2026.04.20
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カテゴリ: AI小説



この辺でも桜が咲いたとかってニュースが出たりしてたんだけど、
やっぱり外でなんかするのはまだちょっと寒い。
今日は年に一回の会社の安全祈願祭でした。
天気はよかったんだけど、風も強くてほんのちょっとの間だったけど寒かったです。
会社の人はそのあと焼肉に行ったけど、俺はお弁当をもらって帰ってきました。
てか今日は眠いよ。
昼前に宅配の人から電話が来て、トラックが故障したから配達は昼からになるけどいい?
って言われてたので、いつ来るのかなぁ。って思ってたら、
コンビニにも行かなかったし昼寝もできなかったよ。

電話してきた人と違う人が持ってきた。
トラック故障して、すぐ直らなくて積みかえてたから遅くなったのかなぁ?

今日は何の日

穀雨
郵政記念日(逓信記念日)
青年海外協力隊の日
女子大の日
「聴く」の日
腰痛ゼロの日
ジャムの日
肌には知る権利がある記念日

四川料理の日
リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」の日
泉州阪南さわらの日
愛国者の日
モンストの日

発芽野菜の日
シチューライスの日
信州ワインブレッドの日
キャッシュレスの日
菜の花忌
木蓮忌
高級食パン文化月間

タイトル:『聞く準備だけはできている』

その喫茶店には、少し変わった決まりがあった。入口の脇に小さく「大声禁止」、壁にはただ一文字、「聴」とだけ書かれた金属の看板。客はみな、なんとなく声を潜める。常連はここを「聞く店」と呼んでいた。

昼下がり、その店のいちばん奥の木の椅子に、ひとりの若い女性が座っていた。薄い麻のワンピース、開きかけの文庫本、冷めかけた珈琲、なぜか机には方位磁針、革の手帳、いちごの瓶詰め、郵政と書かれた古い瓶、そして四川料理の皿。統一感があるようでまるでない。まるで、何か重大な儀式の直前みたいな卓上だった。

彼女は本を読んでいるように見えて、実際はほとんどページを進めていなかった。指先を同じ行の上に置いたまま、ときどき窓の外を見た。通りを歩く人、店の前で立ち止まる人、また去っていく人。まるで誰かを待っているようだった。

店主は余計なことを聞かない主義だったが、その日は少しだけ気になった。というのも、彼女は三日前から毎日同じ席に座り、ほとんど同じ品を注文していたからだ。珈琲、四川料理、それからいちごジャムを小皿でもらう。飲み物の缶は持ち込み。しかも帰るとき、必ず郵政の瓶を軽く振って中を確かめる。

四日目、ついに店主は負けた。

「どなたか、お待ちですか」

彼女は顔を上げ、しばらく考えてからうなずいた。

「はい。たぶん、来ます」

「たぶん?」

「来るって言ったのは七年前なので」

店主はそれ以上聞かなかったが、厨房の奥で皿を拭いていたバイトの青年は、完全に耳をそばだてていた。七年前。待ち人。古い瓶。方位磁針。文庫本。静かな喫茶店。材料だけ見ると、だいぶ恋愛映画だった。

五日目、近所の常連たちの間でも噂になった。
「昔の恋人だ」
「いや、失踪した兄だ」
「祖父の遺言かもしれない」
「四川料理が好きな人なんじゃないか」
最後の説だけ妙に現実味があった。

