全30件 (30件中 1-30件目)
1
南アフリカ WOウェスタンケープ ヴァンジール・コーヒー・ピノタージュ2013 Vanzijl Coffee Pinotage インブコ(イムブコ)・ワインズ Imbuko Wines ピノタージュ100% 樽発酵 樽熟成(半分をアメリカンオーク樽とフレンチオーク樽で熟成) アルコール分14.5% 輸入:JSRトレーディング株式会社 購入価格:1192円色はやや澄んだどどめ色。香りはカシス、バニラ、枯草、粗製糖、カカオ、中南米系コーヒー?味は酸味と薄く甘味を伴う薄い渋味。余韻に薄い苦味と渋味を伴う酸味。たしかに不思議な香り。果実の雰囲気は有るが、香ばしい要素が拡がる。味は結構シンプルで浅め。結構飲み易い雰囲気。苦味と酸味の出方がコーヒーっぽい。名前負けwはしてない。アルコール感の余韻が強そうで、意外と強くない。高アルコール度が、酸味より苦味を強調する要因になってる感じ。香りがやや特徴的なのは分かったが、それは味に寄与する程のものではないね。肝心の味だが、厚みや奥行に欠け、飲み応えが乏しい。そこをカバーする高アルコール度かもしれないが、上手く機能してない。酸が弱い状態でアルコール度を高めると、どんなワインも大体同じ様な味と構成になるよな。香りは悪くない。ワインの魅力を損なうことなく個性を出せてる。で味は?と言うと、酸の出方が頼りなく、渋味や甘味の伸びも浅く、ボディもサラっとした傾向で、どうしてもスケールが小さく感じる。不味くはないけど、飲んでて面白くない。料理は肉が無難だが、苦味に対応しつつ、甘味と酸味を補填出来れば理想。ちょっと強めの火加減で焼いた、ちょい焦げハンバーグに甘酸っぱいトマト系のソースがかかれば丁度良いかも。これはこれで、値段相応。最初は香りの珍しさと口当たりの勢いで、1400円イケるか!?と思ったが、飲んでみたら約1200円順当。コーヒーっぽさをかんじさせる香ばしい香りが付加価値で、味に関しては値段なり。何か・・・美味い不味いじゃなくて、飲んでて「面白くない」。グラス1~2杯ならそれなりに楽しく飲めると思うが、1人で1本飲もうとすると早い段階で飽きる。香りには良い個性は感じるんだが、その個性を味の美味さに活かし切れてない。400ml程残しで次の日(開栓20時間程度経過)。香りはカシス、カカオ、黒糖、インク、カラメル、プルーン?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。コーヒー感は無いけれど、ワインとしてはそれ程悪くない。フルーティーな香りが増してて、取っ付き易い。味も渋味が抜けて滑らかな飲み口になってる。アルコール感が有りそうで無いね。香りで誘導されるのか、2日目ボルドーっぽい味わい。安いローヌかボルドーの2日目みたいな雰囲気。ボルドーとローヌを足したイメージ。ピノタージュにも色々有るってのが分かってきた気がする。樽を効かせたものならボルドーっぽいのも有るし、サンソーの雰囲気が強いラングドックぽいのも有るし、多分ピノノワールっぽいのも有るんだろう。で、このコーヒー・ピンタージュは南フランスとボルドーを足した雰囲気。繊細さも濃厚さも無いけれど、1日経過による こなれた味わいで飲み易さは有る。2日目の味、悪くない。ボルドー系好きならそれなりに気に入るんじゃないかな。値段相応。約1200円前後。納得。同価格の平凡な赤ワインよりも良いモノ持ってる気がする。初日だけだったらこうは思わなかったと思う。★楽天検索 ヴァンジール コーヒー ピノタージュ★楽天扱い約4件 1382円~1944円 平均1500円前後 1ケース(12本)箱買いで16330円(送料込)1400円弱から、はちょっと厳しいな。出来れば1200円前後以下が望ましい。1500円は上限。「南アフリカ」の「ピノタージュ」が飲みたいのでなければ、とりたててオススメはしない。コーヒー要素はおまけ。飲んでて上手いとは思うが、値段なりの赤ワインを求める人には少々コスパに欠ける点もある。
2017/09/26
コメント(0)
南アフリカ WOウェスタンケープ KWV・クラシック・コレクション・ピノタージュ2015 KWV Classic Colection Pinotage KWV社 KWV ピノタージュ100% オーク樽熟成8~10ケ月 アルコール分14% 輸入:国分グループ本社株式会社 購入価格:948円色は濃い紫。香りはブラックベリー、カシス、粘土、セロリ?白胡椒?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い酸味。これはラングドックのごちゃ混ぜ安赤、そう言われたら信じる。しつこさと苦味を思わせる出方のベリー香と渋味の出方。ベリー香に土っぽさを想起させる雰囲気の香り要素が、決して強くはない渋味を補強。余韻は浅めだが、味のメリハリは意外と(?)効いてると思う。やはり苦味が全体の流れを構成するために重要な部分を担ってる。飲み易さは無くはないが、悪く言えば安っぽい味。実際、高価なワインというわけではないし、安っぽくて何も悪くないんだが、味全体に奥行きが無い。そこをサポートするための やや高めのアルコール度かもしれないが、上手くいってない。果実感が弱いからね。やや高めのアルコール感で厚み演出するにはシンプルさが強過ぎる。総合的には、ホントに「ピノタージュのワイン」というトコしか特徴が無いね。その「ピノタージュ」の部分でさえ、飲み手をしっかり楽しませられると思える程ではない。赤ワインとしては起伏に頼りない部分が多く、香りもイマイチ普通の部類。苦味がもう少し穏やかであれば、塩味強めの茹でパスタやチーズ類等の料理で適当にカバー出来たはず。多少苦味が有っても、焼いた白身肉に塩が有れば大体十分。渋味は弱いからアブラは要らない、旨味や塩味を上手に補強出来れば安いなりの良さを活かせると思う。値段相応。品種や産地を考えないならば、1000円弱の赤ワインとしてはそれなりに。ただ、結局それだけしか長所を見取れない。南アフリカのピノタージュワインが飲みたいのだとして、このワインはふさわしいのだろうか・・?300ml強残しで次の日(開栓22時間程度経過)。香りはブラックベリー、カシス、粘土、カラメル、巨峰の皮?スミレ?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻は苦味と薄い酸味。飲み易さという点を思うと、初日より向上したかも。香りがもう少し落ち着いて、甘い雰囲気が出易くなった。苦味で弱目の渋味が強調される構成は初日と同じ。香りの分だけ美味くなった気はするが、ラングドックの安赤感は変わらず。大きな違いこそ無いが、初日と比べて2日目の方が安っぽさに嫌味を感じないな。初日の雰囲気に経験と慣れができたからかもしれないが、1日の経過で全体がこなれた感じになって、しつこさが無くなったからかも。滑らかな飲み口になって、飲み易さは上。2日目も値段相応。約1000円の赤ワイン。だが、2日目の方がもう少し美味くなった気がする。「ピノタージュ」の特徴云々はよく分からないが、これは自分のピノタージュワインの経験不足故の部分も大きい。★楽天検索 kwv ピノタージュ クラシック★楽天扱い約5件 995円~1280円 平均1180円前後まぁまぁこんなもん。「南アフリカ」の「ピノタージュ」の「約1000円のワイン」の勉強として、とりあえずの指標。一応、南アフリカ最大手のメジャーワイン企業らしいので。
2017/09/24
コメント(0)
南アフリカ ウェスタン・ケープ州 ゴールデン・カーン・ピノタージュ2016 Golden Kaan Pinotage ゴールデン・カーン Golden Kaan ピノタージュ100%(ピノノワールとサンソーの交配品種) オーク樽熟成4ヶ月 アルコール分14% 輸入:国分グループ本社株式会社 購入価格:1598円色はやや澄んだ鮮やかな紫。香りはブラックベリー、胡椒、餡、グレープフルーツの皮、プルーン、インク?めんつゆ?味は薄い渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。渋味は控えめで飲み易く、重い雰囲気の割には、飲んでみると実際はそうでもない。香りの感覚で南フランス的印象が引っ張られただけで、結構軽やかな部類。控えめに言って、普通。酸味より苦味が目立つガメイみたいな感じ。味はガメイかチリピノで、香りがラングドックのカリニャンやサンソーの混じった赤のイメージ。余韻の苦味の伸びは、香りもそうだがアルコール感の圧も有ると思う。良く言えば、濃い味わいながらも渋味控えめでサラっと飲み易い。悪く言えば、口当たりのボリュームの割にあっさり通り抜けて、物足りない。個人的には、悪い意味で普通。(特に南フランスの安ワインを飲み慣れた人程そう感じると思う)正直、味構成がシンプル過ぎて、飲んでて何も残らない。良くも悪くも、ピノタージュという品種の特徴は出てるのかもしれない。南フランスの赤に近いが、渋味は控えめで飲み易く、飲み手の幅は広くつくられてる。かと言ってガブ飲み系ワイン程軽快な味わいでもなく、じっくり飲める程の深みも無い。それはそれで万人向けの手堅い出来とも言えるが、よくあるラングドックの安ワインに似てるとしか思えない。以前飲んだクマラ・ピノタージュ・シラーズに近いが、あれのクオリティーを倍引き上げた佇まい。渋味は有るが軽くて飲み易く、香りはベリー香が有ってフルーティーだが、アルコール感の厚みが軽さ故の大人しさをカバーする。酸味と苦味に対応できる料理が望ましい。渋味控えめなのでアブラは要らない。豚しゃぶとかが適任。茹でた豚肉にポン酢に胡椒をかけたものが丁度良い。四川料理やタイ料理とかの辛い料理にも合いそう。値段以下。これと似た様なワインなら、1200円位でラングドックにいくらでも有ると思う。↑で書いたクマラ(680円)の倍額が上限。1600円弱はいくらなんでもキツい。1100台以下が目安。★楽天検索 ゴールデン カーン ピノタージュ★楽天扱い約3件 1420円~1620円 平均1500円前後この価格ではアカンと思う。ここからせめて2割引いて(1200円台に差し掛かって)、ようやく飲む気のスタートラインに立てる価格。
2017/09/21
コメント(0)
