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2019.10.14
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カテゴリ: 愛to暁のヨナ

暁のヨナ・「高華国」の特徴についてーその4

その3の続きです。


​​■「高華国」とは?ー その6・
​「血の制約」を補強する役割の存在​​

前述してきたように、 高華国というのは、想定している体制と、
実質の権力図が合致していない国である、 と考えられます。​


そもそも 想定されている体制は、建国神話内においても、
​「血の制約」という、人外の反則技を土台に
成り立っているもの​
でした。​

特徴4で見たように、この「血」は、
建国神話内で初代四龍たちが、人の手に余るものと判断し、
早々に政治権力の外へ出しています。


​そこから 約2,000年近く、 この国は「血の制約」なしに、
運営されて来ている ことになります。

​これを可能にしていたのが、 まず第一に、
特徴その1でも書いた「地理的特徴」 が挙げられます。

例え政権を巡る内乱が起こったり、
一時的に部族の分裂・併合が起ころうとも、
「この国は5つの個々に強靭な要素を必要とする」という前提は変わらない ため、
自然とこの形に再び収まり、それを踏襲していったと考えられます。


ただ上記前提とは別に、 かなり意識的に、
この体制を維持させるための機能 も存在しています。
​​​それが、建国神話の後に誕生した、
​​ 神官職 と、 王の部族の将軍職 である、​​ と私は捉えています。




​神官職​ は、 初代黄龍・ゼノ が、緋龍王亡き後、他の三龍が城を離れる段階で、
​王職を継いだ緋龍王の子供たちを心配し、設定した役職​ です。​​

成り立ち自体から、
「血の制約」部分を補完するために存在する役職 であったことが見て取れます。
​​​
神官職は、 ​人々に天の存在を示し、建国神話を語ることで、​
国民…もっとはっきり言うと、 他部族の将軍たちに、
王職に服従することの正当性を訴える存在
であったと考えられます。​​​


また、もう一つ。
建国神話内での血の制約を補間する役割 として、
​王の部族の将軍職​ があると思っています。
王の部族の将軍は、建国神話内ではその存在を確認できません。

​​この役職は、 国家の象徴的な存在として王族間より選出する 王職を、
武力面で補うために、 後から誕生した役職である と私は考えています。​​

特徴3にあるように、
​​高華国は、人々の価値観の中で 「武力」の地位 が非常に高い国​​ です。​
​​​
また、各部族が自由に選出できる ​​ 他部族の将軍職 ​​ は、​
四龍を踏襲しているという成り立ちの経緯もあり、
生粋の武人を据える傾向が強く、

​彼らの「武力」ベクトルの志向性は、
一般民衆よりも更に強い
と考えられます。

この、 王職と他部族の将軍職のアンバランスな部分を、
​​ 王職寄りの武力面で補強する役割 が、​
「王の部族の将軍職」 だと考えられます。



部族長を兼ね、五部族会議の議決権を有する他部族の将軍職に比べ、
政治的な権力が与えられている描写はありません。
(軍事面ではどうか分かりませんが。)

非常に純粋に、武で他部族を威嚇し、
また有事の際には、王の意向を武力的面で具現化するための総司令塔です。




ここまで、高華国について思いつく特徴を列記してきました。

魔法的な要素も登場し、 ​​ かなりなオリジナル設定 ​​ と、
​独特な価値観満載の国家 ​​ であることが見て取れたかと思います。

​とにかく説明に骨の折れる…複雑に入り組んだ設定群なのですが、
この辺を冷静に認識しておかないと、
マジでこの作品は読解不可能 だと思っています。
マジで。

この土壌の上で、数十に及ぶ主要主体が
それぞれ一生懸命、自分勝手に生きている のが、
「暁のヨナ」という作品だと思っています。​

まだまだ、ここから派生していろいろと語りたいことはありますが、
今回は最後にあと1点だけ。


​​
​■「高華国」とは?ー ​その7・形骸化​​

上述してきたような高華国の特徴について、
実際の作中の登場人物たちは、皆、
それを理解できてますでしょうか?

高華国が、どのような成立過程・変遷を経て、現状の体制があるのか。

自身の置かれた役職について、
何を大元に受け継がれて来たものなのか、
それぞれの役目やその存在意義を、 ​理解できてますか?​

​​だいたい、 理解出来てない状態 じゃないですか?​​

本編を読んでいると、
「お前、何のために自分の役職があるのか分かってる?」
と言いたくなる行動言動が
各キャラクターたちの間に散見されます。​


また、 体制と権力図の不一致から派生 しているものだと思いますが、
責任の所在についても、相当めちゃくちゃなことになってる
ように感じます。​

​特徴5で観たように、5つの各部族が独自に内政を行っている現状において、
各部族内の治安や、構成員たちの生活に関して責任を負うべきは、
どう考えても ​各部族長​ です。
空の部族以外…例えば火の部族において、
構成員たちが貧困の不平不満を王職にぶつけることは、妥当ではないでしょう。

​権限についての細かい設定が新たに提示されれば、
そうとも言い切れなくなるかもしれませんが、
少なくとも30巻まで読んで来た限りでは、
王職に、他部族内の運営体制に無理やり干渉して行ける、
実を伴った権限があるようには見えません。

「四方に、個々に強靭な部族を配す」という高華国の想定する強国像 の為には、
むしろそこの過度な干渉はやってはいけないことだとも思います。


建国より約2000年… 体制や役職の大元の意義伝承が薄まり、
形と価値観だけが暴走する ・・・​​

ゼノさんの話を聞く限り、
国家体制の大元を読み解くことが出来る 建国神話自体
神官職の存在もあってか、 かなり正確に伝承されてきている ようですが、
それも、 「本当にあったことかどうか疑わしい」
…と人々が思っている状態​
です。


​仕方ないことではあるのですが、
​こういうのを、 「形骸化」 って言うんですよ。​





長々と…4記事にも渡って書き散らしてきました。

​​ 私が勝手に想像で補完しているところがかなりあります ので、
特に細かい部分は、 今後作中で明かされる情報で
どんどんズレてくる かと思います。 ​​​
​​​
ただ、 とにかくこういう観点で読むと、
「暁のヨナ」はものすっっっごく面白いです。

「こんなところに注目して、暁のヨナを楽しんでる人が居るんだ~」 くらいに
受け取っていただければ…と思います。​

今後の本編の展開が、超楽しみです!

by姉






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最終更新日  2019.10.14 07:28:45
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