全65件 (65件中 1-50件目)
ボルドー シャトー・シャプロン2015 Chateau Chapron ブルーノ(ブリュノ)・シャプロン(栽培) Bruno Chapron(Vigneron) テュティアック生産者協同組合(製造・販売) Les Vignerons de Tutiac メルロー100% アルコール分12.5% 輸入:株式会社ダイセイワールド 購入価格:1072円(3218円送料無料3本セットの1本)色は澄んだ紫。香りはブラックベリー、インク、梅干し、カシス、焦げたおがくず、革、紫蘇?味は苦味を伴う渋味と酸味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う酸味。軽い味。薄くはない。渋味はそれなりに顔を出し、余韻の甘味でややソフトに着地。梅干しっぽい香りが結構目立つ。梅干しの香りで酸味の感覚が引き出させる。ついでに旨味感の様なものも何となく感じられる。軽いボディなので、そういうところで厚みを支える構成なのかな!?全体的に、ちょっと苦味がうるさい気もする。苦味が有るの自体は別にいいんだが、酸味の出方と大分ぶつかり気味。苦味と酸味が一緒に出ると「濁った味」になる。(←これが軽い味わいと相性が悪い)総合的には、良くも悪くも安ボルドー。苦味の絡み方から、安目(800円弱位)のスペインと言われても信じる。とりあえず渋味は出てて、酸の雰囲気も合わせて形をつくる。長所と短所がぶつかりまくってる点は、価格の壁として見て見ぬフリをしようw。軽いから、あまり肉料理に合わせようとすると、合いそうで合わない。今回トマトケチャップをソースにして、ベーコンと玉ねぎとルッコラの上にスライスチーズ乗せて焼いたピザトーストをツマミにしたが、これ位ジャンクで適当な味に丁度良い。苦味がうるさいので甘味で相殺しようとすると、今度は渋味が付いて来れない。素材の甘味とアブラの甘味を上手く組み合わせて、ようやくワイン側も形になる感じ。値段相応。約1000円、納得。むしろ1100円が上限。★楽天検索 シャトー シャプロン★楽天ではヴェリタスのみ。セールのタイミングで1340円の時と1490円の時が有る。いずれにしても、わざわざ単品で買う程のワインではないね。
2019/09/03
コメント(0)
ボルドー シャトー・トゥール・ソーヴァラード(ソーヴァラド)2014 Chateau Tour Sauvalade リュゴン生産者協同組合 Union de Producteurs de Lugon メルロー、カベルネフラン 割合不明 コンクリートタンク醸造 アルコール分13% 輸入:株式会社未来堂 購入価格:1072円(3218円送料無料3本セットの1本)色は澄んだ赤紫。香りはカシス、ブラックチェリー、ブラックベリー、トマトジュース、カンパリ?味は渋味と薄い酸味。余韻に薄い酸味とに苦味を伴う渋味。軽い。渋味は有るけど強くはなく、薄い酸味が果実感を主張。香りはベリー感がメイン。飲み易さはまずまず。ガブ飲み向けの1000円ボルドーとしてはド直球のつくり。赤ワインらしいボリュームはほぼ無いが、渋味の存在感で最後の一線は保つ。安ボルドーに心得の無い人には標準で「渋くて苦い水」みたいな風に感じるかも。カシスやチェリーの香りで何とか酸や甘味の雰囲気を出してるが、元の味が軽過ぎて「酒入り葡萄ジュース」と呼ぶのも大分厳しいモノになってる。総合的には、ガブ飲み向けの安ボルドー。赤ワインらしいボリュームを求めるなら、ラングドックの方がもっと期待出来る。これと同等の味ならスペインでももっと安く手に入るかな。これは安ボルドーに慣れてる人向け。そうでなければ まず納得いく味ではないw。(慣れてれば納得いくとは言ってない)酸味の無い安イタリア、渋味の無い安スペインと考えてもいいので、肉が無難だがアブラは要らない。ローストポークに塩胡椒とか、普通のピザ、バターロールにオリーブオイルと醤油とか。あまりしっかりした料理に合わせられるものではない。値段相応。一応、1000円相応だが、800円弱と言われても納得。「ボルドーワイン」という点に興味が興味が無いのなら、わざわざ飲むことはないね。★楽天検索 シャトー トゥール ソーヴァ★楽天扱い2件 フェリシティーで728円 リカオーで1290円これは安ワイン。安いのがウリ。安くなければ買わない。728円なら分かる。1290円では無理。
2019/08/11
コメント(0)
ボルドー (アントゥル・ドゥ・メール?) シャトー・ラフォレ2015 Chateau Laforet ヴィニョーブル・ルー Vignobles Roux メルロー40% カベルネソーヴィニヨン30% カベルネフラン30% ステンレスタンク熟成6ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:株式会社未来堂 購入価格:1072円(3218円送料無料3本セットの1本)色は普通の紫。香りはカシス、ブラックベリー、プラム、インク、緑茶の出涸らし?鉛筆?味は薄い渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に薄い渋味と苦味。薄っ!軽っ! 軽いタイプだろうとは思ってたが、想像を一歩以上 上回ったw。ベリーに、ほんのり鉱物的な香り。水の様なボディに渋味と酸味がちょこちょこ顔を見せる。これは完全にガブ飲み向けの安ボルドー。ブレサック・ルージュみたいな1000円ボルドーを、さらに下回る軽薄さ。標準でワイン風味の「赤い水」。タンク熟成だからなのか(?)、赤ワインとしてのボディーに難が出過ぎ。ワンコインのチリ赤の方が、まだもう少し飲み応えを出すはず。イタリアワインほど酸味に重きを置いてない点は、フランスの特徴を出せてるとは思える。完全に食中の水代わりの赤ワイン。ワイン何も無いよりはマシレベル。渋味の薄いフランス、酸味の弱いイタリア、苦味の出にくいスペイン、そういう特徴自体が薄いイメージ。でも甘味の無いカリフォルニアとは思わない。ニューワールドではないのな。良くも悪くもガブ飲み向け。赤ワインというだけがウリ。軽薄なので、ジャンクな味に合う。ベーコンエッグのホットサンド、チーズ増量の冷凍ピザ、バターロールの醤油&オリーブオイル付け等、手軽なツマミに向いてる。「料理」に向いてる感じはしない。約1000円なら値段以下。880円でもまだ底が見えないw。「フランス」「ボルドー」の看板代込みで、いいとこ780円前後の格。「どうしても赤ワインが飲みたいが、あんまり渋いのも酸っぱいのも苦いのも苦手」かといって「ランブルスコ・ロッソやベルモットとか甘い系には逃げたくないw」一言で言うと「フルーティーなインスタントコーヒー」みたいな「フランスワインなら何とか飲めるかも・・」というMAXめんどくせぇw人向け。そんな人に向けたワインも存在する、フランスの懐の異様な深さを楽しめる点こそ長所か!?オススメはしない。少なくとも単品買いは。★楽天検索 シャトー ラフォレ★楽天扱い約8件 999円~1598円 平均1200円前後3218円の送料無料3本セット、というくくりなればこそ納得いく。送料調整要員ということか!?
2019/06/24
コメント(0)
ボルドー ボワ・サンテアンヌ・ボルドー・ルージュ2014 Bois Sainte-Anne Bordeaux Rouge ジネステ社 Ginestet セパージュ不明 アルコール分12.5% 輸入:株式会社徳岡 購入価格:538円(1077円の商品入れ替え特価50%off)色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、カシス、インク、炭、緑茶の出涸らし?プルーン?味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。軽い味。でもガブ飲み向けと言う程でもない。ベリーにインク、やや苦めのニュアンスを出す香り。味は酸はほとんど出さず、ボルドーらしい渋味をメインに据えつつ、飲み易さを重視。元が1000円のボルドーなので、およそ想定内の味わい。意外と(?)渋味のサポートが効いてるのか、軽いはずの渋味が苦味で底上げされてる。余韻の酸味が最後に果実感を演出し、全体のバランスを整える。あまり味わって飲もうとすると、底の浅さが目立ってくるのでw、ワインがあまり舌に触れない様にして飲むのがコツ。カシスの香りが感じ取れなければ、酸味のニュアンスを得るのは困難。で、香りの出力もそんなに無い。良くも悪くも値段なり。総合的には、普通の1000円ボルドー。飲み易さ重視で、軽い渋味を苦味で底上げ、香りでほんのり果実感。赤ワインの酸味が苦手な人には、まぁまぁそれなりに向いてる(!?)(酸味平気で苦味が苦手ならイタリアの1000円キアンティを)渋味が軽いので、アブラはあまり必要無い。トマト系パスタ辺りが適任。チーズバーガーの様なジャンクな味にも合う。安い味にこそ相性良し。肉を選ぶならソース少な目のローストビーフに。538円なら値段以上。880円位の実力のボルドー。1000円で納得、でも760円位でも納得だな。こんなんでも7~10年位寝かせて渋味を落ち着かせれば、より軽さと飲み易さを活かした味に変わりそうな気もする。が、そこまでする程の質と味と格でもないと思うのでw、すぐ飲んで良し。
2019/02/13
コメント(0)
もらいもの久々に手に取ったボトルだったので、これはこれで結構うれしかったw ボルドー バロン・ド・レスタック・ルージュ2016 Baron de Lestac Rouge カステル社 Castel メルロー、カベルネソーヴィニヨン 割合不明 オーク樽熟成 アルコール度13% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 参考価格:1080円前後色はやや澄んだ紫。香りはブラックベリー、杉、インク、鉛筆、バター?カシス?味は渋味と苦味を伴う非常に薄い酸味。余韻に薄い渋味と苦味。まぁ、普通。よくある1000円ボルドー。渋味を軸に苦味が絡み、余韻まで通り抜ける、全体が軽めの味。香りは果実よりも木の香りが強め。ベリー香に木の香り。渋味基調の(比較的)軽めの酒質。樽感で厚みの雰囲気を補強し、軽さをウリにしがちな1000円ボルドーにボリュームを纏わせる。なんか・・酸が無いのよね。酸味が無いせいで、どうしても味の起伏が平坦気味。ベリー香も強いものではないので、果実味のイメージが出にくい。スペインの安ワイン(900円以下の)に近い。 開栓45分位で余韻に甘味の感覚が出てきた。(室温22℃、湿度42%) 苦味感の錯覚な気もするが、苦味が和らいだ感じになって飲み易さが増した。 香りや渋味の出力は変化無し。1000円のボルドーと言われて納得。ボルドーワインの1000円の基準。サンプル。良くも悪くも、予想も期待も裏切らない。美味くはないが、不味くもない。ヴィンテージの特徴なのか、どうしても酸味の出力に難が有るが、カベルネやメルローらしい渋味の存在感は手堅く発揮してる。しっかり焼いたハンバーグや、レバーのポワレとか、苦味の絡む味の肉料理に向いてる。もしくはトマト系のパスタ等、甘味と酸味を補填出来る料理でもよい。値段相応。この価格のボルドーとして非常に手堅い、たまに飲むのならこれはこれで、と思えるボルドー赤。ただし、そう思えるのは自分がボルドーファンで、さらにこの手のワインを飲み慣れてるからで、普通の人はただ渋くて苦いだけと思うかもしれない。安ワインの部類にしては、"万人向けの味わい" とは思えなかった。開栓24時間経過で次の日。香りはブラックベリー、インク、鉛筆、シンナー?味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に薄い渋味と苦味を伴う薄い甘味。お、渋味の勢いが軽やかに、苦味も抑えられ、酸味の様な感覚が出てきた。果実の雰囲気が出てきた事で、バランスが綺麗になり、飲み易さは大きく向上。香り出力は順当に落ちてるが、特別良い香りと言うものでもないので、大して気にならない。むしろメインのブラックベリー香とインク香がしっかり残ってるだけ上等な方。だが、これこそ一般的な1000円ボルドーの味わいに過ぎないとは思う。確実に美味く、飲み易くなったと言える2日目のこの味は、ありふれた普通のカベルネ系ワインの味になってしまった。初日の味はちょっとやり過ぎか!?とは思ったものの、あくまでボルドー赤の特徴を強調した結果であっただけ。1000円の赤ワインがありふれた味で何も文句は無いのだがw、個性が大分薄れてた。初日の味も、あれはあれで完成形だったのだろう。でも2日に分けて楽しめると考えれば、・・・とりあえずアリか。初日はボルドー好きでないと良い評価は出せないかもねw。値段相応。金額を考えると、こっちの味の方がしっくり来ると思う。「渋味基調」の「フランス赤ワイン」としては2日目こそ万人向けの味。★楽天検索 バロン レスタック★楽天扱い約15件 1028円~2138円(2004年ボトル) 平均1300円前後実力的にはほぼ1000円。取って1280円。多分、これと似た様な味の赤ワインは、スペインなら900円以下で、チリなら700円台でも見つかると思う。「ボルドー(フランス)の赤」という点に意味が有るのならそれなりにオススメだが、特に理由が無いのならこのワインである必要は無いと思う。
2018/12/25
コメント(0)
もらいもの。状態は一切不詳だから料理用にでも、ということでいただいた。聞き覚えのあるシャトー名だったが、同名ワインの2005年ヴィンテージを2009年5月に飲んでた。同じシャトーと作り手なのかはよくわからない。(多分同じだと思う) ボルドー シャトー・バビー2003 Chateau Baby アドリアン・ベルタイヤン Adrien Bertaillan メルロー40% カベルネソーヴィニヨン30% カベルネフラン30%(?) アルコール分12.5% 輸入:日本酒類販売株式会社 参考価格:1150円前後(?)色は澄んだどどめ色。香りはアンズ、ブラックベリー、カカオ、餡、カラメル、軽く焦げた杉?黒胡椒?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻も薄い苦味と薄い酸味。特に期待してもなかったが、思いの外生きてるなぁww。香りはよくあるボルドーの流れ。ベリー香に、やや焦げた感じの粉っぽい木の香り。味は大分スカスカ。渋味や甘味は無く、酸味もほぼ抜け切り、薄い苦味が支配的。およそ15年も経った安ボルドーだが、2003年というビッグ・ヴィンテージだからか生き残りに成功(!?)。コルクも綺麗だったし、懸念された熱劣化等の状態異常の印象も無い。香りはよくあるボルドー赤の内容。味も苦味が立つでもなく、ベリー香に誘導されたような穏やかな酸がゆっくり追ってくる。90分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温25℃、湿度57%)経年相応故に、力はもう無い。悪く言えば、ちょい苦の酒入り赤い水。良く言っても、よくある熟成安ボルドー。だが安いなりにも形が整ってて、(飲み手の経験に大きく左右される話ではあるが)「これはこういうもの」と思える味わい。2005年ボトルを飲んだ時に、 >渋味の抜け方次第では化けそうな部分もありそうだがと書いてたが、特に化けてはいなかったw。だがこの経年耐久力は素晴らしいと思う。飲み頃はリリース後3年程度、おそらくそこから5年は味が落ち込んで渋味と苦味の調整が行われ、8年目から熟成感らしいものが出てくるワインなんだと思う。料理は肉が良いが、渋味は皆無なのでアブラは要らない。ローストポークに赤ワインソース、又は塩胡椒だけでもOK。チーズ類(口の中に残り易いもの)だとクドい。ワイン側を過度に潰してしまう。なんなら食パンにオリーブオイルと醤油でもいい。ワインに合わせてとことんシンプルに。値段相応。実力的には約1000円のボルドーワイン。これは経年熟成後でも、さほど変わらない。ただし、ビッグヴィンテージ補正は有ったと思うが 経年耐久力はかなり強い模様。多少雑に扱っても(?)品質に大きな影響は無さそう。本来は早飲み推奨だが、そこをハズしたならば8年以上経過を待てれば、それなりにだが別の魅力を発揮するようになる。【フランス プチシャトー】バビー 赤ワイン価格:1857円(税込、送料別) (2018/12/14時点)楽天で購入楽天では寺津屋のみ1800円以上出す価値が有るかは分からない。自分が飲んだのは10年近く前の2005年ヴィンテージの話だし、今回のボトルも2003年ヴィンテージのボトル。わざわざ今買う意味と価値が有るのかは・・・どうなんだろ!?(自分なら買わないと思うw)