南アフリカ WOウェスタン・ケープ リブ・シャック・レッド2015 Rib Shack Red ダグラス・グリーン・ワインズ Douglas Green Wines ダグラス・グリーン・ベリンガム社 Douglas Green Bellingham ピノタージュ60% シラーズ40% 樽熟成(?)(wood maturedとラベルに記載) アルコール分13.5% 輸入:アサヒビール株式会社 購入価格:1123円色は澄んだ紫。香りはカカオ、ブラックベリー、杉、鉛筆、黒土?クローブ?味は渋味と薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。ん~、普通か。渋味はまあまあしっかりしてるが酸が弱く、濃そうでいて そんなにパワーは無い。香りとも相まって、苦味がちょっと目立ち気味。ピノタージュとシラーズって感じはしないな。カベルネとメルローのイメージ。渋味は有るけど、伸びも深みも無い。結構あっさり気味。苦味と甘味で補強してるんだろけど、よくある安ワインって印象。ピノタージュが足引っ張ってない?ボリューム感が出てない。渋味も酸味も頼りなく、その割に苦味が残り易くて綺麗な感じがしない。飲み易さを重視してるんだったらまだ分かるが、当初の狙いが分からなくなる。カベルネかシラーズだけでつくるかした方が個性出せたんじゃ・・。総合的には、普通の赤ワイン。渋味は有るけど酸味は弱く、余韻も浅めで物足りなさが強い。こういうもの、と分かってれば1000円ボルドー的な雰囲気は楽しめると思うが、肉料理に合わせて云々を考えると どうしても頼りない。肉専用赤ワインという触れ込みだが、肉料理を美味しくするという意味ではないね。このワインを美味しく飲もうとするなら、脂のノった肉料理が必要になるよ、という意味w。なんならカマンベールチーズみたいな高脂肪分のチーズでもいい。プルコギとか、韓国系の甘辛いタレに漬け込んだ焼肉とかなら合うのかな。料理側で甘味と旨味を足せればもう少しマシになるかも。値段以下。取って約1000円だな。880円と言われても納得。南アフリカなら、アシュトン・ケルダーのカベルネの方がはるかに肉料理向けで高コスパ。★楽天検索 リブシャック★楽天扱い2件 うきうきワインで1058円 ヴァンエボヌールで1479円興味本位以上のオススメはしない。1058円ならまだしも、1479円はキツい。約1000円で肉料理向けの赤ワインが欲しいのなら、↑で書いたアシュトンケルダーか、アルゼンチンのマルベック、南フランスのシラーでいくらでも有る。
2017/09/17
コメント(0)
南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2013 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー2013 Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成8ヶ月 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:723円色は濃い赤紫。香りは杉、インク、ブラックベリー、胡椒、土、革、カカオ?カラメル?味は渋味と薄い甘味。余韻に渋味と薄く酸味を伴う苦味。1本目(1月の頃)と比べて、香りが絞られてきた。味も渋味が落ち着き、バランス感が向上。順調に熟成が進んで行ってる。半年前と変わらず杉香が目立つが、品種の特徴の範囲内。味も相まって、メドックワインに迫れる潜在力を感じる。元々強い渋味ではなかったが、他の味とのバランスが取られ、今が良い感じの飲み頃に。順調に熟成・・・といっても、元の質が高い物ではないので、賞味期限は長くなさそう。リリース3年から、長くても5年がいいとこ。経年変化も結構早そうで、半年ごとに変わっていきそう。1月に飲んだ時は数年追ってみたいと思ったが、数年も追う事は無いなw。精々1年半位でいい。まぁ、上出来の安ワイン。1000円クラスのメドックに近い雰囲気を味わえるガブ飲み系で、飲み易さとボリュームを兼ね備えてる。抜栓90分以上経過でも変化は軽微。料理はハンバーグかな。渋味が落ち着いた分、あんまりガッツリ「肉」って風でもなくなった。レトルトのミートボールみたいなのなら甘味も補填出来て、上手く合うと思う。値段相応。相応だけど、出来は非常に良い。以前は1400円クラス狙えるかと思ったが、今飲むと これは1100円クラスが上限かな。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い約17件 699円~923円 平均800円前後フランス好きで、南アフリカワインというところに引っかかるものが無いのなら問題無くオススメ。チリのコノスル・カベルネよりもカベルネしてて、オーストラリアやアルゼンチンのカベルネよりも個性がうるさくない。
2015/06/29
コメント(0)
昨夜の2012に引き続き、2013年ヴィンテージ 南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2013 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー2013 Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成8ヶ月 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:723円色は濃い紫。香りはブラックベリー、インク、杉、鉛筆、油粘土、セージ、革、ウーロン茶?カラメル?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りが凄く濃そうな雰囲気。味のトーンが高過ぎて薄く感じるが、意外としつこさは無く、厚みを演出しようとする流れが見える。先日の2012よりも、もっと内に秘めた力強さを醸し出してる。少々うるさい位のインクと杉の香り。若めのカベルネソーヴィニヨンとしてはド直球。渋味の出方と張り方は、半端に長熟型のメドックワインに近い。まだチリのカベルネワインに近い、固さ と 粗さが目立ってる。この辺は経年で徐々に解消されていく部分だが、安ワインでこの状態は人や料理を選ぶ雰囲気。去年のワイン会で飲ませてもらった、Tetta・メルローに似てる。(tettaの味をもういくらか安くした感じ)若いカベルネでありながら渋味が大きく目立たない、青臭い香りを出しつつも甘い雰囲気も忘れない。同価格のラングドックのカベルネよりも明らかに将来性を感じる。これはすぐに飲んでもガブ飲みワイン以上にはなれない。数年は要熟成。そういう意味で万人向けではないし、中級者以上向けの面倒なカベルネワイン。料理はもう肉!炭火で表面を焼いた牛肉や豚肉の塊を煮込んだり、スチームローストしたりの、主張を制御しつつも存在感の有る肉が欲しい。肉の脂の香りや甘味でワインの青臭さや苦味を抑えられれば、ワインもかなり良い仕事を期待出来る。もっと簡単に行くなら、鶏の竜田揚げに胡麻ダレと柚子胡椒。柚子胡椒の香りと酸味、そして脂と胡麻の甘味で、ワインの青臭さと味の固さを潰す流れで。値段以上。現時点でも相応~980円位だが、数年程度の熟成で化ける可能性を多分に秘めている。最低1年、出来れば2年以上寝かせれば、1400円前後まで手が届くとこまで行けそうな気が。これよ!こういうのをアシュトン・ケルダー・カベルネに求めてたんだよ。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い役18件 699円~923円 平均800円前後やっぱり、アシュトン・ケルダーはヴィンテージ差が大きい。2013年は数年は追っかけてみたくなる。どこまで可能か分からんが。化ける前提で考えれば800円台は破格の安さ。そうでなければ まぁまぁ出来の良い、値段の割には結構美味しいってだけの赤ワイン。
2015/01/16
コメント(0)
南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2012 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成8ヶ月(?) アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:723円色はやや濃い赤紫。香りはカシス、粉砂糖、ミカン、炭、緑茶、鉄?煙?味は薄い苦味と酸味を伴う薄い渋味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。酸味と苦味感が割と目立つ。香りの果実感は弱めで、思いの外澄んだ印象。味も余韻も全体的に薄めで、大人しい雰囲気。あまりカベルネって感じがしないな。2011年よろしく、適当にガブ飲みする分には、このジュースっぽさも全否定はしない。香りは弱りながらも、味の突出は皆無。これはこれで万人向け。香りが安いというか、やたら単純でジュースの延長っぽい。かつて低評価を下した2011年の延長線上の味と香り。飲み易さは結構なとこだが、深み・厚み・重みはほぼ無い。経年で衰えたにしては、安ワインとはいえ早過ぎる。なんか、アシュトンケルダー・・・イマイチなワインになったな。価格を考えれば、その価格のワインに見合った役割をより深く果たせる様になったと言えるが、かつての価格にそぐわぬ高級感は大幅に薄れてる。フランスではなく、あえてこれを選ぼうって気分になれないワイン。初めて飲んだ2008年ほどの感心は全く覚えない。料理はハムとかソーセージとか、手軽な肉系のツマミに向いてる。カマンベールチーズや、いっそピザとか肉まん でもいい。あまり凝った料理に合わせられるものじゃない。フライドチキンとか、鶏の唐揚げとかそんなん。値段相応。700円と言われれば納得するが、まだ850円って言われても一応納得する。南アフリカにおける準1000円ボルドー的なポジションと役割を目指してる途中だろうか!?ワンコイン以上、900円未満ってところ。(←評価のスタート基準がワンコインワインレベル)元々ヴィンテージ差が大きく出易いワインだから、2011と2012は谷間の年なのかも。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い役18件 699円~923円 平均800円前後この価格でどうこう言うのもアレなのは分かってるけど、コノスル・カベルネの方が上。明日は2013年ヴィンテージを開けてみるが、どうなることやら・・。
2015/01/15
コメント(0)
