恐怖新聞 | メタボの気まぐれ

1970年代のオカルトブームの一端を担い
週刊少年チャンピオンで連載された
つのだじろうによる恐怖漫画が「恐怖新聞」である。

石堂中学校に通う少年、鬼形礼は
幽霊などの超常現象を全く信じていなかった。

そんなある晩、深夜０時に彼のもとに
突然「恐怖新聞」と書かれた新聞が届けられる。

その新聞には霊魂の存在を実証する記事、
または未来の出来事などが書かれていた。

級友から「恐怖新聞」を1日読む毎に
100日ずつ寿命が縮まるという
恐ろしい噂を耳にしてしまう。

その日から鬼形礼の恐怖の日々が始まった。

恐怖新聞はごく近い未来に起きる
怪異がすでに記事になっており
その内容が外れる事はない。

強力な悪の霊団による一種の呪いで
抵抗すればするほど強引な方法で配達される為、
鬼形は購読拒否をあきらめてしまう。

鬼形礼は幽霊だけではなくＵＦＯや

恐怖新聞に助けられる事も多い。

しかし最終的には恐怖新聞を読み過ぎた事により
自分が写るはずだった写真に老人が写っていたり
年老いた自分の分身と思われる
ドッペルゲンガーと出会うなどして

ポルターガイストの除霊に失敗し続け
除霊は諦めていたが、小泉霊媒から
小泉香具耶を紹介され再び除霊を決心する。

果たして鬼形礼は助かるのか・・・

この恐怖新聞は稲川淳二、藤子不二雄A、
さらに僧侶の織田無道も絶賛する
心霊のツボをついた漫画であった。