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August 31, 2008
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テーマ: 環境問題(11)
カテゴリ: エコ
昨日だったか今日だったか、


地球の絶滅危惧種や
ルワンダの内戦の話をやっていて

それを見ていた芸能人達が
「え~~~~!」
「知らな~~い」
「ひど~~~い!」
「いやだ」


これは現在の地球の現状を知らない人が
結構多いのかなと驚きました。



それで、
いつもお世話になっているPay It Forwardさんが
時々紹介してる

1992年の環境サミットで
12歳の少女がした伝説のスピーチを

ここにも残しておこうと思いました。



何度見ても
涙が出てきます。





http://jp.youtube.com/watch?v=XjlUyVnDGIA&feature=related



何事にも目を背けず、

真正面から見つめて真実を語った
素晴らしいスピーチです。



セヴァン・カリス・スズキの環境サミット1992
伝説のスピーチ 。←動画。








こんにちは、セヴァン・スズキです。
エコを代表してお話しします。

エコというのは、子供環境運動
(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・
オーガニゼェーション)の略です。

カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、
今の世界を変えるためにがんばっています。


あなたがた大人たちにも、
ぜひ生き方をかえていただくよう

お願いするために、
自分たちで費用をためて、

カナダからブラジルまで
1万キロの旅をして来ました。


今日の私の話には、
ウラもオモテもありません。

なぜって、私が環境運動をしているのは、
私自身の未来のため。

自分の未来を失うことは、
選挙で負けたり、
株で損したりするのとはわけがちがうんですから。


私がここに立って話をしているのは、
未来に生きる子どもたちのためです。

世界中の
飢えに苦しむ子どもたちのためです。


そして、もう行くところもなく、
死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。


太陽のもとにでるのが、
私はこわい。

オゾン層に穴があいたから。
呼吸をすることさえこわい。

空気に
どんな毒が入っているかもしれないから。


父とよくバンクーバーで
釣りをしたものです。

数年前に、
体中ガンでおかされた魚に出会うまで。


そして今、
動物や植物たちが

毎日のように絶滅していくのを、
私たちは耳にします。


それらは、
もう永遠にもどってはこないんです。


私の世代には、
夢があります。

いつか野生の動物たちの群れや、
たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。


でも、私の子どもたちの世代は、
もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?


