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2023.02.26
XML
カテゴリ: 愛toちはやふる
<2023/3/5追記しました>

​*以下、 最終回までの展開を知っている前提で記事を書いてます。
​​ ​最終50巻の内容について、思いっきりネタバレありです。 ​​
本作品を楽しむ上でかなり重要な部分ですので、
未読・未鑑賞の方は読まないでください。



ちはやふる 感想-その8
恋愛とかるたについて -2

感想その7が千早ちゃんメインでしたので、その8
は太一くんメインに好き勝手語ります。


・太一くんの立ち位置について

感想​その7でも触れましたが、太一くんは、
​​​(​ 祖父が)総合病院院長 家系の子、という設定です。

この「病院」について、後継がどのような話になっているのか、
具体的に作中では語られません。

ただ、お母さんがわざわざ入り婿(太一くん父)を取っている点や、
長男(太一くん)に対する教育方針やプレッシャーのかけ方を見る限り、
​太一くんは、後継者か、もしくは有力な後継者候補という立場​ なのだろうな、
と受け取って読みました。

真島家の意向として、本人にその意志や資質がない場合であっても
後継を強要しよう…という雰囲気は感じませんが、
作中で「太一くんが後を継ぐ必要がない状況」を示唆する描写は全くありませんし、
太一くん自身が、幼いころから「医師になる」道を自然と歩んでいます。 ​​

そして太一くんの目指す「医師像」が、どうも一般勤務医ではなさそうというか…
圧倒的なリーダーシップが求められる立場の医師なんだろうな 、と感じまして。

太一くんが、常に「なんでも1番」を目指しているのも、
(母親の教育の賜物という面も勿論あるでしょうが)

基本的には太一くん自身が、リーダーシップを発揮する場面で
「それが必要・有効的」だと認識しているからだと受け取っています。


おそらく、この部分(真島家の病院の規模や後継の状況)を
作中で具体的に描写してしまうと、
結局の所 「いや太一くん、
貴方は 
かるたなんかやってる場合じゃないよね!?」
にしか辿り着かないんじゃないかな
、と思います。

なので、あえて母親の描写のみに留めて描かれていたのかな、と。

最終回でさらっと留学の話が出てきたのも印象的でした。

やっぱりどう考えても、太一くんは そもそも背負ってるものが重すぎて、
熱血「かるた」漫画に投入しちゃいけないキャラクター  というか…
どうあっても、「かるたを否定する」ことになっちゃうキャラクターだな、
と思っています。
​​​


​​ ・千早ちゃんと太一くんの基本的スタンスについて ​​


本作を読んでいて、すごく面白いな、と思ったのが
​千早ちゃんと太一くんの関係性について、 様々なモデルが混在している点
千早ちゃんと太一くんの関係性の「基本形」は、下記↓だと思っています。
・小学生時代の描写
・瑞沢かるた部内の「部長・太一くん」を立てる描写

太一くんを表向きの主軸として立てて、
それを千早ちゃんが「頑張れ頑張れ」って応援する、
旦那さんを立てる奥さん」というすごく 古風な夫婦像 だなと思います。​
太一くんが、本当に千早ちゃんに求めているものは、
作中一貫して、基本は「コレ」に尽きる と受け取っています。

太一くんは、千早ちゃんが自分を見てくれて、
笑って「頑張れ」って言ってくれれば、何でも出来る。

小学生の頃から、千早ちゃんが、媚びないニュートラルな目線を持った子で、
かつ非常に自意識の低いというか、ほぼそれがない子なので。

「お金持ち」とか、「もともと才能の塊」とか、
そういう部分への嫉妬や嫌味のようなニュアンスを(暗にでも)含めることなく、
「太一は頑張り屋だね!凄いね!」 って言ってくれる千早ちゃんの目線・言葉が、​
あらゆるものを頑張っていかなければならない太一くんにとって、
何よりの励みになり、一番欲しいものなのだろう…と思います。