南アフリカ ウェスタンケープ州 WOコースタルリージョン フェアヴュー・シャルドネ2011 Fairview Chardonnay フェアヴュー・ワイナリー Fairview Winery チャールズ・バック(オーナー) Charles Back アンソニー・デ・イェーガー(醸造) Anthony De Jager シャルドネ100% ステンレスタンクとフレンチバリック樽で発酵(新樽率10%) 澱と共にフレンチバリック樽熟成7~8ヶ月 アルコール分14% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1544円色は黄色がかった金色。香りはパイナップル、蜂蜜、メロン、クリーム、ピーナッツ?檜? 温度上昇で火打石、シロップ、未熟なメロン、バニラ、塩水?鉛筆?味は甘味を伴う苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りはまずまず。果実香に蜜感を伴う甘い要素が飛び出してくる。味は思ったよりも やや薄めで、香りのサポートを受けないと果実感が頼りない感じ。余韻もシンプルで味の延長線上の起伏。これはこれで分かり易い樽熟系シャルドネ。シャルドネのフルーティーさ と 樽の濃厚さの中間を狙った、バランス型。余韻のあっさり感から、香りの樽感にしては軽快な印象が強い。自分で果実と樽感のバランスタイプと言っておいてアレだがw、飲んでて半端で物足りない。同じ南アフリカのニール・エリス・シャルドネと、長所も短所もよく似てる。以前飲んだニール・エリス2012よりは味の輪郭がクッキリしてて、満足感はフェアヴューの方が上。 20分程度の時間経過(温度上昇)で火打石香が出てくる。(室温20℃、湿度35%) 果実感や蜂蜜感もバラける感じで、開栓直後のトロピカルな雰囲気は薄れていく。 元々のバランスの良さは崩れず、味は大きな変化は無し。総合的には、・・・結構普通かも。普通なりに万人向けで、香りの蜜感は悪くなく、味もクセの無い澄んだ流れ。しかしガブ飲み用と言う程軽くも安っぽくもないが、じっくり飲める程の厚みや存在感も無く、出来は何も悪くないけど物足りなさや頼りなさが纏わりつく。この辺は好みや経験の問題も有るだろうが、土地の限界も有るのかな!?料理は食材自体はあっさりで、味付けがやや濃厚なモノに向いてる。中華料理系が、香りがちょっと目立ちつつもワインに負けておらず、それでいてアブラとソースの重厚感が上手くワインの味を底上げ。甘酢的な味付けでワインの味を補填する事も期待出来る。意表を突いて、シーザーサラダ や 蜂蜜がけチーズピザとかもアリ。よほど繊細な味付けの料理でもなければ、大体何でもイケると思うが。ギリギリで値段相応。南半球系列の樽熟シャルドネとしては、割とよくある部類かもしれない。だがこれなら、ニュージーランドのオールド・コーチ・ロード・シャルドネの方がコスパは上。フェアヴュー≦ヴィニウス≦オールド・コーチ・ロード≦ノヴェラム<モンテス・アルファ流石にモンテスは別格にしても、やっぱりフランスって完成度が高いんだなぁと、ニューワールド飲む度に思い知るw。300ml残しで冷蔵庫保管し次の日(開栓後23時間経過)香りはレモン、洋梨、蜂蜜、ピーナッツ、火打石、茹で蟹の甲羅?味は苦味を伴う薄い酸味と苦味。余韻に薄い苦味と甘味を伴う薄い酸味。ん~、思いの外 細い味わいになったな。何かシャブリっぽい。苦味基調で果実感は後退し、香りもトロピカルでふっくらした雰囲気が大幅に薄れてる。これはこれで白ワインとしてはアリ。ミネラル感が見え易い。 温度上昇で柑橘系の香りは落ち着き、蜂蜜バターっぽい雰囲気が出てきた。 柑橘が落ちた事で、相対的に蜜感と火打石香が強まり、ほんのり高級感を増す。 味はさほど変わらず、線の細い酸が苦味感と共に進むだけ。やっぱり何かシャブリっぽいな。っぽいと言うか、シャブリからミネラル感の伸びを抑え、その分を余韻で甘味を匂わす流れをつくった感じ。そこを香りの蜜感で甘味サポート。香りがかなり底力を見せた。正直、味はまぁまぁ値段なりで、ニューワールド樽熟シャルドネの想定の範囲内。2日目も値段相応。決して出来は悪くない。ただ、好みの問題も大きいが、やっぱり自分ならニュージーランドのオールド・コーチ・ロードを選んじゃうかな。★楽天検索 フェアヴュー シャルドネ★楽天扱い役14件 1339円~1814円 平均1600円前後まぁこんなもんか。とりあえず納得はいくが、価格と内容的には決してお買い得ってことはない。
2015/01/14
コメント(0)
南アフリカ ウェスタン・ケープ州 コースタル・リージョン ヴィンヤード・セレクション・カベルネソーヴィニヨン2012 Vineyard Selection CabernetSauvignon スターク・コンデ・ワインズ Stark-Conde Wines カベルネソーヴィニヨン主体、メルロー、カベルネフラン、プティヴェルド、割合不明 アルコール分14% 輸入:コストコホールセール株式会社 購入価格:1238円色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、チョコレート、革、墨汁、檜、腐葉土?コーヒー?味は渋味と酸味。余韻に薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。香りはまぁまぁ、イイ線いってる。味が かなりシンプル。渋味を基礎に酸味を伸ばしてくだけ。余韻もあっさりで、味の延長線上の流れを導いて静かに落ち着かせる。ボリューム感はそれなりに。突出する要素は無く、これはこれで飲み易さ と 飲み応えは 上手く両立出来てる。香りのチョコレートや革の感覚が、シンプルな味わいに深みと厚みを演出しようと頑張って働く。香りと味のバランスの良さも なかなかで、南アフリカの自己主張がきちんと高級感をアピールする流れに。先日飲んだカデ・ドック・カベルネよりは、香りがしっかりしてる分だけ確実にワンランク上で、価格的にも順当なトコ。カリフォルニアみたいな、日差しの強い地域のカベルネに良く似てるニュアンス。不味くはないけど、味や余韻の厚みや伸びが頼りない、印象に残りにくい雰囲気。普通っちゃ普通だけど、普通の範囲で粗さは無いから、これはこれで結構悪くない。やっぱり香りかな!? 香りで印象を上手い事救われてる部分が少なからず有る。渋味は適度に抑えられ甘味は程々に、それでいて香りで深みを与えられ、余韻は静かであっさりと。全体の味の中では、樽感に支えられてる部分も結構有る。分かり易い赤ワインのはずだが、合う料理って意外と思い浮かばない。肉と言うよりチーズ系。ちょっとしつこい食感で、ほんのりアブラっこいもの。チーズやビーフにトマトを挟んだサンドイッチか、もっとシンプルに肉の塩胡椒炒めとか・・か!?大穴で、牛すじ煮込みとかイケそう。とりあえず、値段相応。同価格のボルドーやラングドックのカベルネと比べて、それに類する完成度の高さを感じる。500ml程残しで次の日(抜栓22時間経過)香りはブラックベリー、カカオ、革、アンズ、土?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄く渋味を伴う酸味。渋味が大分取れて、苦味が強まる。この苦味が余韻で渋味感らしきものを演出。2日目もそれなりにバランスいいかも。苦味の絡み方と樽感の出方から、こなれたスペインワインに近い印象。初日はカリフォリニアっぽいと思ったが、甘い香りが抜けた事で、ニューワールド臭さも軽減された感じ。初日の簡評は香りは良いけど味シンプル、だったが、2日目の味はシンプルである事に意味が有ったのに気付く雰囲気。適度に熟成した、安めのメドックワインみたいな味わい。まあ2日目も相応。でも初日からの変化を分かった上でなら結構面白い。
2015/01/11
コメント(0)
南アフリカ WOウェスタン・ケープ フルール・デュ・カップ・ピノタージュ2012 Fleur Du Cap Pinotage ベルグケルダー Bergkelder Winery ピノタージュ100% アルコール分14% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1000円色はやや濃い澄んだ紫。香りはブラックベリーン、インク、獣臭、アンズ、黒胡椒、赤唐辛子、レバー?腐葉土?味は渋味と酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。なかなかワイルドな香りで、南西地方のビュゼかフロントンの軽めのワインに近い。渋味出力は程々ながら厚みがあり、それでいて余韻は意外とあっさりめ。渋味を起点に同じ位の強さの酸味が伸びてきて、そのまま余韻ですぐにフェイドアウト。ワインの果実感自体は値段なりだが、そこを香りとアルコール感で底上げする構成。余韻の苦味が口内に残り易い雰囲気は有ったが、この程度は何か一口のツマミで潰せる。味の厚みは高めのアルコール感で引き出してるタイプで、口当たりのアタックの割りには余韻の勢いが続かない。バランスは悪くないのだけれど、じっくり飲める程の深みは無く、ガブ飲み出来る程の軽快さもない半端なところ。そこは香りで個性を出してるのだが、味だけなら「普通」って感想だけで終わりそう。 90分程の時間経過で、渋味と酸味の出力が落ちてきた。 アルコール感のボリュームは健在なので、飲み口の厚さの割に変な薄さの味になってる。 果実は落ちても余韻の苦味は残っており、悪い意味での「普通さ」に拍車がかかった感じ。香りに結構なクセが有り、シュッド・ウェストのワインを彷彿させる。果実感にやや難を覚える部分は有るものの、1000円の赤ワインとしては及第点。このワイルドな香りを楽しめる人なら、それなりにイケるはず。R・パーカー90点系1000円スペインから果実感を引いた分、香りに独特の臭みを持たせた様なワイン。渋味やら果実感自体は強くないので、アブラはあまり必要無く、甘味と塩味が合わさった味付けのモノに向いてる。味噌漬けの豚ロースステーキ、タレ焼き鳥、ソース無しのチーズピザの蜂蜜掛け等。ブルーチーズとレーズン、クリームチーズとアンチョビーみたいな組み合わせもアリ。値段相応。相応だが、1280円位って言われても納得したかも。これで1000円なら上出来の部類。同じ1000円なら、変なガブ飲みボルドー や 品種ゴチャ混ぜラングドックよりも飲み応えが有る。【送料別途ご案内】フルール デュ カップ ピノタージュ 750ML価格:1,000円(税込、送料別)楽天では やまや のみ。普通の価格。
