ぶり。今季はヤクルト戦でも7連勝を記録 ◎…ナゴヤドームでの3連勝は2年ぶり。これで今季5勝4敗 ◎…完封勝ちは8月28日のヤクルト戦(甲子園)以来、今季12度目 ◎…鳥谷は8月21日のDeNA戦(京セラD)から今季自己最長の11試合連続安打。自己最長は2011年の18試合2005年の鳥谷 プロ2年目のシーズンは、主に2番打者として活躍。146試合にフル出場し、打率・278、9本塁打、52打点。1年目(101試合、打率・251、3本塁打、17打点)から大きく成績を上げ、リーグ優勝に貢献した。05年に阪神に所属し、いまも虎で現役なのは鳥谷、福原、安藤、関本、狩野、小宮山の6人。阪神・鳥谷、左翼線へ先制二塁打!終盤に均衡破る (セ・リーグ、中日-阪神、21回戦、4日、ナゴヤドーム)阪神・鳥谷が0-0の八回、先制打を放った。四球の藤井に代走大和を送り、メッセンジャーの犠打でつくった1死二塁。初球の133キロを左翼線へ二塁打として、終盤にようやく均衡を破った。 この日は六回にも、11試合連続安打となる中前打。前日に通算安打数で球団単独3位に立ったリードオフマンが打線をけん引している。(共同)阪神・鳥谷が先制打&福留が追加点、勝負強さ発揮 (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)阪神の中心打者が勝負強さを発揮した。まずは鳥谷。八回に四球の藤井に代走大和を送って勝負に出ると、メッセンジャーの犠打で1死二塁。「チャンスだったので取りあえず初球からいこうと」。1球目の133キロを捉えて左翼線へ二塁打とし、待望の先取点を奪った。 2死一、三塁となり、今度は前夜から4番に座る福留が中前に適時打を放ち「点が欲しいところだったので、どんな形であれ取れてよかった」と追加点を喜んだ。福留は5試合連続の打点となった。(共同)和田監督(メッセンジャーに)「味方が点を取るまで本当によく粘った。絶対に先に点をやらないという気持ちが出ていた」呉昇桓(最多セーブの昨季に並ぶ39セーブ目)「個人的なことよりも、チームの一勝が大事。これからもチームの一勝にこだわっていきたい」5戦連続打点や!阪神・福留、「もう1点」場面できっちり (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)「4番・福留」-。ナゴヤドームのアナウンスに、かつての味方は震え、虎党はさびぬ男を歓迎した。ありがとう。どうか、このままで頼む! 96代主砲が、また期待に応えた。 「点が欲しいところだったから、どんな形であれ、とれてよかったよ」 八回。鳥谷の先制打で風穴をあけ、なおも二死一、三塁。1ストライクから、2番手・浅尾の外角フォークをひろった。 「(バットの)先っぽ」。低めのボール球ではあったが、中堅手・大島の前に落とすのは好調たるゆえんか。5試合連続打点。前日3日の広島戦(甲子園)から4番を務める38歳の決定力はさすがとしかいいようがない。和田監督も「孝介の2点目が大きかったな」と何度もうなずいた。 8月11日の中日戦(京セラD)でスイングの際に痛めた右手中指だけではなく、直後に、いわゆる夏風邪にもやられていた。「のどが、ちょっとね」。熱はなくとも声を思うように出せず、鼻もジュクジュク鳴らしていたこともあった。それが長引いているのかわからないが、今も食欲が湧かないときがあるという。 自分の体が思うように動かないというフラストレーションは計り知れない。中日時代に3度、優勝を経験。これが産みの苦しみであることはわかっている中、自らの体にムチを打ち続けている。 気合を示すような、さっぱりとカットされた髪が頼もしい。帰りのバス。いつもの最後尾に座ると、すぐにトレーナーがやってきた。福留はピシャッとカーテンを閉めた。 データBOX ◎…福留が5試合連続打点をマーク。今季最長は5月22日のDeNA戦(横浜)-同28日の楽天戦(甲子園)までの6試合。自己最長は中日時代の03年9月9日の広島戦(尾道)-同19日の横浜戦(横浜)の10試合阪神・今成、3試合連続となる今季17度目マルチ! (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)今成が九回先頭で、3番手・岡田から中前打を放ち、3点目のホームを踏んだ。「ヒットは打てているので、これを続けていきたい」。一死二塁から、大和の右前打で三塁に進むと、代打・狩野の一ゴロでホーム突入。一塁手・ルナの野選を誘った。「ゴロはいけといわれていたので。点が入ってよかったです」としてやったりだ。五回には右前打を放ち、3試合連続となる今季17度目のマルチ安打も記録した。阪神・狩野のバットで貴重追加点!「本当はヒットを打てれば…」 (セ・リーグ、中日0-3阪神、21回戦、阪神14勝7敗、4日、ナゴヤドーム)狩野のバットが貴重な3点目を生んだ。2-0の九回一死一、三塁からメッセンジャーの代打で登場し、一、二塁間に強いゴロ。捕球した一塁手のルナは本塁へ送球したが、三走・今成が捕手のタッチをかいくぐりセーフ(記録は野選)となった。「1点を取ることを考えて打席に立った。本当はヒットを打てれば一番よかったけど」といいつつ、満足そうな表情だった。
Sep 4, 2015
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メッセンジャー!!!8回無失点!!無四球9三振!!9勝目!!呉昇桓が昨年に並ぶ39S!!8回、鳥谷!!福留!!タイムリー!!首位守った!!!!1回表 【鳥谷】 見逃し三振 【上本】 センターヒット ランナー上本が二盗アウト 【マートン】 見逃し三振1回裏 【大島】 セカンドゴロ 【荒木】 センターフライ 【森野】 センターヒット 【平田】 ライトフライ2回表 【福留】 ピッチャーゴロ 【ゴメス】 空振り三振 【今成】 サードゴロ2回裏 【エルナンデス】 センターヒット 【藤井】 空振り三振 【亀澤】 ファースト犠打 【桂】 空振り三振3回表 【伊藤隼】 セカンドフライ 【藤井】 ショートゴロ 【メッセンジャー】 ショートゴロ3回裏 【ネイラー】 セカンドゴロ 【大島】 ライト線ツーベース 【荒木】 空振り三振 【森野】 レフトフライ4回表 【鳥谷】 空振り三振 【上本】 フォアボール 【マートン】 セカンドフライ 【福留】 セカンドライナー4回裏 【平田】 ショートゴロ 【エルナンデス】 空振り三振 【藤井】 レフトオーバーツーベース 【亀澤】 サードファウルフライ5回表 【ゴメス】 フォアボール 【今成】 ライトヒット 【伊藤隼】 ライトフライ 【藤井】 サード併殺打5回裏 【桂】 見逃し三振 【ネイラー】 見逃し三振 【大島】 ショートライナー6回表 【メッセンジャー】 ショートゴロ 【鳥谷】 センターヒット ボーク 【上本】 セカンドフライ 【マートン】 センターフライ6回裏 【荒木】 セカンドゴロ 【森野】 ライトフライ 【平田】 空振り三振7回表 【福留】 デッドボール 【ゴメス】 レフトフライ 【今成】 センターフライ 【伊藤隼】 空振り三振7回裏 【エルナンデス】 空振り三振 【藤井】 見逃し三振 【亀澤】 ショートゴロ8回表 【藤井】 フォアボール (代走)大和 【メッセンジャー】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 レフト線タイムリーツーベース D0-1T 【上本】 フォアボール (投手交代)ネイラー → 浅尾 【マートン】 セカンドゴロ 【福留】 センタータイムリーヒット D0-2T (代走)俊介 【ゴメス】 セカンドライナー8回裏 (守備交代)鶴岡 キャッチャー (守備交代)坂 ファースト 【代打・ルナ】 センターフライ 【代打・赤坂】 センターヒット 【大島】 セカンドゴロ 【荒木】 ライトヒット 【森野】 セカンドゴロ9回表 (守備交代)杉山 キャッチャー (投手交代)浅尾 → 岡田 【今成】 センターヒット 【坂】 ピッチャー犠打 (投手交代)岡田 → 祖父江 【大和】 ライトヒット 【代打・狩野】 ファーストフィルダースチョイス D0-3T 【鳥谷】 ショート併殺打 (投手交代)メッセンジャー → 呉昇桓9回裏 【平田】 ライトフライ 【エルナンデス】 ショートフライ 【藤井】 ファーストライナー ■2015/9/4 試合結果対中日 21回戦 ナゴヤドーム神|000 000 021|3中|000 000 000|0勝:メッセンジャー9勝11敗0SS:呉昇桓2勝2敗39S敗:ネイラー2勝3敗0S神:メッセンジャー-呉昇桓中:ネイラー-浅尾-岡田-祖父江9/5の予告先発神:能見 篤史中:濱田 達郎
Sep 4, 2015
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スポーツ新聞買ってきました。
Sep 4, 2015
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史上最速1000安打!虎・マートン、自ら祝う猛打ショー&4打点 (セ・リーグ、阪神5-1広島、18回戦、広島10勝7敗1分、3日、甲子園)乾いた音とともに地鳴りのような歓声が響いた。スピンが効いた白球が福井の足下を抜けた。やったぞ、マートン! 「多くの人に感謝したい。1000本打つだけ試合に出してくれた真弓前監督、和田監督にも感謝したい。チームメート、球団、家族、妻、みなさんに感謝したい」 一回一死三塁の先制機で、フォークを一閃。6月11日のソフトバンク戦(ヤフオクD)以来となる3番で、来日6年目で通算1000安打を達成した。 日本球界史上最速-。愛する妻や子どもだけではなく、このメモリアルをみせたい人物がいた。8月中旬から1週間ほど来日していた、いとこのコールヤーさんだった。 「初めての日本だったんだ。楽しんでほしい、と思ってね」 8月16日のヤクルト戦(神宮)前には六本木ヒルズに連れていった。代々木公園、丸の内、お台場…。地上238メートルの高さから首都を見下ろした。「54階にあたるんだね」。絶対に一番になりたい-。サングラスの奥にある目が輝いていた。8月24日の夜。広島でコールヤーさんが驚いた。宿舎に積まれていたサンケイスポーツの1面(11版)。1000安打まで、あと「6」であることを報じたものだった。新神戸駅から新幹線に乗り込むM砲の背後にコールヤーさんが映っていた。「日本では、こんなに大きく扱われるのか」とコールヤーさんは腰を抜かし、感動した。バッグの中にサンスポをお土産として入れ、26日、広島から羽田経由で米国に帰ったが海の向こうで喜んでいるはずだ。 2-1の七回二死満塁では左中間に走者一掃の3点二塁打を放ち、勝利を決定づけた。「ここ何日かのチームの重い雰囲気を一掃できた」と和田監督がたたえれば、M砲は「この先長いので優勝に向けて突き進んでいきたい」と力こぶを作った。 ゴメスは気がかりだが打率3割目前の己がカバーする。タイガースイエローの血が騒いでいる。データBOX ◎…マートンが2010年に加入して6年目で1000安打を達成。6年目での1000安打は、日本人選手も含めプロ野球史上最速。所要試合809試合は楽天・松井稼頭央(当時西武)の818試合を抜いて歴代5位のスピード到達。阪神では1950年の藤村富美男の864試合を抜き、65年ぶりに球団記録を更新した。外国人最速はブーマー(当時オリックス)の781試合。日本人最速はイチロー(当時オリックス)の757試合。マートン、史上最速の6年目で1000安打到達! (セ・リーグ、阪神-広島、18回戦、3日、甲子園)阪神のマット・マートン外野手(33)が、広島戦の一回に中前打を放ち、日本通算1000安打を達成した。2010年から阪神でプレーし、NPB6年目での到達は史上最速年数となった。 マートンは、一回一死三塁から広島先発・福井のフォークを捉え、中前に先制の適時打を放った。通算809試合での到達は歴代5位。所要6年目での到達は史上最速となった。 マートンは「1000本のヒットを打てるだけ、長期に渡ってタイガースのユニフォームを着れたことが大きいです。また、それだけのヒットを打つことができたのは、周りの方々の助けがあったからこそだと思っています」とコメントした。虎・福留、新4番弾V19号ソロ!生観戦の両親に最高親孝行 (セ・リーグ、阪神5-1広島、18回戦、広島10勝7敗1分、3日、甲子園)新4番が救った! 阪神・福留孝介外野手(38)が移籍3年目で初の4番を務め、広島戦(甲子園)の六回に決勝弾となる19号ソロをたたき込んだ。前日2日にはドローン騒動もあり、負ければ2位転落の危機。頼れるドメ様のひと振りで連敗を「3」で止め、首位死守や! 右翼席に向けて、矢のように飛ばした。悲願のリーグ優勝へ-。再出発を示すベクトルのようだった。決めるときに決める。しかも移籍3年目で初めての4番で…。福留は何てすごい男なんだ。 「気持ちよかったです! きょうで連敗が止まったので、今後は連勝となるように頑張ります」 1-1の六回一死。弾丸ライナーの19号に虎党がしびれた。鉛がへばりついたような重苦しい雰囲気を吹き飛ばし、お立ち台ではダイヤモンド一周の感想をこう述べた。 ゴメスの打撃不振により、中日時代の2007年6月20日のオリックス戦(金沢)以来2997日ぶりの主砲を任された。「うちの4番はゴメス。たまたまゴメスの調子が上がらないということで俺が4番目に座っている。4番目の打者だと思って」。気負わずいつもの己を貫いた。 負ければ首位陥落だった。しかも前日にはゴメスが練習中に無人飛行機「ドローン」を飛ばし、厳重注意を受け、チーム内の緊張の糸がほどけかかっていた。負ければ今季が終わる。そういっても過言ではなかった。だからこそ120試合目で大きな決断をした和田監督は「あそこで決めるのが孝介らしい」と敬礼だ。 実はこのカードに限って、鹿児島から父・景文さん、母・郁代さんがバックネット裏に駆けつけていた。1日の初戦が雨天中止。生で雄姿をみせるのは2試合しかなかった。 「プロはええぞ、孝介。お前が大好きな野球をやって、お給料まで、もらえちゃうんだぞ」 「僕、絶対にプロ野球選手になる」 中学生になっても風呂は必ず景文さんと一緒に入った。オヤジの大きな背中を流すたびに夢を語った。学校が終われば父と深夜11時まで練習に没頭。晩飯は日付が変わるころ。早朝4時半に起きて一生懸命作ってくれた母の手作りおにぎりが力の源だった。今年8月に定年を迎えた両親からの教えは、生半可な気持ちでは夢をかなえられないということだった。 「勝ちたいじゃ、ダメなんだよ。勝たなきゃいけないんだよ」 8月11日の中日戦(京セラD)でスイングした際に痛めた右手中指は芳しいはずがない。30グラム軽い890グラムの荒木のバットを今も使っている。体はあちこちから悲鳴を上げている。白星が何よりの薬になる。チームにとっても自分にとっても。 「形は何だっていい。とりあえず勝つということ。形とかではなく『きれいな』とかはいらない。それをやらないといけないのが、9月だよ」 首位を死守し、再び2位ヤクルトに0・5ゲーム差。泥臭く、ひたむきに-。新4番・福留が力を振り絞る。 データBOX ◎…福留が今季19本目の本塁打。これで阪神の日本人選手では2010年の城島(28本)以来となる20本に王手。自身は中日時代の06年(31本)以来。20本塁打以上は過去に4度(03年34本、04年23本、05年28本、06年31本)。 ◎…ゴメスは来日1年目から出場試合はすべて4番で、4番以外は263試合目で初。昨年の91試合目(7月29日)にも1試合だけ外れているが、疲労と発熱により欠場した。阪神・福留、初4番で勝ち越しソロ「気持ちよかった」 (セ・リーグ、阪神5-1広島、18回戦、広島10勝7敗1分、3日、甲子園)阪神の福留が1-1の六回、勝ち越しの19号ソロを放った。福井の変化球を捉えて右翼席へ。10戦ぶりの一発に「晋太郎(藤浪)も頑張っていたし、何とかしたかった。気持ちよかった」とうなずいた。 不振のゴメスに代わって、阪神移籍後で初の4番に座った。それでも「4番目の打者という気持ちで打席に立った」と自然体を強調した。(共同)和田監督(9四球の藤浪に)「本当によく暴れたけど、要所をしっかり締めて、1点で抑えるのは晋太郎らしい投球だった」鳥谷(通算安打数で和田監督を抜き、球団歴代単独3位)「記録?全然関係ないです。(打線がつながって)良かったです」ゴメス(来日して初めて4番を外れ、全打席凡退したが、チームが勝利し)「よかった。あしたも勝つよ」鳥谷が先制の口火!虎歴代単独3位、和田超え1741安打 (セ・リーグ、阪神5-1広島、18回戦、広島10勝7敗1分、3日、甲子園)一回に塁上をにぎわせれば、点が入る。再現VTRのような連日連夜の得点パターンの核はもちろん、1番・鳥谷だ。10戦連続安打。先制点の呼び水となり、3連敗ストップに貢献した。 「1番だから、塁に出れば、何でも。よかったです」 振り返ったのは1打席目だ。いきなり、今季好調の福井から中前打を放ち、チャンスメーク。その後、3番に座ったマートンの適時打でホームを踏んだ。これで、4戦連続の初回得点。その全試合で背番号「1」が出塁を果たしている。 追加点がほしい2-1の七回にも一死一、二塁から右前打でつなぎ、M砲の3点打をおぜん立て。通算では1741安打とし、並んでいた和田監督を抜き、球団単独3位に浮上した。伝え聞いた指揮官は「何本でも抜いてほしいですね」とさらなる爆発を願った。 ただ、本人がシーズン中に個人記録に興味を示すことはない。求めるのは、チームの10年ぶりの優勝だけ、だ。 「(個人記録は)全然、関係ないですよ」 残り23試合。切り込み隊長として、勝利への一打を積み重ねる。タテジマ軍団の先導役を全うする。阪神・伊藤隼、右前打でマートンの3点二塁打おぜん立て (セ・リーグ、阪神5-1広島、18回戦、広島10勝7敗1分、3日、甲子園)伊藤隼が七回先頭で右前打を放ち、マートンの3点二塁打のおぜん立てをした。8月27日の広島戦(マツダ)から6試合連続で「中堅」で先発出場し、この間は、打率・333(18打数6安打)と打撃好調だ。「(レギュラー争いについて)そんなことはいってられない。いまチームは優勝争いをしている。出たところで1打席1打席、集中していく」と言い切った。
Sep 3, 2015
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虎・藤浪、“快投乱麻”12勝!9四球も江夏以来9度目2桁Kや藤浪は七回二死二、三塁のピンチを空振り三振で切り抜け、雄たけびをあげた (セ・リーグ、阪神5-1広島、18回戦、広島10勝7敗1分、3日、甲子園)いい意味で“藤浪劇場”だった。四球連発も三振でピンチ脱出-。乱れて、耐えて、粘った。自己ワースト9四球も7回2安打1失点。藤浪が苦しみながらチームの連敗を「3」で止め、ハーラー単独トップの12勝目をつかんだ。 「無駄なボール球、無駄な四球があまりにも多すぎた。でも、粘ることが大事。『悪かったから打たれました』では済まない時期なので。何より、チームが勝ってよかった」三回に3者連続三振を奪うなど、滑り出しはよかった。しかし、四回に3四球で一死満塁。連続三振で何とかしのいだが、五回に2四球で一死一、二塁のピンチを招くと、菊池に外角低めのカットボールをうまく当てられ、初ヒットが同点打となってしまった。 「途中からリズムというかバランスの感覚が合わなくなった。いろいろ試してみたけど、簡単に直らなかった」 六回に福留のソロで勝ち越した直後、七回にも2四球で二死二、三塁となったが、田中を152キロの直球で空振り三振に仕留めた。「あそこで点を取られたら、福留さんに顔向けできない。抑えられてよかった」。両手を広げて雄たけびをあげ、渾身のガッツポーズ。12奪三振&147球の熱投だった。前日2日の試合前練習では、ゴメスがドローンを飛ばして厳重注意を受けたが、藤浪も操縦していた。昨季の11勝を上回るシーズン自己最多の12勝目は“みそぎ”の勝利となった。これで2桁奪三振は今季9試合で、阪神では1971年の江夏豊氏以来44年ぶり。その江夏氏からはすでにエースの称号を与えられている。8月30日のヤクルト戦(甲子園)で始球式を行った同氏は「エースと呼ばれても恥ずかしくない。ここ何試合かはそういう勝ち方をしている」と太鼓判。レジェンドに肩を並べた21歳。それでも、「三振はアウトの手段でしかない。勝ちに直結するわけではない」と冷静だった。 「これからはチームの勝ちが大事。その上で、自分の勝ち星も伸ばしていけるようにしたい」 左打者を6人並べた打線を抑え、広島戦今季初勝利。自己最長タイの甲子園6連勝となった。この日はハラハラ、ドキドキの内容だったが、次は文句なしの投球を披露してみせる。 データBOX ◎…藤浪が自己最多のシーズン12勝目。高卒3年目で通算33勝となり、日本ハム・ダルビッシュ有(2005-07年、現レンジャーズ)が3年目までにマークした32勝を上回った。なお、ドラフト制後(1966年以降)に入団した投手で高卒3年目までに33勝以上は藤浪で7人目。 ◎…シーズン9度の2桁奪三振は、11年の日本ハム・ダルビッシュ(14)、楽天・田中将大(10)以来4年ぶり。阪神では村山実(59年9)、江夏豊(68年20、70年12、71年11)に次いで44年ぶり3人目。 ◎…阪神の先発投手で1試合9与四球は、92年9月11日の中込伸(対ヤクルト)以来23年ぶり。藤浪、9四球も12奪三振でハーラー単独トップの12勝! 7回2安打1失点 (セ・リーグ、阪神5-1広島、18回戦、広島10勝7敗1分、3日、甲子園)阪神・藤浪晋太郎投手(21)が広島戦に先発し、7回2安打1失点。9四球と苦しみながら、12奪三振でハーラー単独トップの12勝目(6敗)を挙げた。 藤浪は1-0の四回、制球を乱して3四球で一死満塁。それでも、野間と木村を連続三振に斬ると、左手でグラブをたたき、感情を爆発させた。続く五回、2四球で一死一、二塁のピンチ。菊池に外角低めのカットボールを右前適時打され、同点に追いつかれた。 それでも、六回に福留が勝ち越しソロを放つと、七回は2四球に暴投もからみ二死二、三塁のピンチを迎えたが、田中を152キロの真っすぐで空振り三振。マウンド上で雄叫びをあげた。 9四球を与えるなど、147球を要する苦しい投球ながら、ここぞの場面でバットに空を切らせ12個の三振を奪い7回を1失点で切り抜けた。 八回は福原、九回は呉昇桓とつないで、チームは連敗を3で止めた。藤浪は「7回1失点という結果だけをみればよかったですが、無駄なボール球、無駄なフォアボールがあまりにも多すぎた」と、12勝目にも反省を忘れなかった。
Sep 3, 2015
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藤浪、フォアボールで再三のピンチも12奪三振で七回を1点で抑えました!!福留のホームランで1点差のまま、これでお役ごめんだろう藤浪の投球見てたら涙出てきた。。。。もう1点頼む!!!!! 1アウト1-2塁!!!頼む鳥谷!!!!!! 鳥谷ライト前!!!!満塁!!!!! ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!! マートン!!!頼む!!!!1000本安打記念に、もう一本!!!! ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!! ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!!ワッショイ!! マートン右中間まっぷたつ!!!!走者一掃!!!!!!! マートン!!!!!!!ありがとう!!!!!!大号泣!!!!!! おし!ツーアウト!!福原頼むぞ!!!!! ああああ!!1死2-3塁。。。。 代打・エルドレッド】 空振り三振 よっしゃ!!セカンドゴロ!!!!丸をうちとった!!!!!呉昇桓!!菊池 ライトフライ!松山 三振!!シアーホルツには打たれましたが田中 セカンドゴロ!!!!!勝った!!!!!!!藤浪吼えた!!!福留が放った!!!!マートンの1002本目のヒットは試合を決める走者一掃3点ツーベース!!!これで、勢いが変わる!!!!!!1回表 【丸】 フォアボール 【菊池】 ピッチャー犠打 【松山】 空振り三振 【シアーホルツ】 空振り三振1回裏 【鳥谷】 センターヒット 【上本】 サード犠打 パスボール 【マートン】 センタータイムリーヒット T1-0C 【福留】 ピッチャーゴロ 【ゴメス】 ライトフライ2回表 【田中】 ピッチャーファウルフライ 【野間】 センターフライ 【木村昇】 ピッチャーゴロ2回裏 【今成】 ライト線ツーベース 【伊藤隼】 センターフライ 【鶴岡】 空振り三振 【藤浪】 空振り三振3回表 【會澤】 空振り三振 【福井】 見逃し三振 【丸】 空振り三振3回裏 【鳥谷】 ピッチャーゴロ 【上本】 空振り三振 【マートン】 センターヒット 【福留】 ファーストゴロ4回表 【菊池】 フォアボール 【松山】 フォアボール 【シアーホルツ】 空振り三振 【田中】 フォアボール 【野間】 空振り三振 【木村昇】 空振り三振4回裏 【ゴメス】 ショートフライ 【今成】 空振り三振 【伊藤隼】 フォアボール 【鶴岡】 ライトフライ5回表 【會澤】 フォアボール 【福井】 サードファウルフライ 【丸】 フォアボール 【菊池】 ライトタイムリーヒット T1-1C 【松山】 空振り三振 ランナー丸が三盗(ディレードスチール) 【シアーホルツ】 空振り三振5回裏 【藤浪】 空振り三振 【鳥谷】 セカンドライナー 【上本】 空振り三振6回表 【田中】 センターヒット 【野間】 キャッチャー犠打 【木村昇】 センターフライ 【會澤】 フォアボール 【福井】 セカンドゴロ6回裏 【マートン】 空振り三振 【福留】 ライトソロホームラン T2-1C 【ゴメス】 空振り三振 【今成】 キャッチャーファウルフライ7回表 【丸】 フォアボール 【菊池】 ピッチャー犠打 【松山】 空振り三振 ワイルドピッチ 【シアーホルツ】 フォアボール ランナーシアーホルツが二盗 【田中】 空振り三振7回裏 【伊藤隼】 ライトヒット (代走)大和 【鶴岡】 ピッチャー犠打 【代打・狩野】 デッドボール 【鳥谷】 ライトヒット 【上本】 ファーストファウルフライ 【マートン】 左中間3点タイムリーツーベース T5-1C (投手交代)福井 → 飯田 (代走)俊介 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 ライトフライ8回表 (投手交代)藤浪 → 福原 (守備交代)坂 ファースト 【野間】 ピッチャーヒット 【木村昇】 ライト線ツーベース 【會澤】 ファーストフライ 【代打・エルドレッド】 空振り三振 【丸】 セカンドゴロ8回裏 (投手交代)飯田 → 一岡 【今成】 ライトヒット 【大和】 ファースト犠打 【鶴岡】 ライトヒット 【坂】 見逃し三振 【鳥谷】 見逃し三振9回表 (投手交代)福原 → 呉昇桓 【菊池】 ライトフライ 【松山】 空振り三振 【シアーホルツ】 レフトヒット 【田中】 セカンドゴロ■2015/9/3 試合結果対広島 18回戦 甲子園広|000 010 000|1神|100 001 30x|5勝:藤浪12勝6敗0S敗:福井9勝5敗0SHR:福留ソロ19号広:福井-飯田-一岡神:藤浪-福原-呉昇桓9/4の予告先発神:メッセンジャー中:ネイラー先発藤浪投手 7回 1失点7回1失点という結果だけをみればよかったのですが、無駄なボール球、無駄なフォアボールがあまりにも多すぎました。福留選手 6回裏 ライトスタンド第19号勝ち越しソロホームラン打ったのはスライダー。『スタンドまで届くか、抜けてくれ!』と思いながら走っていました。初回から点が取れていない状況でしたし、ホームランになってよかったです。マートン選手 1回裏 センター先制タイムリーヒット打ったのはフォーク。あの打席で一番大事なことはランナーをかえすことでしたし、とにかくヒットゾーンに飛ばそうと考えていたんだ。打てるボールを逃さず打てましたし、求められている仕事はできたんじゃないかな。(日本通算1000本安打については)1000本のヒットを打てるだけ、長期に渡ってタイガースのユニフォームを着れたことが大きいです。また、それだけのヒットを打つことができたのは、周りの方々の助けがあったからこそだと思っています。自分を使い続けてくれた和田監督、チームメイト、ファンのみなさん、家族、神様のおかげです。まだゲームの途中なので、2打席目以降もチームの勝利に貢献するバッティングができるように集中していきます。(日本語で)ガンバリマス!!四番・福留の一振りで首位死守勝負を決めたのは四番の一振りだった。ただし、それは来日から262試合で四番を張っていたゴメスではなく、阪神移籍後、初めて四番を任された福留。和田監督の決断が“吉”と出た。1対1の同点で迎えた6回一死。そこまで2打席凡退していた福留は、カウント2-1から広島先発・福井のスライダーをとらえて右翼スタンドへ運んだ。「打った瞬間」ではなく、「スタンドまで届くか、抜けてくれ!」と思いながら走っていたそうだが、浜風の吹いていない、ほぼ無風の甲子園も味方してくれた。四番に指名されたのは試合前練習中だったが、「僕は言われた場所でやるだけ」と平常心だった。「ウチの四番はゴメスだから。たまたま調子が上がらなくて、たまたま僕が4番目に座っただけ。オレが四番だという意識で試合に臨んだわけでもない。1、2打席目はちょっとタイミングが合わなかったけど、3打席目に修正できてよかった」さすがは百戦錬磨のベテラン。監督は「ゴメスを外すなら福留しかいない」と言っていたが、それは勝負強さだけでなく、メンタルの強さも評価してのものだろう。7回には二死満塁からマートンの走者一掃二塁打で点差を広げ、福原、呉昇桓の必勝リレーで逃げ切った。2位・ヤクルトにゲーム差なしと迫られ、きょう敗れれば試合のなかったヤクルトに首位の座を譲ることになっていただけに、非常に大きな1勝となった。「形はどうあれ、勝つこと。相手のミスでもらった点だけで勝つのでもいい。きれいさは要らない。9回終わってチームが勝っていればいい。それが9月」福留はこれからの戦いについて、そう言った。来週は巨人、広島との6連戦が待つ。明日からの中日3連戦で弾みをつけて、甲子園に戻って来たい。
Sep 3, 2015
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6戦連続ヒット!鳥谷、千金タイムリーで虎に勢いつけた (セ・リーグ、阪神9-0ヤクルト、20回戦、阪神12勝8敗、28日、甲子園)キャプテンのバットが試合の大勢を決めた。2点目をもたらす適時打に超満員の甲子園は沸きに沸いた。それでもクールな表情を保つところが阪神・鳥谷らしい。セオリー通りの一打も、涼しい顔で振り返った。 「(スライダーを)狙っていたわけではないですけど、甘い球が来たらいこうと」 1-0の五回一死一、二塁。直前の藤浪を四球で歩かせた相手先発・ロマンの心理を読んだ。初球。ストライクを取りに来た甘いスライダーをコンパクトにとらえた。痛烈な打球は右前で弾み、二走がゆっくりと生還。貴重な中押しタイムリーとなった。 「四球で走者をためた場面でしたし、カウントを整えてきたら、初球から積極的にいこうと考えていました」 26日ぶりの本拠地。どれだけ、慣れ親しんだ“庭”でも、試合前練習では繰り返しノックを受ける姿があった。その真意を明かしたのは、今春のキャンプ中。阪神園芸関係者に好みのグラウンドコンディションについて聞かれ、「どんなグラウンドでも対応するのがプロだと思いますから」と返答したという。与えられた環境でベストを尽くすための努力を怠らない。それが、背番号「1」のポリシーだ。 「どの試合も大事なので、頑張ります」。シーズン佳境に入り、そう語っていたチームリーダー。これで6試合連続安打。出塁となれば12試合連続だ。1番打者として、求められる役割をしっかりと果たしている。聖地で勝負強さ復活!虎・ゴメス、11戦ぶり打点「スイングよかった」 (セ・リーグ、阪神9-0ヤクルト、20回戦、阪神12勝8敗、28日、甲子園)意地の打球が一、二塁間へと転がった。白球が外野へ抜けると、まずは一塁ベンチが総立ちだ。仲間のガッツポーズを受け取った阪神・ゴメスは、一塁上で思わずニヤリ。悩める主砲に、ようやく笑みが戻った。 「フルカウントだからボールをしっかりみて、ストライクゾーンだけ打とうと考えたよ。適時打になってよかったね」 五回だ。鳥谷のタイムリーで1点を追加し、2-0としてなおも二死満塁。ヤクルトを突き放す一打は、不振の4番が放った。外角高めの直球に食らいつき、右前へ2点打。4-0とリードを広げた。直前にはカウント2-2で高めの釣り球にバットが出た。空振りを取られてもおかしくなかったが、ハーフスイングの判定はセーフ。生き残ったG砲は、集中力を次の球にぶつけた。 「きょうはボールが見えていたし、スイングもよかったと思う」 前向きな言葉は何日ぶりだろう。前日27日の広島戦(マツダ)まで、自己ワーストの10試合連続打点なし。この間は打率・139と、どん底で夏の長期ロードを終えた。得点源がことごとく好機を潰す。首位に立つ虎の悩みの種だった。 甲子園に戻ったこの日、助っ人は遅れてグラウンドに現れた。オマリー打撃コーチ補佐と、クラブハウスで話し込んでいた。同コーチは「ディスカッションだよ。打席で考えすぎて、混乱してしまっていたから」と明かした。迷いから反応が遅れ、ミートポイントを見失ったことが深みにはまった原因だ。まずは体よりも頭の中。気持ちを整理したことも、結果につながった。 和田監督は「次につながるとまでは言わないが、4番に打点がつくと精神的にも落ちつくし、少し楽になる。得点圏で、なんとしても打つという気持ちを出してほしい」と、この一打をきっかけに復活を願った。これで許されるはずはないが、それは本人も自覚していることだ。 「このカードの重要性は分かっている。仕切り直しだと思いたいね」 自身のバットが湿って連敗した後、快勝に貢献した。この一戦を分岐点にしたい。適時打を放ったゴメスについて阪神・関川打撃コーチ「何とかしたいという気持ちが出ていた。そういうところに頼もしさを感じた。これからは結果だからね」データBOX ◎…阪神・ゴメスは8月15日のヤクルト戦(神宮)から10試合連続で打点がなかったが、11試合ぶりに打点を挙げた。ゴメスの10試合連続打点なしは来日後、自身ワーストで、それまでのワーストは今季記録した9試合打点なしこれはすごい!阪神・今成、超美技で11勝の藤浪アシスト (セ・リーグ、阪神9-0ヤクルト、20回戦、阪神12勝8敗、28日、甲子園)阪神・今成の美技が先発・藤浪を救った。四回一死一塁だ。強烈な打球に素早く反応すると、体勢を崩しながらもキャッチ。すかさず二塁へ送球して、併殺を完成させた。 「1点差だったし、ランナーも川端だったので、(打球を)抜かれたくなかった。ラインよりに守っていた。迷ったんですけどね」 藤浪が川端に初安打となる中前打を許した直後だった。連打を許せばリズムを崩してもおかしくない状況。三塁線に飛んだ打球に、ライン際に体をもぐりこませ、グラブを打球の正面に入れる。抜ければ長打コース、同点もありえた場面で虎党の悲鳴を歓声に変えた。藤浪もこの日のターニングポイントにあげた、重要なプレーだった。 昨季までは捕手登録だったが、出場機会を求めて三塁での出番が増えた。今季からは内野手登録。高代作戦兼内野守備走塁コーチに「(ゴールデングラブ賞を)獲れる、獲れる」と言わしめたほど守備のセンスは高い。コンバートしたことを感じさせないほどだ。 持ち味の打撃も好調。4試合ぶり今季13度目のマルチ安打を記録した。二回には無死一、二塁で左前打し、満塁に好機拡大。伊藤隼の先制犠飛につなげた。六回先頭ではまたも左前打。4点リードの七回一死満塁では一、二塁間深くに打球を転がし、打点も挙げた(記録は二ゴロ)。 「いい投手が出てきたら、自分の調子がよくても打てないこともある。1日1日、ベストのプレーができるよう考えています」 ライバル・新井との併用が続くが、2人の競り合いが、Vを争うチームにとってはプラスの刺激となる。攻守でもり立てて、貢献する。阪神・伊藤隼、先制点もぎ取った!「最低限の仕事はできた」 (セ・リーグ、阪神9-0ヤクルト、20回戦、阪神12勝8敗、28日、甲子園)2試合連続先発出場の阪神・伊藤隼が貴重な先制犠飛を放った。二回、無死満塁でロマンのチェンジアップをとらえると、飛距離十分の右犠飛だ。 「最初のチャンスだったので、積極的かつ冷静に打席に立った。なんでもかんでもいくわけではないけど、対策をとって最低限の仕事はできたと思います」 中堅手のレギュラー争いはルーキー江越が制したかに思えたが、打撃不振で背番号「51」にもチャンスがめぐってきた。和田監督も「いい形でチームに貢献してくれた。バッティングの状態もいいね」と評価した。 「(レギュラーを)考えると、変な力みが出てしまう。ベストのパフォーマンスができるよう、しっかり準備して試合に臨みたい」 五回先頭の第2打席では四球で出塁し、2点目のホームを踏んだ。結果を残し、Vを争うチームに活気をもたらす。阪神・上本、広島戦以来のスタメン出場で2安打1打点 (セ・リーグ、阪神9-0ヤクルト、20回戦、阪神12勝8敗、28日、甲子園)骨盤の一部の亀裂骨折から26日に1軍復帰を果たした阪神・上本が「2番・二塁」で4日の広島戦(マツダ)以来のスタメン出場。2安打1打点と活躍した。「別に…」と試合後は多くを語らなかったが、5点リードの八回二死二塁では中前適時打。和田監督は「スイングもいいし、状態もよかった。上本が戻ってきて、作戦でも幅ができるのでね」と期待を寄せた。 一回に中前打で出塁した直後には結果的に失敗も、盗塁も試みた。選手会長の帰還がチームに勢いをもたらしそうだ。虎・マートン、日本通算1000安打まであと4「ガンバリマス!」 (セ・リーグ、阪神9-0ヤクルト、20回戦、阪神12勝8敗、28日、甲子園)阪神・マートンが二回無死一塁で、ヤクルト・ロマンから左前打を放ち、伊藤隼の先制犠飛につなげた。首位攻防戦の初戦を快勝し「うれしかった。よかったよ」とニッコリ。日本通算1000安打にあと「4」とした。残りの試合にも「(日本語で)毎日、練習、ガンバリマス!」と力こぶをつくった。阪神・俊介、2点二塁打で今季初打点!「たまたまです」 (セ・リーグ、阪神9-0ヤクルト、20回戦、阪神12勝8敗、28日、甲子園)八回に控え組の活躍でヤクルトを突き放した。二死一、二塁で阪神・俊介が右中間へ2点二塁打。「たまたまです。いいところに飛んでくれました」。今季初打点を挙げると、坂も中前適時打で続いた。「1本出てよかったです」。守備固めで出場していた2人が、バットでも貢献した。阪神・ゴメスが久々打点「適時打になってよかった」 (セ・リーグ、阪神-ヤクルト、20回戦、28日、甲子園)阪神のゴメスが五回に14日以来、11試合ぶりの打点を挙げた。2-0となってなおも2死満塁。フルカウントからしぶとく右前にはじき返して2点適時打とし「ストライクゾーンに来た球だけを打ちにいこうと考えていた。適時打になってよかった」と安堵した。 15日から前日までの10試合は、36打数5安打と苦しんだ。それだけに、この一本を復調へのきっかけにしたいところだ。(共同)