ーで、感想その4記事でも一生懸命語った部分なのですが、
千早ちゃんも、対お姉ちゃんの描写から分かるように、
「コレ」と決めた人を、全力で応援すること&愛を捧げることが
もともと大好きな娘 だと思っています。

ですので、 ​この「基本形」モデルについて、​
​​ 千早ちゃん・太一くんの2人の相性は、
そもそもめちゃくちゃ良い
と思っています。


太一くんは、千早ちゃんに求めているものが明確過ぎて、
恋愛がしたいとか、好きな子に振り向いてもらいたい、とか
​​そんな次元じゃなくて、最初から 極論は 「結婚したい」、
「千早ちゃんの笑顔と『頑張れ』が、一生欲しい」 なんだろうな、
と思って読み進めました。


ただ作中、太一くんが千早ちゃん本人に「これ↑が欲しい」と
直接伝える&求めることは、一度もありませんでした。
そして 千早ちゃんとの未来を思い描く事もありませんでした。

「千早ちゃんの幸せ」に繋がらないであろうことには、
最初から手を伸ばすつもりなんてなかったんだろうな、と思います。



・『かるた』を介した関係性の変容

小学6年生の時、福井から転校してきた新くんと出逢い、​
『かるた』というフィールドが登場 して、​
2人の関係性が一度変容したな、 と感じました。​

千早ちゃんが『かるた』に魅せられ、
初めて自分でやりたいこと・極めたいことを見つけました。
そして実際、『かるた』の天才でした。

千早ちゃんの羨望の眼差しが新くんに向かう中…
色々やらかしてしまった太一くんは、新くんに負い目を、
『かるた』自体に大きなトラウマを抱えることになりました。

でも、 千早ちゃんが初めて「やりたい」ことを見つけて、
瞳を輝かせているのは、凄く良いこと だと思ってます。
お姉ちゃんと比較して卑屈になることは全くない娘ですが、
太一くんの目から見て、「千早ちゃんもすごくカワイイのに」
「もっと自信持てばいいのに」という目線は、ずっとあったと思うので。


そしてここで『かるた』という題材の特殊性が非常に異彩を放つのですが、
中学~高校入学にかけて、アピール下手の千早ちゃんが、どうしても
新くん・太一くん以外のかるた仲間を作ることが出来ない んですよ。

『かるた』は、本気でやろうと思ったら
百首暗記が必須で、 とにかく入り口のハードルが高い。
また日本社会における浸透度具合もいまいちで、
極めたところで(一般層に対する)社会的ステイタスにはなりません。
言ってしまうと、ただの「趣味」にしか成り得ないものです。

高校入学後、太一くんが千早ちゃんの状況を見かねて…
①今の状態では、自分しか 一緒に『かるた』を
やってあげられる人間が居ないな、と思った のと、​
②福井に行って、新くんがかるたを出来なくなっている状況 もふまえて、​
千早ちゃんとかるた部を立ち上げることを決心します。

「……一緒に作ってやるよ かるた部
新は必ず戻ってくるから おれたちは日本一のかるた部作ろう
強くなってあいつを待とう」

このセリフは、千早ちゃんの気持ちに300%寄り添ったものでした。
「千早ちゃんのやりたいことも、新くんの現状も、間違ってないし繋がってるよ」 と​。
千早ちゃんは、一気に進むべき道が開けたような気がしたんじゃないかな…と、
本当に嬉しかっただろうなぁ、と思います。

ここで、『かるた』を介した2人の関係性の基本的なスタンスは、
千早ちゃん主軸というか… 太一くんが千早ちゃんの願いを叶えてあげる、
千早ちゃんの目標を実現する道筋を、支えてあげる、 という
立ち位置が逆転するようなモデルに変容したと思っています。


ただまぁ…言及しておきたいのが、
ここ(福井からの帰り道)でいきなり、 「日本一のかるた部」とか、
部活組織体としてのクオリティ的な目標設定(バカ高)を、
最初にぶっこんで来たのは、 ​太一くん​ なんですよ。