2014/07/25
コメント(0)
南アフリカ WO ロバートソン ファイブス・リザーヴ・ピノタージュ2013 Five's Reserve Pinotage ファン・ローファラン Van Loveren ピノタージュ100% フレンチオーク樽熟成8ヶ月 アルコール分14% 輸入:コストコ・ホールセール・ジャパン株式会社 購入価格:579円色は澄んだ紫。香りは土、インク、泥、ピーマン、中濃ソース、トマトケチャップ?オレンジの皮? 開栓15分でカカオ、ブラックベリー、塩レモン、トマトピューレ、インク、土?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い渋味と苦味。何か、汚い香りだな。ピノタージュの親のサンソーの悪い部分が目立ってる感じw。(よーわからんが)味は程々に渋味が効いていて、酸味がちょろちょろ顔を出す。香りとも相まって、苦味の要素が不自然に出易い。渋味の軸が真っ直ぐ通ってるから、多少の苦味感の揺らぎは誤差と受け取れるけど、どうも構成が荒っぽい。チリの、ちょっと出来の良い安メルローワインに近い。 開栓15分程で、香りの粗さと汚さは解消出来てきた。 土っぽさが後退し、苦味を連想する要素に偏るものの、香りの出方が整ってきた感じ。 味に勢いが無い分だけ、香りが結構印象を動かすね。値段なりと言えば値段なりだが、味の伸びや出力、香りの質は安っぽい。土っぽい香りで渋味しっかりってのはピノタージュの特徴だろうけど、このワインは「土」というより「泥臭さ」が強い。価格の割には 味はそれなりに頑張ってる方だとは思うが、そこは流石に壁が有った。時間経過後はシラー、サンソー、カリニャンごちゃ混ぜ系ラングドックの奴に近い。ピザとか挽肉のトマト煮込み&粉チーズとか、トマト系の味付けにチーズが絡んだ物が一番しっくりくる。料理でワインの苦味さえ抑えられれば、意外と汎用性の有るワインかも。アブラの甘味で苦味を牽制しつつ、渋味を活かす流れを作れれば理想。牛丼の具に粉チーズかけたり、フライドチキンなんかもいいかもしれない。値段相応。時間経過後は動きが700円位のラングドックと同等なものを感じなくはないが、完成度はまだそこまでではない。500円のフランスよりは上。600円のチリよりは上。700円のフランスに近いが、その手前で動きが止まる。そう考えれば上出来な方だが、価格以外の魅力には欠ける。
2014/07/23
コメント(0)
南アフリカ WOロバートソン ファイブス・リザーヴ・メルロー・ロゼ2014 Five's Reserve Merlot Rose ファン・ローファラン Van Loveren メルロー100% アルコール分14% 輸入:コストコ・ホールセール・ジャパン株式会社 購入価格:579円色は赤みがかった、やや薄いオレンジ。香りはチェリー、キャンディー、粉砂糖、リンゴ、未熟なメロン、バナナ?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。ん~?、苦味強いな。香りはボジョレーのガメイの様なチェリーやキャンディー香。果実味は有るけど、思った程そこをメインにしてる様に感じない。この苦味に慣れれば、これはこれで飲み易い部類。香りはフルーティーだし、苦味感さえ突破出来れば、後は香りの後押しで果実感を引っ張ってこれる。香りを楽しむ余裕を持てれば、それなりなガブ飲み系ロゼ。香りだけが唯一にして最大の命綱。味バランスの事だけ言うと、流石に苦味の張りが強過ぎて、後に続く果実の酸や甘味が押し潰されそうになる。南アフリカで2014年ヴィンテージだから、ほぼヌーヴォーに近い。全体の味がまだ整いきれてないのかも。同じ南アフリカなら、アーニストン・ベイ・ザ・ショア・ロゼの方が完成度は上だな。温度上昇に強さを見せた点は評価するが、ガブ飲みワインにするには楽しさ(フルーティーさ)が乏しい。知らずに飲んで、ロゼワイン風味の焼酎水割りって言われたら、多分信じる。淡泊な味の食材を甘辛く煮込んだ様な味のものに向いてる。豆腐の玉子とじ、タレ焼き鳥、レトルトのハンバーグなんかも合いそう。アセロラとかの焼酎カクテルの感覚でいくと、イメージが上手くハマる雰囲気。値段相応。ワンコイン強のロゼワインだし、と考えれば まあまあこんなもん。でもやっぱり、積極的に飲みたくなるものでもないね。長所は香りだけ。その香りも、あくまで値段の範囲内での話。
2014/07/22
コメント(0)
南アフリカ ロバートソン地区(?) パピヨン・ブリュットNV Papillon Brut ファン・ローファラン・プライベート・セラー Van Loveren Private Cellar コロンバール80% ソーヴィニヨンブラン20% シャルマ方式 アルコール分11.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:848円色は黄緑がかった薄い黄色。香りはリンゴ、桃、シロップ、ライム、粉砂糖?アボガド?味は酸味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と甘味。泡の出方は割と大人しい。いかにもフルーツっぽい香りが目立ち、味もリンゴジュースの様な果実感。余韻のキレはまずまずで、スッキリした感じ。まあ、・・・良くも悪くもリンゴジュースだな。香りからしてリンゴのイメージが強いが、味の酸味と甘味もリンゴっぽい。素朴な印象だが、爽やかな感覚は有り、飲み易さはなかなか。グラスに注いで10分弱位でグラス内の炭酸はヘロヘロ。炭酸の勢いが衰えると、ちょっと果実味がクドいな。ボトル内ではそこそこ生き残るが、ジュースっぽさを活かすなら、複数人で短時間に一気に飲み切るのを推奨。これは・・・・・ジュースだな。ブリュットというほど辛口でもなく、そこそこ甘酸っぱい味。そういう意味では万人向けで、ワイン慣れしてない人でもそれなりに飲める。スパークリングワインとしては流石に安っぽいが、実際価格は安かったから特に文句も無い。ジュースっぽさが強くて、あまり「料理」に合わせる感じがしないんだよなぁ。強いて言えば、和食には合いそうな気はする。塩焼き魚や漬け物の類だと、塩味で上手くワインの甘味が抑えられて、素朴な内容を引き立てそう。塩系のシンプルな味と相性良い。何ならスナック菓子とかでもいいかも。一応、値段以上。率直な感想としては、約1000円弱のレベルだな。長所より短所の方が目立ち易い雰囲気はあったが、純粋に味と香りの評価としては、オーストラリア辺りの980円以下のスパークリングとほぼ同等。★楽天検索 パピヨン ブリュ★楽天扱い3件 1750円~1800円(送料込) 平均1780円 現在全店売り切れう~ん、これは話にならないな。1000円超えるだけでもどうかなと思うのに、1700円オーバーとは・・・。この価格じゃセミセッコ・カヴァや、下手すりゃ缶チューハイにもコスパで負けるぞ。
2013/12/16
コメント(0)
コストコで買ったニール・エリスの2012年 南アフリカ ウェスタン・ケープ州 ステレンボッシュ地区 ステレンボッシュ・シャルドネ2012 Stellenbosch Chardonnay ニール・エリス社 Neil Ellis シャルドネ100% 自然酵母でトノー樽発酵(新樽率33.3%、古樽率33.3%)、 残りをシュール・リーでステンレスタンク発酵6か月(?) 樽熟成6か月 アルコール度13.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1178円色は薄い黄色。香りはレモン、バニラ、梨、バター、クリーム?火打石?味は苦味と酸味。余韻に苦味と酸味を伴う薄い甘味。以前飲んだ2010ヴィンテージと比べると、随分とユルい香りだな。一つ一つの要素はイイが、全体だとダラけていて安っぽい。瓶差なのか、ヴィンテージの特徴なのか、拍子抜けの印象。味は果実感よりも、チョイ苦のシンプルな流れ。苦味と酸味のバランスはそこそこで、流石にここは踏ん張った。余韻の甘味がソフトに着地を決め、悪くない味構成。ただ、熟成不足なのかどうかは分からないが、飲んでて どうも細いな。水っぽさがチラつき、ニール・エリス特有の厚みや重さが乏しい。飲み応えが決定的に足りない。総合的には、まあまあ樽っぽい雰囲気が有るだけの安シャルドネ。これだったら まだ以前飲んだオーストラリアのイーグルホーク・シャルドネの方が、味の芯と香りの樽感がしっかりしてた。味も香りも細い、小さい。ニール・エリスに期待した要素がほとんど果たされてないのが残念。赤身魚のカルパッチョみたいな、あっさりした感じのツマミが向いてる。ワイン自体の力が頼りないので、濃い味わいの料理には合わないと思う。一応これはこれで、値段なりの水代わりワインだと思えば、意外と高級感を感じるかもしれない。値段相応。バランスは悪くなかったので、香りの出力だったり 味の張りだったり、何か一つでも特長が見られれば1400円弱を狙えた気もするのだが、今回飲んだこのボトルは随分と締まらないクオリティだった。気軽に飲める雰囲気と味わいを考慮し、1200円弱は良くも悪くも妥当。
2013/12/15
コメント(0)
