タイトルでおわかりの通り...
「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」ですね。
このレンズを手に入れた経緯はNikonのWebにある「ニッコール千夜一夜物語」を見てぜひ使ってみたくなったということで、タイミング良くとても程度の良い中古を安く手に入れることができました。
中望遠105mmという画角には少し手こずりました、親しみのないというかズームでもあまり100mm付近というのは使うことがなかったですしレンズで言えばせいぜいTamronの90mmマクロぐらいでしたから。
でも散歩で使っていく度にこの見ているところを切り撮るのに便利というか、画面構成を単純にして見せたいものをはっきり出せる画角でむしろ写真ビギナーにももってこいかなと・・・ましてマイクロ(マクロ)ですしね。
そしてこのレンズを使いだしてからレンズの「臨場感」という言葉が私のレンズ評価項目の一つに加わりました。発色が良い、高コントラスト、シャープで抜けが良い・立体感があるなどレンズを評価する言葉がいろいろありますが、このレンズを手に入れて初期の一枚にこんな画が出ました...
(f/5.6, 1/60, ISO320)
いつも散歩で行く氷川神社の境内にて私のお気に入りにゃんこを撮ったものですが、カメラは先代のα7IIにこのレンズを付けて撮ってます。よく「その場の空気まで写し撮っている」という表現がありますが、
それに近いんですがこの一枚からはまさににゃんこの『臨場感』なんですよね。
少し絞って撮りましたが、にゃんこの足元を見ても目の前にいるような錯覚を覚えるくらいなリアリティで、地面からは日陰の境内の少しジメッとした感触まで感じられ、私のすぐ横にいる愛犬Cobbyをにらみつけ、威嚇のため背中を丸め尻尾の先まで毛を逆立てている様子がひしひしと伝わってきます(自然光のおかげなんですが)・・・まさに「臨場感」なんですね^^。
D700での一枚もあります...
(f/5.6, 1/90, ISO800, -0.3EV)
にゃんこの乗っている杭の下は小さいですが池の中なんですよねえ。どうしてそこにいるのか分からないのですが、氷川神社の雲居の瀧を歩いていたらこんな場面と遭遇しました(笑)。
いきなり鋭い目つきとともにうちのCobbyへの威嚇です^^、こんな状況ではいいですよね105mmという画角・・・いい塩梅に捉えられます・・・そして光の状況が少し前と違います(D700でもあるし)、背景が明るいということもあり不利なんですが猫の雰囲気はしっかり捉えてます。
さてこのレンズMicroというからにはマクロ撮影できるレンズなのですが、最短撮影距離41cmでハーフマクロであるからして手持ちのAi AF Nikkor 60mm F2.8DやSP AF90mm F2.8 Di MACRO 1:1のような撮り方はあまりしませんね・・・雰囲気重視の撮り方が多いかと思います。
( D700: f/4, 1/350, ISO200)
(D700: f/5.6, 1/125, ISO200, +0.7EV)
たまに最短で寄るときもあります...
(α7II: f/2.8, 1/125, ISO100)
けっこう良い雰囲気に仕上げられます、春の花のシーズンではたしかに出番は多いですね。
そして1:1のマクロにするにはPN-11という接写リングが必要です、付けた写真がこちら...
(D700: f/5.6, 1/125, ISO400, -0.3EV)
これはイヌホウズキという1cmにも満たない小さな花ですが最短(1.14倍)で撮ってます、ここまで寄れます。ただしPN-11を付けるとワーキングディスタンスがわずか15cmととても短いです。でもご覧のようにイヌホウズキの布のような白い花びらやバナナのような硬いシベの質感がしっかり描かれてノーマルとまた違った良さがあります。
つまりこのPN-11という接写リングは当たり前ですが、付けた時に最短37cm・1.14倍からノーマルの(41cm)0.5倍へとつなぐものなんですね・・・ですからあまり出番は多くないですが持っていて損はないと思っています...が、その後Tamron「SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1」を手に入れたものですからますます出番が減ってしまいました(笑)。
そして色に注目してみるとなかなかです、これはやはりD700とα7シリーズでは違ってくるところが面白いのですよね(α7でもIIとIIIでもけっこう違いますが...)。
もともとNikon用なのでD700ではとても落ち着いたスッキリとした色味ですかね...
(D700: f/5.6, 1/1000, ISO200, -0.3EV)
光の関係もありますが、非常に癖のない色味だと思います。
これがα7シリーズだとちょっとSonyらしい作画というか特徴がありますね...
(α7II: f/2.8, 1/125, ISO100)
最短の写真(コスモス)と同日のものですが、花びらが濡れてのっぺりしているのもあり絵画のようですね・・・でもこの全体の雰囲気がNikonではなかなかでない雰囲気なんですよね。
(α7II: f/2.8, 1/250, ISO200)
これはあまりきれいな状態ではなかった薔薇なので開放で中央の水滴にピントを持っていったものですが、レコードジャケットに使えるんではと思うようなこってりとした色が出ます(笑)。
それがα7IIIになると常態化したのではと思えるくらいはっきり・こってり感が強いですね...
(α7III: f/4, 1/500, ISO400, -0.7EV)
これは現像時「カメラライト」のピクチャーコントロールで少し抑え気味にしてもこってり気味です。
その傾向がいい感じで描かれてきたのがこちら...
(α7III: f/4, 1/6400, ISO400, -0.7EV)
これは畑の隅にあった立ち枯れた一本の花なんですが、枯れてずいぶんと時間が経過してもなお細い枝先で小さな花が太陽の光を受けてキラキラ輝いていてたのが印象的でシャッター切ったものなんです。色調がどこか惑星・宇宙(コスモス)を感じさせて好きな一枚なんですよね、α7IIIらしい一枚です。
まあなんやかんやいってとてもお気に入りの一本なので出番がとても多くなってます^^。色んなシーンで活躍してくれてます...
( D700: f2.8, 1/160, ISO400, -1.0EV)
ニラの花に留まるヤマトシジミ、いわゆるマクロらしい写りで正統派という感じです。
(α7II: f/4, 1/320, ISO100)
マクロ的ではありますが、色の出方や濡れた質感がとても良くα7IIらしい写真の中でも好きな一枚です。
(α7II: f5.6, 1/640, ISO100)
コスモスが続きますがこれもα7IIでのお気に入りですが・・・構図の勝利かな^^;)。
(α7II: f/4, 1/640, ISO800)
芙蓉の花に吸蜜に来たすばしっこいホシホウジャクの羽をなんとか止めた一枚。連射ではありません、置きピンしながらヘリコイドの微調整は正直大変です(笑)。
こんな感じで作例が多いのもお気に入りの証拠、ボケ方などはさすがにTamron勢にはかないませんが、もともとNikkorってボケても何があるかわかるようなボケ方をするような気がします...そのへんがまた撮る時の楽しい気の遣いどころでもあるんですよね(笑)。
最新のレンズとはひと味もふた味も違いますが、寄っても遠景でも楽しめる素敵なレンズに出会いました・・・長い付き合いになりそうです^^。
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