その後、嬉しくて増長した千早ちゃんが、部活でガツガツした発言を繰り広げる度
太一くんは周囲の子たちと一緒に「コイツはまた…」みたいな反応してましたが、
いや 元はと言えば太一くんが言い出したこと なんですよ。


更に言うと、太一くんはここではっきり、千早ちゃんに
​「新くんを(一緒に)待とう」と言ってる​ んです。
千早ちゃんが地区予選大会の時に、一生懸命新くんに
「みんなで頑張ってるよ」アピールのメールを送りまくっていて、
それを見た太一くんが、神妙そうに傷ついている雰囲気を醸していましたが…
​いや…だから、何を勝手に傷ついてるんだ
千早ちゃんは、太一くんがそう言ったから、
​​​ 「太一くんと2人で一緒に」 ​新くんを待ってるつもり​ なんだってば!

この辺りの、ツッコミ所満載な「太一くんの認識&モノローグ」は、
​​​もう…本当に、いちいちオモシロいなお前! と思って読みました。



​・太一くんが推し進めた道筋と、16巻での切り替えについて


『ちはやふる』という作品上、 ​誰が観ても、 ​常に常に異常な動き​ をして、​
どれほど我の強いキャラクターたちをも翻弄してしまっていたのが、
この ​​ 真島太一くん ​​
だと思います。

​​ コイツの動きは、常におかしい です。

​<小学生時代>​ ​​
・小学6年生の時、学校のかるた大会にて大きなトラウマを抱える 
 →自分で白波かるた会を調べ、新くんと千早ちゃんを連れて行き、一緒にかるたを始める。
  ちなみに太一くんは塾と習い事、中学受験と同時並行でかるた会に通っていて、
  3人の中で1人だけ明らかに別次元のスケジュールをこなしていた。

<高校時代>
・当初乗り気ではなかったが、千早ちゃんの強引な勧誘を受け&新くんの様子を見て
 千早ちゃんと一緒に瑞沢かるた部を発足。
 →「日本一のかるた部」「(千早の)目標はクイーン」等の劇高ハードルを設け、
  速攻で仲間を集め、部長として組織体をまとめながら目標に向かって爆進。

・2年次・創部1年ちょっとで高校選手権全国大会の団体戦・個人戦(A級除く)制覇。

・個人選手として、高校2年夏にA級に昇格すると、秋の吉野会大会で準優勝まで躍進。

・3年生になった直後、瑞沢かるた部を退部。
 →(高校生のくせに)東大かるた部に入りびたり、永世名人・周防久志に師事する。

・秋の名人戦予選を勝ち抜き、東の代表に。
 →東西戦で新くんと闘い、敗北。

・新くんと千早ちゃんが、名人とクイーンになる瞬間を見守る。
 →それと同時並行で、京都大学を受験。環境を変える準備を進める。


あっちこっちのベクトルを爆進し、時に信じられない急ブレーキとハンドル切り替えをして
周囲を困惑させる太一くんですが、 実はやっていることは一貫しています。

1~50巻にかけて、 太一くんが本当に推し進めていたことは、コレ↓ だと思ってます。
連載企画立ち上げ段階で、プロトタイプ1号として存在したであろう
​​​ 千早ちゃんと新くんが、名人・クイーンとして並び、
恋愛成就して結ばれる
」という筋道の完遂。​​


「競技かるたに愛された、運命の2人の恋物語」を
強力に推進しようと立ち回っていたのが、
​他でもない太一くんだった​な、 と思っています。

1巻1話のラスト…  ​「あれは名人になるやつだから」​
​「じゃあ綾瀬さんはクイーンやの」​  ←この会話を本気の本気で
なんなら本人達よりも本気で信じたのが、
実は太一くんだったんだろうな 、と。