南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2011 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成14ヶ月 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:638円色はやや黒っぽい、濃い紫。香りはブラックベリー、プルーン、インク、革、イチジク?味は酸味を伴う薄い渋味と薄い甘味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。色の濃さや香りの深みの割には、意外と渋味や全体のボディは控えめ。これはこれで飲み易いのはいいんだけど、以前の2010年ボトルと比べると、妙に薄くて安っぽい。ここの作り手はなかなか商品の質が安定しないね。渋味に偏らない味構成は万人向けで、余韻も大人しい。ガブ飲み向けで、苦味の絡み方には安めのスペインワインに近い印象も感じる。良くも悪くもちょい苦の葡萄ジュース的。60分以上の時間経過でも変化は軽微で、2011年は気軽に飲める雰囲気を追求したのかな!?2008年ボトルはフランスに近いモノを感じたが、2009年はやや失速、それでも充分な出来。2010年で高級感を持ち直したかと思えば、今回の2011年はどうも悪い意味で安っぽいフルーティーさ。比較抜きで、適当にガブ飲みする分には今回のこの味の方が良いのだろうが、少々期待ハズレ。 抜栓100分位で香りが弱くなり、苦味も強く出てきて、酸も濁った感じに。 物足りない味に濃さが出てきた様にも感じるが、 あまりバランス感やら綺麗さが無い。 ガブ飲みワインなら大した問題ではないものの、 どうも良い変化と受け止め切れない。このワインでなければ味わえない味ってワインじゃないな。安いなりにも確かに有るはずのアシュトン・ケルダーの個性がこのヴィンテージから感じられない。ワンコインレベルのガブ飲みワインと比べれば、かなり上出来の部類とは思えるが、結局ガブ飲みワインの枠内で完結してしまってる。飲んでて不味くはないんだけど、今回のボトルは単なる値段なりの安ワイン。料理は安いスペインワインに合わせるイメージになる。オムレツ や ツナのテリーヌの様なコクが有りつつあっさりしたもの、他にメンチカツ等の適度に柔らかい食感の肉料理とか。渋味控えめで甘味が少し乗る味わいから、タレ焼き鳥なんか意外と合いそう。食中のガブ飲みワインとしてなら決して悪くない、むしろ良い働きが出来そうな味なのは確か。638円で値段相応。800円台~1000円クラスの実力が有ると信じていたが、瓶差が極端に出たのか、今回のボトルはイマイチだったな。とりあえず数ヶ月後に別ボトルを飲み直してみようと思う。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い15件 693円~970円 平均800円前後ヴィンテージによって印象が大きく変わるね。かつてのコノスル・ピノノワール・コンヴァージョンみたいに数ヶ月でガラっと変わる事はなさそうだが、いつでも飲んでも安心できる安定した味っていうのは期待できそうにないのが惜しいな。「毎年違うボトルを飲んでも新しい、飽きないワイン」と受け取れれば、それなりに楽しめそうだが。
2012/10/12
コメント(0)
南アフリカ ウェスタン・ケープ州 ステレンボッシュ地区 ステレンボッシュ・シャルドネ2010 Stellenbosch Chardonnay ニール・エリス社 Neil Ellis シャルドネ100% 自然酵母でトノー樽発酵(新樽率33.3%、古樽率33.3%)、 残りをシュール・リーでステンレスタンク発酵6か月(?) 樽熟成6か月 アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色は薄く黄緑がかった薄い黄色。香りは火打石、石灰、ピーナッツ、バニラ、グレープフルーツの皮、煎餅?古い油?味は苦味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。かなり強い火打石的な香り。蜜感は有りそうで無い。味は苦味基調だが、余韻の苦味と甘味の出方がドイツワインっぽい伸び方。味と香りのイメージは一致しており、火打石香の強さに違和感は感じない。分厚い苦味が飲み応えを打ち出す 辛口タイプだが、余韻の甘味がソフトに落ち着き、これが ふくよかさを演出。40分以上の時間経過(温度上昇)にも変化は軽微で、意外と(?)安定傾向。これはこれで厚みも有って美味しいんだけど、もう少し蜂蜜っぽさ(或いは明快な甘味要素)が出てると良かった。去年飲んだ2004年ボトルも蜜っぽさは(有ったけど)控えめだったし、これはこのワインのタイプか・・。香り抜きの味本位で、純粋に辛口ワインとしてなら かなり上出来の味。熟成によって多少は蜜感も出てきてくれるのかもしれないが、期待はしていない。総合的には、しっかり樽の効いた辛口白ワイン。香りには少々好き嫌いも出そうだが、味に関しては、これはこれでニュートラルで万人向け。熟成による伸び代は有るものの、このワインはあまりそれは期待せずに、こういう「辛口樽系シャルドネワイン」として そのまま楽しむのが正解な気がする。料理は鶏肉料理以外に、意外と赤身の生魚にも合うと思う。アブラっこい料理にも きちんとハマってくれる。ワインの香りが強いので、多少香りの強い料理にも上手く合いそう。値段相応。今回のこの樽感と辛口っぷりを思うと、1500円弱は納得のレベル。コストコだと1200円弱で買えるらしいので、その分コスパは上昇。軽めのマコン、という評価は大きく変わらず。かつては競合関係になると思ったモンテス・アルファ・シャルドネだが、このステレンボッシュ・シャルドネが1000円台前半相応レベルに落ち込むのなら、やはりモンテスが1ランク上に返り咲き。もちろん好みの問題は有るが、モンテス・アルファ・シャルドネの蜜感とナッツ感はやはり格が違ったw。
2012/08/20
コメント(0)
南アフリカ WOウェスタン・ケープ州 アーニストン・ベイ・ザ・ショア・ロゼNV Arniston Bay The Shore Rose アーニストン・ベイ・ワインズ Arniston Bay Wines シラーズ、グルナッシュ 割合不明 アルコール度12% 輸入:株式会社リョーショクリカー(現三菱食品) 購入価格:558円色は澄んだ薄めの赤紫。香りはイチゴ、ブルーベリー、ローズヒップ、ローズマリー、アセロラ、梅キャンディー、赤紫蘇?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。あれ?、意外と悪くないかも。イチゴの香りがかなり明快に出てきて、赤ベリーとハーブの香りが適度にノる。味も大人しい出方で突出はなく、シンプルながらも落ち着いた味わい。もう少し酸味や甘味が顔を出してくれても良い気がするが、その辺は香りもサポートに回ってくれる。薄味傾向で苦味が主軸になり易くはあるものの、やはり突出しないというのが一番の長所。ほんのりとした果実感が穏やかに上手く出る様、適切なラインを保ってくれる。それほど期待してもなかった割には結構美味いぞ。値段なりに、駄菓子の「すもも」みたいな安っぽさは もちろん有る。突出は無いとはいえ、苦味を引きずり易く、味の起伏という点では大分平坦。でも以前飲んだアルゼンチンのウーヴァス・マルベック・ロゼと比べれば、味も香りもコスパも上。ガブ飲みワインを買ったつもりが、思いの外 “飲める” ワインだった。香りはフルーティーで味もバランス良く、余韻もしつこくないし、変なガブ飲み向けの赤白よりも飲み易さは上。時間経過にも強いし、スクリューキャップなので屋外持ち出しも気軽に出来る。これは拾い物だわ!焼き物関係の料理には、肉でも野菜でも かなり合いそう。生魚や、煮込み系牛肉料理だと噛み合わない感じ。肉野菜炒め、餃子、焼き鳥、スパゲッティとか、適度に油の絡んだ簡単な料理に最適。値段以上。880円~1050円辺りでも結構納得出来そう。600円弱で購入なら、ガブ飲み向けの安ロゼワインとしてはかなりの秀作。
2012/06/12
コメント(0)
南アフリカ エルギン地区(?) エルギン・シラーズ2009 Elgin Shiraz ニール・エリス社 Neil Ellis シラーズ100% ステンレスタンクとバレル樽発酵 フレンチオーク大樽熟成14ヶ月(新樽率25%) アルコール度14.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1480円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、生姜、カカオ、アーモンド、唐辛子、餡、プルーン?土?味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に酸味と渋味を伴う苦味。シラー種の割には意外と香りに胡椒っぽさが無く、果実っぽい香りが弱いからか、ややまとまり や 落ち着きにも欠けた感じも。でも味はやや厚みに難が有るが、全体のバランス感は悪くない。コーヒーっぽい苦味が味にメリハリを効かせ、渋味や甘味を際立たせる。濃い味の中にも軽やかな印象が有り、飲み易い雰囲気。14.5%のアルコール度にしては余韻の主張が思ったよりも大人しい。味自体は良いけど、苦味の動きのせいで味の伸びを分断されがち。長所のはずの苦味感が、逆にコクの弱さや厚みの乏しさを感じる原因になってる。こういう部分をカバーするための高アルコールだと思うのだが、イマイチ上手くいけてない。総合的には(南アフリカの)普通のシラーかな?飲み易さが有るのは良いが、良くも悪くもコクの弱さや軽さが鼻につく様にも感じられてしまう。少なくとも、同価格帯のローヌのシラー系や、オーストラリアのシラーズと比べると どうも見劣りする。同じニール・エリスのステレンボッシュ・シャルドネの方がずっと上出来。値段以下。悪くないんだけど、1480円出すには勢いやら厚みやらが足りない。1200円台なら納得した。厚みや勢いで語るなら、白のステレンボッシュ・シャルドネの方がオススメ。300ml残しで次の日(開栓約21時間経過)香りは全体的に出力が衰えたが、青臭い印象も収まり、初日には無かった落ち着きを感じられる様に。味は渋味が後退し、飲み易さが一歩増した。渋味が抜けた事で 起伏がやや平らになった感じがあるが、苦味が際立つ事もなくなっており、味の伸びは素直に届く。ある意味熟成感にも近い 滑らかな口通りとジワ~ッと拡がる余韻の果実感が、独特の美味さを主張。何やらじっくり飲めるタイプの、ボルドー系熟成ワインの印象に化けたな。最後まで注ぐと結構澱が溜まってた。南半球の2009年ワインで これはなかなかエキスの強い出来だったのだろう。2日目の味なら1480円でも相応に感じる。良くも悪くもシラーズっぽくないワインだった。
2012/03/15
コメント(0)
