[柿の実幼稚園 茶道教室] カテゴリの記事
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野点
幼稚園生や小学生で茶道を続けてくれています。何か思い出に残ってくれたらうれしいな、と思い幼稚園をお借りして野点をすることにしました。しかし・・・今日はあいにくの春の嵐。ものすごい風の中の野点となってしまいました。 穏やかな天気だったら最高だったのに・・・。残念でしたが、こんな嵐もまた思い出の一つ。お客様の前で抹茶を点てる。お客様がゆったりした気分になるのはとても難しいことです。少しずつ、少しずつおもてなしの心が育まれていって欲しいと願っています。子供たちに教える立場の私も勉強の毎日です。教えることの難しさを感じる毎日です。またチャンスがありましたら、みんなの前で抹茶を点てましょう。
2009年03月22日
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受胎告知
幼稚園こども茶道教室の日。今日の床の間にはこれを飾りました。扇子を置いてあいさつした後、年中の男の子は興味深々です。「先生折り紙で作ったの？」「何の形かな？」近くに寄ってみたり、遠くからながめてみたり・・・。まずは白い方から話はじめました。「羽みたいのがついてるね・・・あっ、天使さんだ！」次はオレンジの方。「・・・お祈りしてる？」そうなんです。お祈りの言葉を知っていてびっくりです。マリア様がひざまずいて、手を合わせている姿を現しています。「受胎告知」天使がマリア様にキリストが授かったことを知らせにきたところです。クリスマスの起源。キリスト様とはどんな人か。サンタクロースのこと。クリスマスツリーの話。クリスマスだけでたくさんの話が広がっていきます。茶道とクリスマス。関係ないかもしれませんが、季節のことを会話する。茶道にとってとっても大事なことです。季節への知識を増やして、そして感じる力を身につける。小さい頃からこんなことが習慣づけられたら、きっと世界が広がるのではないのかしらと思っています。思ったこと、感じたことを言葉にするって、大人になればなるほど難しくありませんか？
2007年12月11日
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どらやき
今日は幼稚園こども茶道教室。年中の男の子が一人お稽古をしてくれています。今日のお菓子は「どらやき」先週の「ずんだ餅」が好評だったので、ひき続き手作りのお菓子にしてみました。わが息子はこの頃生意気盛り。手作りのお菓子に「つぶあんじゃな～、こしあんの方がいいよね～。」などとケチをつけたりするのでかわいくない！素直に喜んでくれる４歳の男の子はかわいいです。こども茶道教室というと、「礼儀作法を身につけさせたい。」とお考えの多いかと思います。もちろん茶道には礼儀作法は必要です。でもそれだけがお稽古ではありません。言葉で表現するのは難しいのですが、幼稚園児に茶道を教えているととても素直な感想が聞けるときがあります。茶筅を見て「これ作るのとっても大変でしょうね。」 「茶筅って竹が何本に分かれてるの？」茶杓を手にとって「これどうやって曲げてるの？」お茶の道具一つ一つに興味を持って、じっくりと眺めます。これだけではないのですが、こういう会話こそ大事だと思っています。「何か物を見たときに感じる心を育てること」そして「それを自分らしく表現できること」これを「感性」というのだと思います。大きくなるにつれ、忙しい毎日を送る私達です。ふと立ち止まって、物を眺める。そんな些細なことさえ難しい世の中です。小さな子供達との会話の中に「茶道」が残ってくれたらうれしいことです。
2007年10月29日
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梅ジュース
今月から幼稚園茶道教室が始まりました。今年の入会者は、去年に引き続き１名の園児さんです。しかも年中組の男の子。どうなることかと教室は始まりました。今日のテーマは「梅雨」床の間には「青梅」を置いておきました。まだお話もやっとの男の子なのに、「青梅」を見て一生懸命話をしてくれました。「梅知ってるよ。」「お母さんとスーパーで見たよ。」「僕が見たのは、青い梅だけじゃなくて黄色や赤になってるのもあったよ。」「青い梅ってそのままじゃ食べられないんでしょ。」「毒があるって聞いたことあるよ。」次から次にいろいろな話がでてきます。「梅」一つとっても話がいろいろ広がって子供との会話は楽しいです。「梅雨」「梅干」「梅紫蘇」「梅の花」「梅酒」「梅ジュース」一つのことからさまざまなことが連想されていきます。茶道というのは礼儀作法が一番で、静かにお行儀良くする。こんなイメージがあるかもしれません。もちろんそれも大切なことです。しかしそれ以上に、見たもの触れたものにどれくらい興味が持てるか。そしてそれについてどれくらい話題が豊富になれるかが重要だと思っています。感受性が豊かになることによって、これからの茶道への道がずいぶん違ってくると思います。茶道のお点前を勉強しながらたくさん先生とお話しましょう。先生は今年「梅ジュース」を作っています。○○くん、梅ジュース飲んだことないって言ってたね。美味しく作れること願っててね。お教室に持っていくね。
2007年06月18日
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柿の実幼稚園 こども茶道教室
いよいよ新学期。もう少しでお弁当も始まって、お母さん達はつかの間のティータイムが取れるようになってますか？今年度も柿の実幼稚園での課外活動である「こども茶道教室」の募集をします。毎年のように「大人じゃなくて、子供が茶道するんですか？」という問い合わせを頂きます。幼稚園では、園児に茶道を教えています。といっても、お点前などを教えているわけではありません。＊ 正座での挨拶の仕方＊ 床の間の拝見、床の間飾りについてのお話＊ お菓子の頂き方、お友達へのお菓子の運び方＊ 抹茶を点ててみる＊ 抹茶の頂き方このような内容が中心となります。今までに習ってくださったお友達は、和菓子が楽しみ！というよりも抹茶を点てることが大好きな子がとても多いです。簡単なお点前セットを用意して、家庭訪問などのときに先生に抹茶をお出ししたりしてくれているようです。月曜日がお稽古日なので、４月と５月の月曜日に体験教室を開きます。ご興味がある方はご連絡ください。どんなお友達と会えるか、今年度も楽しみにしています。
2007年04月10日
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大切な宝物
