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2008.01.29
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カテゴリ: 理科授業実践から
○観察・実験の「意味」を考えることの大切さ 

 今回、授業記録を読み返す中で、次のような写真をみつけた。

バトンをもって_300.jpg

 これは、「かげをつくろう~その5」で、懐中電灯を使って実験しているときの写真である。懐中電灯をもっているのがTくん、バトンをもっているのがIさんであり、かげの長さの変化が、陽の「高い・低い」「遠い・近い」のどちらに関係あるかグループで話し合った後、懐中電灯を使って調べている場面である。
 Iさんがもっているバトンは、太陽の高さを調べるときに使った簡易太陽高度測定器である。分度器のコピーが貼ってあり、おもりを垂らして、太陽の高度を調べるものである。太陽の高さは「角度」で表されるが、算数で角度を学習するのは4年生である。もちろん、この角度について取り上げるつもりもなく、なんとなく分かればいいと思っていた。しかし、この「甘い考え」が、子どもたちの混乱を引き起こしたのだろう。
 なぜIさんはバトンを手にしているのだろうか。授業中に、「バトンをもってっていいですか」と尋ねにきたことは覚えているものの、「どうして必要なのか」「何に使うのか」、全く私は聞いていない。ビデオの中にも、どのように使ったのかは、残念ながら映っていなかった。しかし、授業記録の中で、Iさんのグループで、次のようにバトンが話題になった場面があった。

Nくん「分度器ではかったじゃん。バトンにつけて。」
Iさん「あれ、あれ。」
Mさん「それ・・・。」
Nくん「距離っていうのは・・・高さ?」


 子どもたちは、観察したことに「もどろう」としているのである。おそらく40°や60°が何を意味するのかを考えようとしていたのだろう。バトンを使って考えると、少なくとも「遠い・近い」を調べたわけではないということが分かる。また、もしかすると、地面を基準に考えさせていたら、「角度」の概念も体験を伴った理解を促すことができていたのかもしれない。
 今回の実践で、「かげの長さの変化」を追究の対象にし「太陽の高さ」を観察させることについて、多くの先生方から「小学3年生には無理ではないか」という意見をいただいた。しかし、私自身が一番に「小学3年生だから」と思っていたのだろう・・・。(つづく)。






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最終更新日  2008.01.29 18:12:51
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