2018/12/13
コメント(0)
ボルドー プルミエ・セパージュ・カベルネソーヴィニヨン2016 Premier Cepage CabernetSauvignon メゾン・リヴィエール社 Maison Riviere カベルネソーヴィニヨン100% アルコール分13.5% 輸入:ローヤル オブ ジャパン株式会社 購入価格:1192円色は濃い紫。香りはブラックベリー、インク、カシス、革、バニラ、湿った土、杉?黒胡椒?味は渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。まあまあ。分かり易いボルドー。ベリー香をメインに木や土が追う、真っ直ぐな香り。味も口当たりで渋味を出した後は、苦味の絡んだ果実を少し伸ばす。意外と(?)飲み易いかも。赤・黒・金という重厚そうな見た目のボトルと13.5%のアルコール度の割には、口当たりに一瞬勢いを感じたと思ったら、結構すぐに軽快な雰囲気を出し、余韻の甘味であっさり止める。じっくり飲めなくもないが、どちらかと言うとガブ飲み向けなのかな。価格とタイプを考えれば悪い事も無いが、味の起伏が単調で飽き易い感じ。酸が弱いのと、それも含めて味の厚みが乏しい。飲み応えが無い。そこをカバーするために、通常よりもアルコール度を高めたのかもしれないが、上手くいってないね。 抜栓60分弱で、味全体が軽くなったかも。(薄くなったとは言わない) 元がそんなに重みや厚みを意識した様な味わいじゃないから 大した変化でもないけど、味の単調さが増した様に感じる。 飲み易さが増したとも言えるが、乏しい飲み応えがさらに落ちてるとも言える。有りそうで、実はそうでもない、カベルネソーヴィニヨン100%のボルドー。カベルネ100%にしては変に青臭い香りが出る事も無く、チリの様に土の印象が強い事も無い。フランスらしい端整なバランス感と綺麗な香りで、良い意味で普通。渋味と苦味で形をつくり、甘味と酸味で周りを固める、分かり易いけど飽き易い構成。そういうのが気になる前にサッと飲んでしまえば大丈夫だろう。それが出来るだけの最低限以上の軽やかさは持ってる。肉料理が無難だが、ワインの渋味と苦味を和らげつつ、果実感と連携が取れるものが望ましい。アブラのノった焼肉とかでないのなら、ビーフシチュー等の煮込み系が合うと思う。ピザトーストみたいな、お手軽かつ適度にボリュームの有るツマミが適任。値段相応。約1200円、まぁこんなもんでしょ。1000円ボルドーのワンランク上で、可も無く不可も無く。どうでもいいが、チリのヴァルディヴィエソ・カベルネに似てるラベルデザインw★楽天検索 リヴィエール カベルネ プルミエ★楽天扱い約4件 1401円~1620円 平均1480円前後ちょい割高。まぁ気が向いたらどうぞ、のレベルかな。
2018/11/21
コメント(0)
コストコで2012年ヴィンテージの時より、ちょっと値下がりした(やったぜ!w)。2012年ボルドーの在庫がダブついてたりしてるのか!? ボルドー・シュペリュール シャトー・クロワ・ムートン2013 Chateau Croix Mouton ジャン・フィリップ・ジャヌイクス Jean-Philippe Janoueix メルロー94% カベルネフラン6% 8割をオーク樽熟成8ヶ月(新樽率100%?) 2割をコンクリートタンク熟成9ヶ月 アルコール分13% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1298円色はやや澄んだ赤紫。香りは革、カカオ、カラメル、ブラックベリー、湿った土、インク?胡椒?味は軽い渋味と苦味。余韻に薄く酸味を伴う渋味と苦味を伴う薄い甘味。良い香り。正統派右岸ボルドー。味はシンプルだが、余韻がふんわりと、それでいてジンワリと伸びる。渋味は思ったよりもあっさり傾向だが、余韻の伸びがしっかりしてて、厚みへの不満が起きない。後に続く苦味が余韻の甘味も含めて隠れがちな果実感を引き出している。右岸ボルドーだから、どうしても苦味を想起し易い内容の香りに片寄るのは仕方ないかもしれない。全体を整えてくれる苦味が、香りで強まる時があり、そうなると苦味がしつこく出てくる。元の味がシンプル傾向なので、味わいが一色に染まり、単調に感じることも。総合的には、例年通り上出来の右岸ボルドー。渋味しっかり、苦味はっきりで、コーヒーっぽい印象もある。ただ、ボルドー好きか、ボルドーワインを目的に飲むのでなければ、ちょっとオススメし辛いかな。あまり万人受けするタイプの味や香りのワインではないね。(万人受け狙うなら左岸だろうしw)料理は肉が無難。煮込むよりは、軽く脂のノッた牛肉をローストしたもの。多少の味のクセや香りは問題無い。(牛と言わず、ジビエ類でも結構平気)渋味に対応しつつ、苦味を和らげられる甘味感を出せれば理想。それほど強い渋味でもなかったし、意外と野菜のピクルスとか合いそうな気がした。甘味や酸味を補填しつつ、野菜の甘味とクセで苦味を抑えられるから。値段以上。これは余裕で1500円以上の格。コストコで売ってるワインの中でも屈指のお買い得品ww。ただし、そう思えるのは右岸ボルドーを美味しく飲める人でないとちょい厳しいかも。★楽天検索 クロワ ムートン★楽天扱い約15件 1944円~2624円 平均2300円前後普通に買って2000円超えは高価いなぁ。やはりイイとこ1680円辺り、出来れば1500円を下回るところが買いのサイン。
2017/06/20
コメント(0)
ボルドー・シュペリュール シャトー・クロワ・ムートン2012 Chateau Croix Mouton ジャン・フィリップ・ジャヌイクス Jean-Philippe Janoueix メルロー94% カベルネフラン6% 8割をオーク樽熟成8ヶ月(新樽率100%?) 2割をコンクリートタンク熟成9ヶ月 アルコール分14% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1468円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、杉、ぺパーミント、土、インク、鉛筆、油粘土?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い渋味と苦味。香りのベリー感が弱い。味も果実の感覚が控えめで、やや厚みに欠ける。渋味や酸味よりも、後から来る苦味感の方が軸になってる感じ。これはこれで、こなれた渋味の感覚と言えなくもない。飲み口自体はサラッと滑らかで、飲み易さは なかなか。渋味は有るのに、あまり重厚な雰囲気ではない。その割には飲んでみると結構ボリュームが有るのか、じっくりゆっくり飲んでいかないと意外(?)と疲れるw。高めのアルコール感で、やや弱い重厚感を補填・演出してるのか!?一応ボルドーらしさは確かだし、美味さも有るけど、妙に飲み応えが軽く感じる。やっぱり酸や渋味に勢いが無いから、どうしても飲み応えに違和感が出る。半端に熟成が進んだと言うには、まだリリース4年弱だろうし、このワインにしてはちょっと頼りない雰囲気。2010年ボトルに感じた重厚感に及ばない、そして2011年に似てるが あっちよりもうちょい綺麗。高めのアルコール分によって、薄く感じそうなボディへのサポートは有るが、それは果実感とは違う。バランスが良いとは言わないが、飲んでて気になる程の動きでもない。2012年ボルドーは標準系早飲み型。2008年に近い、2006年の下位互換の系統イメージ。料理は肉、アブラは有ってもいいが、むしろ油脂よりもハッキリ甘味の感覚を補填出来る味付けが望ましい。ワインの苦味を上手くコントロールしつつ、支援が必要な味覚を後押し出来れば。玉ねぎのグリルやコンフィみたいな、肉&付け合わせの素材(又はソース)の味が鍵か!?単なるグラスワインにならどうでもいいが、料理に上手く合わせるには結構面倒なワインかも。とりあえず値段相応。1500円を下回ったのなら納得。個人的に、このワインに手を伸ばす上限は1680円。1500円を下回るかがお得ラインの防衛線。300ml弱残しで次の日。(抜栓20時間程度経過)香りはインク、ブラックベリー、土、革、カカオ、ピーマン?味は薄く甘味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。渋味が後退し、ほぼほぼ苦味と薄い酸味が支配的。こなれた雰囲気が有り、初日の頼りなさが逆にいくらか落ち着いた雰囲気を演出。特に初日より美味いとかはないけど、悪い気がしないのはワインのタイプかな?元々弱い渋味を全面に立たせるよりは、1日経って渋味が退いた方が、むしろ滑らかさと苦味の出方の長所が活きる感じ。初日も2日目も大きな違いは無く、両日ともに良くも悪くも予想を裏切らない。多分、熟成はしないんだろうな。しないとは言わないまでも、リリースから あまり大きな変化をせず、静かにゆっくり落ちていくワイン。少なくとも2012年ヴィンテージは最低5~6年は持つ。多分10年以上持つ。で、10年経ってもあまり変わってない気がする。早く飲んで良いワイン。2日目も値段相応。味は味で無難に美味いのだが、安定方向にステータス多めに割り振ってる感覚。いつ飲んでも(抜栓1日後でもほぼ)同じ味、というのもなかなか無いワインだな。2010年、2011年と順当に値上がりしていってるが、そろそろこの辺の価格帯の佳作ボトルの日常消費が危ないw。1500円超えたら、スペインやアルゼンチン、南アフリカのワインの方がボルドー好きには興味が湧くところ。★楽天検索 クロワ ムートン★楽天扱い約27件 1920円~2916円 平均2300円前後う~ん、2000円前後となると、わざわざこのワインを選ぶ理由は作り手以外に無いな。ヴィンテージによって違いも結構出易いし、その辺を楽しめる飲み手でないなら様子見推奨。1500円弱なら そら「買い」だが、2300円前後なら わざわざ買わなくていいかと思う。
2016/04/08
コメント(0)
前年(1129円)よりも200円アップ。去年よりは円安も進んでるし、約1200円で買えたワインが1400円弱ならまあまあ順当か。2011年1月(1ユーロ=約110円) 2012年1月(1ユーロ=約100円) 2013年1月(1ユーロ=約120円)2014年は1ユーロ140円前後で推移してるから、為替と仕入れのタイミング次第では来年は1500円超えても驚かない。コストコはかなり頑張ってる方。 ボルドー・シュペリール シャトー・クロワ・ムートン2011 Chateau Croix Mouton ジャン・フィリップ・ジャヌイクス Jean-Philippe Janoueix メルロー70% カベルネフラン25% プティヴェルド5% コンクリートタンク発酵 オーク樽熟成9か月(新樽率33%、1年使用樽67%) アルコール分13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1398円色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、ペパーミント、インク、檜?味は渋味と薄く苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と渋味を伴う酸味。なかなか澄んだ味わい。ボルドーとしての渋味感を忘れたワケではなく、きちんとタンニンを感じさせつつ、あっさりと退く。香りは正統派な方向に行き過ぎたか、シンプルなモノだが、それで悪い気はさせてない。2010年ボトルと比べてアルコール度が1%違うだけで ここまで厚みが違ってくるのかと、不思議な雰囲気。渋味や酸味は適度に効いてて、どこまでも正統派なボルドーワイン。ボルドーのメルロー主体ワインとしては正統派だが、悪く言えば単純な味わい。良年のラングドック赤 や カリフォルニアのカベルネに近い味の動き。余韻の弱さから、やはり厚みに難が有るのが分かる。でもまあ、これはこれで飲み易い、味も香りも分かり易い美味さ。厚みに難と言っても、例年のクロワ・ムートンと比べてって話で、この価格帯のボルドーの中では十分なパワーとバランス。4年位は真っ当に熟成もすると思う。ツマミはチーズや、焼肉が合う。程々の渋味に合う程々の強さの味が最適。値段相応。相応だが、良い意味で普通。1400円弱のボルドーとしては非常に手堅さを覚える、信頼のおける出来。2011年ボルドーって、イメージ的には2008年に近いな。普通だけど順当な熟成を期待出来る、読み易い手堅いヴィンテージ。手堅過ぎてお得感は無いが、安いのから高級なのまで、いつ飲んでもそれなりに美味しく飲めそうな感じ。★楽天検索 クロワ ムートン★楽天扱い約59件 1728円~3065円 平均1800円前後良ヴィンテージだと2000円越えもザラ。まぁ多少高価くても2000円以下で買うべき。程々の価格でそこそこの味ってところに大きな価値があるワイン。(2011年は特に)
2014/09/17
コメント(0)
