物欲リハビリぶろぐ ~最近は専らルノー・アルカナ中心ですw~

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2018.12.08
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カテゴリ: 車モノ
​​ 大変長らくお待たせ致しました。

(ヽ´ω`)

助手席側サンバイザー解體新書で御座います。

一応、見立てを先に書いておきます。恐らく何らかのバネ様の物によって途中で止めたり、元に戻してその位置を維持したりと言う事でしょうから、そのバネを利用した構造の、停止を司るストッパーに当たる部分が弛緩、摩滅等を起こしているものと、その様に想像してから作業に取り掛かりました。

作業と言っても再生する必要がないので、単にバラして行くだけですが(笑)。

そうは言っても、破壊的分解というのは面白みに欠けるものですので、製造工程やその仕組、設計思想あたりに思いを致しつつ、丁寧に破壊する(笑)ということです。

この右側に有る金属の部分がスイッチになっています。ミラーの蓋を開くと、この部分がミラー蓋に付いている突起によって押されオンになります。絶縁材のつもりか黒い不織布が貼ってありますね。絶縁のためなら必要性を感じないのですが、何か他に理由が有るのでしょうか。

ミラー部をドライバーで抉って外します。判りにくいですが、見えている黄色いところは硬質な樹脂でトレイ状になっています。

裏側。単純に中央部をドライバーで抉ったので、爪が折れてしまいました。皆さん気を付けましょう(笑)。

中心部で広い面積を専有しているのは鏡。接着等は行われておらず、上下計4本の爪で支えられています。見えている鏡本体はチョッと緑がかったグレーの部分で、手前側の物は鏡を支える樹脂の板です。接着剤が恐らく黄色いので緑ががったグレーに見えるのかと思います。粘着剤はまだ接着性が残っているようでした。強いて言えば爪が粘着剤に掛かってはいます(笑)ので、気持ちほど固定されていると言えないこともないか。

爪は左右で長さが違います。長い方は折れませんでした。

こちらの短い方の爪が有る側の、バイザー本体を広げるようにこじれば折れないカモしれませんね。

本体側への引っ掛かりはこの程度。

こちらはミラー蓋のヒンジ部に有る、蓋を閉じた状態に維持するためのバネ。よく見るとバネに白いテープ状の「何か」が貼ってありますが、恐らく開閉時の作動をスムーズにして操作時の不快感を低減するための物かと。いや、単にフタ側を金属から保護するためか(笑)。

9箇所ほどタッカーで留めてあるので外します。ちなみに中央左寄りの凸部はトレイ状の部品に穴が開いていて、硬質発泡ウレタンが突起として成形され、鏡を後ろから支えて4本爪を補助してるようです。流石に上の爪だけでは心許なかったのでしょう。

切開の始まりです。本体の硬質発泡ウレタン成形後に、表皮だけ熱収縮などを利用して貼り付けてありますが、粘着剤などは使われて無いようです。

軸を後から入れたワケでは無いでしょうが、熱収縮に因ってかワリと奥まで入っています。

一皮剥けました。照明用のケーブルを通す溝に、不織布によるカバーが貼ってあります。という事は、ケーブルはバイザー本体成形後に入れてから、不織布を貼りコネクターを付けたのかと。最初から一体成形で良いような気がしますが、何か理由が有るのでしょう。

剥がした革(笑)。

この車のセンター側にある部分は、グレーの樹脂部分を一番最後に取り付けたのでしょうか。革(笑)がかなり奥まで入っています。

車のアウター側のケーブル出口。なんか、グリス状のモノが見えますが…

コレオスのサンバイザーは大きめなので、恐らく全周にぐるりとフレームが入っているだろうと言う目算で、それを確認してゆきます。

ぐり。

ぐりり。
流石に目算通り、ここまで入って居れば全周に入っているのは間違い無さそうです。

アウター側へも切り開いて行きます。

最も肝心な辺りに差し掛かりました。何かフィルムの様なものが出てきました。

う~ん。

このヒンジ部分を全体的に覆うようにフィルムが巻かれています。

左端のケーブル出口と右側のバイザー取付部が一緒に動くので、これらは一体で有ることが分かります。

左側、突起が見えなくなりました。

更に切り開きます。思ったよりも広範囲にフィルムが巻いてありますね。というか、機構が思ったより大きいです。もう少し細長い形状ではないかと想像していましたから、チョッと思ってた感じとは違っています。

周縁部を全体的に捌きました。まるで魚を二枚おろしにするような感じでした(笑)。

硬質発泡ウレタンから問題の核心部分を削り出しました。やはりご丁寧にフィルムでグルグル巻になっています。4~5重くらいでしょうか。硬質発泡ウレタン成形時に、ヒンジの機構部分へのウレタンの侵入を阻止するためフィルムが施されているようです。

ほぼ完全に剥き身になりました。ちなみに、バイザーのフレームが左右から来ていて、ヒンジ部に接合されているのですが、接合されているヒンジから伸びる腕状の部分は樹脂製です。ルーフから伸びる軸は内部に金属のパイプが通っています。

バネ状の部品は2つで一組になっています。先ずは固定していると思われるバネを外します。

外れました。手前側のバネは開く方へ復元力が発生する物のようです。それを閉じる方へ、今はずしたバネが押さえている構造です。板厚はどちらも0.6ミリ。同程度の復元力を発生すると思われるので、スパンの長いほうが押さえられる構造でしょうか。

バネを外す作業中にフレームが外れました。

取り外した大きい方のバネの内側に、なんとも不穏当な物体が付着していますね。

ありゃ~…これはひどい。
(ヽ´ω`)

こりゃあダメだわ。
軸に二箇所、平らな部分が有って、そこで留まるようになる構造ですが…こうなっていては「何をどうやったって」駄目ですわな。

はたして材質上の問題か、塗布されているグリス状のものに問題が有るのか、元々構造的に無理が有るのか。しかし、問題の発生しない個体も有るようなので、使用頻度に寄る素材の耐久力の問題か、グリス状のモノが樹脂に悪影響を及ぼして居るかのどちらかしか、ワシには思いつきません。

先程のこれですが、やはり後付けのように思います。恐らく接着剤で固定して、その繋ぎ目を磨いて有ります。

しかも、ずらすと固定用の突起も有るので、本来は殆ど動かないものなのかも。

ヒンジから軸を外してもう一度よく観察してみたのですが、どうも製造時にできる「パーティングライン」が、ちょうど平面部と平面部の合わせ目付近の角にできて居るのでは無いかという疑いを持ちました。

この赤線で示した辺り「パーティングライン」に沿って平面部の合わせ目が有るように思います。もしこれが事実なら、製造工程においてこの部分の強度が個体によって微妙に違いが有っても不思議では無い。

と、このような結論に至りまして、ワシ自身の判断としては6割程度が設計不良。2割程度が製造不良。残る2割が材質等不良。
以上の結論を得たと言う感じです。

(ヽ´ω`)

しかし、弛緩とか摩滅とか言う次元を遥かに凌駕するこの現実に震撼し若干の動揺を隠す事が出来ない(笑)。





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最終更新日  2018.12.08 06:30:06
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