照千一隅(保守の精神)

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「照千一隅(しょうせんいちぐう)」(一隅を守り、千里を照らす)は伝教大師・最澄の言葉。本を読み、考えたことをこのブログに書いて参ります。ご意見、ご感想など御座いましたら是非お寄せください。

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2017.12.04
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カテゴリ: 政治
さて、今回の報告の概要は9月段階で明らかになっていた。

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(9月15日付東京新聞1面)

 日本の事情もよく知らず、おそらくは興味もないであろう人たちに日本の改憲について意見を求めたとてありきたりの話しか出てこないのも無理はない。

 ベン英下院議員は自衛隊を明記する改憲案が理解できないと言うが、非武装条項を持つ日本が騙しだまし戦後を乗り切ってきたことがベン議員はどれほど理解しているのだろうか。ましてや日本には北朝鮮問題があり、いつ武力衝突がおこるやも知れないのである。その際、現行憲法では自衛隊の海外での活動が憲法違反となり、北朝鮮兵士を殺害した場合、たとえ交戦中であっても殺人罪に問われかねないのである。

 否、たとえ9条に自衛隊保有を追記したとて、日本には「交戦権」がない。「交戦権」とは何かという問題もあるが、一般的には交戦中の諸権利とされている。日本は9条2項で交戦権を否定しているので、捕虜となった場合、保護される権利はないということになる。このような状態で戦うことを自衛隊員に強要することは道義的に許されるのかということは国会でしっかり議論されてしかりである。

 スウェーデン信仰もそろそろやめにすべきではないか。日本人の中には、スウェーデンが教育先進国であるかのような誤解を持っている人たちがいる。本当にそうなら、スウェーデンはもっと世界に冠たる国となっているはずである。また、スウェーデン人がもっと世界で活躍していなければならないはずである。

 そのことは<憲法改正は幅広い会派の合意に基づくべきだ。延々と議論しても仕方ない>などと宣(のたま)うエイナション氏の軽薄さからも窺える。延々と議論すべきものもあればする必要もないものもあるだろう。物事には「時(時間)と処(場所)と位(立場)に応じた基準」(熊沢番山)があるということである。こんなこともわからない教育先進国って一体なんなのだ。

 <憲法のような基本ルールを定める場合は、共通認識を醸成する努力をすべきだ>などという当たり前の話を経済破綻しかけているイタリアまで聞きに行く必要がどこにあるのだろうか。こう言えば、日本も借金大国ではないかと反論してくる人もいるであろうが、日本の借金は政府の借金であって、そのほとんどが国内のものであるから破綻することはない。

 <共通認識>があればそれでいいのかと言えばそうではない。ヒトラーは大衆の圧倒的支持を得てあのような暴挙に出たのである。



 歴史・文化・伝統を参照しない憲法改正は正統なものとは言えないのである。(了)





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Last updated  2017.12.04 22:00:13
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