今回のワールドカップは波乱が多いね。イタリアもスペインもイングランドもグループリーグ敗退。で、地味に強いのがアメリカw。結局ギリシャもしっかり勝ちを拾ってる。まあ地味と言っても、ワールドカップの出場国が弱いわけないんだけどね・・。 ボルドー シャトー・ムーラン・ブラン Chateau Moulin Blanc ヴィニョーブル・ランディー(ランディエ) Vignobles Landie カベルネソーヴィニヨン50% メルロー50% アルコール分12% 輸入:株式会社ベルーナ 購入価格:800円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、アンズ、インク、革、生肉、鉛筆、カカオ?クローブ?味は薄い渋味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。思ったよりは良かった。この価格のボルドーにしては香りは結構品種に忠実で、味にも最低限の渋味が有る。味は良くも悪くもシンプルで、いかにもなガブ飲み向け安ボルドー。およそ厚み云々とは無縁だが、その分しつこさも特に無く、飲み易さはまずまず。味は安いけど、安いの(ある種のチープさ)がウリのボルドー。ボルドー好きとしては、ホントにたまに、こういうのが飲みたくなるw。とはいえ、安ボルドーを飲み慣れてる人でないと、安いなりの美味さの様なものは分からないと思う。こういうのは、ほぼ分かってる人向けの商品で、チリやアメリカの変な箱ワインよりは少しだけマシってレベル。それはそれでガブ飲み目的なら万人向けだし、飲み手の目的次第か。(当然箱ワインの方が上回る時もある)味は想定の範囲内を全く超えないが、香りは意外と頑張ってた。先日飲んだ同じ作り手の白も、味はショボい感じだったが、香りは悪くなかったし、元々そういう傾向の作り手なんだろう。60分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は軽微で安定。ちょっとジャンクな感じの肉に合う感じ。ソーセージとかスモークチキンとか、少し塩味効いた肉に甘味の雰囲気の有るソースがかかったものに向いてる。渋味の出力を考えるとアブラは必要ではないので、ポトフとかでいいと思う。ポトフの肉は、ソーセージ以外なら角切りショルダーベーコンとかで。値段相応。相応だけど、800円って言われても、980円って言われてもそれなりに納得出来る。ただ、どんなに上手くいっても1000円の壁は超えないね。安さ自体に価値の有るワイン。★楽天検索 シャトー ムーラン ブラン★楽天扱い約3件 逸酒創伝で650円(売切) ビバ・ビーノで972円 マイワインクラブで1980円(送料込売切)高価くても1000円未満でなければ買う意味は無い。1000円未満でも、安ボルドーの心得がなければ、やっぱり買う意味は無いだろう。分かってても、値段と想像の範囲を超えるものではない。
2014/06/24
コメント(0)
ボルドー シャトー・テュケ・ド・ガイヤール2012 Chateau Tuquet de Gaillard ヴィニョーブル・モーラン Vignobles Maurin イヴォン・モー(モウ)社 Ivon Mau メルロー60% カベルネソーヴィニヨン20% カベルネフラン20%(アグリキュルチュールレゾネ栽培) アグリキュルチュールレゾネ:フランス農林水産省認定 環境保全型 低農薬 自然農法 アルコール分12.5% 輸入:日本酒類販売株式会社 購入価格:615円色は綺麗な紫。香りはカシス、ブラックベリー、アンズ、炭、革?土?味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。正統派の安価な(左岸系)ACボルドー。渋味基調だが、軽めの渋味でガブ飲みワインの部類。余韻の薄い甘味が、もう少し味に幅を持たせてる。思ったよりも甘い香りが出易く、余韻の甘味を補強。良い意味で軽薄な渋味を基礎にして、香りと余韻の甘さで個性を主張。ガブ飲み系だが、水っぽいってところまではいかない。値段を考えれば仕方ないが、味構成の中で酸味だけが弱過ぎる。基本的に味の厚みが無いから、酸味を出せても大した向上はしなかったろうが、味が一面的過ぎて飽き易い。苦味も、味の流れの中でブツ切れで、起伏を生むと言うには動きが悪い。総合的には、よくあるガブ飲みボルドー。香りはそこそこ悪くなかったが、それでも安ボルドーの枠の範囲内。グラス1.5杯で飽きる。料理にどうこうってイメージは湧かないね。ジャンクフードになら合いそうな感じはする。トマトケチャップとピクルスの、塩味と酸味の組み合わせの味に合いそう。一応、値段以上。800円前後位でも何となく納得。だが、最大限美味く化けても、1000円の壁は超えない程度。300ml強残しで次の日。(抜栓22時間経過)香りはブラックベリー、インク、革、カラメル、獣臭、ピーマン?味は渋味と苦味。余韻に酸味と苦味を伴う甘味。香りの出力は後退したが、必要なものだけに絞られてきた感じ。初日に物足りなさを感じた薄めの酸味は思い切ってカット。余韻の伸びを支える方向に回り、全体のバランス感が向上。2日目の味は良くなったな。コーヒーっぽいイメージも有って、味と香りが上手にハマる。薄さや苦味が あまり欠点でなくなった点が大きい。2日目の味なら、料理は焼肉に合いそうなイメージ。ちょっと濃い味の肉料理やチーズなら、ワインが食材の甘味や旨味を引き出す様な動きを期待出来る。まあでも、価格評価変わらず。美味しくなった点は素直に好評価するが、それでもやっぱり1000円ボルドー未満の範囲の美味さ。良くも悪くも、真っ直ぐで正直な出来の安ボルドーワインだった。★楽天検索 テュケ ガイヤール★楽天扱い約2件 おとぎの国で850円 WASSY’Sで1036円まあ標準的なとこ。送料込6本セット4980円の中の1本って感じのワイン。
2014/04/21
コメント(0)
ボルドー ブライ・コート・ド・ボルドー シャトー・フォンブリオン2009 Chateau Fombrion シコー生産組合 GAEC des Vignobles Sicaud メルロー80% カベルネソーヴィニヨン20% アルコール分13% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:980円色はやや濃い紫。香りは革、インク、ブラックベリー、土、生木、鶏レバー?味は苦味を伴う渋味と酸味。余韻に苦味と薄い甘味。ほどほどの飲み易さ。右岸らしい革や土っぽい香りが綺麗に出る。苦味が渋味を包み、後からゆっくり酸味を伸ばす。香りが結構綺麗で価格の割には結構イイ線行ってる。味の伸びや深みは確かに1000円レベル。だが、苦味が上手く味を整え、単なる1000円ボルドー特有の水っぽい嫌味が無い。 抜栓15分程度で香りの出力が弱まるかな。 内容は大差無いが、果実の雰囲気が感じ取り辛くなる。 それに釣られてか、味の水っぽさがちょっと増したかも。 総合的には、出来の良い1000円ボルドー。ブライらしい平均的な味の出方だが、その分バランス感は完成されてる。良い意味で普通。抜栓直後なら価格以上の期待が出来る。肉系の料理が望ましいが、あっさり目の豚肉や鶏肉の方が向いてるかも。薄切りのローストビーフやローストポークに岩塩と胡椒とか。値段相応。相応だが、抜栓直後は1200円弱位の綺麗さが有った。時間で香りの出方に揺らぎが有った点は惜しいが、値段なりに味は悪くないし980円なら上出来。
2014/02/14
コメント(0)
コストコで買ったワイン。 ボルドー・シュペリュール (フロンサック近辺) シャトー・クロワ・ムートン2010 Chateau Croix Mouton ジャン・フィリップ・ジャヌイクス Jean-Philippe Janoueix メルロー70% カベルネフラン25% プティヴェルド5% コンクリートタンク発酵 オーク樽熟成9か月(新樽率33%、1年使用樽67%) アルコール分14.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1198円色は濃い紫。香りはブラックベリー、インク、カシス、土、タバコ、ペパーミント?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と酸味。おーっ、濃い。久しぶりに飲んだ、こういう渋味ガッシリの正統派ボルドー。ベリーに土っぽい雰囲気が伴い、渋味や苦味とのイメージも合致。アルコール感の余韻に味から伸びた酸味が綺麗に締める。アルコールの後押しも受けるしっかりした渋味が、後をゆっくりと追う酸味で膨らみ、余韻で徐々にフェイドアウト。重厚な味わいで、飲み応え抜群。もちろん濃いだけじゃなくてバランス感も綺麗。じっくり飲めるタイプの赤ワイン。あえて言えば、余韻の伸びをアルコール感に頼り過ぎてて繊細さに乏しいかも。味から余韻への流れ自体は結構早い段階で途切れてて、そこをカバーするための高アルコールの底上げ要因なのだろうが、流石に限界が有った。こういうのはスペインワインにも結構見受けられる構成の特徴。でも土っぽい香りに苦味混じりの好バランスの味で、パワー系の右岸ボルドーとしては良い味わい。 ん? 抜栓45分弱で急に渋味が軽くなってきたな。 香りは変わらないし、酸味や苦味もそのままで、渋味だけが軽薄に。 抜栓直後の重厚感に違和感が出てくる。 渋味が弱った分だけアルコール感の勢いが空回りしてしまい、全体が安っぽい味に。総評としては、1~1.5ランク上の右岸系ACボルドーだな。(シュペリュール格だから当然か)香りの質も味バランスもボルドーの正統派で安心出来る。時間経過の厚みの弱体化は残念だったが、分かってて飲めば、まだ納得いく範囲内。料理は肉系が無難。最初は牛肉ローストに赤ワインソースみたいなのを想像したけど、余韻の伸びの単純さを考えると、それほど滋味深い物でなくても良さそう。チキングリル(焼き鳥と言い換えてもいい)や、おろしポン酢ハンバーグとかでも問題無い。完全に値段以上。最低でも1500円は下らない出来と感じた。通常では1800円前後がザラの様なので、その価格も納得。でも時間経過での弱体化を考えると2000円の壁を超えるのは難しいかな。400ml弱残しで次の日(抜栓23時間経過)香りはブラックベリー、カカオ、タバコ、コーヒー、昆布?カラメル?味は苦味を伴う渋味と酸味。余韻に薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。味も香りもシンプルに絞られてきた感じ。前日の無駄な重厚感は適度に薄れ、こなれた感じの味わいに変化。アルコール感が、薄れた分の味の厚みをサポートし、安っぽさは大分解消された。口通りの滑らかさも向上し、濃いけど綺麗な味わいに。これはなかなか良い感じ。最後まで注ぐと大きめの米粒5粒分位の澱が有った。2日目も値段以上。価格評価は変わらず、1500円以上~1800円クラス。だが、これがコストコで1200円切りって素直に凄いと思う。ガブ飲み向け1000円ボルドー並みの価格で、このレベルのワインが買えるってのが素晴らしい。★楽天検索 クロワ ムートン★楽天扱い60件以上 1680円~2980円 平均2000円前後ヴィンテージによって価格のバラつきは大きいが、リリース3年以内のものなら大体1800円前後。2000円を超える価格を出そうとなると、よほど上手に熟成したか、期待のビッグヴィンテージだけかな。
2013/11/03
コメント(0)
近所のスーパーで比較的安価に売ってたので2本目を買ってみた。前回の熱劣化ボトルのリターンマッチ。 ボルドー シャトー・ル・パン2011《2本目》 Chateau Le Pin シャトー・ル・パン Chateau Le Pin メルロー80% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% コンクリートタンク醸造 アルコール分12% 輸入:JSRトレーディング株式会社 購入価格:1280円色は澄んだ赤紫。香りはブラックベリー、土、カカオ、杉、アンズ、段ボール?インク?味は薄い渋味と薄い甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。分かってはいたが、やはり前回のは状態が良ろしくなかった様だ。香りがきちんとボルドーしてて、それでいて良い意味で大人しい。味も結構大人しくて、それほど厚みはないね。でも この薄さが逆に甘味と飲み易さを演出していて、悪くない感じ。余韻も薄く甘味と苦味が伸び、ソフトな締め方。90分以上の時間経過でも変化せず、ワンランク上の1000円ボルドーの風格。香りが やや木や土系統に片寄り気味で、薄味傾向の中で香りが粉っぽく浮いた感じに。と言っても、右岸系ボルドーの特徴の範囲内だし、この辺は好みにも左右されるだろう。香りを気にせずガブ飲みする分には大した短所ではない。これ、味はそんなに悪くなかった。前回のボトルも、ギリギリ味の部分では踏ん張ってた所が有ったが、静かでバランス感に長けた雰囲気。香りで好き嫌いが出そうではあるが、ボルドー好きなら想定内の流れ。料理は有る程度 土っぽい香りに対抗出来るものが望ましい。軽く焦がした焼肉やハンバーグ、薄焼きピッツァに向いてる。土系の香りと軽めの苦味に 適度に対応出来れば問題無い。こうなると1280円で値段相応だな。前回の1680円は熱劣化でなくとも、大分割高だったようだ。1000円ボルドーの延長線上のワインと思えば、本来は かなり正直なワイン。★楽天検索 シャトー ル・パン★楽天扱い約3件 ハモニカ横丁で1670円 リカーと酒類楽天市場店で1680円今回の飲んで、楽天での3店舗(実質2店舗)は かなり割高だったのが分かった。「シャトー・ル・パン」という名前の一発ネタの余興代wが少なくない部分を占めてる。
2013/07/22
コメント(0)
ボルドー シャトー・カゾー2009 Chateau Cazeau ドメーヌ・ド・カゾー・エ・ペレ Domaine de Cazeau & Perey (コルクに記載) メルロー40% カベルネソーヴィニヨン35% カベルネフラン25% アルコール分13.5% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:980円色は透き通った紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、イチジク、生肉?味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に苦味と薄い酸味。香りは弱いものの、値段なりの正統派AOCボルドー。味もやや平坦気味だが、渋味基調で酸と苦味が余韻まで続く。どこからどう見ても、ド直球の1000円ボルドー。チョイ渋チョイ苦で、所々で酸が顔を出す、分かり易いガブ飲み系。香りの幅や出力との噛み合わせもドンピシャで、何も違和感が無い。もう少し酸や甘味の出力が有っても良かったと思うが、1000円ボルドーだし、特徴が無いのが特徴って事でいいんだろう。値段なりの特徴の範囲内ではあるが、流石に飲んでて退屈ではある。この辺の味の変化は何かツマミでコントロールすべき点か。何か、足りない味覚を補填出来る料理が有れば、この退屈感は解消出来るはず。40分以上の時間経過でも変化は無く、安定。ガブ飲みワインとしては、良くも悪くも信頼出来る。それなりに美味しく飲むには何かしらツマミが必要と思うが、そのツマミもあまり凝った物である必要はない。料理は割と何でもいいね。味が平坦で突出が無いから、肉でも魚でも野菜でも結構何でも合う。有る程度火が通ってて、塩か醤油で味が付いてれば大体大丈夫。粉チーズとバルサミコ酢の味付けなら、スパッと味が決まりそうな気がする。値段相応。何も奇を衒う事のない、ごく普通の安ボルドー。ある意味間違いの無いワイン。★楽天検索 シャトー カゾー★楽天扱い2件 ドリンクキングで1280円 酒のさとうで1380円いやいや、1200円以上出して買うほどのワインじゃない。出してイイとこ1100円。5980円で送料無料6本セットの中の1本なら理解する。
2013/07/10
コメント(1)
