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ラングドック IGPペイドック ラ・バスティオン・シラー・ヴィオニエ2017 La Bastion Syrah-Viognier ファミーユ・クロ・プジョル Famille Cros-Pujol シラー、ヴィオニエ 割合不明 アルコール分13% 輸入:株式会社 小川貿易 購入価格:1106円色は濃い紫。香りは胡椒、ブラックベリー、プルーン、鉄、土、杉の葉?味は渋味と苦味。余韻に渋味と苦味を伴う薄い甘味。ん~、普通。スパイスに黒ベリー、後から青臭い雰囲気の香り。果実感はあまり無くて、余韻まで苦味が目立ち気味。渋味が前面に立つが、意外と渋味自体はそれ程強くない。苦味に慣れが有るなら、いくらか飲み易い部類かもしれない。(飲み易いとは言ってない)飲み易い "感じ" は有るが、美味いということはない。 抜栓90分以上経過しても変化は軽微。(室温25℃、湿度62%) でも軽く温度が上がったことで、苦味が和らいだ感じ。 ガブ飲み向け安ワインとしては、こっちの方が取っ付き易いな。何がイカンって、とにかく酸が弱い。渋味の流れに苦味が混じるだけで、味の動きが一面的。THE・安ワインって感じの味わい。 総合的には、良くも悪くも分かり易い「1000円のラングドック」赤。安ワイン慣れしてる人なら、それなりに「こういうもの」と思って飲めると思う。あえてガブ飲みワイン扱いして、苦味を感じる前に何か料理を口に入れられれば、結構万人向けになりそう。単なる「赤ワイン」として美味しく飲むには、安ワインに関する慣れと経験が必要。何でもいいから、何か料理欲しい。苦味を牽制出来れば大体何でもいい。苦味と渋味を制御しつつ、酸味と甘味を補填。苦味と渋味に対応させるなら、揚げ物が最適。豚や鶏のカツにソース多めで。そこにレモン果汁とか かけるのがいい。ギリギリ値段相応。約1000円相応だが、850円位と言われても納得する。味だけなら1000円弱のチリ赤か、イタリアのトスカーナ赤の方が上。「フランスの赤」という点に何かしらの価値を見出していないのなら、オススメはしない。
2019/09/16
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ポリフェノールの含有量にこだわった、というのがウリのワイン、その名も「フェノリア」。一般的な赤ワインのポリフェノール値が約180mg/100mlのところ、このフェノリアは最大497mg/100mlという数字を出したらしい。多分一番良い記録を出したワインがこの数字であって、平均を出すともう少し下がるだろうw。 ラングドック IGPペイドック フェノリア2014 Phenolia GCF(レ・グラン・シェ・ド・フランス)社 Les Grands Chais de France ヴァンサン・ユゼ(ワインメーカー) マルベック70% マルスラン30%(カベルネソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種) アルコール分13% 輸入:株式会社リンクイン 購入価格:1192円色は濃い紫。香りはブラックベリー、インク、プルーン、ビスケット、檜?味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。まあまあ。香りはおよそ品種に忠実、渋味は思った程強くもなく、酸も薄い。余韻は軽いなりに薄い甘味がノリ易く、結構飲み易い。渋味は有るが酸味は控えめで、余韻まで届く甘味感で飲み易さを主張。香りが渋味の印象を強めるものがメインで、味の軽さをかろうじてサポート。1000円ボルドー、又は(酸の薄い)1000円トスカーナに近い雰囲気。ドッシリした重厚な味わいを求める人には、大分 肩透かしな内容かな。味云々よりはポリフェノールの含有量にこだわったワインだろうからw、変に飲みにくかったりするよりは、これでいいのだろう。 抜栓20分程で、甘味が薄くなってきた。 渋い水の1.5歩位手前の味になり、美味さが落ちる。 1000円ボルドー並には味は保ってるので、飲み易さ自体は残す。 抜栓50分程で香り出力も後退。 渋味の感覚もさらに軽い印象になり、渋い水化により近づく。 左岸系の1000円ボルドー、酸味の無い1000円キヤンティといよいよ変わらない。