狼やくざ殺しは俺がやる | メタボの気まぐれ

1971年に東映で公開された「狼やくざ殺しは俺がやる」は
「やくざ刑事」シリーズの人気を得て制作された
千葉真一・主演の映画である。

関東誠心会々長の和泉昇次郎（南原宏治）は
古くから横浜一帯を縄張り、
氷室一家の土地の買収を計画していた。

親分の氷室源太郎が抵抗を示すと、
誠心会の先兵である大沼組々長（室田日出男）を使い
情容赦なく源太郎を殺害し縄張りを奪ってしまった。

氷室剛介（千葉真一）が誠心会に対する復讐と
行方不明になった妹の京子（渡辺やよい）を捜すため
沖縄から帰ってきた。

氷室は手始めに大沼組の幹部を暗殺したが
大沼組は、これを抗争中の江友会の仕業と思い込み
江友会に反撃に出た。

氷室は江友会々長である江口純（佐藤允）に近づき
この抗争に荷担したが不利とみるや江口を囮にして大沼を倒し
京子が誠心会の秘密クラブに売られている事を知った。

次に氷室は誠心会の和泉に狙いを絞った。
一方の江口も組織が潰された事に対する復讐するため

また誠心会と江友会の抗争を追っていた警視庁の
島岡刑事（戸浦六宏）と誠心会の殺し屋・石黒（葉山良二）は
氷室の行動に目をつけ追いまわしていた。

氷室は石黒の情婦で歌手の佐竹冴子（真山知子）の口から
京子の居所を突き止め麻薬中毒に犯されている妹を救出した。

和泉に最後の決戦を挑んだ。

氷室も江口の計画に乗って誠心会と対立するのである。

この映画にて千葉真一は持ち前のアクションを取り入れずに
敢えて普通の役者として参加しており
当時は「キイハンター」の出演でアクション俳優として
世間から知名度があった為、
脱・アクションを狙った出演でもありました。