五条グループの跡取り息子、五条和彦（渋谷謙人）が、妻の亜佐美（佐津川愛美）を同伴して神波亮子（趣里）を訪ねます。夫婦は和彦が無精子症であることから、匿名で取引した和彦と同じ東大卒の「健太」から精子提供を受けて亜佐美は妊娠。しかし、その男の東大卒の経歴は偽りであり、男から精子提供を受けていた別件の女性、長岡茉由（吉本実憂）が訴えを起こしていました。世間は勿論、身内にも無精子症や精子提供の事実を知られたくない和彦は、事件が大きくなって自らの情報が流出しないよう神波に「健太」と称している男の弁護を依頼。穏便に示談で納めるよう求めます。杉浦義弘（ジェシー）が早速、「健太」と名乗る斉藤文哉（佐藤寛太）に会って示談を持ち掛けますが、斉藤は原告の茉由は自身の経歴偽装を知っていたと言い示談を拒否。そして、「僕は茉由さんと本気で付き合っていると思っていました」と言い、精子提供は、直接的な○行為そのものであったと証言。その後、茉由の代理人弁護士、永田に会いますが、茉由も示談には応じないとのこと。

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亜佐美が和彦に「実は、精子提供者は斎藤では無く、竹下クリニックの医師（東大医学部卒）であることを告白。和彦は怒りますが、竹下が東大卒の医師と聞き、産むことを了承。ただし、実は、竹下クリニックで提供された精子は、今年になって病死した売れない画家で、カスミソウの絵を好んで描いていた亜佐美の元恋人の冷凍保存精子でした。竹下医師は高校時代の亜佐美の同級生であり、亜佐美の元恋人の画家の友人でした。竹下と亜佐美は花屋でカスミソウを買い、画家の月命日に墓参りをしています。それをスマホ写真で撮影する杉浦。

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裁判。傍聴席に入る亜佐美。茉由が証言台に立ち、「直接の〇交渉による精子提供」の理由を問われますと、「その方が妊娠の確率が上がると言われたからです。その後も、夫に浮気をバラすと脅され〇交渉が続けられました」と茉由。が、神波は、箱根でしか入手できないゲームキャラを二人が持っていることなどから、茉由と斉藤が恋人関係であり、箱根に温泉旅行に行っていた事実を証明。茉由は生理をピルでコントロールして箱根温泉に行くなどして○交渉を続けていました。ピルを使い妊娠しないように排卵を止めた上で、夫婦関係で欠けた穴を埋める為に斎藤との男女関係を継続していました。が、夫に斉藤との浮気を気付かれ、咄嗟に、斎藤に騙されていたと嘘を付き、その嘘に信憑性を持たせる為に訴訟に踏み切っていました。そこまで神波が茉由を追い詰めた時、斎藤が、「止めてくれ。それ以上、茉由さんを追い詰めないでくれ。裁判長、この弁護士をクビにします」と叫びます。と、流石に斉藤を陥れるという所業に耐えられなくなった茉由が「ごめんなさい。大好きな斉藤さんに会いたく会っていました。好い妻でいなきゃと気を張っていて、斉藤さんといる時だけ寛げました。それを夫に疑われ、斎藤さんとは何でもないことを証明しようとして斉藤さんを訴えました。本当にごめんなさい」と斉藤に謝罪。

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傍聴席にいた亜佐美が退席し、腹を抑えて流産。そして、無精子症のことは言わない条件で和彦から五億円を貰い離婚。結婚に失敗したと世間に思われるのが困る夫に、「私にとって離婚は失敗じゃない。ここには私の幸せが無いって分かっているのに居続けることの方が失敗」と告げる亜佐美。

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