総合的には、普通の赤ワイン。渋味を軸にした濃いワインと思いきや、結構軽めの味。渋味が前面に出てはいるんだが、それがメインにならない。味や香りからは上手く特長を掴めない感じ。飲んでて嫌な気はしないし不味くもない。だが飲み易さ以外の長所が見えない。飲み応えが無い。飲んでて飽き易い。渋味が弱いから、アブラ要らない。ローストポークや薄焼きピッツァ辺りが適任。セブンイレブンとかで売ってるブリトーによく合いそう。とりあえず値段相応。実力的には約1000円レベル。「ポリフェノール含有量が多い」という部分に+200円弱分の価値を感じられるかどうか?の勝負。「渋味は欲しいが "しつこさ" まで行くと鬱陶しいので、メインにはならないで欲しい」「とにかくポリフェノール!ポリフェノールで健康!(願望)」みたいな人にはw、これはこれで悪くないのかな!?★楽天検索 フェノリア★楽天扱い4件 1388円~1550円 平均1480円前後この価格ならオススメはしない。マルベック主体のワインでポリフェノール云々を摂取したいなら、アルゼンチンのマルベックワインでも同じじゃない!?それで、アルゼンチンのマルベックなら1000円位で手に入る。
2018/12/26
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ラングドック・ルーション AOCコスティエール・ド・ニーム シャトー・デ・スルス2015 Chateau Des Sources ローダニエンヌ社 La Compagnie Rhodanienne シラー70% グルナッシュ30% アルコール分12.5% 輸入:アグリ株式会社 購入価格:1080円色は普通の紫。香りはブラックベリー、イチジク、トマトケチャップ、アンズ、胡椒?スミレ?味は薄い渋味と薄い苦味。余韻に苦味と薄い酸味。ローダニエンヌ社のだし、ある程度予想はしてたけど、軽いなぁ。ベリー香はまあまあ(?)で、とりあえず果実のイメージは無くはない。味がやたら軽薄。余韻もあっさり。飲み易さだけで言えば充分。ライト寄りのミディアムボディ。一歩間違えれば「紫色の渋い水」状態だが、決して強くないベリーやトマトの香りで雰囲気を主張。60分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温21℃、湿度57%)品種の特徴云々は、ほぼ分からない。フランスというのが分かればラングドックの何か位は理解するかもしれないが、スパイス香は弱く、ベリー香も渋味も落ち着き過ぎ。これはこれでフルーティーさが有るからそれなりに飲めるが、南フランスの赤ワインとしてはやや特徴に欠ける。飲み易さ重視の赤ワイン。渋味や酸味はあまり無く、飲み応えという点では頼りない部分が大きい。その代り、渋くて重いワインが苦手な人、酸味の強いワインが苦手な人にとっては意外と気に入るかも。これは好みの問題が有るし、作り手(ローダニエンヌ社の安ワイン)の特徴みたいなとこも有るな。ほぼ渋味は無いからアブラはあまり要らない。食材で甘味と酸味を足してやっても良い位。香りも気にしなくていい。中華料理の酢豚とか(あまり辛くない)麻婆豆腐とか上手い事合うと思う。アブラは要らないと言ったが、脂の甘味や豆腐の甘味に噛み合う感じ。意外と(?)中国黒酢とかと相性良さそう。(甘味と酸味を兼ね備えた調味料として)値段相応。相応だが、1000円と言われて納得しなくはないが、880円と言われても納得。ラングドックで1000円取るなら、もう少し品種の分かり易さと特長を出すべき。「ラングドック」という一括りではなく「コスティエール・ド・ニーム」という土地の傾向か!?飲み手の好みで評価が(下方向に)変動しそう。300ml残しで次の日(抜栓22時間程度経過)。香りはほぼ変わらず。味は渋味と薄い苦味。余韻に渋味と薄い甘味。お、渋味の感覚が初日より増してる。飲み応えはやや向上。でもフルーティーさは下方修正。やっぱり好みの問題が大きいのな。初日の軽薄なりの飲み易さは決して悪いモノではなかった。2日目の今回は普通の南フランス(680円前後)の安ワインのイメージ。水で薄めた、サラっとしたトマトジュースみたいな雰囲気も有る。 注いで20分程経つと、アーモンドパウダー、粗挽き白胡椒、八角? みたいなスパイス香も出てきた。 正直、この香り変化で味に影響出るか? というと、それは無いなw。 