Aug 28, 2015
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藤浪がセリーグ最強打線を3安打完封!!山田、畠山は完全に打ち取りました!!!打線も爆発!ゴメスにも打点がつきました!!上本、俊介、坂のタイムリーもあって、9-0!!ロード終わって最高の試合でした!!!!1回表 【三輪】 ショートライナー 【川端】 ファーストゴロ 【山田】 空振り三振1回裏 【鳥谷】 レフトフライ 【上本】 センターヒット 【福留】 見逃し三振 ランナー上本が二盗アウト 【ゴメス】 途中終了2回表 【畠山】 ショートライナー 【雄平】 空振り三振 【今浪】 空振り三振2回裏 【ゴメス】 サードゴロ(エラー) 【マートン】 レフトヒット 【今成】 レフトヒット 【伊藤隼】 ライト犠牲フライ T1-0S 【鶴岡】 ピッチャーゴロ 【藤浪】 空振り三振3回表 【ミレッジ】 空振り三振 【中村】 サードゴロ 【ロマン】 サードゴロ3回裏 【鳥谷】 見逃し三振 【上本】 空振り三振 【福留】 センターフライ4回表 【三輪】 ファーストゴロ 【川端】 センターヒット 【山田】 サード併殺打4回裏 【ゴメス】 セカンドゴロ 【マートン】 ライトフライ 【今成】 セカンドゴロ5回表 【畠山】 空振り三振 【雄平】 セカンドフライ 【今浪】 セカンドヒット 【ミレッジ】 ショートゴロ5回裏 【伊藤隼】 フォアボール 【鶴岡】 セカンドゴロ 【藤浪】 フォアボール 【鳥谷】 ライトタイムリーヒット T2-0S 【上本】 見逃し三振 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 ライト2点タイムリーヒット T4-0S 【マートン】 センターフライ6回表 【中村】 フォアボール 【代打・武内】 空振り三振 【三輪】 セカンドゴロ 【川端】 センターフライ6回裏 (投手交代)ロマン → 中澤 【今成】 レフトヒット 【伊藤隼】 見逃し三振 【鶴岡】 ライトヒット 【藤浪】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 セカンドゴロ7回表 (守備交代)大和 センター 【山田】 空振り三振 【畠山】 サードゴロ 【雄平】 レフトファウルフライ7回裏 (投手交代)中澤 → 古野 【上本】 フォアボール 【福留】 ライトヒット 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 ショートゴロ 【今成】 セカンドゴロ T5-0S 【大和】 ライトフライ8回表 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)坂 ファースト 【今浪】 レフトヒット 【ミレッジ】 ショートゴロ 【中村】 見逃し三振 【代打・ユウイチ】 ショートゴロ8回裏 (投手交代)古野 → 松岡 【鶴岡】 サードヒット 【藤浪】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 ショートフライ 【上本】 センタータイムリーヒット T6-0S 【福留】 フォアボール (代走)江越 【俊介】 右中間2点タイムリーツーベース T8-0S 【坂】 センタータイムリーヒット T9-0S 【今成】 ファーストゴロ9回表 【三輪】 レフトフライ 【川端】 セカンドゴロ 【山田】 ショートゴロゴメス選手 5回裏 ライト2点タイムリーヒット打ったのはストレート。フルカウントだったからボールをしっかりと見て、ストライクゾーンに来たボールだけを打ちにいこうと考えていたんだ。タイムリーになってよかったよ!鳥谷選手 5回裏 ライトタイムリーヒット打ったのはスライダー。フォアボールでランナーをためた場面でしたし、カウントを整えてきたら初球から積極的に打ちにいこうと考えていました。それがいい結果につながったと思います。伊藤隼選手 2回裏 ライト先制犠牲フライ打ったのはチェンジアップ。積極的な気持ちを忘れず、かつ冷静さも心掛けて打席に入りました。3塁ランナーをかえせましたし、最低限の仕事はできたかなと思います。自分としては1打席1打席に必死です。2打席目以降も頑張ります。
Aug 28, 2015
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「ランディを援護しよう!」阪神・福留、メッセ救った男気2打点 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)まるで前日の再現VTRのようだった。福留が2試合連続で一回に先制打。またも最初のチャンスをきっちりとものにした。 「1、2番がいい感じで回してくれたし、僕はただ、その中で打たせてもらっただけ」 先頭の鳥谷が四球を選び、大和の犠打で一死二塁。福留はカウント0-2と追い込まれたが、モスコーソの外角チェンジアップに食らいついた。バットの先でチョコンと拾った打球は、二塁・山下幸の頭上をフラフラと越え、右前に落ちた。 前日22日も、一回に同じ場面で右中間に適時二塁打。この日は会心の一打とはいかなかったが、しぶとい当たりで二走・鳥谷をかえした。 「最近、ランディ(メッセンジャー)をまったく援護できていなかったので、どんな形でもランナーをかえしたいと思って打席に入った」 有言実行だった。試合直前に、ベンチ前で組まれた円陣。その中心で、福留の声が響いた。 「きょうはランディを援護しよう!!」 先発のメッセンジャーは、ここまで8月未勝利。中4、5日でフル回転しながらも勝ち星に恵まれていなかった。今月に入り、打線は助っ人右腕が投げている間、4試合で計3点しか取れていなかった。 「自分が言ったのに援護できなかったら申し訳ない。できてよかった」 安堵の表情で振り返ると「(メッセは)どんどんマウンドに上がって投げてくれている。少しでも楽に投げさせてあげたいと、野手陣はみんな思っていた」と続けた。 まさに“男・福留”。2-0の五回には二死満塁から押し出しの四球で貴重な追加点も奪い、打点はチーム単独トップの61だ。「あわてることなく打席に立てた。いい四球が取れてよかった」。 18本塁打とともにチーム2冠の3番打者に、和田監督も「福留の選球眼と顔で取った1点だった」と最敬礼した。 お立ち台で「嫌な感じで帰ってきたけど、ホームの後押しをもらうことができました」とファンの応援に感謝した福留。東京ドームでの3連敗を取り返す、3連勝。勝負強い打撃で、これからも投手陣を助けていく。 データBOX 福留が打点を挙げた今季40試合で、チームは26勝14敗と大きく勝ち越し。後半戦以降は10試合9勝1敗と、さらに勝率が上がる技あり8号!虎・マートン、今季初右腕撃ち弾「うまく反応できた」 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)角度がついた打球は失速することなく伸びた。吸い込まれるように左翼スタンドへ。マートンが虎党から歓声のシャワーを浴びながら、ダイヤモンドを一周した。 「打った瞬間は(入るか)わからなかった。ボールが手元にきて、うまく反応できたよ」 1-0の四回二死無走者から、4試合ぶりの8号ソロ。モスコーソの内角高めのチェンジアップを、きれいに肘をたたんで弾き返した。一回の福留の先制打の後は、打者10人連続で抑えられていただけに、嫌な流れを吹き飛ばす貴重な追加点となった。 「自分の状態もいい感じだったし、いい球がきたら、たたこうと思っていた」 今季8発目にして、右投手からの本塁打は初めてだった。14本塁打の昨季は、左右関係なく7発ずつ。右投手の内角球に対し、体が開くことなく瞬時に反応した一打は、さらに復調を印象づけるアーチとなった。 これで打率・295と3割は目前。8月の月間打率は・389だ。それでも、「決めるところは決めてくれているし、状態が悪くても、ヒット、本塁打にして、という感じが今はある」と和田監督。指揮官の目には、まだ本調子ではないと映っているが「本塁打より、打てなかった3打席の方が頭にあって、これから黙々と反省会をすると思うよ」と、さらなる活躍に期待を寄せた。 チームは京セラドームでの主催試合12連勝としたが、M砲にとっても大得意の球場だ。打率・412(34打数14安打)の今季を「風の影響がないから、しっかりたたけば飛んでいくからじゃないかな」と自己分析。京セラドームで今季はもう試合がないのは残念だが、ここで描いた上昇カーブを、終盤戦のさらなる猛打につなげる。阪神・マートンが貴重な一発「ランディへの援護点になった」 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)阪神打線は、8月未勝利のメッセンジャーを援護するのに必死だった。 一回は1死二塁で、福留が右前に2日連続の先制打。「試合前の円陣で、ランディ(メッセンジャー)に援護できずに申し訳ないと率先して言ったので、何とか打たないとかっこわるいと思っていた」と安堵した。四回にはマートンが左越えに8号ソロ。貴重な一発に「最近援護できていないランディへの援護点になった」と喜んだ。 チーム一丸の姿勢に、和田監督も「みんなが口にしていた。早く先に点を取ってやるという気持ちでやっていた」とうなずいた。(共同)藤井(メッセンジャーに)「全部よかった。切れ切れだった」阪神・中西投手コーチ(メッセンジャーに)「久々に力みなく投げられた。京セラの(マウンドの)傾斜も合っていた」阪神・鳥谷、先制足がかり「点になってよかったです」 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)鳥谷が一回先頭で四球を選び、福留の先制打の足がかりをつくった。「点になってよかったです」。前日も自身が一回に安打を放って福留がかえしていただけに、「点の取り方としてはよかったと思います」と満足げだ。守備でも三回二死一塁で、乙坂の三遊間深くの打球に追いつくと、落ち着いて二塁に送球。一塁走者が投手のモスコーソということを考えた冷静な判断で、しっかりアウトを奪った。阪神・大和、先制劇つなぐ犠打!死球受け悶絶も「大丈夫です」 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)阪神・大和は2点リードの五回二死一、三塁で死球を受けて、悶絶。試合後は「大丈夫です。ラッキーでした。(当たったのは)肘ですね。投げた瞬間当たると思って」。脇腹に当たる直前、エルボーガードをつけた左肘で守ったため、大事にならなかった様子。この死球の後、福留が押し出し四球を選んで、貴重な3点目。一回無死一塁でも犠打を決めて先制劇につなげるなど、しぶい働きを見せた。
Aug 23, 2015
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勝てない8月に終止符!メッセ、奪11Kショーで虎再加速3連勝 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)ありがとうメッセ、謝らんといて! 阪神は中4日で先発したランディ・メッセンジャー投手(34)がDeNA打線から11三振を奪い、8回1失点。8月初勝利の8勝目を挙げ、チームを同一カード3連勝、リーグ最速60勝に導いた。2位巨人に喫した3連敗の悪夢もこれで一掃。ナイターで敗れたGとのゲーム差も2・5に広げ、もう、虎は止まらん! 3連敗後の3連勝! 悪夢を忘れさせてくれる虎の再進撃に京セラドームは沸きに沸く。その真ん中で、お立ち台のメッセンジャーはぐるり360度を見渡すと、立役者ならぬ言葉を発した。 「スイマセン…。ヒサシブリネ」 第一声は、日本語での“お詫び”だった。7月26日のDeNA戦(甲子園)で7勝目を挙げて以来、打線の援護にも恵まれず4試合、1カ月も白星から見放されていた。 同一カード3連敗を喫した18-20日の巨人戦(東京D)では先陣を託されながら、3回1/3を5失点で今季最短KOの10敗目。「連敗のキッカケを作ってしまった。悔しい気持ちがあった」-。 強い責任感とともに上がった、今季5度目の中4日のマウンド。最速150キロの速球と110キロ台のカーブの緩急を駆使し、七回までわずか1安打。打っても2-0の五回二死無走者から必死に走って遊撃内野安打を放ち、3点目のホームを踏むなど投打でハッスルした。8回108球、無四球で3安打1失点。8勝目を挙げ、チームを2008年以来のリーグ60勝一番乗りへ導いた。 和田監督は「変なリキみがまったくなかった。ナイスピッチング」と絶賛。決意を秘めた登板ながら、力で無理にねじ伏せにいく最近の姿はなかった。そこには、ある“儀式”が隠されていた。 東京ドームから京セラドームへ荷物が運び込まれたロッカールームで、球団関係者に告げた。 「このスパイク、グラブは、おさらばだ。もう使わないよ」 1メートル98、121キロの巨体を丸めてグラブ、スパイクなどをバッグにしまうと、すべての野球道具を一新した。 「前回(巨人戦)のことは、しっかりと切り替えたよ。きれいさっぱり忘れて、マウンドに上がることができた」 登板前日には自ら道具を磨き、ロッカーを私服にいたるまで整理する繊細さを持つ。そんな男が負の流れを断ち切るべく、身も心も新たなスタートを切っていた。 四回からは、筒香らを4者連続三振に仕留めるなど11奪三振。来日6年目で通算894奪三振とし、スタンカ(南海など)を抜いて外国人投手歴代3位にも浮上した。 「うれしいよ。ただ、本当に(名前を)覚えてもらうためには、優勝するチームで投げるということだね」 見すえるのは、頂点のみ。「失いかけた流れを引き戻せた。きょうの1勝でどんどん乗っていきたい」。貯金は再び今季最多タイ8。広島に敗れた2位巨人とのゲーム差を2・5に広げた。残り30試合。ピカピカの野球道具とともに、助っ人右腕が輝くVロードを進む。 (柏村翔)メッセンジャーについて阪神・中西投手コーチの話「リキみがなかった。京セラドームの(高い)マウンドの傾斜が合っていた。もう(中4日は)ないかな。これまでは(涼しい)ドームが続いていたから」★家族も大喜び!! メッセンジャーがお立ち台から誇らしげに手を振った。バックネット裏の席で妻・ベネッサさんと4人の子どもたちが「ダディー!! ダディー!!」と手を振っていたからだ。パパは「ヒーロー(インタビュー)のときは家族が喜んでくれるからね。子どもたちがいつも(お立ち台に)上がることを期待してくれている。きょうはそれができてよかったね」と1カ月ぶりの“晴れ舞台”に満面の笑みだった。阪神・メッセ、1カ月ぶり8勝目に「スミマセン、ヒサシブリネ」 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)阪神のランディ・メッセンジャー投手(34)が7月26日のDeNA戦(甲子園)以来となる白星で8勝目(10敗)。四回には三者連続空振り三振に取るなど、今季5試合目となる2桁奪三振(11三振)をマークし、3安打1失点と上々の内容だった。 メッセンジャーは立ち上がりからボールが走り、ストレート、カーブ、フォークとあらゆる球種で三振の山を築き、DeNA打線を手球に取った。前回18日の巨人戦(東京ドーム)では、今季最短四回途中5失点でKO。中4日での登板となったが、中西投手コーチが試合中に「京セラドームのマウンドの傾斜があってる。気持よく投げている」とコメントしたとおり、ご機嫌な投球を見せた。 六回には、一死走者無しから松本のゴロを一塁手・ゴメスがさばくも、ベースカバーに入ったメッセンジャーへの送球が悪く、失策で出塁を許した。しかし、続く乙坂を落ち着いて空振り三振に斬ると、捕手・藤井がランエンドヒットで飛び出した一走を二塁で刺し、“イライラ”メッセンジャーは顔を覗かせなかった。3点リードの八回、二死二塁から嶺井に適時打を浴び1点を失うも、続く代打・宮崎は空振り三振で締めた。 久々の勝利にメッセンジャーは日本語で「スミマセン、ヒサシブリネ」とファンにあいさつすると、「孝介さんが幸先良く点も取ってくれたので、チーム全体で勝ち得た勝利だと思います」と、ともにお立ち台に上がった福留に感謝した。先制打を放った福留が「ずっとランディーに申し訳ないことばっかりしている。なんとかして勝ちたいと率先して言っていたんで、なんとか打たないと格好悪いなと頑張りました」と言い、その言葉を通訳から聞いた助っ人は笑顔に。次回登板は本拠地・甲子園の予定。「甲子園で投げるのが最高なので、早く甲子園で投げたい。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。スタンカ抜いた!虎・メッセ、通算894奪三振 外国人投手歴代3位 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)阪神は中4日で先発したランディ・メッセンジャー投手(34)がDeNA打線から11三振を奪い、8回1失点。8月初勝利の8勝目を挙げ、チームを同一カード3連勝、リーグ最速60勝に導いた。 阪神の貯金8は今季最多タイ。今季の3連勝は10度目で、最長は6月16-28日と8月8-14日に記録した6連勝 阪神のリーグ60勝一番乗りは2008年(シーズン最終順位は2位)以来7年ぶり通算8度目。過去7度のうち、リーグ優勝は1962、85、03、05年の4度(優勝確率は57・1%) メッセンジャーは今季5度目の2桁奪三振。11奪三振で通算894奪三振とし、外国人枠が採用された1952年以降ではスタンカ(南海など)の887を抜く外国人投手歴代3位に浮上。1位は郭源治(中日)の1415 今季メッセンジャーの中4日は5試合で2勝2敗、防御率2・73。中5日は10試合で2勝6敗、防御率3・58。中6日以上は4試合で3勝1敗、防御率2・00(シーズン初先発は除く)虎・呉昇桓、セ・トップ快走38S!助っ人最多Sまで「あと3」 (セ・リーグ、阪神3-1DeNA、22回戦、阪神13勝9敗、23日、京セラドーム大阪)もう“後遺症”はない。淡々と3人で封じて、試合を締めた。阪神・呉昇桓(オ・スンファン)がリーグトップの今季38セーブ目をマーク。2年連続のタイトル穫りへ、2位・山崎康(DeNA)に6差をつけた。 「球速に関しては気にしていない。球場によって、スピードガンの出方は違うから」 最速は144キロ止まりながら、仕事はパーフェクト。2点リードの九回にマウンドに立ち、任務を遂行した。先頭の乙坂を1球で投ゴロに仕留めると、山下幸も外角133キロのツーシームで二ゴロ。最後の梶谷は直球で詰まらせ、左飛に打ち取った。 今季、試合前の時点で左打者に被打率・310(116打数36安打)と苦戦していたが、この日は、別人。外角にツーシーム、フォークを集めて、左3人を翻弄した。自身の昨年のセーブ数(39)にリーチをかけ、2008年にクルーン(当時巨人)が刻んだ助っ人最多のシーズン41セーブは射程圏内だ。 「3連敗しても3連勝しても雰囲気はいい形でプレーできている。1試合、1試合の雰囲気を変えれば、1年間通すと苦しい。常に同じ雰囲気でやるのが大事なんだ」 18日からの巨人戦(東京D)で3連敗した。自身も20日に同点の九回無死満塁で緊急リリーフし、サヨナラ打を食らった。今カード初戦の23日はセーブを挙げたものの、被弾。引きずっているのか…。そんな一抹の不安をかき消した。目の前の一戦に全力を注ぐため、常に心をリセットし続けることができる。それが、韓流守護神の強みだ。 「アサッテハ、タイフウ!!」 次の戦いに向け、冗談交じりな日本語を口にし、帰りのタクシーに乗り込んだ。ペナントレースが佳境に突入したいま、輝きは増している。呉昇桓の巨人戦サヨナラ負けVTR 8月20日の東京ドーム、先発の藤浪が好投したが、1-1の九回に無死満塁のピンチを招き、呉昇桓がスクランブル登板。片岡を一飛に斬ったが、続く坂本に左中間に弾き返された。今季2度目のサヨナラ打を浴び、チームも痛恨の同一カード3連敗。「準備はしっかり出来ていた。残念です」と責任を背負い込んだ。
Aug 23, 2015
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すばらしい投球でした!!8月に入ってから、なかなか勝てず。。。今回は、本当に、安定していて、崩れる感じがまったくしませんでした。これで調子に乗って、巨人を引き離して欲しい!!メッセンジャーなしでは、優勝は考えられません!!福留、マートンと、チーム一丸でメッセンジャーに勝ち星を!!この勝ちは、ほんとうに価値があります!!!京セラドームは、今シーズン負けなしの9連勝!!もう、今年はありませんが、この勢いを甲子園でも続けましょう!!!1回表 【乙坂】 セカンドゴロ 【山下幸】 空振り三振 【梶谷】 サードゴロ1回裏 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 ピッチャー犠打 【福留】 ライトタイムリーヒット T1-0DB 【ゴメス】 ショートライナー 【マートン】 センターフライ2回表 【筒香】 見逃し三振 【ロペス】 セカンドゴロ 【バルディリス】 サードファウルフライ2回裏 【今成】 空振り三振 【江越】 空振り三振 【藤井】 ライトフライ3回表 【飛雄馬】 ピッチャーゴロ 【嶺井】 空振り三振 【モスコーソ】 センターヒット 【乙坂】 ショートゴロ3回裏 【メッセンジャー】 キャッチャーゴロ 【鳥谷】 空振り三振 【大和】 見逃し三振4回表 【山下幸】 空振り三振 【梶谷】 空振り三振 【筒香】 空振り三振4回裏 【福留】 レフトフライ 【ゴメス】 ライトフライ 【マートン】 レフトソロホームラン T2-0DB 【今成】 セカンドゴロ5回表 【ロペス】 空振り三振 【バルディリス】 センターフライ 【飛雄馬】 空振り三振5回裏 【江越】 見逃し三振 【藤井】 空振り三振 【メッセンジャー】 ショートヒット 【鳥谷】 ライトヒット 【大和】 デッドボール 【福留】 フォアボール T3-0DB 【ゴメス】 レフトフライ6回表 【嶺井】 センターフライ 【代打・松本】 ファーストゴロ(エラー) ランナー松本が二盗アウト 【乙坂】 空振り三振 (投手交代)モスコーソ → 平田6回裏 【マートン】 ピッチャーゴロ 【今成】 見逃し三振 【江越】 空振り三振7回表 【山下幸】 サードフライ 【梶谷】 ショートライナー 【筒香】 ファーストゴロ7回裏 (投手交代)平田 → 福地 【藤井】 ショートゴロ 【メッセンジャー】 セカンドゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 キャッチャーファウルフライ8回表 【ロペス】 レフト線ツーベース 【バルディリス】 空振り三振 【代打・下園】 サードゴロ 【嶺井】 レフトタイムリーヒット T3-1DB 【代打・宮崎】 空振り三振 (守備交代)白崎 ショート (投手交代)福地 → 三上8回裏 【福留】 セカンドフライ 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 セカンドライナー9回表 (守備交代)俊介 レフト (投手交代)メッセンジャー → 呉昇桓 (守備交代)坂 ファースト 【乙坂】 ピッチャーゴロ 【山下幸】 セカンドゴロ 【梶谷】 レフトフライマートン選手 4回裏 レフト第8号ソロホームラン打ったのはチェンジアップ。いいホームランだったんじゃないかな。完璧なコンタクトではなかったけれども、浮いてきたボールを逃さず叩けたし、チームとして2・3回を抑えられていた中での追加点だったし、最近援護できていなかったランディへの援護点になったからね。打ててよかったよ。福留選手 1回裏 ライト先制タイムリーヒット打ったのはチェンジアップ。最近ランディを全く援護できていなかったので、どんなかたちでもランナーをかえしたいと思って打席に入りました。少しでもランディにとっていい展開で投げてもらいたいですし、先に点を取れたことはよかったと思います。メッセの力投に打線が応えて3連勝!先発・メッセンジャーが8月初勝利を挙げた。前回登板した18日の巨人戦は、4回途中5失点でKO負けを食らったが、それまでの3試合はゲームを作っており、打線の援護さえあれば…という内容。きょうの8回3安打1失点も、驚くべきものではない。7回までわずか1安打投球。四球もなくスイスイと投げていた。唯一の失点は8回。先頭のロペスに二塁打を許し、二死後、嶺井にタイムリーを浴びた。「ロペスに投げた1球は高く入ったけれど、それ以外は低く集められた。状態はよかったし、藤井さんといいリズム、いいテンポで投げられました」そんなメッセンジャーを勝たせようと、打線も奮起。初回に福留のタイムリーで1点を先制すると、4回にはマートンの8号ソロで加点。5回は二死満塁から福留が押し出し四球を選んで3点目を挙げた。決して大量援護ではなかったけれど、きょうのメッセンジャーには3点で十分だった。「東京ドームでは気合が入り過ぎて、力でねじ伏せようとしていたが、きょうは変な力みがなく、真っすぐは伸びがあったし、カーブもよかった。今シーズンは中4日が何試合かあったけど、きょうはフォームに気を付けながら投げていて、スピードガン以上に生きた球が行っていた。ここはマウンドが高いから、それをうまく利用して、角度のある真っすぐを…」試合後の和田監督は、メッセンジャーへの賛辞が止まらなかった。東京ドームで3連敗を喫し、このまま失速するのではと心配されたが、ホームに帰って3連勝。巨人には9月の甲子園でやり返すとして、すぐに星を戻せたのは大きい。「あんなやられ方をして、引きずりがちなゲームだったけど、選手たちはそれを振り払ってやってくれた。一戦一戦、いい切り替えができている」指揮官は選手たちのメンタルの強さに手応えを感じたようだ。火曜日からは広島と敵地で3連戦。それが終われば、本拠地・甲子園に帰ってくる。きょう11個の三振を奪い、通算奪三振数でスタンカ(元南海、大洋)を抜いて助っ人史上単独3位に躍り出たメッセンジャーは、きょうの勝利と記録達成を振り返りつつ、先を見据えた。「個人的には3連敗のきっかけを作った悔しい負けを断ち切れたし、チームとしては失いかけた流れを取り戻せた。この流れを広島から帰ってくるまで続けたい。(記録は)うれしいけれど、本当に覚えてもらう選手になるには、優勝するチームで投げられるようにしたいね」和田監督は「残り試合は全部、勝つ気持ちで投げてほしい」とメッセンジャーにエールを送ったが、もちろん本人もそのつもりだ。
Aug 23, 2015
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安定感増す第5の男!阪神・岩崎、5連敗から大変身“3連笑” (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)いつものようにひょうひょうとした表情で打者を次々に斬った。岩崎が落ち着いたマウンドさばきでDeNA打線に的を絞らせなかった。独特のフォームから腕をしならせ、テンポよく投げ込んだ。 「自分は1つも負けられないという気持ち。あと“借金が2つ”あるので結果を残していかないといけない」開幕5連敗後の自身初の3連勝。昇り調子の左腕は、借金完済に意欲をみせた。1-0の二回無死満塁のピンチで踏ん張った。一死後、高城に押し出し四球で同点にされたが、女房役の藤井から「窮屈になるなよ!! どんどん来い!!」と鼓舞された。「点の取られ方が悪かった。気持ちが逃げていた。藤井さんが励ましてくれました」。気合を入れ直して、後続をピシャリ。七回にバルディリスに左翼へソロを浴びたが、この回を最後まで投げきり、7回4安打2失点。今季初の中5日での先発は88球の省エネ投球だった。 鳥谷とともに招かれたお立ち台で、試合中には見せることのないとびきりの笑顔を浮かべた。岩崎家はもともと大のヤクルトファンだったが、岩崎が阪神に入団してから、一家で虎党にくら替え。祖母・政子さんは球団マスコットのトラッキーがお気に入りとあり、ヒーロー賞を獲得すればもらえるぬいぐるみを静岡の実家に送ることをモチベーションにしていた。今季3勝目はうれしい本拠地初勝利。欲しかったヒーロー賞を無事ゲットした。 8月は4試合で3勝1敗、防御率1・42。前カードの巨人3連戦(東京D)ではメッセンジャー、能見、藤浪の3本柱を立てて3連敗。苦しい時期にローテ5番手の独り立ちは頼もしい限りだ。和田監督は「しっかりとゲームを作ってくれた」とたたえた。 岩崎は「優勝を目指して1つ1つ勝てるように頑張ります」と控えめに優勝を誓った。遅れてやってきた孝行息子が和田阪神を救う。 (柏村翔)岩崎とバッテリーを組み、3戦3勝の阪神・藤井「いつも通りだった。(七回にバルディリスに)ホームランを打たれて代えられると思ったけど、よくあの回を投げきった。岩崎はカッコ良かった」阪神・岩崎、押し出し後に立ち直る「もう一つも負けられない」 (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)阪神・岩崎が7回を2失点にまとめ、2年目で初の3連勝を記録した。1-0の二回に制球が乱れ、1死満塁から押し出し四球。その後は「チェンジアップをうまく使って修正できた」と言うように、立ち直った。 8月に入ってからは安定感が際立ち、先発5番手の座を手中に収めた。優勝争いが続く今後の戦いへ「自分自身、もう一つも負けられない気持ちでいる。まだ(自らの)借金が二つあるし、返していきたい」と意気込んでいた。(共同)阪神が首位キープ! 岩崎は3勝目もお立ち台で苦笑い… (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)阪神は、先発の岩崎優投手(24)が7回4安打2失点の好投で自身初の3連勝。打っては鳥谷敬内野手(34)が3安打3打点を挙げるなど7-2で快勝し、首位をキープした。 岩崎は一回を三者凡退で締めるも、二回に筒香、ロペスに連打、さらにバルディリスには右手首への死球で無死満塁としてしまう。白崎を三振に取るも、高城に押し出し四球で同点を許したが、後続を抑え1失点で切り抜けた。 その後は六回まで打たせて取る投球で1安打に抑えたが、七回に先頭のバルディリスに内角やや低めの球を左翼席に運ばれ、4-2とした。それでも後続を3人で退け、7回88球2失点でマウンドを降りた。 インタビュアーに立ち上がりは素晴らしかったのではと問われた岩崎は、「そうですね。ちょっと、立ち上がりですか…」と言うと、二回の無死満塁を思い出したのか「ちょっと点の取られ方が悪かったので、次の反省として生かしたい」と苦笑い。女房役の捕手・藤井が励ましてくれたことを明かしながら「気持ち引いてしまった部分もあるんですけど、藤井さんの一言で打者と勝負することが出来ました」と感謝した。3勝目を挙げた2年目左腕は「いいところと悪いところが出たと思う。でも、こういう内容でも勝たせてもらったので、また自分自身乗っていけるように頑張っていきます」と今後への決意を力強く語った。和田監督(四回の鳥谷の勝ち越し2点二塁打に)「あそこで取れないと岩崎も苦しくなっていた。狙い澄ましたように配球を読んで打った。さすが鳥谷」ゴメス(4試合ぶりの安打)「しっかり見えたし、振れた。2本打てたので、気分もいい」藤井(岩崎に)「(七回にバルディリスに浴びた)本塁打を打たれた後、よく放った。あの回を投げ切った岩崎は格好良かったと思う」和田政権では最速!阪神、3年連続で夏ロード勝ち越し決定 (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)阪神は夏のロードを4試合残して11勝6敗とし、勝ち越しが決定。夏のロード勝ち越しは3年連続で、17戦目での決定は和田政権では最速。就任1年目の12年7勝14敗3分けと負け越したが、13年は14勝9敗、14年は11勝10敗と健闘している。 阪神は京セラドームでの主催試合は昨年8月19日の中日戦から11連勝中。今季はオリックス主催試合で3連敗しており、2015年のここまでの通算成績は7勝3敗。 鳥谷が今季7度目の猛打賞。通算123度は、2リーグ分立後(1950年以降)では、藤田平の150、真弓明信の139、和田豊の134に次ぐ球団4位。
Aug 22, 2015
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“満塁男”虎・鳥谷、V撃2点二塁打!ロード勝ち越し決めた (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)新満塁男や!! 阪神・鳥谷敬内野手(34)が同点の四回二死満塁から決勝の右越え2点二塁打を放つなど、3安打3打点の大暴れ。敗れた2位巨人に1・5差をつけ、首位をキープした。今季満塁打率・714を誇るキャプテンの劇打で連勝に導き、18日からの巨人戦3連敗(東京D)のショックを一掃。夏のロード勝ち越しも決まった。もう1回突っ走るで!! 塁上を走者が一斉に駆けまわった。虎の加速を象徴する軽快なシーンで、首位キープの決勝点が刻まれた。試合を大きく動かしたのはチームの顔。鳥谷がタテジマを連勝に導いた。 「チャンスだったので、どんどん振っていこうという気持ちで打席に入ったのが、いい結果につながりました」 1-1の四回二死満塁。積極打法を決めた背番号1が三嶋の初球の失投を逃すはずなかった。内角よりの直球を仕留め、あっという間に右翼頭上へ。2者をかえす勝ち越し二塁打でリードを奪った。今季は満塁で7打数5安打、12打点、打率・714。絶好機で、やはりチームリーダーは頼もしかった。 「(満塁は)たまたまですけど。もっと打てるように頑張ります」 一回先頭は中前打で先制の起点。5-2の八回二死一塁では、右中間を真っ二つに破る適時三塁打で、DeNAにトドメを刺した。今季7度目の猛打賞となる3安打3打点に六回にはジャンプ一番、ロペスのライナーを好捕。文句なしでお立ち台に上がった。 「好機だったので積極的に」 適時打の後の恒例のセリフは健在だ。一方、四球が多いのも特徴。前日21日には通算820四球で掛布雅之が保持していた球団記録を更新したばかり。状況に応じたスタイルを引き出す熟練の技は、大リーグで何人もの強打者を見てきたマートンまでもが一目置く。 米国では、三振と四球の数の比較で打者を評価する方法があり、ほぼ同数で好打者と認められるという。助っ人は、2010年まで10年連続で打率・300、30本塁打・100打点を達成したアルバート・プホルス(エンゼルス)らの名前を挙げて力説する。「彼らでも四球と三振の割合は1対1くらい。鳥谷には驚かされるよ」。虎の主将は今季、58三振に対して61四球。5年連続で四球の方が多い。類い稀な1番打者の決勝打で首位を守った。虎・江越、神走塁で勝ち越し演出!和田監督も全力疾走を絶賛 (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)併殺を覚悟した虎党は驚いたに違いない。目を疑うような超高速スライディングで、江越の足が送球よりも先に二塁ベースに到達した。四回一死一、二塁、藤井の打球は三遊間の深い所へ。好スタート&全力疾走で遊撃手・白崎の野選を誘い、満塁の好機を作り出した。二死後、鳥谷の右越え2点二塁打につなげた。 「普通のプレーです。全力でやっただけです」 ピンチを一転、チャンスにかえた。勝ち越し劇の主役は鳥谷でも、立派な助演男優賞だった。 平田ヘッドコーチは「きょうのポイントだよ。チームプレーだよね。素晴らしいリードオフとスライディングだったよ」と称賛した。同ヘッドは50メートル5秒8の俊足でありながら、走塁の意識が薄れていた長崎・海星高の後輩をシーズン序盤叱ったことがある。 江越はファーム落ちの間、走塁への取り組み方を変えてきた成果を大事な場面で披露。四回の内野安打も全力疾走でもぎ取った。和田監督も「全力疾走することで相手の野手を焦らすような走塁が今のところできている。スピードを落とさずスライディングができる選手。一瞬たりとも気を抜かずに全力プレーでやってほしい」と目を細めた。 猛暑の8月は、もうすぐ終わるが、背番号「25」は夏バテ知らずだ。伊藤トレーニングコーチは「しっかりジョグやストレッチをさせて、汗をかかせています」と説明する。江越ら若手は遠征先では涼しい午前中に打撃練習やウエートトレのメニューを与えられており、息切れとは無縁だ。 チームに貢献できるのは、バットだけじゃない-。残り31試合、優勝まで全力で駆け抜ける。福留、いきなり先制打で虎打点王や!1日休んだ分の仕事きっちり (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)休んだ分だけ仕事する。2試合ぶりのスタメンの福留が一回、先制の適時二塁打。守備だけだった前日の休養日から一夜明けた最初の打席でしっかりと結果を出した。 「フルカウントだったので、球種どうこうというよりもストライクゾーンに来たボールを叩くことだけを考えていた。1、2番がいい形でチャンスメークしてくれた場面だったし、ランナーをかえすバッティングができてよかった」 先頭・鳥谷が中前打で出塁し、続く大和が犠打成功。一死二塁で勝負強さを発揮した。フルカウントから内角のスライダーをとらえ、右中間を真っぷたつ。今季59打点はゴメスと並びチームトップタイとなった。チームに勢いをもたらしたが「いい流れは昨日からチームが作っているわけだから、俺の一打どうこういうのはない」と控えめだった。 これで19日の巨人戦から5打数連続安打&7打席連続出塁をマーク。八回二死一塁では、カウント3-0から積極的にスイング。右前打を放ち、今季26度目のマルチ安打だ。 「ホームに帰ってきてから、しっかりと2つ取れている。せっかく2つ取ったんだから、明日もそれができるようにやるだけ」 巨人戦で3連敗した分、ホームで必ず取り返す。23日の第3戦が大事。福留がチームを3連勝に導いてみせる。データBOX ◎…福留は今季休養のためスタメンを7度外れているが、休養日翌日の7試合で26打数7安打3打点、打率・269。最近はスタメン復帰の試合で4試合連続でヒットを放っている阪神・ゴメス、15打席ぶりH!和田監督の直接指導効果や (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)長いトンネルをようやく抜けた。ゴメスが4試合ぶりに快音を響かせた。 「ストライクゾーンに来た球をしっかり見ることができたし、しっかり振れた」 五回、先頭で迎えた第3打席だ。早々と追い込まれたが、ボール球を見極めてフルカウントに持ち込み、7球目のスライダーを中前に運んだ。15打席ぶりの安打を放つと、七回無死一、二塁でチャンスを広げる左前打。マルチ安打で不振からの脱出をアピールした。 外のスライダーにバットが止まらず、快音が消えていた。試合前の練習では、和田監督から直接指導を受けた。「楽に打て」「肩の開きが早い。引きつけて打て」。メンタル面と技術面の両方でアドバイスをもらい、すぐに結果を残した。4番の復調に「そこが一番の収穫。きょうの一本は本人にとっても大きいんじゃないかな」と指揮官。価値ある1勝だった。 「これを続けていきたい」。ゴメスは完全に自信を取り戻した様子。指揮官も「明日以降もやってくれるでしょう」と期待を寄せた。7試合連続で打点なしとなったが、心配はもういらない。阪神・今成、5戦ぶりマルチも「まだミスショット多い」 (セ・リーグ、阪神7-2DeNA、21回戦、阪神12勝9敗、22日、京セラドーム大阪)4-2の七回に今成が中犠飛で追加点を奪った。「前進守備だし、バットに当てれば何とかなると思いました」。一死満塁で右中間へ。長打コースが桑原のダイビングキャッチに阻まれたが、打点が記録された。四回には、三塁内野安打で勝ち越しの起点。ファウルになりかけたゴロが不規則なバウンドで戻ってきてフェアになった。幸運もあって5試合ぶりのマルチ安打としたが「まだミスショットも多い。これから大事な試合が続くので」と気を引き締めた。
