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浩平の夏の続きを考えていたら、もっといいことがあったので、それは休み。 池間さんは沖縄で、ビデオの製作会社をするかたわらNGO沖縄アジアチャイルドサポートの活動をされている。もともと報道カメラマンとしてアフガニスタンや東南アジアの紛争地帯を取材していて、フィリピンのスモーキーマウンテンに働く子どもの姿を見て、放ってはおけず救援活動にはまっていった。 紛争地帯を取材中に、目の前で人が処刑されたり殺されたりする場面を何度も見たという。 いつか彼の講演録について日記に書いたことがあったが、それを読んだとき『PTA会長として何もしていない、池間さんの話を生徒に聴かせるだけでもいいかもしれない』と思うと、早速校長先生に話した。するとこちらの話も終わらないうちに、「ぜひやりましょう」と言ってくれて9月1日にそれが実現したのだった。 モンゴル、カンボジア、タイ、ミヤンマーなどの親に捨てられて懸命に生きる子ども達の姿をビデオで紹介していく。その国の人でも入って行けない無法地帯に危険を冒して入り、学校を作ったり、見捨てられたハンセン病の患者に施設を作り、「死にたい」という患者が生きる希望に燃えていく姿を映し出す。 いつしか目に涙が溢れてきてどうしようもなくなった。人は悲しかったり、悔しかったり、嬉しかったりして泣くばかりではない、優しさに触れたときも涙が出ることがわかった。 明日の命も分からない子どもを前に、生きる手立てを考え実現していく池間さんの姿に泣けてしまった。 その夜、校長先生たちと池間さんの懇親会をした。あまり強調しては言わなかったが、ユニセフとか日赤などの援助金は職員の給与や宣伝広告に大半が使われていて、実際現地で使われるお金は少ないということを知った。 ホテルに送っていく途中、「池間さん、うちに寄りませんか」と言ったら来てくれた。「これが我が家の不登校の息子です」と浩平を紹介した。そして池間さんからいろんなアドバイスをしてもらっていた。講演録を読んでいた彼は感激していた。
2004.09.07
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