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室内の空気の乾燥対策に「鍋で湯を沸かす」を始めたら驚異的効果で笑う。湿度30%台の室内が30分で70%を超えるw。部屋を出入りすると空気に圧力と粘性を感じる。もう加湿器なんか目じゃないね。昔のストーブの上に水の入ったヤカンを置くのは理に適ってる。 ポルトガル リスボン Lisboa アゾイ・ヴィーニョ・ティント・レゼルヴァ2010 Azoi Vinho Tinto Reserva (アゾイ・ショアライン・ティント Azoi Shoreline Tinto) ヴィディガル・ワインズ Vidigal Wines (製造?) ナーゲル・ウント・ホッフバウアー社 Nagel & Hoffbaur GMBH & CO,KG (販売?) 使用品種不明 アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:720円(3本で2160円)色はややくすんだ濃い紫。香りはアンズ、ブラックベリー、餡、レーズン、鶏レバー?味は薄い渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まぁ、普通。ベリーの香りにやや深いモノが混じって、それに合わせた出力の渋味と酸味。余韻もサッと出てサッと去るあっさりしたもの。渋味は経年である程度落ち着いた感じ。酸味に粘りが有り、これは南フランス、イタリア、スペインにも共通した日差し強めの地域ならよく有るもの。経年からか、渋味は落ち着き、酸味も動きがゆっくりで飲み易くなってる。これは出方と自分の体調の問題も有るかもしれないが、香りの出力が妙に弱い。内容的にはベリーにドライフルーツと鉄を感じる何かだが、香りを感じ取れた時点で止まる。味も同じ感じで、メインの味わいは変わらないが、香りに連動した渋味や酸味は途切れがち。総合的には、割と普通の赤ワイン。少しの渋味と少しの酸味、甘味は余韻にそこそこで、赤ワインらしさは なかなか。ガブ飲み向けと言う程軽やかではないが、それが出来る位には飲み易さが見られ、普通なりに厚みも感じられる。肉の味には相性良し。余程クセのある煮込み系はもちろん、ローストしたものにも問題無し。野菜や燻製とかでなければ大丈夫。多分、料理を気にする程香りが乱れる事は無いと思うけど。とりあえず、720円なら値段以上。1000円の壁は超えてる。(で、超えたところでストップ)まぁ普通。300ml残しで次の日(抜栓23時間程度経過)香り出力は大きく後退。味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に薄い渋味と苦味。ん~?酸味が無くはないんだけど、それを確かに感じにくい。苦味の感覚の方がハッキリしてて、そっちの方に持ってかれてる雰囲気。飲み易さは向上。ただし、普通さも向上w。酸味が落ちた分だけ味が落ち着いたが、特徴が無くなった。渋味も滑らかになったが、やはりワインから特徴が大幅に弱体化したとしか思えない。甘味の感覚が残ってる分だけ、「赤い水」とまで感じるほどじゃない。だが、良く言えば澄んだ味になった が、悪く言えば実力以下の安い味に落ちた。とはいえ、この辺は好みの部分も有りそうだし、飲み易さ向上の点まで含めて「安い味に落ちた」という言い方をするのは過言かな。2日目も、720円なら値段以上。約1000円の格。720円だと思えば充分上出来だが、1000円と思うとまぁこんなもんかの感覚。この辺の基準は割と曖昧w。普通さを「クセの無さ」と捉えれば、2日目の方が良くなったとも言える。
2017/01/18
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ポルトガル ドウロヴァレー Douro Valley ポルト・クルス(クルズ)・タウニー Porto Cruz Tawny ポルトクルス社 Porto Cruz 樽熟成 アルコール度19% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1382円色はやや濃い赤紫。香りはカシス、キャラメル、バニラ、黒糖?銅?味は甘味と苦味。余韻に苦味を伴う甘味と薄い酸味。香りとも相まって明確な甘味感。2010年に飲んだホワイト・ポートの赤版だが、こちらも分かり易い味。同じ甘味果実酒ジャンルのベルモットに近い。キャラメル香が甘味をさらに支え、キャラクターを確立。最初に感じたカシスリキュールみたいな香りが最後の最後で酸味の感覚を微妙に連想。 ☆ソーダで割ってみた(ワイン1:ソーダ3)☆ う~ん、ほぼ酸味の無いカシスソーダだわ。 でも余韻のキャラメル的印象は悪くない。 サッパリした飲み口で、これはこれで美味しい。価格の安い物だから、香りも味も結構単純。ストレートならともかく、ソーダ割りにすると赤玉スイートとかの味と大差無くなるかも。流石に余韻の残り方はこのポルト・クルズの方が明らかに綺麗。綺麗な香りと強過ぎない甘味感。ガブ飲みする様なワインじゃないから、チビチビ飲む分には丁度良い。ただ、そういう用途でなら個人的にはホワイトの方が好きかな。一応カクテルベースにも良いし、余ったら料理にも使える。(ステーキソース作りたい)生ハムとかナッツ類とか、程々に塩味の有るものが良し。チーズとか粘りを感じるツマミだと口内でワインとぶつかると思う。値段相応。香りと余韻までのトータルバランス、ポルトガルの本物感まで込みなら納得。約600円のサントリー・赤玉スイートワインの2倍以上美味い。(←そんなのと比べてやんなよw、という話だが)【5,000円以上送料無料】ポルト クルズ タウニー 750ML価格:1,300円(税込、送料別)楽天では やまや のみ。現在売り切れ。安ポートワインの中ではサンデマンよりも好き。