今週の月曜日。幼稚園での茶道教室でした。といっても年長さん１名。そして最後のお教室の日でした。卒園式まではまだありますが、２月にお母様に新しい命が誕生します。お迎えが大変なので、１月でお稽古は終了ということになっていました。最後の日。なんだか元気がない・・・。でも最後だから、つとめて明るく振舞っていました。そして私がふと背中を向けたら、何か背中にぺタッと貼り付けてくれました。まだ字を覚えたばかりなのに、紙いっぱいに文字が書かれていました。「おちゃでいちばんたのしみのしていたものわ おかしやかざりおちゃをたてることです・・・ あそびかん（和室）までいくのがたのしみでたのしみでたまらなかったの」と書かれていました。たった一人のお教室でした。でもたった一人の生徒さんがこんなにいい子に恵まれて、とても楽しい半年間でした。話すことすべてが純粋でまっすぐで心が洗われるようでした。きっと素敵なお嬢さんになると思います。大きくなったときにまた会いたいね。半年間ありがとう。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 「メッセージを送る」でメールをくださった「かずこさん」。返信させていただいたのですが、送れずに戻ってきてしまいました。教室の詳しい案内をさせていただきたいので、もう一度ご連絡先を教えていただければと思います。
2007年02月02日
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葩餅
今年は「葩餅」頂きましたか？私のお教室でも子供たちのお稽古で用意しました。毎年恒例になっているので、子供達も覚えていてくれたみたいです。この「葩餅」の由来は宮中雑煮から来ています。御所では公家百官をはじめ警護にあたる役人まで宮中雑煮が配られるそうです。その宮中雑煮というものは・・・葩である薄い丸餅が渡され、その上にピンク色の菱餅をのせる。そしてごぼうをのせて、味噌をつけて渡されるそうです。その場で食べるにしても持って帰るにしても、自由に折りたたんで食べていたようです。この宮中雑煮を茶道の家元が初釜の菓子として使い始めたわけです。「葩餅」を幼稚園の教室にも持って行きました。和菓子の話をしながら、生徒さんが「愛子様も「葩餅」食べたのかな～？」と言っていました。愛子様も幼稚園児。子供にとっては遠い存在でもなさそうでした。
2007年01月16日
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折り紙
午前中、本を片手に折り紙。そして午後からの幼稚園での茶道教室で飾ってみました。何に見えますか？生徒さんは「お相撲取りかな？」と言ってました。とりあえず人には見えたようです・・・。白い折り紙は「天使」オレンジの折り紙は「マリア様」です。聖母マリアが受胎告知をされている場面です。そう思って見てみると・・・確かにマリア様が手を合わせているように見えませんか。幼稚園の生徒さんのお母様は妊婦さんです。もう７ヶ月かしら。いつも山の上のお教室までお迎えに来てくださっています。来年２月には新しい命が誕生します。素敵なクリスマスを迎えられますように。
2006年12月11日
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こども茶道教室
今日は幼稚園茶道教室の日。毎年募集のプリントを配りますが、「園児が茶道するのですか？」との問い合わせがあります。幼稚園では園児に茶道を教えています。お茶碗を持つのも大変なちっちゃな手で一生懸命帛紗さばきを覚えています。今年は年長さん１名。マンツーマンのお稽古です。一人の寂しさも吹き飛ばすくらい元気にお教室まで来てくれます。お話もとっても上手で、私の方がわくわくする時間となっています。マンツーマンのお稽古なので、幼稚園生ですが盆点の点前をほとんど覚えてしましました。あと４ヶ月。先生とたくさんのお話をしていろいろなことに興味を持ってお稽古できたらうれしいです。
2006年11月20日
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月の兎
幼稚園の茶道教室の日です。今年の生徒さんは一名。人数としては淋しいのですが、その分マンツーマンでいろいろな話ができて、楽しい時間を過ごしています。10月6日は十五夜。昨年の日記にも書きましたが「月の兎」の話をしました。仏教説話に帝釈天が獣の善心を試そうと、食べ物を乞うた時に、猿は木の実を、狐は魚を取ってきましたが、うさぎは何も取ってこれなかったので、自ら火の中に飛び込んで自分の肉を与えたという話です。それを哀れんだ帝釈天が月の中に蘇らせました。この話をしたときに、生徒さんがポロッと涙をこぼしました。大人としていけない話をしちゃったかな・・・そんな思いも心をよぎりました。でも月を見たときにかわいそうな兎さんを思い出してくれるかもしれない。５歳の心に何か伝わったのかもしれない。でも、悲しい話だけで終わらせてはかわいそうなので、もう一つの「月うさぎ」の話をしました。「月の中で餅をつくうさぎ」・・・ツキ（運）を招く絵柄として縁起のよいものです。「うさぎは跳ねる」・・・跳ねる（飛躍）としても考えられています。うさぎを通して、たくさんの幸がくると考えられていたんですね。「うさぎ」を動物としてとらえるだけでなく、様々なことが感じるようになってくれたらと願っています。
2006年10月02日
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着せ綿
今日は夏休み明けて、久しぶりの幼稚園での茶道教室です。ちょっと遅れてしまったけど「重陽の節句」の飾りにしました。日本には五節句というものがあります。 一月七日 七草 三月三日 桃の節句 五月五日 端午の節句 七月七日 七夕 九月九日 重陽の節句中国から伝わった節句の行事が日本でも取り入れられてきました。昔は数字の中でも奇数を尊んできました。陰陽でいうと陽の数字です。九月九日は、その陽の数字を重ねることから「重陽の節句」といいます。これは別名「菊の節句」ともいわれています。そして宮中では「着せ綿」という行事が行われます。これは節句の前日に菊の花に綿を被せておいて、次の日の朝、朝露にぬれて菊の香りが移った綿で体を清めると無病息災になるといわれている行事です。この季節に和菓子屋さんをのぞくと「着せ綿」という練りきりをみかけます。そんな話を園児としながら、横には枡にいれた酒に菊の花を浮かべてみました。菊酒を飲むと無病息災になるとも言われていますね。菊というと今では仏花をイメージすることが多いですが、茶道では高貴な花として尊重されています。
2006年09月11日
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幼稚園 茶道教室
