WAY OUT WEST/SONNY ROLLINS ピアノレス・トリオが渋い。ホーン奏者にとってはよっぽど自信がないとこういう編成はできないだろう。余計な味付けがない分アドリブの質自体がものを言う。しかしロリンズは真っ向勝負で吹ききり、文句無しの演奏を見せる。3COME, GONEでの延々と続く怒涛のスイング。豪快かつ流麗なフレージング。ひたすらアドリブ一本に賭けるミュージシャンとしての意気込みが伝わってくる作品だ。即興で歌うことにかけてはこの人はおそらくワン&オンリーで、同じ路線でこの人がやってのけたレベルを超えることはなかなかできないのではないかと思う。5THERE IS NO GREATER LOVE、口よりうまくサックスを扱う巨匠の至芸といえようか。