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自分にとって少し毛色の変わった物も見てみよう。食わず嫌いをなくそう。 そう言う事で視聴した「色づく世界の明日から」です。 日常で、誰しもが抱える、人それぞれの悩みや拘りのようなものを受け入れてゆく過程を描いているのかと思います。 作品の舞台は近未来で、尚且、何故か魔法を使える人が存在する世界。 一見してリアリティーのある背景や、キャラクター達が登場するので、我々が今いる普通の暮らしと重ねやすいシチュエーションになっています。 ただ、物語の殆どは主人公が生活する時代よりも少し過去(ちょうど現代くらい?)で展開して行きます。 まあ、青春群像劇の中に、各キャラクターの思いが消化されて行く過程を、キレイな絵と演出で、丁寧に描いていますね。 ただまあ、我々がそうであるように、登場するキャラクター達の思いや矛盾が全てクリヤーになって「おしまい」みたいなお話でも無いので、消化不良に感じる視聴者もいるかも知れません。 とは言っても、自分自身を振り返ってみても、そんなに簡単に何事も割り切れたり解消したりする訳ではないので、このお話を見て消化不良に感じると言うのは、これを見た人の心に遊びと言うか、余裕と言うか、そう言う曖昧な部分が無かったり少なかったりするのかなぁと思います。 取り敢えずワシに付いて考えて見ると、割り切れないし、解消できないし、何にしてもグレーゾーンだしで、チョッといい加減が過ぎて嫁氏に怒られたりとか、たまにするわけで、余程お話のキャラクター達の方が物事を真面目に真摯に捉えて、考えて、悩んで…とまあ、ガルパンもそうですが、良い子ばかり出てくるんですよ。 というか、最近の(と言っても随分昔からだとは思いますが…)物語作品には、まあ、ワリと「いい人」ばかり出て来ますよね。NHKの朝ドラなんかも、たまに見ると「いい人」だらけで、登場するなり主人公に辛く当たるキャラなんかも出てくるんですが、その登場シーンからして「実はいい人」って言う、雰囲気が出てる。 しかも、主人公が困難に直面すると、すかさず「いい人」が現れてフォローしてくれる。困難が1週間続く事が無いのでは?と、思うくらい、主人公が恵まれてる。羨ましい(笑)。と言うほどの困難には出会わないんですけどね、ワシは。 これらに付いて嫁氏と話すと、「皆、実生活が辛いから、朝から辛い話を見たく無いのではないか」と言う結論に至っております。 次々と襲い来る困難を、努力と根性で排除。危機に際して、たまに現れる助っ人。ってな感じのお話は、見ていて疲れちゃうんでしょうか… で、この「色づく世界の明日から」ですが、まあ、そこまで多くの困難や危機が、主人公に訪れるワケでは無いのですが、彼女は彼女なりの苦悩を抱えていて、その苦悩を周りの仲間からの刺激などによって解消の光明を見る。と言う、そんな話の流れなので、困難を解消するカタルシスを感じたい人には今一つに見えるかも知れませんし、主人公の成長する姿が見たい人も、興味を持って見る事は出来ないかも知れません。 おそらく人ってのは、他人から見ると些細な事柄に躓いているものだと思うので、その他人から見て些細に見える事に囚われながらも生きて行くものではなかろうかと思います。 そう言う部分を「些細な」と言って、他人が切って捨てるのは、やはり違うかな。 なんだか、少しは感想文らしい感想文に、今日はなったかも(笑)。
2020.01.20