本日から、今年度の幼稚園茶道教室がはじまりました。昨年は年長さんの生徒さんしかいませんでした。みんな一年生になり、幼稚園の茶道教室には通っていません。小学生で続けてくれる生徒さんは、自宅にお稽古に来てもらっています。今年は、教室の場所も変わり、新規一転。チラシも配り、体験教室も数回行いました。しかし、なかなかご縁がなく今年は幼稚園の教室は休憩かなと思っていたところに、一本のお電話を頂きました。茶道を習いたいとのこと。お一人でもいいということなので、お引き受けいたしました。今日は、「あじさい」の花と「あじさい」の干菓子を持っていきました。一対一のお稽古でしたが、きちんとお話をしてくれる女の子で会話も進みうれしくなりました。体験教室の後、３歳の妹さんに正座での挨拶の仕方などを教えてあげたりしていたようです。茶道を好きな子が入会してくれてうれしいです。茶道が幼稚園の楽しい思い出の一つになるように願っています。
2006年06月05日
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幼稚園茶道教室
今日は、幼稚園の一日体験茶道教室でした。毎年、この季節になると新しい子供たちと出会います。緊張して固まってしまう子供。はじめての先生に恥ずかしそうにする子。のびのびとお話する子供。みんな違って、みんないい。小さな手で、正座をしてあいさつの練習をする子供たちはかわいいです。今日は、正座の仕方。あいさつの仕方。お菓子の取り方。そして、抹茶のお話。実際に、抹茶も点ててもらいました。これが、なかなか泡立たない。でも、半年もすると、別人のように点てられるようになります。「おじいちゃん、おばあちゃんに一服さしあげる。」「家庭訪問の時に先生に一服さしあげる。」「お正月には、抹茶で年明けを祝う。」なんていかがですか。新園児募集いたします。
2006年04月24日
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ふきのとう
幼稚園最後の茶道教室。今日は、「ふきのとう」を床の間に生けておきました。新たな旅立ちが始まる年長さんたち。頑張って芽を出した「ふきのとう」のように強く羽ばたいていって欲しいなと思って飾りました。横浜市の２年生の教科書には、「ふきのとう」という課題があります。今日は、姉の教科書を借りて持っていきました。「年長さんが小学校を楽しみに待てますように」そんな思いを込めて教科書を読んでみました。茶道教室が子供達にとって楽しかった思い出となりますように・・・
2006年03月13日
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梅林
幼稚園の梅林ももうすぐ満開。真っ白な花に心がウキウキしますね。今日は、床の間にも梅を飾っておきました。子供達はすぐに、梅の花とわかりました。毎年、梅林の下でお弁当食べてるものね。みんなで、梅の匂いをかいでみたり、花びらが何枚あるか確かめてみたりしました。「真ん中に、キラキラ光っているものがあるよ。」という言葉に、みんなでさらに覗き込んで見ていました。きっと「蜜」が光って見えたのかな？話は、この「蜜」をごちそうにしている鳥。「ハト、ひよどり、烏、すずめ」いろいろな鳥の名前があがりました。「とってもいい声で鳴くとりでーす。」の言葉に、「うぐいす！」「アーっ、それだ！」今日のお菓子は、もちろんうぐいす餅です。
2006年03月06日
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笏
このお雛様は、娘のものです。親王飾の木目込み人形でできています。で、このお内裏様が持っている笏。この笏は、昔どんなふうに使われていたかご存知ですか。先日の幼稚園のお稽古のとき、子供達と話をしていて、わからなかったので調べてみました。子供達はテレビの「おじゃる丸」で笏のことは知っていて、この笏は、「伸びたり縮んだりして物を取ってくれるんだよ。」と言っていましたが、それはアニメだから。実際は、笏をカンニングペーパーとして使ったのが始まりだそうです。笏の裏に、今日のお言葉とかを貼り付けていたわけね。それが、儀式化してきて、束帯を身に着けたときは笏を持つというのが、定着したようです。そんなことを知ってから、改めてお内裏様を見ると、なんだか笑ってしまいます。
2006年03月02日
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菱餅
昨日の「ひなあられ」の日記に続いて、「ひなあられ」はこちらからひな祭りのは、欠かせない「菱餅」この「菱餅」にも、様々な諸説がありますが、下から緑、白、ピンクの順番になっていることが多いですね。これは、緑が草萌える大地を表し、白は雪を表し、ピンクは桃の花を表しています。桃の花が咲く、雪の下に春が来ていること表しています。緑は「健康」白は「清浄」ピンクは「魔よけ」こんな意味も持っています。毎日、お雛さまを眺めながら、春が来ないかな～、と心温まる時間です。
2006年02月28日
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ひなあられ
もうすぐひな祭り。毎年恒例で、茶道教室では「ひなあられ」を用意します。この「ひなあられ」。子供達には、毎年大人気。昔、雛遊びが女の子のけがれを形代につけて川に流していたときの、川遊びのおやつが「ひなあられ」です。「ひなあられ」は４色でできています。何色かご存知ですか。ピンクと緑と黄色と白。さて、これは何を表しているでしょうか？ピンクは花の春。緑は葉の夏。黄色は紅葉の秋。白は雪の冬。春夏秋冬を表し、女の子が四季を通して健康でいられることを願っています。生徒さんたちは、これが緑だから夏！プールにいっぱい入れるね。白は雪だから、寒くても風邪ひかないね。などと話しながら、一粒一粒口に入れていました。
2006年02月27日
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自然に親しむ会
今日は、息子の幼稚園のサークルの講師としてお茶会を催しました。サークルで、年に２回ほど茶道をさせてもらっています。茶道を経験されるのが、はじめての方も多いので、今回は、お弟子さんにお点前をしてもらいながら、点前の流れを説明してみました。静けさの中で、点前を観賞するのもいいですが、「お点前って２０分間、何をしているのかわからない。」という方も多いのではないかなと思っていました。「帛紗で棗を清める動作」「茶筅通しの意味」「なぜ茶碗を回して飲むのか？」茶道を知らない方は、不思議な動作ではないでしょうか。そんな話をしながら、お点前を見てもらいました。茶道をたくさんの方に紹介したい、そんな思いが少しでも伝えられたらいいなと思っています。今日のお菓子は「待春」ふきのとうが顔を出している様子が表現されています。最近は、懐紙もかわいらしいものが多いですね。今日も、来ていただいた方にお好きな種類を選んでいただきました。和食器店などをのぞくのも、楽しみになりますよね。
2006年02月24日
