2026.05.16
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カテゴリ: AI小説




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タイトル『終点まで、あと三駅』

夕方六時十二分発、海沿いを走るローカル線。

車内には疲れた顔が四人。
その中でも、窓際の女——佐伯真紀だけは、明らかに「限界の顔」をしていた。

足元には空のペットボトル。
座席には胃薬。


そこには、びっしりと文字が書かれていた。

「犯人は青い作業着」
「右手の親指に火傷」
「掘削機」
「午後四時三十分」


向かいの席のおばあさんが、おそるおそる聞いた。

「……刑事さんか何かですか?」

真紀はゆっくり顔を上げた。

「いえ……市役所です」

「市役所?」

「土木課です」

その瞬間、車内の全員が「ああ……」という顔になった。

真紀は三日前から、港の工事現場で“謎の違法駐車問題”の対応をしていた。

大型トラックが毎晩、決まって工事用道路を塞ぐのだ。

警察に連絡しても、
「民事ですね」
で終わる。

現場監督は怒鳴る。
近隣住民はキレる。
上司は「穏便に」と言う。

そして今日。

ついに真紀は、違法駐車の犯人を突き止めた。

犯人は——

工事現場の交通整理をしていた警備員だった。

理由は、
「誘導棒を振る場所が遠いと疲れるから」。

真紀はその場で崩れ落ちた。

その帰りの列車だった。

ぼんやり窓を見つめながら、真紀は思った。

(もう無理かもしれない……)

すると突然、車掌のアナウンスが流れた。

『次は〜、浜北漁港前〜、浜北漁港前〜』

その瞬間、
真紀のスマホが震えた。

上司からだった。

《ごめん佐伯さん、また港で問題》

真紀は天を仰いだ。

《今度は何ですか》

数秒後、返信。

《掘削機が消えた》

「……は?」

《でも安心して》
《犯人、たぶん分かった》

真紀は震える指で返信した。

《誰ですか》

すぐに返事が来た。

《前回の警備員》
《“掘削機のほうが移動しなくて楽”だって》

おわり







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最終更新日  2026.05.16 18:00:05
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