ささだあきら さんからのネタ振り(?)に触発されてw飲んでみた。チリカベをチョイ濃くしたっぽい印象とのことだが、・・・・・・ 南アフリカ WOウェスタンケープ クマラ・ピノタージュ・シラーズ2010 Kumala Pinotage Shiraz クマラ社 Kumala ピノタージュ、シラーズ 割合不明 アルコール度14% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色は透き通った紫。香りはブラックベリー、灰、カカオ、緑茶、豚レバー、唐辛子、土?墨汁?味は薄い渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味。自分の感想では、同価格のチリカベよりも もっと軽薄な味わい。甘味が弱く、それでいて香りが味のイメージと一致し辛いのが原因かも。ピノタージュの特徴なのか、香りに果実感が乏しく、香りによる味の伸びを感じにくい。これはこれで軽さ故の飲み易さは有る。あえて甘味の出力を無視し、酸味と苦味を基礎に据えて、そのまま通した感じ。同価格帯のチリと比べても、違いがあまり無さそう。かつて飲んだヴィニャ・マイポ・カベルネ・メルローに近い味と香り。香りに苦味を助長する感じの要素が多く、どうも葡萄の果実味が殺され気味。香りの分だけ苦味が強く強調され、綺麗さが無い。有っても弱くて、酸味と苦味がゆらゆら動くだけで起伏が弱く、飲んでて飽き易いタイプ。マン・ピノタージュの方が酸味に勢いが有る分だけ、その辺の苦味をカバーする力が有ったが、このワインだとそういう働きを期待するのは困難。総合的にはワンコインレベルのガブ飲み赤ワイン。香りがもっと綺麗な内容だったら、軽いなりに もう少し美味しく感じられただろうけど、そうもいかなかった。シラーズの雰囲気はあまり感じられないし、何か味の洗練度が足りない半端な出来。とりあえず、時間経過で変化が無いのは認める。あまり合う料理が思いつかない。チキンカレーに醤油かソースをかけたものになら、香りを気にせず、上手くワインの味も捌いてくれそうな気がする。ワインの香りと苦味に負けず、むしろコントロール出来るものを推奨。ワイン単独では、あまり美味さが分からない。一応、値段相応。ワンコインのガブ飲みワインに、「ピノタージュ」「南アフリカの安ワイン」という付加価値が付いただけ。もっとピュアで美味しいピノタージュワインを飲まないと、ピノタージュの良さは分からないものだろうか!?自分がピノタージュを飲み慣れてないだけ というのを考慮しても、このクマラはあまり好きなタイプではなかった。500ml弱残しで次の日(開栓約20時間経過)香りは灰っぽさとカカオの要素が強まった感じ。土臭さは ある程度抜けた。味は大差無し。香りから土臭さが抜けた分だけ、いくらか綺麗さは増したかもしれない。飲み易さはそのままで、味のコクの無さは短所でもない。国籍は関係無い、良くも悪くも軽めのガブ飲みワイン。★楽天検索 クマラ ピノ シラ★楽天扱い約8件 890円~1029円 平均900円前後楽天では900円弱からか。これなら、もう100円~200円足して別のワインを買いたい気分。このワインを飲んでピノタージュかシラーズと分かる人はいないだろうと思う。ギリギリで、ラングドックのサンソーと答える人はいるかもしれない。(グルナッシュやカリニャンと比べると香りや甘味が不明瞭なので)
2012/03/13
コメント(4)
南アフリカマン・ピノタージュ2010 Man Pinotageマン・ヴィントナーズ Man Vintnersピノタージュ85% シラーズ13% ヴィオニエ2%ステンレスタンク醸造 ワインの20%をアメリカンオーク樽熟成6ヶ月(新樽率25%)(PDF)アルコール度14%輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:780円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、杉、黒胡椒、巨峰の皮、土?グレープフルーツの皮?味は軽い渋味と酸味。余韻に苦味と苦味を伴う酸味。結構イケる。渋味は有るがサラっとしてて飲み易く、酸味が後から伸びてくる。香りの出方は少々粗いが、価格なりといえば納得いくレベル。意外と2%のヴィオニエが効いてるのか、酸味がグレープフルーツジュースみたいな感じ。このジュースっぽさが渋味を押し流し、フルーティーな雰囲気を出す。ガブ飲みワインの範疇ではあるが、酸味と少しのアルコール感とで厚みも演出。香りの土っぽい要素と余韻の苦味が合わさると、やや汚い感じに持ってかれそうになる。思いの外 苦味が長引き、しつこい印象も有るのが難点。このワインで 苦味の存在は特に良い方向に働いてる様には思えないが、酸味が何とか明確なので、まだ苦味への意識を逸らせる事が可能になってる。総合的には、なかなか美味しいワインだった。フルーティーで飲み易く、渋味あっさりで万人向け。香りがやや雑で味を乱し易いが、味の乱れは料理が一品有れば無視出来るレベル。料理は鶏肉系のシンプルな肉料理に向いてる。焼き鳥ならタレでも塩でも、どちらでもOK。ワインの酸味との共通項を探るつもりで、鶏竜田揚げに醤油マヨネーズ や おろしポン酢とかなら最適。あんまり滋味深い肉だとワインと噛み合わない。値段相応。でも、下手なラングドックのワインよりは味に見所を感じられ、飲み易さも上々。ガブ飲みワインとして、780円なら悪くない。500ml残しで開栓約20時間経過。香りも味も大差無し。余韻の苦味を引き摺り易い点も変わらずで、これはこれで安定してるとも言える。2日目になると、この余計に感じた苦味も酸味の出しゃばりを抑える役割が有ったのだと思える様になった。良い意味での「酒入り葡萄ジュース」感は向上していて、美味さは安定。普段からのガブ飲み用には価格も低めで手に入れ易い。ピノタージュ主体のワインの導入としては好感触。
2012/03/11
コメント(0)
南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2010 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成14ヶ月 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:638円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、カカオ、インク、杉、香酢?味は渋味と薄い甘味。余韻に甘味と薄い苦味。2011年11月に飲んだ2009年ヴィンテージより色合いも甘味も控えめで綺麗。多少 香りの幅が小さくまとまっちゃった気もするが、品種の特徴には忠実で、味も良いバランス。渋味の後をすぐに果実感が追い、余韻の苦味もサッと退き、しつこさを出さない。2009年ボトルに感じた中途半端な濃厚さは無く、分をわきまえた出力。じっくり飲んでも悪くないし、ガブ飲みしてもイケる。 抜栓40分弱で気のせいかもしれないが、全体的に ちょっと味が弱くなったかも。 苦味だけがそのままで、起伏が平坦に感じられてきた。 抜栓60分位で、弱った味がまた盛り返してきたっぽい。 香りには醤油っぽい感じが混じる時がある。 温度か? それとも元からこういうもの? 最初はかなり良かったが、時間経過で大分 落ち着きの無さが目立ってきた。総評としては、2008年ヴィンテージ時に感じたフランスっぽさが復活した印象。余韻はやや薄いし40分位でヘタレ始めるのは惜しいところだが、価格を考えれば それでも十二分の出来。その分 熟成のポテンシャルが犠牲になったところも有りそうだが、すぐ飲む為にある安ワインだし、そこは無視。抜栓してすぐ飲み切れば何も問題無い。料理は当然 肉料理。味も香りも軸がしっかりしてるので、酢豚や青椒肉絲 等の中華料理とかでも負けないはず。オイスターソース系にも強い。値段以上。ラングドックやチリの下手な800円~1000円位のカベルネワインを買うよりも、このアシュトンケルダー・カベルネ2010の方がオススメ。2009年ボトルも決して悪くはなかったが違和感も強かった、けど この2010年ボトルではスタミナに難はあるものの、待望の復活を遂げてくれた。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い約12件 693円~893円 平均780円前後800円未満なら上出来。同価格なら、フランスのボルドーやラングドックに取って代われる実力を秘めてる。安ワイン界のニュースターに返り咲き。
2012/03/09
コメント(0)
南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・シャルドネ・アンウッデッド2010 Ashton Kelder Chrdonnay Unwooded アシュトン・ケルダー Ashton Kelder シャルドネ100% ステンレスタンク熟成 アルコール度14% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:638円色は薄い黄色。香りはグレープフルーツ、ライム、薄いシロップ、レモンクリーム、洋梨、ビスケット?味は軽い苦味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と甘味。まぁ・・・普通か。スッキリした感じで、バランスは そう悪くない。余韻の甘味がスッキリ感の中で丸みを演出。口当たりにはやや苦味が来るが、その後に余韻とも合わさった甘い果実感が伸びてくる。香りと味のイメージは一致していて、飲み易さは上々。苦味が味の波と枠を適度につくり、飲み易さと万人向けの雰囲気を押し出す。ただ、苦味基調のスッキリ系なのか 甘味を活かしたフルーティー系なのか キャラクターがはっきりせず、中途半端なイメージ。このままだと、単なるガブ飲みワインの領域だな。半端に主張する果実感がスッキリした味わいを揺るがし、長所と短所が潰し合ってるみたい。 温度が上がると、香りの甘味を司る果実香が強まり、味の枠をかたどる苦味が弱くなる。 それに伴って、味の甘味がヌベっと強く拡がり、さらに安っぽさが増す。 これは氷浮かべてでも、冷えた状態の方が美味さが明確。総合的には、よくある安シャルドネ。万人向けではあるけど、長所も短所も見え辛く(或いは見え過ぎて)、悪い意味でチープでシンプル。氷入れてガブ飲みした方が、ほんのり甘味がノってて、辛口白ワインとしては美味しいかもしれない。もっと樽感が有れば、樽熟ならではの香りや苦味が より高級感を主張する方向に感じられたと思うんだけど。個人的には「非樽熟成」の点が足を引っ張ったと思える。ガブ飲み系のくせに、意外と料理は選びそう。とりあえず 濃厚さを補填する感覚で、フライが無難。クリームコロッケやメンチカツなら、アブラと塩気がワインと上手く合ってくれるはず。生の白身魚みたいなサッパリしたものだと、ワインの甘味のせいでゴチャゴチャした味にさせられそう。一応、値段相応。でもチリのワンコイン前後の安シャルドネとも、クオリティーは そう大差は無し。コスパを考えると、このワインより チリのメモリーズ・シャルドネの方が好印象かな!?樽好きの自分が言ってもどうかと思うが、どうもこれは葡萄の面白さを活かしきれなかったのが伸び悩んだ原因だろう。★楽天検索 アシュトン ケルダー シャルドネ★楽天扱い約3件 酒宝庫MASHIMOで698円 葡萄畑ココスで714円 燃えるカワサキグループで799円妥当な価格設定だが、特に大きな魅力を感じるでもない。ワンコイン以下でも買えるメモリーズがある以上、このワインのウリは「南アフリカ産」という点だけ。普通なりに不味い事はないが、アシュトン・ケルダーは赤の方がオススメ。