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綿
今日は、幼稚園にも「綿」を持っていきました。「綿」の写真はこちらです。「茶筅」子供たちと「綿」の話をしながら、「綿」で作られているものの名前をあげてもらいました。「布団！」「ふかふかの洋服！」「怪我をした時の消毒してくれるもの！」「あっ、羊！」「えっ？（笑）」こんな答えは、息子です。ふざけて言っていたわけじゃないところが、おかしい！今日も、会話が弾んだお稽古でした。茶道教室も、もう少しですね。たくさん楽しみましょう。来週は、何を持っていこうかな。
2006年02月13日
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大豆
もうすぐ節分。今日は、床の間に鬼の金棒と柊と鰯を置いておきました。子供達は、すぐに節分の飾りとわかったようです。でも、とんがった葉っぱを見て、「何だったかなあ。見たことあるんだけどなあ。」一生懸命考えてくれるところがかわいくて仕方ありません。このかわいい姿を、先生として独り占めできる優越感。お父様、お母様にも見せてあげたいなといつも思います。「柊を玄関に飾っておくと、鬼は痛くて入ってこれないよ。」と話しました。「では、豆まきのまめは鬼のどこにぶつけるといいでしょうか？」「おしり！顔！」「まめ、まめ、まめですよ？」「あっ、目！」「そう、そのとおり！ 悪魔の目をつぶさないとね。だから魔目。」話が終わった後には、帛紗の部分稽古をしてお菓子を食べて、抹茶を点てました。節分の豆を食べながら、みんなで、大豆で出来ている食べ物の話に会話がはずみました。みなさんも、大豆でできているもの考えてみてくださいね。
2006年01月30日
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雪の結晶
幼稚園についたら、子供達はドロドロ、園庭はグチャグチャ。さぞかし楽しい雪合戦が行われた後のようでした。近年になく、関東地方はすごい積雪だったので、今日は子供達と雪の話をしました。「雪の色って知ってる？」「じゃあ、雪の形は？」子供達は意外と「雪の結晶」という言葉を知っていました。「雪の結晶、見たことある？」「さてさて、何個にとんがっているでしょうか？」雪の結晶は、必ず六角形になっているそうです。なぜ、六角形以外にならないのかはわからないそうです。雪の結晶の写真を見せながら、そんな話をしていたら、「僕、雪の結晶見たことあるよ！」と言った男の子。「雪の結晶って、小さいんだよ。どこで見たの？」「車のガラスにくっついてたよ。」そういえば、私も小さい頃車のガラスについていた雪の結晶を見た記憶があります。子供ってすごいなあ～。茶道では、雪の結晶の形は文様として使われませんが、「雪輪」という文様でよく見かけます。今日も、生徒さんの一人が、懐紙の透かし絵が「雪月花」の文様だったので、みんなで透かして見ながら話をしました。
2006年01月23日
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干支の話
今年はじめての幼稚園でのお茶のお稽古。お茶のお稽古はじまるのをしみにしていました、とお母様から言われうれしい限りです。今日は、干支のお話。わかりやすいように、干支の本を持っていきました。年神さまが、干支を動物で決めることにして、お正月の朝一番に到着した動物から順に十二支を決めたという話です。本を知っていたり、まんが日本昔話で見たりとみんな干支について知ってる子供達が多かったですね。子・牛・虎・卯・辰・巳・馬・羊・申・酉・犬・亥子は牛の背中に乗って楽して年神さまのところに着いて一着。牛は、一晩中歩いて来て二着。後の動物たちは、足の早い順に到着して１２番目まで決まりました。そんな絵本を読み終わって、子供達と話をしていたら、男の子がつぶやきました。「僕のお父さん、亥年だけど足早いよ。」亥年が一番最後なのは、納得いかないようでした。
2006年01月16日
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たくさんのチャレンジ
今年最後の日記です。といいながら、ものすごい寝不足です。ゆっくりした年明けをと思っていたのに、昨日大きな仕事が入ってしまいました。賞状書き４００枚が届きました。４００枚って・・・。追加分があります、とは聞いていたのですが、まさかこんな枚数とは・・・。しかも３０日に・・・。１５０枚くらい書いてダウンしました。年明けに持ち越します。今年は、本当に色々なことにチャレンジした年でした。２月に、はじめての茶会にチャレンジしてから振り返る暇もないほど走ってきたように思います。しかし、書道への道が開けたり、たくさんの新しい方と出会えたりして充実した一年でした。来年は、この出会いに感謝して、一つ一つがいい加減にならないよう、大事に育てて過ごしていきたいと思っています。皆様よろしくお願いします。これから、親戚一同と旅行に行ってきます。
2005年12月31日
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クリスマス
今日は、幼稚園の行事もクリスマス会。クラスで作った、トナカイの帽子を被って茶道教室に来てくれた生徒さんもいました。子供達ともクリスマスの話をいっぱいしてみました。「クリスマスって何の日か知ってる？」「うん。天使の赤ちゃんが生まれた日。」いい言葉ですね。子供達にもイメージしやすくて、夢のある言葉ですよね。「じゃあ、何でクリスマスツリーを飾るのでしょうか？」「・・・？」「難しいかな？サンタさんが住んでいるところってどこ？」「フィンランド！」「そう。フィンランドは寒い国ですね。何が降ってるかな。」「雪！」サンタさんは、雪深い寒い国から始まったものです。雪一面の中に、常緑樹のもみの木を飾ることで、春を待つ気持ちと生命力を表していると言われています。こんなふうに、一つ一つ意味を考えていくととても楽しくなりますよね。サンタクロースのこと。トナカイのこと。今日は、いっぱいお話したね。
2005年12月12日
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柿の和菓子
息子には、幼稚園で一緒に茶道をしているお友達がいます。そのお友達が、家で和菓子を食べながら、「この和菓子、○○くんにもあげたいな。」と言って食べていたそうです。次の日に我が家に１個持ってきてくれました。二人とも、幼稚園年長組。まだ、６歳の男の子が和菓子のプレゼント。ちょっと笑っちゃう光景でした。でも、頂いた次の日。息子が大切そうに冷蔵庫からその和菓子を持ってきました。「どんな形かなあ。」わくわくしながら紐を解いたら、柿の形の和菓子。「お姉ちゃん一緒に食べよう。」と二人で仲良く食べはじめました。「あれっ、真ん中になんか入ってるよ。あんこかな。」「あっ、栗の味だ。」中には、丸くした栗あんが入っていました。何だか一つの和菓子を二人で仲良く食べている様子に、とってもほほえましくなりました。そして、お友達からもらったものを、大切に食べている様子がとっても嬉しくなりました。「○○くんちは、お父さんとお母さんと３人暮らしだから・・・和菓子は４つだったのかな。」「○○くんは、夜ご飯の後食べてたのかなあ。」「この柿、干し柿で作ったのってわかったかなあ。」ずーっと、二人でぺちゃくちゃしゃべりながら食べてました。ごちそうさま。ありがとうね。