もらいものBoulangerie ASANOYA 軽井沢 Spcial Reserve Wineと書かれてるが、表ラベルがオリジナルなだけで、裏を見たら「グラン・クール・ボルドー・ルージュ」。どこぞのワイナリーに特別に作ってもらった、とかではない様だ。 ボルドー グラン・クール・ボルドー・ルージュ Grand Coeur Bordeaux Rouge フィリップ・カステジャ Philippe E.Casteja メルロー60% カベルネソーヴィニヨン40% アルコール度12.5% 輸入:三国ワイン株式会社 参考価格:998円色は透き通った赤紫。香りはアンズ、カシス、ブラックベリー、革、濃い紅茶、ビスケット、土?枯草?味は渋味と薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。単なる1000円ボルドーと馬鹿にしてたら、思いの外 良い香り。味も渋味を軸に薄く甘味を構え、余韻まで素直に運ぶ。結構やるじゃない!味自体は確かに1000円ボルドーだが、香りの香ばしい雰囲気が高級感を出し、味の安っぽさも払拭。下手にフルーティーな方向へ走らずに、味と香りのイメージを合わせて、落ち着いた雰囲気を出せてる。グラーヴに近い印象も。純粋に渋味の厚みだったりは、もちろん値段なり。この香りを楽しめるかどうかで、このワインを楽しめるかが決まると思う。香り抜きにしても、値段なりだから腹も立たない。 抜栓25分で、香り出力が弱体化。 味は渋味が強まったり弱まったりで、甘味とのバランスが崩れる感じ。 やっぱり香りがブレると味の美味さもブレるな。 変化後はよくある ちょい渋で軽めの、ガブ飲みボルドーみたいな味に。総合的には出来の良い1000円ボルドー。期待してなかった割には、良い意味で裏切られた気分。時間経過後の変化は惜しかったが、それでも値段なりの味は保ててる。料理は何でも良い。パンでもナッツでもレトルトハンバーグでも焼肉でも。時間経過後ならガブ飲み向けのボルドーになるし、凝ったものじゃなくていい。値段相応。相応だが、抜栓直後なら1200円以上イケそうなものを感じた。ヴィンテージは分からないが、多分2009か2010のどちらかだろう。★楽天検索 グラン クール ボルドー ルージュ★楽天扱い約10件 780円~1365円 平均1100円およそ適正価格。出来れば1050円以下で買いたい。
2013/07/07
コメント(0)
もらいもの ボルドー ユニオン・サンテミリオン・ボルドー2009 Union St-Emilion Bordeaux サンテミリオン生産者組合 Union de Producteurs メルロ60% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニヨン10% ステンレスタンク熟成 アルコール分13% 輸入:株式会社 飯田 参考価格:930円前後色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、プルーン、カカオ、生にんじん、革?シナモン? 抜栓15分弱で、カシス、カラメル、バニラ、ココア、インク、シメジ(おがくず)?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に甘味を伴う苦味と渋味。うん。正統派1000円ボルドー。以上!いや、ホントに2口も飲んだら、定型文並みに書く事が決まりそう。渋味基調で酸が追い、余韻に苦味の絡む薄っら甘味と渋味。右岸系のネゴシアンの様で、香りも味構成も右岸ボルドーのワインに準拠。1000円なりに奇をてらわない、直球勝負の出来。 おっ?、抜栓15分弱で香りが化けてきた。 カラメルやバニラの様な甘苦い雰囲気が漂い始める。 グラスからダイレクトだとまだ青臭さやインクっぽさが強いが、 10数cmも距離を取ると、不思議とふくよかな香りに。抜栓直後だと、良くも悪くも普通の1000円ボルドー。少しの時間経過で香りに見所が生まれた。飲むタイミング次第では評価がブレそう。 抜栓25分程度で味の渋味が弱り、浅くなった。 これはこれで飲み易さは増しており、 余韻の苦味は最後で踏ん張って、厚みを支えてる。 でも香りが一気に弱体化し、かと思えば また少し盛り返す。 味よりも香りの出方が揺らぎ易くて、どうしても価格の壁がチラつく。総合的には、やはり普通の1000円ボルドー。でも普通なりに出来は悪くなく、ボルドー好きには とても分かり易い。ガブ飲みしても良いし、有る程度香りを楽しみつつ ゆっくり飲んでも良い。ほう。最後まで注ぐと澱が多めに出来ていた。つくり自体はフィルタリングも最小限で 結構しっかりしていたのだろう。料理は何か適当に肉料理。まあ焼肉でいいや。甘辛いタレに漬け込んだ牛肉か豚肉を焼き、おろしニンニクやワサビと一緒に。お好み焼き や 煮込みハンバーグとかでも良いかもしれない。意表をついて、サバの味噌煮とか和食もアリ。ワインに足りない甘味分を補填出来ると、上手く噛み合うと思う。値段相応。900円台前半なら まあまあ上出来で、悪い意味ではなく こんなもんかな!?と。香りの出方が安定してくれれば、1180円は狙えるかと思うが。★楽天検索 ユニオン サンテミリオン ボルドー★楽天扱い約4件 930円~1080円 平均950円前後まあ普通。よくある5980円で送料無料6本セットの中に入ってる1本の様な感じのボルドー。
2013/02/15
コメント(0)
ボルドー シャトー・オー・シャンピオン2005 Chateau Haut Champion シャトー・ヴィニョル ドゥブレ家 Chateau Vignol Doublet メルロー、カベルネソーヴィニヨン 割合不明(アントル・ドゥ・メール産ビオロジック栽培?) アルコール度12.5% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1106円色はややくすんだ濃いめの小豆色。香りはブラックベリー、インク、餡、プルーン、カカオ、カラメル?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に塩気を伴う薄い苦味。思ったよりも香りが奮わないな。味も拡がらず、妙にモタつく。軽く熱劣化でも起こしてたのかも。以前飲んだ2006年ボトルは結構ソフトで軽やかなイメージだったが。とりあえず、値段なりの1000円ボルドーとしては まだ味を保ってる。ちょい苦の安ボルドーと思えば、これはこれで分かり易い。劣化要素のはずの 味のモタつき と 目立つ苦味が意外に厚みを出す方向に動いてて、それなりに飲み応えを感じる。だが、余韻の塩気が出来そこないの梅干しの様な感じで、葡萄っぽくない。甘味も酸味も余韻も非常に弱々しくて、全体的にワインが沈んでる。苦味を連想する香り要素も強くはないとはいえ多く、フルーティーさ や 飲み易さのイメージが崩れ易い。 抜栓90分程度で苦味が大人しくなってきた。 そのせいか、弱ってた酸味がいくらか持ち直してきた様で、 多少は美味さと飲み易さが戻ってきた気がする。多分、どこかで熱が入ったのだろう。2005年の表記に期待もしたかったが、飲めるレベルとはいえ流石に良好な状態とは言い難い。ボルドーでは珍しく 自然派ワインなので環境の変化には敏感だろうし、まあ今回は仕方ないね。今回のボトルでは料理には合わないな。でもローストビーフを岩塩で食べたり、ウインナーソーセージを電子レンジで加熱した位のツマミになら良い感じにハマる。2005年の底力なのか、劣化したなりにも結構働いてくれそうな雰囲気なのが面白い。熱劣化は有れど、意外と値段相応。値段なりには結構飲めた。1000円そこらのワインが7年近く飲める状態を維持出来たのなら、一定の肯定的評価を下しても良いだろう。状態が良ければ1300円以上イケたと思うのだが。★楽天検索 オー シャンピオン★楽天扱い約2件? 優心美酒SHIMURAで2007年ボトルが1300円 井上酒店で1800円井上酒店はヴィンテージが分からないし、この価格は高価過ぎるな。やはり標準で1200円台、高価くても1480円以下でないと。SIMURAは2007年と明記されてるが、2007年の安ボルドー赤は信用してないので無視。
2012/06/10
コメント(0)
去年11月に飲んだ2005年ボトルは既にヘロヘロ、「現状2009年以降のボトルでなければ期待出来ない」と思ったので、2009年いってみた。 ボルドー メニュ2009 Menuts メゾン・リヴィエール社 ピエール・リヴィエール Maison Riviere Pierre Riviere メルロー85% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% 樽熟成12ヶ月 アルコール度13% 輸入:株式会社ローヤル オブ ジャパン 購入価格:1334円色はやや透き通った濃い紫。香りはブラックベリー、カカオ、インク、土、バニラ?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味の絡む薄い渋味と薄い甘味。まぁまぁ濃い程度のボルドーの香り。味はやはり衰え始めてきてるのが分かる。寿命3年の読みは間違ってなかった。飲み易さと飲み応えの両立でいえば今がピークで、ここからは落ちるのみ。香りの出方は結構頑張れてて、流石に2005年程ではないが、このワインらしい右岸ボルドーの雰囲気を発揮出来てる。渋味はまだしっかりと感じられ、塩気にも近い酸味がボディを強調。そこへ香りのカカオやインクの香りがさらに補強。果実感はピークを越えたし、後は渋味と苦味に余韻の甘味が上手く揃うのを楽しむ庶民のささやかなギャンブルw。ハッキリ言って(安いレベルの)ボルドー好きでなければ、全くお呼びじゃない味。 抜栓20分弱程で香りが弱体化。 思ってた以上に香りの補強が大きな役割を果たしてたのか、 急に味の 張り や 起伏も平坦な傾向に向かい始めてきた。全体的に言って、いわゆる普通のボルドー。価格を考えれば良くも悪くも納得の行く働きぶり。抜栓20分までなら 意外とじっくり飲むのもそこそこイケる、でもそれ以降は ちょい苦のガブ飲みワイン化。新しいヴィンテージのボトルなら もっと分かり易いボルドーワインのはず。料理にはあまり合わないかもね。しっかり焼いた照り焼きチキンハンバーグならまあ、苦味にも対応できるし甘味も殺さずに済むと思う。もっと手軽に、バターロールにベビーチーズでもあれば それで十分なガブ飲み出来そうな感じ。値段相応。単なる1000円ボルドーよりはコクと深みを感じる、ワンランク上の安ボルドー。結局安ボルドーなので、良くも悪くも食中のグラスワイン以上にはならない。★楽天検索 メニュ★楽天扱い役5件 世界の酒ニューヨークで1580円 バッカスで1764円余程の良年でない限りは、気が向いたらどうぞ のレベル。さらにそれも、リリース後3年以上経過してたらコアなファンw以外は無視してよい。
2012/05/24
コメント(0)
ボルドー シャトー・コント・セギュール2009 chateau comte segur カーヴ・ド・リュゴン アラン・ベルノン U.D.P Lugon Alain Bernon メルロー93% カベルネソーヴィニヨン7% コンクリートヴァット発酵 アルコール分13.5% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:780円色はやや透き通った濃い紫。香りはカシス、アンズ、プルーン、髪の毛、革、シナモン、クローヴ?イチゴジャム?味は薄く渋味を伴う甘味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う薄い渋味。薄いなー。香りはそんなに悪くないんだけど、右岸ボルドー的な要素の中にあって、ジャムっぽい甘い香りが異質。味もこんな安ボルドーに濃さや重さを期待してた訳ではないんだけど、飲んでて何も残らない。とりあえず、飲み易さはまあまあ。渋味が出そうでいて、意外と控えめ。甘味も明快で、これはこれで万人向けの雰囲気も出す。でもこのワインの場合、渋味よりも甘味の方が強めに感じてしまう。その甘味の出方も、砂糖の入ったお茶の様で妙に不自然。所謂1000円ボルドーなら、飲み易さの中にもボルドーワイン的渋味をきちんと据えて、ワインらしさを主張するものだが。口当たりからは確かに渋味なんだけど、後から来る太い甘味感の上に渋味が乗っかってしまい、苦味が逃げ道を塞いでいく感じ。香りのクローヴやジャムっぽい感じがこの傾向を助長する。安ボルドーというよりは、安スペインみたいな感じ!?渋味を軸に味を流し、そこに香りと果実味を乗せて、余韻を苦味で押し流しつつ抑えてく構成。文章で書くと大した違いは無さそうに見えるが、飲むと明らかに普通の安ボルドーより果実味がうるさい。万人向けの味わいではあったが、自分にはボルドーとしてあまり良いバランスとは思えない。料理は肉料理向けだが、その肉料理を選ぶ。オイスターソースを使ったりする中華料理になら、そこそこ合いそう。普通のステーキやハンバーグよりも、レトルトのハンバーグやミートボールのややジャンクな味にハマるはず。値段相応。色々言ってみたが、まあこれで780円なら特に言う事は無い。ただ、安いなりにもボルドーワインを期待すると 違和感が強い。400ml残しで次の日(抜栓約18時間後)香りはカシス、プルーン、炭、ブラックベリー、革?緑茶?味は渋味と苦味。余韻に苦味と渋味。ジャム系の香りが抜けた事で甘味が大幅に抑えられた。少々青臭いニュアンスも有るが、ボルドーを名乗るなら 2日目の方がそれっぽい。初日の 万人向けの飲み易さ、という点では何とも言えない変化だが、自分にはこちらの方が理解し易い。味は単調で起伏も無し。「(安ボルドーを)分かってる人向け」の飲み易さは、まあ それなり。まさに安ボルドー好きでないと、あまり意味の無い味のワインに。値段相応は変わらず。780円だから許せるが、やはり900円以上出すのはちょっと抵抗が有るレベル。★楽天検索 コント セギュール★楽天扱い約4件 888円~1239円 平均1000円前後うん、これに1000円出すなら別のワインを買う。スペイン か チリでもっと美味しいのが飲めるはず。2009年ボルドーは2003年に劣る。
2012/04/10
コメント(0)
2007年ヴィンテージはバリューボルドー100に選ばれたらしいが、2009はどうだろか!?造り手もハッキリ記載してないし・・・ ボルドー・シュペリュール シャトー・オー・ベルギャルド(ベルガルド)2009 Chateau Haut Bellegarde ボリー・マヌー社 Borie-Manoux メルロー主体、詳細割合不明(メルロー70% カベルネソーヴィニヨン30%?) アルコール度13% 輸入:キッコーマン食品株式会社 購入価格:880円色はやや透き通った濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、餡、プルーン、タバコ?味は薄い渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と薄い渋味。う~ん、イマイチ・・・・かな!?香りはまあまあフルーティーだが、味はペラっペラ。2007年ヴィンテージにあった、右岸っぽさも無い。元々果実味は控えめで 苦味を感じ易いタイプのワインだったと思うが、今回の2009年ヴィンテージは苦味も控えめでバランスは それなりに良い。味は薄いが、香りの果実感によってか、意外と(?)薄いなりの飲み易さを構築出来てはいる。これは かなり香りが命綱になってるな。香りが味の果実感を演出し、苦味だけで終わりそうな味に幅を持たせてる。味だけだったらただの “微妙に酸っぱ苦い水”。酸味や甘味がほとんど無いので、厚みの無さが価格のラインを越えている。昨日のヴィユー・ヴィノー2009と比べると、こちらは悪い意味で安っぽいボルドー。香りはそこそこ有るのが救いだが、ちょい渋ちょい苦の 単なるガブ飲みワインの類でしかない。2007年ヴィンテージの方が、薄い苦いなりにも工夫や個性が有ったと思う。大手の作り手に変わっちゃって こうなったのか、今回の2009年ヴィンテージは 良く言えば万人向け、悪く言えばどうでもいい味になってる。料理は、特にこれかっていうものが思い浮かばない。「無いよりマシ」レベルの赤ワインに相性もへったくれも無いか。内蔵系の焼き鳥をしっかり焼いてタレでいけば、苦味とコクの補填が上手くいくかもしれない。香りのおかげか、ギリギリ値段相応。出来の悪い1000円ボルドーと思えば、880円は分からなくもない。だが自分だったら、これ飲むよりも ワンコイン前後のイタリア赤をガブ飲みしてた方が満足度は高い。