Aug 22, 2015
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今年の京セラドームは、中日に6連勝したあと横浜に2連勝!!岩崎も良かったし、打線が中押し、ダメ押しと、負ける気がしませんでした!!1回表 【桑原】 セカンドライナー 【飛雄馬】 ファーストゴロ 【梶谷】 レフトフライ1回裏 【鳥谷】 センターヒット 【大和】 ピッチャー犠打 【福留】 右中間タイムリーツーベース T1-0DB 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 空振り三振 【今成】 見逃し三振2回表 【筒香】 センターヒット 【ロペス】 レフトヒット 【バルディリス】 デッドボール 【白崎】 見逃し三振 【高城】 フォアボール T1-1DB 【三嶋】 空振り三振 【桑原】 センターフライ2回裏 【江越】 空振り三振 【藤井】 レフトフライ 【岩崎】 ライトフライ3回表 【飛雄馬】 セカンドフライ 【梶谷】 セカンドゴロ 【筒香】 ファーストライナー3回裏 【鳥谷】 キャッチャーゴロ 【大和】 ピッチャーヒット 【福留】 空振り三振 【ゴメス】 空振り三振4回表 【ロペス】 サードゴロ 【バルディリス】 セカンドゴロ 【白崎】 空振り三振4回裏 【マートン】 セカンドゴロ 【今成】 サードヒット 【江越】 セカンドヒット 【藤井】 ショートフィルダースチョイス 【岩崎】 キャッチャーファウルフライ 【鳥谷】 ライトオーバー2点タイムリーツーベース T3-1DB 【大和】 ファーストゴロ(エラー) 【福留】 ファーストフライ T4-1DB5回表 【高城】 セカンドフライ 【三嶋】 空振り三振 【桑原】 レフトヒット 【飛雄馬】 ショートゴロ5回裏 【ゴメス】 センターヒット 【マートン】 ショート併殺打 【今成】 センターヒット 【江越】 見逃し三振6回表 【梶谷】 レフトフライ 【筒香】 ショートゴロ 【ロペス】 ショートライナー6回裏 【藤井】 ショートゴロ 【岩崎】 セカンドゴロ 【鳥谷】 センターフライ7回表 【バルディリス】 レフトソロホームラン T4-2DB 【白崎】 ショートゴロ 【代打・宮崎】 センターフライ 【代打・嶺井】 サードゴロ7回裏 (投手交代)三嶋 → 須田 【大和】 セカンドヒット 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 レフトヒット 【マートン】 ショートゴロ 【今成】 センター犠牲フライ T5-2DB (投手交代)岩崎 → 福原8回表 【代打・乙坂】 ピッチャーゴロ 【代打・松本】 空振り三振 【梶谷】 ショートゴロ8回裏 (守備交代)山崎憲 セカンド (投手交代)須田 → 長田 【江越】 レフトフライ 【藤井】 ファーストファウルフライ 【代打・伊藤隼】 フォアボール 【鳥谷】 右中間タイムリースリーベース T6-2DB 【大和】 ショートゴロ(エラー) 【福留】 ライトヒット T7-2DB (代走)俊介 【ゴメス】 センターフライ9回表 (投手交代)福原 → 安藤 (守備交代)坂 ファースト 【筒香】 センターフライ 【ロペス】 レフトヒット 【バルディリス】 ライトフライ 【代打・下園】 ファーストゴロ先発岩崎投手 7回 2失点失点したイニングは野手ではどうしようもできない四死球とホームランが絡んでいたので、今後はそういうピッチングにならないように反省したいです。今日も守備では野手の方々に守ってもらいましたし、藤井さんには励ましてもらいながら投げることができました。援護点をもらったことも含めて、すごくありがたかったです。鳥谷選手 4回裏 ライトオーバー勝ち越し2点タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。満塁だったので初球から思い切って打ちにいきました。次の1点を先に取ることが大事だと思っていたので、チャンスで打ててよかったです。福留選手 1回裏 右中間先制タイムリーツーベースヒット打ったのはスライダー。フルカウントだったので、球種どうこうというよりもストライクゾーンに来たボールを叩くことだけを考えていました。1・2番がいいかたちでチャンスメイクしてくれた場面でしたし、ランナーをかえすバッティングができてよかったです。主将の“お膳立て”&“決める”仕事で連勝キャプテンのバットがチームを勝利に導いた。一番を打つ鳥谷は、どちらかといえばチャンスメークすることが多かったが、きょうはそれに加えて“決める”役割も果たした。初回は中前打で出塁し、大和の犠打で二塁へ進んで、福留の二塁打で先制のホームイン。4回は二死満塁のチャンスにDeNA先発・三嶋の初球をとらえて、2点適時二塁打を放った。そして8回は二死一塁で打席に入り、カウント0-1から右中間を破る適時三塁打。次の打席があれば、ホームランでサイクルヒットを期待される活躍ぶりだった。満塁に強く、きょうで7打数5安打。本人は「たまたまです」と謙そんしたが、初球から振っていけるのは、準備ができているからにほかならない。米メジャー・リーグ移籍か残留かで悩みに悩んだ昨年オフ。年明けにチームに残る決断をしたが、決め手は「後輩たちに優勝の味を知ってほしい」という思いだった。前回優勝した05年、鳥谷はまだプロ2年目で、「先輩たちに優勝させてもらった」感覚が強い。自身がキャプテンマークを背負うようになり、今度は後輩たちにその良さを伝える番だと考えている。「いまチームはいい状態だと思う。目の前の一戦一戦を大事にやっていけたらと思います」鳥谷はお立ち台に上がっても、「優勝を目指して…」など、ファンが喜びそうな威勢のいい言葉は決して言わない。ただ、心の中では誰よりも強く思っているはずだ。関本がファームで調整中ということもあり、05年の阪神優勝を知る野手は鳥谷しかいない。みんながキャプテンの背中を見て戦っている。
Aug 22, 2015
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虎、踏ん張った首位死守!梅ちゃんの必死V二塁打で連敗ストップ (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、20回戦、阪神11勝9敗、21日、京セラドーム大阪)梅ちゃんで連敗ストップや! 阪神・梅野隆太郎捕手(24)が7月1日以来のスタメン出場で先制の2点二塁打を放つと、先発した岩田を好リード。東京ドームで屈辱の3連敗を喫しただけに、攻守で和田監督の起用に応えた。2位・巨人とも0・5ゲーム差を死守。ここからVへ再加速するで~! 大歓声がお立ち台を包んだ。よくやった、おかえり-。無数のエールをかみしめ、若虎は場内を見渡した。ペナントの行方を占う一戦。扇の要に帰ってきた梅野が、連敗を止めた。 「苦しいシーズンで、ファーム行きもあって、悔しい思いもして、この日にかける思いは強かったです」 意気込みは結果につながった。まずはバットだ。二回一死一、二塁で先制の2点二塁打。追い込まれながら、右中間を真っ二つに破った。 「大きな意味があるというか。チームに流れも引きつけられたし、自分もいろいろな思いのあった打席でした」 巨人にズタボロにやられ、0・5差に迫られた。絶対に負けられない一戦に、和田監督は7月1日以来のスタメンに起用。苦しい投球が続いていた先発・岩田の気分転換もあったが、“流れを変える力”が欲しかった。その期待に応え、ムードを変える一打は結果的に決勝打。そして岩田を積極的にリードした。 「事前に岩田さんとは話してたんですけど、左打者の内角を突こうと」 プレーボール初球から内角へ。ゴメス、鳥谷のエラーが絡んで五回二死一、三塁のピンチも、筒香に初球から内角を続けた。「長打は恐いけど、いくときはいかないと」。えさをまき、変化球で二ゴロ。「テンポよく投げれるように」と、すばやく投手に返球。できることはすべてした。 「開幕よりも緊張しました」 正捕手で開幕を迎えた2年目は、信頼を得られずに2軍落ちした。14日に昇格。リード面の未熟さが目立っていたが、チームが求めた変化は違った。2軍首脳陣が明かす。「早起きして、自分で荷物を持って、そういうところから」。欠けていたのは技術論ではなく、周囲を見渡す意識、気配り。炎天下で修行を重ねた梅野は、成果をこう振り返った。 「ひたむきに、1つ1つの経験を一生懸命やってきたつもりです」 私生活から変えられた感性はグラウンドに直結した。「球数をかけていい。(野手の)ポジショニング。投手への声かけ、ジェスチャー」。配球だけでなく視野を広げた。「何かできることはないか」。その言葉が成長の証だ。 巨人も勝ち、0・5差で首位死守。和田監督は「東京ドームでふがいない試合をした。何とか先制したいというところで梅野がよく打ってくれた。どんな試合をしても勝つことに意義がある試合だった」。24歳の若虎も「また頑張ります」と言葉に力を込めた。待ちに待った戦力の奮起。タテジマがひとつ階段を登った。阪神は先発マスク梅野が躍動「この日にかける思いが強かった」 (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、20回戦、阪神11勝9敗、21日、京セラドーム大阪)阪神の梅野が7月1日以来の先発マスクで躍動した。まずは打席で二回、貴重な先制点をもたらした。1死一、二塁から、追い込まれながらも右中間へ2点二塁打を放ち「チームの流れを引きつける一本だった」と自賛した。 岩田とのコンビでは、テンポの良さと内角球の使い方を心掛け「何とかしたい一心でリードした」と胸をなで下ろした。今季は2軍生活が長かっただけに「本当に悔しい思いをした。この日にかける思いが強かった」と自然と笑みがこぼれた。(共同)阪神、梅野の2点二塁打&鳥谷の適時打で3点先制「気合で打ちました!」 (セ・リーグ、阪神-DeNA、20回戦、21日、京セラドーム大阪)阪神は二回、梅野の2点二塁打などで3点を先制した。 巨人に3連敗した阪神は、この日は序盤に先制した。二回、先頭のマートンの二塁打、江越の内野安打でチャンスを作ると、8番・梅野が砂田の外角真っすぐを捉え、中越え2点二塁打で先制した。 さらに、鳥谷にも中前適時打が飛び出し、この回3点を奪った。 梅野は「打ったのはストレート。気合で打ちました!」とコメント。鳥谷も「打ったのはスライダー。いい当たりではなかったですけれども、いいところを抜けてくれました」と話した。打率・298!阪神・マートン、3戦連続マルチ「打てる球を打つ」 (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、20回戦、阪神11勝9敗、21日、京セラドーム大阪)不振に陥っていた姿はもはや、思い出せない。やはり、虎の誇るヒットメーカーは本物だ。3戦連続となるマルチ安打で打率はついに3割目前。マートンは連敗ストップに貢献し、白い歯をこぼした。 「交流戦明けから状態は戻ってきている。ボール球に手を出さず、打てる球を打つように心がけている」 一番の見せ場は二回だった。先頭で打席に入ると、左腕・砂田の内角よりの136キロ直球をコンパクトにスイング。打球は中堅左を破り、二塁に到達した。その後の梅野の決勝打をおぜん立てする価値ある1本。五回にも中前にはじき返し、好調ぶりをみせつけた。 一時の低迷が嘘のような打棒爆発だ。6月中旬の交流戦終わりで打率・243だったが、じりじり上昇させ、8月に入って大暴れ。月間打率は・412(68打数28安打)と打ちまくりで、シーズン打率を・298まで押し上げた。ただ、助っ人はきっぱり言い切る。 「3割というのは打者にとってある程度の目安になるけど、目標にしたときに3割を打ってしまうとその後、どうするの? となる。いま、数字のことは考えていない」 求めるのはチームの勝利だけ。個人成績は後からついてくるもの。そのスタンスで2010年に日本最多安打記録も更新した。今カードでは米国のドキュメンタリー番組が密着取材に訪れるなど、母国でも注目を集める存在になっている。 「自分がやれることをやっていくだけだよ」 京セラドームは今季8試合で打率・467(30打数14安打)と驚異的な数字を残すだけに、22日も…。「打ちでの小づち」と化したM砲のバットから目が離せない。 データBOX ◎…今季最低打率は開幕戦3月27日の・200。そこから4月30日に・250まで上げるが5月9日に・233に落ち込む。6月(月間打率・328)から徐々に調子を上げ、8月13日に初めて2割9分台(・296)に。 ◎…現在打率・298(413打数123安打)。きょうの試合で打率3割にのる条件は次の通り(最大5打数の場合とし、各打数の最低条件)。1-1(打数-安打)で・300、2-2で・301、3-2で・300、4-2で・300、5-3で・301。記録づくし!阪神・鳥谷、掛布超え820四球&桧山超え708打点 (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、20回戦、阪神11勝9敗、21日、京セラドーム大阪)掛布、桧山を超えた-。鳥谷にとっては、記録づくしの一日だった。 まずは一回、四球を選んで、掛布雅之氏(現阪神DC)の記録を塗り替える球団歴代1位の通算820四球を達成した。 「うれしいです」と声を弾ませたキャプテンは2点を先制した二回、なおも二死二塁から中前適時打。今季31打点目の一打は、これまた、並んでいた桧山進次郎氏を上回る同歴代8位となる通算708打点目だった。 巨人戦3連敗のあとの絶対に落とせない試合に勝利し、「相手も違いますしね。まだ30試合以上ありますし、一戦一戦大事に戦っていくだけ」とさらり。 だが、五回には梶谷の二塁ベースよりのゴロを処理できず、今季10個目のエラー。失策数が2桁の大台を超えたのは3年ぶり6度目。こちらは、数字を増やさないように頼みますよ。
Aug 21, 2015
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復活星!丸刈りの虎・岩田、頭も気分もやっと「スッキリ」7勝目 (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、20回戦、阪神11勝9敗、21日、京セラドーム大阪)勝利が決まると、ようやく表情が緩んだ。丸刈り頭の岩田が気合十分のピッチング。自ら「背水」と位置づけたマウンドで、先発投手陣の負の連鎖を断ち切った。 「結果を出せずに背水の陣だった。これでダメだったらファーム行きやな。危機感を持ってやりました」 お立ち台では苦しい胸の内を吐露した。二回に3点の援護をもらったが、四回はロペスに適時打。2点リードの五回にはゴメスと鳥谷の失策などで二死一、三塁のピンチ背負ったが、筒香を「ここで打たれたら負ける」と内角を攻めて二ゴロに仕留めた。 5月19日の巨人戦(甲子園)以来となる梅野とのバッテリー。「梅野を信じて」と低めにボールを集めて、八回途中まで試合を作った。降板時にはドーム内から拍手がわき起こるほど、気持ちのこもったマウンドだった。 121球を投げ、7回2/3を6安打1失点。本来の打たせて取る投球で7月28日の中日戦(ナゴヤD)以来、3戦ぶりの今季7勝目を手にした。 試合前時点で8月は2試合0勝1敗、防御率6・52。「得意」であるはずの夏場にふがいない投球が続いていた。17日の東京遠征中の休日には頭を丸めた。18日の練習では以前の髪形(2ブロック)からの違いに周囲を驚かせていた。 「ゲンを担ぐ投手」とよく言われ、登板日にはグラウンドに深々と頭を下げて入場。野球道具のバットやスパイクに加えて、カバンなどを「気分転換」で変えている。 登板日が近づくと伊藤トレーニングコーチとキャッチボールを行うのもルーチンの1つ。数年前から始めた“おまじない”だ。加えて、かつて横手投げで一世風靡した投手の虎の先輩からは投球時の腰の位置などの助言をもらい、微調整を加えている。 前回カードの巨人3連戦(東京D)は先発4本柱のメッセンジャー、能見、藤浪で3連敗。最後の砦として岩田が結果を残し、和田監督は「いいときの岩田だったんじゃないかな」とたたえた。自身の丸刈りと久々の白星になぞらえて「スッキリしました」。新たな気持ちで左腕は前進する。岩田の過去の丸刈りVTR 岩田は3年前にも自らに気合を入れるために丸刈りにしていた。2012年5月30日のロッテ戦(甲子園)で四回途中で6失点KO。翌日の甲子園練習に短く刈り込んで参加した。そこまで9試合に先発し、3勝5敗と黒星が先行。「自分で何か変わらないといけない」と理由を語り、6月5日の楽天戦(Kスタ宮城)で気迫のピッチングで8回4安打1失点に抑え、汚名返上した。阪神、岩田が八回途中1失点で7勝目&梅野が決勝二塁打! (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、20回戦、阪神11勝9敗、21日、京セラドーム大阪)阪神・岩田稔投手(31)がDeNA戦に先発し、八回途中6安打1失点と好投。チームは3-2で勝ち、左腕は7勝目(6敗)を挙げた。 丸刈りで気合を入れた岩田は、3-0の四回、先頭の梶谷に投手強襲の内野安打、筒香に右前打で無死一、三塁のピンチ。ここでロペスに中前適時打を浴びたが、後続を抑えて最少失点で切り抜けた。 前回15日のヤクルト戦(神宮)は5回4失点で今季6敗目を喫していただけに、この日は表情にも一段と気合がこもった。五回からの3イニングは無安打投球。八回一死から梶谷に久々の安打を許したが、続く筒香を三飛に打ち取り、二死を取ったところで、マウンドを福原に譲った。 前カードの巨人3連戦(東京ドーム)でメッセンジャー、能見、藤浪で、まさかの3連敗。岩田が、文字どおり、チームの窮状を救う意地の投球をみせた。 8月初勝利となった左腕は「きょうダメだったらファーム行きだな、という危機感を持って気持ちで投げました。梅野を信じて、いいリードをしてくれたので、どんどん投げ込めました」と連敗ストップにホッとした表情をみせた。 7月1日以来のスタメンマスクで、二回に先制2点二塁打、さらには岩田を好リードした梅野も、岩田と並んでお立ち台に上がった。 「スタメン? きょうは開幕より変なプレッシャーがありました。岩田さんとまた勝利を重ねられたらと思います」と話し、先制の適時二塁打には「チャンスに回ってきたので、無心で打ちました。ここで勝てたのは大きな1勝だと思う」とファンの声援に応えていた。和田監督「東京ドームでふがいない試合をしてしまった。きょうはどんなゲームをしても勝つことに意義のあるゲームだった」鳥谷(二回に中前へ適時打)「いいところに転がってくれた」阪神・中西投手コーチ(岩田に)「テンポもリズムもよかった。どのボールも制球がよかった」阪神・呉昇桓、一発浴びた…ヒヤヒヤ37S「次頑張ります」 (セ・リーグ、阪神3-2DeNA、20回戦、阪神11勝9敗、21日、京セラドーム大阪)呉昇桓がヒヤヒヤの37セーブ目。2点リードの九回に登板したが、一死から代打・下園に左越えソロを浴びた。「真っすぐの高めの誘い球を打たれた。打者がうまく打ったと思う。でも、きょうは抑えたことに満足して、次頑張ります」。前日20日の巨人戦では同点の九回無死満塁からリリーフし、サヨナラ打を食らっていたが…。和田監督も「1点差のときはゼロで抑えてくれるでしょう」と変わらぬ信頼を寄せた。
Aug 21, 2015
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これでだめなら2軍に。。と、今回の投球にかけ、丸坊主にした岩田が久々、先発捕手の梅野の先制2点タイムリーツーベース!!こんな梅ちゃん、こんな岩田が見たかった!!!連敗ストップそして、京セラドームで、今期負けなしの7連勝!!1回表 【乙坂】 ピッチャーゴロ 【白崎】 セカンドフライ 【梶谷】 センターフライ1回裏 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 ピッチャー犠打 【狩野】 ショートゴロ 【ゴメス】 空振り三振2回表 【筒香】 サードゴロ 【ロペス】 レフトヒット 【バルディリス】 空振り三振 【宮崎】 ピッチャーライナー2回裏 【マートン】 センターオーバーツーベース 【新井】 空振り三振 【江越】 セカンドヒット 【梅野】 右中間2点タイムリーツーベース T2-0DB 【岩田】 空振り三振 【鳥谷】 センタータイムリーヒット T3-0DB 【大和】 レフトヒット 【狩野】 フォアボール 【ゴメス】 セカンドゴロ3回表 【高城】 センターフライ 【砂田】 レフトファウルフライ 【乙坂】 レフトヒット 【白崎】 ショートゴロ3回裏 【マートン】 フォアボール 【新井】 ショート併殺打 【江越】 セカンドゴロ4回表 【梶谷】 ピッチャーヒット 【筒香】 ライトヒット 【ロペス】 センタータイムリーヒット T3-1DB 【バルディリス】 レフトフライ 【宮崎】 セカンドゴロ 【高城】 空振り三振4回裏 【梅野】 空振り三振 【岩田】 センターヒット 【鳥谷】 セカンドゴロ 【大和】 サードゴロ5回表 【砂田】 空振り三振 【乙坂】 ファーストゴロ(エラー) 【白崎】 サードゴロ 【梶谷】 ショートゴロ(エラー) 【筒香】 セカンドゴロ5回裏 【狩野】 フォアボール 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 センターヒット 【新井】 セカンドゴロ 【江越】 センターフライ6回表 【ロペス】 センターフライ 【バルディリス】 セカンドゴロ 【宮崎】 ピッチャーゴロ6回裏 (投手交代)砂田 → 須田 【梅野】 サードゴロ 【岩田】 見逃し三振 【鳥谷】 センターフライ7回表 【代打・飛雄馬】 空振り三振 【代打・嶺井】 ショートゴロ 【乙坂】 ショートフライ7回裏 (投手交代)須田 → 平田 【大和】 ショートゴロ 【狩野】 センターヒット 【ゴメス】 フォアボール (代走)俊介 【マートン】 見逃し三振 (守備交代)今成 サード 【今成】 空振り三振8回表 【白崎】 空振り三振 【梶谷】 センターヒット 【筒香】 サードフライ (投手交代)岩田 → 福原 【ロペス】 レフトヒット 【バルディリス】 セカンドライナー8回裏 【江越】 空振り三振 【梅野】 ショートゴロ 【代打・坂】 フォアボール 【鳥谷】 セカンドゴロ9回表 (守備交代)福留 ライト (守備交代)鶴岡 キャッチャー (投手交代)福原 → 呉昇桓 【代打・松本】 空振り三振 【代打・下園】 ライトソロホームラン T3-2DB 【嶺井】 ライトフライ 【乙坂】 レフトフライ鳥谷選手 2回裏 センタータイムリーヒット打ったのはスライダー。いい当たりではなかったですけれども、いいところを抜けてくれました。梅野選手 2回裏 右中間先制2点タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。気合いで打ちました!岩田、気迫の投球で連敗ストップ気合の丸刈りでマウンドに上がった岩田が、久しぶりに先発の役割を全うした。7回2/3を5安打1失点。最後は走者1人を残して福原の救援を仰いだが、それは、きょう2安打されていたロペスを打席に迎えたから。ベンチに下がる岩田には、スタンドから大きな拍手が送られた。このところ不甲斐ないピッチングが続き、「イライラする」と自分に腹を立てていた。と同時に、「これでダメだったらファーム」という危機感も持っていた。まさに背水の陣。それだけに、「本来のピッチングができた」と言える1勝には大きな意味がある。4回は先頭打者からの3連打で1点を失ったが、後続を抑えた。5回はゴメスと鳥谷のエラーでピンチを招いたが、得点を許さなかった。これまでとは違う岩田の姿が、そこにはあった。「あそこでいつも崩れていた。何とかゼロを並べるために、守備も助け合いながら。いつも野手に助けてもらっている。きょうは自分が助けることができた」こういうところから、投手と野手の信頼関係は生まれる。バッテリーを組んだ梅野にも助けられた。ワンバウンドを恐れず低めを突けたのは、「梅野が止めてくれる」と信じていたから。久々にスタメンマスクをかぶった梅野にとっても大事な試合だっただけに、「2人で結果を出せてよかった」と喜んだ。「モヤモヤしていたのが少し晴れました。登板は少なくなってくるけど、1試合の重みは重くなってくる。ここから勝たないと意味がないので、しっかり結果を出したいと思います」残り32試合。岩田の“復肩”は頼もしい限りだ。打線は2回に3点を先制して以降、無得点に抑えられ、2点リードの9回には守護神・呉昇桓が代打・下園に一発を浴びた。反省点もあったが、「きょうはどんなゲームでもいいから勝つことに大きな意義がある」と和田監督。東京ドームで巨人に3連敗した直後の一戦には、連敗ストップに価値があった。仕切り直しの1勝で、ここからは連勝街道に入りたい。
Aug 21, 2015
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福留がうちまくって岩崎に勝利をつけました!!1回表 レフト前ヒット6回表 右中間3ランホームラン !!8回表 左中間タイムリーツーベース史上63人目の300二塁打!!4カード連続の勝ち越しを決めました!!!1回表 【鳥谷】 ライトソロホームラン S0-1T 【大和】 ショートゴロ 【福留】 レフトヒット 【ゴメス】 サード併殺打1回裏 【比屋根】 セカンドフライ 【川端】 セカンドゴロ 【山田】 ショートゴロ2回表 【マートン】 セカンドゴロ 【今成】 ライトヒット 【江越】 空振り三振 【藤井】 レフトフライ2回裏 【畠山】 空振り三振 【雄平】 ライトフライ 【大引】 左中間ツーベース 【デニング】 センターフライ3回表 【岩崎】 セカンドゴロ 【鳥谷】 サードファウルフライ 【大和】 レフトヒット ランナー大和が二盗アウト 【福留】 途中終了3回裏 【中村】 フォアボール 【石山】 ピッチャーフライ ランナー中村が二盗 【比屋根】 サードファウルフライ 【川端】 ショートゴロ(エラー) 【山田】 空振り三振 S1-1T4回表 【福留】 サードフライ 【ゴメス】 ライト線ヒット 【マートン】 ショート併殺打4回裏 【畠山】 レフト線ツーベース 【雄平】 ショートゴロ 【大引】 デッドボール 【デニング】 ショートフライ 【中村】 ライトフライ5回表 【今成】 セカンドゴロ 【江越】 見逃し三振 【藤井】 センターフライ5回裏 【石山】 ピッチャーゴロ 【比屋根】 空振り三振 【川端】 見逃し三振6回表 【岩崎】 ファーストゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 ファーストバントヒット 【福留】 右中間3ランホームラン S1-4T 【ゴメス】 キャッチャーファウルフライ 【マートン】 空振り三振6回裏 【山田】 レフト線ツーベース 【畠山】 セカンドフライ 【雄平】 見逃し三振 【大引】 ショートゴロ7回表 【今成】 センターヒット 【代打・俊介】 ピッチャーゴロ 【藤井】 ピッチャー犠打 【代打・狩野】 センターオーバータイムリーツーベース S1-5T (投手交代)石山 → 久古 【鳥谷】 センターヒット (投手交代)岩崎 → 安藤7回裏 【デニング】 ライトヒット 【中村】 セカンドゴロ 【代打・ユウイチ】 レフトフライ 【比屋根】 センターヒット 【川端】 サードライナー8回表 (投手交代)久古 → ロマン 【大和】 センターヒット 【福留】 左中間タイムリーツーベース S1-6T 【ゴメス】 セカンドフライ 【マートン】 ショートゴロ 【今成】 空振り三振8回裏 (守備交代)坂 セカンド (守備交代)荒木 ファースト (投手交代)安藤 → 福原 【山田】 左中間ツーベース 【畠山】 セカンドゴロ 【雄平】 ショートフライ 【大引】 ショートゴロ9回表 (投手交代)ロマン → 徳山 【俊介】 センターツーベース 【藤井】 センターヒット 【代打・伊藤隼】 フォアボール 【鳥谷】 ショート併殺打 【大和】 ライトファウルフライ9回裏 (投手交代)福原 → 歳内 【デニング】 レフトフライ 【代打・今浪】 フォアボール 【代打・武内】 フォアボール (投手交代)歳内 → 山本 【代打・森岡】 途中交代 【代打・荒木】 セカンド併殺打狩野選手 7回表 センターオーバータイムリーツーベースヒット打ったのはフォーク。二者連続でバントしてでも得点圏にランナーを進めた場面で僕を起用してくれたベンチの期待に応えたかったです。打ててよかったです!先発岩崎投手 6回 1失点(自責点0)3回の先頭バッターへのフォアボールは絶対に出してはいけなかったと思います。全体的にコントロールがバラついていたのですが、藤井さんがうまく変化球を混ぜるリードをしてくれたので持ち直すことができました。福留さんのスリーランホームランのあと、ランナーは出してしまいましたけれども、点を与えなかったことはよかったと思います。リードをもらってすぐに相手に点を与えてしまったら、ゲームの流れがわからなくなるところでしたし、そこを抑えられたことは次回以降の登板にもつながるんじゃないかなと思います。福留選手 6回表 右中間第17号勝ち越しスリーランホームラン打ったのはスライダー。トリ(鳥谷選手)が粘って出塁してくれて、大和があのようなかたちでチャンスを広げてくれましたし、なんとかそのランナーをかえしたいという気持ちだけでした。初回のトリのホームラン以降、得点できていなかった中でしたし、いい場面で最高の結果を出せてよかったです。鳥谷選手 1回表 ライトスタンドへ第5号先頭打者ホームラン打ったのはストレート。チームに勢いづけるという意味で、いい一発だと思います。切れずに入ってくれてよかったです。福留 価千金3ラン!中盤まで競り合う展開も、手負いのベテランが一振りで決着をつけた。17時開始の神宮決戦。 東京ヤクルト先発・石山から、阪神は1番 鳥谷が3球目・低め速球をライトポール際へ運ぶ5号初回先頭打者アーチを描き先制する。「チームに勢いづけるという意味で、いい一発だと思う。切れずに入ってくれてよかった」。自身5度目の初回先頭打者アーチとなった鳥谷 敬内野手がキャプテンらしい働きに胸を張った。阪神先発は2年目サウスポー岩崎。初回は二飛・二ゴロ・遊ゴロと3者凡退で立ち上がるが、3回裏 二死2塁から三遊間への2番 川端の打球をショート鳥谷がファンブル(失策)する間に同点とされる。失点した岩崎だが、藤井のリードもあって丁寧かつ大胆に両サイドを突く投球が冴える。4回裏には4番 畠山の左二塁打で無死2塁のピンチだったが、後続を抑えた。ヤクルト石山は4回表まで毎回走者を背負ったが、2回デニング・4回大引とバックの好守備にも助けられて要所を締めていた。1対1で迎えた6回表 阪神は一死後、鳥谷・四球と敵失を誘った大和のバント安打で1・3塁のビッグチャンスを作り、3番 福留はカウント3-1からの内角スライダーを捉え右中間スタンドへ運ぶ17号勝ち越し3ランを放った。右手中指の不調が伝えられる中、ここぞ!の場面でしっかり答えを出した福留孝介外野手が振り返る。「トリ(鳥谷選手)が粘って出塁してくれて、大和があのような形でチャンスを広げてくれたし、何とかその走者を返したい!という気持ちだけだった。最高の結果を出せて良かった」。 その裏 岩崎はヤクルト3番 山田に左二塁打を許し無死2塁とされるが、渾身の外角スライダーで雄平を見逃し三振に仕留めるなど後続を退けた。6回(104球)3安打5三振2四死球1失点(自責0)。岩崎 優投手は、「全体的にコントロールがバラついていたが、藤井さんがうまく変化球を混ぜるリードをしてくれたので持ち直すことが出来た。(福留の3ランで勝ち越した後)点を与えなかった事は良かった。(リードして)すぐに相手に点を与えてしまったらゲームの流れが分からなくなるところだったし、そこを抑えられた事は次回以降の登板にも繫がるんじゃないかな?」と話した。7回表 阪神は今成のヒットと犠打で二死2塁として、岩崎の代打・狩野が中越え適時二塁打を放ち、5対1と差を広げる。鳥谷も中前安打で続くが、センターからの好返球に走者・狩野が刺された。「打ったのはフォーク。二者連続でバントしてでも得点圏に走者を進めた場面で僕を起用してくれたベンチの期待に応えたかった!」。貴重な追加点をあげた狩野恵輔外野手は、笑みを浮かべる。8回には無死1塁で福留が左中間への適時二塁打。大和が長駆生還したが、福留孝介外野手は史上63人目の300二塁打を達成している。7・8回と阪神は安藤〜福原と繋ぎ、万全を期す。いずれも走者を背負ったが、7回にはサード今成の超美技もあって無失点に凌いだ。最後は歳内が2四球ともたつくも、山本が代打・荒木を二ゴロ併殺に取って6対1で阪神が前夜の雪辱。貯金を再び8に戻した。 ヒーローは決勝3ランを含む4打点の福留孝介外野手だ。「(本塁打は)久しぶりに芯に当たってイイ感触だった。(バットを借りた荒木と抱擁していたが)気のせいです。荒木が抱きついてきました!」。ジョーク混じりに喜びを表したが、2位と3・5差がついた事に質問が移ると「まだまだゲームはあるし、余裕持って戦える試合は1試合もないので気を引き締めて行く」と真顔に戻っていた。「(岩崎は)低めを丁寧に突き、高めで空振りを取っていた。(前回一つ)勝った事で、平常心で投げられたと思う。これ位の投球をしてくれたら(先発)5番手でやって行ける」。和田 豊監督は、好投の岩崎を讃えている。また、2番打者として活躍する大和についても、「今までが悪過ぎた。アレだけ守れるし(状態が)ここから上がって来るのは、本人やチームの為にもなる」と目を細める。これで 4カード連続勝ち越しとなったが、反省もわすれない。「バントがしっかり出来ると点に繫がる。走塁で(ヤクルトに)この3連戦は負けていた。もう一回引き締めて、東京ドームでやる」。真夏の天王山となる次の巨人戦へと闘志を燃やしていた。
Aug 16, 2015