2005年12月02日
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自然に親しむ会
今日は、幼稚園のサークル「自然に親しむ会」でお母さん方のお茶会の講師として行ってきました。３０数名の方々の出席。人前で話すのは、ドキドキです。今日のお茶会は、「見学茶会」を最初に行って、皆さんに点前を見ていただきました。それから、お菓子を食べてご自身で抹茶を点ててもらいました。茶道を経験されていた方もいらっしゃるとは思ったのですが、実際に抹茶と湯の量を試していただければ、ご自宅で抹茶を点てることできるようになるのではないかな、と思ってチャレンジしてみました。茶道を体験されるのが初めてという方も多いのではと思い、今日の「見学茶会」の軸は「あめ（免）つ（徒）ち」「あめつち」は「天地」。茶道では、様々な解釈の仕方があるとは思いますが、今日は「天地の詞」という意味でこの軸を掛けました。これは「いろは歌」の一種で、「天地 星空 山川 峰谷 雲霧 室苔 人犬 上末 硫黄 猿 生ふせよ 榎の枝を 慣れ居て」「あめ つち ほし そら やま かわ みね たに くも きり むろ こけ ひと いぬ うへ すゑ ゆわ さる おふ せよ えの えを なれ ゐて」今でいう「あいうえお」の書き出しの部分ということですね。ということで、お茶会初体験。「はじめの一歩」にぴったりかしらと思って、この軸にしてみました。お花のどうだんつつじが曲がってますね。ご勘弁を。
2005年11月28日
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アートフォーラムあざみ野
私の住んでいる青葉区にすごい建物ができました。「アートフォーラムあざみ野」です。１０月にオープンしたばかりの会場です。「青葉区芸術祭」の１０周年をこちらで開催していて、お茶会も催されているということで行ってきました。建物はとても立派でびっくりしてしまいました。作品展に参加された方々も、すばらしい会場に喜ばれているのではないでしょうか。お茶席も６日間行われているようで、今日は裏千家の方が立礼席をもたれていました。会場の柿おとしと、芸術祭１０周年ということで、お祝いのお道具がでていました。平日ということもあり、ゆったりと過ごせて楽しかったです。日曜日まで開催されています。ご興味のある方は是非、足を運んでみてください。
2005年11月25日
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七五三
ちょっと遅れてしまいましたが、「七五三」の話をしました。「七五三したことある人いるかな？」の質問にみんな元気よく手をあげてくれました。「七・五・三」は奇数の数字で縁起が良いとされています。今でも、結婚式にお包みする数として選ばれますよね。昔は、力があり、勢いのある数字として、災いや病気を寄せ付けないとされていました。そして、 三歳は、「髪置」髪を伸ばし始める風習 五歳は、「袴着」初めて袴をつけて男の子としての一歩を踏み出す 七歳は、「帯解」女の子が紐付きの着物から帯をしめる風習「七五三の時に、何を食べるかな？」の質問に、「千歳飴！」「何で長い飴なの？」「長生きできるように！」「正解！」きちんと、ご両親に説明してもらっていたんだね。元気に大きくなってね。
2005年11月21日
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からすうり
幼稚園に行く途中に、「からすうり」が成っていました。おじさんに声を掛けていただいてきました。この「からすうり」。本で調べてみると、からすが好んで食べるためにこの名前がついたと書かれているものと、からすも食べないほど味の悪い実であるための名前と二通りの説があるようです。どちらが本当なんだろう？子供達に聞いてみると、「中を割ったら、ベタベタな汁が出てくるから、からすも嫌いなんじゃないかな。」と言った男の子にみんな賛成していました。このところ、鳥が食べる赤い実の話ばかりしてきたので、今日のおやつは、みんなが食べれる赤い実の柿を用意しました。今日で、ブログを開設してから一年が経ちました。ブログを通して、たくさんの方と知り合えたこと、また、直接お会いすることができた方もいらっしゃいます。たくさんの方に感謝いたします。
2005年11月14日
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小栴檀草
今日の床の間には、小栴檀草（こせんだんぐさ）道端でよく咲いている花です。秋になると、花が落ちて茶色くなったトゲトゲの所が洋服にくっついたりします。「何でくっつくのかな？」今日の子供達への質問です。タンポポは、黄色の花の後は、白い綿毛になって飛んでいきます。何で、この花は黄色い花の後、トゲトゲになるのかな？子供達は一生懸命考えてくれました。「トゲトゲになると痛いから、花が取られないように。」「くっついて、薬になるんじゃない？」「誰にでもくっついて、持っていけるようにかな。」う～ん、近い！これは、犬などにくっついて種を運んでもらうためにトゲトゲになりました。植物は、いろいろな形になって種を運んでもらうんだね。綿毛のたんぽぽ。赤い実となって、鳥に運んでもらう花みずき。そして犬にくっついて種をはこんでもらう小栴檀草。道端の草を探すのも楽しくなるといいですね。
2005年11月07日
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ハロウィン
今日は、幼稚園はハロウィン・パーティーが開かれていました。子供達は、みんなで仮装して園長先生にお菓子をもらいに行ったようです。お教室にきても、興奮さめやらぬ様子の子供達。茶道教室の床の間にもお菓子を飾っちゃおう。最近では、仮装をしてお菓子をもらうパーティーのようになっていますが、本来の意味は、日本の「お月見」と一緒で、作物の収穫を祝う収穫祭が始まりであることを子供達に話しました。日本では、「栗や芋、だんご」を飾るけど、アメリカでは「かぼちゃ」を飾ったんだね。今日のお教室は、遠足の子供達もいて、少ない人数でしたので、盆点をしてみました。部分稽古をしてきたので、少しつなげてお稽古してみましょう。少しお茶らしくなってきたかな。年長さん、先生の話を聞きながらゆっくりお点前することができました。