2011/10/26
コメント(0)
2009年12月に飲んで2本目当時の感想は、「悪くないけど、経年からか 味も香りも弱り気味。」 ボルドー メニュ2005 Menuts メゾン・リヴィエール社 ピエール・リヴィエール Maison Riviere Pierre Riviere メルロー85% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% 樽熟成12ヶ月 アルコール度13% 輸入:株式会社ローヤル オブ ジャパン 購入価格:1334円色はやや透き通った濃い紫。香りはブラックベリー、インク、カカオ、プルーン、革、土、ゴム?味は薄い渋味と薄い甘味。余韻に渋味を伴う薄い苦味と薄い甘味。・・・・・薄いな。酸は抜け切ってて、サラサラとした口当たりと口通り。香りは苦味を思わせる要素に偏り、実際 味も厚みが無くて “渋い水” に近づいてる。2年の経過で順調に右肩下がり。それでも香りは 果実感カスれながらも踏み留まり、まだ右岸ボルドーっぽさを残す。味から余韻にかけての薄い甘味が、苦味の中からひょっこり顔を出し、意外と起伏の演出を忘れない。以前のボトルの時以上に物足りなさの範囲は広くなってるが、まだ押さえる部分は押さえられてる。でも結構ギリギリのところ。ただのACボルドー風味の酒入り飲料水、と紙一重~二重。元々苦味が出易いタイプのワインだったが、果実味や渋味が後退した事でその部分がより顕著に。味が弱った分だけ苦味が突出してバランスが揺らぎ、熟成感なんて望むべくもない。 抜栓15分位で香りの出方が強まった気がする。 味も和らいできたのか 徐々に慣れて来たのか、最初の時程苦味の突出に違和感を感じなくなってきた。 だが当初の、悪い意味での水っぽい印象を覆す程の変化ではないな。年を経るごとに状態(酒質)が弱体化していったのがよく分かる。特段、飲めない様なヒドい味でもないのだが、飲んでて苦いだけで 何も面白くない。時間経過で多少は盛り返すが、そんなに美味しいワインではない。2009年時の、「本来はリリース直後に飲むべきワイン」の評価は間違ってなかった。値段以下。こんなコクの無い、サラサラした苦い飲み口のボルドーに1300円以上は出せんな。2005年ヴィンテージも、ここまでくると最早 気休めレベル。これなら始めから飲み易さ重視で作られた、ガブ飲み向けの1000円ボルドーの方が素直で取っ付き易い。500ml残しで次の日。(抜栓約19時間経過)香りはブラックベリー、プルーン、コーヒー、アンズ、ミント?香りはいくらかフルーティーな要素が復活。味は大差無いが、前日と比べると苦味感がさらに収まった。そこで香りが盛り返した分だけ果実味のニュアンスが出易くなり、意外と美味い感じに。でもようやく一般的1000円ボルドーのレベルに落ち着いたか、というレベル。やっぱりそんなに美味しいワインではなかった。★楽天検索 メニュ★楽天扱い約5件 世界のお酒ニューヨークで1580円 バッカス・マーケットで1764円2005年ヴィンテージのボトルが2009年には既にヘタレてきてたわけだから、リリース3年以内に飲まないといけない。2011年現在、2009年ヴィンテージ以降のボトルでないと期待しない方がいいだろう。現状この味なら、自分で1500円以上も出してまた飲みたいワインではない。
2011/10/16
コメント(0)
ボルドー シャトー・カランドロー2000 Chateau Calendreau シャトー・カランドロー メルロー60% カベルネソーヴィニヨン35% カベルネフラン5% アルコール度12% 輸入:有限会社 東京実業貿易 参考価格:980円色はやや透き通った、やや濃い赤紫。香りは杉、土、餡、ブラックベリー、おがくず?カカオ?味は酸味と弱い渋味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りの果実要素はほぼ消え、土っぽいニュアンスが強く出る。味は穏やかな感じで、渋味は落ちながらも雰囲気を残し、少しの酸と余韻の甘味で綺麗に整頓。口当たりはやや水っぽい1000円ボルドーレベルだが、流石に香りと味の広がりはその辺の若い安ボルドーとは一線を画す。順調に熟成していったらしく、渋味は綺麗に抜け、果実感を ほんのり。香りの木や土の香りが突出気味だが、これはまだ特徴の範囲内。味も香りも好き嫌いがハッキリ出そうだが、これはなかなか個性が有って面白い。だが特徴の範囲内とはいえ、この香りが苦味を助長し、味のバランスを揺さぶってくる。ただでさえ弱ってる果実感がこの苦味に振り回され、断片的な出方にさせられる。価格が価格だからか、熟成ボルドーの感覚を楽しむには粗さが目立つ。でも1000円前後の安ボルドーが10年以上経過してここまで飲めるのだから、何も文句は無い。これはこれで まだ良い味で、熟成ピークを下り途中。美味しく飲むには多少の経験は必要かもしれないが、こういう物と思えば初心者でもそれなりに納得出来るだろう。料理にはあまり合いそうにないと思う。ツマミにはバターロールが2個もあれば十分なところか。肉料理の場合、あまり肉の脂の甘味や旨味に頼らない あっさりめの品に向いてる。合鴨スモーク や 牛肉タタキのタリアータはまだ良い相性かも。(歯応えと酸味の感覚を補強するのが欲しい)値段相応。相応とはいえ、2000年ヴィンテージのボルドーが この味で980円なら十二分にアリ。1180円までなら、同価格の水っぽいボルドーよりも ありがた味を感じられる。やはり良年ボルドーは1000円前後でも立派に育ってくれるなw。★楽天検索 シャトー カランドロー★楽天扱い約2件 ECHIGOYAで980円 お手軽ワイン館で1344円(売り切れ) 双方2005年ヴィンテージ今買って飲んでも、それなりに美味しいとは思うけど、多分普通の味。あと4年は待って、その時まだ980円で売ってたら、そこそこ期待して買っていいと思う。
2011/07/11
コメント(0)
近所のスーパーの見切り品だったが、シュペリュール格だし2005年ヴィンテージだし、という事で衝動買い。 ボルドー・シュペリュール シャトー・ラマルシェ2005 Chateau Lamarche リュシアン・リュルトン・エ・フィス Lucien Lurton & Fils セパージュ不明(メルロー主体?) 樽熟成 アルコール度13% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1106円(1580円の在庫整理品30%off)色はやや透き通った濃い紫。香りはブラックベリー、焦がしカラメル、インク、カカオ、鉄、杉?ゆで玉子?味はやや薄い渋味と薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。・・・・・・・・普通の1000円ボルドーか!?熱劣化ではなさそうだが、苦味に偏った香りに 起伏の乏しい一面的な渋味感。美味いか不味いか で言ったら、決して美味くはない。経年で味が抜けたにしては比較的若めとも思えるし、元々こういう傾向の味だろうか。これはこれで、一応飲み易さが無くはない。味の起伏は平坦だが、渋味や苦味にしつこさは無く、意外とあっさり流れてくれる。だが渋味は薄っぺらくて立体感が無く、香りも動きが無い。そして香りの苦さと味の渋味や苦味とが、どうも馴染まない。水っぽいとまではいかないが、“苦い水”にも近いニュアンス。 抜栓80分弱で多少 酸味に深みと重みがでてきて、水っぽさ解消の方向に動く。 ようやく飲み応えが出てきたかと思えるが、ワインとしての美味さとは別。 抜栓90分で苦味が和らぎ、薄く甘味が感じられてくる。 それでも1000円ボルドーの範囲内だが、抜栓直後よりも多少は美味さがノッてきた。 これなら結構許せる。2005年ヴィンテージの恩恵は別に無く、これは普通の1000円レベルの安ボルドー。もうちょい酸味が残っててくれれば それなりに見所も出来たかもしれないが、そうもいかなかった。安ボルドーと分かってて飲むならともかく、そうでなければ期待ハズレ感の強い赤ワイン。時間経過後は意外と底力を見せてくれたが、特に感心する点は見当たらない。1106円でも値段以下。リリース2年位で飲めてれば1500円前後なりの厚みが有ったのかもしれないが、今飲んでも 単なる1000円前後のチョイ苦赤ワインでしかない。30%offの見切り価格だったから良かったものの、これを通常1580円はトラップに過ぎる。880円ならまだ高評価したかも。衝動買い失敗w。楽天では扱い無し。何処ぞで見かけても無視していいレベル。2005年のボルドー・シュペリュールがリリース5年でこのザマでは見切られて当然。
2011/06/17
コメント(0)
ボルドー シャトー・オー・シャンピオン2006 Chateau Haut Champion シャトー・ヴィニョル ドゥブレ家 Chateau Vignol Doublet (コルクにはBernard et Dominique Doubletと記載) メルロー、カベルネソーヴィニヨン 割合不明(アントル・ドゥ・メール産?) アルコール度12.5% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1106円色は紫がかった透き通った小豆色。香りはカシス、べっこう飴、ルバーブ、きなこ、檜、レモン?グレープフルーツ? 抜栓20分位でブラックベリー、インク、杉、トマトピューレ、緑茶、コーヒー?味は苦味を伴う軽い渋味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。甘い香りだな。味も渋味が軽めでほのかに甘味を乗せた軽やかな味わい。口当たりから余韻まで、軽さとほのかな甘味が絡む飲み易い印象。自然派ボジョレーワインの様な味のスッキリ感と香りの出方で、単なるガブ飲み1000円ボルドーとは一線を画す。1000円ボルドー慣れした自分には、香りの出方と味構成にすごく新鮮さを感じた。ボルドーに在って自然派ワインの軽やかで華やかなニュアンスを湛えた、なかなか面白いワイン。まぁ悪く言えばボルドーらしさ、メルロー・カベルネらしさが感じられない。価格を考えれば変な安ボルドーを飲むよりずっと面白さと美味さが有って悪くないが、厚みや重さを求める飲み手には「何か薄い?」と、違和感が出るかもしれない。 抜栓15分強で、味と余韻の苦味が目立ってくる。 香りも甘い香りが抜けてきて、苦味を引き立たせる要素が強まる。 これは繊細な味構成を汚していく 良くない変化。 今更ながらに重さを演出してきたとも言えるが、 このワインの目指す方向性とは間逆で噛み合わない。変化の早さと仕方はかなり惜しいが、値段の割には結構個性と面白さが有った。変化後は普通の軽めのボルドーなので、複数人(出来れば3人以上)で抜いて早めに飲むのを推奨。ボルドーファンよりも自然派ワインファン向けの側面が大きいかも。値段相応。始めからコクや厚みを無視した、よくある1000円ボルドーよりはずっと新鮮で上出来な味のつくり。抜栓直後なら1300円代を余裕で狙える。時間経過後だと結構普通で、変化の早さと変化後の普通さが足を引っ張り相応評価に。フランスボルドーの赤ワインボルドーの本格的自然派!オー・シャンピオン【フランスワイン】【...価格:1,800円(税込、送料別)楽天では井上酒店で1800円。いや~、1800円は流石に高価過ぎる。自分なら1800円ではまず買わない。ボッても精々1580円以下に抑えないと、飲み手は納得しないだろう。
2010/11/04
コメント(0)
聞き覚えのある組合名だと思ったら以前同じ造り手のを飲んだ事があった。多分これも典型的1000円ボルドーなんだろうなー、と思って開けてみた。 ボルドー アントル・ドゥ・メール(?) ラ・クロワ・サン・ヴァンサン2007 La Croix St.Vincent ユニオン・サン・ヴァンサン Union St.Vincent メルロ50% カベルネソーヴィニヨン25% カベルネフラン25% アルコール度12% 輸入:東京実業貿易 購入価格:980円色は透き通ったやや薄い赤紫。香りはカシス、ブラックベリー、チェリー、カラメル、コーヒー?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に軽い甘味と苦味を伴う酸味。香りには甘いニュアンスが有り、やや個性がある。味はやはりというか、よくある1000円ボルドー。渋味を基礎にしながらも、果実感を前面に出した軽めのつくり。分かり易い安ボルドーで、コクやら重さは無視して飲み易さを最優先。渋味のニュアンスこそ有るが、水っぽさと紙一重の軽薄さを武器にし、ガブ飲みワインとしての立場を明確にする。余韻の ほのかな甘味が思ったよりも味を綺麗に整えてくれる。苦味の出方に雑なところがあって、せっかくの果実感を濁らせる時もある。コクの無さ故に、味のちょっとした動きで容易にバランスを崩すのが惜しい。この辺に価格なりのクオリティが見えてくるが、安ボルドーを飲み慣れてれば想定内。まぁ、おおよそ予想通りのガブ飲み系安ボルドー。飲み易いけどコクは無い、水代わりに飲む程度のワイン。香りや余韻の甘いニュアンスは悪くなかったが、それで安っぽさを覆すほどの力は無い。値段以下。質と内容的には相応でもいいんだが、980円出すなら他のワインを選びたくなるレベル。それ程 質に差の無いはずの1000円ボルドー群の中では、何となく低い位置付けに感じる。例えばバロン・ド・レスタックはコクは無いが味の乱れも無かったし、シャトー・サント・クロワ・デ・ゼグロンは香りはイマイチだったが味のバランスはなかなかだった。比較するにはヴィンテージも違うし、本当多分に感覚的な問題で上手く言えないが、このワインはガブ飲みボルドーとして何か物足りなさが有る。【47%OFF】ラ・クロワ・サン・ヴァンサン [2007] 赤 750ml価格:1,100円(税込、送料別)酒のさとう で1100円880円ならまだ分からんでもないが、1100円では買う気は起きない。
2010/10/24
コメント(0)