2015/05/20
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世間はもうコミケの時期なんだなぁ(←「世間」の範囲がやたら狭い件) ポルトガル DOCヴィーニョ・ヴェルデ ラゴスタNV Lagosta カーヴ・ヴェリヤス Caves Velhas アリント40% トラハドゥーラ30% ロウレイロ30% アルコール分9% 輸入:ドウシシャ 購入価格:950円色は非常に薄い黄緑。香りはライム、キャベツ、ラムネ、未熟なメロン、ミント?味は甘味を伴う酸味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。爽やかな味と香り。良くも悪くもジュースっぽい雰囲気。甘酸っぱい味に柑橘とラムネの香り。フルーティーで甘酸っぱい雰囲気を、薄い苦味でソフトに抑える。それによってジュースっぽさ と ワインっぽさを上手く両立。良い意味で、なかなか完成されたガブ飲みワイン。ただ、この系統はイタリアのランブルスコ・ビアンコとかと丸かぶり。飲み易さを生んでるはずの果実感のせいで、逆に酸と苦味感を活かしたヴィーニョ・ヴェルデっぽさを損なってる様な・・・。ランブルスコと比べて、勝ってる(差別化出来る)部分はどこか?と聞かれると、正直 即答出来ない。苦味の出方が控えめ過ぎたか、長所であるはずのフルーティーさが、逆に短所になってしまう要素にもなってしまってる。フルーティーで微発泡っていうと、どうしてもフルーティーさをメインに置いたワインは個性が弱る傾向が・・。コップに氷入れてガブ飲みするタイプのワインだが、このワインならではの個性を感じる程ではないね。とはいえ、それはそれで とりあえずガブ飲みワインとしては、なかなか楽しい雰囲気は持ってた。今回ニンニクとベーコンとシメジをオリーブオイルと塩胡椒で炒め、温泉玉子を添えて粉チーズをかけたものをツマミにしたが、油で軽く揚がったシメジとニンニクに適度な塩味と旨味感がワインの果実感と上手く合致。手軽で少~し塩の効いた味と上手く合う感じ。料理よりもポテトチップスとかジャーマンポテトとか、手軽でジャンクな雰囲気のものに合う。一応、値段相応。「ポルトガル」の「ヴィーニョ・ヴェルデ」ワインとしてはクオリティも役割も含め、約1000円弱で問題無く相応。でもイマイチ個性に欠ける、ワインに飲み慣れてる人程、物足りないものを大きく感じる。以前飲んだガゼラよりは美味かった気がするが、ガゼラには勝てるが、それ以上(1000円レベル以上)を目指そうとすると、壁の厚さと高さに手こずる。★楽天検索 ラゴスタ★楽天扱い約2件 ビバヴィーノで756円 お手軽ワイン館で1058円1000円未満でなければ、あえて手を伸ばす価値は無いだろうな。良くも悪くも、変なスプリッツァーよりはマシレベルの酒入りジュース。「ヴィーニョ・ヴェルデ」って地名が付いてなければ、多分興味出なかった。
2014/08/13
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ポルトガル DOCドウロ ヴィディガル・ドウロ2010 Vidigal Douro ヴィディガル・ワインズ Vidigal Wines トゥーリガナショナル、トゥーリガフランカ、ティンタアマレラ 割合不明 アルコール分13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1000円色はやや濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、カカオ、カラメル、革、餡、銅?檜?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に苦味と甘味。ちょっと甘い感じ。渋味が前面に来るけど、甘苦い感じの流れが後からすぐ追ってくる。香りのカラメル香もその流れを後押し。渋味基調ではあるけど、後の甘味の引き立て要員みたいで、出方は大分大人しい。甘味は軽いが伸び易く、苦味は甘味が伸び過ぎるのを牽制。ガブ飲みする程ではないが、なかなか飲み易い味構成で悪くない。酸が弱いせいで厚みに欠ける部分は有るな。そこは流石に値段なりの仕方ない部分だが、飲んでて飽き易い要素も強い。一応、60分以上の時間経過でも変化は軽微。総合的には、単発のグラスワインには悪くない赤ワイン。ほんのり甘味が強く感じられるのはポートワインのイメージなのか、元々そういう特徴なのか!?カリフォルニアのメルローワインに近いイメージ。(と言うかアメリカ人が好みそうな味のワイン)料理は網焼きの焼肉とか。醤油の味と相性良い感じかな。渋味控えめなので、アブラもやや控えめが望ましい。甘味との共通点を狙えれば大体OK。値段相応。約1000円の、飲み易さ重視の赤。間違いない。まあ普通。普通なりに万人向けの味わい。【送料別途ご案内】ヴィディガル ドウロ 750ML価格:1,000円(税込、送料別)いつのまにやら やまや が楽天に出店店頭販売と同じ価格なのは評価する。ただ、実店舗と共有の保管方法(常温でボトル縦置き)ならば、熟成の仕方にはややバラつきがあるだろう。少なくとも あり得ない高温(最低30℃以上)にさらされてはいないだろうけど、セラー保管程の順当な熟成は期待してない。スクリューキャップのボトルならどうか知らんけど。