2005年10月31日
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つるうめもどき
今日は、床の間に「つるうめもどき」を飾っておきました。秋になると、赤くなる実です。では、「何で赤くなるのかな？」「実が熟すんだよ。」「おおっ、難しい言葉知っていたね。」「じゃあ、熟すとどうなるのかな？」「・・・・？」「熟すと、美味しくなるんだけどな。」「あっ、鳥が食べに来るんだね。」「正解！」木の実は鳥に食べられることで、種を遠くに播いてもらいます。鮮やかな赤色になるのは、鳥から目立つようにです。幼稚園のバスの中から、お母さんと買い物途中、少しでも興味を持って、赤い実が見つけられるといいな。そして、そこに鳥がいたら楽しいでしょうね。
2005年10月24日
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すすき
パソコンの切り替えの日だったので、一日遅れの日記です。今日も、満月。といっても、関東地方は雨模様。でも、秋の夜長を楽しむ室礼をしましょう。床の間には、うさぎの置物とすすきを飾りました。「お月見の頃に収穫する食べ物なあ～んだ？」の質問にたくさんの答えが出てきました。「栗！お米！さつまいも、銀杏、柿、きのこ。」たくさんの答えがでてきました。お月見は、お米で作った団子をお供えし、秋に実ったものを飾り今年の収穫に感謝する行事です。「じゃあ、なんですすきを飾るのかな？」「・・・・・？」いい答えが見つからないようです。「お米の稲に似てるからかな？」そうだね、稲穂にすすきはよく似ているね。でも、答えは違います。すすきは、とても背が高くなります。このすすきを、お団子の近くに飾っておくと、「すすきをつたって、月の神様が降りてくるんだよ。」子供達は、本当なの？と目を丸くしています。おとぎばなしかもしれません。でも、夢があっていいですよね。話の終わりに、「かぐや姫」のお話を読み聞かせました。「かぐや姫」も月の姫ですよね。
2005年10月17日
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栗
今日は、昨日拾ってきた栗を床の間に飾っておきました。 もちろん子供たちは、栗のことは知っていました。「じゃあ、いがの中には何個の栗が入っているのかな？」「５個！」「２個か３個！」意外と知らないのね。「真ん中にぺちゃんこ栗が入っている３個か 入っていない２個なんだよ。」とお話すると、もってきた栗をいろいろ重ねてみて興味津々。栗を食べる動物たちの話。栗を剥いたら渋皮はどんな色かな。栗を使った食べ物知ってる？どんな種類の栗があるの？子供達との話はどんどん広がっていって楽しいです。男の子が「僕、栗の種類知ってるよ。」「びっくりとしゃっくり！」おおっ、年長さんとなるとだじゃれまでわかってるのね。
2005年10月03日
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月の兎
まだまだ、お月様がきれいな季節です。子供達と月の話をしました。みんな十五夜のお月様は見たようで、月で兎が餅つきをしているのは知っていました。「じゃあ、なんで月の中にいるのは兎なのかな？ さるとか、きつねとかじゃないのかな？」難しい質問ですね。この答えは、仏教説話にあります。昔、帝釈天が獣たちの善意を試そうと食べ物を乞うた時、猿は木の実を、狐は魚を取ってきて帝釈天に与えましたが、うさぎは何も取って来れなかったので、自ら火の中に飛び込んで自分の肉を与えたという。これを哀れんで、うさぎを月の中に蘇らせたという話です。ちょっと、悲しくなるようなお話ですが、お月見の秋の訪れを感じるしみじみとした季節にはいいのかな。でも、月の兎は「ツキを呼ぶうさぎ、運を招くうさぎ」として、絵柄も縁起の良いものとして、喜ばれているんですよ。
2005年09月26日
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地引網
延期に延期を重ねた年長さんの遠足がいよいよ明後日に迫ってきました。年長さんは、毎年江ノ島まで地引網をしに行きます。台風によって、３回も延期になっているので、子供達のテンションも上げていこうと思って、茶道教室でも魚の形のゼリーをお菓子にして、「じびきあみ」の本を読むことにしました。クラスの先生ともたくさんお話しているようで、「どんなところに行くの？」「じびきあみって何？」「どうやってお魚とるの？」といろいろな質問をしても一生懸命答えてくれました。「どんなお魚がとれるのかな？」と質問すると、「アジ！カニ！エビ！」いろいろな魚の名前があがりましたが、「僕ねぇ、取りたい魚があるんだ！」という子が・・・「何の魚？」と聞くと、「シャチ」「えっ、シャチ？」「シャケじゃなくて？」「うん、シャチ。」シャチはかからないでしょう。「担任の先生にシャチがかかるか聞いてみようか。」と責任逃れの答えをしまいました。だって、あまりにも熱心なので・・・取れないよとは言いづらくなってしまいました。水曜日、晴れるといいね。楽しかったお話待ってます。
2005年09月12日
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重陽の節句
今日は、幼稚園児のお稽古の日。「重陽の節句」についての話をしました。子供達には難しいかなと思ったのですが、床の間に菊を生けて、着せ綿にしておきました。中国から伝わった行事で、菊の花に夜、綿を被せておいて、次の日の朝、朝露で濡れて菊の香りが移った綿を、体につけると病気をしないって言われていたんだよ。と話をしました。わかってくれるかな？と半信半疑でいたら、床の間に飾ってあった菊の綿を、子供達が「とってもいい？」と聞くので、渡したら、「今ここね、怪我してるから塗ってみる。」「咳が出てるから、口びるに塗ってみる。」さてさて、歯に塗っている子もいるので聞いてみると、「早く子供の歯が抜けて大人の歯になるように。」とのこと。着せ綿は、痛いところを治す特効薬ではないんだけどね。病気にかからないように、というおまじないみたいなものだから、「歯が早く抜けますように。」はいいのかな？体を大事にする節目と考えればいいですよね。
2005年09月05日
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お盆