2011/10/07
コメント(0)
南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2009 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成14ヶ月 アルコール度14.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:638円色は黒っぽい紫。香りはブラックベリー、カカオ、革、インク、バニラ、杉、黒蜜? 抜栓30分弱で杉、鉛筆、土、ブラックベリー、インク、胡椒、赤唐辛子?味は渋味と甘味。余韻に甘味と薄い苦味。 抜栓30分で渋味は大人しく、余韻に酸味が混じり始める。8月に飲んだ2008年ヴィンテージよりも大分甘味が強い。色も香りも味も、新しい分だけ 全て濃くなってる。でも強いなりに、これはこれでバランスは取れてるかな!?今回のボトルは 香りは右岸ボルドーに近いイメージだが、味はオーストラリアやチリに近い。渋味も甘味も同じ位の出力で、かなり濃厚な味。これはこれでワインとしては何も悪くないけど、よくあるニューワールド系カベルネと大差無いかも。2008年ボトルの時の、フランスの代替品に収まれそうな独特の雰囲気は乏しい感じ。 30分程度の時間経過で、まあまあ味の濃厚さが穏やかに。 あからさまなニューワールド臭さが緩和され、2008年ボトルのイメージに近くなる。 でもその分 香りはスパイシーな方向に動き、右岸ボルドーっぽさが弱くなる一長一短。カベルネワインとしては忠実で、価格を超えた良クオリティの品。多分 経年で3年位は真っ当に熟成すると思うので、それによってニューワールドの枠を脱却出来るだろうと思う。ニューワールドらしさ、南アフリカらしさを楽しむのなら早飲みで何ら問題無い。むしろ 濃いワインが好きな人なら、早飲み推奨。とりあえず、値段以上でいいか。フランスと比べても、1000円前後を狙える美味さは充分有る。ただ、飲み手の好みによっては いくらか熟成が必要。500ml弱残しで冷蔵庫保存し、次の日(抜栓後22時間経過)。気温26℃の部屋で、ボトルの結露が消えるのを待ってから注ぐ。香りはブラックベリー、アンズ、餡、杉、鉛筆、(ローストの効いた)コーヒー?味は苦味を伴う渋味と薄い甘味。余韻に苦味を伴う薄い酸味。前日の濃厚さ と ボリュームは大分静まり、むしろ軽やかさが伴って来た。全体に苦味が乗る様になったが、しつこさを感じる程ではない。個人的には、2日目の方が取っ付き易いな。何となくだが、2日目でこういう変わり方だと 熟成には瓶差が出易いタイプのワインなのかも。あ、でも全体に絡む苦味感が余韻の酸味を必要以上に引っ張る感じ。2008年ボトルの時の “オレンジ” っぽさに近いが、この2009年のは “オレンジの皮” の味に。ガブ飲みする分には何の事は無いが、じっくり飲むと 口内が汚く感じそう。まあ600円台で購入なのを考えれば、充分な活躍を見せてくれた。880円位の 変なニューワールドや ラングドックのカベルネよりも、見所アリ。樽の感覚が、2日目でも一定以上の味の弱体化を防いでるのかな?OK、アシュトン・ケルダー気に入った。次はシャルドネの方も飲んでみるか。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い約9件 693円~819円 平均750円前後コスパ良好。コノスル以上。
2011/10/03
コメント(0)
ちょっと中二病臭いワイン名w 南アフリカ WOロバートソン アシュトン・ケルダー・カベルネソーヴィニヨン2008 Ashton Kelder CabernetSauvignon アシュトン・ケルダー Ashton Kelder カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽熟成14ヶ月 アルコール度14% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:638円色は透き通った赤紫。香りは鉛筆、インク、ブラックベリー、革、カカオ?土? 抜栓40分弱で鉛筆、油性マジック、革、煙、木?味は渋味と酸味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と酸味。あ、結構美味いな。香りの拡がりはイマイチだが、味は良好。渋味と果実味のバランスが上手に取れてる。香りは割とストレートな樽熟カベルネだが、味は右岸ボルドーに近いニュアンス。渋味は有るけど、後から酸味が追いかけて余韻の苦味と合わさり、オレンジっぽい味わいも感じる。渋味や苦味より、酸味を優先したコート・ド・ブライって感じ。苦味を連想する香りで 余韻の苦味を必要以上に誘導してるみたいで、味構成がやや強引かな!?品種に忠実な香りと言えばそうだが、味を高める役割を担うにはまだ荷が重過ぎる出方。味自体は果実感も樽感も良い感じだが、香りが味の印象と上手くハマらないと安っぽさが目立つ。 と思ってたら抜栓40分でインクやベリー香の主張がいくらか収まってきた。 これによって、味との釣り合いが取り易くなり、果実感が前に出易くなる。 右岸ボルドーっぽさを明快にアピール出来てて、安っぽさを可能な限りカバー。思ってたよりも かなり出来が良いな。香りの動きは少々落ち着かないが、味はなかなかバランスが良く 飲み応えが有る。チリ程甘くなく、オージー程スパイシーでもなく、カリフォルニア程フラットでもない、フランスに一番近いイメージ。南アフリカならではの個性(?)を、良い方向に充分に活かせてる気がする。料理は煮込みハンバーグや酢豚とかが良いかな!?ワインの苦味感を打ち消すか、酸味と対応させて 甘酸っぱいソースを使えれば綺麗に合ってくれるはず。時間経過前ならアメリカンフード向き、経過後なら中華料理向き。値段以上。これで600円台なら非常に良好なコスパ。半端な右岸系1000円ボルドーより はるかに見所を感じられる。★楽天検索 アシュトン ケルダー カベルネ★楽天扱い5件 714円~819円 平均750円前後個人的に、コノスル・ヴァラエタル・カベルネよりも美味かった。ネットでも700円台前半で買えるなら充分勝負になる。自分でも まさかの、南アフリカワイン再評価の大きな流れ。単一品種のワインであれば、チリ以上に良いものを生み出してくれる可能性が高い。(混醸品は何とも言えないが)今後はピノタージュのワインにも注目してみようと思う。
2011/08/05
コメント(0)
ぱんだしゅりけん さんの賛辞レビューを2年前に読んで、いずれ飲みたいと思ってた。 南アフリカ ウェスタン・ケープ州 ステレンボッシュ地区 ステレンボッシュ・シャルドネ2004 Stellenbosch Chardonnay ニール・エリス社 Neil Ellis シャルドネ100% 樽熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社やまや 購入価格:1780円色は微妙に黄緑がかった金色。香りはレモン、蜂蜜、ミント、火打石、カリン、オリーブオイル、メロンの皮、セメント?アボガド?味は薄く苦味を伴う酸味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。悪くない。柑橘果実に蜂蜜とハーブの香りの、いかにもなシャルドネ。味は酸味が基礎に有るが、ミネラル感もしっかりしてて飲み応えは充分。ワインの味そのものは軽めかもしれない。だがこのミネラル感による苦味が厚みと重みをガッシリと支え、控えめの果実味(甘酸っぱさ?)を全面的にバックアップ。ややオイリーな香りが、ブルゴーニュのマコン的な雰囲気を演出する。 抜栓15分弱で酸味が静まり、よりオイリーでミネラリーな飲み口に傾く。 元の味本体が軽薄なノリだからか、それでもしつこさ はあまり感じない。 蜂蜜やオイリーな香りの補助も相まってか、より重めの味わいを活かす方向に動く。樽の感覚と苦味が苦手な人には向かないワインかと思う。香りの印象もオイリーさや無機質感が思いのほか強い主張で、場合によっては鈍重な印象も出しかねない。「飲み手を選ぶ」という所までは行かないが、美味しいけど 意外と好き嫌いが出易いタイプかな。一言で言えば軽めのマコン・ヴィラージュ、或いはグラーヴ白の南アフリカ版。香りは果実と蜂蜜で、味は酸味をほのかに出しつつも 苦味がボリュームをしっかり構え、個性を発揮。樽の効いた やや重めの白ワイン(シャルドネ)が好きな人なら、なかなか良いワインだと思うはず。苦味感がチョイうるさいが、そこは香りでカバーしており、自分には結構好きなタイプ。軽めのツマミや料理ではワインに喰われる。かといって半端な肉料理ではイマイチ噛み合わない。エビやホタテのソテーにホワイトクリームソースやアメリケーヌソースなんかが適任か・・。淡白だが歯応えの有る食材を、やや濃厚に味付けた料理を推奨。値段相応。相応だが 2000円前後の樽熟シャルドネと闘える実力を感じたので、充分値段以上かとも思える。だが 極めて個人的な感想だが、この系統のニューワールド・シャルドネだと、チリのモンテス・アルファ・シャルドネよりも 汎用性や分かり易さや、特に入手し易さ等で見劣りしてしまい、評価が伸び悩んだ。
2011/08/01
コメント(2)