2014/07/07
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ポルトガル ヴィーニョ・ヴェルデ アントニオ・ロペス・ブランコ2012 Antonio Lopez Branco ヴィディガル・ワインズ Vidigal Wines ローレイロ50% トラハドゥーラ40% アリント10% アルコール分9.5% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:950円色は薄く黄緑がかった黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、シトラス、ミント、灰?塩水?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い甘味。香りは柑橘系がメイン。味は苦味基調で酸がほんのり追いかける感じ。余韻はあまり引っ張らずにスッと切れる、スッキリした飲み口。いかにもなヴィーニョ・ヴェルデの微発泡白。苦味基調だが苦味は過度に目立たず、シンプルなガブ飲み系のワインとしてバランスが完成されてる。 抜栓15分位(温度上昇も込み)で酸味に伸びが出てきた感じ。 香りの柑橘感とも相まって、スッキリ感の中にも味の厚みが見えてきた。香りにもう少し甘い要素が有ってもよかったかな。土地の特徴の範囲内とはいえ、香りが柑橘要素に偏り過ぎてて、味の幅の狭さをサポートしきれない。まあこんなのは難癖同然の意見だけど、食中のガブ飲みワイン以上の役割は担えないだろうね。これはこれで、ガブ飲みワインとしては充分及第点。ヴィーニョ・ヴェルデならではの微発泡要素が爽やかさを押し上げ、単純な安ワインで終わりそうになるところに個性を生んでいる。味だけならスペインやイタリアの同価格帯の白にいくらでも有りそうだが、ここはヴィーニョ・ヴェルデワインの面目躍如。料理は塩系の味に相性良し。薄焼きピッツァや、オイルパスタ等、甘味感が薄くて軽い白ワインに合うものは大体何でもOK。今回薄切りのローストポークにガーリックドレッシングとワサビを添えたが、柔らかい食感とアブラで和らいだワサビの辛味が、肉の甘味と旨味を維持しつつ、ワインのスッキリ感・あっさり感と上手く合致。値段相応。1000円弱のガブ飲み白ワインとしては問題無く納得。水代わりの素朴な白ワインの役割は十二分に信頼出来る。★楽天検索 アントニオ ロペス ヴィーニョ★楽天扱い2件 ビバ・ヴィーノで780円 お手軽ワイン館で980円 平均880円まあまあ標準的な価格。1000円未満ならよし。
2013/10/05
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ポルトガル エストレマドゥーラ地方 リスボン(リスボア)地区 Lisboa ヴィディガル・レゼルヴァ2010 Vidigal Reserva ヴィディガル・ワインズ Vidigal Wines ティンタロリス(テンプラニーリョ)70% カステランフランセーズ20% カベルネソーヴィニヨン(?)10% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:980円色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、プルーン、ビスケット、黒糖、檜?味は渋味と甘味。余韻に苦味を伴う渋味と甘味。結構美味いな。ベリー系果実に、火の通った様な木や甘い香り。渋味もしっかりしていながら強い主張はせず、後に続く甘味を上手に送り出してくれる。口当たりは重く感じそうだったが、口内では滑らかに通り抜け、果実の甘味を余韻に明確に残す。凡庸な1000円ボルドーにコクと重さを乗せたみたいで、飲み応えが有る。イタリアのスーパータスカンに近いイメージ。ただ、酸味が足りてない様で、味がシンプル過ぎる傾向は見える。価格を考えれば難癖同然だが、酸の存在感と味の拡がりを引き換えにこの重さを取った、みたいな。重めの赤ワインを(苦手、ではなく)好まない人にとっては、あまり面白くないワインかも。 抜栓60分程度で、渋味が緩くなってきた気がする。 元々ガッチリした強い渋味でもなかったが、カリフォルニアの安メルローみたいな雰囲気に。 日差しの強い地域の赤ワイン特有のダレ方だな。 人によっては飲み易さが増した様にも思うかもしれないが、いまいち味が締まらない。総合的には上出来の赤ワイン。渋味の出方がソフトなので、重さが目立たず嫌らしくない。変に水っぽい1000円ボルドーや、味の強さだけに走ったパーカー90点系スペインよりもずっとバランスが良く、飲み易さと飲み応えの両立が図られてる。料理は赤ワインで肉を煮込んだものが最適。重さに対抗出来る、ちょっとしつこく感じる位の味付けのものに向いてる。シチューやミートソース等。牛肉なら無理に煮込まなくても焼くだけでいいかな。ポルトガル料理はよく知らないけど、品種構成もあってかスペイン的な料理に合いそう。値段相応。相応だけど、出来は良い。飲み手の好み次第で、1300円近いところまで狙える力が有る。★楽天検索 ヴィディガル ワインズ★楽天扱い約2件 うきうきワインで837円 メルカードで890円 双方売り切れ中800円台でイケるなら立派なもの。パーカー90点系スペインと同じ位の価格はしても納得したと思う。