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藤浪が自らのタイムリーツーベースでヤクルトに勝利!!阪神が6連勝!!1回表 【鳥谷】 セカンドライナー 【大和】 センターヒット 【福留】 セカンド併殺打1回裏 【三輪】 フォアボール 【川端】 サードゴロ 【山田】 セカンドファウルフライ 【畠山】 ショートフライ2回表 【ゴメス】 右中間ツーベース 【マートン】 ショートゴロ ランナーマートンが一塁牽制アウト 【今成】 センターフライ2回裏 【雄平】 ライトヒット 【デニング】 ライトヒット 【今浪】 サードファウルフライ 【中村】 ライトフライ 【古野】 フォアボール 【三輪】 フォアボール S1-0T 【川端】 空振り三振3回表 【江越】 レフトソロホームラン S1-1T 【鶴岡】 空振り三振 【藤浪】 空振り三振 【鳥谷】 ライトヒット 【大和】 レフトヒット 【福留】 空振り三振3回裏 【山田】 レフト線ツーベース 【畠山】 ショートゴロ ワイルドピッチ 【雄平】 フォアボール 【デニング】 ファーストゴロ S2-1T 【今浪】 フォアボール 【中村】 見逃し三振4回表 【ゴメス】 デッドボール 【マートン】 フォアボール 【今成】 セカンドゴロ 【江越】 空振り三振 【鶴岡】 レフト線タイムリーツーベース S2-2T 【藤浪】 レフト線2点タイムリーツーベース S2-4T (投手交代)古野 → 松岡 【鳥谷】 空振り三振4回裏 【代打・荒木】 空振り三振 【三輪】 空振り三振 【川端】 ショートフライ5回表 (投手交代)松岡 → 秋吉 【大和】 レフト線ツーベース 【福留】 ピッチャー犠打 【ゴメス】 ライトタイムリーヒット S2-5T 【マートン】 ショート併殺打5回裏 【山田】 空振り三振 【畠山】 空振り三振 【雄平】 センターフライ6回表 【今成】 ファーストゴロ 【江越】 空振り三振 【鶴岡】 空振り三振6回裏 【デニング】 ショートフライ 【今浪】 センターヒット 【中村】 ライトフライ 【代打・武内】 セカンドゴロ7回表 (投手交代)秋吉 → 久古 【藤浪】 空振り三振 【鳥谷】 空振り三振 【大和】 サードライナー7回裏 【三輪】 サードゴロ 【川端】 ショートライナー 【山田】 空振り三振8回表 【福留】 セカンドゴロ (投手交代)久古 → ロマン 【ゴメス】 フォアボール ワイルドピッチ (代走)荒木 【マートン】 ショートゴロ 【今成】 レフトオーバータイムリーツーベース S2-6T 【江越】 ショートゴロ8回裏 (守備交代)俊介 レフト (投手交代)藤浪 → 歳内 【畠山】 デッドボール (投手交代)歳内 → 高宮 【雄平】 サードファウルフライ 【デニング】 デッドボール (投手交代)高宮 → 安藤 【代打・大引】 レフトフライ 【中村】 ライト線タイムリーヒット S3-6T 【代打・森岡】 見逃し三振9回表 (投手交代)ロマン → オンドルセク 【鶴岡】 空振り三振 【代打・伊藤隼】 空振り三振 【鳥谷】 ライトヒット 【大和】 レフトヒット 【福留】 ライトタイムリーヒット S3-7T 【荒木】 セカンドゴロ9回裏 (守備交代)坂 セカンド (投手交代)安藤 → 岩本 【三輪】 ライトヒット 【川端】 センターヒット (投手交代)岩本 → 呉昇桓 【山田】 空振り三振 【畠山】 空振り三振 【雄平】 空振り三振ゴメス選手 5回表 ライトタイムリーヒット打ったのはスライダー。フクドメサンがバントでランナーを三塁に進めてくれたおかげで、気楽に打席に入ることができたよ。追い込まれていた状況だったけど、点を取れるバッティングができてよかったね。藤浪選手 4回表 レフト線勝ち越し2点タイムリーツーベースヒット打ったのはシュート。思い切って振ったら上手くバットにひっかかってくれて、それがいいところに飛んでくれました。鶴岡選手 4回表 レフト線同点タイムリーツーベースヒット打ったのはフォーク。前の回に自分の守備で点を与えてしまった(打者雄平選手の空振り三振の場面、記録は藤浪投手の暴投)ので、なんとか取り返そうという気持ちでした。江越選手 3回表 レフトスタンドへ第5号同点ソロホームラン打ったのはカットボール。バットの先の方でしたけれども、打った瞬間いったと思いました。昨日代打で使ってもらいましたが、初球をファウルにしてしまい、今自分が課題としている『甘い球を一球でとらえる』ということができませんでした。なので、今日は甘い球を一球でとらえられるように意識していました。まずはこの第一打席ではできましたので、次もそういうバッティングができるように頑張ります。V打 ! 藤浪10勝到達相手の拙い試合運びにも救われ、流れを掴んだ阪神が6連勝を飾った。神宮での首位攻防第1ラウンド。東京ヤクルト先発・古野に対して阪神は3番 福留・6番 今成・7番 江越の並びで挑む。阪神先発は藤浪。大事なカード初戦のマウンドだが、いきなりヤクルト1番 三輪に四球を与えるなど不安定な立ち上がりだった。2回裏には二死1・2塁で古野を歩かせた満塁から再び三輪に四球で押し出しの1点を献上する。2回の攻撃で二塁打出塁のゴメスがマートンの遊ゴロで3塁を狙ってアウトになったり、そのマートンも牽制で刺されるなどミスを重ねる阪神だが、3回表には7番 江越がカットボールをものの見事に捉えてレフトスタンドへ同点5号ソロ本塁打を放ち、追いつく。「バットの先の方だったけれど、打った瞬間行った!と思った。昨日代打で使ってもらったが、初球をファウルにしてしまい、今自分が課題としている『甘い球を一球でとらえる』ということが出来なかった。なので、今日は甘い球を一球でとらえられるように意識していた」。会心の一撃を江越大賀外野手は、こう振り返っている。 その後、雨による中断を経て3回裏に藤浪が3番 山田の左二塁打から一死3塁のピンチを招き、暴投で再び勝ち越し点を許した。藤浪にはモヤモヤする展開だが、阪神は直後の4回表 ゴメス・マートンの連続四死球から一死1・3塁の好機を迎える。江越は空振り三振に倒れたが、8番 鶴岡は三塁線突破の同点適時二塁打。更に藤浪も左2点適時二塁打て続いて4対2と阪神が逆転する。ヤクルト古野は3回2/3で降板したが、8番 鶴岡への投球時に次打者との兼ね合いを考慮したもっと慎重な配球ができなかったのか? バッテリーとしては悔やまれるところだろう。「打ったのはフォーク。前の回に自分の守備で点を与えてしまった(打者雄平の場面、記録は藤浪の暴投)ので、なんとか取り返そうという気持ちだった」。同点打に鶴岡一成捕手は、ホッとした表情を浮かべる。藤浪晋太郎投手は、「打ったのはシュート。思い切って振ったら上手くバットに引っかかってくれて、それが良いところに飛んでくれた」と話した。これで流れは阪神に来る。5回表は、大和のこの日3安打目となる左二塁打と珍しい福留の犠打で一死1・3塁として、4番ゴメスが外角変化球を渋くライト前に落とす適時安打で追加点を取った。「打ったのはスライダー。福留サンがバントで走者を進めてくれたおかげで、気楽に打席に入ることができたよ。追い込まれていた状況だったけど、点を取れるバッティングが出来てよかったね!」。マウロ・ゴメス内野手は、上機嫌に振り返っている。悪いなりにも藤浪は変化球主体に組み立てを変えたり、フォームを修正するなど4回以降立ち直り、ヤクルト打線を抑えて行く。展開にも助けられた藤浪は、7回(122球)まで投げて4安打7三振5三振2失点とリードを保ち、後をリリーフ陣に託した。8回表 阪神は今成の左適時二塁打、9回にも福留の適時安打で追加点を取るが、リリーフ陣がもたつく。8回には歳内・高宮がそれぞれ死球を与えて安藤の救援を仰ぎ、9回裏も岩本が連打を浴びて、結局 呉 昇桓を温存する事は出来なかった。ヤクルトの反撃は8回裏 中村の右前適時安打の1点にとどまったが、阪神ベンチにはスッキリしない終わり方。最終スコアは7対3で阪神が勝ち、6連勝となる。ヤクルトは、巨人に2位を譲り、3位に後退した。一人相撲の序盤も自らのバットで試合の流れを変えて、リーグ10勝一番乗りを果たした藤浪晋太郎投手がヒーローインタビュー。「余りにも立ち上がりが良くなさすぎて、修正修正の苦しい投球となったが、最低限の仕事が出来た」と振り返り、松坂大輔投手以来となる高卒1年目から3年連続2ケタ勝利(阪神では江夏豊投手以来46年振り)については「通過点でしかない」事を明言する。「藤浪は3回まではバラバラだったけど、4回以降 自分で工夫して右足に体重が乗るようになった。悪いなりにも修正出来るようになったのが、成長したところ」。反省すべき点が多い試合にあっても、和田 豊監督は若き右腕を讃えて、今後の戦いを見据えていた。
Aug 14, 2015
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虎・秋山、ドロ~ンカーブで快投竜斬り!大野とがっぷり7回1失点 (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)意表をつくカーブに桂のバットが出なかった。思わず飛び出したガッツポーズ。秋山が七回のピンチで、勝ち越しだけは許さなかった。勝ち星こそつかなかったが、竜のエース大野と堂々と渡り合った。 「傾斜があるぶん、上から落とすだけという感覚でシンプルにカーブをつかえた」 1-0の七回だ。一死後、森野にこの試合初めての四球を与えると、エルナンデスに同点の適時左中間二塁打を許した。なおも続く逆転のピンチ。ここからもう一段ギアを上げた。藤井を左邪飛に抑え、桂を迎えた。ファウルで粘られ、フルカウントとなった9球目に外角高めカーブを投げ、見逃し三振に仕留めた。 大野は阪神戦には今季4試合で3勝0敗。防御率0・56。1点も許すことのできない状況で、「思い切ってぶつかっていく。当たって砕けるという意味ではやりやすかった」と開き直った。 前回7月9日の登板後、調子を落とした。「球宴明けに、体がしんどかった」とコンディションに苦労したが、走り込みの量を増やしたり、ブルペンでの球数を減らし、体調を整えた。 和田監督も「勝ちをつけてやりたかったが、しっかりと試合を作ってくれた。相手はエース。堂々と投げ合って、1失点でいうことない」と賛辞。中西投手コーチも「大金星や!」と喜んだが、「(次は)当然あるが、すぐかどうかはわからんけど」と話しており、14日に登録抹消となる。 「次回以降も、小さくならずに1人、1人やっていきたいです」 3年ぶりの白星はつかめなかったが、信頼は、確かに得た。勝利の美酒に酔える日も、そう遠くはない。阪神・秋山、7回1失点も3年ぶり白星つかめず「勝てるピッチャーとの差かな…」 (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)7月9日の中日戦以来、今季2度目の先発となった阪神・秋山拓巳投手(24)は、7回4安打1失点で降板。3年ぶりの白星には届かなかったが、次に期待を持たせる好投を見せた。 一回を3人で斬った秋山は、緩急をうまく使い六回まで散発3安打。七回、一死からこの日初めての四球を献上すると、続くエルナンデスには2球目の138キロの直球を左中間へ運ばれ、適時二塁打で同点とされてしまった。秋山は七回裏の攻撃で代打を送られ、降板した。 右腕は「全体的にリズム良く思ったところへ投げられたと思います。七回のエルナンデス選手に打たれた場面はストライクを取りにいったわけではありませんが、中に入ってしまい、それをとらえられてしまいました」と反省。3年ぶりの白星を掴みかけていただけに、「大事なところできっちりと投げ切れるかどうかが、勝てるピッチャーと、そうでないピッチャーの差なのかなと感じました」と残念がった。阪神・呉昇桓、5戦連続35セーブ目「楽しんでやれています」 (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)呉昇桓が3点リードの九回に3番手として登板し、35セーブ目を挙げた。「同点でも、いく準備をしていた。ずっと連勝して、首位を守っているので、みんな楽しんでやれています」。四球と単打で二死一、二塁のピンチを背負ったが、代打・赤坂を左飛に斬り、ゲームセット。5戦連続でセーブを挙げた。
Aug 13, 2015
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代役なんて失礼や!阪神・狩野、堂々3番の2・5差V弾 (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)代役が決めた! 阪神・狩野恵輔外野手(32)が、同点の八回に決勝弾を放ち、今季2度目の5連勝に導いた。休養の福留に代わって「3番・右翼」で出場。貯金は今季最多の「7」で、ヤクルト、巨人とも今季最大の2・5ゲーム差。京セラドームさまさまで、中日戦勝ち越しも決定。福留がスタメン不在時は負けるという“ジンクス”ともおさらばや~。 よっしゃ~!! 両手に残る確かな感触に思わず、声が出た。打球が左翼フェンスを越えると、今度はダイヤモンドを走りながら、雄たけびを上げた。チームを5連勝に誘う文句なしの決勝アーチ。代役3番の狩野が接戦に終止符を打った。 「きょうのホームランは興奮しました!!」 お立ち台で顔を紅潮させ、振り返った打席は同点の八回二死走者なし。それまで、難敵の大野に凡退してきた原因を頭の中で整理し、2番手・又吉と対峙した。 「自分はいつもスタメンってわけじゃない。気持ちの部分で違う。代打の感覚でいこう」 7月1日のヤクルト戦(神宮)以来の先発出場であることを忘れた。主戦場の一振り稼業の感覚を呼び起こした。フルカウントから、8球目の甘いスライダーを一閃。出場2試合ぶりの3号ソロを左翼席に叩き込み、試合を決めた。 価値ある1勝だ。この日、不動の3番・右翼の福留が痛めた右手中指のケアと積極的休養から、ベンチスタート。ベテランがスタメンを外れると、今季5戦全敗だった。七回には無死満塁の好機を逃し、またか…という嫌な空気も漂った。そんなジンクスを自らのバットで打ち破った。 和田監督も「そういう試合を勝てなかったんでね。最後、本当に大きな仕事をしてくれた」と手放しでたたえた。 「死ぬまでが勝負だ。どっちがいい人生を送れるか、勝負しよう」-。 故障に泣き、クビ寸前の恐怖を味わった男がいまも、心の支えにする約束。絶対に負けられない勝負。言葉の主は現独立リーグ・高知の藤川だ。2012年オフ。狩野は腰痛を患い、育成選手としての再契約がまとまると、すぐさま電話を鳴らした。 「球児さんに最初に電話をして。そのときにそう言ってもらって。捕手のときも、配球とか、困ったときはいつも聞いていた。僕にとっては、いつまでも大先輩だよ」 今年6月。先輩の高知入団を知り、メールした。「負けませんよ」。プロ15年目の苦労人。幾多の困難を乗り越え、ようやく輝ける場所を見つけた。だが、終わりはない。人生の戦いはこれから先も、ずっと続く。 背番号「99」の働きで中日に早くもシーズン勝ち越し決定。京セラドームでの対竜戦の連勝も「11」に伸ばした。貯金は最多の「7」。2位ヤクルトに最大2・5差をつけ、14日から、神宮での燕退治に挑む。 「たまに出る選手が頑張る姿を見せないとチーム一丸とは言えない。必死こいてやっている姿を見せられたらいい」 前日12日にV打を放った坂に続く日替わりヒーロー。虎が首位を走る理由は全員野球にある。 データBOX ◎…阪神が中日に対し13勝7敗とし、中日戦は2013年から3年連続で勝ち越し。2リーグ制(1950年)以降、阪神が中日戦を3年連続で勝ち越すのは最多タイで、68-70年に次ぐ45年ぶり2度目。 ◎…京セラドーム(97-06年6月まで大阪ドーム)での中日戦は昨年4月2日から11連勝。04年8月24日-06年8月16日の対横浜11連勝(1分けを挟む)、10年8月14日-13年8月18日の対ヤクルト11連勝(継続中)と並ぶ同球場での同一カード球団最長の連勝となった。阪神、5連勝で2位と2・5差や! 狩野V弾「興奮しましたね」 (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)七回に同点に追いつかれた阪神は八回、狩野恵輔外野手(32)が左中間越えに3号ソロを放ち、勝ち越し。結局、4-1で勝利し5連勝で、貯金は今季最多の7とした。ヤクルト、巨人が敗れ、2位とは2・5ゲーム差となった。 前日代打で出場した狩野が「3番・右翼」でスタメン出場。3打席凡退の後に迎えた、同点の八回二死の第4打席。又吉の8球目、真ん中に入ってきたスライダーを左中間席へ運ぶ値千金の勝ち越し3号ソロを見舞った。 ヒーローの狩野は「昨日の代打と今日の3打席で悔しい思いをしていたので、この打席に集中しました」と振り返ると、勝ち越し弾には「興奮しましたね」と笑顔をみせた。 昨年、ともに2軍で過ごした秋山がこの日先発だっただけに、「ファームにいるときに秋山も頑張っていた。勝ちを付けられればよかったんですけど、でも、良いピッチングをしてくれたと思います」と7回1失点の右腕に白星を付けられなかったことを残念がった。2位と2・5差としたが、狩野は「まだまだわからないですけど、ファンのみなさんと喜べるように、一戦一戦がんばります」と気合をみせ、声援に応えた。マートン(4安打で勝利に貢献)「チームとしても投手が頑張っていたし、狩野さんがいいところで打って勝ててよかった」福原(2日連続の勝ち投手)「先発に勝ちが付くのが一番だけど…。接戦で勝っていけるのはいいと思う」途中出場でも魅せた!阪神・今成、狩野に続いたトドメ2点打 (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)試合を確実に決めた。二死から狩野の勝ち越し弾が出た八回。なお二死満塁のチャンスで、直前の守備から途中出場の今成が千金2点打だ。 「狩野さんがいいところで打ってくれたので、僕は気楽に打てました」 直球に鋭く対応した打球は、マウンド上の又吉がグラブで大きく弾いて、中前へ。1点だけで終わらない波状攻撃が、いまの虎の好調さを物語っていた。 8日のDeNA戦(横浜)の二回、二塁内野安打を放った際に一塁のロペスと交錯。その後、10打席安打がなかっただけに体調面も心配されていたが、6日の広島戦(マツダ)以来、自身出場6試合ぶりのタイムリーで不安も一掃した。虎・マートン、ムチャクチャ打つ4の4!14日にも3割に (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)海の向こうで中村GMはどういう表情を浮かべていたのだろうか、と考えてしまう。来季契約を含めて、土俵際にまで追い詰められていたマートンがムチャクチャ打つ。4打数4安打! 「投手も頑張っていたし、狩野もいいところで打って、勝ってよかったよ。シター!(お疲れさまでした、の略)」 2-1の八回二死一塁。又吉の外角直球を逆らうことなく右方向へ運んだ。二回に左前打、四回に中前打、七回に中前打をマークしていたが、5日の広島戦(マツダ)以来、今季2度目の4安打。今成のダメ押し打につなげ、4月下旬には一時・205まで落ち込んでいた打率は・296。14日のヤクルト戦で2打数2安打で3割の大台に到達する。 バットの状態に合わせるかのように、左翼の守備でも好プレー。秋山がエルナンデスに同点打を許した直後の七回一死二塁で藤井の邪飛を好捕。スタンドの虎党に手を振って何度も応えた。 呉昇桓とともに今季で契約切れ。中村GMは7月下旬から9日まで渡米し“ポスト・マートン”もチェックしていたが、その間にここまで巻き返すとは…。球団幹部は「マートンの来季契約に関しては最後の最後まで考えさせられることになりそうだ」という。もちろん、フロントからすればうれしい悲鳴だろう。 京セラドームの駐車場に降りてくると、レプリカユニホームを着た長男・マイカ君(6)、次男・アンドリュー君(3)から右膝付近にこびりついた赤土を指さされ、照れくさそうに笑っていた。いい表情だった。ここからが本番だ。 データBOX ◎…マートンの4安打は8月5日の広島戦(マツダ)以来、今季2度目で最多タイ。猛打賞(3安打以上)は、同6日の広島戦(マツダ)の3安打以来、今季10度目(通算93度目)。 ◎…マートンの打率は・296に浮上。次戦で2打数2安打なら、3割ジャストとなる。阪神・ゴメス、不利ムード吹き飛ばしたにっくき大野撃ち弾! (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)打球は高く舞い上がり、左中間スタンドに消えた。ゴメスの3試合ぶりとなる14号ソロアーチが、勝利への扉をこじあける号砲だった。 「大野投手からチームはあまり点がとれていなかったし、先取点をとれてうれしい」 0-0の二回だ。先頭で打席に立つと、カウント1-2と追い込まれてからファウルで3球粘っての7球目。外角低めのスライダーを思いっきりたたいた。「これまでストライクからボールになる球にやられていたからね。きょうはストライクゾーンのボールを打ったよ」と、してやったりの表情だ。 大野が先発した試合は、これまで4戦全敗。ゴメスも13打数2安打で打点なしと苦手にしていた。しかも、この日は福留が休養のためスタメンから外れた。一回は鳥谷、大和、狩野が3者連続三振を奪われてスタンドからはため息。誰がみても阪神不利という空気。そんなムードを一変させ、チームに9試合連続の先制点をもたらせる一発となった。 パワーだけではなかった。七回、同点に追いつかれたが、八回に2番手・又吉から、狩野の勝ち越し弾が飛び出した直後だ。きっちりと技ありの右前打を放ち、チャンスメーク。今成のダメ押しの2点打へと、つながった。「きのうは坂で、きょうは狩野さんがヒーローだった。みんな、チーム一丸で勝った勝利だ」。自分だけの力ではない-と力を込めた。 7月6日に生まれた次女・アイミーちゃんの存在が、ゴメスの支えであり、大きな発奮材料となっている。日課は、お風呂に入れること。「いつもママに助けてもらうけどね。すごくリフレッシュできるんだ」。 14日からは敵地でヤクルト、巨人との直接対決だ。和田監督は「今、やってもらわないと。ここから頑張ってもらわないと」と言い切った。ゴメスは百も承知だ。「全力でプレーして、チームの勝利に貢献したい」-。 最下位・中日を奈落の底に沈めたパワーで、次は、2・5差で追うライバルをたたき落とす。 阪神・俊介、絶妙バント安打!「しっかり決められてよかった」 (セ・リーグ、阪神4-1中日、20回戦、阪神13勝7敗、13日、京セラドーム大阪)俊介がキラリ光った。1-1の七回無死一、二塁で代打に送られると、厳しいバントシフトの中、投手と三塁手の間に絶妙なバント。内野安打となり、無死満塁と好機を広げた。 「しっかり決められてよかった。(二塁)走者がゴメスだったので中途半端だけはダメだと思った。三塁手に捕らせるつもりで、角度だけ、決めました」。得点にはつながらなかったが、職人技を披露。八回には四球で、今成の2点打も呼んだ。
Aug 13, 2015
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福留休息で狩野が三番大野からは打てませんでしたが、8回に二死ランナーなしからの決勝ホームラン!!そこからイケイケ!!ゴメス、マートン連打に俊介のフォアボール今成がセンター前!!投手が触って、セカンド触って、転がる間に二人ホームイン!!秋山に勝たせてあげたかった!!7回無死満塁から取れなかったのが残念でした。。。これで五連勝!!中日との京セラは11連勝!!巨人、ヤクルトが負けて2.5差!!このまま独走ロードだ!!1回表 【大島】 セカンドゴロ 【遠藤】 レフトフライ 【ルナ】 見逃し三振1回裏 【鳥谷】 空振り三振 【大和】 空振り三振 【狩野】 空振り三振2回表 【平田】 レフトヒット 【森野】 セカンドフライ 【エルナンデス】 空振り三振 【藤井】 センターフライ2回裏 【ゴメス】 左中間ソロホームラン T1-0D 【マートン】 レフトヒット 【新井】 空振り三振 【中谷】 ピッチャーゴロ 【鶴岡】 ショートゴロ3回表 【桂】 空振り三振 【大野】 空振り三振 【大島】 セカンドゴロ3回裏 【秋山】 見逃し三振 【鳥谷】 ファーストゴロ 【大和】 サードゴロ4回表 【遠藤】 セカンドフライ 【ルナ】 ファーストファウルフライ 【平田】 レフトヒット 【森野】 レフトフライ4回裏 【狩野】 ピッチャーゴロ 【ゴメス】 サードライナー 【マートン】 センターヒット 【新井】 ファーストゴロ5回表 【エルナンデス】 レフトフライ 【藤井】 左中間ツーベース 【桂】 ライトフライ 【大野】 セカンドゴロ5回裏 【中谷】 空振り三振 【鶴岡】 空振り三振 【秋山】 ファーストゴロ6回表 【大島】 センターフライ 【遠藤】 見逃し三振 【ルナ】 見逃し三振6回裏 【鳥谷】 見逃し三振 【大和】 ピッチャーゴロ 【狩野】 セカンドゴロ7回表 【平田】 ショートゴロ 【森野】 フォアボール 【エルナンデス】 左中間タイムリーツーベース T1-1D 【藤井】 レフトファウルフライ 【桂】 見逃し三振7回裏 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 センターヒット 【代打・俊介】 サードバントヒット 【代打・福留】 セカンドゴロ 【鶴岡】 空振り三振 【代打・江越】 ピッチャーゴロ8回表 (守備交代)今成 サード (投手交代)秋山 → 福原 【代打・亀澤】 ライトヒット 【大島】 ピッチャー犠打 【代打・和田】 空振り三振 【ルナ】 ライトフライ8回裏 (投手交代)大野 → 又吉 【鳥谷】 サードファウルフライ 【大和】 レフトファウルフライ 【狩野】 左中間ソロホームラン T2-1D 【ゴメス】 ライトヒット 【マートン】 ライトヒット 【俊介】 フォアボール 【今成】 センター2点タイムリーヒット T4-1D (投手交代)又吉 → 山本 ランナー今成が二盗 【鶴岡】 サードゴロ9回表 (守備交代)坂 セカンド (投手交代)福原 → 呉昇桓 (守備交代)荒木 ファースト 【平田】 ライトフライ 【森野】 フォアボール 【エルナンデス】 空振り三振 【藤井】 レフトヒット 【代打・赤坂】 レフトフライ先発秋山投手 7回 1失点全体的にリズム良く思ったところへ投げられたと思いますが、7回のエルナンデス選手に打たれた場面はストライクを取りにいったわけではありませんが中に入ってしまい、それをとらえられてしまいました。大事なところできっちりと投げ切れるかどうかが勝てるピッチャーと、そうでないピッチャーの差なのかなと感じました。ゴメス選手 2回裏 左中間スタンドへ先制第14号ソロホームラン打ったのはスライダー。インパクトの瞬間はとらえた感触があったんだけど、打球が高く上がったからホームランになるとは思わなかったよ。カウント1-2と追い込まれていたけれども、最後に打てるボールを打てたね。大野投手からチームとしてなかなか得点できていなかったし、先制点を取ることができてよかったよ。日替わりヒーローで5連勝!この強さはホンモノだ。中日の先発は今季4度対戦して、防御率0.56に抑えられているエース・大野。3連勝は難しいかと思われたが、その大野から2回、ゴメスの14号ソロで先制すると、今季2度目の先発となった秋山が、7回1失点の好投で堂々と渡り合う。8回、大野に打席が回ると、中日ベンチはやむを得ず代打を送った。こうなれば、強力リリーフ陣を擁する阪神が優位に立つ。8回を福原が抑えると、その裏、阪神打線の猛攻が始まった。2番手・又吉に簡単に二死を取られるも、福留に代わって三番に起用された狩野が、左中間スタンドへ起死回生の勝ち越しアーチ。ゴメス、マートンも連打で続き、途中出場の俊介が四球を選んで満塁とすると、こちらも守備から途中出場の今成が、中前適時打でダメ押しの2点を加えた。天敵・大野を打ち崩せたわけではないけれど、大野が先発した試合に勝ったことが大きい。先制パンチを見舞ったゴメスは、「いい球が来れば強いスイングをしようと打席に入った。結果的にホームランになってよかった」と謙虚に言ったが、和田監督は「(これまで)ほとんどのバッターがタイミングを取れていなかった。手も足も出ないような重い空気を吹き飛ばしてくれる一発だった」と絶賛。4安打のマートンともども、この時期の助っ人の活躍は本当に頼もしい。ただ、きょうのヒーローは何と言っても狩野だ。7月1日のヤクルト戦に続いて、プロ2度目の「三番」スタメン。福留を休ませるための起用だが、その試合でも2安打をマークしており、「代役」とは呼べない働きを見せている。8回二死から打席に入った狩野は、それまでの悔しさをボールにぶつけた。きのうは1対1の6回無死二、三塁で代打起用され、キャッチャーフライ。きょうは大野の前に3打席凡退していたからだ。「きのうは代打でメッセンジャーに勝ちを付けられなかった。秋山もいいピッチングをしていたのに打てなくて、本当に悔しい思いだった。3打席目まで全然だったので、代打の感覚で行こうと。いつもスタメンで出ているわけじゃないので、いつもと違う部分もあったけど、どうにか修正しなきゃと思って、最後にできました」関本が離脱しているいま、狩野が「代打の切り札」だが、一振りで勝負を決めるのはスタメンでも変わらない。和田監督も「一発を狙っていい場面。スライダーをフルスイングして、一振りで仕留めてくれた。最後に本当に大きな仕事をしてくれた」と最敬礼だ。きのうの坂、きょうの狩野と、常時、試合に出ているわけではない選手が活躍すると、本当にチームは盛り上がる。それは、ダメ押しの2点を挙げた今成も同じだ。「狩野さんがいいところで打ってくれたので、僕は気楽に行きました」今成は短いコメントで先輩を立てたが、あの2点が9回のマウンドに上がる守護神・呉昇桓を楽な気持ちにさせたのは間違いない。「ベンチにいる選手も出番のためにしっかり準備をしているから、ああいう仕事ができる。例年にない混戦で、気を抜いたら、いつ転げ落ちるか分からない。周りの勝敗に左右されず、目の前の試合に勝てるように、総力戦、全員野球でやっていきます」ヤクルト、巨人と眼下の敵と戦う明日からの6試合を前に、指揮官は「一戦必勝」を誓った。
Aug 13, 2015
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虎・メッセ、日米通算1000奪K!「勝った。それがすべて」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)13日の34歳の誕生日の前祝いとはいかなった。3度目の正直での8月初白星はお預けとなった。それでも、助っ人の投打に渡る活躍が虎を勝利に導いた。日米通算1000奪三振&先制打。阪神・メッセンジャーは少しだけ、溜飲を下げた。 「チームが勝ったから。それがすべて」 今季4度目となる中4日のマウンドで、150キロ前後の剛球を軸に6回5安打1失点。六回に同点に追いつかれ、なおも二死一塁では森野をフルカウントから低めのカーブで空転させた。この日、7個目の三振を奪い、日米通算11年目での大台(メジャー120、日本880)に到達した。 「気にしていないよ」 本人は意に介さなかったが、2年連続奪三振王に輝いた男の真骨頂が垣間見えた瞬間だった。バットでも、両軍無得点の三回一死三塁で先発・バルデスから左前適時打。今季3本目の安打が初タイムリーにつながった。 来日6年目を迎え、日本球界で確固たる地位を築き上げた。前日11日の試合前。まだスタンドにファンがいない中、三塁ベンチに足を運んだ。「会いたい」と関係者を通じて、“ラブコール”を送られていた大野と対面するためだった。 大野 「今年からメッセンジャーさんのような叩きつけるフォークを理想にして、使わせていただいています」 メッセ 「全然問題ない。頑張ってよ!!」 わざわざ、決め球拝借の許可を取ってきた竜のエースに笑顔で応対。いまでは他球団の選手からも理想像に掲げられる存在になった。 「とにかくチームが勝った。それがすべて」 同じ言葉を繰り返し、帰路についた右腕。次戦は18日の巨人戦(東京D)だ。中5日でカード頭を任され、宿敵に立ち向かう。今度こそ、圧倒的な投球で勝ち星をつかみにいく。阪神・メッセ、自らのバットで先制「フジイサンが塁上で疲れてたから」 (セ・リーグ、阪神-中日、19回戦、12日、京セラドーム大阪)34歳誕生日前祝いだ! 先制したランディ・メッセンジャー投手(33)は三回、一死三塁から左前適時打で先制した。 メッセンジャーは「打ったのはストレート。フジイサンが三塁打を打って塁上で疲れていそうだったから、早くベンチで休んでもらうために自分がヒットを打ってホームへかえしたかったんだ。打ててよかったよ」と冗談を交えながら喜んだ。阪神・安藤、4試合ぶり被安打ゼロ「リズムよく3人で斬れた」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)七回から登板した2番手・安藤がきっちりと三者凡退に抑えた。「リズムよく3人で斬ることができてよかった」。8月2日のヤクルト戦以来、自身4試合ぶりの被安打ゼロ。「福(福原)さん、スンファンにつなぐのが僕の仕事」。相手に流れを渡さず、チームの4連勝に貢献した。阪神・福原、3人斬り通算82勝目!「これを継続していければ」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)阪神の3番手・福原が今季5勝目を挙げた。「3人で抑えられてよかった」。1番・遠藤から始まる相手打線を3人でピシャリ。その裏にチームが勝ち越し、能見と並ぶ球団13位タイの通算82勝目を手に入れた。「みんな大変だけど、これを継続していければ。頑張ります」。中継ぎリーダーがこれからも必勝リレーを引っ張っていく。阪神・呉昇桓、11年目で金字塔!今季34S目で日韓通算350S (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)試合終了後の電光掲示版に栄誉をたたえる文字が浮かび上がった。「祝 日韓通算350セーブ」-。阪神・呉昇桓(オ・スンファン)が新たな境地にたどり着いた。 「久しぶりに3人で終われたことがよかった。最近、走者を出すことが多かったから」 2点リードの九回。定位置でバトンを受け、先頭の平田を148キロの直球で空振り三振に仕留めるなど、登板3試合ぶりの三者凡退だ。今季34セーブ目。自然と表情もほころんだ。 日韓通算11年目での金字塔(韓国277、日本73)は周囲の支えがあったからこそ、達成できた。今月上旬。韓国サムスンで長年バッテリーを組んだ陳甲龍(チン・ガビョン)が41歳で現役を引退した。2008年の北京五輪の金メダリストで自身を新人王に導いてくれるなど、多くの助言をもらってきた恩人だ。 「長くバッテリー組み過ぎて、何が一番というのは言えないよ」 引退会見が終わると、すぐに連絡して、感謝の意を伝えた。そして、秋には、異国の地でのV報告をするつもりだ。 「350セーブに大きな意味は感じない。でも、残り40試合をもっと集中して投げたい」 求めるのは優勝のみ。守護神は心底、歓喜の瞬間を欲している。阪神・呉昇桓が日韓通算350セーブ「久々に3人で終われた」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)阪神の呉昇桓が日韓通算350セーブを達成した。2点を勝ち越した直後の九回にマウンドへ。4番平田を空振り三振に仕留めると、続く2人もきっちり打ち取った。3試合ぶりに三者凡退で終わらせ「久々に3人で終われたのが良かった」と満足げな表情を浮かべた。 韓国で277セーブ、日本で73セーブ。到達した節目の数字には「大きな意味はない。それより残りの40試合に集中していきたい」と無関心だった。(共同)
Aug 12, 2015