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現在の文化環境では、まず映像化は不可能なのではないかと思われます。少なくとも地上波で放送するなら1/3くらいのシーンで修正が必要になるのでは…(ヽ´ω`) しかしこの、「エロ・グロ・ナンセンスギャグ」とでも言うようなジャンルは、ワシが幼少の砌には結構有った。アニメはソコまででも無かったが、漫画作品には多く見られたと思う。 とは言いつつ、この作品の監督が「ガルパン」の監督だと知ったのは作品を見た後だったので、この水島努と言う方の才能には舌を巻く。 特に顕著なのは主題歌の作詞。 「ガルパン」においても「あんこう音頭」で作詞されていて、他の作品でも歌の作詞を結構手がけておられるようです。 はて、話題が飛びましたね。 それで、「エロ・グロ・ナンセンスギャグ」ですが、この程度のものが地上波で放送出来ないと言う現状を、ワシとしては嘆きますね。ま、確かに夕方からゴールデンタイムに掛けて放送する様な内容では有りませんが、深夜帯であれば全然問題ない気がします。 絵面は確かに「萌絵的絵面」ですが、それに引き摺られて「子供が見たらどうするのか?」みたいな事を言うのは違う気がします。親は自分で自分の子供の事を管理すれば良いだけで、それを「放送するな」と言うように圧力を掛けると言うのは、自分の管理能力に問題がある、或いはそれらの問題の責任を放棄し他人に責任を押し付けようとしている風に見えます。 ま、親が駄目と言っても子供は見ちゃうんですけどね。ワシがそうでしたもん(笑)(ヽ´ω`) それはそれで、そう言うものだと想いますがね。 この辺りは「ガルパン」にも見られた「絶対パンツは見えない」的な、そう言うものとも通じる、なにか社会の病巣のようにも感じますわ。 あれ、そうだ。感想を書かねば(笑) 「エロ・グロ・ナンセンスギャグ」と言うほどの「エロ」は無いです。「グロ」については駄目な人はダメかなと言う程度に感じます「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~」(笑)。で、 「ナンセンスギャグ」なのでソコに何かを見つけてしまったら、それはもう「ナンセンス」では無いので、何かを見つけようとしてはイケません!以上です(笑)(ヽ´ω`)丿 この作品の演出手法で「ガルパン」をやってもらうと馬鹿みたいに面白そうなんだけど、ダメですよね(笑) あ、それから、「ドクロちゃん2」と言うのも有るんですが、こっちはイマイチでしたね。ナンセンスギャグがつまらなかった理由を考えると、ナンセンスではなくなってしまいそうなので、これ以上の考察はしませんが、少しエロに振りすぎて空回りした感じがしたり、ドクロちゃんの性格が少し変わってしまった様に感じたり、ま、期待し過ぎていたのかも知れませんね。
2019.10.04
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ま、定番ですか?(ヽ´ω`) 虚淵玄さんですね。というか新房昭之さんですね。というかシャフトさんですね。 これも「ガールズアンドパンツァー」同様、話題にはなっていたものの「絵面」に引きずられて、長いこと見ていませんでした。 この作品の内容と、この絵面と、と言うのは制作側の故意犯だったようで、「お子様向けのアニメかと思ったら~ 大きなお友だち向けでした~ チクショ~!」って感じでしょうか(笑)。これを機に「萌え絵面」でハードな物語というものが増えたのかなと言う気がします。 なんと言うか「魔法少女モノ」の「パラダイム・シフト」が起こったと言うか。まあ、他にはあまり見てはいないのですが(笑)。「魔法少女まどか☆マギカ」と言うタイトルからは到底想像できないような内容で、そのギャップが「パラダイム・シフト」を感じさせると言うわけです。 さて、物語の大雑把な流れは、主人公と思しき人物がナカナカ本領を発揮せず、最終回辺りで突然覚醒して全てを吹き飛ばして物悲しい雰囲気で終わる。虚淵スタイルとでも呼べば良いのか、ワシが目にした虚淵さんが関わった物語はこんなのが多いような、と言うほどには見てないのですが(笑)。 虚淵さんと言えば古いゲームに「ファントム ~ファントム・オブ・インフェルノ~」って言うのが有って、プレイした記憶が有るんですが、やっぱりお花畑なハッピーエンドにはならないんですよね。面白かった記憶しか無いんですけど。 虚淵さん作品(主にシナリオ)に対しては勝手な思い込みですけど、なんとなく「洋画的」な描写って言うのかな、そんな感想です。