東京の立川市にあります、「 ふじようちえん 」さんの園舎見学会に店長と行ってきました。
こんな写真を、見たことがある方も多いかもしれません。
園舎そのものが遊具のようになっていて、円形の園舎の屋根部分は、子どもたちが走り回れるデッキになっています。
とても有名なアートディレクターさんと、とても有名な建築家さんが設計した園舎ということで、
ずいぶんとメディアにも取り上げられましたし、
ぼくがふじようちえんさんを知ったのも、そのアートディレクターさんの作品集を見たのが最初でした。
それが先日縁あって、ふじようちえんの加藤園長先生とお会いする機会に恵まれました。
お話しをさせていただいて、今まで本などから抱いていたイメージが180度変わりました。
正直言いまして、園長先生にお会いするまでは、東京の大きな幼稚園が、
有名なデザイナーさんを使って奇抜なデザインの園舎を建てた、くらいに思っていたのですが、
園長先生とお話しさせていただくと、そんな自分の浅はかな考えが恥ずかしくなりました。
園長先生の話す言葉は、すべてが「 子どもの成長のため 」につながっていて、
園舎もスタッフも、園長の自分自身も、それを手助けするための道具なんだとおっしゃっていました。
それは、しっかりとスタッフの方たちにも共有されていて、この日に案内してくださった主任先生も、
「 建築を取り上げていただくのもいいのですが、ぼくらは子どもの成長を手助けするのが仕事なので、それを見て頂けるとうれしいですね。」
と、おっしゃっていました。
園内には、自然と触れ合えるようにと、農園があったり、ポニーや鴨がいたりします。
園舎の軒先には、季節ごとに干し柿や大根などが干してあったりして、
日本の昔ながらの文化を子どもたちに伝えています。
園長先生が、
「 今の日本で、子どもに文化を伝えるのは、 幼稚園とスーパーの役割なんですよ」
とおっしゃっていたのは、ズキッと心に刺さりました。
園舎が注目をあびることも多いふじようちえんさんですが、実際に園を見させていただいて、
そのすべての中心に「子どもの成長」がありました。
建築は、そこで暮らすひとのため、という当たり前のことを、改めて教えてもらった一日でした。
今日も一期家一笑にきてくれてありがとうございます。
お店は、そこで働くひとと来てくださるお客様のためのもの。
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