あなたがたは、
私ぐらいのとしの時に、
そんなことを心配したことがありますか。


こんな大変なことが、
ものすごいいきおいで起こっているのに、

私たち人間ときたら、
まるでまだまだ余裕があるような
のんきな顔をしています。


まだ子どもの私には、
この危機を救うのに何をしたらいいのか
はっきりわかりません。

でも、
あなたがた大人にも知ってほしいんです。

あなたがたもよい解決法なんて
もっていないっていうことを。


オゾン層にあいた穴を
どうやってふさぐのか、
あなたは知らないでしょう。


死んだ川にどうやって
サケを呼びもどすのか、
あなたは知らないでしょう。


絶滅した動物を
どうやって生きかえらせるのか、
あなたは知らないでしょう。


そして、
今や砂漠となってしまった場所に

どうやって森をよみがえらせるのか
あなたは知らないでしょう。


どうやって直すのかわからないものを、
こわしつづけるのはもうやめてください。

ここでは、
あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。


あるいは、
報道関係者か政治家かもしれない。


でもほんとうは、
あなたがたもだれかの母親であり、

父親であり、姉妹であり、兄弟であり、
おばであり、おじなんです。

そしてあなたがたのだれもが、
だれかの子どもなんです。


私はまだ子どもですが、
ここにいる私たちみんなが

同じ大きな家族の一員であることを
知っています。


そうです
50億以上の人間からなる大家族。

いいえ、
実は3千万種類の生物からなる
大家族です。


国境や各国の政府が
どんなに私たちを分けへだてようとしても、
このことは変えようがありません。


私は子どもですが、
みんながこの大家族の一員であり、

ひとつの目標に向けて
心をひとつにして行動しなければならないことを
知っています。


私は怒っています。
でも、自分を見失ってはいません。

私は恐い。

でも、
自分の気持ちを世界中に伝えることを、
私は恐れません。


私の国でのむだ使いは
たいへんなものです。


買っては捨て、
また買っては捨てています。


それでも物を浪費しつづける北の国々は、
南の国々と富を分かちあおうとはしません。

物がありあまっているのに、
私たちは自分の富を、

そのほんの少しでも
手ばなすのがこわいんです。


カナダの私たちは
十分な食物と水と住まいを持つ
めぐまれた生活をしています。


時計、自転車、コンピューター、テレビ、
私たちの持っているものを数えあげたら
何日もかかることでしょう。


2日前ここブラジルで、
家のないストリートチルドレンと出会い、
私たちはショックを受けました。

ひとりの子どもが
私たちにこう言いました。

 「ぼくが金持ちだったらなぁ。
  もしそうなら、
  家のない子すべてに、

食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、
やさしさと愛情をあげるのに。」


家もなにもないひとりの子どもが、
分かちあうことを考えているというのに、

すべてを持っている私たちが
こんなに欲が深いのは、
いったいどうしてなんでしょう。


これらのめぐまれない子どもたちが、
私と同じぐらいの年だということが、
私の頭をはなれません。


どこに生れついたかによって、
こんなにも人生がちがってしまう。


私がリオの貧民窟に住む子どもの
ひとりだったかもしれないんです。

ソマリアの飢えた子どもだったかも、
中東の戦争で犠牲になるか、
インドでこじきをしてたかもしれないんです。


もし
戦争のために使われているお金をぜんぶ、

貧しさと環境問題を解決するために使えば
この地球はすばらしい星になるでしょう。


私はまだ子どもだけど
このことを知っています。


学校で、いや、幼稚園でさえ、
あなたがた大人は私たちに、

世のなかでどうふるまうかを
教えてくれます。


たとえば、争いをしないこと
話しあいで解決すること

他人を尊重すること
ちらかしたら自分でかたずけること

ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
分かちあうこと
そして欲ばらないこと 。


ならばなぜ、あなたがたは、
私たちにするなということをしているんですか。


なぜあなたがたが
こうした会議に出席しているのか、
どうか忘れないでください。


そしていったい誰のためにやっているのか。

それはあなたがたの子ども、
つまり私たちのためです。

あなたがたはこうした会議で、
私たちがどんな世界に育ち
生きていくのかを決めているんです。 


親たちはよく
「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」

といって子供たちを
なぐさめるものです。

あるいは、
「できるだけのことはしてるから」とか、

「この世の終わりじゃあるまいし」とか。


しかし
大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ
使うことができなくなっているようです。


おききしますが、
私たち子どもの未来を
真剣に考えたことがありますか。


父はいつも私に不言実行、
つまり、なにをいうかではなく、

なにをするかで
その人の値うちが決まる、といいます。


しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、
私たちは泣いています。

あなたがたはいつも
私たちを愛しているといいます。


しかし、
私はいわせてもらいたい。

もしそのことばが本当なら、
どうか、
本当だということを行動でしめしてください。


最後まで私の話をきいてくださって
ありがとうございました。






-----<引用終わり>-------







伝説と言われるくらいだから
このあまりにも本当の事を

正面から見つめる大人が
少ないという事実が痛いです。


まっすぐな少女の思いが
胸を貫くように感じます。



そして、
地球破壊はスピードを落とさず
加速すらしているという事実。


ああ。

地球が取り返しがつかなくなるまで
あともう少しなんですよね。



1992年から16年経って
何か変わったんでしょうか?


生きる事さえ限界の私にも出来る事って
なんだろうかと考え中です。





















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Last updated  September 1, 2008 03:35:24 AM
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