まあ先にも書きましたが、作品全てを見ているわけでは無いのでアレですが。 例によって物語の内容についてぜんぜん書いてない(笑)のですが、あれですね、人は「業」みたいなものを背負って生きて行くものなんでしょうなぁ…。って感じですか。現実には鹿目まどかのような存在は現れず、皆いつか訪れるかも知れない「ワルプルギスの夜」に怯えながら終末に向けて歩き続けるという事なのでしょう。 ところで、この物語の主人公ってホントは暁美ほむらなのでは? てなところで。 この作品に関しては「ダーク・ファンタジー」という事もあって、妻氏にはまだ見てもらって無いのです。あ、「絵面」は見せたのですが、流石に「……………(汗)。」って感じで、(夫氏は大丈夫なのか?)と言う、苦笑いを浮かべてましたが、いずれは見てもらうつもりですけどね。
2019.09.26
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これまた古いものを…(ヽ´ω`) GONZOと言う制作会社作の作品です。 これね、物語を見て珍しく目頭が熱くなっちゃったんですよ。ワシは基本的に不感症なのか、物語を見て涙すると言うことはほとんどないのですが、これはかなりキました。 その昔、レオナルド・ディカプリオ主演で作られた「タイタニック」も映画館で見たのですが、沈みゆく船から避難する人々の中に3人の親子がいるわけですよ。両親と幼い娘。 「パパも一緒に…」 「大丈夫、パパはあとから行くから…」 みたいなとこで、キちゃうんですよね。だいたいこんな感じのところにツボが有るみたいです。 で、この「ソルティレイ」ですが極めて大雑把に書くと、主人公とされるアンドロイドの少女と40代の賞金稼ぎの男が、徐々に家族になるというような内容です。実際にはもう少し複雑で、行方不明の実の娘が出てきたり。養女を持つ友人が居たり。ま、実の親子も出てきたりと、要は人と人との心のつながり、血縁や親子に限らない今風に言えば「絆」と言うやつですね、これを描いているわけです。 さておき、人工知能のアンドロイドに絆だとか親子だとか、そういった人間的なナニかが宿るのかと言うような、よくある設定ではあります。と言うか「ピノッキオ」がモチーフであることは公式にも認めて居たかと。 この物語はこの時期GONZOさんが関わった作品の中で「宇宙移民」を扱ったものの一つのようです。なんだっけ、「ラストエグザイル」とその一連の作品なんかですね。そう言うプロットはそれほど珍しい訳でもないので、ありきたりと言えばありきたりではあります。 「宇宙移民」、「人工知能」、「人造人間」、「絆」、「愛情」…これらも物語の設定としては極ありふれたものですね。 ところで「人工知能」、「人造人間」、「絆」、「愛情」といった要素で描かれた物語の一つに「エクス・マキナ」と言う2016年の映画作品があります。これも「AmazonPrimeVideo」で見たのですが、モチーフは似たようなものでも、その捉え方や表現が明らかに異質な感じがします。なんと言うか、やはりキリスト教的な価値観というのか、なんと言うか…。SF映画の金字塔とも言える「メトロポリス」からも伺えますが、どうも西洋キリスト教的文化圏の物語に出てくる「人造人間」と言うやつは「禍々しい」ような気がします。なんか「人造人間」とか「人工知能」とかにロマンがあまり感じられないですかね。 余談ですが、TVドラマ「ナイトライダー」に出てくる「K.I.T.T.」には「ロマン」が感じられます。 キリスト教文化圏と言う括りにすると違うんですかね。「マニュフェストディスティニー」的な雰囲気というか、未知なるものに不安を抱いて自らを投影し、攻撃的になるっていう感じでしょうか。 ま、「ソルティレイ」にもそのような「人工知能」は登場しますけどね。この「ソルティレイ」のモチーフである「ピノッキオ」も、人形のままでは終わらずに最後は「人間の子供」になるわけで(間違ってます?)、機械のままと言う本作や日本の物語とは、なにが違うんですかね。 さて何れにしても、ありふれているけれども、それをどのように描くのかと言うところに、製作者達の気合の入り具合が現れようというもの。まあ、気合を入れたら良いものになると言うわけでもないのですけど。 話数としては2クール分くらい有って、全体的な話の流れもスムーズで、謎は謎として残っているところも有るのですが、基本的にはハッピーエンドと言うことで、めでたし、めでたしで、終わります。 とりとめもなく書いてますが、なんと言ってもこの作品の魅力は主人公ソルティと、賞金稼ぎのロイ・レバントのキャラが非常に良く立っているところと、その声優さんが素晴らしいというところかと。 ソルティ・レバント役は斉藤桃子さん。ロイ・レバント役は中田譲治さん。斎藤さんは他の作品は知らないのですが、中田さんは超有名なのでたくさんの作品に出演されていて、誰でもがどこかで聞いたことの有る声のはずです。このお二人の演技が素晴らしく息もぴったりで、「ソルティレイ」の魅力はこのお二人の声によるところも大きいのではないかと思います。脇を固める役者さん達も、勿論素晴らしいですがね。 さて、作品については多くを語らずともご覧いただければ良いわけですが、この作品の中のいくつかのお話で作画監督を務めている村田峻治さんという方がおられるのですが、この方が作画監督を務められた時のソルティが抜群に可愛らしいのでぜひご注目を。
2019.09.16
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「シュタゲ」ですね。(ヽ´ω`) なんか主人公がウザいとか言って「受け付けない」と言う方も多いようですが、何故ウザい人に「なってしまったか」という事も物語を見てゆくうちに明かされて行きます。 もとよりアニメを見て、原作ゲームを買ってプレイしました。原作ゲームの主人公の方が相当に「厨二病」で、TV版の方はこれでも抑えていると言うね(笑)。 ストーリーの構成は基本「ギャルゲー」です。超個性的な厨二病なのに主人公はえらくモテます。「ギャルゲー」ですから、攻略対象ヒロイン(?)も概ね可愛らしいキャラクターばかりで、キャラも立っているので面白いです。 面白さから言えば原作ゲームの方が面白いですが、それを上手く24話にまとめてます。ダラダラと続く前半が後半の伏線(?)になっていて、その前半のエピソードを逆順になぞって行くことで物語の展開を見ることになります。 最終的にはハッピーエンドで終わるわけですが、そこに至るには主要登場人物の葛藤が有ってキャラクターそれぞれの相関関係やキャラクター達の「絆」や「思い」、あるいは「思いやり」がキャラクター達の主観によって描かれています。 主人公は自称「鳳凰院凶真」を名乗る岡部倫太郎。メインヒロインは「天才美少女助手」牧瀬紅莉栖。もう二人ヒロインが居て、「幼馴染」の「まゆしぃ☆」こと椎名まゆり。未来からやってきた「ダルの娘、バイト戦士」こと阿万音鈴羽。あとは、まあ、サブキャラですね。各サブキャラごとにちゃんとしたエピソードが用意されていて、それをオカリン(鳳凰院凶真)が消化してゆく事で物語が進行して行きます。 SF的な理論や科学的な考証はさて措き、様々な事象に付いて概ね矛盾なく伏線をキレイに回収して終わるんですが、そのリズムやタイミングが実に見事で引き込まれました。緊迫した絶望感を味わわせてくれながら、何とも緩いハッピーエンドにニヨニヨしてしまう自分を発見するワケです(笑)。そうなるべくして期待通りの結末になる。そう言う物語も悪いものでは無いですよ。予想に反した予定調和を破壊するような物語も面白いですけどね。 さて、シュタインズ・ゲートといえば公式に続編として「シュタインズ・ゲート0(ゼロ)」と言うのが有るのですが、これは正直なとこ「蛇足」ですね。面白く無いと言うほどの作品でも無いのですが、結局「約束のあの場所」に帰って来るわけで、トゥルーエンドが分かっている物語の、そこに至るまでの過程を描くと言うのは難しいのではないかと。「牧瀬紅莉栖の救出に、一度失敗した俺が居たからこそ、今のお前が、俺達がここに居る。」もうこのセリフで完結してしまって居るわけです。
