授業研究のあしあと

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2013.08.22
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カテゴリ: その他
最近、国語と算数の授業を参観する機会があった。国語は「詩(イナゴ;まどみちお)を味わう」、図工は「熊本の観光ポスターのよさを見つける」というもの。

授業で、授業者の子どもの発言に対する対応で気になることがあった。国語では、「第三連の『ああ』をどう読むか」という問いに対して、子どもたちからいろいろな考えが出されたあと、「みんなの考えは、だいたい『感動』か『残念』のようですね。他の考えは?」と授業者がまとめた。

本当にそれまでの子どもたちの発言は「感動」と「残念」だったのか。子どもたちのそれまでの発言には、次のようなものがあった。

「言葉にできない。」

「『納得した感じ』と『残念的な感じ』の両方ある。『強いいきもの』が『ぼく』で『弱いいきもの』が『イナゴ』。それが第二連で『弱いいきもの』が逃げているっていうか、追いかけっこというか、その間に『イネのにおい』がにおってくる。『残酷というか』・・・。」

「『気が抜ける』に近い。1対1の対立、集中している。『イネのにおい』は『ぼく』と『イナゴ』の関係をやわらげている。そんな『イネのにおい』に『感動』している。」

なぜ、このような「幅のある」というような発言(考え)を大切にされないのだろうか。

また、図工でも観光ポスターに対していろいろな気付きだ出されたあと、授業者は「いろいろな『意図的なもの』がありますね」とまとめた。その結果、その後、一人の子どもが「海と空を強調するのもあるし、『意図的なもの』も大切」と発言している。しかし残念ながら、授業者は「意図的なものとは何か」と問い返すことはなかった。

「対話」が成立する一つの条件として、子どもの考えが多様であることが挙げられるだろう。そして、そのちょっとした違いを大切にするからこそ一人一人の「学び」が生じるのである。さらに「論理的な思考」に着目すると、同じ「主張」であっても「根拠」がことあること、同じ「根拠」であっても「理由づけ」が異なることから「主張」が異なることを授業の中で明らかにしていくことが大切である。



もちろん、「対立軸」を明確にすることは重要である。しかし、どちらかの考えに収束することが対話の目的ではない。(特別活動などで、「何かを決める」必要がある場合もあろう。しかし、その場合の話し合いは私たちが求める「対話」というよりも「議論」に近いものであろう。)話し合いを「きっかけ」に、自分の考えを見直す「自己モニタリング」が起こり、自分のイメージを変容させていくことが大切なのである。

今、私が主張している理科における「モデル」についても同じである。同じ図を書いていたとしても、違いがある。逆に、違う図を書いていたとしても、着目している事実は同じかもしれない。

早急な課題は、話し合いの中での「教師の対応」と「板書」である。





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最終更新日  2013.08.22 13:39:44
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