まだ梅雨明けはしていませんが、ものすごい暑い一日でした。七月も半ば。お盆の時期が近づいてきました。今日は、鬼灯のお話の続き。お盆飾りの、「きゅうりとなす」を飾ってみました。「おばあちゃんちに夏休みに帰ると飾ってあるよ」、と言っていたお友達が一人いました。今でも残っているところがあるんですね。「きゅうりは何の形かな？」「馬！」「正解！」「じゃあ、なすは？」「・・・・」「白と黒の色の動物だよ。」「あっ、わかった。しま馬！」「ぶっぶー。牛でした。」「なんで、馬と牛なの？」と質問されました。そうなんです。馬と牛という動物が大切なんです。鬼灯と同じく、ご先祖様に帰ってきてもらうためのものですが、行きは馬のキュウリに乗って早く来てもらって、帰りは牛のナスに乗ってゆっくり帰ってもらうためのものです。「なんで、早く来てゆっくり帰るの？」お友達も、もしおばあちゃん達が来るとしたら早く来てほしいでしょ。帰りはまだ帰らないでって言うよね。と言うと「うん、夜ご飯食べていって。」って言うよと言ってました。天国のおじいちゃん、おばあちゃんも一緒だよと言ったらわかってくれたようです。うれしいな。今日の、午前中は幼稚園で息子のお誕生日会でした。今月のお誕生日会は「流しそうめん」みんなにお祝いしてもらって、美味しいそうめんを頂きました。涼しげな映像を一枚。流れが速すぎて、そうめん映ってないって・・・
2005年07月11日
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七夕
もうすぐ七夕。幼稚園に行くと、あちこちの教室で七夕の歌が聞こえてきます。茶道教室も七夕の話をしましょう。「七夕はいつ？」「７月７日！」「お願い事をする日だけど、誰にするの？神社に行くの？」「違うよ！流れ星にお願いするんだよ。」「天の川って知ってる？ 天の川で別れちゃったのは誰と誰？」「織姫と彦星！」「彦星はどんな仕事してたの？」「牛飼いだよ。」「じゃあ、織姫は？」「えーっと、えーっと何かをおってたんだよなあ・・・」「折り紙おってたのかなあ？」「違うよぉ、あっ、タオルだ！」タオルね・・・まあ、そうだけど・・・布です。子供たちは、どんどん話が膨らんでいって、私も楽しくて仕方ありません。先生も、織姫と彦星が天の川を渡れるように、笹舟を作って床の間に飾ってみました。今年の七夕、晴れるといいね。今日は、お菓子は「笹団子と寒天」きらきら光っていたので、お星様に見えるかなと思ってこれにしました。
2005年07月04日
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鬼灯
今日は、まだ青い鬼灯をいただいたので、お教室に持っていってみました。今回も、男の子ただ一人。名前を知っていました。すごいぞ。でも、他の子たちも名前を聞いたら知っているとのことでした。鬼灯は７月８月のお盆の季節に飾られる花です。「天国に行ってしまったおじいちゃんやおばあちゃんが鬼灯の明かり目指して、降りてきてくれるんだよ。」と話したら、「ひなまつりのぼんぼりと同じ形だね。」「提灯にも似てるよ。」いろいろな言葉がでてきたね。鬼灯が赤く色づくと、とってもきれいだものね。灯火のこと理解してくれたようで、うれしかったな。今日も関東はとっても暑い一日でした。子供たち、汗だくで山の家まで上ってきて、一生懸命帛紗さばきの割り稽古してくれました。
2005年06月27日
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枇杷
今日は、暑い一日でした。山の家の和室まで上ってきた子供たちの顔は真っ赤で、いっぱい汗をかいていました。ということで、季節としては早いですが、冷茶にしてみました。毎年、子供たちはこの冷茶が大好きです。９月になっても、まだ冷茶がいいと言っています。暑いときに暖かいものを飲む方がいいんですけどね。今日のお菓子は、「枇杷」冷茶と水菓子いかがでしょう。みんな、枇杷知ってました。すごーい。「お友達のお弁当に入っていたよ。」「びわって変な名前だね。」と言っていたお友達がいたので、「楽器の琵琶の形からきているんだよ。」と琵琶の絵を見せてみました。みんなで、枇杷を食べている間、昔の楽器にについて、話をしてみました。何気なく、「手で皮をむいて食べれる果物ってないよね。」と言ったら、「えっ、みかんむけるよ。」「バナナも。」「ぶどうだってむけるよ。」「先生知らなかったのー。」と言われてしまいました。そう言われてみれば、そうですね。暑さのせいで・・・今日、アクセスが10000件突破しました。見に来てくださっている方々ありがとうございます。ますます、充実した日記が書けるようになりたいなと思っています。
2005年06月20日
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若あゆ
今日のお菓子は「若あゆ」です。さてさて、子供たちはこの魚の名前知ってるかな？「知ってるかな？」と聞くと、「・・・？」「「あ」が付くお魚だよ。」と言うと、「あゆ！」と、大きな声で言ってくれたお友達がいました。「６月１日はあゆの解禁なんだよ。」と、お話しすると、「もう、食べれる大きさになったてこと？」「６月の前にいっぱい取っちゃうと、あゆが少なくなっちゃうんだね。」そうそう！理解してくれたみたいです。初夏を、感じさせる爽やかなお魚ですよね。幼稚園茶道教室。みんなで、わいわいお話していますが、男の子たち頑張っています。 今日の我が家の晩御飯は、せっかくあゆのお菓子を出したので、本物のあゆの塩焼きにしました。あまりの、おいしい匂いにバクバク食べてしまってから、写真を撮り忘れたことに気が付きました。残念！せっかく、格好良く串に刺して焼いたのにー。
2005年06月13日
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ゆすら梅
先週「もうすぐ６月だね。」と言ったら、「梅雨だよ。」と言っていた生徒さんがいたので、今日は「ゆすら梅」を床の間に飾ってみました。「さくらんぼ？」「違うよ。おばあちゃんちで見た・・・ あれ？何だっけ・・・あっ、グミ？」「梅？」いろいろ出てきたね。小さな実ですが、梅の実です。梅雨の季節は、雨も降るけど梅も実る季節です。みんなで、枝から一粒ずつもいで食べてみました。さくらんぼほど甘くないけど、おいしく食べられる実だったね。「梅でできる食べ物なーんだ？」の質問に「梅干」「梅ジャム」「梅ッシュ」「梅ジュース」いろいろ出てきたね。先生の家のゆすら梅は「梅ジュース」になります。
2005年06月06日
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ずいずいずっころばし