2019.09.07
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なんか書いてたら2千文字を超えてしまうので、分けて書くことにしました。(ヽ´ω`) 前回のエントリーでは「絵面的」なことについて主に書いたので、今回は「設定」について書いてみます。 「女子高生と戦車」ですね。結局この作品は、この「女子高生と戦車」が描きたかったのでしょうね。コアのところは。それで、それをできるだけ無理(笑)なく描くために「戦車道」と言う名の「スポーツ」をでっち上げたと。 可愛らしい女子高生が「頑張ってる」と言うだけのお話なら、別に「戦車道」じゃなくても「バスケ」でも「サッカー」でも「カバディ」でも「縄跳び」でも、それこそ何でも良いわけですよ。流石に「バレーボール」や「テニス」だと何番煎じなんだってことなのでしょうが、何なら「ペタンク」でも良いし「カーリング」でもよければ「スキーのジャンプ競技」でもいいでしょ?同じだけの情熱を突っ込めば、かなりの線で良いストーリーになったのではないかと思いますよ。 ただまあ、やはりフツーのスポーツには情熱を突っ込めなかったのでしょうね。作った人は(笑)。 しかしなぜ「拒否反応」が有ったのか、今となってはどうもハッキリしないのですが、やはり十代のころに「軍ヲタ」の末席に居たと思っているワシにとっては、戦車を、しかも第二次大戦時の戦車を「女子高生」がって(笑)流石にイカガナモノカ?と思ってしまったのですよ。思ってしまったのだよ。文句ある?(笑)(ヽ´ω`) 現在は「絵面」にしても「設定」にしても強い先入観などを持たず、取り敢えず色々な作品を見てみる。できるだけ最終話まで見る。と言うことを自分に課しています。 それでどうして「ガールズアンドパンツァー」を契機にそう考えたのかと言うと、お話が「面白かった」からです。 わぁかった、分かった分かった。そうだね、登場人物はカワイイほうが良いよね~。そうだね~。カワイイ娘達が頑張ってる、良いよね~。楽しそうに頑張ってる姿、しかもカワイイ娘ばかりだし。おお、リアルな感じに動く戦車だね~。こりゃ上手いわ。こんな感じに動く戦車を描けるものなのか~、最近はCGも上手く使えるようになったんだな~。 などと言いながら見ていたワケですが、結局その脚本や演出にやられてしまったと言うことなんです。 話数が何話だったか忘れましたが、「学園艦」というものが登場します。ここで悟ったんですよ、これは「ファンタジー」で、なおかつ「ロマン」なんだと。あんな荒唐無稽なものが当たり前に存在する世界など、「ファンタジー」で「ロマン」じゃないとありえませんからね。 「ファンタジーロマン」。その物語の中で矛盾が少なく、統一された世界観が築かれておればナニが起こっても全く問題ない訳ですよ。物語なのですから。 「某 Prime Video」の「某作」のレビューなんかだと、物語の中で描かれた「実在する兵器」の使用方法や威力の描かれ方が不自然で「受け入れ難い」と言うような事を書かれてる人も居ますが、ロボットが登場して走り回ってる作品に向かってナニ言ってんのってことです。ま、ワシもそっち側だったんだケドね(笑)。 さて感想文と言いながら、物語の感想はほとんど書かないままここまで来たわけですが、気に入っている点などを少しあげてみます。 最も印象深く頭に残っているのは「音楽」ですね。DVDも買ったのですが、サントラも買ってしまいました。 ただ、劇場版はそれほどでもないです。TV版のサントラは響きが少なく編成も少ないのかな。全体的にコンパクトなのですが、そこらの野外劇場で演奏されたような感じが良いですね。古いアメリカの戦争ドラマか映画のような曲調で、軍楽隊っぽい感じの演奏も随所に有ってとても良い。 30年前だととても映像化できないような設定なので、これはこれでいい時代なのかと思う半面、どうせパンツ見えないなら長いスカートかスラックスにしろよ(笑)とも思います。難しい時代になりましたね。(ヽ´ω`)やはりあれはキュロットなのか?