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まさかの坂だァ!ビックリV三塁打で虎4連勝&貯金は今季最多6 (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)まさかの坂…と思ったアナタ、失礼ですよ!! 阪神は同点の八回、守備から出場の坂克彦内野手(29)の今季初打点となる左中間適時三塁打で、中日を振り切り4連勝。当時の球団社長が犠牲となった日航機墜落事故から30年を迎えた大切な日を、執念でものにした。脇役が大仕事で貯金は今季最多の6。優勝間違いなし!! 予期せぬヒーローが勝負を決めた。福留でもゴメスでもマートンでもない。決勝点は脇役のバットから生まれた。今季初打点が殊勲の勝ち越し打。7月15日の広島戦(甲子園)以来の打席で、竜に引導を渡した坂が、京セラドームのお立ち台で恥ずかしそうに笑った。 「気持ちいいです。試合より緊張しますよ。100試合過ぎてからの初打点はさみしいですけど、よかったです」 1-1の八回二死から鳥谷が二塁打で出塁。七回の守備から途中出場していた坂が中日の先発左腕・バルデスのキレのある球に食らいつき、粘ってフルカウントまで持ち込んだ。「粘っていくなかでタイミングが合ってきた」。そして8球目。外角の直球をはじき返すと、打球は遊撃の右を鋭く抜けていった。左対左を制して外野フェンスまで転がった三塁打は今季4安打目。チームを4連勝に導く一打となった。 出番は少なくても、いつでも100%の力を出せる努力はしている。「(ベンチの)裏で準備できることをやっているくらいです。バットを振ったり、ストレッチをしたり、タイミングを合わせたり」。和田監督は「守備固め中心だけど、数少ない打席で結果を出してくれて、チームメートみんな喜んでいる。1打席勝負の選手が打つのは難しいだろうけど、本当によく打ってくれたね」と目を細めた。夏は得意。常総学院高の3年夏には「3番・遊撃」でダルビッシュ(現米大リーグ、レンジャーズ)を擁する東北高を破って全国制覇した。しびれる場面で大舞台での強さを見せつけた。 当時の中埜肇球団社長が乗り合わせて、犠牲となった1985年8月12日の日航機墜落事故からちょうど30年。指揮官にとってもチームにとって特別な1勝だ。 「そういう(勝ちたい)気持ちはすごく強かった。自分でもルーキーイヤーのことだったので、鮮明に覚えている。忘れられないというか、忘れてはいけない出来事だった。みんなもそういう意識を持ちながらのゲームだったと思う」 六回には積極代打攻勢も無得点。難敵バルデスを攻めあぐねるなか、七回には先頭・マートンが珍しくセーフティーバントを試みた。 「何とか塁に出て、先頭バッターの仕事をしようという気持ちが、後ろにもつながっていった。そういう姿勢が1勝につながった」と指揮官。最後の好機に伏兵が大仕事。亡き球団社長へチーム一丸となって勝利を捧げた。 夏のロードは3カード連続勝ち越し発進。貯金を「6」に伸ばした。坂は「また試合があるので、明日から頑張っていきたい」と背筋をピンと伸ばした。狙うのは、リーグ優勝と日本一を勝ち取ったあの30年前の再現だ。★1985年の阪神VTR 4月17日の巨人戦(甲子園)でバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発が飛び出すなど、チームは開幕から好調を維持。8月12日夜、羽田発伊丹行き日本航空123便(ボーイング747、乗客・乗員524人)が群馬県の御巣鷹山に墜落。520人が死亡、4人が重傷を負う大事故に当時の球団社長中埜肇氏が巻き込まれ、犠牲となった。事故後、チームはショックを受け6連敗を喫し、一時は3位に後退したが、チーム一丸となり、強力打線と投手陣で首位に返り咲き、10月16日のヤクルト戦(神宮)で引き分け、優勝。勢いにのって球団初の日本一になった。坂 克彦(さか・かつひこ) 内野手。1985(昭和60)年9月6日生まれ、29歳。茨城県出身。常総学院高では1年夏から3年連続で甲子園出場(春はなし)。3年時は全国制覇。2004年ドラフト4巡目で近鉄入団。楽天を経て06年から阪神。通算成績は348試合に出場、打率・213、5本塁打、44打点。1メートル80、82キロ。右投げ左打ち。独身。年俸2300万円。背番号35。データBOX ◎…阪神の貯金「6」(54勝48敗1分)は今季最多。昨年のリーグ終了時の「7」(75勝68敗1分)以来 ◎…阪神が4連勝。4連勝は今季6度目。今季の連勝の最長は1引き分けを挟んだ6連勝がある ◎…夏のロードは出だしから3カード連続勝ち越し。昨年に続く2年連続の好スタート阪神・福留、手負い右手でダメ押し二塁打!「自然と体が反応した」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)勝利を決定づける打球が一塁線を破った。虎党の大興奮のなか、転々と転がる間に三走が生還。阪神・福留が執念をみせた。 「坂が打った後だったけど、それでもなんとかと思っていた。自然と体が反応した」 1-1の八回に1点を勝ち越した直後。二死三塁で、苦しめられていたバルデスを、ようやくとらえた。カウント2-2から外角低めのスライダーに体勢を崩されながらもミート。一塁手・森野のミットをすり抜け、右翼線への適時二塁打になった。 手負いのなかでも、奮闘した。前日11日の試合で、スイングした際に、右手薬指付近に痛みを感じた。試合後は「問題ない」と話したが、アイシングなど、ケアを施し、この日の試合前練習では全体練習のフリー打撃に加わらなかった。一抹の不安が漂ったが、スタメンに名を連ねた。試合後は「ゲームに出ている以上、痛い、かゆいはいってられない」とキッパリ。今季5度の休養日は全敗。休む選択肢はなかった。 和田監督は「みんな何かを抱えている。技術のある選手なので、何かあろうと、最後、それを出してくれたね」と絶賛。痛む右手で拾った一打に賛辞を惜しまなかった。 竜にトドメを差す一打を放っても表情は冴えなかった。先発メッセンジャーが気がかりだった。先制打を放ち、投げても中4日で6回1失点と好投したが、勝ち越せば、白星がつく六回無死二、三塁で無得点。福留も一死後、見逃し三振に倒れた。 「前の打席(六回)で、頑張っていたランディ(メッセンジャー)に勝ちをつけてあげられなかった。ずっと申し訳ないことをしているし、チームとしてもっと強い気持ちをもっていかないと」 左腕バルデスとは今季4度目の対決。勝ち負けはつかずも、これまで対戦防御率1・19とチームとして苦手にしていたが、ようやく、黒星をつけた。それでも「試合には勝ったけど、(先発に勝ちがつかなかったのは)僕ら野手の責任だから」と浮わついた様子はなかった。全てはチームのため。残り40試合を突っ走る。 データBOX ◎…阪神は京セラドーム(1997-2005年は大阪D)での主催試合で、昨年8月19日の中日戦から8連勝。05年8月17日の横浜戦-06年7月15日の中日戦での8連勝と並ぶ球団最長となった。 ◎…同球場での中日戦は昨年4月2日から10連勝。04年8月24日-06年8月16日の対横浜11連勝(1分けを挟む)、10年8月14日-13年8月18日の対ヤクルト11連勝(継続中)に次いで2年ぶり3度目。阪神・藤井が激走!4年ぶり3塁打放ち貴重な先制点ゲット (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)二塁を回った!! その瞬間、ドーム内にはウオーという、なんとも言えないどよめきが起こった。男前がエッチラオッチラ走って、三塁に滑り込むと、大きな拍手と笑いに変わった。貴重な先制点はチーム最年長、39歳のベテラン、阪神・藤井の激走三塁打が起点となった。 「二塁を回ったあたりからやばいな、と思いました」 0-0の三回一死。バルデスの内角直球をたたくと、打球は左翼フェンスに直撃した。「最初は、(ジャンプした和田に)ボールを捕られたかなと思った」。だが、白球はグラウンドに落ちている。そして、和田が打球処理にもたついている…。二塁ベース手前でギアチェンジ。三塁でアウトになるかもという恐怖心も頭をもたげたが、1メートル70、80キロのからだを前後に大きく揺らし、もつれそうになる足を必死に回転させた。審判の「セーフ」のコールを確認すると思わずニヤリ。この走りにメッセンジャーが奮起。「藤井さんが、三塁打を打ってベース上で疲れていそうだったから、早くベンチで休んでもらうために、自分がヒットを打ってホームへかえしたかったんだよ」。4球目を左前に弾き返して、藤井が先制のホームを踏んだ。 三塁打は阪神移籍初年度の2011年9月18日の広島戦(マツダ)以来、4年ぶり。「それは別に…」と少し照れたあと、8勝目はお預けとなったメッセンジャーにわびた。 「彼は好投していたのに、勝ち星がつかなくて…。(六回、併殺崩れによる)アンラッキーな点の入り方をしたし、すごく申し訳ない。残り試合も頑張ってもらいたい」 恋女房としてリードはもちろん、打撃、そして「走」でも助っ投を援護していく。データBOX ◎…藤井が2011年9月18日の広島戦(マツダ)以来、4年ぶりに三塁打を放った。通算三塁打は「8」。シーズン最多は2003年の近鉄時代に記録した「2」阪神・鳥谷、坂の活躍喜ぶ「若い選手が活躍するのはいいこと」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、19回戦、阪神12勝7敗、12日、京セラドーム大阪)キャプテンの一打から始まった。八回二死、阪神・鳥谷がカウント1-1から右中間を破る二塁打。「点になれば、どんな形でもいい」。続く坂の三塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。「若い選手が活躍するのはいいこと」。出番が少ないなかで結果を残した坂の活躍を喜んだ。
Aug 12, 2015
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坂!!勝ち越しスリーベース!!鳥谷ツーベース、坂スリーベース、福留ツーベースで、8回ツーアウトランナー無しから二点取ってゲームを決めました!!藤井のスリーベースに、メッセンジャーのタイムリーでの先取点メッセンジャーに勝ちをつけてやりたかった。。。メッセンジャー6回1失点のあと、安藤!福原!呉昇恒がパーフェクトリリーフ!!呉昇恒は350セーブ!これで、3カード連続の勝ち越し、四連勝!!京セラドームでの中日戦は10連勝!!1回表 【遠藤】 レフトフライ 【大島】 セカンドゴロ 【ルナ】 セカンドゴロ1回裏 【鳥谷】 見逃し三振 【大和】 センターフライ 【福留】 見逃し三振2回表 【平田】 空振り三振 【和田】 サードゴロ 【森野】 ショートライナー2回裏 【ゴメス】 サードゴロ 【マートン】 ショートゴロ 【新井】 ピッチャーゴロ3回表 【エルナンデス】 レフトヒット ランナーエルナンデスが二盗 【杉山】 空振り三振 【バルデス】 空振り三振 【遠藤】 セカンドゴロ3回裏 【江越】 見逃し三振 【藤井】 レフトオーバースリーベース 【メッセンジャー】 レフトタイムリーヒット T1-0D 【鳥谷】 セカンド併殺打4回表 【大島】 センターフライ 【ルナ】 セカンドフライ 【平田】 ショートゴロ4回裏 【大和】 ショートゴロ 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 ライトオーバーツーベース5回表 【和田】 センターヒット 【森野】 見逃し三振 【エルナンデス】 センターヒット 【杉山】 センターヒット 【バルデス】 空振り三振 【遠藤】 空振り三振5回裏 【新井】 ショートゴロ 【江越】 センターフライ 【藤井】 センターフライ6回表 【大島】 センターフライ 【ルナ】 フォアボール 【平田】 レフトヒット 【和田】 サードゴロ T1-1D 【森野】 空振り三振6回裏 【代打・中谷】 センターヒット 【鳥谷】 ライト線ツーベース 【代打・狩野】 キャッチャーファウルフライ 【福留】 見逃し三振 【ゴメス】 ショートフライ7回表 (守備交代)坂 セカンド (投手交代)メッセンジャー → 安藤 【エルナンデス】 レフトフライ 【杉山】 ライトフライ 【バルデス】 空振り三振7回裏 【マートン】 ショートフライ 【新井】 見逃し三振 【江越】 空振り三振8回表 (投手交代)安藤 → 福原 (守備交代)今成 サード 【遠藤】 レフトフライ 【大島】 ファーストゴロ 【ルナ】 ショートゴロ8回裏 (守備交代)荒木 セカンド 【藤井】 ショートゴロ 【今成】 セカンドゴロ 【鳥谷】 右中間ツーベース 【坂】 左中間タイムリースリーベース T2-1D 【福留】 ライト線タイムリーツーベース T3-1D 【ゴメス】 サードゴロ9回表 (投手交代)福原 → 呉昇桓 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)荒木 ファースト 【平田】 空振り三振 【和田】 セカンドゴロ 【森野】 レフトフライ2015年8月12日 セ・リーグ 京セラD 終了 中日 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1阪神 0 0 1 0 0 0 0 2 x 3投 手中日 バルデス阪神 メッセンジャー ―安藤 ―福原 ―呉昇桓 【勝】 福原 5勝 3敗 1S【負】 バルデス 2勝 8敗 0S【S】 呉昇桓 2勝 2敗 34S先発メッセンジャー投手 6回 1失点最低限の仕事はできたと思います。メッセンジャー選手 3回裏 レフト先制タイムリーヒット打ったのはストレート。フジイサンが三塁打を打って塁上で疲れていそうだったから、早くベンチで休んでもらうために自分がヒットを打ってホームへかえしたかったんだ。打ててよかったよ。脇役・坂がお立ち台。チーム一丸の勝利!試合後、お立ち台に上がったのは“脇役”の坂だった。ふだんは守備固めでの出場が多く、打席に立つのは7月15日の広島戦以来、約1カ月ぶり。それでも、スターティングメンバーが打ちあぐねていた中日先発・バルデスから貴重な勝ち越し打を放った。7回の守備から途中出場していた坂に打席が回ってきたのは、同点の8回二死二塁のチャンス。ボール球を見極め、ファウルで粘ると、8球目のストレートをとらえて左中間へ運んだ。二死から右中間への二塁打でチャンスメークしていた鳥谷は悠々、勝ち越しのホームイン。坂自身も三塁まで進み、続く福留の二塁打で3点目のホームを踏んだ。「100試合が終わって今季初打点はさみしいですけど、打ててよかったです。ピッチャーも頑張っていたので、何が何でも決めてやろうという気持ちもあったけど、後ろにつなごう(という気持ち)が強かった。とりあえず、打てるボール、当たるボールは振っていこう、その中で見極められればと。粘りながらタイミングが合ってきました」この「タイミングを合わせる」ということができずに、先発メンバーは苦しんでいただけに、和田監督は坂の打撃を絶賛した。「いつも守備中心だけど、数少ない打席で結果を出してくれた。後から行く選手が仕事をすると盛り上がる。スターティングメンバーがタイミングを取れない、1打席勝負の選手が打つのは難しい投手を、本当によく打ってくれた。バッティングはやはりタイミングが大事。坂は何とか粘って合わせてくれた」優勝争いから抜け出すチームには、必ずと言っていいほど脇役や伏兵、ラッキーボーイと呼ばれる選手が活躍する時期がある。これでチームは4連勝。苦手としていた長期ロードで3カード連続勝ち越しを決め、首位を守っている。「1戦1戦。きょう勝てば、またあしたも、という気持ち」と和田監督が言えば、坂も「1試合1試合。あしたからも試合は続くので、頑張っていきたい」と言った。阪神ベンチはいま、チーム一丸の雰囲気に包まれている。
Aug 12, 2015
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虎、3連勝で最多貯金「5」!能見は9勝でハーラートップタイ (セ・リーグ、阪神3-1中日、18回戦、阪神11勝7敗、11日、京セラドーム大阪)よく耐えた! よく踏ん張った! 阪神は先発・能見篤史投手(36)が6安打を許しながら、8回1失点とベテランらしい粘りの投球。二回以降、追加点が入らずに防戦一方となった展開のなか、初回の3点を守った。チームは3連勝で今季最多の貯金「5」、自身も4連勝で9勝9敗と五分に戻し、ハーラートップタイに並んだ。 マウンドの能見の視線は一走・エルナンデスを鋭くとらえた。チーム3連勝を決定づけた“1球”はベテラン36歳の読みから。2点を守る七回一死一塁。立て続けにランエンドヒットでファウルになった状況を見極め、落ち着いて対処した。 「ずっと走ってきていたので。ありがとうございますって感じです」 セットポジションに入ると、右足を上げ、そしらぬ顔で一塁けん制。まんまと一、二塁間におびき出し、ピンチの芽を摘みとった。打線は一回に3点を奪った後、六回二死まで無安打。一方、竜は三回からあきらめずにコツコツ打ってくる。防戦一方なムードを、断ち切った。 「緩急をうまく使えた。四球を出さないようにと意識していた」 投球も味わい深かった。得意のチェンジアップ、フォークの低めへの制球を徹底。直球は1度も140キロ台を計測することはなかったが、球速差をつけた。8回6安打1失点。無四球ピッチでハーラートップタイの9勝目(9敗)をあげた。 通算も82勝とし、上田二朗氏(サンケイスポーツ専属評論家)らを抜き、球団単独13位に浮上。今年1勝2敗と苦戦していた中5日の登板間隔を乗り越え、4連敗中の竜退治に成功。京セラドームでは対中日9連勝となった。 後輩たちの頑張りに奮い立った。この日、夏の甲子園の第1試合で母校・鳥取城北高(鳥取)が鶴岡東高(山形)と対戦。敗れたが、練習用の硬式球40ダースを差し入れするなど気に掛けていた。 「結果は知っています。レベルは上がってきているんじゃないかな」 能見にとっても高校時代の成長が現在につながる。野球部部長として当時を知る石川晴久氏も「能見が入学して、最初にキャッチボールしたときの腕の使い方を見て、鳥肌が立ちました。表情も高校のときから変えずに投げていた」と述懐する。ちぎれんばかりに腕を振れる長所。代名詞となった「ポーカーフェース」のルーツは、汗水流した20年前にあった。 カード頭を担った左腕の好投で、貯金は今季最多の「5」。2位ヤクルトと1・5ゲーム差は変わらないものの、首位をがっちりキープし、和田監督も気を引き締めた。 「今は貯金の数じゃない。目の前の試合を1つ1つとっていく。あすもそういう気持ち」 背番号「14」の思いも同じだ。自身4連勝で、最多4あった自身の“借金”を完済し「やっとですね」と口にした後、京セラドームのお立ち台で誓った。 「勝負はまだまだ先。しっかり頑張りたい」 正念場でこそ、36歳の力が頼りになる。そう抱かせる119球の熱投だった。能見について阪神・中西投手コーチの話「前回(5日)に比べるとよくなかったが、ボールを低めに集めていた。チェンジアップ、スライダーがよかった」データBOX 阪神の貯金「5」(53勝48敗1分)は今季最多で、昨年のリーグ終了時の「7」(75勝68敗1分)以来。ちなみに今季リーグ最多貯金は5月16日、DeNAの「11」能見が9勝目!星を五分に戻し「やっと…という感じ」 阪神は今季初の貯金5 (セ・リーグ、阪神3-1中日、18回戦、阪神11勝7敗、11日、京セラドーム大阪)阪神・能見篤史投手(36)が中日戦に先発し、8回6安打1失点と好投。リーグトップタイの9勝目(9敗)を挙げた。 能見が粘りの投球を見せた。一回にゴメスの先制打、新井の2点二塁打で3点の援護をもらったエース左腕は、四回二死二塁から和田に中前適時打を浴び、1点を奪われたが、大崩れしなかった。安打は許すものの、けん制で刺すなどピンチを切り抜け、8回を1失点で投げ切った。 中5日の登板に能見は、「自分のピッチングをするだけ。一回に3点を取ってもらったので、よかったです」と笑顔。自らの好投に「鶴岡さんも緩急をうまく使ってくださいました。四球がなくてよかった」と納得した表情を見せると、9勝9敗と星を五分に戻し「やっと…という感じ」とコメントした。 「8月から1試合1試合が大事。この時期に自分の力が発揮できるということはいいこと」と話したエースは、チームの今季初貯金5にも「まだまだ先はある。取れる試合をしっかり取ることが大事」とおごることなく、前を見据えた。阪神・中西投手コーチ(能見に)「チェンジアップ、スライダーが低めに集まっていた」阪神・呉昇桓、反省33セーブ「次回は3人でしっかり抑えたい」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、18回戦、阪神11勝7敗、11日、京セラドーム大阪)2点リードの九回に登板した呉昇桓(オ・スンファン)は先頭のルナに中前打を許したが、後続の3人を抑えてリーグ最多の33セーブ目。「走者を出さないようにしようと思ったが…。ファン、監督、コーチも不安になると思うので、次回登板は3人でしっかり抑えたい」と反省した。前回9日のDeNA戦(横浜)は3点リードの九回、3本の長短打で1点差に詰め寄られるヒヤヒヤS。この日も3人でピシャリとはいかず、守護神に笑顔はなかった。竜倒V撃!阪神・ゴメス、6戦連続打点「チームが勝つことが一番」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、18回戦、阪神11勝7敗、11日、京セラドーム大阪)グシャッという鈍い音を残して、打球は右前にポトリと落ちた。わき上がる虎党の大歓声。ゴメスがバットを折りながらも先制打。しぶとい一打で、口火を切った。 「とにかくチームが勝つことが一番。きょうは貢献できてよかったよ」 一回、鳥谷と大和の連打で早々に一死一、三塁の好機がめぐってきた。1ボールから中日の先発・雄太の内角高め直球を強振。詰まった当たりだったが、振り切った分だけ打球は右前へ飛んだ。併殺打だけは避けたい場面で「『ゴロを打ちたくない』と意識しすぎると、逆に打ってしまう。(意識を)クリアにしていたよ」と冷静さを保って、先制打につなげた。 「チャンスであればあるほど、『落ち着いて』というのができている」 これで6試合連続で打点をマーク。4月16日の中日戦(ナゴヤD)から同22日のDeNA戦(横浜)以来となる今季、最多タイだ。チームにとっても7試合連続となる先制点となった。G砲に続けとマートン、新井も打ち、この回3点。その後、得点できなかったことを思えば貴重なイニングとなった。 和田監督も「初回にいい形でね。ゴメスがタイムリーを打って、いい攻撃ができた」と、主砲の先制パンチを評価した。 本拠地の甲子園で高校野球が開催中のため、チームは現在、長期ロードに出ている。調整も普段通りといかない難しい時期でも、G砲のコンディションはバッチリだ。練習前には一塁側ブルペンで肩周りや体幹のトレーニングをしてから、練習に合流。自己流の調整を確立し、権田トレーナーも「体重(100キロ前後)は1、2キロの増減に抑えられていますし、いい状態を保っています」と証言する。 「いい球を打つ。それだけだよ」 夏休みの京セラドームには、3万4553人の虎党が詰めかけた。これで、阪神の公式戦入場者数は200万人を突破。大歓声に背中を押され、ゴメスがバットでVロードを切り開いていく。 データBOX ゴメスが1打点を挙げ、8月5日の広島戦(マツダ)から自身最多タイとなる6試合連続打点を記録。今季2度目で、1度目は4月16日の中日戦(ナゴヤD)から同22日のDeNA戦(横浜)で計11打点をマーク虎・ゴメス、バット折って先制打!「新しいバットを準備しなくちゃ」 (セ・リーグ、阪神-中日、18回戦、11日、京セラドーム大阪)5戦連続打点中の阪神のマウロ・ゴメス内野手(30)が一回、一死一、三塁から中日先発・雄平の2球目をフルスイング。打球は右翼手の前にポトリと落ちる適時打で、先制点を挙げた。 ゴメスは「打ったのはストレート。完全に詰まった打球になったけど、外野手の前に落ちてくれてラッキーだったよ。バットを折ってしまったから新しいバットを準備しなくちゃいけなくなったけど、タイムリーヒットになってくれたことは嬉しいよ」と茶目っ気たっぷりに先制打を喜んだ。虎・良太「ラッキー」2点打!満塁機で7打数6安打11打点 (セ・リーグ、阪神3-1中日、18回戦、阪神11勝7敗、11日、京セラドーム大阪)ドームに響く登場曲・プリンセスプリンセスの「世界でいちばん熱い夏」が実にマッチする。新井が運も味方に、満塁男ぶりを発揮した。 「ラッキーだったのひと言じゃないでしょうか。満塁だったし、何とかしたい気持ちでした」 1点を先制して、押せ押せムードの一回一死満塁。カウント2-2から外角低めのチェンジアップに食らいついたが、一塁手・森野の正面へ-。万事休すと思いきや、打球は人工芝とアンツーカーとの間でバッフーンと弾み、右翼線へ。大和&ゴメスを返し、リードを3点に広げ、新井は二塁で止まりそうになった一走のマートンを再加速させるサインを送りながら、二塁に到達だ。 今季、満塁機では7打数6安打(打率・857)、11打点。「満塁ということがプレッシャーにならず、自分のスイングを(しよう)と思って打席に入っているからかもしれないです」と勝負強さの理由を分析した。 相手先発は第2戦以降も左腕で、3試合連続スタメンの可能性が高い。「(一回は)本当は打つような球ではなかったけど、結果的に2点入ったのはよかった」。六回二死一塁での中前打の方が感触はいいかもしれないが、イレギュラーの運も実力のうちだ! データBOX 阪神の新井は7月22日の巨人戦(甲子園)以来となる満塁での安打を放ち、今季満塁では7打数6安打、11打点、打率・857。現在、7打席連続で打点をあげている。ちなみに昨季も満塁では8打数4安打、10打点、打率・500と勝負強い阪神・大和、パパは頑張る絶妙バント!「いいところに転がってよかった」 (セ・リーグ、阪神3-1中日、18回戦、阪神11勝7敗、11日、京セラドーム大阪)大和が一回無死二塁で絶妙な犠打。これが投手内野安打となり、ゴメスの先制打につなげた。「サード側にやろうと思っていた。いいところに転がってよかったです」と笑顔。麻理子夫人=旧姓・原、元フリーアナウンサー=が9日午後に芦屋市内の病院で、第1子となる3416グラムの長男を出産。「まだ(どちら似か)全然わかりませんが、かわいい。頑張らないといけないですね」とパパの自覚を口にした。
Aug 11, 2015
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前半戦、あれだけ苦しんだエース能見が、8回1失点、自身4連勝で、とうとうハーラートップタイの9勝目!!今日は、ほんとうに、安定していました!!まだまだ余裕あったので、完投してほしかったですが中5日ってことなのか、最後は呉昇桓に、ひやひやしましたが、なんとか抑えきりました!!4位以降とは、だいぶ差がついてきましたが、あとは、ヤクルト、巨人をおいていきたいですね。。。まずは、京セラ中日せんの6連勝を狙いましょう!!1回表 【遠藤】 レフトフライ 【大島】 ファーストゴロ 【ルナ】 ライトフライ1回裏 【鳥谷】 レフト線ツーベース 【大和】 ピッチャーバントヒット 【福留】 ライトフライ 【ゴメス】 ライトタイムリーヒット T1-0D 【マートン】 ライトヒット 【新井】 ライト線2点タイムリーツーベース T3-0D 【江越】 ピッチャーゴロ 【鶴岡】 ショートゴロ2回表 【平田】 ショートゴロ 【和田】 空振り三振 【森野】 空振り三振2回裏 【能見】 見逃し三振 【鳥谷】 サードゴロ 【大和】 ショートゴロ3回表 【エルナンデス】 レフトヒット 【桂】 ピッチャーゴロ 【雄太】 ピッチャー犠打 【遠藤】 ファーストゴロ3回裏 【福留】 ショートゴロ(エラー) 【ゴメス】 サード併殺打 【マートン】 レフトフライ4回表 【大島】 左中間ツーベース 【ルナ】 サードゴロ 【平田】 ショートゴロ 【和田】 センタータイムリーヒット T3-1D 【森野】 ショートゴロ4回裏 【新井】 ショートゴロ 【江越】 ショートゴロ 【鶴岡】 セカンドゴロ5回表 【エルナンデス】 ピッチャーゴロ 【桂】 ライトヒット 【雄太】 スリーバント失敗 【遠藤】 ライトフライ5回裏 【能見】 見逃し三振 【鳥谷】 セカンドゴロ 【大和】 センターフライ6回表 【大島】 ショートゴロ 【ルナ】 セカンドヒット 【平田】 空振り三振 【和田】 レフトフライ6回裏 【福留】 セカンドゴロ 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 ショートゴロ 【新井】 センターヒット 【江越】 センターフライ7回表 (守備交代)今成 サード 【森野】 空振り三振 【エルナンデス】 ライトヒット ランナーエルナンデスが一塁牽制アウト 【桂】 空振り三振7回裏 【鶴岡】 フォアボール (投手交代)雄太 → 岡田 【能見】 キャッチャーファウルフライ 【鳥谷】 ライトヒット 【大和】 空振り三振 【福留】 見逃し三振8回表 【代打・荒木】 セカンドフライ 【遠藤】 サードファウルフライ 【大島】 ライトフライ8回裏 (投手交代)岡田 → 小熊 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 フォアボール (代走)荒木 【今成】 ライトフライ 【江越】 サードゴロ9回表 (守備交代)坂 セカンド (投手交代)能見 → 呉昇桓 (守備交代)俊介 レフト 【ルナ】 センターヒット 【平田】 空振り三振 【和田】 ライトフライ 【森野】 セカンドゴロ■2015/8/11 試合結果対中日 18回戦 京セラドーム中|000 100 000|1神|300 000 00x|3勝:能見9勝9敗0SS:呉昇桓2勝2敗33S敗:雄太0勝2敗0S中:雄太-岡田-小熊神:能見-呉昇桓8/12の予告先発中:バルデス神:メッセンジャー新井選手 1回裏 ライト線2点タイムリーツーベースヒットラッキーでした。ゴメス選手 1回裏 ライト先制タイムリーヒット打ったのはストレート。完全に詰まった打球になったけど、外野手の前に落ちてくれてラッキーだったよ。バットを折ってしまったから新しいバットを準備しなくちゃいけなくなったけど、タイムリーヒットになってくれたことは嬉しいよ。能見の好投で今季最多の貯金5先発・能見が初回にもらった3点の援護を守り抜き、8回6安打1失点。9回は守護神・呉昇桓にマウンドを譲ったが、粘りの投球で自身4連勝を飾り、今季成績を9勝9敗の五分とした。「点を取ってくれるまで何とか粘ろうと思っていたら、1回裏に3点を取ってもらった。そのあとを3人で抑えられたことで、いいリズムで行けました」3回から7回までは毎回、走者を背負ったが、緩急を使った能見らしいピッチングで中日打線を翻ろう。「ずっと意識している」と言う無四球投球が、何より安定感を感じさせた。「鶴岡さんが緩急をうまく使ってくださって、的を絞らせない配球ができたのかなと思います」能見といえばフォークのイメージが強いが、きょうはチェンジアップの抜けがよかった。バッテリーを組んだ鶴岡は、「フォークが見切られている」と早めに判断。「思い切ってチェンジアップを使った。もともといいボールなので消さないように。次にも生かせるかなと思って」とベテランらしいリードで能見を、そしてチームを勝利に導いた。これでチームは貯金5だ。能見は前回登板から中5日だったこともあり、8回119球でマウンドを降りたが、「中5でも行けるところを見せてくれたのは大きい」と和田監督。9月の勝負どころに向けて、心強いデータを得られたようだ。8月から9月にかけてピークを持ってくるように、キャンプから取り組んできたと言う能見。その言葉通り、7月中旬から負けない投球を続け、8月5日の広島戦は8回2失点、きょうも8回1失点と調子を上げてきた。「まだまだ先があるので、1つ1つ、取れる試合はしっかり取ることが大事だと思う。勝負は先なので、しっかり頑張ります」先週の広島戦とDeNA戦は、カード初戦を落としたあとに2連勝して勝ち越した。今回は初戦を取れたのだから、勝ち越しはもちろん、3連勝だって狙える。まずは明日、大好きな中4日で先発するメッセンジャーに期待しよう。
Aug 11, 2015
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7回1/3を0点に抑え、トラブルで降板したものの、本当にナイスピッチングでした!!江越の犠牲フライと、ゴメスの、超特大!!レフト最上段へライナーでぶちこんだツーランで岩崎を助けました!!!1回表 【鳥谷】 ファーストゴロ 【大和】 ショートゴロ 【福留】 空振り三振1回裏 【桑原】 見逃し三振 【山崎憲】 ショートゴロ 【梶谷】 レフトヒット ランナー梶谷が二盗 【筒香】 空振り三振2回表 【ゴメス】 ライトヒット 【マートン】 サードヒット 【今成】 セカンドゴロ 【江越】 センターフライ DB0-1T 【藤井】 見逃し三振2回裏 【ロペス】 サードゴロ 【バルディリス】 フォアボール 【白崎】 ショートゴロ 【嶺井】 サードゴロ3回表 【岩崎】 レフトフライ 【鳥谷】 ファーストゴロ 【大和】 ショートゴロ3回裏 【モスコーソ】 空振り三振 【桑原】 ショートゴロ 【山崎憲】 見逃し三振4回表 【福留】 空振り三振 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 フォアボール 【今成】 ショートゴロ4回裏 【梶谷】 フォアボール 【筒香】 センターフライ ランナー梶谷が二盗アウト 【ロペス】 ファーストゴロ5回表 【江越】 フォアボール 【藤井】 サードゴロ 【岩崎】 ショートゴロ 【鳥谷】 ショートフライ5回裏 【バルディリス】 空振り三振 【白崎】 サードゴロ 【嶺井】 センターフライ6回表 【大和】 センターフライ 【福留】 センターヒット 【ゴメス】 レフト2ランホームラン DB0-3T 【マートン】 空振り三振 【今成】 セカンドゴロ6回裏 【代打・井手】 ショートゴロ 【桑原】 ライトフライ 【山崎憲】 セカンドフライ7回表 (投手交代)モスコーソ → 須田 【江越】 ショートゴロ 【藤井】 セカンドライナー 【岩崎】 空振り三振7回裏 【梶谷】 センターヒット (投手交代)岩崎 → 安藤 【筒香】 ライトヒット 【ロペス】 空振り三振 【バルディリス】 空振り三振 【白崎】 センターフライ8回表 【鳥谷】 セカンドゴロ 【大和】 フォアボール ランナー大和が二盗 【福留】 セカンドフライ 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 フォアボール (代走)坂 【今成】 見逃し三振8回裏 (守備交代)俊介 レフト (投手交代)安藤 → 福原 【嶺井】 ファーストゴロ 【代打・乙坂】 レフトヒット 【桑原】 ショート併殺打 (投手交代)須田 → 国吉9回表 【江越】 ファーストファウルフライ 【藤井】 サードゴロ 【代打・新井】 空振り三振9回裏 (投手交代)福原 → 呉昇桓 【代打・松本】 サードヒット 【梶谷】 レフトオーバータイムリーツーベース DB1-3T 【筒香】 ライトフライ 【ロペス】 センタータイムリーヒット DB2-3T 【バルディリス】 ライトフライ 【代打・宮崎】 セカンドゴロゴメス選手 6回表 レフト第13号ツーランホームラン打ったのはストレート。早く追加点が欲しい展開だったので、いい場面で一本打つことが出来たよ。いいピッチングをしてくれている岩崎を援護することが出来て良かった。岩崎おまたせ今季初星猛追を受けながらも逃げ切った阪神が、連勝で首位を死守した。横浜DeNA先発は、4月阪神に2戦2勝で久々の対戦となる右腕・モスコーソ。初回3者凡退の阪神は2回表 ?ゴメス・マートン連続安打で無死1・2塁として、6番 今成の二ゴロで併殺を狙ったショート白崎が一塁へ悪送球する間にゴメスが先制のホームを踏んだ。長期ロードに出てから6試合全てで猛虎が先手を取る。阪神サイドでは低めスライダーの見極めに注意を払っていたが、捕手・嶺井の配球もあって序盤モスコーソは真っ直ぐ中心の組み立てで、思い切った内角攻めも目立った。5回表二死3塁でも鳥谷を力勝負で中飛に打ち取るなど、阪神打線を苦しめる。阪神は一週間前ヤクルト戦(甲子園)好投も今季未勝利の左腕・岩崎が先発した。DeNAは桑原・山崎憲と右の1・2番を並べるなど打線をテコ入れして臨む。初回は二死から梶谷のヒットと盗塁で得点圏へ進まれるが、筒香を外角速球で空振り三振に仕留める。その後も度々走者を背負うも、藤井の好リードもあって要所を締めて行く。何とか岩崎を勝たせたい阪神は6回表 福留がヒットで出た一死1塁から4番 ゴメスが内角直球を強振するとレフトスタンド中段に突き刺さる13号2点本塁打となる。「しっかり捉える事が出来た。早く追加点が欲しい展開だったので良い場面で一本打つことが出来たよ。いいピッチングをしてくれている岩崎を援護することが出来て良かった」?。マウロ・ゴメス内野手は7月9日以来1ヶ月振りの感触に素直な喜びを表した。モスコーソは6回(90球)限り、4安打4三振2四球3失点(自責2)で交代している。岩崎はその裏を3人で片づけるが、7回裏 先頭3番 梶谷に中前安打を許す直前の投球中 左足が吊る不具合が生じて交代となる。急遽リリーフした安藤は、筒香に右前安打を許し無死1・3塁とされるが、ロペス・バルディリスを何れもフォークを振らせ連続三振。白崎も中飛に打ち取り、大きなヤマを越えた。アクシデントはあったが、岩崎は6回0/3(100球)2安打5三振2四球 無失点と堂々の内容だった。「(代わりっパナ筒香に打たれたが、そこからが)安藤の真骨頂だ。何とかしてくれると思っていた」。試合後、和田 豊監督はベテラン右腕の働きを高く評価している。7回から登板の横浜DeNA2番手・須田も8回表二死満塁では今成を内角直球で見送り三振に斬るなど2イニングを無失点で抑えた。阪神も8回を福原が代打・乙坂にヒットを打たれながらも次打者を併殺に取る。9回裏には万全を期して呉 昇桓がマウンドに上がるが、すんなりとは行かない。代打・松本啓を内野安打で生かすと3番 梶谷の左二塁打で1点を返され、一死後5番ロペスにも中前適時安打を許して3対2となり、リードは風前の灯か?と思われた。それでも何とか後続を抑えて、阪神が辛うじて逃げ切った。薄氷の32セーブ目となった呉 昇桓投手は、「不運な当りもヒットはヒット。次へ向けて、しっかり調整する」と厳しい表情で話した。それでも、指揮官は「道中いろいろあっても勝てばいい」と絶対的守護神を労っている。最後まで冷や冷やしたが、今季8戦目で漸く初勝利を飾った岩崎 優投手は、「すいません。遅くなりました!」とヒーローインタビュー第一声でファンに謝罪。「点を取ってもらっても自分は何も望まず1イニング1イニング投げる! それだけだった。(今季初勝利と言っても1勝5敗と)まだ自分には借金が沢山あるので、どんどん返して行きたい」。勝利の喜びもソコソコに今後への決意を示した。「(岩崎は)キレがあって良かった。コントロールと低めに気をつけながら(スピード)ガン以上のものが出ていた。(打者も)差し込まれていたしネ」。『先発第5の男』とは明言しないまでも、待ちに待った岩崎の初白星に和田 豊監督も目を細める。これでロード2カード勝ち越しだが、「ここからは1試合1試合が大事になる。ホーム・ビジター関係なく、どう取って行くか? 全員で必死にやる」と、厳しい表情で結んでいた。
Aug 9, 2015
