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京都市東山区清水
西国三十三箇所観音霊場第16番札所
神仏霊場巡拝の道117番・京都37番
世界遺産
■御本尊 十一面千手観音
開創は奈良時代の終り頃。
「木津川の北流に清泉を求めてゆけ」との霊夢をうけた延鎮上人が
音羽山麓の滝のほとりに草庵を建てたのが始まり。
その後坂上田村麻呂公が仏殿を寄進し、ご本尊に十一面千手観音を安置。
「清水寺」という寺名の由縁は金色水、延命水と呼ばれるこの音羽の滝の水。
今でも境内に落ちる滝の水を求めて、大勢の参詣者が列を成しています。
清水寺は日本人なら知らない人はいないくらい有名で
嵐山と並んで京都観光の代名詞ともなっています。
子供の頃から神社・仏閣が大好きでしたが
特にこの清水寺にはあこがれていました。
小学校3~4年の頃だと記憶していますが、
叔母からいただいた「清水寺」のプラモデルを作ったことが
そんな憧れの原因だったかも知れません。
その2~3年後、修学旅行で初めて清水寺を訪れた時は感動ものでした。
今から思えば、私はヘンなガキだったとつくづく思うのであります。
年間の参詣者数は、なんと500万人超だとか。
観光シーズンのピーク時には、1日の拝観者数が5万人に達するそうです。
いつ行っても境内はごった返しています。
ごった返しているのは境内だけではありません。
京都駅前の清水寺方面行きのバス乗り場から既に混雑が始まっている状態。
しかし早朝に行けば、三年坂もご覧の通り。
参詣者は少ないとは言え、そこはさすがの清水寺。
外国人を含め、けっこう早朝から多くの人が訪れていますし
参道には開店しているお店もありました。
拝観時間は午前6時から。
写真歴50年の父の口癖 「早朝は色温度が高い」 の言葉通り
早朝の清水も、なかなか色鮮やかな印象。
しかし朝陽が当たる部分と影の部分の明暗の差が激しいので
見たままの光景をカメラに収めるのは困難でした。
午前9時頃までは参詣者の数も少なく、
条件によっては国宝であり、世界遺産でもある本堂を独り占め出来るかも知れません。
京都一の観光スポットとは言え、この時間だとゆっくりと散策を楽しめます。
この日清水寺境内に入ったのは、午前8時前後だったでしょうか。
四条河原町から八坂神社、三年坂と歩いて清水寺に入ったのですが
混雑のない京都散歩は、なかなか新鮮で心地よかったです。
境内にある「縁結びの神様」として有名な地主神社も
「こんな神社だったのか」と今さらながら思ったほど新鮮でした。
これからの季節なら、もっと早い時間でもいいかも知れません。
四条に着いた頃は、まだまだ肌寒く
ジャケットを着てこなかったことを後悔したくらいですが
清水寺を後にする頃にはうっすらと汗ばむ陽気となりました。
境内ではいたるところで新緑の息吹きが。
モミジは紅葉の代名詞ではありますが、
私はモミジの新緑を好みます。
境内の桜は終わってしまったようですが、
数本の八重桜が、緑萌える季節への繋ぎ役を務めているようでした。
人が少ない京都・・・
なかなか新鮮で素晴らしかったです。
ここ清水寺では8時前後、八坂神社なら9時くらいまでは
落ち着いた参拝、散策を楽しめるようです。
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