2019.08.30
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長年「アニメを見る」と言う行為を行っていなかったためか、歳をとったためかは分からないのですが、「ガールズアンドパンツァー」と言う作品を初めて見かけた時は「なんだ、これは…」と思ったのが正直なところでした。 「女子高生と戦車」…「女子高生と〇〇」と言う記号とも言える設定に先ず「…、…。」となり、「〇〇」が「戦車」って「どうなん?」と、まあ、思ったわけです。 それからやはりキャラクターの「絵面」ですね。いわゆる「萌え系」というのか?もっとも、「ガルパン」くらいの絵面で「萌え」と言ってしまうと少し「違うかも」と、最近は思うのですが、要素としては「萌え」に振られていることは否めないでしょう。 で、その「萌え的絵面」とか「女子高生と戦車」と言う、おそらくこの作品の「最大の売り」である部分に拒否反応を持っていたわけです。この一行には反論の有る方も居られると思いますが、それは受け付けません(笑)。 さて、「絵面」と「設定」について「拒否反応」をもっていたのですが、なぜ「拒否反応」になってしまうのかを考えてみました。 先ず「絵面」についてです。 ワシは自分が面白いと思った作品は、妻氏にも見てもらうということをしています。 そこで「ガルパン」の第一話冒頭シーンで妻氏曰く「なぜスカートがあんなに短いのか?」とのことです。 そう、ワシもそう思ったのです。何故ああまで短いスカートなのか。 そして更に妻氏曰く「あれではパンツが見えるのではないか?」。 まさにその通りで、しかもなぜか物理的に有り得ないくらい絶対「パンツは見えない」(笑)。もしかしてあれは「キュロット」なのか?そうなのか?? チョッと話が逸れかけてますね(笑)。 「短いスカート」についてのワシの最終的な結論は「カワイイから」というものです。これは日本人特有かなと思っていたのですが、You Tubeなんかの「おすすめ動画」などで所謂「萌え的」アニメを取り上げている動画が外人さんのものだったりする訳で、一概に日本人特有とも言えないのかと思います。 どう言ったら良いのか、登場人物はそれなりの容姿の方が「良いだろ」程度のものが、「萌的絵面」に現れているのかなと思います。 で時代を遡って古い時代の物語では、やはりヒーローとヒロインについてはそれが顕著で、あるていど万人受けしそうな容姿にデザインされるものだと思います。「カッコいい」あるいは「可愛らしい」と言う、見る人に好感を持ってもらう方が、キャラクターに対して感情移入してもらいやすいということかと。 ワシが幼少の砌にはアニメと言えども眉目秀麗な登場人物ばかり出ていると言う印象はなく、それなりの容姿のキャラクターも普通に出ていた印象があります。突然ではありますが、恐らく「おニャン子クラブ」辺りから「AKB」などのガールズグループの芸能界隈の影響か、元をただせば「キャンディーズ」くらいまで遡るのか、タイプの違う複数の女子をまとめて使う。そう言う事ではないかと思うわけです。 要するにタイプの違うキャラクターが居れば、そのどれかに惹かれるだろうって事ですね。 これは「戦隊モノ」と言うジャンルで、主に男性キャラクターについて見られたものと同じなのでしょう。熱血で正義感の強いイケメン主人公に、チョッとクールでキザな感じのするサブキャラ。ガタイが大きくて少し落ち着いたキャラに、小柄でやんちゃなキャラ。そう言う類型的なものを発展させて行ったってことなんでしょう。 ですから登場する女子高生は、全員が主人公的でなおかつ個性も持たされている。どのキャラクターを主人公にしても、ある程度物語を書くことができるくらいの「それなりの容姿」を備えさせると。 