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藤浪が、また勝ちました!!!!2点は取られましたが、逆転してからは、安定してヒット2本くらいですかね10奪三振で9勝目!!2回は、今成、江越、鶴岡の連打で得点フィルダースチョイスで追加点は行って、大和がタイムリー!福留フォアボール、ゴメス犠牲フライと打線が続きましたね!!1回表 【鳥谷】 ショートヒット 【大和】 ピッチャー犠打 【福留】 ライトヒット 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 セカンドタイムリーヒット DB0-1T1回裏 【乙坂】 フォアボール 【倉本】 空振り三振 【梶谷】 セカンドゴロ 【筒香】 センタータイムリーヒット DB1-1T 【ロペス】 右中間タイムリーツーベース DB2-1T 【宮崎】 センターヒット2回表 【今成】 セカンドヒット 【江越】 センターオーバーツーベース 【鶴岡】 ショートタイムリーヒット DB2-2T 【藤浪】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 ファーストフィルダースチョイス DB2-3T 【大和】 レフトタイムリーヒット DB2-4T 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 センター犠牲フライ DB2-5T 【マートン】 ショートゴロ2回裏 【バルディリス】 ピッチャーライナー 【嶺井】 フォアボール 【代打・山下幸】 空振り三振 【乙坂】 センターフライ3回表 (投手交代)高崎 → 高橋 【今成】 空振り三振 【江越】 ショートヒット 【鶴岡】 ファーストヒット 【藤浪】 キャッチャー犠打 【鳥谷】 セカンドゴロ3回裏 【倉本】 ファーストゴロ 【梶谷】 レフトヒット 【筒香】 センターヒット 【ロペス】 空振り三振 【宮崎】 デッドボール 【バルディリス】 空振り三振4回表 【大和】 サードゴロ 【福留】 セカンドゴロ 【ゴメス】 サードゴロ4回裏 【嶺井】 サードゴロ 【高橋】 フォアボール 【乙坂】 空振り三振 【倉本】 見逃し三振5回表 【マートン】 ライトフライ 【今成】 ショートゴロ 【江越】 ピッチャーゴロ5回裏 【梶谷】 空振り三振 【筒香】 ライトヒット 【ロペス】 空振り三振 【宮崎】 ショートゴロ6回表 (投手交代)高橋 → 大原 【鶴岡】 センターフライ 【藤浪】 ピッチャーゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 ライトフライ6回裏 【バルディリス】 見逃し三振 【嶺井】 ショートゴロ 【代打・井手】 見逃し三振7回表 (投手交代)大原 → 三上 【福留】 サードゴロ 【ゴメス】 センターヒット 【マートン】 ライト線ツーベース 【今成】 レフトフライ7回裏 【乙坂】 レフトフライ 【代打・白崎】 セカンドフライ 【梶谷】 ピッチャーゴロ8回表 【江越】 空振り三振 【鶴岡】 ファーストフライ 【代打・新井】 左中間ツーベース 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 ライトフライ8回裏 (投手交代)藤浪 → 福原 【筒香】 セカンドゴロ 【ロペス】 センターフライ 【宮崎】 フォアボール 【バルディリス】 レフト線ツーベース 【嶺井】 空振り三振9回表 (投手交代)三上 → エレラ 【福留】 セカンドゴロ 【ゴメス】 左中間ツーベース (代走)荒木 【マートン】 ファーストゴロ 【今成】 見逃し三振9回裏 (守備交代)俊介 レフト (投手交代)福原 → 呉昇桓 (守備交代)坂 ファースト 【代打・松本】 レフトフライ 【乙坂】 キャッチャーファウルフライ 【白崎】 レフトフライゴメス選手 2回表 センター犠牲フライみんなが繋いでくれたチャンスに最低限の仕事は出来て良かったよ。大和選手 2回表 レフトタイムリーヒット打ったのはストレート。何とかもう1点という気持ちで打席に入りました。晋太郎を援護することが出来て良かったです。鶴岡選手 2回表 ショート同点タイムリー内野安打逆転された直後だったので、何とかランナーを還すことが出来て良かったです。いい所に飛んでくれました。藤浪 耐えて9勝!首位浮上ルーキー江越の走攻守に渡る活躍が隠し味となり、序盤の好機を最大限に生かした阪神がそのまま押し切った。1番 鳥谷・3番 福留と打順を戻した阪神は初回 横浜DeNA先発・高崎に対して(大和の犠打を挟み)この2人のヒットで一死1・3塁のチャンスを作る。ゴメスは速球に詰まり中飛に倒れるが、5番マートンがしぶとく適時内野安打を放ち、阪神が5試合連続の先取点を上げた。阪神先発は、前回KOから中7日開けた藤浪。いきなりDeNA1番 乙坂を歩かせる立ち上がりからニ死2塁となり、4番 筒香に中前適時安打を許した後、続くロペスには中越え適時二塁打を浴びて、2対1とたちまち逆転されてしまう。更に宮崎も中前安打を放つが、センター江越の好返球で3点目は阻止した。2回表 ?阪神は今成・江越の長短打に8番 鶴岡の適時内野安打ですぐに追いつく。更に一死2・3塁から鳥谷の一ゴロ(ロペスの野選)で勝ち越し、大和の左前適時安打にゴメスの中犠飛で5対2とする。この中では一塁手の野選を誘う好走塁を見せた3塁走塁・江越の働きを忘れてはいけない。捕手のタッチを掻い潜る見事なスライディングがビッグイニングを呼んだと言えよう。高崎は2回(54球)7安打0三振1四球5失点で降板している。同点打の鶴岡一成捕手は次のように話した。「逆転された直後だったので、何とか走者を還すことが出来て良かった。(三遊間の)良い所に飛んでくれた」。また、4点目の適時安打・大和(前田大和)外野手が「打ったのはストレート。何とかもう一点という気持ちで打席に入った。晋太郎を援護することが出来て良かった」と言えば、「みんなが繋いでくれたチャンスに最低限の仕事は出来て良かったよ」と4試合連続打点のマウロ・ゴメス内野手もフォア・ザ・チームを強調している。援護してもらった藤浪だが、序盤はまだまだ不安定。3回裏には梶谷・筒香の連打や宮崎への死球で二死満塁となる。ここは7番バルディリスを外角カットボールで空振り三振に仕留めて難を逃れたが、4回で81球を費やすなど思うような投球とは言い難い。中西清起投手コーチによると「フォームに間がない」為、ボール先行が目立つバラバラな制球になってしまったが、逆にDeNA打線からすれば 掴み所のない厄介な相手だったのかも知れない。? 藤浪は7回(123球)まで投げて、6安打10三振4四死球2失点だった。DeNAは3回から登板した2人目・高橋尚成投手が百戦錬磨のベテランらしく緩急自在な投球で3イニングを無失点に抑えて試合を締めた。3番手・大原の1イニングを挟み、2年目・三上が今季初登板となった7回表 。阪神はゴメス・マートンの何れもラッキーな長短打で一死2・3塁とするが、6番 今成が打った飛球をレフト筒香が地上スレスレで捕球すると、走者ゴメスはタッチアップせずに本塁を駆け抜けた。アピールプレーの末に併殺となったが、このプレーは試合の流れを変えかねない重大なミスであったと指摘しておきたい。阪神は8回から必勝継投に入る。福原は二死後、四球とバルディリスの左二塁打で2・3塁とされるが、8番 嶺井は空振り三振に仕留めた。最後は呉 昇桓が僅か6球でピシャリと締めて31セーブをマーク。阪神が5対2で前夜の雪辱を遂げた。「自分自身 バランスが合わない中で、何とか鶴岡さんにリードしてもらったり、野手の皆さんも良く守ってくれた。(苦しい投球ながらも)上から叩く意識と、変化球が良かったので鶴岡さんが上手く使ってくれて、それで何とか誤魔化す事が出来た。苦しい時に何とか粘れたのは良かったけど、立ち上がりが良くなかったので・・・」。9勝目をあげた藤浪晋太郎投手だが、ヒーローインタビューでは反省コメントが止まらない。デーゲームで巨人が敗れたため7月31日以来の首位浮上となった阪神だが、「首位浮上と言っても、油断出来る状況ではないので、目の前の一試合一試合をしっかり頑張れれば・・・」と浮かれる様子はなかった。
Aug 8, 2015
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初回から鳥谷、福留が決めてくれました!岩貞も、なかなかの投球はしてたのですが、ちょっと守備にも足をひっぱられた感じはありました。次に期待しましょう。今成、江越の連続タイムリーゴメス、マートンの連続タイムリーツーベース!!打線がつながってきました!!岩本、安藤、福原、呉昇桓!救援陣がふんばりましたね!!1回表 【鳥谷】 ライトヒット 【大和】 ピッチャー犠打 【福留】 ライト2ランホームラン C0-2T 【ゴメス】 ライトヒット 【マートン】 ライトフライ 【今成】 フォアボール 【江越】 セカンドゴロ1回裏 【菊池】 サードライナー 【丸】 フォアボール 【ロサリオ】 レフトフライ 【新井】 セカンドゴロ2回表 【藤井】 ライトフライ 【岩貞】 見逃し三振 【鳥谷】 ファーストゴロ2回裏 【梵】 フォアボール 【鈴木誠】 レフトヒット 【田中】 センターフライ 【會澤】 デッドボール 【薮田】 空振り三振 【菊池】 センターフライ3回表 【大和】 セカンドフライ 【福留】 セカンドゴロ 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 センターヒット 【今成】 セカンドタイムリーヒット C0-3T 【江越】 レフトタイムリーツーベース C0-4T 【藤井】 フォアボール 【岩貞】 空振り三振3回裏 【丸】 レフトソロホームラン C1-4T 【ロサリオ】 ショートゴロ 【新井】 セカンドゴロ 【梵】 レフトヒット ワイルドピッチ ワイルドピッチ 【鈴木誠】 ショートゴロ4回表 【鳥谷】 サードゴロ 【大和】 レフトフライ 【福留】 セカンドゴロ4回裏 【田中】 ファーストヒット 【會澤】 ショートゴロ(エラー) 【薮田】 ピッチャーゴロ 【菊池】 レフトヒット 【丸】 空振り三振 (投手交代)岩貞 → 岩本 【ロサリオ】 フォアボール C2-4T 【新井】 空振り三振5回表 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 ライトフライ 【今成】 ショートゴロ5回裏 【梵】 見逃し三振 【鈴木誠】 ショートフライ 【田中】 センターフライ6回表 【江越】 空振り三振 【藤井】 サードゴロ 【岩本】 見逃し三振6回裏 【會澤】 セカンドゴロ 【代打・野間】 レフトファウルフライ 【菊池】 ライトフライ7回表 (投手交代)薮田 → 戸田 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 キャッチャー犠打 【福留】 フォアボール (投手交代)戸田 → 一岡 【ゴメス】 右中間2点タイムリーツーベース C2-6T 【マートン】 レフトオーバータイムリーツーベース C2-7T 【今成】 ショートゴロ 【江越】 空振り三振7回裏 (投手交代)岩本 → 安藤 【丸】 センターヒット 【ロサリオ】 センターフライ 【新井】 セカンド併殺打8回表 【藤井】 空振り三振 【代打・中谷】 サードゴロ 【鳥谷】 ショートゴロ8回裏 (投手交代)安藤 → 福原 【梵】 ファーストファウルフライ 【鈴木誠】 センターヒット 【田中】 空振り三振 【會澤】 ファーストファウルフライ9回表 (守備交代)白濱 キャッチャー (投手交代)一岡 → 江草 【大和】 空振り三振 【福留】 ショートゴロ 【ゴメス】 フォアボール (代走)俊介 【マートン】 レフトヒット (代走)坂 【代打・狩野】 ライトタイムリーヒット C2-8T 【江越】 デッドボール 【藤井】 ライトフライ9回裏 (投手交代)福原 → 呉昇桓 (守備交代)荒木 ファースト 【代打・グスマン】 見逃し三振 【菊池】 セカンドゴロ 【丸】 ピッチャーゴロ先発岩貞投手 3回2/3 2失点(自責点1)3回で4点の援護をもらいながら、毎回ランナーを背負う苦しいピッチングで、先発としての仕事をすることが出来ず申し訳ないです。江越選手 3回表 レフトタイムリーツーベースヒットカウント2-2からのボールを見逃せたことが、いい結果に繋がったと思います。詰まった打球でしたが、何とかランナーを還すことが出来て良かったです。今成選手 3回表 セカンドタイムリー内野安打2アウトからゴメス、マートンが繋いでくれたチャンスだったので、何とかしたいと思って打席に入りました。当たりは良くなかったですが、いい所に飛んでくれました。福留選手 1回表 ライトスタンドへ第16号先制ツーランホームラン打ったのはフォーク。初回のチャンスに打つことが出来て良かったです。岩本が救援勝利中軸が機能する連夜の2ケタ安打で阪神が快勝を飾った。戦後70年。原爆が投下された8月6日を忘れない為に広島ナインは平和を祈念する背番号86のユニフォームを着用して臨んだ。阪神でもマートン選手が平和記念資料館を訪れるなど、両チームのプレーヤーにとって特別な『祈りの日』となった。広島先発・ルーキー藪田に対して阪神は初回 右前安打の鳥谷を大和が送った一死2塁から3番 福留が右中間へ7月11日以来の一発となる16号2点本塁打を放ち先制する。「打ったのはフォーク。若い投手が投げるし、先に点を取りたいところで取れて良かった」。先制アーチの福留孝介外野手はクールに振り返った。阪神は2年目左腕・岩貞が先発。立ち上がりから制球にバラつきのある岩貞は2回裏 會澤に死球をぶつけるなど1安打2四死球で一死満塁とされるが、後続を抑えた。3回表 阪神は簡単に二死となるが、ゴメスの左邪飛を広島ロサリオが捕れなかった後 ゴメスが歩いてマートン・今成・江越の3連打で2点を追加した。適時内野安打の今成亮太内野手は、「ニ死からゴメス・マートンが繋いでくれたチャンスだったので、何とかしたいと思って打席に入った。当たりは良くなかったが、いい所に飛んでくれた」と話す。左適時二塁打で続いた江越大賀外野手も、「2-2からのボールを見逃せた事が良い結果に繋がったと思う。詰まった打球だったが、何とか走者を還すことが出来て良かった」と振り返っている。その裏カープは先頭2番 丸がレフトスタンドへ 13号ソロ本塁打を放ち、反撃の狼煙を上げる。二死から梵がヒットで出ると連続暴投で3塁へ進めるなど阪神バッテリー(岩貞ー藤井)のバタバタぶりが見て取れた。続く4回裏には田中の内野安打から一死満塁のピンチとなり、丸を三振に取ったところで岩貞は降板。代わった岩本は、3番ロサリオに押し出し四球を与えて2点差に迫られる。更にピンチが続いたが、岩本は4番 新井をカウント2~2から外角変化球を振らせて何とか1失点で凌いだ。3回2/3(84球)5安打 2三振 2四死球 2失点。岩貞祐太投手は、「3回で4点の援護をもらいながら、毎回走者を背負う苦しいピッチングで、先発としての仕事をすることが出来ず申し訳ない」と肩を落としていた。それでも後を継いだ岩本が5回6回を無失点に抑えて試合を落ち着かせると、広島が中盤立ち直った藪田を代えてリリーフ陣を送り込んだ7回表に阪神が追加点をあげる。この回鳥谷・福留に四球を与えたサウスポー戸田を継いだ3番手・一岡からゴメス・マートンが連続適時二塁打を放って3点を奪い、7対2とリードを広げた。大量リードとなった阪神だが、7回から安藤~福原~呉 昇桓と必勝パターンを崩さない。9回表には広島4人目・江草から代打・狩野が右前適時安打を放ち更に1点を加え、8対2でガッチリ勝利をモノにしている。ヒーローインタビューは、4月1日の先発勝利以来 中継ぎで2勝目をマークした岩本 輝投手だ。「新井さんの前で打ち取るつもりで行ったので(ロサリオへの押し出し四球は)悔しかった。(新井を空振り三振に取った球は)狙ったのと違ったけど(ボール球を)振ってくれて良かった。(勝利投手は)嬉しいけど、明日も中継ぎはあるので毎日準備をしっかりして行きたい」。和田 豊監督も岩本を讃える、「今日は岩本だよな。なかなかこういう場面で順番が回って来なかったけど、走者を背負った時の精神面やマウンドに上がった時の強い気持ち」を高く評価する。打線については、「ヨーイドン!で2ラン。中押し、ダメ押しと理想的な点の取り方だった。(先制アーチの福留は)練習からバットが振れていた。(連日猛打賞のマートンについては)これがマートン! やっとマートンらしくなって来た。クリーンアップが打つとこういう展開になる」とご満悦だった。最後にこの平和祈念の8月6日にあたって 先制本塁打の福留孝介外野手は、「野球が出来る事を感謝しないと・・・。(また)観てるファンの人にそう思ってもらえるようなプレーをしたい」と改めてコメント。マツダスタジアムをあとにしている。
Aug 6, 2015
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虎・能見、球団トップタイ8勝目!先発4本柱の負の連鎖止めた (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)真っ赤に染まった敵地を見渡し、内なる闘志をみなぎらせた。能見は小気味良く腕を振り、大好物の鯉打線を斬りまくった。 「暑いので、早い回に点を取ってもらえてよかった。本当は1人で投げきるのが一番でしたけどね」 完投勝利を逃し、ヒーローインタビューでは悔しさをにじませたが、鯉キラーぶりを発揮した。一回に一死二塁のピンチを背負ったが、ロサリオと新井を抑える。二回以降は140キロ台中盤の直球にチェンジアップで緩急をつけ、六回までわずか1安打。8点差の八回に会沢に2ランを浴びたものの、先発としての役割を十分に果たした。 8回4安打2失点で奪三振は今季最多の9。球数は108だったが、気温30度を超す暑さを考慮してお役御免となった。 自身の連勝を「3」に伸ばし、8勝目は藤浪と並んでチーム最多。広島からは4勝とカモにしている。これで通算81勝とし、球団では13位タイに浮上。上田二朗氏(サンケイスポーツ専属評論家)と同僚の福原に並んだ。 直近で先発4本柱のうちメッセンジャー、藤浪、岩田が白星をつかめなかった中、最後の砦としてチームを救った。和田監督が「(前半は)打たれる気がしなかった」と話せば、中西投手コーチも「申し分なかった」と賛辞を惜しまない。 「知ってるよ」。母校の話題に思わず頬が緩んだ。鳥取城北高が2年ぶり4度目の甲子園出場を決めた。自身は3年間通じて縁がなかった聖地。全国制覇を目指す後輩が大暴れするのを心待ちにしている。 4日、鳥取城北ナインが宿泊する兵庫県内のホテルに大きな段ボールが届いた。箱の中身は練習用の硬式球40ダース(ゼット社製)。母校に役に立つのは何かと、関係者に相談して投手や野手、レギュラーやベンチも全員が喜ぶように考えた。一夜明け、この日は後輩のお手本になるような快投を披露した。 この日、平和と核兵器廃絶の願いを球場全体で共有するイベント「ピースナイター2015」が幕を開けた。「普通に野球ができるのが幸せなことですね」と平和への思いを胸に秘め、左の大黒柱が腕を振る。 阪神・能見、大好きマツダで8勝目!今季最多9奪三振「たまたま」 (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)4月26日に完封勝利したマツダで阪神・能見篤史投手(36)が先発し、8回4安打2失点で今季8勝目(9敗)を挙げた。打っては15安打8得点と虎打線が爆発。前日の1点差で敗れたゲームのモヤモヤを吹き飛ばした。 能見は一回、一死から二塁打で走者を出すも、落ち着いて後続を断つと、二回以降、低めに集める丁寧なピッチングで付け入る隙を与えず。六回まで鯉打線を1安打に抑える。七回に先頭のロサリオに久々に安打を打たれるも、新井、グスマンと打ち取ると、最後は梵を3球で見逃し三振に斬った。 打線は二回にマートンが先制の6号ソロを放つと、三回にゴメスの適時打。四回に江越、鶴岡の適時打で3点を追加、さらに七回にも3点を追加し8-0とした。大量援護を受けた能見は八回、先頭の田中が右前打で出塁を許すと、100球目となる会沢への初球、やや低めに甘く入ったボールを左翼スタンドへ運ばれ、2点を失った。それでも、その後はきっちり3人で仕留め、この回限りで降板。九回にマウンドに上った歳内が二死、一、二塁のピンチを作るも、最後は田中を二ゴロに打ち取りゲームセット。チームは投打が噛み合って、貯金も2とした。 ヒーローの能見は、今季最多の9奪三振には「たまたま」と振り返りながらも、これで3連勝。この試合の前まで、マツダで通算15試合に登板し10勝4敗、防御率1・54と相性抜群の左腕は、藤浪に並んでチーム最多の8勝目にも笑顔はなく、「ここで成果を出さないと上位にいけない。しっかり攻める気持ちと、点を取ってくれるまでは粘れるようにがんばっていきたい」と前を見据えた。ゴメス(三回の適時打を含む3安打)「しっかり打てる球を逃さずに打てたのは良かった」鶴岡(能見を好リード)「きのうやられたので、やり返したい気持ちは持っていた。ロサリオが打つとチームが乗るので警戒していた」阪神・歳内、3戦連続ゼロ封「『疲れ』感じなかった」 (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)歳内が5試合連続登板で無失点。6点リードの九回にマウンドに上がり、単打と四球で二死一、二塁を背負ったが、最後は田中を二ゴロに仕留めた。「練習中は『疲れてるな』というのは感じましたが、試合に入ってからは感じなかった」。ゲームを締め、これで3試合連続無失点だ。阪神・鶴岡、2失点での継投に「やり返したいと思っていた」 (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)能見の女房役を務めた鶴岡が好リード。2失点での継投に「きのうは最後にやられていたし、やり返したいと思っていた」と満足げ。自身も、四回に3点目が入った直後の無死二塁で先発・中村から右翼へ適時二塁打を放ち、2試合連続で打点を挙げた。38歳のベテランが存在感をみせている。
Aug 5, 2015
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猛虎蘇った!江越、鳥谷以来のルーキーで2度目猛打ショーや (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)逆襲の猛打ショーだ。阪神は15安打8得点で広島に快勝。連敗を3で止め、ヤクルトを抜いて2位に浮上した。江越大賀外野手(22)も3安打1打点と復調をアピール。もはや猛虎打線に欠かせない存在となったルーキーに刺激を受け、主軸にも快音が戻った。首位巨人の追撃する態勢は整ったで! 大半を鯉党が占める敵地を、虎党の歓喜が占拠した。連敗のストレスを一気に吹き飛ばす快勝。元気な攻撃陣の主役に、ルーキーもしっかり名を連ねた。江越が3安打1打点の活躍で猛攻を呼んだ。 「1打席、1打席、集中できたので続けていきたいです」 二回に二塁内野安打で2試合連続のHランプを灯すと、これは序章に過ぎなかった。見せ場は四回無死二塁。中村恭のスライダーをうまく右翼線へ運んだ。 「球種とか考えず。追い込まれたので、走者を進めようと思ったのが、いいところに飛んでくれました」 適時二塁打で追加点を刻むと、この回一挙3点。勝敗の行方は大きく虎に傾いた。さらに七回には3番手の永川から中前打。7月26日のDeNA戦(甲子園)以来、2度目の猛打賞で存在感を示した。新人で複数回の猛打賞は、阪神では2004年の鳥谷以来。売り出し中の22歳が、またも大物の雰囲気を漂わせた。 「相手もボール球を振らそうと攻めてくるので、浮いてきた球をしっかり仕留めたいです」 前カードのヤクルト3連戦(7月31日-8月2日)では13打席無安打と沈黙。変化球を振らされて苦戦し、頭角を現わしてきた勢いは止まった。とくに1日は3打席連続で3球三振を喫し、翌2日に和田監督から直々に熱血指導を受けた。 「ボールをとらえる位置について、もっと引きつけて打てるようにと教わりました」。約20分間、ベンチ前でマンツーマンでの特訓。同日は4タコに終わったが、この日はいずれも変化球を引きつけて3安打を放った。ゴメス&マートンと並ぶ3人目の猛打賞が7番打者。打線の厚みが大量点に直結することを、背番号25のバットが証明した。 指揮官からのアドバイスを試合でしっかりと生かしたのは成長の証しだが、むろん発展途上。凡退した2打席の空振り三振に、和田監督は「三振する打席は低めの変化球を振ってと、ハッキリしている。そこで止まれば、数字もどんどん上がってくる」と、あえて指摘した。厳しい要求は、さらなるステップアップを求めるからこそだ。 チームは貯金消滅の危機で連敗を3で止めた。4試合ぶりの2桁となる15安打で2位に浮上。ゴメスや鳥谷が久しぶりにヒットを放ち、主軸が復調。夏の盛りに好材料がそろい、首位巨人を1・5ゲーム差で追走する。再び勢いをつけた若虎のバットも、まだまだ加速する。 ★特別な思いで… 6日は70年前に広島に原爆が投下された日。平和を祈念する「ピースナイター」として行われる。江越は同じく原爆の被害を受けた長崎の出身だ。長崎県では夏休みの登校日が9日で、生徒が集まって平和を祈る。駒大3年時には大学日本代表の試合で広島を訪れ、原爆資料館も見学。「いろいろ原爆については学びました」。特別な思いで広島との3連戦に臨んでいる。データBOX ◎…江越の猛打賞は7月26日のDeNA戦(甲子園)に続いて今季2度目。チームトップはマートンの8度。球団で新人のシーズン最多は1998年の坪井智哉の11度(50年の2リーグ制以降)虎・マートン&ゴメスが猛打競演!18度目アベック打点 (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)打った瞬間だった。グングン伸びる打球はスタンド上段へ。マートンが先制の6号ソロを放った。 「ずっと言っていることだけど、交流戦が終わってから、いい感じが続いている。自分のできることをやっていくだけだよ」 二回一死だ。今季初先発の中村恭の出ばなをくじいた。初球カーブをガツン。序盤で打線に勢いをつけると、5点リードの五回には、無死一塁で2番手・飯田から中前打。七回と八回にも安打を放ち、今季初の4安打を記録した。 つられるように、2試合連続無安打だった4番ゴメスも猛打賞。三回二死一、二塁で左前適時打を放ち、13打席ぶりのHランプをともした。「感覚は悪くなかった。しっかり打てる球を見逃さず、打てたのがよかったね」。七回と八回にはともに左前打を放った。 ドミニカ共和国出身のG砲にとっては、連日の猛暑も大歓迎だ。1メートル88、104キロの巨体だが、権田トレーナーは「シーズンが始まってから減らしていた体重も、今は戻している段階。暑さは全然、大丈夫です」と証言する。 今季18度目のアベック打点。猛打賞のそろい踏みは、ちょうど1年前の8月5日のヤクルト戦(神宮)以来だ。それでも、M砲は「僕たちがどうかより、一番大事なことはチームが勝つことだよ」とクールに答えてみせた。 チームが放った15安打のうち7安打を助っ人コンビが記録した。2人が打てば、虎は勝つ。虎党が再認識した試合だった。 データBOX ◎…ゴメスとマートンがそろって打点をマークするのは7月31日のヤクルト戦(甲子園)以来、今季18度目。チームは13勝5敗と大きく勝ち越している阪神・マートン、今季初の4安打!和田監督「打線は少しずつ活発になっている」 (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)阪神のマートンが今季初の4安打で打線をけん引した。二回、中村恭の初球の変化球を完璧に捉え「第1打席のファーストスイングからいいスイングができた」と自賛した先制の6号ソロを皮切りに、五回には来日から6年連続となる100安打をマーク。持ち前のコースに逆らわない打撃で七、八回にも安打を重ねた。 8得点の攻撃陣は、過去3戦無安打だった鳥谷が七回の2点打を含む2安打を放ち、売り出し中の江越は3安打。和田監督は「打線は少しずつ活発になっている」と手応えを感じていた。阪神・マートン、能見に先制弾プレゼント「いいスイングができたよ!」 (セ・リーグ、広島-阪神、13回戦、5日、マツダ)阪神のマット・マートン外野手(33)が二回、一死走者なしから先発・中村恭の初球、内角変化球を左越えに6号ソロを放ち、先発・能見に先制点をプレゼントした。 7月31日のヤクルト戦(甲子園)以来となる本塁打に、マートンは「甘いボールをいいコンタクトでとらえられたね。第1打席のファーストスイングからいいスイングができたよ!」と喜んだ。虎・ゴメスの適時打で追加点「昨日は悔しい思いをしたけれど…」 (セ・リーグ、広島-阪神、13回戦、5日、マツダ)追加点がほしい阪神は三回、二死一、二塁から4番のマウロ・ゴメス内野手(30)が左前適時打で2-0。「2アウトから回ってきたチャンスを無駄にせず、ランナーをかえすバッティングができてよかったよ」と喜んだ。 前日の試合、1点を追う九回二死満塁で三ゴロに倒れたゴメス。「昨日は満塁という最高のチャンスで回ってきた打席でアウトになってゲームを終わらせてしまって悔しい思いをしたけど、今日は今日で新しいゲームだったので気持ちを切り替えてゲームに臨んだんだ。チャンスで打ててよかったよ」と気持ちの切り替えがいい結果につながったことを笑顔で明かした。調子“鳥”戻した!阪神・鳥谷、35打席ぶりタイムリー (セ・リーグ、広島2-8阪神、13回戦、広島7勝5敗、5日、マツダ)大量得点の締めはキャプテンだ。七回、鳥谷が中前に2点適時打を放った。 「相手は四球が出せない状況だったので、積極的にいきました」 6-0と大きくリードを広げ、なお二死満塁。カウント2-1から広島3番手・永川のシュートを鮮やかにライナーではじき返した。相手にとっては3ボールにはしたくない場面。ストライクを取りにきた高めの球を狙い打ち、自身7試合、35打席ぶりとなるタイムリーでトドメを刺した。7月31日のヤクルト戦を最後に、8月に入ってから3試合無安打が続いていた。この日の第1打席では、カウント3-0から3球連続でストライクにバットが出ず、見逃し三振に倒れた。それでも、第4打席の六回一死、2番手・飯田から中前打を放ち、17打席ぶりの安打をマーク。今季28度目のマルチ安打となった。 チームは15安打で8得点。やはり、1番打者が出塁すると、打線がつながる。和田監督は「トリ(鳥谷)にしても、状態がどうかなという選手にヒットが出たので、打線は少しずつ活発になってきているかな」と胸をなで下ろした。 「明日また頑張ります」と鳥谷は誓った。四回の守備では、先頭・丸が放った中前に抜けそうな打球に追いつき、体を反転させながら一塁送球。俊足をアウトにするファインプレーを披露した。打率・269はまだ物足りないが、これからどんどん上げていく。
Aug 5, 2015
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能見も、調子に乗ってきましたねこれで三連勝打線も、爆発!!江越も久々に打ちましたね!マートン、ゴメスが猛打賞この調子で明日も勝って!!!!1回表 【鳥谷】 見逃し三振 【大和】 センターヒット 【福留】 ライトフライ ランナー大和が二盗アウト 【ゴメス】 途中終了1回裏 【菊池】 セカンドゴロ 【丸】 レフトオーバーツーベース 【ロサリオ】 空振り三振 【新井】 ショートゴロ2回表 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 レフトソロホームラン C0-1T 【新井】 ショートフライ 【江越】 セカンドヒット 【鶴岡】 レフトフライ2回裏 【グスマン】 サードゴロ 【梵】 セカンドフライ 【田中】 センターフライ3回表 【能見】 見逃し三振 【鳥谷】 サードゴロ 【大和】 ライトフライ(エラー) 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 レフトタイムリーヒット C0-2T 【マートン】 サードゴロ3回裏 【會澤】 空振り三振 【中村恭】 空振り三振 【菊池】 ライトフライ4回表 【新井】 レフトオーバーツーベース 【江越】 ライト線タイムリーツーベース C0-3T 【鶴岡】 ライト線タイムリーツーベース C0-4T 【能見】 サード犠打 (投手交代)中村恭 → 飯田 【鳥谷】 フォアボール 【大和】 ショートゴロ C0-5T 【福留】 ショートゴロ4回裏 【丸】 ショートゴロ 【ロサリオ】 見逃し三振 【新井】 ファーストファウルフライ5回表 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 センターヒット 【新井】 ファーストフライ 【江越】 空振り三振 【鶴岡】 空振り三振5回裏 【グスマン】 見逃し三振 【梵】 サードゴロ 【田中】 ファーストゴロ6回表 【能見】 見逃し三振 【鳥谷】 センターヒット 【大和】 センターフライ 【福留】 キャッチャーファウルフライ6回裏 【會澤】 空振り三振 【代打・鈴木誠】 フォアボール ワイルドピッチ 【菊池】 空振り三振 【丸】 ショートゴロ7回表 (投手交代)飯田 → 永川 【ゴメス】 レフトヒット 【マートン】 ライトヒット 【新井】 セカンドゴロ C0-6T 【江越】 センターヒット 【鶴岡】 センターフライ 【能見】 フォアボール 【鳥谷】 センター2点タイムリーヒット C0-8T 【大和】 ピッチャーゴロ7回裏 (守備交代)今成 サード 【ロサリオ】 センターヒット 【新井】 ライトフライ 【グスマン】 セカンドフライ 【梵】 見逃し三振8回表 【福留】 ファーストゴロ 【ゴメス】 レフトヒット 【マートン】 センターヒット 【今成】 見逃し三振 【江越】 空振り三振8回裏 (守備交代)坂 セカンド (守備交代)俊介 レフト 【田中】 ライトヒット 【會澤】 レフト2ランホームラン C2-8T 【代打・赤松】 レフトフライ 【菊池】 サードゴロ 【丸】 空振り三振9回表 (投手交代)永川 → 一岡 (守備交代)木村昇 セカンド 【鶴岡】 レフトフライ 【代打・小宮山】 レフトフライ 【鳥谷】 レフトフライ9回裏 (投手交代)能見 → 歳内 【ロサリオ】 ショートゴロ 【新井】 レフトヒット 【グスマン】 センターフライ 【梵】 フォアボール 【田中】 セカンドゴロ2015/8/5 試合結果対広島 13回戦 マツダスタジアム神|011 300 300|8広|000 000 020|2勝:能見8勝9敗0S敗:中村恭0勝1敗0SHR:マートン ソロ6号、會澤ツーラン6号神:能見-歳内広:中村恭-飯田-永川-一岡8/6の予告先発神:岩貞 祐太広:薮田 和樹鶴岡選手 4回表 ライト線タイムリーツーベースヒット打ったのはスライダー。いいところを抜けてくれました。能見を援護できてよかったです。江越選手 4回表 ライト線タイムリーツーベースヒット打ったのはスライダー。追い込まれていたカウントだったので、なんとかランナーを進められるようにという意識でした。それが1・2塁間を抜けてくれました。ゴメス選手 3回表 レフトタイムリーヒット打ったのはチェンジアップ。2アウトから回ってきたチャンスを無駄にせず、ランナーをかえすバッティングができてよかったよ。昨日は満塁という最高のチャンスで回ってきた打席でアウトになってゲームを終わらせてしまって悔しい思いをしたけれども、今日は今日で新しいゲームだったので気持ちを切り替えてゲームに臨んだんだ。チャンスで打ててよかったよ。マートン選手 2回表 レフトスタンド第6号先制ソロホームラン打ったのはスライダー。甘いボールをいいコンタクトでとらえられたね。第一打席のファーストスイングからいいスイングができたよ!能見、真夏の鯉料理 !15安打と久々に打線が繋がり投打噛み合った阪神が、長期ロード2試合目に大勝して連敗を3で止めた。広島は2季(688日)振り先発の左腕・中村恭。阪神は上本に異変があったか?2番セカンド大和を起用した。本来ストレートに力がある中村恭だが、立ち上がりから変化球を多投する。2回表に5番マートンは不用意に入った初球スライダーを逃さずレフトスタンドへの 6号ソロ本塁打を放ち、阪神が先取点を奪った。「甘いボールをいいコンタクトで捉えられたね。第一打席のファーストスイングからいいスイングができたよ!」。会心の一撃にマット・マートン外野手が笑顔を見せている。3回表には簡単に二死を取られた後、大和の何でもない右飛をライトのロサリオが落球。福留四球で1・2塁となり、4番ゴメスの左前適時安打で追加点が入った。「打ったのはチェンジアップ。二死から回ってきたチャンスを無駄にせず走者を返す打撃が出来て良かったよ。昨日は満塁という最高のチャンスで回ってきた打席でアウトになってゲームを終わらせてしまって悔しい思いをしたけれども、今日は新しいゲームだったので気持ちを切り替えてゲームに臨んだんだ」。マウロ・ゴメス内野手は、前夜の反省を込めて話した。4回表には先頭6番 新井から江越・鶴岡と3者連続二塁打で 阪神は更に2点を追加。能見の犠打で一死3塁となったところで広島ベンチは2番手・飯田を送った。鳥谷四球後、大和・遊ゴロの間に5点目が入る。3点目の適時二塁打を放った江越大賀外野手は、「打ったのはスライダー。追い込まれていたカウントだったので、なんとか走者を進められるように!という意識だった。それが1・2塁間を抜けてくれた」と話せば、やはり右への適時二塁打で続いた鶴岡一成捕手も「打ったのはスライダー。いいところを抜けてくれた。能見を援護できてよかった」と女房役らしく振り返った。序盤から援護をもらった阪神先発・能見は、危なげない投球で淡々とアウトを積み重ねて行く。初回 2番 丸の左二塁打を許した後は、6回裏一死 代打・鈴木誠に四球を与えるまで走者を出さない安定した内容。得意とするマツダスタジアムでカープ打線を牛耳った。広島はルーキー飯田が5~6回を抑えるが、7回表 阪神は3番手・永川を攻めて駄目を押す。ゴメス・マートンの連打と内野ゴロで1点を取り、更に二死満塁から1番 鳥谷の中前2点適時安打で8対0とした。完封も見えてきた能見だったが、8回裏 8番 會澤にレフトへ6号2ランアーチを放り込まれて失点する。それでも8回(108球)を投げ切り、4安打9三振1四球2失点の堂々たる内容だった。この夜の阪神打線は、4安打のマートンを始め江越・ゴメスも3安打など連敗の鬱憤を晴らす15安打と打ちまくった。9回裏は歳内が抑えて、8対2と阪神が広島を下している。「本当は一人で投げ切るのが一番良いけど、2点取られたのが反省と言えば反省。緩急も使えたし、あまり3ボールもなかった。初球ボールでもすぐストライクが取れて1エンド1というカウントも多かったから良かった」。8勝目をあげた能見篤史投手は、ヒーローインタビューでも冷静に分析していた。中西清起投手コーチは能見について、「申し分ない。ゾーンもチェンジアップも最初から最後まで決まっていた」と振り返った。「(能見は)非常にテンポとリズムが良くて、前半は打たれる気がせず攻撃にも繋げやすかった」。和田 豊監督もベテランの芸術的投球を称賛する。先制アーチを含む4安打のマット・マートン外野手は「交流戦以降イイ状態が続いている」と言い、マウロ・ゴメス内野手も「しっかり打てる球を逃さず打てたのが良かった」と話した。また、前夜の試合で股関節を強打して欠場した上本に代わってセカンドを守った大和(前田大和)外野手だが、「(普段から内野の)練習もしてるし、出来ると思っていた」と頼もしい言葉を残して、帰りのバスへ乗り込んでいった。
