あゝ海軍 | メタボの気まぐれ

太平洋戦争中であった1942年9月12日、日本軍による
ガダルカナル攻防戦の開始を描いた映画「あゝ海軍」は
1969年に大映より公開されました。

海軍兵学校に入学した平田一郎（中村吉右衛門）は
同じく受験した一高にも合格した為
海軍の方を退学しようとしたが教官であった
岡野（宇津井健）に一蹴された。

平田は自分の軽卒を悔み訓練や勉学に熱中し
海軍兵を目指し無事、卒業式を向かえた。

卒業後の遠洋航海を終えて故郷に帰った。

故郷にて友人の本多勇（峰岸徹）が幼年学校を卒業し
陸軍大尉になっている事を知った。

その後、海軍省航空本部に勤務を命ぜられた平田は
山本五十六長官（島田正吾）から親しげに声をかけられた。

やがて大平洋戦争が勃発。

平田は海軍航空隊の一員としてマレー沖海戦に参戦し
ラバウル航空隊に身を置いた。

そんな時、満州から南方に転戦してきた本多と再会したが
本多は万年筆を片身にガダルカナルで玉砕した。

同じ頃、山本司令長官が督励のためラバウルを訪れた。

長官を護り得なかった責任を感じた平田は
自決しようとしたが部下に止められた。

傷ついた彼は少佐に任官され
母校海軍兵学校の教官になったが・・・

この映画に軍人役として藤巻潤、本郷功次郎、川口浩

大映映画の斜陽化を防ぐため豪華なメンバーで揃えました。

主演の中村吉右衛門は松本幸四郎の弟であり
鬼平犯科帳の長谷川平蔵役として主演
その功績が認められ日本アカデミー賞では
優秀男優賞に選ばれました。