2013/10/01
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ポルトガル ソル・ドウラドNV Sol Dourado エノポート社 Enoport カステラン60% ティンタロリス20% トリンカディラ20% ステンレスタンク発酵 アルコール分11.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:582円色は透き通った紫。香りはカシス、キャンディー、きなこ、インク、イチジク?味は甘味と酸味。余韻に苦味と甘味を伴う酸味。う~ん、微妙に安い香りだな。実際安いんだけど、味が想像以上に安かった。これは悪い意味で酒入り葡萄ジュース。まず渋味が全く無い。これはこれでキャンディー的甘味が際立つ、飲み易さ重視の構成。このジュースっぽさで以て、飲み易さを演出してるのなら、ガブ飲み向けワインとしては有る程度理解もしよう。一応、余韻の苦味が何とか果実感を盛り上げようとはしてくれるが、結局元のジュースっぽい味わいが目立つだけで、ワインらしさが皆無。ラングドックのごちゃ混ぜワインだって、もう少しワインらしい個性を出すものだが。軽くサラっとした飲み口で、良くも悪くも値段なりに 味も香りも嘘が無い。カリフォルニアのカルロ・ロッシにかなり近いイメージと味わい。ニューワールド系のライトな安ワインを好む人なら、これはこれで割と飲める部分も有るのだろうが、この安いジュースっぽさの出方は自分の好みではない。もう少し香りを頑張るか、渋味の感覚を出せてれば話も変わってきただろうけど。料理は多少塩胡椒の効いたチキンソテーやチキントマト煮込みとかがいい感じ。ワインの果実感を上手く利用しつつ、ツマミの味を補強・強調出来れば理想。ジュースっぽい印象を最大限活かすなら、コンソメ味のポテトチップスでも良い位。値段以下。実力的には500円以下のレベル。「ポルトガル」のワインという微々たる珍しさが100円弱乗ったと思えれば相応かも。これはポルトガルのカルロ・ロッシ。氷入れてジョッキでガブ飲みするレベルの酒。好み丸出しで言わせてもらえれば、先日のスペインのアレグランサの方が味も個性もコスパも上。★楽天検索 ソル ドウラド★楽天扱い約9件 580円~798円 平均680円630円を上回ったら買う気にはならないな。「ポルトガルワイン」という部分に興味が無かったら、あまり買う意味が見えない。
2012/10/07
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キャップシールはボトル上部にガッチリと張り付き、コルクにも噴出の形跡有り。 ポルトガル パルメイラ地区 VQPRD Palmela(?) ロメイラ・パルメイラ・ガラフェイラ1996 Romeira Palmela Garrfeira カーヴ・ヴェリヤス Caves Velhas カステランフランセーズ100% Castelao Frances 樽熟成24か月、瓶詰め後に瓶熟成12か月以上 アルコール分13% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1480円(1980円のタイムサービス品)色は透き通った赤紫。やや褐変しかけ。香りはブラックベリー、インク、枯葉、土、炙りベーコン、ラムネ?味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味。思ってたほど熱劣化的な変化は無いっぽい。果実的な香りは弱いが、これは経年に因るものだろう。味はやや単調ではあるものの、落ち着いた出方。苦味は目立つが 突出はせず、生き残った果実の流れを補強。ビターズ系リキュールみたいな独特の個性を感じる。熟成赤ワインとしてはまずまずの出来。 ん?抜栓15分程度で、急に苦味がしつこく感じる様になった。 香りも大きくは変わらないが、インクや土のニュアンスが強く出てくる。 やっぱり何かしらの熱の影響が有ったのだろう。 抜栓40分程で、強まった苦味は沈静化。 その代わり香りも弱り、“苦い水”に近くなる。 だが酸自体はまだ生き残ってて、苦味が収まった分だけ、飲める部分は広がった。 抜栓60分弱で、酸味が徐々に伸びてくる様に。 苦味の問題はほぼクリアー出来る程度には酸味が盛り返し、 流石に余韻までは届かないが、飲み易さが増した。総評としては、良くも悪くもちょっと熱の入った古酒。抜栓直後は結構飲める雰囲気だったし、変化は早かったが、熱劣化ボトルとしては健闘した方。時間経過で復活もしたし、ポルトガルの赤ワインに興味の有る人なら、それなりに満足出来るかな。値段相応。赤ワインとしては1500円弱相当だが、1996年ヴィンテージという点でプレミアが乗ってると思えば1980円も納得。ワインの状態が不明瞭だったのを考慮しても、1480円の値段なりには楽しめたので まあ良し。
2012/08/27
