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July 21, 2026
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カテゴリ: 読書感想
「湖のほとりで」カリン・フォッサム著 
成川裕子=訳 PHP文芸文庫 2011年5月31日刷
原題「SE DEG IKKE TILBAKE!」 KARIN FOSSUM

*「SE DEG IKKE TILBAKE!」はノルウェー語で「振り返るな!」
(英語: Don't look back!)という意味です。


【中古】湖のほとりで /PHP研究所/カリン・フォッスム(文庫)

■あらすじ■
風光明媚な、北欧の小さな村で発見された美しい女性の死体。

死体には争った形跡もなく、自殺か、
あるいは顔見知りの反応ではないかと推測された。
事件は早期に解決すると思われたのだが……。
正統派の捜査小説にして、イタリア・アカデミー
(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ)賞史上最多の
10部門を独占した映画の原作、待望の邦訳。

*本当の原作は『イブはもういない』(原題:Evas øye)らしい。
イタリアで映画化されて大ヒットしたそうで、
その映画の題名が『湖のほとりで』だそうです。
映画の題名に引っ張られたのかーーーー。

■感想■

ノルウェー人なら誰でも知っている”犯罪小説の女王”だそうだ。
本作は北欧の優秀な犯罪小説に贈られる「ガラスの鍵」賞を受賞し、
ヨーロッパ他世界16か国以上で翻訳・出版され、
各国でベストセラーとなる。
この原作で作られたイタリア映画がヒットし、

とあるので必要以上に期待して読み始めてしまったため、
粛々、淡々と地道に進むのは良しとして
きっと逆転劇があるに違いないと思って
何か来る、何か来る、と待ってしまったんだな。

主人公は40~50代なのかな、
亡くなった妻を今も愛している
愛情深くて誠実で観察力と思慮に長けた
もの静かで情熱を持つ警部コンラー・セーヘル。
一緒に捜査を行う部下のヤーコブ・スカッルは
明るく覇気のある好青年。

ノルウェーの田舎の村で5歳の少女が行方不明になり、
村人や警察の捜査が始まる。
行方不明のラグンヒルは無事に家に帰り着くが
湖で全裸の女性が横になっていたとの証言で
15歳のアニーの遺体の発見に至る。
アニーもラグンヒルと同じ村の少女だった。

セーヘル達は二十軒の村の家々を巡って
アニーの話を聞いて廻る。
元気で走り続けていた少女。
充実した筋肉を持ち、
人に左右されず自分をしっかり持った少女。
村中の子供達のベビーシッターをしていた少女。
良い話しか出て来ない。
こんなに皆に愛されている健康な少女が
なぜ死んでしまったのか?
誰が?なぜ?

じわりじわりと真相に近付いて行くのが面白かった。
登場人物の半数が大好きだった。
アニーが家庭の問題にもめげずに
自分のやるべき事を貫く芯のしっかりした少女なのが
好ましくもあり哀しくもあった。

だけどイタリア・アカデミー
(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ)賞史上最多の
10部門を独占した映画の原作、待望の邦訳。
っていうのがどのあたりなのかよく分からなかった。
割と地味な話だったので、未だにピンと来ていない。
映画が凄かったのかもしれない。
映画の感想を見ると、社会派ミステリーとあり、
映像美と各家庭、地域の持つ問題が徐々に明らかにされ
紐解かれる様子が秀逸だったようだ。


―――2026年6月15日頃読了―――





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Last updated  July 21, 2026 12:00:06 PM
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