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2013.11.05
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カテゴリ: 寅さんシリーズ
男はつらいよ 寅次郎物語.jpg



 母をたずねて二人旅」


1987年12月26日に公開されたシリーズ第39弾
「男はつらいよ 寅次郎物語」
今回は奈良、和歌山、三重を中心に旅をし
マドンナはブルーリボン賞主演女優賞の秋吉久美子

秋の昼さがり“とらや”を秀吉(伊藤祐一郎)という
男の子が訪ねて来た。
秀吉は寅次郎(渥美清)の香具師仲間
般若の政と妻・ふで(五月みどり)の子供だった。

しかし政は女・酒・賭博に溺れた挙句

秀吉を連れて放浪の生活を送っていたが
病に冒されこの世を去ってしまった。

「俺が死んだら寅を頼れ」という遺言に従い
秀吉は郡山から柴又へやって来たのだ。

事情を聞いて“とらや”の皆はびっくりするが
間もなく寅が帰ってきて
寅と秀吉の母親捜しの旅が始まった。

大阪の天王寺では誘拐犯と間違えられて
警官(イッセー尾形)に連行されたが
ふでが新和歌浦のホテルで働いている事を突き止めた。

しかし訪ねるとそこにはおらず

旅館で寝込んでしまった。

子供を扱い慣れない寅次郎は大慌てだが
たまたま隣室にいた高井隆子(秋吉久美子)が
看病を手伝ってくれた。

翌朝、秀吉は元気になり隆子と3人で

寅は隆子に不思議な縁を感じた。

旅館の主人(笹野高史)の勘違いもあって
寅と隆子は秀吉相手に「とうさん」
「かあさん」と呼び合っていたのだ。

隆子と別れ、寅と秀吉はふでが働いてい
伊勢・志摩へやって来た。
連絡船を降り目当ての真珠店へ行くと
ふでは居たが病気のため海岸の病院で
療養中との事だった。

久しぶりに対面する母と子を見て
役目を果たした寅は絡船の乗り場へと急いだ。

そして正月、隆子が“とらや”を訪ねてきた。

当時のエピソードで皆、盛り上がっており
ふでからは「秀吉と2人で幸せに暮らしています」
と年賀状がきていた。

この映画で脇役として出演し
後に大物となる笹野高史が初登場
その存在感が監督:山田洋次に留まる。

また芸人、出川哲朗も秀吉の出発のシーンに出て来る
近所の男として出演している。


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Last updated  2013.11.05 18:43:28
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