PR
Keyword Search
Calendar
New!
歩世亜さん
New!
木昌1777さん
New!
ひでわくさんさんComments
Freepage List
海に沈む夕日を見たい、写真に撮ってみたいと思い続けていた。宮城県の奥羽山脈のふもとに近い農村で生まれ育った身には、海に沈む夕日どころか海も縁遠かった。それでも今年の初めには三陸の海を見に出かけ、太平洋から上る朝日を撮ることができた。その勢いで秋田市近辺のどこかで日本海の夕日も見たいと計画していたが、実現できなかった。
そうだ、兄の墓参りに行こう。三兄は山形県の小国町で住んでいてコロナ禍の時期に亡くなった。葬式に行くこともかなわなかったので、何とか墓参りに行きたいと思い立ったのである。小国町は新潟県との県境に近く、そこから県境を越えれば日本海に面する村上市は直ぐである。小国町で休めば車の運転も大丈夫そうだ、というわけで日本海へ2泊3日の夕日小旅行を決行した。
仙台から東北道、山形道を経て南陽市から西に向かい飯豊連山と朝日連山に挟まれた小国町に向かう。途中、飯豊町の道の駅でひと休みして昼食を採ろうと思ったのだが食堂の開店が遅かったので、待つ間の時間つぶしにはいくつかあるツバメの巣を観察した。親ツバメが餌を運んできて雛に与えるのだが、それがあっという間でなかなかカメラに収まらない。上を見上げながら構えたカメラをぶれさせずにじっと待つのはけっこう体力を消耗するのだが、何とかシャッターが間に合った一枚が撮れた。
小国町での用事を終えた後はまっすぐ村上市までと出発したが、国道に出るとすぐに小国町の道の駅があった。帰りのコースは決めていなかったが、この道を戻る時のためにお土産の下調べのつもりで入ることにした。裏の駐車場の斜面にニッコウキスゲがたくさん咲いていて、飯豊でのツバメとあわせて旅の途中の記念としてはちょっといい写真が撮れた。



村上市で最初に向かったのは「岩船夕日の森 森林公園」だった。当然ながら「夕日」という言葉に惹かれたのである。小さな公園でちょっとした展望台があるだけだったが、一応夕日撮影の候補に入れて、つぎは岩船漁港に向かった。漁港と漁船というのも山育ちには魅力的な写真のテーマなのである。時間も時間なので漁船の出入りはなく、係留された船の間で何人かが釣りをしているのが見える。昼食は、漁港のすぐそばの店でラーメンを食べた。「玉寿し」という店で寿司もいいかなと思って入ったのだが寿司店らしい趣はなく普通の食堂だった(多分以前は寿司屋さんということだったのだろう)。
宿は村上市の瀬波温泉の「清波温泉」というホテルに予約していた。ホテルの前は日本海で、通された4階の部屋の窓からも日本海が一望できる。海岸にはぽつぽつと釣り人の姿が見える。夕日の写真に絶好である。



宿でひと休みしてから「早川流れ」という観光スポットに向かった。海岸の奇勝を観光船から眺めることができるというのでネットで16時発の最終船を予約していたのである。出発時間ぎりぎりで心配した観光船の人から2度ほど携帯に連絡が入ったが何とか間に合って、船の観光を楽しんだ。
海岸の岩の景色も、餌を求めて観光船の廻りを飛び交うウミネコの姿も、空の色も海の色もカメラを構える身にはたまらない時間となったが、午後の陽が日本海の波の上で輝くのが何にもまして素晴らしかった(とはいえ、いい写真にするのは難しいのだが)。






宿に帰って急いで夕飯を食べ(宿に頼んで定時より30分早く用意してもらっていた)、部屋に戻って傾き始めた太陽の写真を撮り始めた。海の上をまっすぐに伸びて来る光の道を海岸から見たらどうなるのかと思って急いで海岸まで出てみたがさほどのことはなくて息を切らして部屋まで戻ってきて撮影を続けた。温泉ホテルなのに温泉のことはどっかにいってしまって、温泉好きの妻もあたふたしている私に気おされたのか、私のカメラ疲れが治まる10時くらいまで辛抱強く(実際はたっぷりと眠り込んで)待っていてくれた。





今年の2月に大船渡湾に面した温泉ホテルで泊まった部屋から太平洋から上る朝日を撮り、今回もまったく同じように泊まったホテルの部屋から日本海に沈む太陽を撮った。これはこれでカメラ初心者の撮影旅行らしくていい。これ以上のことは、またいずれのことである。
日本海夕陽旅行(2日目)(2026年6月16日… 2026.08.02 コメント(1)
松島から齋藤氏庭園へ(2026年5月15日) 2026.06.11 コメント(2)
ふたたび松島まで(2026年5月15日) 2026.06.07 コメント(2)