Aug 5, 2015
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阪神、首位攻防戦でヤクルトに逆転勝ち!マートン「アーシンド」 (セ・リーグ、阪神10-8ヤクルト、14回戦、阪神9勝5敗、31日、甲子園)阪神は八回、二死満塁のチャンスでゴメスが押し出し死球で勝ち越しに成功。さらにマートンが中前2点打を放ちヤクルトに競り勝った。チームは首位攻防戦を制し、4連勝で貯金「4」。首位の座もがっちりキープした。 阪神は7ー7の同点で迎えた八回、連打と死球などで二死満塁のチャンスで、ゴメスが死球を受け勝ち越し。続くマートンがカウント1-1から中前に2点適時打を放ちヤクルトを突き放した。 ヒーローのマートンは「オオキニ、イマ、アーシンド。勝ったから大丈夫」とおどけると、四回の2ランについて「ちょっと分かりません。ラッキー、アリガト」と振り返った。さらに「チームとして13安打で10点、チーム全員がそれぞれの仕事をした。チームの素晴らしい勝利だと思います」と喜んだ。呉昇桓(1点こそ失ったが、両リーグ最速の30セーブ)「勝ったことが一番。打たれているのは失投なので、気をつけたい」安藤(2回無失点で4勝目)「こういうゲームを取れたらでかいので、何とか無失点で切り抜けたいと思っていた」マートン(2ランを含む4打点)「最後まであきらめずにこういう形で勝てたことが一番」ゴメス(勝ち越しの押し出し死球)「相手は詰まらせようと思ってインコースに投げたと思う。ああいう形になって結果的によかった」阪神・中西投手コーチ(藤浪に)「神経質に入りすぎた。コントロールを乱してリズムが悪くなって、打たれた」虎・福留で追いついた!勝ちある満塁2点打「“ウル虎”疲れた!」スタンドからは熱い熱い「ワッショイ」コール。オンドルセクが投球動作に入るとマンモスが沸き立った。3球連続となる外角シュート。福留は狙っていた。 「チャンスだったので何とかしようと思った。きょう勝てたことが大きい。(藤浪も)人間だからうまくいかないこともある。周りの選手がカバーしてあげることができたら、晋太郎にとっても大きい。よかったよ」 5-7の六回二死満塁。相手が松岡から代わっても意に介さなかった。左前に鋭く運んで、二走・俊介まで生還だ。これで今季満塁では10打数5安打11打点。「たまたまじゃない!? 覚えてないよ」。今季神がかり的な勝負強さを発揮している仕事人は「“ウル虎”疲れた!」と照れ笑いを浮かべた。 甲子園は試合開始直後からほぼ無風に変わった。太陽が沈んでも気温は30度を上回ったままで、選手もファンも、まるでサウナに4時間14分入りっぱなしのような蒸し暑さだった。汗という汗が皮膚の至るところから噴き出す。左翼後方にみえる満月の美しさも、かすんでしまうほどだった。 「(この暑さは)無理やでぇ。よく高校生、この中でやっているよな」 PL学園高時代の思い出をあえてしまいながら玉の汗をぬぐった。38歳が“泣き”を入れつつも、勝利を呼び込めたのは、確かな下地があるからだ。 正午前-。甲子園でナイターが始まる6時間以上も前から、福留は必ずといっていいほどグラウンドに姿をみせる。ジャージー姿で外野芝を走るシルエットが、かげろうのようにもみえる。猛暑の下で追い込んでいる。 5-6の四回二死一、二塁では二ゴロに倒れたが「悪いことは忘れようと思っていた」と切り替えた。お立ち台では「隣にいる安ちゃんが、いい仕事をしてくれていますから」と安藤をたたえた。チームトップの49打点。決めるときゃ、決める。それが男・福留だ。 ゴメスが押し出しV死球!ウル虎大逆転ヤ倒で4連勝&貯金最多「4」まさにウル虎! 神がかり!! こんなん絶対優勝や!! 阪神は同点の八回、ゴメスのアピール押し出し死球で勝ち越した後、マートンの2点打でヤクルトにトドメ。首位攻防第1戦は暑さで足がつりかけた藤浪の乱調で大量リードを許したが、最大5点差を逆転。4連勝で貯金を今季最多の4とした。暑くても強い虎がVへ加速する。 イエローに染まった満員の甲子園の歓喜は、一瞬の間を置いてから大爆発した。息をのむ大観衆に凝視されたゴメスが不敵に手袋を外した。今季初めて5点差をひっくり返した瞬間は思わぬシーン。赤く腫れたG砲の左手が大逆転の証だった。 「ああいう結果になったけど、チームにとっても大きかったね」 7-7の八回二死満塁。2球目の内角直球を果敢に狙った。途中で止めると、グリップ付近に当たったボールが転々。バットか左手か、ファウルか押し出しか…。 「審判に(手を)見せろと言われたよ」 ゴメスが差し出した左手をチェックした杉本球審は、一塁を指さした。死球を表すジェスチャー。思わぬ形でついに虎が勝ち越した。 「(5点差逆転は)なかなかないことだよね。これで攻撃陣も乗っていきたいよね」ラッキーな形でリードした直後、マートンが文句なしのトドメを差した。中前2点打で試合を決めた。大逆転へののろしを上げたのもM砲だった。1-6の四回無死一塁で左越えに5号2ラン。一気に流れが変わった。新井の2者連続アーチなどで、一挙4点を奪って1点差に迫った。 「1球1球と、気持ちを切り替えたよ」 M砲はアーチをそう振り返った。3ボールから外角球を見送って一塁へ歩いた。だが、判定はストライク。次の球も際どい低めの球。また足が一歩だけ動いたが、フルカウントへ。開幕直後のようにイライラすることなく集中していた。 勝利打点のG砲も同じだ。前の打席は六回。福留の同点打に続く二死一、三塁で空振り三振に倒れた。際どいハーフスイングに、不服の表情。和田監督も声を荒げたが、覆るはずもない。4番は静かに燃えていた。 「スイングを取られたら仕方ない。悔しかったけど、次の打席でああいう結果でよかったよ」 和田監督はメンタル面で安定している主砲コンビについて「その(精神面の)変化があったから、今の状態。集中力を欠くことなく勝負にいった結果、きょうはよかった」と称えた。 藤浪が一回4失点とまさかの炎上。暑さもあって、右太もも裏がつりそうになり、今季最短で降板したが、神がかり的な粘りでウルトラ勝利。5度目の挑戦で今季最多の貯金4をつかみ、6月に続き7月も月間勝ち越しも決めた。ヒーローのマートンは大きな1勝を強調した。 「1番は1-6でも、全員が諦めずに勝ったこと。今後もこういう厳しい試合があると思う。優勝するためには、どんな試合でも諦めないで戦っていくことだよ」 ナインの視線の先は「優勝」の2文字だ。全員野球で大逆転。混戦を抜け出す分岐点になる試合だ。 データBOX ◎…阪神は四回表まで1-6。最大5点差を逆転し、10-8で勝利した。阪神の5点差からの逆転は今季初。5点ビハインドからの逆転勝ちは、2014年4月19日のヤクルト戦(甲子園)で、三回表までに0-5とリードされたが、7-5で勝利している ◎…阪神はヤクルトに対し甲子園では開幕から6連勝。球団の甲子園での同一カード開幕6連勝以上は、2008年中日戦での7連勝以来7年ぶり。ヤクルト戦では1985年の7連勝(1分けを挟む)に次ぐ30年ぶり2度目勢いつけた!阪神・新井、価値ある反撃ノロシ弾打った瞬間、バットを思いっきり、放り投げた。四回、マートンの2ランの余韻がさめやらぬ中、新井も続いた。ヤクルトの左腕・成瀬のチェンジアップをフルスイングすると、打球はバックスクリーンに向かって一直線だ。 「しっかりと自分のスイングをしようと思っていました」 藤浪の乱調で、四回表を終了時でスコアは1-6。マートンの2ランで3点差。これで勢いを途絶えさせなかった。 「まだ序盤だったので、なんとかしたかった」。 続く新井は無死走者なしから5月6日の中日戦(甲子園)以来の今季2号ソロ。流れは虎に傾き、敵失でさらに1点を追加。大逆転劇のお膳立てした。 二回にも一死からマートンが右前打で出塁すると、中前打で続き、このあと鶴岡に適時打が飛び出した。七回の打席(三振)を終えると交代。八回の勝ち越しのシーンはベンチで見つめた。「みんなで勝った試合です。本当に勝ててよかった」 相手先発が右のときの三塁スタメンは今成、左のときは新井と出場機会も限られている。「彼は、いつもベンチにいるときは大きな声を出して盛り上げてくれるチームには欠かせない存在」と平田ヘッドコーチ。打率は1割台。新井も「調子がいいのか悪いのか、自分でもわからない」と、現状に決して満足していないが、打席に立てば迷いはない。 1日のヤクルトは石山が先発予定。先発ではなくベンチスタートになる可能性は大。「自分のできることをしっかり準備して、明日にのぞみたい」。代打であろうとスタメンであろうと関係ない。打席に立てば、来た球をフルスイングするだけだ。 データBOX ◎…四回にマートン、新井が連続本塁打。阪神で2者連続本塁打は6月28日のDeNA戦(甲子園)の四回に福留、ゴメス以来、今季3度目 ◎…2アーチなどで10得点を奪い、阪神は今季302得点。300得点への到達は12球団で最も遅いペース虎・今成、代打でえぇ打撃!えぇ仕事!「平田ヘッドの誕生日なので」六回の同点劇と、八回の勝ち越し劇。ドラマに共通するキーワードは「代打成功」だった。 延長の予感も漂い始めた八回一死。代打で登場した今成は、芸術的なバットコントロールで打球を中前に運んだ。 「ずっと追いつけそうな気がしていました。準備も出来ていました。でも、あのシーンは、バットが折れてましたよ」 執念のチャンスメークの今成が笑った。つなぎにつないで死球押し出しあり、タイムリーあり。和田監督が「ベンチにいる全員が総動員で何とかひっくり返す気持ち」と表現した3点勝ち越しだった。 六回も一死一塁からヒットエンドランを決めた代打俊介の中前打も大きかった。好機を広げて、二盗。福留が同点タイムリーを呼んだ。派手さはないが、指揮官の起用に応えた代打・今成&俊介。まさしく全員野球だ。 「きょう(7月31日)は平田ヘッドの誕生日なので、お祝いをしたかったんです」 陽気な今成が、逆転勝ちへの意外な原動力を明かした。「必ず書いておいてください。平田ヘッドの誕生日です」。ベンチ入りメンバーの力が結集した1勝だった。阪神・鶴岡、3度目マルチ!藤浪リードできずもバットで貢献鶴岡が今季3度目のマルチ安打をマークした。0-4の二回二死一、二塁で三遊間を破る左前適時打。5-7の六回には一死から中前打で出塁し、同点劇の足がかりとなった。乱調の先発・藤浪をうまくリードできなかったが、バットで逆転勝利に貢献した。
Jul 31, 2015
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また勝ち呼んだ!虎・安藤、通算76勝目…小林繁氏にあと「1」 (セ・リーグ、阪神10-8ヤクルト、14回戦、阪神9勝5敗、31日、甲子園)ウル虎イエローに染まったスタンドは絶景だった。暑さのなか、安藤が流れを呼ぶ激投。お立ち台に招かれた投のヒーローは、まさかの“ざんげ”。虎党からは笑いが起こった。 「いや~僕が出て来てすいません。申し訳ないです」 2003年以来の登板2試合連続白星。7月28日はイニングまたぎで今季初ヒーローインタビュー。翌7月29日は今季3勝目と価値ある3連投だ。連投に次ぐ連投は37歳のベテランには過酷な任務だが、お立ち台への過密登板はファンも大歓迎だろう。同点の七回、先頭の雄平に左前打を浴びたが、小フライとなった大引の送りバントを捕ると、一塁へ送球。飛び出した一走も仕留めて、併殺にした。八回も単打と犠打で一死二塁とされたが、比屋根の投手強襲打にグラブを伸ばして、二ゴロ。7月12日の巨人戦(東京D)以来、今季2度目の2イニングを投げ、強打のツバメ打線を2回2安打無失点に封じた。 今季4勝目で通算76勝とし、球団歴代17位の小林繁(享年57)の77勝にあと1に迫った。和田監督は「安藤が2イニングをゼロで抑えてくれた」とたたえた。 安藤は試合前の練習から「日焼け止め」を顔、上半身に塗る。「最高のコンディションでマウンドに上がりたいからね」。紫外線を防ぎ、日中の疲れを軽減させるのはもちろんのことだが、皮膚を痛めてヒリヒリした状態で投げるのが嫌だからだという。 聖地は気温30度を超え、湿度も90%以上。寝苦しい夜でも細やかなケアのおかげで力を発揮した。 「ラッキーが続いている。このままいきたい」。円熟の右腕が頼もしさを増している。阪神・呉昇桓、球児以来の2年連続30S!「勝ったことが一番」 (セ・リーグ、阪神10-8ヤクルト、14回戦、阪神9勝5敗、31日、甲子園)九回に登板した呉昇桓(オ・スンファン)は1点を返されたが、逃げ切り。阪神では2007、08年の藤川(現独立リーグ・高知)以来でプロ野球史上4人目、外国人では来日1年目からでは初となる2年連続30セーブをマークした。「勝ったことが一番」。二死から大引に左翼線に二塁打を許すと、デニングの適時二塁打で2点差。中村を歩かせ、一発が出れば逆転の場面を作られたが、代打・森岡をなんとか二ゴロに打ち取った。「打たれているのは失投なので、次から気をつけたい」。6試合連続セーブも、5試合ぶりの失点を反省した。
Jul 31, 2015
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高槻で飲んでて今日は、藤浪だから大丈夫だろうと思ったら、いきなりの大量点その後も広げられて、だめだろうと思っててもう終わってるかなとみてみたら、同点!!そして、ゴメスの押し出し死球にマートンの2点タイムリー!!ものすごい大逆転勝利でした!!!1回表 【比屋根】 フォアボール 【川端】 フォアボール 【山田】 レフトタイムリーヒット T0-1S 【畠山】 空振り三振 【雄平】 レフトタイムリーヒット T0-2S 【大引】 ショートゴロ 【デニング】 左中間2点タイムリーツーベース T0-4S 【中村】 空振り三振1回裏 【鳥谷】 セカンドゴロ 【上本】 センターフライ 【福留】 空振り三振2回表 【成瀬】 セカンドゴロ 【比屋根】 フォアボール 【川端】 サードゴロ 【山田】 レフトフライ2回裏 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 ライトヒット 【新井】 センターヒット 【江越】 センターフライ 【鶴岡】 レフトタイムリーヒット T1-4S 【藤浪】 見逃し三振3回表 【畠山】 センターフライ 【雄平】 サードライナー 【大引】 ライトフライ3回裏 【鳥谷】 センターフライ 【上本】 レフトフライ 【福留】 ファーストファウルフライ4回表 【デニング】 左中間ツーベース 【中村】 サードゴロ 【成瀬】 空振り三振 【比屋根】 センタータイムリーヒット T1-5S ランナー比屋根が二盗 【川端】 ライト線タイムリーツーベース T1-6S (投手交代)藤浪 → 歳内 【山田】 空振り三振4回裏 【ゴメス】 センターヒット 【マートン】 レフト2ランホームラン T3-6S 【新井】 センターソロホームラン T4-6S 【江越】 フォアボール 【鶴岡】 ピッチャー犠打 【代打・狩野】 レフトフライ 【鳥谷】 セカンドゴロ(エラー) (投手交代)成瀬 → 山本 【上本】 ライトヒット T5-6S 【福留】 セカンドゴロ5回表 (投手交代)歳内 → 高宮 【畠山】 ショートゴロ 【雄平】 ライト線ツーベース 【大引】 ライトヒット 【デニング】 フォアボール 【中村】 フォアボール T5-7S (投手交代)高宮 → 岩本 【代打・田中浩】 サードライナー T5-7S 【比屋根】 空振り三振5回裏 (投手交代)山本 → 松岡 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 ファーストライナー 【新井】 サードゴロ6回表 【川端】 ファーストゴロ 【山田】 センターフライ 【畠山】 レフトフライ6回裏 【江越】 空振り三振 【鶴岡】 センターヒット 【代打・俊介】 センターヒット 【鳥谷】 空振り三振 ランナー俊介が二盗 【上本】 フォアボール (投手交代)松岡 → オンドルセク 【福留】 レフト2点タイムリーヒット T7-7S 【ゴメス】 空振り三振7回表 (投手交代)岩本 → 安藤 【雄平】 レフトヒット 【大引】 ピッチャーフライ 【デニング】 レフトフライ7回裏 【マートン】 ライトフライ 【新井】 空振り三振 【江越】 レフトフライ8回表 (守備交代)坂 サード 【中村】 レフトヒット 【代打・三輪】 ピッチャー犠打 【比屋根】 セカンドゴロ 【川端】 フォアボール 【山田】 レフトフライ8回裏 (投手交代)オンドルセク → ロマン 【鶴岡】 ショートゴロ 【代打・今成】 センターヒット 【鳥谷】 レフトヒット 【上本】 ライトフライ 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 デッドボール T8-7S 【マートン】 センター2点タイムリーヒット T10-7S (投手交代)ロマン → 久古 (代走)大和 【代打・関本】 フォアボール 【江越】 セカンドゴロ9回表 (投手交代)安藤 → 呉昇桓 【畠山】 セカンドゴロ 【雄平】 ショートゴロ 【大引】 レフト線ツーベース 【デニング】 右中間タイムリーツーベース T10-8S 【中村】 フォアボール (代走)川崎 【代打・森岡】 セカンドゴロ9回裏福留選手 6回裏 レフト同点2点タイムリーヒット打ったのはストレート。俊介が食らいついてランエンドヒットを決めてくれて、上本も粘ってフォアボールを取って回してくれたチャンスでしたし、いい結果になってよかったです。前の打席ではチャンスで凡退してしまったので、この打席では『なんとかしたい』という気持ちだけでした。先発藤浪投手 3回2/3 6失点調子が全くよくない中で修正することができず、最低限の仕事も果たせませんでした。チーム一丸の価値ある逆転勝ち優勝したら、「あの1勝が」となるかもしれない。そんなことさえ感じさせる、見事な逆転勝利だった。先発・藤浪が初回に4失点しても、誰一人、あきらめない。2回に1点を返した時点で、「追い上げムードだった」と今成は言う。どうしても立ち直れない藤浪が4回にさらに2点を失い、点差が5点に広がったときにも、ベンチには“(藤浪)晋太郎の負けを消してあげたい”という空気があった。「人間だから、疲れがあったり、うまくいかないときもある。そんなとき、周りがどれだけカバーしてあげられるか。いつもは晋太郎に助けられてるから、きょうは野手が助けてあげられてよかった」6回二死満塁から7対7の同点に追い付く2点適時打を放った福留は、試合後にそう話していた。それより前に点差を詰めたのは、4回のマートンと新井良の2者連続本塁打だ。5点差とされた直後、先頭のゴメスがヒットで出ると、まずマートンが左翼スタンドに2ランホームラン。続く新井良がセンターにソロホームランをたたき込んだ。マートンが「一番は1対6からチーム全員があきらめずに勝てたこと」と言えば、新井良も「まだまだ序盤でしたし、こうやってみんなで勝ててよかったです」。2人の言葉からは、チーム一丸の勝利だったことがうかがえた。勝ち越しは8回だ。一死から代打・今成が中前打で出塁すると、鳥谷が左前打でチャンス拡大。二死となり、福留四球のあとゴメスの死球で押し出しによる1点が入った。ただ、“タナボタ”の1点にとどまらないのが、いまの阪神の強さ。なおも二死満塁からマートンが2点適時打を放ち、試合を決めた。9回、呉昇桓が1点を取られたのは余計だったが、ファンにとってはたまらない逆転勝ち。しかも、2位・ヤクルトを倒したのだから価値がある。連勝を伸ばしていきそうな予感のする勝利だった。
Jul 31, 2015
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江越が好投能見を救いました!!同点ホームランに、逆転のタイムリーツーベース!!1回表 【鳥谷】 セカンドゴロ 【上本】 センターヒット ランナー上本が二盗 【福留】 ショートゴロ 【ゴメス】 ピッチャーゴロ1回裏 【大島】 センターヒット 【荒木】 ピッチャーゴロ 【ルナ】 センターフライ 【平田】 空振り三振2回表 【マートン】 ショートゴロ 【新井】 ショートフライ 【江越】 センターフライ2回裏 【和田】 セカンドフライ 【エルナンデス】 レフトフライ 【遠藤】 ファーストゴロ3回表 【鶴岡】 センターヒット 【能見】 スリーバント失敗 【鳥谷】 ライトヒット 【上本】 セカンドゴロ D0-1T ランナー上本が二盗アウト 【福留】 途中終了3回裏 【桂】 ライトフライ 【雄太】 セカンドゴロ 【大島】 ショートフライ4回表 【福留】 ライトヒット 【ゴメス】 サードゴロ 【マートン】 ピッチャーゴロ 【新井】 空振り三振4回裏 【荒木】 レフト線ツーベース 【ルナ】 サードヒット 【平田】 サードファウルフライ ワイルドピッチ 【和田】 サードゴロ 【エルナンデス】 センタータイムリーヒット D2-1T 【遠藤】 ライトフライ5回表 【江越】 空振り三振 【鶴岡】 セカンドゴロ 【能見】 ピッチャーゴロ5回裏 【桂】 セカンドフライ 【雄太】 空振り三振 【大島】 フォアボール 【荒木】 ライトフライ6回表 【鳥谷】 センターヒット 【上本】 キャッチャー犠打 【福留】 レフトフライ (投手交代)雄太 → 田島 【ゴメス】 デッドボール 【マートン】 ショートゴロ6回裏 【ルナ】 センターヒット 【平田】 セカンド併殺打 【和田】 センターヒット 【エルナンデス】 空振り三振7回表 【新井】 センターフライ 【江越】 レフトソロホームラン D2-2T 【鶴岡】 見逃し三振 【能見】 ショートゴロ7回裏 (守備交代)今成 サード 【遠藤】 レフトヒット 【桂】 ピッチャー犠打 【代打・小笠原】 レフトフライ 【大島】 レフトフライ8回表 (投手交代)田島 → 又吉 【鳥谷】 フォアボール 【上本】 ピッチャー犠打 【福留】 空振り三振 【ゴメス】 ライトファウルフライ8回裏 (投手交代)能見 → 安藤 【荒木】 ファーストファウルフライ 【ルナ】 レフトフライ 【平田】 ライトフライ9回表 【マートン】 フォアボール (代走)大和 【今成】 サード犠打 【江越】 左中間タイムリーツーベース D2-3T 【代打・狩野】 ライトフライ 【代打・関本】 センターフライ9回裏 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)藤井 キャッチャー (投手交代)安藤 → 呉昇桓 【和田】 レフトフライ 【エルナンデス】 センターフライ 【遠藤】 センターヒット 【代打・森野】 キャッチャーファウルフライ江越選手 7回表 レフトスタンドへ第4号同点ソロホームラン打ったのはストレート。ストレートに遅れないことを意識して、初球から積極的にいこうと打席に入りました。いい形で同点にすることが出来て良かったです。
Jul 29, 2015
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上本、福留の連続タイムリーで同点マートンの2点タイムリーで逆転!!今成ヒットの後、江越が2点タイムリーで試合を決めました!!!1回表 【鳥谷】 ピッチャーゴロ 【上本】 空振り三振 【福留】 ファーストゴロ1回裏 【大島】 セカンドゴロ 【荒木】 見逃し三振 【遠藤】 フォアボール 【ルナ】 サードゴロ2回表 【ゴメス】 ショートフライ 【マートン】 ピッチャーゴロ 【今成】 レフトフライ2回裏 【平田】 センターヒット 【エルナンデス】 左中間2ランホームラン D2-0T 【赤坂】 サードゴロ 【谷繁】 ショートゴロ 【山井】 見逃し三振3回表 【江越】 フォアボール 【鶴岡】 ライトヒット 【岩田】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 フォアボール 【上本】 ライトタイムリーヒット D2-1T 【福留】 ライトタイムリーヒット D2-2T 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 レフト2点タイムリーヒット D2-4T 【今成】 レフトヒット 【江越】 センター2点タイムリーヒット D2-6T ワイルドピッチ 【鶴岡】 敬遠 【岩田】 サードゴロ3回裏 【大島】 サードゴロ 【荒木】 サードゴロ 【遠藤】 レフトヒット 【ルナ】 センターフライ4回表 (投手交代)山井 → 祖父江 【鳥谷】 サードゴロ 【上本】 空振り三振 【福留】 空振り三振4回裏 【平田】 レフトフライ 【エルナンデス】 見逃し三振 【赤坂】 空振り三振5回表 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 セカンドゴロ 【今成】 見逃し三振5回裏 【谷繁】 センターヒット 【代打・藤井】 ライトヒット 【大島】 セカンドゴロ 【荒木】 ショートゴロ D3-6T 【遠藤】 ファーストゴロ6回表 (投手交代)祖父江 → 岡田 【江越】 フォアボール 【鶴岡】 ピッチャー犠打(エラー) 【岩田】 スリーバント失敗 【鳥谷】 ショートゴロ 【上本】 フォアボール 【福留】 センターフライ6回裏 【ルナ】 サードゴロ 【平田】 ショートゴロ 【エルナンデス】 ライトヒット 【赤坂】 左中間タイムリーツーベース D4-6T 【谷繁】 センターヒット 【藤井】 フォアボール (投手交代)岩田 → 安藤 【代打・和田】 見逃し三振7回表 (投手交代)岡田 → 福谷 【ゴメス】 サードファウルフライ 【マートン】 見逃し三振 【今成】 セカンドゴロ7回裏 【荒木】 ライトフライ 【遠藤】 フォアボール 【ルナ】 ファーストフライ 【平田】 センターヒット 【エルナンデス】 レフトフライ8回表 【江越】 空振り三振 【鶴岡】 フォアボール 【代打・新井】 サードゴロ (代走)大和 ランナー大和が二盗アウト 【鳥谷】 途中終了8回裏 (投手交代)安藤 → 福原 【赤坂】 空振り三振 【谷繁】 ライトフライ 【藤井】 ショートフライ9回表 (投手交代)福谷 → 高橋聡 【鳥谷】 空振り三振 【上本】 ショートゴロ 【福留】 キャッチャーファウルフライ9回裏 (守備交代)坂 ファースト (守備交代)俊介 レフト (投手交代)福原 → 呉昇桓 【代打・亀澤】 見逃し三振 【代打・小笠原】 セカンドゴロ 【遠藤】 空振り三振"先発岩田投手 5回2/3 4失点大量援護をもらっていただけに、もっと長いイニングを投げないといけない展開だったと思います。江越選手 3回表 センター2点タイムリーヒットとにかく低目のボールを振らないことと、浮いてきたボールは積極的にいこうと思って打席に入りました。皆さんが繋いでくれたチャンスだったので、自分もいい形で繋ぐことができて良かったです。マートン選手 3回表 レフト勝ち越し2点タイムリーヒットボール気味の球だったけれども、いい所に落ちてくれて良かったよ。"
Jul 28, 2015
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鈴鹿でも感動したし、阪神勝利は、本当に嬉しい!!江越は、今年のムードメーカー!救世主になるかもしれません!!!1回表 【桑原】 レフト線ツーベース 【倉本】 キャッチャー犠打 【梶谷】 キャッチャーファウルフライ 【筒香】 センターフライ1回裏 【鳥谷】 センターヒット 【上本】 ピッチャー犠打 パスボール 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 センターフライ 【マートン】 セカンドゴロ2回表 【ロペス】 セカンドゴロ 【バルディリス】 セカンドゴロ 【宮崎】 ショートヒット 【嶺井】 ショートゴロ2回裏 【今成】 フォアボール 【江越】 レフトヒット 【藤井】 見逃し三振 【メッセンジャー】 セカンドゴロ 【鳥谷】 センター2点タイムリーヒット T2-0DB 【上本】 ショートライナー3回表 【山口】 見逃し三振 【桑原】 セカンドゴロ 【倉本】 空振り三振3回裏 【福留】 セカンドゴロ 【ゴメス】 レフト線ツーベース 【マートン】 セカンドゴロ 【今成】 サードフライ4回表 【梶谷】 ライトフライ 【筒香】 センターフライ 【ロペス】 ショートゴロ4回裏 【江越】 見逃し三振 【藤井】 センターフライ 【メッセンジャー】 ピッチャーヒット 【鳥谷】 レフトヒット 【上本】 セカンドゴロ5回表 【バルディリス】 ピッチャーゴロ 【宮崎】 空振り三振 【嶺井】 サードゴロ5回裏 【福留】 ライトヒット 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 センターヒット 【今成】 空振り三振 【江越】 レフトタイムリーヒット T3-0DB 【藤井】 見逃し三振6回表 【代打・乙坂】 サードヒット 【桑原】 レフトフライ 【倉本】 センターフライ ランナー乙坂が二盗 【梶谷】 ファーストヒット 【筒香】 レフトフライ6回裏 (投手交代)山口 → 福地 【メッセンジャー】 セカンドゴロ 【鳥谷】 フォアボール 【上本】 ライトファウルフライ ランナー鳥谷が二盗アウト 【福留】 途中終了7回表 【ロペス】 センターフライ 【バルディリス】 セカンドゴロ 【宮崎】 レフトヒット 【代打・松本】 空振り三振7回裏 (投手交代)福地 → 長田 (守備交代)黒羽根 キャッチャー 【福留】 見逃し三振 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 ライトフライ 【今成】 空振り三振8回表 (投手交代)メッセンジャー → 福原 【乙坂】 セカンドヒット 【代打・後藤】 レフトヒット 【倉本】 センターフライ 【梶谷】 ファーストゴロ 【筒香】 フォアボール (投手交代)福原 → 呉昇桓 (守備交代)関本 サード 【ロペス】 セカンドフライ8回裏 (投手交代)長田 → エレラ 【江越】 右中間ツーベース (代走)大和 【藤井】 キャッチャー犠打 【関本】 ピッチャーゴロ 【鳥谷】 ライトフライ9回表 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)坂 サード 【バルディリス】 セカンドゴロ 【宮崎】 ライトフライ 【代打・石川】 ショートゴロ9回裏先発メッセンジャー投手 7回 無失点今日は全体的にボールを低めに集めるピッチングができました。被安打5本のうち、3本が内野安打になりましたけれども、それも低めにコントロールできたからだと思います。フジイサンがいつも通り、素晴らしいリードでサポートしてくれたので、とても助かりました。江越選手 5回裏 レフトタイムリーヒット打ったのはスライダー。(1ストライク目のボールは)見逃せばボール球だったのをスイングしてしまったので、一旦リセットして頭を冷静に保とうと心掛けました。ストレートのタイミングに合わせていたのですが、低めのボール球に手を出してしまわないように目付けを高くしていた分、変化球に対応できました。鳥谷選手 2回裏 センター先制2点タイムリーヒット打ったのはフォーク。追い込まれていましたけれども、なんとか低めのボールに対応できました。投打の3人がお立ち台に上がる快勝暑さを吹き飛ばす快勝だった。投げては中4日の先発・メッセンジャーが7回を5安打無失点。2番手・福原はストレートにいつものキレがなく、二死満塁で降板したが、代わった呉昇桓がロペスを二飛に打ち取り、9回も3人斬りでDeNA打線をシャットアウトした。打ってはキャプテン・鳥谷が2回二死二、三塁から2点先制適時打を放ち、5回に江越が貴重な3点目をたたき出すタイムリー。2人はともに3安打猛打賞を記録した。試合後、お立ち台にはメッセンジャー、鳥谷、江越の3人が上がったが、江越は今週だけで3度目のお立ち台。「ほかにいないから」ではなく、結果を出して文句なしの選出だ。球場に集まったファンは、江越が22日の巨人戦と、24日のDeNA戦で2試合連続本塁打を放ったことを当然、知っている。だから、2回の第1打席で初球を豪快に空振りしたとき、大いに沸いた。空振りでスタンドを沸かせられる選手は、阪神に久しくいなかった。それこそが江越の魅力だろう。その第1打席は無死一塁から三遊間を破るヒットでつなぎ、二死後、鳥谷の適時打で今成とともにホームにかえってきた。4回の第2打席は見逃し三振に倒れたものの、続く5回の第3打席は、二死一、二塁からDeNA先発・山口のスライダーにうまく合わせて左前へ。この3点目が大きかったと、和田監督は振り返った。適時打を放つ直前には、ボール球を空振りしたが、「いったんリセットして、冷静に」打席に入り直し、「低めのボール球に手を出さないように、目付を高くして」臨んだ。そして、先頭打者として迎えた8回の第4打席は、DeNAの4番手・エレラのストレートをとらえて右中間へはじき返した。きょう初めての長打となる二塁打だった。「真っすぐが速いピッチャーだったので、初球から狙っていきました。またボール球を振ってしまったので、目付を高くして、浮いてきた真っすぐをしっかりとらえられたと思います」この対応能力の高さも江越の特長だ。和田監督は試合後、「振ることで(タイミングを)覚えていく選手。とんでもないボールを振っても、それでタイミングを取りながら対応している」と評価した。DeNAの中畑監督は駒大の大先輩だが、敵将も江越の活躍を称えていたという。「大先輩にそう言ってもらえるのはうれしいですし、もっともっと活躍して、認めてもらえるようになりたいです」ワクワクさせてくれる若虎の出現だ。
Jul 26, 2015
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やっぱ宿敵キラーや!能見、6回1失点で虎歴代5位タイG戦20勝 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)お見事、G倒!! 阪神・能見篤史投手(36)が巨人打線を6回6安打1失点に抑え、藤浪に並ぶチームトップタイの7勝目(9敗)。球団歴代5位タイとなる巨人戦通算20勝目(16敗)を挙げた。悪天候でぬかるむマウンドも意に介さずG打線を寸断。宿敵に勝ち越す正真正銘のGキラーが完全復活だ。 雨が降りしきり、ぬかるんでいても気にもかけなかった。再三のピンチを招いてもここは本拠地甲子園。能見は踏ん張った。走者をかえせば試合の行方が怪しくなる2点リードの六回二死一、二塁。小林をチェンジアップで遊ゴロに仕留め、窮地を脱出した。6回を6安打1失点の投球で球団歴代5位タイとなる巨人戦通算20勝に到達した。 「まあ、長くやっていればね」 36歳のベテランは控えめに話したが、長くプレーすれば到達できる数字ではない。負け数は16。1位の村山実らも勝ち越すことはできなかった。球団記録の巨人戦8連勝を達成した2011年のように速球で牛耳る投球はできなかったが、走者を背負っても粘って変化球を投げ、必死に耐えた。 「きょうは、よくなかった。四球も多かったし、変化球でストライクがとれませんでしたが、緩急は使えたかなと。最低限の仕事はできたと思う」 前回登板から鶴岡とバッテリーを組み、2連勝。ホームベースの横幅をいっぱいに使い、打者の目先を変えた。四回には2つの四球で一死一、二塁も阿部を外角スライダーで二ゴロ併殺。五回に井端のタイムリーで1点を返されたが、一回の援護点を守り、七回からリリーフ陣にマウンドを託した。 和田監督は「初回から雨の中で、きつい部分はあったんだろうけど。よく6回を投げきってくれた」とカード勝ち越しの立役者を絶賛。巨人戦通算20勝についての感想を求められると「まだまだ何回も対戦あると思う。研究心をもちながらやっていってほしい」とさらに勝ち星を積み重ねるようにハッパをかけた。 9敗と黒星先行が目立っていたが、3カ月ぶりの連勝で白星も藤浪に並ぶチームトップタイの7勝目となった。チームを首位奪回に導いた能見は「守備とリリーフ陣の方にも助けられた」と最後まで控えめだった。目標はあくまで10年ぶりのリーグ制覇。そのためにも何度でも巨人をねじ伏せる。 データBOX ◎…能見は巨人戦通算20勝目(16敗)。2リーグ制以降、阪神では井川慶の19勝(13敗)を超え、渡辺省三の20勝(21敗)に並ぶ、歴代5位。球団最多は村山実の39勝(55敗)。1球団での最多はヤクルト・金田正一の65勝(72敗) ◎…現役選手の巨人戦20勝以上は広島・黒田博樹の20勝18敗、中日・川上憲伸の24勝20敗、ヤクルト石川雅規の22勝24敗と能見を含め4人。勝ち越しているのは、黒田、川上、能見の3人 ◎…2リーグ制以降、1球団で巨人戦20勝以上を挙げ、かつ勝ち越しているのは阪神では能見のみ。他球団を含めても広島・川口和久33勝31敗、中日・星野仙一35勝31敗、ヤクルト・川崎憲次郎29勝24敗、横浜・野村弘樹25勝17敗、中日・今中慎二25勝20敗ら11人しかいない。名だたるGキラーの仲間入りを果たしたことになる阪神・呉昇桓、久しぶり3人斬りS「自分もスッキリしたよ」 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)2点リードの九回からマウンドへ。虎党の胸騒ぎをあっさりと封じ込めた。呉昇桓(オ・スンファン)が三者凡退斬り。失点が続いていた守護神は「久しぶりに3人で抑えられて、自分もスッキリしたよ」と表情を緩めた。 村田を外角カットボールで空振り三振。代打・高橋由を内角148キロ直球で中飛。そして、代打・相川には内角高めのボール球で空を切らせた。 三者凡退での「S」マークは6月27日のDeNA戦(甲子園)以来、自身登板9試合ぶり。12球団トップの26セーブ目は、周囲を安心させたはずだ。 「これを長く続けていきたい」 雨降って、地固まった。ここからさらに状態を上げていくだけだ。 球児に並んだ!福原、虎歴代2位の通算562戦登板「気力と根性」 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)福原が八回、亀井、長野、阿部を三者凡退に仕留め、リーグトップの24ホールド。呉昇桓にバトンを渡した。「能見に勝ちがついた。それが一番です。(4番からの相手打線については)1人1人、しっかり抑えるという感じです」。これで自身通算562試合登板。藤川球児(現独立リーグ高知)と並び球団歴代2位タイとなった(1位は山本和行の700試合)。「知らなかった。気力と根性です。まだまだ頑張るよ」と力こぶを作った。阪神・鶴岡、好リード見せた!能見と2試合連続でバッテリー (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)鶴岡が能見と2試合連続でバッテリーを組み、好リードした。これまで能見の女房役は主に藤井が務めていたが、左腕が本調子を欠いていたため、14日の広島戦(甲子園)から任されていた。和田監督は「藤井と悪いというわけではない。気分的なところで」と説明していたが、配球面が異なることで相手を戸惑わせた形。すっかり定着した虎のベテラン捕手2人体制が効果的に機能している。