バリューボルドー100に選ばれたらしいが2007年だしなぁ・・。 ボルドー シャトー・オー・ベルギャルド2007 Chateau Haut Bellegarde グラン・クセール(?) Grand Cceur メルロー70% カベルネソーヴィニヨン30% アルコール度12.5% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:780円色はやや透き通った紫。香りはブラックベリー、煙草、革、カカオ、檜?土?味は渋味と酸味を伴う苦味。余韻に苦味と薄い甘味。香りはおよそ右岸系ACボルドーの標準。苦味が上手く味に膨らみを作り、軽さの割りには飲み応えを出す様に動きが見られる。もしかしたら人によっては、渋味の抜け始めた熟成ボルドーに近い印象を感じるかもしれない。早飲みする分にはこれはこれで良い部分もあるか・・。口当たりは微妙に軽く水っぽいが、苦味の出方によって特徴をつくる。余韻のややミルキーな印象が薄っすら甘味を感じさせ、突出しそうな苦味をソフトに抑えてくれる。だが味の厚みの乏しさをカバーする為に、苦味の動きに頼り過ぎ。ただでさえ香りにも果実感を連想させる物が希薄なので、余韻のサポートにも限界がある。葡萄の枠を踏み越えて苦味が過度に突出し、容易に酒入りの“苦い水”化。ちょっぴり重みの印象を感じられるだけの、右岸系安ボルドー。極端に言えば、ワインというよりコーヒー(冷めたグァテマラ?)に近い。果実より土のイメージの方が強く、イマイチ飲む気が盛り上がらない。ほぼ同価格・同印象のボルドーワインなら、シシェルの方が実力は上。値段相応。まぁ・・こんなもんでしょ。取っても900円未満が妥当。★楽天検索 シャトー・オー・ベルギャルド★楽天扱い5店舗 850~980円2007年のメルロー主体安ボルドーだから、まぁそのレベル。バリューボルドー云々言ってもヴィンテージの限界が明確にある。
2010/06/04
コメント(0)
ボルドー ムートン・カデ・ルージュ2006 Mouton Cadet Rouge バロン・フィリップ・ド・ロートシルト Baron Philippe de Rothschild メルロー65% カベルネソーヴィニヨン20% カベルネフラン15%(?) 樽熟成(?)12~18ヶ月 アルコール度13% 輸入:アサヒビール株式会社 購入価格:1480円色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、カシス、カカオ、インク、緑茶、タバコ、餡?カラメル?味は渋味と酸味。余韻に甘味と軽い苦味。真っ直ぐな味と香り。渋味を基準に、軽やかな酸味や甘味が迫ってくる。これは普通のボルドー。渋味と酸味が程々に乗っかって、余韻も適当に引っ張る。ある意味手堅い構成だが、何も面白く無い。何というか、味に厚みが全く無いな。香りは意外に拡がりそうになるが、値段なりと言うには過度にごちゃごちゃしてハッキリしない。 「ボルドー風ワイン飲料」とも言えそうな単純さで、ボルドーワインというには駄目そうな雰囲気が多い。熱劣化程の違和感は無さそうだし、不味いわけじゃないんだが・・味の起伏が見えない。味がヘロヘロで不信感が拭えないので、多分状態異常と思う。値段以下。やっぱり保管にしくじったのかな!? これ1500円前後も出すワインじゃないだろう。ロートシルトの名前代込みにしても、これは流石に納得いかない。これならそこそこの1000円前後ボルドーの方が美味いんじゃなかろうか!?★楽天検索 ムートン・カデ ルージュ★楽天扱い28件。 1097円~2237円 平均1700円前後。状態が良ければそれなりの味を示すものだろうか・・・!?もしそうであってもリピートする気は無いが。
2010/04/04
コメント(0)
1490円のボルドーで新樽100%使用というのは本当だろうか? ボルドー プルミエール・コート・ド・ブライ シャトー・ローランド・ラ・ガルド・キュヴェ・スペシャル2004 Chateau Roland La Garde Cuvee Speciale(Special) ブルーノ・マルタン Bruno Martin メルロー76% カベルネソーヴィニヨン20% マルベック4%(ボトル裏のラベルより) 樽熟成18ヶ月(新樽率100%) アルコール度13% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1490円色は微妙に赤茶色がかった紫。香りはブラックベリー、プラム、ミント、カカオ、カラメル?味は渋味と酸味。余韻は渋味と苦味を伴う酸味。何とも分かり易い味と香り。味も香りも赤黒い果実に苦味の連想を纏う感じのものが主。味は渋味に葡萄の酸が乗って、そのまま余韻まで直行。とりあえず、ボルドーワインとしてはかなり手堅い。1時間程度の時間経過でも特に大きな変化は起きず、安定してる。喉越しでややドライなアタックを感じさせ、いくらか存在感をアピール。多分使ってる葡萄そのものは、何てことのない普通の葡萄か!?樽の感じで強引に厚みやボリューム感の底上げを行ってるのだろうが、この辺の印象が浅い。樽の効いたワインは好みだけど、このワインはむしろ樽の感覚しか特徴が見えない。新樽の有り難味がよく分からなくなるな。これは良くも悪くも普通のボルドー。味は悪くないし余韻の伸びもそこそこだが、最初から最後まで渋味と酸味のストレートな波で少々退屈。元々味の特徴に乏しい土地と思うので、個性を出そうとしたら樽の感じに葡萄が喰われ気味になったのかも。2004年ヴィンテージだから、瓶熟もそれなりに進んで果実感が衰えてきてるのも要因の一つと思う。細かい澱が発生中なので、グラスに注ぐ時は静かに。値段相応。味自体は同地域の1200~1300円台のワインとほぼ同等だろうか。新樽代が+200~300円乗ってるんだと思えば納得。あと1~2年位寝かせて渋味をもっと柔らかく落ち着かせたら、意外に1600円台クラスには化けそうな雰囲気も有り、将来性を期待も出来る。★楽天検索 ローラン ガルド★楽天では4件の扱い。平均1900円前後う~ん、1900円オーバーだと微妙だな・・。せめて1600円台以下で買えないとお得感は無い。ヤマノヤオンラインの1490円なればこその相応評価だな。
2010/03/15
コメント(0)
ボルドー シャトー・サント・クロワ・デ・ゼグロン・ルージュ2008 Chateau Sainte-Croix Des Egrons Rouge ボリー・マヌー社 Borie-Manoux メルロー45% カベルネフラン32% カベルネソーヴィニヨン23% アルコール度12.5% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:768円色は透き通った紫。香りはブラックベリー、インク、カラメル、プラム、煙?埃?味は軽い渋味と酸味。余韻に渋味と甘味を伴う薄い苦味。よくある軽めのACボルドー。香りはいまいちパッとしないが、味は飲み易い。水っぽい口当たりだが、価格なりにはそこそこボリュームを出す。味のバランスも何か一つが突出する様な事はなく、綺麗な流れで悪くない。コクは無いけど、作り手がどういうワインを目指したのかが明確で何も腹が立たない。味の良い意味での軽さの割には、香りにフルーティーな感覚が希薄な点が気になる。渋味や苦味を引っ張り込みそうな香りばかりで、それらが苦味感と絡むと変な粉薬みたいに味が汚く感じてくる。せっかくの飲み易さを遮る方向に働き、これは何か惜しい。軽く冷やして、水代わりにガブ飲みする用のボルドーワイン。軽薄な安ボルドーであっても、このワインに求めた役割がハッキリしてて短所が短所にならない。これは“こういうもの”と納得できる潔いつくり。これは料理というよりも、本当に“ツマミ”に合うワインかな!?ボンレスハムにマヨネーズつけたり、スライスチーズやベビーチーズをかじりながら飲むのが合う気軽なワイン。値段相応。薄さ・水っぽさが出ても、あえて飲み易さを重視してる典型的なガブ飲み安ボルドー。安ワイン慣れした人間なればこそ理解できるのかもしれない、何だか不思議な味わいを感じられた。酒のビッグボス シャトー・サント・クロワ・デ・ゼグロン・ルージュ2008 990円セット品の抱き合わせでもなければ、わざわざ単品で買うほどでもないかな?このワインを飲んで自分の様に感心するには慣れと好みと性格が必要。
2010/01/06
コメント(0)
ボルドー メニュ2005 Menuts メゾン・リヴィエール社 ピエール・リヴィエール Maison Riviere Pierre Riviere メルロー85% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン5% 樽熟成12ヶ月 アルコール度13% 輸入:株式会社ローヤル オブ ジャパン 購入価格:1334円色はやや濃い紫。香りはアンズ、プルーン、ブラックベリー、革、ミント、カカオ、杉?味は酸味を伴う渋味と苦味を伴う甘味。余韻に酸味と薄い苦味。ボトルは通常より重厚で存在感アリ。甘酸っぱい果実感よりも、鉄分や土気といった特徴を出した分かり易い右岸系ボルドー。味のバランスと苦味の絡む構成から、カスティヨンやコート・ド・ブールのイメージが湧く。サンテミリオンの作り手だから右岸系なのは当たり前だが、ブールの感覚が強い気がする。味は悪くない。4年経過で多少熟成が進んだのか、想像より渋味と重厚感の出方が薄れ気味だが、その分を酸味を前面に押し出す事で強さをカバーしようと踏ん張る。さらに苦味感が足りない厚みを補強しようとも動き、味構成のコンビネーションは面白い。香りもなかなか高級感を感じて、セニョール・デギュイユ2006を彷彿させる。ただ、渋味が薄れて来た事で酸味の制御が上手くいかなくなりつつもある。今はまだバランスが取れてるが、余韻のコクはややあっさりめで物足りなさも感じる。ちょっとした変化で酸味や苦味の流れに乱れが生じると、「酸っぱいコーヒー」に近い味に変わってしまいそうな頼りなさ。香りも深みはあるが、苦味を連想するものに偏り過ぎてて、味もそちらに引っ張られる。万人向けのセニョール・デギュイユより、こちらは人を選ぶ部分が目立つかな。 1時間の時間経過(というより温度上昇)でいくらか酸味の出方が弱まる。 通常よりも高めの温度で飲み始めた方が味は鈍く苦味は強まるが、 味の揺らぎは抑えられそうなのでやや高め(18℃以上)の温度で飲むのを推奨。酸味や苦味が目立つ傾向にあるが、基本的には渋味基調の重厚な方向性の味。経年からか、今はやや起伏が大人しくなり、長所であろうはずの重厚さは控えめに。パワーと勢いに物足りなさを感じつつも、その分香りはしっかりしてて味もバランスは取れてる。本来は、なるべくリリース直後に飲むべきワインなのかもしれない。値段相応。相応だが、1300円台で購入のACボルドーと考えれば充分上出来のワインではある。もう少し渋味を出し、甘味を想わせる香りがあれば1680円以上も狙えた。★楽天検索 メニュ★楽天では1580円から。まぁこんなもんか・・。
2009/12/28
コメント(0)
《2本目》のタイトルだが、飲むのは2006年11月から数えてこれが6本目。手持ちの最後の1本。 ボルドー シャトー・ド・アリ2005《2本目》 Chateau de Halie ジネステ社 ヨリック・ラヴォー氏(醸造) Ginestet Yorick Lavaud メルロー44% カベルネソーヴィニヨン32% カベルネフラン23% マルベック1% アルコール度13% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1153円(ボトルNo.は018410)色はやや濃い紫。上澄みが微妙に朱色がかってる。香りはブラックベリー、革、青草、カカオ、ビニール?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味を伴う渋味と薄い甘味。ラベル画像は流用。2009年4月と比べて、香りは果実感が後退。革や草の香りが目立ってきた。だが、これはグラスに注いで数分の時間経過で徐々に落ち着いてくる。良い味。渋味が穏やかに落ち着いてきて、今も順調な熟成の道を歩んでる。4月時と比べて余韻の伸びと重みが徐々に生まれ(というか復活し)てきてて、飲んでの退屈感が解消に向かいつつある。でもやはり奥行きは感じず、格と値段なりの印象の枠は超えてはこない。苦味が絡む味構成にも、絡み方が前よりしつこくて違和感は無くならない。この辺は余韻の復活と連動してるのか、弱点を一個克服したらまた別の弱点が発生するシーソーゲーム状態。今となってはその時その時のボトルの機嫌で評価が揺らぎそうだが、安めのACボルドーも、出来が良ければここまで変われるという良い見本。何となく記念で、ボトルショルダーに張り付いた澱のシュミーズを撮影してみた。記憶に残る安ボルドー、それがシャトー・ド・アリ2005。値段以上。1300円位のボルドー・シュペリュールでも通用する。安ボルドーはそのワインの「初動期」「発展期」「全盛期」を知ってると、その変遷を少しずつ追っていくのがとても楽しい。このワインは追えるだけの力があったから特に面白かった。★楽天検索 シャトー・ド・アリ★まだ数本売れ残ってる店舗はあるみたいだし、今後は気が向いたらリピートするつもり。
2009/12/15
コメント(2)
ささだあきらさんのブログで、このワインの話を振られw、「色は濃い紫、カシスやプルーンの香り、タンニンを主軸に出しつつそこに酸が軽く伴う感じの味、余韻には苦味が絡む、味の流れと起伏が最初から最後まで一直線の分かり易いワイン!?」と飲んでもいないのにコメントで予想を言ってみたら、「だいたいあってる」と言って貰えたので実際に飲んでみた。 ボルドー シャトー・プージョ2007 Chateau Pujos シャトー・プージョ メルロー40% カベルネソーヴィニヨン40% カベルネフラン20% アルコール度12.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:1024円色はややくすんだ濃い目の紫。香りはカシス、ブラックベリー、プルーン、鉄?セロリ?味は渋味と酸味。余韻に軽い渋味と酸味を伴う苦味。おおっ、本当にだいたいあってたww。といっても、典型的なドウシシャ系1000円ボルドーなので胸を張る気にもなれない。自分が飲み慣れてる類のボルドーワインだし、“1000円ボルドー”と一括りに出来る位、特徴の幅の狭い価格帯だから、いわゆる“それっぽい”事を言えれば結構当てはまるもの。まぁ渋味が嫌らしくなく、酸味の出し方も適度。余韻の苦味が味を搾り出していくみたいで、最後までジワジワと伸びてくる。ガブ飲み出来るややライトな印象のある味わいだが、じっくり飲んでもそこそこ楽しめる面白いつくり。一応、渋味基調だが喉越しにかけては酸味の印象のほうが強く、万人向けの飲み易い方向に進む。飲み易いのは良いが、バロン・ド・レスタックにも近いやや薄い感覚もある。これが飲み易さを生む要因であるので短所とは違うが、ボルドー的飲み応えを出そうという動きは感じない。この点は余韻の苦味の押しが支えてるのだが、その場しのぎにも近い感じでカバーしきれず、この辺が「起伏が平坦・一直線」と表現されるところか。要は食中の水代わり用ワイン。コクや重さは出さず、時に薄さ・水っぽさすら感じても、あくまで飲み易さを重視する。だが普通のヴァン・ド・ターブルよりは「ボルドー」の土地のニュアンスが明確である分、ボルドーワインとして認めるところが存在するのも分かる。料理は肉系ならもう何でもよし。トマトケチャップベースの煮込みハンバーグやナポリタンとか、甘酸っぱい味の日本式洋食によく合う。ワインの酸味に合わせる感じで想定すれば、それで正解。値段相応。分かりやすい1000円ボルドー。「安ボルドーを飲み慣れた人」「安ボルドーに理解がある人」「安ボルドーしか飲んだことが無い人」でなければ、あえてオススメはしない。★楽天検索 ボルドー プージョ★これも1200円オーバーで買う意義の見えないワインだな。800円前後で何か適当にヴァン・ド・ターブル買っても、果たせる役割はほぼ同じじゃなかろうか!?
