ちょっと本を作っています

ちょっと本を作っています

Feb 22, 2008
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カテゴリ: 隠居のひとり言
ミクシィの日記の再録でお茶を濁しておきます

動機


私は、文芸社や新風舎などの「共同出版」商法を批判し続けてきた。当然のようにそれらの業者からは目の敵にされ、攻撃を受け続けてきた。アンチテーゼを示す意味でJPS出版局を作ったとき、当然のように「ほら、自分たちが仕事を取るためにやっているんだ」と新たな攻撃の波が押し寄せた。

敢えて火中の栗を拾おうと思っていた。批判するだけでなくあるべき姿を提示しない限り、共同出版問題は解決しないと切実に感じていた。


一瞬の躊躇
既に新風舎で本の制作中だった30人以上の方からご相談を受けている。そのほとんどの方に「DTPデータなどの確保の努力をしておく必要はありますが、本作りは気持ちが落ち着くまで待った方がいいですよ。半年なり、1年なりの期間を空けて、改めて何のために本を作りたいのか考えてみたら如何ですか」と答えている。

被害者の人たちの気持ちは分かるが、急いで作らなければならない理由はほとんどないし、追い詰められた気持ちで作った本が読者に受け入れられるとは到底思えない。

1月末にキエラさんに会い、この本の話を聞いた3日後に、著者であるトシママさんからミクシィのメッセージ欄にメールが届いた。その時も一瞬、出版を思い止めさせるにはどうすればいいかと考えた。


やらざるを得ない
3日前の憔悴し切ったキエラさんの目からこぼれた涙が浮かんだ。その時、ようやく彼も病気から立ち直り、再就職活動を始めていると聞いた。その矢先、新風舎倒産で再び傷ついている様が見て取れた。

『(前略)息子が生きていた証をどうしても残しておきたいんです。私の想い、息子敏行の全てをどうしても一冊の中に閉じ込めたいんです。忘れはしないけど、記憶が薄れていくのが怖くて本にしました。忘れないように毎日必死に思い出さなくても、本を開けば鮮明によみがえる。それでいいと思って本にしました。そうしないと先に進めない私がいます。(後略)』

トシママさんからのメールを読んで、キエラさんとトシママさん、二人の思いが矢継ぎ早に私の脳裏を駆け巡った。


やるからには
3月16日のコンサートまでに作ることを考えると、資料整理、原稿整理からDTP、校正、カバー制作に至るまで、下版までの期間は10日間程度しかない。やるならば一秒たりとも無駄に出来ない。時間との勝負。私自身の体力との勝負だと思った。

DTPデータも何もかも見付からなかった場合の、最悪の状況を想定しながら進めざるを得ない。翌朝、新潟まで向う新幹線の所要時間さえもまだるっこしく感じていた。

そんなとき、ミクシィやブログで呼び掛けた私の訴えがネット上を飛び交っていた。新潟へ着いてすぐ、次々と情報が寄せられた。真夜中の呼びかけから16時間後、DTPデータが著者のトシママさんに送り届けられると確認できた。


もう直ぐ再隠居
「無茶をするのもこれが最後だよ」とセトママさんには幾度も言われている。共同出版業者からは目の敵にされ、苦労ばかりが多くて見返りのない仕事をしてきた。2度も入院し、さらに忙しい日々を過ごしてきた。

私の役割りも、今回のトシママさんの本で大山を越えそうな気がする。間もなくセトママさんも渡米する。「直ぐに帰ってくるわよ」とセトママさんは言っているけれど、セトママさんのご主人の滞米予定は5年間だ。

個人出版(自費出版)の相談窓口と、編集制作を手掛ける人たちのネットワーク。その二つを作ったら、私も再隠居しようと思っている。ポケーっと空を見上げたり、トコトコと一日中、野山を徘徊している姿が私には似合っている。

「なーんにもない。四方に地平線が見えるオハイオが、隠居さんにはいいかも知れない」とセトママさんにも言われている。アメリカに居るセトパパさーん! 私も遊びに行くからねー!