ただ…あたりまえの事ですが、 名人・クイーンとして並んだからって
別にそれが「イコール恋人」になる必要なんて全くありません し、​
…​というか 実際にそれとこれとは全く別の話 なんですが。。

太一くんの中では、自身のトラウマと一緒に
小学生時代の2人の姿が焼き付いてたんだろうなぁ…と感じました。



太一くんの「かるた」に対する意識の根底には、この前提↓があると思ってます。
​​​​​ 自分はこの先、千早ちゃんの望む形で
「ずっと一緒にかるたをやってあげる」ことは出来ない。 

先述しましたが、そもそも重すぎるバックボーンを背負った子です。
そして競技かるたを楽しめる訳でもなく、和歌を愛している訳でもない。
小学生時代から、犠牲を払わないと「かるたを頑張る事」なんて出来ませんでしたし、
環境が変われば、優先順位の兼ね合いで手放さざるを得ないものです。


競技かるたが大好きで大好きで、かるたさえやっていれたら幸せで、
​この先、更なる高みを目指して突き進んでいくであろう 千早ちゃん 。​

この娘の一番そばに、同じくらい…それ以上に
「かるた基軸」で生きていくであろう ​新くんが居てくれたなら、​
千早ちゃんがまた独りになることは、決してないだろうな。
ずっと幸せで、笑っていられるだろうな。​​ ​​
​千早ちゃんの隣には、新くんが居て欲しいな。​
ーと、太一くんは(根底では)思っていたんだろうな、と。


16巻。
団体戦で優勝した直後、 新くんから
​「個人戦で優勝して、東京の大学に行く」​ という意志​ を聞いた瞬間…
​​ ここで太一くんが、一気に自身のスタンスを切り替えています。

​​ 千早ちゃんと「一緒にかるたをやる」役割 を、​​
​​ 新くんにバトンタッチ するため、​
​​そして ​自分は、千早ちゃんと距離を置くための準備​ を始めました。​​

翌日の個人戦から、一気に肩の力が抜けて身体が軽くなったのも、
​​​​ ​重荷(千早ちゃんのかるた)を降ろす準備を始めたからだろうな…
と受け取って読みました。



ちなみに、恋愛話からは少し脱線する部分なんですが、
ここからが「太一くんのかるた」の本領発揮ターン だと思ってます。

「千早ちゃん&チームの為に、絶対負けられないかるた」からの脱却 というか…
楽に構え始めたことで、本来の「勉強家な理系プレーヤー」という面が生きる
「負けても良い、試行錯誤のかるた」 が出来るようになりました。
太一くん的にも「自分はまだ強くなれる」という手応えを感じたんだと思います。

それならば… 太一くんが「かるた」を始めた本当のきっかけであり、
でも「とても無理だ」と諦めていた
​”かるたで、本気の新くんと本気で闘うこと”​
これに挑戦しに行きたい、と思ったんだろうな、と。

新くんに全力でぶつかっていくことで、
​新くんへの負い目 と、 かるたへのトラウマ と、​​
​そして 千早ちゃんへの気持ち を消化したい&燃え尽きたい​
​自分の青春全部をかけた「かるた」を、そこで終わらせたい​
…と、太一くんは思ったんだろうな、
そしてそれを見事に完遂したんだろうな、と感じました。



太一くん的には…​​​​
新くん・千早ちゃんという『かるた』フィールドの主役たちの引き立て役として、
立ち回っているような意識だった んじゃないかと思うんですけどね…

もうね…読者的にはね…
​​​君の動きが異常過ぎて、目が離せなくなっちゃって、​
​間違いなく君が主役だった​
からね。​​
​​ 何なら、 新くんと千早ちゃんも、
​君の動きに翻弄されて、踊ってる感じになってた からね。​​

自分の存在感と影響力は、ちゃんと自覚しようね。たちが悪いから。


その9記事に続く!

by姉
​​​​​​





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最終更新日  2023.10.08 08:38:22
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