ふゆゆん亭

ふゆゆん亭

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

ふゆゆん

ふゆゆん

Comments

ふゆゆん @ Re[1]:お返しにお茶漬けセット お茶の荒畑園(06/16) 散歩中の雨雲さんへ ↑何故か私の名前が散…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ 急激な暑さと湿度にへきえきしております…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ うっかりしておりました。 どうやら一般人…

Favorite Blog

映画『道』 New! あけみ・さん

佳境 New! pandanandaさん

MapleNatural  まてん☆さん
teami kago あっちゃん☆*:・さん
Boiling Point boiling pointさん
July 2, 2008
XML
カテゴリ:
●読んだ本●


「ランボー・クラブ」 岸田るり子著 東京創元社







■あらすじ■

不登校中の生駒川菊巳(中3)は

自分と同じ
後天性の色覚障害のサイト

「ランボー・クラブ」に載せてあった
アルチュール・ランボーの詩を見て驚いた。


何故か


しかも意味も解るのだ。

今まで一度も
フランス語を勉強した事はないのに。

最近、浮かんでくる夢や記憶は
まるで自分が自分でないような気がする。

自分は一体何者なのだろうか?

母や義父の態度もおかしくなってきて
菊巳の疑念や不安が増して行く中で

殺人事件が起きた。


ここから始まる菊巳の自分探しが
思いもよらない過去を暴き出す。








ジグソーパズルのように
バラバラな情報が点在して

少しずつ形を成して行くのだが、
ずっとその形の意味が解らず

ピースがバラバラのままだった。


事実と事実が繋がれて行き
すごく面白かった。

が、残念な事に

ラストが
日本の2時間サスペンスドラマの

よくある終焉のように
何故こうなったのかとか

何故こうしたのかとか
理由を言い合う謎解き合戦が
不自然に続くのだ。


あの断崖でのやり取りとか
水辺の告白ごっととか

例の有り得ない情況が
ラストにやって来てガッカリ。


菊巳君関係は重くてシリアスで
それを和らげるためにか

私立探偵関係は
おちゃらけ担当みたいに

間抜けなやり取りが多くて
何かちぐはぐな感じがした。


もったいないなあ。
折角
重奏な積み重ねが出来ていたのに。


途中まではワクワクと楽しかった。
装丁も好きです♪









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 2, 2008 08:02:31 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: