いねむりひめ123のCafe ぐぅぐぅ

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October 29, 2018
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大正生まれ98歳の父が、大分具合が悪くなり、弱ってきました。肺炎を起こしてから、まったく食べることができません。一日1リットルの、最低限の点滴につながれています。もう、おなかがすく感覚もなくなってしまったかもしれません。今や私たち家族には、せめて、愛情を伝えることしかできません。

95歳から急にアルブミンが4.0以下になってしまっていたのですが、今年になって、体重がぐんと減り始め覚悟はしていました。昔だったら、肺炎を起こした時点で死んでしまっていたのでしょう。とにかく苦しまないで欲しいと思うばかりです。

ついつい父の父、祖父と比べてしまいます。祖父は92歳で風邪をひいて、そのまま、気がついたら死んでしまいました。でも、92歳の時点で、頭もはっきりしていました。新聞を読んで、あれこれ心配したりもしました。それに、火葬場でのお骨のりっぱだったこと。91歳ですでに同年代の90%しか骨量がなく、骨粗しょう症の薬を飲みはじめた父とずいぶんな違いです。昭和の時代に比べて家が快適になって、この6年ほど、風邪を引くこともなかった父ですが、祖父が平成の家に暮らせば、もっと長生きできたのだろうと思います。縄文時代の人たちの骨が立派だったことはよく知られていますが、本当に人間は進化でなく退化しています。



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↑病室で役に立っているのがこの製品。DVDだけでなく、SDカードやUSBのデータも再生できます。私は、昔の写真をスキャナーで読み取って編集し、病室で父に見せています。実は、父には、まだ戦争の足音が聞こえない尋常小学校時代がとても幸せだったらしく、家では、毎日のように卒業写真を眺めていました。元の写真は古くて細菌もついていそうですが、これなら安心して病室で広げることができます。残念ながら、父の同級生は硫黄島で半数が戦死され、父が最後の一人で、写っているのはみな「鬼籍の人」なのです。





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Last updated  November 9, 2018 09:55:01 PM
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