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March 27, 2015
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カテゴリ: カテゴリ未分類
――只今腸閉塞治療中につき、お粥生活で朦朧とし



今朝、光TVで「ブレードランナー」を
すごく久し振りに観た。

始めの20分は見落としたのだけれど
十分だった。

日本や中国の東洋色が溢れた世界観で
西洋の人から見たら
あの映像の世界はエキセントリックで



久し振りにエンディングロードで
動けなくなり、
その後をワクワクしながら想像した。

ああそうだった、
この音楽がエンディングだった。



エンディングの頃には衝撃で動けなくなっていたので
曲はよく憶えていないようだ。


私が「ブレードランナー」を観たのは
東京に住むK子ちゃんに会いに行った時で、

「面白い映画があるよ!」と言って
K子ちゃんが映画館に連れて行ってくれたのだった。


画面一杯の「ブレードランナー」ワールドに浸った。


当時は「2001年宇宙の旅」「スターウォーズ」
「エイリアン」「スター・トレック」などのSF映画が
爆発的な人気を得るようになっていたので
SF好きと言っても、


SFマガジンやSFアドベンチャーを定期購読していた私は
田舎では相変わらずの変人扱いをされていた。

そして私は娯楽的なSFよりも
科学的な基本にのっとった作品を
頑張って読んでいた。

何と言ってもSFはサイエンスフィクションなんだから。

サイエンスを大事にしている小説は
一般受けしないから売れないし人気もないけれど
説得力があって、
私の全く知らない世界を教えてくれる。

当時私の脳は非常に良い働きをしていて
新しいものはどんどん吸収していたし
読む時間もとても早かったので
難しい内容ほど真面目に読んでいた。

そんな私にとってスターウォーズは
すごく楽しくて元気になれる娯楽作品で、
でもやっぱり娯楽なのだった。


だから「ブレードランナー」を観た時
しばらく動けなかった。

困窮した地球で人間のために作り出された
人造人間「レプリカント」は4年で死ぬよう
遺伝子操作をされいた。

主人公のデッカードは逃げたレプリカントを探し出して
処刑する専任捜査官“ブレードランナー”。

レプリカントは完璧な仕事をし、
とても美しい。

そして経験値を重ねたレプリカントは
生きたいと望み反乱を起こす。


生命に対する尊厳の問題が
こんなにも客観的に分かりやすく描いてあったのだなと
33年も経って初めて気付いた。

私にとって長い間「ブレードランナー」は別格だった。
何故そんなに特別なのか言葉で表せなかった。

自分や人間について考察していくうちに
ようやく己の感情も他の人々の感情も
全体的に把握できるようになったようだ。

やっと。


私は主人公のデッカードよりも
デッカードをいたぶり、

追い詰めて死の恐怖を味合わせた挙句に
デッカードを救い、

静かに胡坐をかいてレプリカント故の
生きながらえたい渇望の虚しさや
人間が見たことのない宇宙の壮大さを話しながら
命を終わらせた、

レプリカントのリーダー「ロイ・バッティ」が
未だに忘れられない。



https://www.youtube.com/watch?v=ZTzA_xesrL8
(日本語翻訳が見つけられなかった)


圧倒的なパワーと運動能力と知能に溢れた肉体に囚われた
短命な奴隷としての怒りを
その嘆きを常に波動のように発散していたバッティが、

最後には平和を暗示する鳩をまとわせて
静かに逝くのはあまりにもむごくて豊かではないか。

バッティがデッカードに託した
希望や未来が見えたのではないか。


二十代の私が動けなくなった理由も
よく分かった気がした。


だけどTVで放送されたものは
当時私が映画館で観たものをあちこち削ってあるんだね。

映画館で観た時、
ラストはデッカードとレイチェルが森の中を
車で走って逃亡している所だった(確か空中を走っていた)。

これは92年に再編集されたものを
ぜひ観たいと思った。




当時、私は東京から山形の実家に帰って
原作のフィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
を読んだのだけど

どこがどうなって
生命の尊厳が問われたあの素晴らしいカオスワールドの
「ブレードランナー」に膨らんだのか
全く想像が着かなかった。

私の想像力は才能無しと自分で判定したよね。

ジブリのアニメ映画「耳をすませば」も
原作を読んだけど
猫以外は全くかすりもしなくて

やはり想像力と言う才能は無しだって
つくづく思ったよねぇ~(苦笑)

(文字変換がバカなのでイライラしていじったら
 絵文字が消滅した(涙)


どちらも原作は短編なのに
そこからどんどん膨らませたんだろうなぁ。

膨らませた映画の豊かさに出会えて
感謝であります。














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Last updated  March 27, 2015 01:10:57 PM
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