南アフリカ 西ケープ州 KWVヌーヴォー・ブラン2009 KWV nouveau blanc KWV社 シュナンブラン100%(?) アルコール度11.5% 輸入:国分株式会社 購入価格:680円色は非常に薄い黄緑色。香りはレモン、シトラス、洋梨、パイナップル?味は軽く苦味を伴う酸味と甘味。余韻に軽い苦味と穏やかな甘味。柑橘系の果実の香りが強く出て、爽やかさをアピール。軽薄だが軽薄なりに良い味で、酸味を明確に出して分かり易く整ってる。飲み口は軽いが、酸味以外にも喉越し時にいくらか抵抗を感じさせ存在感を出す。香りも酸味を連想する感じのものがメインだし、甘味も酸味を引き立てる方向で働く。新酒だからパワーを追求できない分薄いままでバランスを取る、およそイメージ通りのヌーヴォー。温度が上がると苦味が粘っこく感じられてしつこさが出る。香りもやや生臭さが出てきて汚い。冷温キープ必須。酸味押しのライトな直球白ヌーヴォーで、もっと極端に言うと酒入り柑橘水。コクやら複雑さは皆無で、ヌーヴォーならではのストレートな味構成。これならコップに氷入れて注いでジュース感覚で飲んでもいいんじゃないかな。南アフリカワインのヌーヴォーという珍しさを思えば、悪い部分には意識が向かない。一応、コノスル・ヴァラエタル白と比べるのはイジメになるのでw考えないようにした。値段以上。ヌーヴォーのお祭り補正掛けて800円位なら出せる。★楽天検索 kwv ヌーヴォー★
2009/06/22
コメント(0)
南アフリカ 西ケープ州 KWVヌーヴォー・ルージュ2009 KWV nouveau rouge KWV社 ピノタージュ65% メルロー35% アルコール度14% 輸入:国分株式会社 購入価格:680円色はややくすんだ薄く透き通った紫。香りはカシス、イチゴ、チェリー、チョコレート、キャンディー?味は渋味と甘味。余韻に苦味と軽い酸味。フルーティーな香り。口当たりは軽めで味もやや軽薄な感じがあるが、バランスは良い。濃い味傾向のボジョレー・ヌーヴォーにもこういう類のワインはよく有りそう。派手目の香りに軽い渋味と、そこに酸味や薄い甘味を乗せて形を作る。高めのアルコール度の割りに余韻はそれ程出てこない。甘味感にやや人工的なものを感じ、不自然な印象がある。妙に甘ったるさが後を引き、ワインというより悪い意味でジュースっぽい。以前飲んだ、フェルナン・ラロッシュのボジョレー・ヌーヴォーにも近い味。むしろ味の“つくり”がわざとらし過ぎて、逆に違和感無いw。まぁ飲み易いワインではある。味は軽めで渋味は穏やか、甘味が後から包んできて綺麗なバランス。良くも悪くも“ヌーヴォー”の特徴を活かした赤ワイン。一応、値段以上。ボジョレー・ヌーヴォーの事を思えば、600円台で新酒がこれ位の味を出せてれば何も悪い事は無い。ヌーヴォー補正込みで言えば900円位は出せそうな気がする。約350cc残しで次の日(開栓後19時間経過)香りはさほど変わらず。チョコっぽさが増した気もする。口当たりに軽さは残るが、全体にいくらか厚みが出てきて初日よりボリュームを感じられる様になってくる。でも渋味は結構抜けてきてて甘味が主になり、余韻の酸味や苦味も変に出しゃばって来て美味さは減退。渋味が弱くてチョコ系の甘味が強く出る、何だか箱ワインに近い鈍重な味に。渋味を抑えてチョコっぽい味と香りで重さと厚みを作る、アメリカ向けの安メルローや安シラーに近い印象。初日の良い意味での味の軽さとバランスを考えると、2日目は平凡で面白くない。初日の軽い味を楽しんでそのまま飲み切るのを推奨。★楽天検索 kwv ヌーヴォー★
2009/06/21
コメント(0)
カタログギフトのもらいもの シャトー・パタッシュ・ドー2本+ソムリエナイフとフィルハーレヘンとどっちにするか迷ったが、最終的にフィルハーレヘンに 南アフリカ 西ケープ州 ステレンボッシュ地区 フィルハーレヘン・フラッグシップ2000 Vergelegen Flagship フィルハーレヘン Vergelegen カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン 割合不明 フレンチオーク新樽熟成20~24ヶ月 アルコール度14.5% 輸入:三国ワイン株式会社 参考価格:7000円前後色はややくすんだ濃いどどめ色。上澄みは微妙に褐色がかった赤紫。香りはアンズ、土、杉、カカオ、プラム、パプリカ?チョコレート?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に酸味と甘味。くっ、香りが汚い・・。土系の香りに青臭い香りが重なってて優雅さを削る。それでも、味は結構良い。落ち着きつつもパワーを秘めた渋味と穏やかな果実感の主張。味だけならサンテミリオンとかのそこそこのワインと張り合えそうな勢いとバランス感。余韻も伸びてくるし、高級感もそれなりにある。喉の入り口あたりと喉の奥とで余韻の感じ方が一貫しないな。喉入口の方でアルコール感の余韻が強くて長く、厚みの感じ方がちょっとバラバラに。せっかくのパワーと勢いが分散されちゃって少々惜しい。アルコール度が高目だから、これは元々こういう仕様なんだろう。 抜栓100分程で渋味が弱まり、酸味が目立ってくる。 抜栓直後の渋味のアタックを好む人には弱体化とも感じてきそうだが こなれた味とも感じられ、熟成ワインが好きな人には悪い変化ではないと思う。やはり問題は香りだな。純粋に好みの問題だが、この土臭さと青臭さは自分には苦手で好意的評価を付けづらい。果実の甘い感じの香りも無くはないが、油粘土みたいな香りの方が勝ってしまってて品に欠ける。味は悪くないのに香りのせいで減点幅が大きく拡大。一応、南アフリカによくある土系の香りに抵抗無い人なら、ちょっと高級なボルドーワインのつもりで飲むことは十分可能。でもこの位の味ならフランスか、もしくはオーストラリアでも4000円台からザラに見つかるだろう。南アフリカワインでなければならない理由が無ければ、自分で6000も7000も出して買う意味が見えない。ただ、賞味期限は長そう。今からでも10年~20年と持ちそうな気配はあった。実際に20年も経過させたら、味は酸味基調の別のワインに変わってしまってそうではあるが。ほぼ同セパージュ、同地域でニール・エリス・カベルネ/メルローを飲んだことがあるが、印象は似たような感じ。味は価格なりに数段上だが、香りの青臭さはこの価格のワインでもあまり変わらず。多分、南アフリカの混醸赤は自分には合わないんだな。(カベルネ/メルローのMy法則にもある程度合致してるし)値段以下。取ってもせめて5000円前後位で頼む。コストパフォーマンスは良ろしくない。高級グレードの品らしいのでコスパ云々言うのは無意味なのかもしれないが、これでボルドーと張り合うには頼りなさが目立つ。★楽天検索 フィルハーレヘン フラッグシップ★
2009/05/10
コメント(0)
南アフリカ 西ケープ州 ステレンボッシュ地区 ニールエリス・カベルネソーヴィニヨン/メルロー2005 Neil Ellis CabernetSauvignon / Merlot ニール・エリス社 カベルネソーヴィニヨン、メルロー 割合不明 アルコール度14% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1780円色はやや黒っぽい濃い紫。香りは土、革、青草、ブラックベリー、インク、唐辛子、八角?コーヒー?味は酸味と軽い苦味。余韻に酸味と苦味を伴う薄い甘味。う~ん、コーヒーみたいな味だな。安いチリワインによくある様な感じ。最初の一口を飲んで真っ先に思い出したのはヴィニャ・マイポ・カベルネ/メルロー。ご丁寧に香りも色合いも似てるときた。渋味感が希薄な分、あっちよりももっと苦手な部類。土の香りからエグい味を想像したが、口当たりは滑らかで思ってたよりも飲み易い。それでも渋味はほぼ皆無で飲み応えはあまり無い。その割りに余韻はまぁまぁ残る感じはある。酸味があるからまだワインと思って飲めるが、それを越えるとあとは香りの印象に引っ張られるだけで「臭くて辛い水」に。正直言ってあまり美味しくないな。まず渋味が無い時点で自分の好みではないのだが、さらにこの土と青臭さで染まった香りが飲む気を減退させる。おそらく2日目辺りで香りが飛んでしまえば、そこそこ化けそうな気はする。香りさえ何とかなれば味には飲み易さはあるし、この高アルコール度による余韻の引っぱりがある程度高級感、熟成感の錯覚を演出してくれる様に思える。ニール・エリスは白ワインで名を馳せたワイナリーらしいのでなるべく白の方を飲むべきなんだろう。シラーズ や カベルネに関しては高評価する向きもあるようなので、カベルネとメルローの2種組み合わせがハズレなのかもしれない。四川系中華料理、又はオイスターソースを使った料理に合わせられそう。ただし、料理を引き立てるようにはあまり働かない。料理を殺さない、負けないというだけ。値段以下。流石に1780円でこの味と香りは残念過ぎる。せめて1200円未満で頼む。
2009/02/22
コメント(0)
ボトルがデカくて厚い 南アフリカ共和国 ウェスタン・ケープ ルーデバーグ2004 Roodeberg KWV社 カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラーズ、ルビーカベルネ 割合不明 アルコール度14% 輸入:国分株式会社 購入価格:1189円色はやや透き通った赤紫。褐変気味。香りはアンズ、べっこう飴、プラム、キャラメル、胡椒、埃?お香? 抜栓30分位でプラム香が際立ち、べっこう、キャラメルの香りが弱まる。味は酸味と弱い甘味。余韻に軽い渋味と弱い甘味。 抜栓40分で酸味と苦味。余韻に軽い渋味と弱い苦味。良い香りだな。熟成香っぽいアンズとべっこうの香り。色が抜けかけてきてるので結構熟成が進んでるんだろう。それだけが原因でもないだろうが、渋味が非常に弱い。渋味が弱い分フルーティさが際立ってて飲み易いが、飲み応えに乏しい安っぽい味になってる。香りは悪くないが流石に味が軽いな。そのせいで喉越しのドライ感が少々目立ち、粗い印象になる。 抜栓40分位で酸味が少し凝縮した感じになり味の存在感が増すが、 相変わらず渋味が弱いままで、さらに甘い香りが弱まり全体の起伏が平らな感じに。瓶詰め3年強でこの熟成の進行だから早飲み推奨のワインなんだろう。良くも悪くも飲み易い味なので抜栓直後ならそこそこ飲めるワイン。今回飲んだルーデバーグ2004は熟成の度合いを考慮してもちょっと自分の好みに合わないな。最初の香りは良かったけど時間経過で弱体化、味も酸味基調でパワーに欠ける。値段相応。1200円弱で買えたから特に文句は無い。★楽天検索 ルーデバーグ★以前から思っていたが、自分の近所は普通のスーパーでもマイナーなワインがそれなりに安く買える環境なんだなぁ。近隣の店舗の中にはワインはほぼ全て冷蔵コーナーで照明を消して保管・陳列してるスーパーもあるし(数百円の安ワインにも気を使ってる) 。車で15分も走れば「やまや」もあるし。
2008/08/17
コメント(0)
全30件 (30件中 1-30件目)
1