Jul 22, 2015
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ポレダに勝った!良太の満塁一掃打で虎16日ぶり首位 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)G倒で首位奪回!! 阪神は今季4敗を喫していた巨人先発ポレダから新井良太内野手(31)が満塁一掃の先制3点二塁打を放ち、攻略。宿敵に連勝し、勝率5割に復帰、ヤクルトと並び、16日ぶりに首位に立った。投打ががっちりかみ合って、混セ脱出の気配。虎夏の陣、開幕や!! 景気のいいフルスイングにふさわしい、豪快な打球が風穴を開けた。満塁といえばこの人、新井が首位奪取の主役だ。分厚い雨雲も吹き飛ばすような弾丸ライナーで走者を一掃。試合開始早々に巨人を突き放した。 「満塁だし、積極的にいこうと思いました。まっすぐ(狙い)というか初球から。よく伸びてくれました」 一回二死満塁で、初球の146キロを弾き返した。低く鋭い打球が中堅手の判断力を奪った。思わず前に出た立岡は背走したが、もう遅い。頭上を越える二塁打で、3人の走者が一気に生還した。先頭で左前打の鳥谷も初球。今季4戦4敗と大苦戦していたポレダを、積極策であっという間に攻略した。 今季は満塁で6打数5安打、9打点と驚異の暴れっぷり。「たまたまです」と謙遜したが、好機に動じない思い切りのよさが魅力だ。前日21日は3週間ぶりのスタメンで3タコに終わった。それでも、2試合連続の「6番・三塁」。起用に、らしさ全開で応えた。 「毎日頑張ろうという気持ちだけど、こういう形で使ってもらえて、その気持ちがより強かったです」 レギュラーの座は常に狙う。昨年末、広島に移籍した兄の新井貴浩に約束した。ファンを呼んだ非公開の送別会。「ポジションは限られているけど良太に獲って欲しい」。背中を押され、定位置奪取を誓った。昨季は今成、今季は西岡が三塁転向。立場が厳しくても強い気持ちを秘め、全力で白球と向き合う。初めて西岡と並んでノックを受けた日には「サードは声を出すんや!」と、大声で挑戦した。結果の出なかった前夜も打ち込んでから帰宅。その気迫を野球の神様は見ていた。 「日頃の準備だと思います。また明日からも、しっかり準備して試合にのぞみたい」 泥臭いヒーローは雨中の接戦でより輝いた。守っても三回二死一、二塁で、三遊間のゴロを横っ飛び。ユニホームを汚してピンチを救った。「それも日頃の準備」。チームは勝率5割に復帰。ヤクルトと並び、16日ぶりに首位に立った。主軸が盤石なだけに後ろの6、7番が重要。和田監督は「良太が打ってくれて、ポレダに4度やられたので5度目の正直。ずっと打てなかった投手を攻略できたのは今後にとっても大きい」とたたえた。お立ち台の背番号32も声を張り上げた。 「また練習して、あさってからみんなでまた一生懸命がんばります」 首位とはいえ、6位まで4ゲーム差だ。混戦を抜け出すために全員が戦力。主力以外の力で勝ち取った1勝は、必ず生きてくる。 データBOX ◎…新井は今季満塁時に打率・833(6打数5安打)0本塁打9打点。2013年には満塁本塁打3本を放った ◎…通算でも満塁では勝負強く、打率・386(44打数17安打)3本塁打42打点と結果を残している阪神・新井、一回に走者一掃の二塁打放つ「まだまだここからです」 (セ・リーグ、阪神-巨人、17回戦、22日、甲子園)阪神は一回、新井が走者一掃の中越え二塁打を放ち、3点を先制した。 阪神は、立ち上がり不安定な巨人先発ポレダに先制パンチを浴びせた。1番・鳥谷が左前打を放つと、上本が犠打で一死二塁。福留は遊ゴロに倒れたが、ゴメスが四球、マートンが死球で二死満塁と攻め立てた。 ここで打席に立った6番・新井が、ポレダの初球146キロを叩くと、低い弾道のライナー。中堅手の立岡が一瞬、前に出て目測を誤ると、打球は立岡のグラブの上を越え、走者一掃の二塁打となった。 新井は「打ったのはストレート。満塁だったので積極的に思い切って初球を打ちにいきました。自分のスイングができました。ゲームは始まったばかりですので、まだまだここからです」とコメントした。阪神・良太、コツコツ練習に福留も感服「一生懸命やっているよ」 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)阪神は今季4敗を喫していた巨人先発ポレダから新井良太内野手(31)が満塁一掃の先制3点二塁打を放ち、攻略。宿敵に連勝し、勝率5割に復帰、ヤクルトと並び、16日ぶりに首位に立った。 新井はナイターのときでも朝早く、甲子園クラブハウスに入って、福留、関本、鳥谷らと汗を流している。その姿勢を福留は「良太は良太なりに必死に自分で考えて、一生懸命やっているよ」と認めている。右の代打という立場が多いが、スタメンも想定して準備を怠らない。 ベテランも感服するコツコツぶりが数少ないチャンスをものにする良太の勝負強さの源泉になっている。阪神、新井&江越の6番、7番が打って勝率5割で首位浮上! (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)阪神は4-2で巨人に勝利し、後半戦最初のカードを勝ち越し。勝率を5割に戻し、ヤクルトと並んで首位に浮上した。 一回に走者一掃の先制二塁打を放った新井は「満塁だったし、積極的に行こうと思った。(中堅手に)捕られるかな、と思ったけど必死に走りました。チームの勝利に貢献できる結果を出せて良かったです」とファンの声援に応えた。 また、六回に貴重な2号ソロを放った江越は「ちょっと上がり過ぎたけど、風に助けられました。結果ばかりにとらわれず必死になってアピールしていきたい」と今後の活躍を誓った。 6番・新井、7番・江越の活躍に和田監督も「初回に良太が打ってくれたのが大きかった。ポレダ投手には4回やられていて、5度目の正直になりました。江越の2号ソロ? 江越らしい飛距離をみせてくれた」と、下位打線の躍動に手応えを感じていた。呉昇桓(九回を三者凡退で26セーブ目)「久しぶりに3人で終われてすっきりした。続けていきたい」阪神・関川打撃コーチ(苦手のポレダを攻略し)「真っすぐを一発で仕留められるよう準備していた。各打者の気持ちが前面に出ていた」Gにトドメ!虎・江越、価値ある4点目2号ソロでセンター獲りアピール (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)大きな大きな弧を描いた打球が左翼スタンドに着弾すると、雨露に濡れていた甲子園が沸きに沸いた。背走した亀井の頭上に消える一発。ドラフト3位・江越大賀外野手(駒大)がこん身のフルスイング。値千金の大仕事だ。 「上がりすぎたか…と思って、全力で走りました。1打席1打席集中して打てました」 2点リードの六回。先頭で打席に入ると、2番手・笠原の141キロ外角直球をとらえた。手首のスナップをきかせて、強引に引っ張り、左翼席にたたき込んだ。4月28日のヤクルト戦(甲子園)以来の一発。チームにとっても大きな2号ソロで巨人の戦意を喪失させた。 四回には難敵ポレダから1軍昇格後、初安打となる左前打。プロ初のマルチ安打も記録した。前日21日には昇格即スタメンで起用されたが、3打数無安打2三振。 「なんとか結果を出したいという気持ちが強すぎて、硬くなってしまった部分がありました」 若さの特権を見失っていたが、チームメートから「結果を気にせず、楽にいけ。三振でもいいから」と励まされ、思い切りの良さを取り戻した。 定まらない中堅手のレギュラーに一躍名乗りを上げた。大和、俊介らは打率2割前後と低調。キャンプから左腕への強さをアピールしていたが、右腕・笠原からの一発に和田監督も目を引いた。 「これからレギュラーを張ろうと思えば右も左もいってられない。ファンの皆さんもあのフルスイングを見たいと思わせる内容だった」。優勝するにはラッキーボーイもカギになる。伸び盛りの新戦力に期待を込めた。 16日に開催予定だったフレッシュ球宴(岡山)。日帰りで参加予定だったが、台風11号の影響で順延になり、1泊した。観戦するため長崎県からやってきた両親と倉敷市内の居酒屋で食事に共にした。正月以来の家族水入らず。長崎弁の「頑張らんば」で激励され、気合を入れ直していた。 「毎日がアピール。練習からでも、しっかりアピールしていきたいです」 ニューヒーロー誕生の予感…。江越がブレークすれば、虎が優勝に前進する。 虎・江越の父、久しぶりの一発に興奮「手をたたきましたよ」 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)ドラフト3位・江越大賀外野手(駒大)がこん身のフルスイング。値千金の大仕事だ。2点リードの六回。先頭で打席に入ると、2番手・笠原の141キロ外角直球をとらえた。手首のスナップをきかせて、強引に引っ張り、左翼席にたたき込んだ。 江越の父・和明さんは長崎県南島原市の自宅でテレビ観戦。久しぶりの一発に「『入れー』って思いました。(入った瞬間)手をたたきましたよ」と興奮気味だった。昇格2試合目で結果を出した息子に「本人が頑張るだけですから。打率(・122)ももっと上げてもらわんとね」とハッパをかけていた。阪神・ゴメス、自己最長13戦連続安打「ボールもよく見えている」 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)ゴメスが一回二死三塁でポレダから四球を選び、チャンス拡大。新井の先制3点二塁打につなげた。「ボールもよく見えているし、スイングもいいし、試合も勝ったのでよかった」。七回無死一塁では香月から三塁線を破る一打を放ち、連続試合安打を自己最長の13に伸ばした。阪神・鳥谷、効いた先頭打「回の先頭が出れば好機になる」 (セ・リーグ、阪神4-2巨人、17回戦、巨人10勝7敗、22日、甲子園)切り込み隊長の鳥谷が先制ムードをつくった。一回先頭で初球を左前へ。「先頭で塁に出られて良かった。いつでも、回の先頭が出れば好機になるので」。過去10打数1安打のポレダに先制パンチを浴びせた。6試合連続安打の主将は守っても、再三の好守。和田監督は「鳥谷はいつものようにしっかりと守ってくれる」と信頼を寄せた。
Jul 22, 2015
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やっとポレダに勝った!!!1回表 【立岡】 ショートゴロ 【井端】 ライトフライ 【坂本】 センターフライ1回裏 【鳥谷】 レフトヒット 【上本】 ピッチャー犠打 【福留】 ショートゴロ 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 デッドボール 【新井】 センターオーバー3点タイムリーツーベース T3-0G 【江越】 サードファウルフライ2回表 【亀井】 セカンドゴロ 【長野】 ライトフライ 【阿部】 空振り三振2回裏 【鶴岡】 ライトフライ 【能見】 見逃し三振 【鳥谷】 ショートゴロ3回表 【村田】 見逃し三振 【小林】 ショートゴロ 【ポレダ】 ショートヒット 【立岡】 フォアボール 【井端】 サードゴロ3回裏 【上本】 レフト線ツーベース 【福留】 ピッチャーゴロ 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 センターフライ 【新井】 レフトフライ4回表 【坂本】 フォアボール 【亀井】 レフトフライ 【長野】 フォアボール 【阿部】 セカンド併殺打4回裏 【江越】 レフトヒット 【鶴岡】 ピッチャー犠打 【能見】 サードヒット 【鳥谷】 センターフライ 【上本】 ショートゴロ5回表 【村田】 センターフライ 【小林】 ライトヒット 【代打・大田】 レフトヒット 【立岡】 見逃し三振 【井端】 センタータイムリーヒット T3-1G 【坂本】 空振り三振5回裏 (投手交代)ポレダ → 笠原 【福留】 ファーストファウルフライ 【ゴメス】 空振り三振 【マートン】 フォアボール 【新井】 センターフライ6回表 【亀井】 レフトフライ 【長野】 レフトヒット 【阿部】 レフトフライ 【村田】 センターヒット 【小林】 ショートゴロ6回裏 【江越】 左中間ソロホームラン T4-1G 【鶴岡】 レフトヒット (投手交代)笠原 → 高木京 【代打・今成】 サード犠打 【鳥谷】 センターフライ 【上本】 空振り三振7回表 (投手交代)能見 → 安藤 【大田】 空振り三振 【代打・堂上】 ライトソロホームラン T4-2G 【井端】 セカンドゴロ 【坂本】 サードファウルフライ7回裏 (投手交代)高木京 → 香月 【福留】 センターヒット 【ゴメス】 レフトヒット 【マートン】 サード併殺打 【代打・狩野】 ショートゴロ8回表 (投手交代)安藤 → 福原 【亀井】 ファーストゴロ 【長野】 ショートゴロ 【阿部】 ライトフライ8回裏 【江越】 ショートゴロ 【鶴岡】 キャッチャーファウルフライ 【今成】 ショートゴロ9回表 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)坂 ファースト (守備交代)大和 センター (投手交代)福原 → 呉昇桓 【村田】 空振り三振 【代打・高橋由】 センターフライ 【代打・相川】 空振り三振■2015/7/22 試合結果対巨人 17回戦 甲子園巨|000 010 100|2神|300 001 00x|4勝:能見7勝9敗0SS:呉昇桓2勝2敗26S敗:ポレダ6勝5敗0SHR:江越ソロ2号、堂上ソロ2号巨:ポレダ-笠原-高木京-香月神:能見-安藤-福原-呉昇桓先発能見投手 6回 1失点相手に助けられた部分もあったのですが、ゲームを作れたことはよかったと思います。江越選手 6回裏 左中間スタンドへ第2号ソロホームラン打ったのはストレート。打球が少し上がりすぎてしまったので、『入ってくれ!』と思いながら全力で走りました。昨日、久々にスタメンで使ってもらって、なんとか結果を出したいという気持ちが強すぎて、固くなってしまった部分がありました。でも、周りの人たちから『結果を気にせず、楽にいけ』と言われて、今日は凡打を恐れず思い切っていくように心がけていたのですが、それがいい結果につながったんだと思います。新井選手 1回裏 センターオーバー走者一掃先制タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。満塁でしたので、積極的に、思い切って初球を打ちにいきました。自分のスイングができました。ゲームは始まったばかりですので、まだまだここからです。5度目の正直でポレダ撃ち和田監督は「5度目の正直」と言った。巨人・ポレダを攻略したことについてだ。新加入の助っ人に対して、これまで4度対戦して4連敗。対戦防御率1.75に抑えられていた。しかし、きょうは初回につかまえた。それが大きかった。一番・鳥谷が初球をとらえて出塁すると、二番・上本はきっちり犠打を決める。福留は遊ゴロに倒れたものの、ゴメスは四球を選び、マートンは死球で二死満塁。ここで打席に入った新井良が、初球のストレートを狙いすまして弾き返した。「満塁でしたし、積極的に行こうと。(ポレダを苦手としていた?)結果はそうでしたけど、打席に集中してと思っていました」巨人のセンター・立岡が一瞬、前に出たこともあり、「捕られるかな」という不安もよぎったが、打球はグングン伸びて、立岡の頭上を越えた。走者一掃の3点適時二塁打だ。きのうも左腕・杉内に対してスタメン起用されたが、快音は聞かれなかった。第3打席は6回、2点を先制し、なおも二死二塁のチャンスで回ってきたが、2番手・笠原に投ゴロに抑えられた。3打数無安打。それでも翌日の試合に使ってくれた首脳陣の期待に応えたかった。「毎日、頑張ろうという気持ちですけど、きょう、こういう形で使ってくださったので、よりそういう気持ちを強く持って臨みました」今成がケガから復帰してからは、代打として控えることが多いが、スタメンと代打の違いはあえて考えないようにしている。「しっかり準備して、やるべきことをやるだけなので」。それは守備でも同じだ。3回二死一、二塁から、井端の三遊間への打球を横っ飛びで好捕。アウトにできたのは、準備ができていたからにほかならない。「きょうに関しては、ずっと打てなかったピッチャーを、チームが1つになって攻略できたのは大きい。3連戦は接戦でしたけど、甲子園ではこういう戦いになると思うので、一戦一戦やっていきたいです」和田監督はそう言って気を引き締めた。あす1日挟んで、金曜日から甲子園にDeNAを迎え撃つ。ヤクルトに3連敗したDeNAだが、阪神は6勝7敗と分が悪い。気の抜けない戦いが続く。
Jul 22, 2015
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デカした!阪神・マートン、左翼フェンス直撃のV2点打 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、16回戦、巨人10勝6敗、21日、甲子園)浜風に背中を押された白球はしぶとく伸びた。本拠地の風は、ここ一番で味方した。決勝点は27イニングぶりの得点だ。マートンが攻撃陣をトンネルから救出した。 「少しバットの芯からずれたけど、あの打席は風が助けてくれたよ。前の打席は、右翼に強い打球を打っても逆風で捕られてしまったけどね」 六回二死一、二塁。今季初顔合わせだった杉内の内角直球に体を回転させた。大飛球は、フェンスに激突した左翼手・亀井のグラブのわずか上へ。2点二塁打で均衡を破った。1、2打席目はいずれも右飛だ。甲子園の象徴である右から左への風。立ちはだかっていた壁に、最も大事な場面で救われた。 「(直球は)狙っていない。どちらかというと変化球を意識していた」 とっさの反応が集中力を物語る。チームにとっても値千金の一打だ。球宴を挟んで2試合連続完封負け。6月中旬から好調だった打線がピタリと止まった。前夜はM砲も2度の好機に凡退。節目に苦戦したが、前半終了時には自信を口にした。 「(節目が)どんな試合でも、チームはそれなりの状態で後半を戦えると思うよ」。その雰囲気を持ち込もうと、球宴期間中の練習では誰よりも明るかった。ランニングでは先頭に立って大声を出した。ナインを鼓舞した助っ人はペナントレース再開後、チームに勢いをつけた。 「信じること。調子がいいときも悪いときもある。昨日のように好機で結果を出ないときもあるけど、自分を信じてね」 チームの長打も20イニングぶりとなった。呪縛を解いた5番に和田監督は「少ないチャンスをとりたいところで、マートンがよく打ってくれた。打線のキーになってくるから。もっと勝負強い打撃をしてほしい」と信頼。助っ人も胸をたたいた。 「チームに勝利を与えられるチャンスで打席に立つことは楽しいし、興奮するよ」 昨季も球宴後に打率・344と加速した背番号9。混戦を抜け出すために、さらに快音が期待される。 データBOX ◎…阪神マートンは今季球宴前まで81試合で打率・276(312打数86安打)4本塁打、30打点。球宴後は2試合で打率・286(7打数2安打)0本塁打、2打点。ちなみに昨季は球宴前まで83試合で打率・334(314打数105安打)10本塁打、55打点。球宴後は59試合で打率・344(218打数75安打)4本塁打、29打点。阪神・マートンが先制2点二塁打、巨人・杉内をKO (セ・リーグ、阪神-巨人、16回戦、、21日、甲子園)阪神のマット・マートン外野手(33)が先制の2点二塁打を放った。 巨人先発の杉内に五回まで無失点に抑えられていた阪神は六回、先頭の鳥谷が右前打で出塁すると上本の犠打で一死二塁。福留は右邪飛に倒れたが、続くゴメスが敬遠気味の四球で二死一、二塁としてマートンがレフトオーバーの二塁打を放ち2点を先制した。ここで杉内はノックアウト、笠原に交代した。阪神・マートン、G砲娘にお祝い♪「かわいかったよ」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、16回戦、巨人10勝6敗、21日、甲子園)浜風に背中を押された白球はしぶとく伸びた。本拠地の風は、ここ一番で味方した。決勝点は27イニングぶりの得点だ。マートンが攻撃陣をトンネルから救出した。 マートンは球宴期間を利用して、ゴメスに次女アイミーちゃんが誕生したことを祝福した。自宅を訪問して、赤ちゃん用のおもちゃと服を贈ったという。相棒のまな娘と初対面して「かわいかったよ」と、笑った。出産は6日。それ以前からプレゼントを用意していたが、出産後の家族を気遣って、このタイミングになった。阪神・ゴメス、12戦連続安打!「いい試合ができた」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、16回戦、巨人10勝6敗、21日、甲子園)ゴメスは12戦連続安打。六回に四球で出塁し、マートンの二塁打で一塁から一気に生還するなど勝利に貢献した。「いい試合ができた。メッセンジャーがいい投球をしていたし、マートンもいい所で打ったね。あしたも頑張るよ」。助っ人仲間の活躍を絶賛して、満足そうにロッカーに姿を消した。阪神・鳥谷、G倒火付け打「どんな形でも(塁に)でたかった」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、16回戦、巨人10勝6敗、21日、甲子園)鳥谷が先頭の六回に右前打を放ち、マートンの決勝打につなげた。「先頭だったので、どんな形でも(塁に)でたかった」。三回には昨季、19打数無安打だった杉内から2年ぶりの安打となる左前打するなど8試合ぶり24度目のマルチ安打。5試合連続安打中と好調をキープするキャプテンは「勝つことが全て。あしたも大事な試合がある。勝ててよかった」と満足げにクラブハウスに引き揚げた。
Jul 21, 2015
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虎・メッセ、男のG斬り!鳥谷&良太の守乱にキレず腐らず8回0封 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、16回戦、巨人10勝6敗、21日、甲子園)男のG斬りや! 阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が8回6安打無失点に抑え、約1カ月ぶりの白星を挙げた。一回に失策などが絡み二死満塁のピンチも踏ん張り、打線の援護をひたすら待っての6勝目。自身の連敗も2で止め、チームも首位巨人とゲーム差なしの2位タイに浮上。このまま一気に奪首いくで~! 試合開始わずか10分で声を荒げた。不運で背負った一回二死満塁。気持ちを落ち着かせたメッセンジャーが3球続けて直球を内角へ。阿部を右飛に打ち取り、マウンドの上で「フーッ!!」と呼吸を整えた。立ち上がりの大ピンチを乗り越え、勢いに乗った。 「ああなった以上は仕方ない。序盤は苦しんだけど、いつもダメージを最小限に抑えようと思っているよ。とりあえず、ゼロで逃げ切れたのが良かった」 一回二死から坂本に右前打を浴びると、亀井の遊撃後方への打球を鳥谷が落球。続く長野のボテボテの当たりも、三塁・新井の一塁送球が遅れて内野安打となったが、歯を食いしばった。 二、四回も得点圏に走者を背負ったが、この日最速152キロの直球に110キロ台のカーブの緩急で打者を翻弄した。129球を投げ、8回6安打無失点。ここまで今季リーグ2位の111奪三振も、この日はわずか「2」。打たせて取る投球スタイルで、スコアボードに「0」を重ねた。 「いつも低めに丁寧に投げることを心掛けている。奪三振は2でも良かったよ」 なかなか打線の援護は得られず、六回にマートンの2点二塁打で27回ぶりの得点。自身の連敗を2で止め、今季6勝目。6月20日のヤクルト戦(甲子園)以来、5試合ぶりの白星に笑みがこぼれた。 昨年は7、8月の9試合で6勝1敗の夏男が調子を上げてきた。その左腕には黒く光る“相棒”がいる。健康機器メーカー「Fitbit」のワイヤレス活動量計+心拍計リストバンドだ。日中は歩数、距離、消費カロリーなどを計測。夜は睡眠サイクルを記録し、朝は優しい振動で起こしてくれる優れもの。スマートフォンでデータの管理も可能で、アスリートにとって頼りになるアイテムだ。 6月頃に妻・ベネッサさんとペアで購入し、試合で投げるとき以外はいつも着用。現在の体調を知ることで、トレーナーに頼りきることなく、自己管理に役立てている。 日頃の体調だけじゃなく、マウンド上での精神状態もコントロールし、粘り強く投げた助っ人に、和田監督は「もう少し楽に投げさせてやりたかったけど…。メッセがよく投げてくれた」と感謝を口にした。 「ベストを尽くして戦っていきます!」。お立ち台で右腕は、ナインを代弁するようにさらなる闘志をみなぎらせた。首位巨人とゲーム差なしの2位タイに浮上。全球団が貯金なしという大混セの中、このまま一気に奪首をうかがう。 メッセのイライラあらかると ★4月22日 DeNA戦(横浜、●4-7)。3-2の四回一死一塁の場面。打席に入ると、バントのサインを無視し、あっさり三振に倒れた。試合前からの雨によるマウンドの状態に、イライラしていた。六回には一挙5点を失い、降板後は笑みを浮かべる場面も。 ★5月4日 中日戦(甲子園、●2-9)。初回に先制を許すと、三回にも2点を失う。その裏の打席では三振に倒れるとベンチ前でバットをたたきつけた。四回には谷繁に3ランを浴びた後、苦笑い。節々にイライラをあらわにした。「ふぅー」阪神・呉昇桓、ヒヤヒヤ25Sにため息 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、16回戦、巨人10勝6敗、21日、甲子園)2点リードの九回を任された守護神・呉昇桓は1失点も今季25セーブ目。試合後、「ふぅー」とため息をつき「チームが勝ててよかった」とこぼした。先頭の阿部に中前打を許すと、二死二塁として代打・相川に左前へ適時打。1点差に迫られたが、代打・中井を中飛に仕留め、なんとか試合を締めた。登板2戦連続失点と、不安定な投球が続いている。阪神・メッセンジャー8回無失点6勝目「やり返したかった」 (セ・リーグ、阪神2-1巨人、16回戦、巨人10勝6敗、21日、甲子園)阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が8回無失点で6月20日以来となる6勝目(7敗)を挙げた。 メッセンジャーは一回、二死満塁のピンチに、阿部を右飛に打ち取る。四回には無死一、二塁も併殺で切る抜ける力投、8回6安打の無失点の好投で守護神・呉昇桓にマウンドを譲り、6勝目を挙げた。 「最高の気分。いつも巨人に勝つのは最高の気分。前回、東京ドームで点を取られたのが忘れられなくて、やり返したかった」とお立ち台で喜んだ。鳥谷(六回安打で出塁し、マートンの二塁打で生還)「先頭だったので、何とかどんな形でもと思っていた」阪神・関川打撃コーチ(マートンの決勝打に)「浜風が助けてくれた。きのうのやられ方のあとで勝てたのは、気持ち的に楽になる」
Jul 21, 2015
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嬉し杉内!1回表 【立岡】 センターフライ 【井端】 ライトフライ 【坂本】 ライトヒット 【亀井】 ショートライナー(エラー) 【長野】 サードヒット 【阿部】 ライトフライ1回裏 【鳥谷】 サードフライ 【上本】 センターヒット 【福留】 センターフライ ランナー上本が二盗アウト 【ゴメス】 途中終了2回表 【村田】 ライトフライ 【加藤】 ライトヒット 【杉内】 ファースト犠打 【立岡】 ファーストゴロ2回裏 【ゴメス】 サードゴロ 【マートン】 ライトフライ 【新井】 ショートゴロ3回表 【井端】 ショートゴロ 【坂本】 ライトヒット 【亀井】 ファーストゴロ 【長野】 センターフライ3回裏 【江越】 空振り三振 【藤井】 センターヒット ボーク 【メッセンジャー】 ショートゴロ 【鳥谷】 レフトヒット 【上本】 ライトフライ4回表 【阿部】 センターヒット 【村田】 レフトヒット 【加藤】 セカンド併殺打 【杉内】 レフトフライ4回裏 【福留】 空振り三振 【ゴメス】 センターヒット 【マートン】 ライトフライ 【新井】 空振り三振5回表 【立岡】 ショートゴロ 【井端】 セカンドゴロ 【坂本】 サードゴロ5回裏 【江越】 空振り三振 【藤井】 ショートゴロ 【メッセンジャー】 ファーストファウルフライ6回表 【亀井】 センターフライ 【長野】 サードゴロ 【阿部】 フォアボール 【村田】 ショートゴロ6回裏 【鳥谷】 ライトヒット 【上本】 ピッチャー犠打 【福留】 ライトファウルフライ 【ゴメス】 フォアボール 【マートン】 レフトオーバー2点タイムリーツーベース T2-0G (投手交代)杉内 → 笠原 【新井】 ピッチャーゴロ7回表 (守備交代)今成 サード 【加藤】 空振り三振 【代打・堂上】 センターフライ 【立岡】 ファーストゴロ7回裏 (投手交代)笠原 → 宮國 【江越】 ショートゴロ 【藤井】 サードゴロ 【メッセンジャー】 見逃し三振8回表 (守備交代)大和 センター 【井端】 セカンドゴロ 【坂本】 サードゴロ 【亀井】 振り逃げ ワイルドピッチ 【長野】 センターフライ8回裏 【鳥谷】 セカンドゴロ 【上本】 空振り三振 【福留】 フォアボール 【ゴメス】 サードゴロ9回表 (投手交代)メッセンジャー → 呉昇桓 (守備交代)俊介 レフト (守備交代)坂 ファースト 【阿部】 センターヒット (代走)鈴木 【村田】 センターフライ 【代打・高橋由】 空振り三振 【代打・相川】 レフトタイムリーヒット T2-1G (代走)松本哲 【代打・中井】 センターフライ■2015/7/21 試合結果対巨人 16回戦 甲子園巨|000 000 001|1神|000 002 00x|2勝:メッセンジャー6勝7敗0SS:呉昇桓2勝2敗25S敗:杉内6勝6敗0S巨:杉内-笠原-宮國神:メッセンジャー-呉昇桓7/22の予告先発巨:ポレダ神:能見 篤史マートン選手 6回裏 レフトオーバー先制2点タイムリーツーベースヒット打ったのはストレート。高めのボールを自分のスイングでとらえられたよ。ランディがしっかりと抑えてくれている中だったし、どうしても点を取らなければいけない場面で、あのようなランナーをかえすバッティングができてよかったよ。助っ人の頑張りで1点差勝利助っ人の頑張りで連敗は免れた。投げては先発・メッセンジャーが8回無失点。打っては6回二死一、二塁からマートンがレフトオーバーの2点適時二塁打を放ち、チームに27イニングぶりの得点をもたらした。守護神・呉昇桓は9回に1点を失いヒヤリとさせたが、後続を断って25セーブ目を挙げた。序盤のメッセンジャーは不安定だった。初回は名手・鳥谷のエラーや不運な内野安打で二死満塁とし、4回までは毎回、走者を背負うピッチング。しかし、最大のピンチだった初回に、阿部を内角攻めで打ち取ったのが、その後のゼロ行進につながった。「序盤は苦しみながらだったけど、ダメージは最小限にという意識をいつも持っている。それでゼロで逃げ切れたのがよかったね。(阿部には)風を考えて投げたよ」きょうの甲子園には強い浜風が吹いていた。その風に「助けられた」と言ったのはマートンだ。6回二死一、二塁から巨人先発・杉内のストレートをとられた打球は、もう少しでスタンドインという大きな当たりだった。左翼・亀井が目いっぱいジャンプするも届かず、2人の走者を迎え入れたのだが、打った瞬間の感触は微妙だったと言う。「どうかなと思った。ちょっとズレていて、芯でとらえた感じではなかったから。でも、いつも通りの浜風だったから、助けてくれるかなと。それまでの打席は逆方向に打って風に戻されていたから、浜風が助けてくれたのかなと思います」7回を投げ終わったとき、メッセンジャーは中西投手コーチから「最後まで行け」と背中を押されたと言う。ただ、8回に18球を要したことで、9回のマウンドは呉に譲ることになった。「仕方なかった」と言いつつ、本人は少し残念そうだったが、6月20日のヤクルト戦以来、約1カ月ぶりの白星を手にできたのだから、ヨシとしよう。「きょうの勝ちは、自分にとってもチームにとっても大きいね」とメッセンジャー。あしたはすでに4敗を喫している天敵・ポレダが先発だ。きょうの勝ちを無駄にしないためにも、今度こそ攻略したい。
Jul 21, 2015
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藤浪の球はすごかった!!パリーグの強打者揃いの中、力と力の勝負で、すべて打ち取りました!!森のドームの屋根直撃のファーストフライと、その次のおかわりくんの屋根すれすれのショートフライほんと、すごかった!!!阪神・藤浪、初のMVP「森さんを抑えられてよかったです」/球宴MVPに輝いた全セ阪神・藤浪=東京ドーム(撮影・吉澤良太) マツダオールスターゲーム第1戦(全セ8-6全パ、17日、東京ドーム)全セの2番手で登板した藤浪(阪神)が最優秀選手(MVP)に初選出された。 藤浪は四回から登板し、最速156キロをマークするなど3回を無安打無失点と完全投球。六回には大阪桐蔭勢の森、中村(ともに西武)、中田(日本ハム)のクリーンアップを3人斬りした。 試合後、「光栄です。ファンの方に一番楽しんでもらえるようにと思ったのですが、いい結果になりました」とMVPに選ばれた感想を話した。 注目の大阪桐蔭勢との対決に「真っすぐを投げないといけない雰囲気があったんで、特に森さんを抑えられてよかったです」と大阪桐蔭高の後輩をさん付けで呼び球場を沸かせた。 賞金300万円の使い道については「どうしましょうかね? 両親にあげます」と締めくくった。阪神・藤浪、3回完全!森に“天井”に当てられるも大阪桐蔭勢をなで斬り/球宴全セ先発の阪神・藤浪=東京ドーム(撮影・今野顕) マツダオールスターゲーム第1戦(全セ-全パ、17日、東京ドーム)全セ2番手の藤浪(阪神)は四回から登板し、最速156キロをマークするなど3回無安打無失点。六回には大阪桐蔭勢の森、中村(ともに西武)、中田(日本ハム)のクリーンアップを3人斬りした。 四回からマウンドに上がった藤浪は、最初の打者で大阪桐蔭の先輩・浅村(西武)と対戦。152キロの真っすぐで一ゴロに抑えるなど3人で終わらせた。五回も第2打席で3ランを放った清田(ロッテ)を147キロの高め真っすぐで空振り三振に斬るなど3者凡退に抑えた。 六回もマウンドに上がると、大阪桐蔭の後輩で甲子園でバッテリーを組み全国制覇した、かつての“相棒”の森と真っ向勝負。東京ドームの天井に当たる大飛球を打ち上げられたが、一飛に仕留めると、中村を遊飛、中田は左飛と先輩2人も抑え込んだ。 藤浪は「“森さん”に打たれるとその後、何を言われるかわからないので、なんとか抑えられて良かったです」と茶目っ気たっぷりに振り返ると、森は「完全に捉えたと思ったんですけど、駄目でした」と苦笑い。インタビュアーに「天井に当たりましたよ」とふられたが、「そんなんじゃ駄目です。アウトはアウトです」と負けを認めた。
Jul 17, 2015
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