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ホワイト・ポート飲むのも久しぶり。 ポルトガル ドウロヴァレー サンデマン・ホワイト・ポート Sandeman White Porto サンデマン社 Sandeman アルコール度19% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は黄色がかった金色。香りはシナモン、キャラメル、薄い蜂蜜、バニラ、洋梨、ヘーゼルナッツ、餡?味は苦味と甘味。余韻に薄い苦味。抜栓直後は白ワインのヒネ香みたいなの(まさに悪い意味でのポートワイン香)が目立ったが、これは数分で静まる。落ち着いてからは、甘いスパイス香と粘性のある甘い物要素を感じる。甘い香りに甘い味で、分かり易いホワイト・ポートかな。以前飲んだポルト・クルス・ホワイトと比べると、こちらは甘味に偏り過ぎ。でも苦味が突出気味な甘味を牽制してくれるので、言う程悪い感じはしない。だが、やはり甘味ばかりが単調に目立ち、あまり飲んでて惹かれるモノが無い。ポートワインって大体そういうものなんだろうけど、このワインに関しては面白さが薄い感じ。悪い方向に長所と短所が一緒で、リキュール並みの甘味と苦味が口内でしつこく廻る。ホワイト・ポートとしてはスタンダートな品なのだろう。だが、これをそのままポートワインとして飲んでも甘味が妙にクドいだけ。ソーダ水とかで【ワイン1:ソーダ3~4】位でカクテルにすれば、もう少しイヤな感覚は薄まると思う。値段相応。まぁ こんなもんか、といったところ。安目の価格だから かもしれないが、あまり見所の有るワインではなかった。★楽天検索 サンデマン ホワイト★楽天扱い約20件 1260円~2751円 平均1600円前後こんなに価格にバラつきがあるとは思わなかったな。1600円でも結構高価めだと感じるのに2700円オーバーって・・・。買うのなら1500円以下だろう。個人的には同価格のポルト・クルスの方が美味いと思う。今回のサンデマンは、単調な味に安い香りで カクテルベースとしては良いと思うが、ワイン単体としてはイマイチ。とりあえず冷蔵庫に入れといて、チビチビとソーダ割りで飲むか、洋風みりんとして料理に使うかしようと思う。幸い、ポートワインだから消費期限は普通の白ワインよりも長いw。
2011/12/09
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ポルトガル DOCダン カテドラル・ティント2005 Catedral Tinto カヴィポル社 Cavipor http://www.cavipor.pt/home.htm ティンタロリス50% アルフロシェイロ40% トゥーリガナシオナル10% ステンレスタンク発酵 フレンチオーク樽熟成6ヶ月(新樽率100%) 瓶熟成3~6ヶ月 アルコール度12.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1150円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、焼き海苔、チェリー、カカオ、革?インク?味は苦味を伴う軽い渋味と弱い酸味。余韻に薄い苦味と酸味。随分と短かめのコルクだな。味も香りも既にピークを過ぎてた様な大人しさ。まだ何とか果実感を残してはいるが、全体的に弱々しい。弱いなりにバランスは取れており、味自体は渋味控えめで そこそこ飲み易い。新樽率100%というのが何処まで本当か分からないが、樽のニュアンスは明確で それなりに個性は感じられる。一瞬 右岸ボルドーのイメージが浮かんだが、こちらは酸の出方がもっとストレートでフルーティーさが強い。 抜栓15分位で、全体にチョコレートっぽい印象も伴ってくる。 段々と落ち着きが出てきて、弱めに感じた味と香りに張りと重みが生まれ始める。 こうなると ある程度飲み応えを主張する様になってきた。悪く言うと樽に葡萄の特徴が喰われ過ぎてる部分も少なくない。5年で熟成が進み 果実味が落ち始めてるからか、香りや苦味が出しゃばりで うるさく感じる。製造の為の熟成期間の長さから察するに、本来は早飲み推奨のガブ飲み向けだったのかもしれない。もっと若い内に飲めていれば 樽感と果実感とで かなりパワフルでフレッシュな楽しいワインだったはず。樽の効いたワインが好きな人なら、今飲んでも結構気に入る味と香りかもしれない。リリース後2~3年以内に飲めれば、万人向けで力強い佳作ワインになれてたかも。このままさらに寝かせても、あまり向上するイメージが湧かないな。多分「バニラの香りがする、ちょっと苦めの葡萄水」にしかならない気がする。今飲んでも3年後に飲んでも「飲み手も料理も選ばないガブ飲みワイン」というにはちょっと違う感じ。オリーブオイルと粉チーズをまぶしたプレーンオムレツか、豚バラのグリルとかが合いそうかな。香りが出るが あまり濃厚過ぎず、甘味のニュアンスの有る柔らかい食感の料理が 上手くいきそう。単なる焼き肉やチーズでは噛み合わない。値段相応。不味くはないし 飲み易さも個性も有ったが、今飲むと何かしっくり来ない中途半端な味構成にも感じる。それでも、約1000円で“樽のニュアンスの強い赤ワイン”を楽しむには決して悪くないと思う。★楽天検索 カテドラル★楽天扱い約18件 866円~1180円 平均1050円前後ああ、800円台でも買えるなら結構良いかも。せめて1000円未満で買えてたら、「水っぽい安ボルドーよりも もっと信頼の置ける、しっかりした味」と好意的な印象を感じたかもしれない。
2011/02/13