2009/11/26
コメント(2)
ボルドー・シュペリュール シャトー・ド・カペロン(キャペロン、キャピオン)2002 シャトー・ド・カペロン Chateau de Capeyron セパージュ不明 アルコール度12.5% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1011円色はややくすんだ濃い目の紫。香りはブラックベリー、アンズ、灰、炭、煙草?味は渋味と酸味。余韻に軽い苦味と酸味。落ち着いた味。流石に7年も経つとこのクラスでも味が澄んでくるな。香りにやや煙い印象があったので力の抜けた苦味を連想したが、まだまだ本体に果実感を残してる。口当たりからのソフトな渋味を基礎に穏やかな酸味が被ってくる。この“穏やかさ”がとても良い。味の厚みとかは無いけど、飲み易くて綺麗なバランス。香りがパッとしないのと、余韻の伸びが無いのが弱点。けどその辺りは価格と格と年代相応なので、文句つける筋合いは無い。飲み易く熟成してきた安ボルドー。1000円チョイの2002年ボルドーが今でもこれ位飲めるなら充分。特に期待はしてなかったが、意外に良い味を出してくれて素直に感心した。値段以上。1300円前後位の力を感じる。多分、今このタイミングで飲めたからこその評価かな。約300ml残しで次の日(抜栓20時間経過)香りはブラックベリー、プルーン、インク?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に軽い苦味と薄い渋味。香りは煙っぽいのが消えて、弱まりつつもわりと真っ直ぐな香りになったが、味はボディがすっぽり抜けて薄っペラい赤い水に。時折酸味が頑張って前に出てこようとするが、前面に出た薄い苦味の印象を覆すには至らない。別に期待はしてなかったが、翌日持ち越しは失敗。初日で飲み切らないとスカスカに。
2009/11/13
コメント(0)
ボルドー ドゥルト・バレル・セレクト・ルージュ2005 Dourthe Barrel Select Rouge ドゥルト社 メルロー60% カベルネソーヴィニヨン40% 樽熟成(新樽割合不明) アルコール度13% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1424円色は濃い紫。香りはブラックベリー、アンズ、カカオ、杉、土?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に酸味と軽く渋味を伴う苦味。口当たりはやや重い感じ。香りは渋味や苦味を連想させるものが主。酸味の感覚が結構明確に感じられ、香りも土っぽさが絡む時があり、チリワインに近いニュアンスになることも。なかなかドッシリとした味わいで、濃さはある。しっかりとした渋味を酸が底上げし、厚みも演出する。だが、味や香りの動きがやや鈍いかな!?酸味があるからまだそれ程鈍重な印象を引き摺らずに飲めるが、重厚ではあっても、やや平坦な味構成から飽きやすい一面も大きい。総合的には“味の濃さと重み”がウリのワイン。今後の経年熟成によってはもう少し滑らかに飲み易くなってくれそうだが、今のこの状態には特に面白さはないと思う。コノスル・カベルネ・レセルヴァに近いが、あちらよりも小奇麗にまとまってて、手堅さ・安定感はワンランク上。香りと味にはフランスのイメージがあるだけ自分好みのボトルだが、魅力には今ひとつ欠ける。まあ、よくある濃い目のボルドー系ワイン。そういう意味で、重めの赤ワインとしての格と役割は確かな存在感。重みのある赤なので、料理やらツマミやらはヘヴィーな牛肉系料理一択。牛肉ローストに赤ワインと肉汁のソースがけみたいなのを。一応、値段以上。1700円以上もあり得るボリュームと寿命・将来性は感じる。しかし、現在の質のみで考えれば1500円前後で大体値段相応。★楽天検索 ドゥルト バレル セレクト★楽天だとちょっと高いな・・。1900円以上出すのならもうちょっと主張の仕方と長所が明確なボルドーワインが買えるはず。
2009/10/11
コメント(0)
ボルドー AOCプルミエール・コート・ド・ブライ AOC Premieres Cote de Blaye シャトー・カップヴィル(キャプヴィル、カップヴィユ)・キュヴェ・プレステージ2006《2本目》 Chateau Capville Cuvee Prestige ヴィニョーブル・ベネトー Vinobles Beneteau メルロー75% カベルネソーヴィニヨン25% コット(マルベック)5% アルコール度12.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:780円(Blle No.26558) 色は透き通ったやや濃い紫。香りはカカオ、土、ブラックベリー、ペパーミント、パセリ?インク?味は軽い渋味と酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い渋味。ラベル画像は流用。う~ん・・・また随分と味がヘタレてきたなぁ。香りも果実感が大分後退し、土やハーブの香りが強まってきた。1月に飲んだ時はもっとフルーティーでパワフルに感じたが、今回は随分と大人しい味に。香りの土臭さとハーブ系の青臭さが目立ち、そこから余韻の苦味感も引っ張られて飲み口が汚く感じられる。味が弱まり香りは強まりで全体のバランスが崩れてきた。グラスに注いで5分~10分程置いておくと多少は土臭い香りが落ち着きもう少し飲み易さが出るが、それでもよくある半端な安チリワインの様な薄さと臭みの印象は取れない。前回飲んだ時の懸念予測が自分でもビックリする位当てはまってて、ちょっと複雑な気分。 >渋味・苦味・酸味の3要素の強いせめぎ合いで成立している香りと味と余韻 >のバランスのワインなので、どれか一つでも崩れたら途端に普通のワイン >になってしまいそうな気配がある。ちょっとした変化で評価が変動しそう。 >なるべく新しい内に抜栓直後から早く飲むべきワインだと思う。 >パワーを保ててる内が華。新鮮さと、それによる強いパワーがあればこその好バランスで当時1200~1300円位でも納得できたが、今回の様に味や香りの出方がアンバランスに変化すると他の要素が一斉に勢いを失い(噛み合わなくなって)、香りの青臭さや苦味等の“地の部分”をカバーしきれなくなってくる。こうなると1000円未満クラスでも低水準な味で、“臭い、薄い、苦い”のダメ三拍子。あるいは経年変化や保管による瓶差以外にも、ロット差みたいなのもあるのかな?何かコルクの種類も違うっぽいし(前回のボトルNo.は「15667」で、今回は「26558」)。値段相応。近所のスーパーでネットよりもずっと安い値段で売ってたので買ってみたが、安いなりの理由があったみたい。今回のボトルは800円前後の安ボルドー、又は630円前後の一般的安チリと同等のレベルに。約350cc残しで次の日。(抜栓20時間経過)お、香りはまだ土臭さが残るが、それでも前日よりはかなり落ち着いて受け入れやすいレベルに。味には大きな変化は無いが、余韻の苦味は香りと連動してか、こちらも穏やかに。「安ボルドー」の評価は変わらないが、「その中でも低水準な味」ということはなくなった。軽めの口当たりに渋味と酸味。余韻は薄っすら苦味が絡んで、しかし伸びは出さずあっさり。「標準的な1000円未満型安ボルドー」に生まれ変わりましたw。その程度。★楽天検索 カップヴィル カップヴィユ キャプヴィル★1000円以上出せるかどうかは状態次第。
2009/09/30
コメント(0)
ボルドー シャトー・デュ・プランティエ2007 Chateau Du Plantier SCV Sauveterre(?) メルロー49% カベルネソーヴィニヨン44% カベルネフラン7% アルコール度12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:880円色は透き通った綺麗な濃い紫。香りはブラックベリー、プラム、革、カフェオレ?バニラ?味は渋味と軽い酸味。余韻に軽い苦味と甘味。深みは無いがクリアーな印象で口当たりは滑らか。渋味基調の分かり易い正統派ボルドー。ボディの水っぽさがちょっと気になるが、口当たりの滑らかさを生む要因の一つでもあるので、これはこれで悪いものではない。味も結構あっさりで、スムーズに口を通る。でも口当たりのクリアーさと比べて、喉越しで大分粗さが出るかな。口内では水っぽさを感じた分、ここにきて勢いを主張するが、このタイミングでは余計なしつこさとも感じる。 抜栓1時間で喉越しの粗さがほぼ解消されるが、 水っぽさにさらに拍車がかかり、“酒入り葡萄水”化。 ある意味万人向けの味に変身したとも思えるが、ボルドーワインらしい飲み応えは無くなる。ま、標準的な安ボルドー。水っぽさはあるが、その分口当たりは綺麗で飲み易い。料理は(日本式)洋食全般に向く。煮込みハンバーグ、トマトスパゲッティ、変化球だと酢豚とか酸味の絡んだ料理と相性良し。値段相応。食中の水代わりにガブ飲みするには良いワイン。安ボルドーなりに香りや口当たりには見所もあった。
2009/09/14
コメント(0)
ボルドー ミッション・サン・ヴァンサン・レゼルヴ2006 Mission St.Vincent Reserve ユニオン・サン・ヴァンサン Union St.Vincent セパージュ不明 アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:880円色は透き通った濃い赤紫。香りはブラックベリー、カシス、インク、砂糖?味は軽い渋味と薄い甘味。余韻に薄い酸味と薄く甘味を伴う苦味。味も香りも標準的な安ボルドー。味の出方は大人しく、飲み易さはある。渋味を起点とした、分かり易い赤ワイン。厚みは無く余韻も綺麗には伸びないが、値段なりの水準はパスしてる。良くも悪くも軽薄だが、それが飲み易さの要因にもなってる。この軽薄さは“水っぽい”とも感じるかもしれないが、そこは香りで何とかワインらしさを底上げする。でも、ある程度は安ボルドーに飲み慣れた人でないと納得いかない味かもしれない。総合的にはやっぱり標準的安ボルドー。この飲み易さ自体は悪くないが、美味さを感じ取るには(ボルドーへの)好みと経験が必要。その前提でも、食中の水代わり以上の役割は担えないと思う。塩の味と相性良いかな。薄めの味わいを逆に(?)利用した、シンプルな味付けの料理に合いそう。鶏唐揚げとか塩胡椒ハンバーグのレモンがけとか。値段相応。1000円未満の標準的安ボルドー。安ワイン慣れした自分にとっては、これはこれで価格なりの手堅さみたいなものは感じられる。
2009/09/09
コメント(0)
ボルドー AOCグラーヴ・ド・ヴェイル(ヴェール) AOC Graves de Vayres シャトー・デュ・ロー1999 Chateau du LAU M.& Mme PLOMBY メルロー52% カベルネソーヴィニヨン44% カベルネフラン4% アルコール度12.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:1080円グラーヴ・ド・ヴェイルというのはグラーヴ地区に関係ありそうでいて、実はボルドー右岸に分類されるフロンサックに近い土地らしい。色は透き通ったやや濃い赤紫。香りはアンズ、埃、土、ブラックベリー、ハッカ?卵?味は酸味を伴う薄い渋味と薄い苦味。余韻に苦味を伴う酸味。埃っぽい香りが強いな。抜栓直後はまだ果実っぽい香りもそこそこ出たがすぐに引っ込んで土やら埃やらの香りがメインに。口当たりは緩やかでソフト。タンニンはこの価格のボトルの経年相応に抜けていて飲み易い。余韻の奥行きは有りそうで無いが、薄っぺらい味と隣り合わせのこの味で下手に余韻を伸ばしても安っぽいだけなので、これは短所ではない。味・余韻共に酸味の感じ方にしつこさがあり、美味さを感じきれない。そこに土の香りがねじ込んできて、全体的に綺麗な感じがしないな。もうちょいあっさりした感じになって良いと思うんだが、これはまだ熟成不足ということか!? と思ったら、抜栓30分経過(多分温度上昇)でいくらか酸味の出力が緩やかに。 香りの出方も穏やかになって、当初よりも大分落ち着く。 味もやや厚みを感じられ、もう少しだけ質が向上。ホントに少しだけ。ま、よくある10年経過の普通の1000円ボルドー。渋味の抜けた味は飲み易いが、それで香りが良いって事もないし、味わいに深みがあるわけでもない。酸味の突出が気にならなければ、そこそこ気に入るかもしれないが大したワインではない。或いは保管状態の不明瞭さによる瓶差も大きかったかもしれない。(陳列棚に置かれた別のボトル群には中身がショルダーまで目減りしてるのもあったし)粉の様な澱が発生してるので50ccは残してよい。ここ最近(1~2ヶ月)のドウシシャの90年代ボトルの放出頻度を考慮すると、在庫の一括処分品という可能性もありそうだよな。同じ輸入業者の90年代の1000円ワインなら、先日飲んだショーメ・ラグランジュ1996の方が自分好みの味。値段相応。土の香りに抵抗が無ければ試しに1本飲んでみるのもアリだが、値段以上の期待は禁物。これは普通の価格なりの10年経過ボルドー。★楽天検索 シャトー・デュ・ロー★2000年以前のヴィンテージは2000円オーバーみたいだが、質に1000円も違いがあったんだろうか・・!?やっぱり1999年は処分・放出品?
2009/08/20
コメント(0)
ボルドー シシェル・ルージュ2006 Sichel Rouge メゾン・シシェル社 Maison Sichel メルロー60% カベルネソーヴィニヨン40% アルコール度12.5% 輸入:株式会社ジャパンインポートシステム 購入価格:764円色は透き通った紫。香りはコーヒー、ブラックベリー、カカオ、チェリー、ビスケット?土?味は渋味と軽く苦味を伴う酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。面白い香りだな。苦味を連想させつつも果実感を忘れず、シンプルさと複雑さを上手く両立してる。味もバランスが良い。渋味も酸味も突出せず、綺麗に味をつくる。香りとも連動してか、この苦味が上手く働いて味を整えてくれる。ところが、余韻にも苦味が少々しつこく絡み付いて、口内が汚く感じられる。余韻までこの苦味の出方は余計だな。変に味わおうとせず、気軽にゴクゴク飲んでった方がいいのかな!?この苦味をどこまで許容できるかでこのワインへの評価が決まる。ワインの苦味に抵抗がある自分でも大丈夫だったので、多分他の人でも平気だろうと思う。値段なりに深みとかは無いが、それでも飲み易さとボリュームを両立してて完成度が高い。バロン・ド・レスタックよりは味に重みを感じられ、自分好みの味の安ボルドー。値段以上。これは十分1000円以上を狙える力を秘めている。700円台でこの出来ならかなり美味い方。★楽天検索 メゾン・シシェル★
2009/07/23
コメント(0)
ボルドー バロン・ド・レスタック・ルージュ2006 Baron De Lestac Rouge カステル社 Castel カベルネソーヴィニヨン、メルロー 割合不明 オーク樽熟成6ヶ月 アルコール度12.5% 輸入:サントリー株式会社 購入価格:944円色は透き通った濃い目の赤紫。香りはカシス、ブラックベリー、アンズ、緑茶(紅茶)?味は渋味と軽く甘味を伴う酸味。余韻は渋味。渋味と甘味の両方を連想させる、バランスのとれたクリアーな香り。味も香りも正統派ボルドー。口当たりはやや軽めに感じたが、香りは綺麗で味もバランス良く飲み易い。味の厚みや特徴には乏しいが、万人向けのこのバランス感覚は悪くない。ボルドー慣れしてる人には渋味のコクの薄さと余韻の弱さが少々気になる部分も。「これはこれで」と理解するにはある程度の好みと慣れが要求されると思われるが、流石にその辺は値段なりの品質。食事時に水代わりに飲むのに最適。コクやら深みやらは有って無い様なレベルだが、良くも悪くも特徴が無いから料理はあまり選ばない。ボルドーファンにしてみれば余計な味がしない分、何も考えずにガブ飲みできる気楽さがうれしい。渋味と酸味の強弱のバランスで成立する味なので、経年耐久は期待も予測も出来ない。なるべく新しいヴィンテージを選んで購入する必要はあるが、保管状態が良ければ7年以上経過しても結構イケるらしい。安ワインは買ってすぐ飲む、すぐ飲めるが目的であり長所と思ってるから自分では試す気は無いけどw。値段相応。1000円ボルドーの基準にして見本。1000円以下の安ボルドーはまずこのワインのレベルを目指すべきw。★楽天検索 バロン レスタック★1000円以下で購入という条件での好評価なので、出しても1150円がイイ所。このワインに1200円以上出すのはオススメしない(少なくとも安ワインファンを自称する自分にはこのワインに1200円以上は意義が見えない)。
2009/05/21
コメント(0)
ボルドー シャトー・バビー2005 Chateau Baby シャトー・バビー メルロー40% カベルネソーヴィニヨン30% カベルネフラン30% アルコール度13.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1153円色は黒っぽい濃い紫。香りはブラックベリー、インク、プルーン、乾燥バジル?味は渋味と軽い甘味。余韻に渋味と薄い苦味。抜栓直後は甘いフルーティーな香りがしたが、これは1分で消える。その後はよくある安ボルドー的な渋味や苦味を想起させる香りに。香りの割には甘味の印象もあって味は悪くない。渋味もしっかり出せてて安ボルドーなりに主張はある。でもまぁ全体的に浅いかなー。味自体は値段なりにそこそこだが、それだけ。余韻はいくらか伸びようという気配を感じられなくもないが、アルコール感(?)による無機質な余韻であまり有り難味はない。値段以上の力は見せないし、ボルドーファン以外の人が「これはこれで悪くない」と思えるかは不明。 デキャンティングすると、鉛筆や炭の様なよりシンプルな香りに変化。 だが味は渋味が丸く和らいで、弱めの甘味感と上手く調和。 口当たりは少々弱くはなるが、全体のバランスは向上傾向。意外にこれは有り。香りはそれほどでもないが、味はまあまあ。ボルドー好きなら「ま、こんなもんかな」と、ある程度割り切って飲めるレベルの普通のワイン。渋味の抜け方次第では化けそうな部分もありそうだがその辺は期待してない。澱が結構あったので最後は注意しながら注ぎ、60cc位は残していい。値段相応。およそ標準的な1000円ボルドー。気楽に気軽に飲むボルドーワインとしてはこれで良し。十分な出来。★楽天検索 シャトー バビー★該当商品が2件あるけど、1件はヴィンテージ違いか同名の別商品かな?