追伸
昨日も「お前さんは自分の本を書くべきだよ」と国際書院の石井社長に言われた。ここ数年、機会あるごとに執筆を勧められている。エッセイでも小説でも何でもいいから書けと言う。

ま、そろそろそれもいいかもね。ただしその時は山の中の庵に籠もってしまうから世間様とはお別れだ。もう経営相談には乗れなくなるからね。





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Last updated  Feb 22, 2008 08:52:10 AM
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聖書預言@ Re:ネットを再開するぞーっ! と思ったとたん(04/28) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
KURADON @ Re:ネットを再開するぞーっ! と思ったとたん(04/28) わあっ❗️ いきなり KURADONさん とでた!…
マリア4415 @ Re:会おうね。関西の人、中国地方の人(08/05) はじめまして。突然お邪魔して申し訳ない…
秦野の隠居@ Re:よかった(04/28) のりのりさん ----- 完全復活です。 アメ…
のりのり@ よかった 久しぶりにのぞいてみたら、ご隠居さん本…
秦野の隠居@ 引っ越しました 楽天ブログを再開しようと思ったけど、ど…
秦野の隠居@ Re[3]:秦野の隠居です(04/28) パパイヤさん ----- 後ほどご連絡させて頂…
パパイヤ@ Re[2]:秦野の隠居です(04/28) 今、メールを送らせて頂きました! 上記の…
秦野の隠居@ Re[1]:秦野の隠居です(04/28) パパイヤさん ----- いつでも相談に乗りま…
パパイヤ@ Re:秦野の隠居です(04/28) 良かった。 本当に生きてらっしゃる!(笑…

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38万円で本ができた


第一章 もっと手軽に自分の本を作れたら


第二章 協力出版と懸賞募集の甘い罠


第三章 自分の本を作りたい理由を考えよう


第四章 本にする原稿をまとめよう


第五章 自分の本を売ってみよう


第六章 安く本を作る方法を考えよう


第七章 物書き稼業と編集者稼業の裏表


第八章 昨今の出版業界のお寒い事情


第九章 いまどきの本屋さんと物流事情


第十章 出版業界こぼれ話


【出版後記】


負けてたまるか


その1


その2


その3


その4


その5


その6


舞台裏からの独白


すぐそこの田舎暮らし


第一章 先住民/黒猫の『タンゴ』


第二章 山里「コンタ」発見


第三章 知らないってことは


第四章 竹の子で仲間を釣り上げる


第五章 森の天使の小さな落し物


第六章 小悪魔『チビクロ』参上


第七章 チビクロ砦とチビクロ王国


第八章 まったくもう、田舎暮しってヤツは


第九章 チビクロ、チビコゲへ変身中


第十章 隠れビーチで日向ぼっこ


第十一章 チビクロ、何処へ行こうか


第十二章 何で、お前まで行ってしまうの


第十三章 ムジナに見送られ、街へ帰る


エピローグ みんなで遊ぼうよ


両国・千夜一夜物語


前編


後編


はみ出し人生・出版屋稼業


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第二話 ちょっぴり生意気だった理由


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第四話 土木から資格試験へ


第五話 工学書転じて実用書に 


第六話 なぜかスキー書


第七話 退職、そして創業


第八話 行け行けドンドンの始まり


第九話 原稿は役員専用車で届く


第十話 スパイにされちゃった


第十一話 ただ酒、ただ飯、お土産は仕事


第十二話 閃いた


第十三話 出版から映像へ


第十四話 ヒットチャートに載っかった


第十五話 思えば、いろいろやったもんだ


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プロローグ


第一章 身も心も捧げた女は飽きられる


第二章 したたか女はイイ女


第三章 女の勘違い


第四章 私の出会ったイイ女列伝


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第二話 やっぱり巻き込まれてしまった


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