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ポルトガル DOCヴィーニョ・ヴェルデ DOC Vinho Verde ガゼラNV Gazela ソグラペ社 Sogrape Vinhos ローレイロ主体、ペデルーニャ、トラハドゥーラ、アザル 割合不明 ステンレスヴァット醸造(PDF) アルコール度9% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:798円色はかなり薄い黄緑。香りは青リンゴ、洋梨、接着剤、レモン、ユズ、植物性クリーム?味はやや弱い酸味と軽い苦味。余韻に苦味と酸味を伴う苦味。分かり易い微発泡の白ワインで、ちょっとしたスパークリングワイン。炭酸の感覚はそれほど強くなく、舌にほんのりピリピリする程度。香りは一面的でちょっと青臭いが、これはこのワインの特徴の範囲内だろう。水っぽい味だが、酸の感覚は明確で存在感は確か。白ワインとしてはちょっと押しが弱いが、飲み易さと炭酸のアタックが個性を生んでいる。ソフト・スパークリングとしては なかなかだが、“白ワイン”としては流石に存在感が弱い。ちょっと酸味が目立つ程度の味の起伏で、普通の安ワインレベル。スパークリングではないのだし それで悪い事も無いのだが、イマイチ美味さがハッキリしない。総合的には、ちょっとピリっとくるガブ飲み白ワイン。ひょっとしたらレモンを絞った普通の炭酸水でも代用可能かもしれない。でも変なスパークリングワインを買うよりも安いだろうし、これはこれで見所はある。ガブ飲み用でもアリで、食中のグラスワインとしても まぁまぁ。先日のガタオと同等か、値段なりに0.5ランク下位。値段相応。食中のグラスワインとしては存在感が有って悪くないと思う。800円未満なのを考慮すれば食前酒、食中酒としては結構いいかもしれない。ガタオと比べるならコスパはもう少し上かな。★楽天検索 ガゼラ★楽天扱い約10件 759円~971円 平均840円前後800円台前後で買えるなら十分な出来。単なる安白ワインよりは微発泡要素の分だけ面白さがある。
2011/01/06
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ポルトガル DOCヴィーニョ・ヴェルデ DOC Vinho Verde ガタオ(ガタオン)NV Gatao ボルゲス社 Vinhos Borges アザル、ペデルーニャ、トラハドゥーラ、アヴェッソ ローレイロ 割合不明 澱上で2ヶ月以上熟成(PDF) アルコール度9% 輸入:木下インターナショナル株式会社 購入価格:944円色はかなり薄い黄緑。香りは青リンゴ、檜、バニラ、レモン、ミント?味は酸味と苦味。余韻に薄い酸味と薄い苦味。微発泡ワインだが、割りとしっかり炭酸の感覚が有る。香りは青果実に木の様な香りがメインで、柑橘系の香りが補強に回る。味は酸味基調で、スッキリとした感じ。ボディ自体は水っぽい感じでやや薄い様にも思えるが、この薄さが逆に爽やかさと軽快さの魅力の活かし、微発泡ならではの優しい炭酸の刺激が飲み応えをつくる。酸味がしつこく出そうになる時が有るが、それこそ炭酸で打ち消し、バランスを綺麗に整える。この位の酸の強さで丁度良いところなのだろう。炭酸の当たりが味の感覚を鈍らせる点は有るが、正直これはどうでもいい部分。元が水っぽい味だし、香りもスッキリ感押しで、爽やかさの長所を損なってるとは思えない。やはりこれは白ワインというより、炭酸弱めのスパークリングワインと思っていい。純粋に“白ワイン”としては いささか味に偏りと浅さが有るが、それでも単なるガブ飲み白ワインよりもまだ個性が有る。 開栓20分位を境に炭酸の勢いが急に弱体化。 このワインから微発泡要素を取ったら 軽薄で時に酸がしつこい安ワインになるので、 開けたら早めに飲んだ方がいいかもしれない。これはワイングラスよりもフルートグラスとかで飲んだ方が良かったかも。特別 味に寄与する様な香りでもないし、酸味と炭酸を真っ直ぐに感じ取ろうとするならその方がこのワインの魅力をもっとすんなり受け取れたかもしれない。一言で言えば、微炭酸のちょっと酸っぱい安白ワイン。これはこれで白ワインの酸味が好きな人、抵抗無い人なら結構気に入りそうなワインと思う。料理に合わせるには何も問題無い。香りの相性も考えると、食前酒以外にサラダには合いそうな感じ。蒸し野菜とか しゃぶしゃぶ とか、比較的さっぱりした料理にマッチしそう。意外に油を使った料理には合いそうで合わない気がする。値段相応。当然 不味くはないよ。むしろ良い味。ソフトな感触のスパークリングワインと思えばそこそこの出来。ただ、白ワインとしてもスパークリングとしても中途半端な立ち位置で、「ポルトガルワイン」である事に意味やこだわりが無いのなら別に買わなくてもいいんじゃないかな!?★楽天検索 ガタオ★楽天扱い約28件 886円~1575円 平均1050円強買うなら1000円未満で、だな。 1000円以上だと どうだろ? あえてこれを1150円以上出して飲む意味が何処まで有るのかはちょっと判断付かない。白ワインでもスパークリングワインでも、このレベルなら1000円出せばそれなりの物が買えるし。まあ「ポルトガルワイン」に興味が有る人なら一定の面白さを感じられると思う。
2011/01/04