2009/05/05
コメント(0)
久しぶり(1年半以上ぶり)のシャトー・ド・アリ2005 ボルドー シャトー・ド・アリ2005 Chateau de Halie ジネステ社 ヨリック・ラヴォー氏(醸造) Ginestet Yorick Lavaud メルロー44% カベルネソーヴィニヨン32% カベルネフラン23% マルベック1% アルコール度13% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1153円色はややくすんだ濃い目の紫。香りはブラックベリー、カシス、革、インク、カカオ、べっこう飴?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味を伴う渋味香りは安ボルドーなりになかなかパワフルさを思わせる。樽の感覚もあるかな?味本体は軽く感じる時もあるが、口当たりと喉越しで重さを演出してて物足りなさはさほどでもない。味は適度な苦味が葡萄の渋味と酸味を補強して軽薄な印象になりそうになるのを防ぎ、正統派ボルドーのイメージを崩さない様にバランスを取る。人によっては重いのか軽いのかハッキリせず違和感を覚える人もいそうだが、ボルドーファンなら悪いようには受け取らないはず。でも今の渋味の安っぽい平坦さとしつこさはちょっと気になるかな。この辺は若さの勢いと果実感でカバーすべき(してた)点なのだろうが、経年変化で若干ボディバランスにも乱れが生じてると思われる。1000円ボルドーなりにパワーの点では流石に年相応に衰え気味か・・。でもリリース直後時の重さとインパクトはなりを潜めたが、味の枠はしっかりしてて全体の質はまだ健在。安いなりにベテランの老獪さみたいなものが現れている。まだ変化の中盤過程にいる気配があり、今は谷間にさしかかる時期。今後の経過で平坦に感じる渋味を酸味や苦味と同列に揃え、香りに甘いイメージが伴えば全く別の魅力を放つワインに化けそうな雰囲気がある。コルクには埃位の大きさだがキラキラした酒石が付き、ボトル側面には澱が張り付いてる。安ボルドー呼ばわりは失礼な気もしてきたなwww自分は2005年のACボルドーの中でも最高傑作の一つと思ってるから、この位の主張はしてくれても当然かw買いかぶりの部分もありそうだが、安ワインでもまだ3年後5年後と期待させる伸び代を感じさせるのも魅力。値段相応。といっても、まだ1200円位の力量はあるか。デビュー直後は1500円クラスでも通用する実力があったから、まだ昔取った杵柄の片鱗は感じられる。数年で味のバランスを新しく取り戻せれば再び返り咲く事も不可能ではないと思う。★楽天検索 シャトー・ド・アリ★
2009/04/28
コメント(0)
ボルドー シャトー・ル・フレニュ2005 Chateau Le Fregne シャトー・ル・フレニュ メルロー カベルネソーヴィニヨン カベルネフラン 割合不明 ステンレスタンクとコンクリートタンク半々で醸造 樽熟成12ヶ月 アルコール度14% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:1350円前後(?)色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、コーヒー、土、カラメル?昆布?味は甘味を伴う渋味と苦味。余韻に渋味と薄い苦味。抜栓直後は消毒薬臭が強く出るが、数分で治まる。一瞬、コーヒーみたいな口当たりと味。渋味はしっかりと感じられ、喉越しにも明快な存在感を出し、なかなかの飲み応え。余韻の奥行きは思ったより伸びそうで伸びないが、これだけ味にボリュームを感じられれば十分。しかしコーヒーや炭の様な苦味も感じられ、少ない貴重な果実感を邪魔するニュアンスも無くはない。樽が効いてるのか香りも苦い印象のものが目立ち、果実感削りにより拍車をかける。元より酸味の感覚が弱いから、フルーティーな方向性は期待してないし、できない。その結果、味が渋味と苦味の混合2種で単調になりがちに。このあたりには人を選ぶ部分がある。単調気味の味にはなっても、ボリューム感は健在だから意外に安っぽくはならず、これはこれで結構ヘタれずに飲める。 抜栓後2時間の経過でも大きな変化は見られず、質も安定。渋味基調の味が好みで、樽系の香りやニュアンスが気にならなければハマるボルドーワイン。飲み手の好みや慣れに依る評価のブレは否めないが、自分は気に入った。値段相応。香りか味にもっと果実感を持たせ、飲み手の間口を広げるつくりが出来れば1800円台も狙える。イギリスではこれが5.49ポンド(1ポンド146円計算で800円強)だっていうから羨ましいね。
2009/04/10
コメント(0)
ボルドー シャトー・ダヴィド・ケナック2007 Chateau David Queynac ジネステ社 Ginestet メルロー75% カベルネソーヴィニヨン25% アルコール度12% 輸入:重松貿易株式会社 参考価格:900円前後色は透き通った濃い目の赤紫。香りはカシス、ブラックベリー、プラム、チェリーリキュール。 抜栓10分位でブラックベリー、土、絵の具、チェリー?味は渋味と酸味。余韻に甘味と薄い苦味。香りはまぁまぁ。味は結構ガッチリとまとまってる。口当たりは薄く感じるが喉越しでボリュームを出して釣り合いを取る。薄い割りにしっかり目の渋味でストレートなボルドー。香りには揺らぎがあって不安定な部分もあるが、フルーティーさに何とかワインの深みを纏わせようと足掻いてる感じは見える。余韻は値段相応に浅いが意外に長く(10秒以上)伸びる。良くも悪くもこの味のまとまり方には拡がりが感じられず、一本調子。そしてこの味の芯の力強さに香りの実力が伴っておらず、そのせいで全体のバランスを乱す傾向に。 時間経過で香りのフルーティーな感覚が弱まり、ワインの方向性に迷いが出てくる。味自体は悪くない。ただ味の芯の太さに香りが付いて行けてなくて、味がなんとなく強いだけの“よくある安ボルドー”以上の印象を出せてない。味をもう少し弱めるか、または香りに勢いをつけるかが出来てれば評価も違ってきたかもしれない。この味と香りのバランスの悪さが惜しいな。脂の乗った肉料理でもあれば、上手いこと口内の味の収束と隆起を抑えてバランスを整えてくれると思う。肉系料理と一緒ならまだ味の調整は可能。口直しのパンとチーズ位では不十分。値段相応。1~2年の放置で、香りそのままに味だけ丸くなってくれるのならば多少は化けることに期待してもいいかもしれない。ちなみに自分は期待してない。安ボルドーとして料理と一緒にすぐ楽しむ。★楽天検索 ダヴィド・ケナック★
2009/03/24
コメント(0)
ボルドー シャトー・フロリー・オード2007 Chateau Florie-Aude ジネステ社 Ginestet メルロー80% カベルネソーヴィニヨン20% アルコール度12% 輸入:重松貿易株式会社 参考価格:900円前後色は透き通った濃い目の紫。香りはカシス、ブラックベリー、チェリー、プルーン、インク、カラメル?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に酸味と軽い渋味。お、悪くない。香りが良いし、味のバランスも綺麗。渋味に軽さはあるが、その存在感は確か。香りのフルーティな感じを活かせるように、味にも果実の印象を出したのか結構飲み易い。値段なりに重み・深みは無いが、渋味の軽さを踏まえたこの果実感押しは正しい選択。こうなると余韻の最後に感じる軽微な渋味は、長所の果実感を削りかねない邪魔者にも感じる。ボルドーワインとしては葡萄のタンニンを否定する事は出来ないワケで、邪魔者扱いはいくらなんでも言い過ぎかもねww。フルーティな香りに適度な味の強さとバランス。値段なりではあるが、何と言うかこの“ワインとしての飲み易さ”はかなり好印象。渋味が邪魔に思える時があるように感じたが、これはむしろボルドーワインとしての立場をわきまえた上で、安ワイン特有の軽さ・飲み易さもアピール出来てると言うべきか。流石にかつての名作「シャトー・ド・アリ2005」や「シャトー・シャン・デ・ロワ2005」には及ばないが、重松貿易のプチ・シャトーシリーズには稀に“当たり”が混じってるから安ボルドーでも侮れない。値段以上。この価格でこの質はなかなか頑張ってる。1000円以上も狙える。例えば、以前飲んだシャトー・ベル・エール2005を1180円で買う位なら900円ちょいでこのワインを買う。★楽天検索 フロリー・オード★
2009/03/20
コメント(0)
ボルドー シャトー・ロバン2007 Chateau Robin ジネステ社 Ginestet メルロー80% カベルネソーヴィニヨン10% カベルネフラン10% アルコール度12.5% 輸入:重松貿易株式会社 参考価格:900円前後色は微妙にくすんだやや濃い紫。香りは青葉、ブルーベリー、ブラックベリー、緑茶?鉄?味は渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。意外に香りは結構爽やかな感じ。味は標準で“渋い水”一歩手前レベルだが、バランスは悪くない。口内には少々しつこさが残る部分があり、余韻の並びを乱す要因になることも。金属っぽい香りが出る時もあり、香りの爽やかさの長所もやや不安定。薄い、軽い、安い、典型的安ボルドー。安ボルドーファンが適当にガブ飲みする用ワイン。普通のワイン好きが水代わりに飲むにはまだ変なクセを感じる所もある。食事に合わせてどうこう、という使い道もイメージ出来ない。ACボルドーの付加価値が無ければ、扱いに困る半端なワインだと思う。値段相応。ただし、自分の「ボルドーファン」「安ワインファン」というフィルターを通した上での相応評価。普通の人なら700円台前後でそれなり、と思うところかもしれない。安ワインをある程度飲み慣れた人でなければ、オススメ出来ない。★楽天検索 シャトー・ロバン★
2009/03/19
コメント(0)
ボルドー シャトー・テレ・ペ・バ(テリー・ペイ・バ)2006 Chateau Terrey Pey Bas ジネステ社 Ginestet メルロー65% カベルネソーヴィニヨン35% カベルネフラン5% アルコール度12.5% 輸入:重松貿易株式会社 参考価格:900円前後色は透き通った紫。香りはブラックベリー、カシス、インク。味は渋味と酸味を伴う苦味。余韻に軽い苦味と薄い渋味。普通のボルドー。味も香りも正統派安ボルドー。渋味と甘味を連想させる果実の香りに、赤ワイン特有の渋味。ボディを感じるのは口当たりの部分だけで、口の中に入れば後は胃までスムーズに一直線。でもこのあっさり感が逆に飲み易さを出してもいるので、意外に(?)これはこれでアリ。余韻はそこそこ残るが、奥行き・深みはほぼ皆無。標準で“紫の水”に近い状態。ボルドーの赤ワインという事だけの特徴。極端に言うと「香り」と「口当たり」までがボルドーで、そこから先はヴァン・ド・ターブルレベル。 抜栓30分を越えると口内にまとわりつく様なしつこさが出てきて 長所のあっさり感が削られてくるので開けたらすぐ飲むのを推奨。ボルドーワインには違いないが、ボルドー風ワイン飲料位に考える方が分かり易い。一応、食事中の水代わりにガブ飲みする目的ならこれで十分な質。「1000円未満のACボルドー」であること以上の期待をしなければ結構悪くない。値段相応。買ってすぐ飲み、すぐ空ける。680円以上1000円未満の正直なワイン。★楽天検索 テレ・ペ・バ テリー・ペイ・バ★
2009/03/17
コメント(0)
ボルドー AOCプルミエール・コート・ド・ブライ AOC Premieres Cote de Blaye シャトー・カップヴィル(キャプヴィル、カップヴィユ)2006 キュヴェ・プレステージ Chateau Capville Cuvee Prestige シャトー・カップヴィル メルロー75% カベルネソーヴィニヨン25% コット(マルベック)5% アルコール度12.5% 輸入:ドウシシャ 購入価格:1350円色はやや濃い目の綺麗な紫色。香りはカシス、ブラックベリー、枯葉、土、ミント、バニラ?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻は苦味と軽く渋味を伴う薄い甘味。良い味。こういうボルドーを久しぶりに飲んだ気がする。新鮮なパワーがあり、ベリー系果実の強い凝縮感を大いに楽しめる。余韻の伸びは値段相応に短いが流石にそこまでは期待してない。むしろ余韻を短く持ってくることで逆に苦味の目立つ印象を抑え、上手くバランスを取ろうとしてる様にも感じる。渋味・苦味・酸味の3要素の強いせめぎ合いで成立している香りと味と余韻のバランスのワインなので、どれか一つでも崩れたら途端に普通のワインになってしまいそうな気配がある。ちょっとした変化で評価が変動しそう。味に荒っぽさはあるが、香り・味・余韻が互いに牽制・サポートしあってて全体のバランスは悪くない。もう2年位熟成させるのも面白そうな気はするが、なるべく新しい内に抜栓直後から早く飲むべきワインだと思う。パワーを保ててる内が華。値段相応。濃い果実の味が好きな人が気に入るワイン。★楽天検索 カップヴィユ★
2009/01/25
コメント(0)
全65件 (65件中 1-50件目)