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| 緑のロッコールというのが分かります | 正面から見るとアンバーが強い |
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さて今回深堀りするもりで撮ってきた写真を見ると...結論から先に申し上げて「不思議」という感想です(笑)。いままでのイメージでいうとブルー・グリーン系の色の出方が爽やかな感じで全体的にマイルドな写りという認識でした...やはりそのイメージを覆すようなことはなかったんです。ただし撮り比べ時の優位性が頭にあるのでけっこういろんなシチュエーションを選びながら粘りました。
そこから見えてくることは...基本『マイルド』だが、直射光の下ではメリハリはつく方で良好なボケとともに威力を発揮するタイプ。そして自然光の下ではマイルド感が前面に出てきます...これはかなり人によって好き嫌いがハッキリ出るかもですね。まさにMC ROKKOR派という方たちからは「そこなんだよ!」と言われそうです(笑)。
いくつか作例を出してみます...まずはこのブログにも何度か出てきたことのある柿の木です。
(f/1.4, 1/1250, ISO100)
先日のテストの日と比べ随分暗いですが、これまだ午後2時過ぎくらいの画像です。過去に出てきたAi Nikkor 35mm F2Sの画像(ほぼ同時刻・同天気)と比べていただくとわかりやすいのですが、「同じ場所?」と思わず口から出てきそうです。
ただし見ようによっては渋い画なんですねえ...私は嫌いじゃないです。開放(f/1.4)ですがピント面のかきの木の幹から枝などはしっかり描かれておりますが、色味がおどろおどろしく感じますね。
氷川神社のにゃんこでも同様な傾向が見てとれます。
(f/1.4, 1/160, ISO100)
インフォーカスの目から鼻あたりはそれなりにしゃきっとしてますが、全体の色彩感が薄目ですよね。背景の白い流れのようになっているのは境内を掃き清めた跡ですが、それにしては煩雑感はないです。良く言えば「繊細」そして「マイルド」、悪くいうと「押しが弱い」なんですね。
(f/2.8, 1/125, ISO640)
こちらも例外でなく、背景の距離からすればもっと立体感が豊かでも良いかなと思うのですがとても控えめです(笑)...ピント面自体もいささかマイルドなんですが、良質なボケと相まってマイルド感が加速しているようです^^。
少しハイキー気味で撮ったらどうかと思い撮影時+1EVほど補正をかけて撮っても...
(f/2.8, 1/125, ISO640, +1.0EV)
画面内の色彩も地味めなところも含めハイキーという感じまでいってませんが...まあこんなもんです。この素性から柔らかな表現は得意なんじゃないでしょうか。
さて緑の表現はどうか...もともと私のイメージの曇天下では青同様に若干彩度低めで爽やか系といった感触だったんですが、どうでしょうか。
比較的見た目に忠実なんですが、色乗りの良さということではいまひとつですね...これが自然光下での描写特性のようです。このあとの画像でも共通したものを感じます。
(f/1.4, 1/640, ISO100, -1.0EV)
そしてこちらも...
(f/1.4, 1/500, ISO100, -1.0EV)
あの晴天下の撮り比べの画像が嘘のようです、とてもマイルド...面白いレンズだなあという感じ。
(f/2.8, 1/125, ISO200, -1.0EV)
これなんかも西陽が少し当たっていて白飛びしそうだったのでマイナス補正をかけるほどだったんです。下草の緑は爽やかさを醸しているんですが、全体の感触がマイルド。ピント面の芙蓉の実などは繊細な感じで描かれていかにも線の細さを感じます、これだけ背景がきれいにボケているのですが『クッキリ』という立体感ではないですよね...ちょっと押しが弱い感じ。
このレンズのこうした個性をどこで活かすかですよね、人を撮ってみたくなりますね。もしかしたらこのちょっと繊細でマイルドなポイントが活きてくるかもです。
いわゆるオールドレンズ特有の絞りの開け締めによる描写の変化だけでなく直射光と自然光での極端な二面性を持った描写...つくづく面白いレンズだと思います。
2019年12月 氷川神社・文化の杜公園ほかにて
(α7III + AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4)
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