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もらいもの母の知人の旦那さんがゴルフでホールインワンを出し(6番ホール 144ヤード)、そのお祝い品を頂きました。表のラベルには旦那さんの、クラブを構えたゴルフ場での雄姿がプリント。 ポルトガル プリマヴェラNV Primavera カーヴ・プリマヴェラ Caves Primavera.S.A ビカル70% マリアゴメス30% アルコール度12% 輸入:ピーロート・ジャパン株式会社 参考価格:不明色は薄っすら黄緑がかった薄い黄色。香りはレモン、クリーム、セージ、石灰?味は酸味と苦味。余韻に苦味と甘味を伴う薄い苦味。柑橘系果実の香りに、酸味基調のスッキリした味。スパークリングワインとしては分かり易い部類。酸味基調でミネラル感が味を締めるが、余韻の甘味が味の偏りを防ぎ、結構飲み易い味のバランスに。リンゴの様な果実感と蜂蜜っぽい甘味と苦味のニュアンスで構成。爽やかな感じで、香りのややクリーミーな印象が味にほんのり膨らみを纏わせる。泡抜けは結構早く、注いで数分程度で微炭酸状態。炭酸の当たりを前提とした爽やか演出なので、炭酸が弱まるとジュースっぽい味に。これはこれで飲み易さは増すのだろうが、酢っぱ苦いだけの飽き易い味にも感じる。まぁ、可も無く不可も無くの普通のスパークリングワインかな!?普通なりに万人向けの味で、注いで すぐに飲み切るつもりならそんなに悪くない。複数人で開けて早めに飲むのを推奨。多分、1200円弱から 高価くても1400円前後位だろうか・・・。少なくともそれ以上したら、自分で買って飲みたいとは思わない。今日日のデイリースパークリング界では1000円前後で強豪がひしめいているので、それと同程度の価格以下でなければ、このワインだと埋もれてしまう。
2011/01/03
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ポルトガル ダン地方 アストロラビウム・ダン・レゼルヴァ2006 Astorolabium Dao Reserva ダン・スル Dao Sul トゥーリガナシャナル、アルフロシェイロ、ティンタロリス(テンプラニーリョ) 割合不明 フレンチオーク樽9ヶ月熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社オーレ ジャパン 購入価格:1280円色は透き通ったやや薄い紫。香りはカシス、キャンディー、灰、餡、インク、にんじん?ココナッツミルク?味は甘味を伴う酸味と軽い苦味。余韻に酸味と苦味を伴う薄い甘味。まぁまぁの味。味も香りも軽やかで穏やか。渋味の感覚は薄く、甘酸っぱい味で攻めてくる。フルーティーで飲み易く、軽やかさを活かす方向で全体を動かしていく。渋味の層が薄い部分はアルコール感の余韻である程度カバー。オーストラリア辺りの1000円台ピノノワールに近い構成。香りがちょっと人工的な感じで、味との噛み合わせが上手くいかないかも。ブショネ等の劣化とは違うと思うが、灰や枯れ木の様な香りがフルーティーさの勢いを削ぎ、無理に複雑さを演出しようとして着地に失敗した感じ。せっかくの軽やかさを後押しするキャンディー香を、餡やインクといったやや重苦しい類の香りが被さり、全体の統一感に乱れが生じてる。そこに灰っぽい香りが絡むと、ワイルドとも言えない妙に濁った印象になり、綺麗さが損なわれる。 抜栓1時間弱でいくらか香りの濁りが解消され、味も苦味が厚みを引っ張るように動いていく。 だがこうなると逆に個性が失われた様で、何でもない普通の赤ワインになってしまいそうに。一応、味自体は悪くない。渋味控えめでフルーティーさを推し、飲み易さを主張。香りの出方にやや難があるが、これが気にならなければ“しっかりした味のガブ飲みワイン”という立ち位置に収められる。やはり香りが問題なので、(唐辛子以外の)香辛料の効いたエスニック料理か中華料理等で対抗出来れば意外に良い仕事をしそうではある。ココナツミルクとパクチーのタイ風グリーンカレーやら山椒と八角の効いた豚角煮とか。値段相応。1000円台前半の赤ワインとしては個性は有るものの、結構普通。単独だと魅力に乏しいが、ユニークな香りの料理と一緒なら化ける可能性も無くはない。★楽天検索 アストロラビウム★楽天扱い9店舗 1180円~1580円出来れば1200円以下で、精々1350円位までが上限。「ポルトガルワイン」にこだわりが無い限り、1400円以上出して飲みたくなるワインではないな。
2010/07/21
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ポルトガル ドウロヴァレー Douro Valley ポルト・クルス・ホワイト Porto Cruz White ポルトクルス社 Porto Cruz 樽熟成 アルコール度19% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は綺麗な金色。香りは蜂蜜、ライム、洋梨、バニラ、リンゴ?味は甘味と苦味を伴う酸味。余韻に甘味と軽い苦味。ホワイト・ポートって初めて飲んだけど、結構美味いね。貴腐ワインやアイスヴァインよりも、もっと分かり易くお手軽な甘口ワイン。フルーティーな香りに甘酸っぱい味でなかなか取っ付き易い。食前酒または食後酒として万人向けで、ベルモットにも近い印象。ロックで飲んでも美味しい。むしろ氷浮かべた方が、過度に甘ったるい感じが和らいで飲み易さが増すかも。当然甘い酒が苦手な人には向かないが、そういう人はポートワイン自体に興味が向かないと思う。万人向けと言いつつも、飲み手の好き嫌いは出易いタイプ。今回飲んだのは比較的安めのホワイト・ポートなので、甘味の出方が安っぽく感じただけなのかもしれないけど。バニラや洋梨の香りが強いので、デザートワインに向いてる。お菓子作りの香り付けや、アイスクリームのトッピングソースに使っても良い。ポートワインに興味が無い人でも、キャプテン・モルガン・スパイスド・ラムを美味しく感じる人なら気に入る。値段相応。だが1280円でこの味なら充分満足。100ml前後程度飲む分には、変な焼酎より信用できる。
