ボディガード牙・必殺三角飛び | メタボの気まぐれ

1973年に東映が放ったボディガード牙シリーズ第２弾
「ボディガード牙・必殺三角飛び」は全身凶器をつけた
牙直人が空手の威力を発揮して大暴れするアクション映画である。

空手の達人・牙直人（千葉真一）は他流派から反感を買い
挑戦状を叩きつけられていた。
牙は師匠で徹心会々長・大東徹源（大山倍達）の反対を押し切り
この挑戦を受け秘技・必殺三角飛びで相手の息の根を止めた。

しかし牙の身を心配して駈けつけてきた妹のマキ（志穂美悦子）が
相手の一味に両眼を失明させられてしまった。

獄中で牙は沖縄空手の名手・南条武（渡瀬恒彦）と知り合った。
数ヵ月後、出所した牙はマキの治療費の為にと
横浜のナイトクラブ経営者・赤松（深江章喜）の用心棒となり
赤松の側近には辰見（室田日出男）という
ゴロツキを配下に従えていた。

ある日、赤松と辰見の前に出所した南条が現われた。
三年前に米軍輸送車を襲撃した３人は大量のドルを強奪し
一切の罪を南条に負わせたのだった。

南条に金を要求され困惑した赤松は牙に南条を倒すように命じた。
牙と南条の激しい格闘の最中、牙は南条に
恋人・麻里（水原麻記）と一緒に早く立去るよう説得した。

激しい怒りが込み上げてくる。
やがて辰見が躍起に走って南条を襲い殺された。
妹の治療費の為にと押さえてきた牙の怒りが爆発した。

この映画の原作者は梶原一騎で週刊サンケイにて
「ボディガード牙」「新・ボディガード牙／カラテ地獄変」

ちなみに「新カラテ地獄変」は主人公を牙直人の師匠である
大東徹源を描き“裏・空手バカ一代”と呼ばれ
空手バカ一代で描く事が出来なかった大山倍達の
隠れたエピソードを発表しました。

また“必殺三角飛び”は梶原一騎の創作ではあるが
実際に空手の技で三角飛びは存在し
敵と反対方向に飛び蹴り返って再び敵のいる方向へ飛び
相手を蹴るという技であり
現在はプロレスラーのKENTAが使用している。