そうなるとどのキャラもおしなべて「可愛らしく」描いてゆくので、頭身も少なく、目も大きく、目の位置も低く、そしてスカートの丈も短い(笑)。と、「萌え的絵面」になってゆく。 こうなると成人のキャラクターと言えどもその「くびき」から逃れることはできず、せいぜいが、頭身が少し多い。やや目が小さい。控えめなほうれい線が描かれる。と言った程度で描かれる事になってますね。 まあ平たく言えば、登場する女子キャラクターは「ブ◯」ばかりよりも「カワイイ」娘ばかりが出たほうが良いんじゃね?ということですね。 で、なぜ「拒否反応」が出てしまうかと言う最終的な結論は「カワイイ娘ばかり出てくる」から、ということになるわけです。みんなカワイイ。確かに可愛らしい。それでいて絶対に「パンツは見えない」(笑)。ここに何かこう、矛盾と言うか、なんと言うか、「抱き枕カバー」なんか作って売るなよ。公式で(笑)。と思う次第です。
2019.08.14
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さて、何を今さらアニメについて書いていこうとしているのかということですが、数年前にインフルエンザで寝込んだ折に、「Amazon Prime Video」で暇つぶしをしたのがきっかけで、懐かしい感じ(1990年代)のアニメなどを見たりしていました。それから数年が経過して最近では比較的新しいアニメも見ていました。高校生くらいまでは割とヲタクで、何時ぞや放送の「Aパートの作監が誰それで良かった」だの「あそこであの展開で行っちゃうって…」などと友人と長時間話したり、話しているのに飽き足らず、画付きで長文の手紙などやり取りしているような「ネクラなヲタク」少年だったのです。その時の相手の友人は、パッションを維持して今でも業界人として一線で活躍しています。それなりの作品でそれなりの仕事をしているので、30年前に彼が書いた手紙と「画」をオークションにでもかければ、チョッとは値が…どうだろ(笑)閑話休題。それで「Amazon Prime Video」で見た作品で琴線に触れた作品を時々取り上げて見ようかなと、そう思い至りました。初老小父さんがなんで今さら「アニメの感想文」なんかブログに上げるんだと、言うとですね、まあ、ネタが無いからです。それと、せっかく「ヲタク」だったのに他ごとに興味を移して「アニメ」から遠ざかっていた事を、今頃になって少しだけ後悔していると言うのもあります。またワシの友人などがまだ現役一線で仕事をしていると言うことは、視聴者層に同年代の「隠れヲタク」とか、ワシのような「隠れ元ヲタク」も実はかなりの数がいるのではないかなと、そう思ったりもしているわけです。「だからナニ?」と言われてしまうと、まあそれまでなんですが、そこはそれ、ブログなんぞはただの日記(ログ)なんで、まあ、内容なんか好きに書いて上げればイイじゃんって事ですわ。ま、作品としては別にアニメに限ってという事も無かろうと思っているので、時にはドラマとか映画とか、そう言う物の感想なども上げるかも知れません。んでですね「感想文」と言う「カテゴリ」を、いちおう作ってやって行こうかなと、そんな次第です。(ヽ´ω`)さてそれで、今日のところはこのくらいにしといてやりますが(笑)次回はなにかの作品についてナニがシカの文章を書いて上げようかなと思っています。どうしようかな、この数年で見た作品では…そうだ、実は「アニメヲタク」に有りがちな絵面的なものや作品の設定などで「選り好み」をして、視聴作品が偏ってしまうことに気付かさせてくれた作品が有るので、まずはそれを取り上げて見るかも。(ヽ´ω`)「かも」ってどうよ(笑)
2019.07.26
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