今日の花は「文目」生徒さんの一人がすぐに、気が付いてくれました。「僕、年中の時あやめ組だったから知ってるよ。」「今日のあやめは、紫色だね。他にも色があるけど知ってる？」と聞くと、「白でしょ。お父さんから聞いたことあるよ。」と言ってました。すごいな。５歳の男の子が、花を見て名前がわかり、その花について、お父さんと話したことまで覚えている。お父さんの話にいかに耳を傾けているかがよくわかります。では、「あやめ」と「しょうぶ」の違いは何でしょう。昔、私自身は葉に線があるかないかで見分けると教わったのですが、今は品種改良が進んで葉では見分けが付きにくいそうです。一番は、植えられている場所だそうです。水際、湿地に植えられていれば 「しょうぶ」か「杜若」乾燥した場所に植えられていれば「あやめ」か「いちはつ」だそうです。ところで、先週の続き。茶壷の歌です。みなさんがよく知っている歌「ずいずいずっころばし」の中にも茶壷という言葉がでてきます。この歌もお茶壷道中のことを歌った歌です。「茶壷に追われてとっぴんしゃん、抜けたらどんどこしょ」「茶壷」とは、江戸時代、将軍家に献上するお茶が入っていた茶壷で、献上の際は輿に乗せて、大名行列のように運んでいました。庶民はこの茶壷が通るときに沿道にいてはいけないので、 慌てて家に入る→「茶壷に追われて」 戸をぴしゃりと閉める→これが「とっぴんしゃん」というわけです。 そして、茶壷が通りすぎた後（→「抜けたら」）、「やれやれ、いったぞ」と安心して戸を開けるのが「どんどこしょ」だそうです。「俵のねずみが米食ってチュウ」「井戸の周りでお茶碗欠いたのだあれ」お茶壷道中が通り過ぎるまで、家の中に入って静かにしていなければいけないのに、お米をかじってるねずみや、井戸の周りでお茶碗割ったりしているのはだれだ！静かにしなきゃだめじゃないか、と歌っているわけです。子供の歌だけど意味を知るとおもしろいですね。
2005年05月30日
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茶壷
先週の続き。茶壷です。茶々壷、茶壷♪茶壷にゃ蓋がない♪底とって蓋にしろ♪よく考えたら変な歌詞ですよね。でも、茶壷には確かに蓋はありません。壷に合わせた木蓋を作って、紙で止めているだけですものね。だからこそ、将軍に献上する茶壷には、布を被せて、真・行・草の複雑な結び飾りをつけて毒が盛られないようにしていたんですものね。子供の手遊び歌として、残っているのがおもしろいですね。
2005年05月23日
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お茶壷道中
先週は、茶摘みの話をしたので、今日はお茶壷道中の話です。 お茶壷道中の絵の扇子を床の間に置いておいて、子供たちに見てもらいました。「何の絵が書いてある？」と聞くと、「馬がいるよ。」「人もたくさんいるよ。」「籠も書いてあるよ。」「姫が乗ってたんじゃない？」「人は今の人？」と聞くと、「ううん、昔の人。」みんな色々な事に気が付いたね。これは、姫を運んでいるのではなくて、茶壷を運んでいるんだよ、と教えてあげると「茶壷？」「あっ、知ってる。茶々壷茶壷♪でしょ。」と言っていたね。その通りです。昔はお茶は薬とされていたから、こんなに大切に運ばれていたんだね。来週は、茶壷の話しようかな。
2005年05月16日
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茶道体験教室
柿の実幼稚園こども茶道教室の体験の日です。７人のお友達が参加してくれました。まず、扉を左手、右手で開けて手をついて「お願いします。」のあいさつをしたら床の間に進んでみよう。床の間を見たら、お友達のとなりに座ってみよう。全員座ったら、最初に正座とあいさつをみんなで練習してみよう。正座は右手がグー。膝と膝の間にグーの手を入れて、少し足の間を空けてみよう。そうすると、少し正座が楽になるよ。緊張して座ってると疲れちゃうからね。出来たら、右手は下、左手は上に重ねるよ。今度は、あいさつだよ。お茶の教室では手はベターっと畳につけないよ。お母さん、お兄さん、お姉さん指だけ畳につけます。あれあれ、ふたつの手が離れてるとおかしいな。ぴったりくっつけてみよう。ではみんなで言ってみよう。「お願いします。」みんなで、大きな声で言えたね。習っているお友達にお菓子を運んでもらって、お菓子を食べながら、床の間に飾ってあったお茶の話をしました。お茶の葉が摘まれて、煎茶と抹茶が出来る話。今日のお友達は抹茶を飲んだことがないとのこと。どんな味に感じるかな？お菓子を食べ終わったら、さあ、抹茶を点ててみよう！シャカ、シャカ、シャカグルグル回してしまうと、点たたないよ。上下、上下で点ててみよう。むずかしいね。でも、お友達の中で「いい香り！」って言っていたお友達がいたね。今日の体験教室が楽しいものであったらいいな。みんな、飲めたかな？残しているお友達もいたけど、おいしく飲めたお友達もいたね。では、お友達の飲み終わったお茶碗を下げてみよう。下げるお友達は「おさげします。」だよ。下げてもらうお友達は「お願いします。」って言ってあげよう。大切なお茶碗だからね。ゆっくり運んでね。最後に、最初に練習した正座とあいさつで終わりにしました。「ありがとうございました。」「さようなら。」
2005年05月09日
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体験教室
今日は新しい学年になったので、体験教室を開きました。年中さんから続けてきてくれたお友達が、おもてなしをしてくれました。今日は、「子供の日」がもうすぐなので、鯉のぼりと折り紙で作った兜を飾りました。幼稚園の各クラスでも鯉のぼりは作っているようで、子供たちは大好きです。「登竜門」の話をしたら、興味津々で聞いていたのは、わが息子でした。やっぱり、龍になって強くなると聞いたら男の子はワクワクするのでしょうか。もちろん、今日のお菓子は「柏餅」昔、柏の葉っぱはお皿代わりに使われていて、武士が持ち歩いて食べれるように包んでいたんだよ。と話したら、豪快にほおばってました。かわいい園児たち。今年一年間も先生といっぱいお話しましょう。
2005年04月25日
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息子の一言
今日は小学生の茶道教室の日です。５歳の息子は、待っている生徒さんといつも遊んでもらっています。幼稚園ではお稽古をしているので、抹茶の飲み方は知っているのですが、この頃、点前をしたがります。そんなにお稽古したいなら、やってみようか。ということで、茶碗を持ち出してみました。棚の上には、棗が飾ってありました。さて、置き合わせです。そこで息子が一言。「軽いものは重そうに」と言いながら棗を取りました・・・目が点になりました。利休百首に「点前には強みばかりを思うなよ 強きは弱く軽く重かれ」という句があります。「軽い物を持つときは、重い物を持つ気持ちで、重い物を扱うときは、軽い物を扱う気持ちを忘れないようにする。軽い物を軽く持つから、かえってあやまちが起こる。」と言う意味です。それにしても、子供って知らず知らずのうちにいろいろな事を見たり聞いたりしているのですね。息子と茶道の話ができるなんてね。
2005年03月18日
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