六日目の午後、ついに一人の男が店に入ってきた。息を切らし、紙袋を抱え、店内を見回す。そして彼女を見つけると、申し訳なさそうに頭を下げた。

「すみません、遅れて」

店主もバイトも常連も、聞いていないふりで全員聞いていた。

彼女は驚いた顔もせず、本に栞を挟んだ。
「七年」

男はうなずいた。
「長かったです」

「長かったですね」

「途中で一回、場所を勘違いして名古屋に行きました」

「それは途中じゃなくてかなり大きいミスですね」

男は紙袋をテーブルに置いた。中から出てきたのは、古びたカセットテープの再生機だった。さらに彼はポケットから一本の鍵を取り出した。

「見つかりました。あなたのお祖母さんの荷物の中にあった郵便貯金の箱、その鍵です」

店内の空気が変わった。なるほど、恋ではない。遺品整理か。郵政の瓶もその流れか。ではあの瓶の中身は何なのか。常連たちの推理は静かに組み替えられた。

彼女は鍵を受け取ると、ようやく少しだけ笑った。
「ありがとうございます。じゃあ、開けてみます」

「ここで?」

「ここでです。家だと緊張するので」

彼女は革の手帳の下から、小さな金属箱を取り出した。見た目は地味で、たしかに昔の貯金箱のようでもあり、秘密を隠していそうでもある。店主はつい珈琲を注ぐ手を止めた。

鍵が差し込まれ、回る。

かちり。

箱が開く。

中には一枚の紙と、古いカセットテープが一本入っていた。

彼女はゆっくり紙を開いた。祖母の字だった。少し震えた文字で、こう書いてある。

『これを開けるときは、必ず静かな場所で、なにか甘いものと珈琲を用意すること。話は長いから』

喫茶店の条件にぴったりだった。

彼女は無言でうなずき、男が持ってきた再生機にテープを入れた。皆、聞いてはいけないと思いながら、聞く気満々だった。店の壁の「聴」の字が、今日は妙に圧を持っていた。

がしゃ、という小さな機械音のあと、テープが回り始める。

しばらくの無音。

それから、年配の女性の声が流れた。

『――もしもし。これを聞いてるってことは、うまく鍵を見つけたんだね。えらいえらい。さて、本題です』

店内の全員が息をのむ。

『この喫茶店の四川料理、食べたかい。食べてないなら先に食べな。冷めるとおいしくないから』

彼女は皿を見た。たしかに少し冷めていた。

テープは続く。

『あと、いちごジャムは珈琲に入れちゃだめ。あんた昔やったろ。まずかったろ。学びなさい』

バイト青年が吹き出しそうになって、必死に口を押さえた。

そして祖母の声は、急に妙に明るくなった。

『で、あんたがいちばん知りたい話だけどね。うちの家系に代々伝わる“宝の在りか”についてです』

ついに来た、と誰もが思った。彼女の指が止まる。男も背筋を伸ばす。店主は完全に配膳を忘れていた。

三秒の間。

『宝は、台所の吊り戸棚のいちばん上。赤い缶に入ってます』

彼女が目を見開く。

『ただし中身は現金じゃなくて、昭和五十八年に私がどうしても捨てられなかった輪ゴムと、どの鍵に使うかわからない鍵が十四本と、商店街の福引で外れたポケットティッシュです。期待させて悪いね』

店内に、長い沈黙が落ちた。

彼女はしばらく固まっていたが、やがて額を押さえて笑い出した。男もつられて笑った。店主まで肩を震わせている。常連の一人は「宝ってそういうことか」と小さくつぶやいた。

だがテープはまだ終わらない。

『追伸。本当の宝はその箱の底に入れておきました。もったいぶってごめんね』

全員の視線が箱に戻る。

彼女は慌てて箱の底を探った。底板が少し浮く。爪で引くと、薄い隠し蓋が外れた。

中に入っていたのは、封筒一枚。

彼女はそっと開ける。

そこには現金でも権利書でもなく、一枚のメモがあった。

『この店のコーヒー代、私のツケです。七年分、よろしく』

彼女は天を仰いだ。店主はゆっくり帳簿を閉じた。

「お客様」

「はい」

「まずは、四川料理の追加からにしましょうか」

彼女は笑いながらうなずいた。
「……祖母は、最後まで人の話を聞かせるのがうまい人でした」

壁の「聴」の字が、少しだけ誇らしそうに見えた。

おわり

そうそう、地震大丈夫でしたか?
この辺はあんまり揺れなかったけど、ちょっと長かった体感です。
あと、最近の空気清浄機って、地震とか津波の情報を言ってくれるの?
これってWifiにつながってるんだっけ?って思った。







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最終更新日  2026.04.20 18:54:56
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