2010/06/24
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ポルトガル アレンテージョ地方 レゲンゴス地区 アランドラ・ブランコNV Alandra Branco エスポラン社 Esporano S.A. マンテウード60%ディアガルベス40% ステンレスタンク発酵 アルコール度12.5% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:780円色は薄い金色。香りはレモン、石灰、グラニュー糖、グレープフルーツの皮?グレープシードオイル?味は酸味と軽く甘味を伴う苦味。余韻に酸味と薄い苦味。香りや口当たりはマコン・ヴィラージュに似たオイリーなニュアンスを感じる。でも蜂蜜の様な粘性は無いし、ナッツの感覚も無い。ミネラル感が強い様な感覚による錯覚か!?ちょっと不思議な味だな。味の基本軸は酸味で、苦味が底を支えるシンプルな構成。香りの柑橘系果実のニュアンスがより酸味の印象を強め、結果的に余韻までそのイメージを引っ張ってくる。この香りと連動した酸味の押しは少々しつこく感じられる所もある。酸味に追随する苦味も、酸味が退くと苦味だけが取り残されて味の動きにワンテンポ遅れるこの違和感が妙に気になる。これはこれでボリューム感の演出意図とも受け取れるが、味と余韻に雑な印象を与える要因にもなっている。 温度の変化によっては味の順番が入れ替わりそうだな。 温度上昇で多少厚みを感じられてきて、このせめぎ合いもいくらか面白さと思えてくる。 冷たいと軽い甘味が強く出て苦味が控えめに、温度が高めだと苦味が目立って甘味が控えめに。 高め状態だと何処か煮え切らない、鈍いマコンみたいな味わいに。何だろう?・・高級感が有りそうで無い。価格を考えれば十分上出来で美味いけど、どこか気まぐれな味の出方は掴み所が無くて判断し辛い。微妙な温度の変化による印象の振り幅が予想以上に大きいのか、味の信頼性に難がある。馴染みの無い地域と品種に不慣れなだけかもしれないが、どうも引っかかる部分があって素直に楽しみきれない。コスパ的にはデ・ボルトリ・dB・セミヨン・シャルドネに対抗出来そう。軽さとフレッシュ感ならデ・ボルトリ、厚みと独特の複雑さならこのボトル。味重視で考えれば、ドメーヌ・デ・トゥール・ヴォークリューズ・ブランの1~1.5ランク下辺りか・・。ドメーヌ・デ・トゥールより酸味の出方が派手過ぎて深みも弱く、香りの幅が狭い。料理に合わせるなら赤身の魚かな!?「塩鮭焼き」か「鰹のタタキ」が合うと思う。「豚しゃぶ」におろしポン酢でもよい。酒の味の気まぐれ感に対応できる、あっさりしつつも味の主張の強い料理に向いてる。一応値段以上。これも先日飲んだ赤同様、1200円クラスと闘える実力を秘めている。赤と比べると少々素直さや安定感に欠けるが、コストパフォーマンスは高め。★楽天検索 アランドラ 白★あら、楽天相場の1300円以上の価格だとお得感は無いな。せめて1000円前後で手に入ればこその今回の高評価。
2009/08/28
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ポルトガル アレンテージョ地方 レゲンゴス地区 アランドラ・ティントNV Alandra Tinto エスポラン社 Esporano S.A. ペリキタ25% トリンカデイラ25% バスタルド25% モレト25% ステンレスタンクでマロラティック発酵 ステンレスタンクで4ヶ月熟成(?) アルコール度13% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:780円色は透き通った鮮やかな紫。香りはカシス、ブラックベリー、チェリーリキュール、ウィスキー?スイカの皮?味は渋味と酸味を伴う軽い甘味。余韻に酸味と薄く苦味を伴う薄い甘味。お、これはなかなかの味。香りもフルーティーでストレートなベリー系果実の印象。味のバランスがかなり綺麗で、渋味と果実の甘酸っぱさを巧みに両立。余韻は今ひとつ伸びないが、それが逆に変なしつこさを引っ張り込むのを防ぐ。そしてそのまま軽やかな味わいを活かしつつ、薄い甘味を残して柔らかにフェードアウト。この味構成の完成度は素直に感動。一応、口当たりと喉越しで渋味の出方がちょっと出しゃばり気味になり、まだ粗さが残る部分が感じられる。これは経年熟成で脱却出来そうな要素なので、NV品でも経年でもう少し滑らかさを向上させられるはず。これは美味いワイン。味の出方にまだ未熟さを感じられる部分はあるが、基本的にはバランスが良く非常に飲み易い。特にこの素直な香りと余韻の綺麗さ・穏やかさは欠点を補って余りある。値段以上。これは1200円以上を狙える。バロン・ド・レスタック以上のコスパと汎用性。★楽天検索 アランドラ★
2009/08/26
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