初日にこの香りが出てても、それで美味くなったとも思わないし、 これはオマケの変化だな。(14℃設定のセラーから出し、室温22℃、湿度56%)2日目も値段相応。相応だが800円台感での相応。とはいえ、初日と2日目で違ったタイプのワインが飲めたと思えばどうにでも納得できる。渋味控えめで軽快なワインが好きな人なら初日で飲み切ろう。シャトー デ スルス 2015 赤ワイン 750ml価格:2010円(税込、送料別) (2017/11/1時点)楽天では本町ヴィンヤードのみ・・・・・?・・・・・2010円!?いやいやいやいや、高価過ぎる。このワイン自体は約1000円の格。せめて『1本で送料無料(同梱可)』位の特典は欲しいなw。
2017/10/31
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ラングドック AOPピクプール・ド・ピネ ボーヴィニャック・ピクプール(ピックプール)・ド・ピネ2015 Beauvignac Picpoul de Pinet レ・コスティエール・ド・ポメロル Les Costieres de Pomerols ピクプール・ド・ピネ100% シュール・リー製法(PDF) アルコール分12.5% 輸入:ローヤル オブ ジャパン 購入価格:1135円色はやや薄い黄色。香りはパイナップル、オレンジ、リンゴ、シロップ、センブリ?アンズ?味は苦味と薄く酸味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあまあかな。割と普通。チリかカリフォルニアの安シャルドネっぽい雰囲気。トロピカルな果実に白い果実や花のニュアンスの香り。味も苦味と甘味がちょい薄で絡み合う。白ワインとしては手堅い出来。以前飲んだポール・マスのピクプールワインとも、香りはともかく、味はちょっと似てる。突出は無く、香りと合わせて甘い感じをほんのり乗せる。困ったことに、これ欠点も同じだなw。良く言えばバランスが良いが、悪く言えば起伏が平坦気味で特徴が見えない。ニューワールドの安シャルドネっぽい雰囲気で、不味くはないけど魅力も無い。 30分程の時間経過で、香り出力減退。 それで味とか何かが大きく変わるわけでもなく、ただ落ちただけ。 最初は香りのおかげで甘味が引きだされてる様に思えたが、あまり関係無さそう。 そういう意味では、時間経過や温度上昇(?)にも強くて安定感有るのかな!?総合的には、普通の白ワイン。普通なりに万人向けで分かり易い部類であり、さらに変化にも強い。おそらく「シャルドネが好きでシャルドネ的なワインが飲みたい」が「あえてシャルドネ以外の白を選びたい(或いは選ばざるを得ない状況)」で「ソーヴィニヨンブランやリースリング程捻りの効いた香りではなくて」それでいて「南フランスのごちゃ混ぜ安ワイン程変な複雑さの無い分かり易さを持ってる」んだけども「温度上昇にも強い安定した白」、ついでに「値も張らないフランスワイン」が飲みたい人ならオススメ。 開栓120分程経過(温度上昇)で旨味っぽい厚みが出てきた気がする。(室温24℃、湿度57%) 体感では14℃未満。推奨飲み頃温度は8~10℃らしいが、上がったら上がったで 特に不味くなる雰囲気は感じない。やっぱり温度上昇に強い。 多分、冷え過ぎてる(6℃前後だ)と普通さが悪い方向に行って薄いだけで終わってたかも。 むしろ気持ち温度が高めの方が美味さが上かもしれない。料理は、およそ白ワインに合うとされてる物なら何でも良い。牛肉の煮込みとかでなければ大体大丈夫。サラダ、チーズ、パスタ、白身肉、値段相応。「ピクプール・ド・ピネ」という葡萄に興味が有るのなら、飲んで損は無い。そうでなければ、普通の白ワイン。だが普通なり値段なりに気軽に飲める。[2015] ピックプール・ド・ピネ ボーヴィニャック Picpoul de Pinet Beauvignac価格:1242円(税込、送料別) (2017/6/19時点)楽天ではワインショップ フィッチのみボーヴィニャックはシャルドネの方が無難だなw。
2017/06/18
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もらいもの ラングドック・ルーション AOPコトー・デュ・ラングドック シャトー・ポール・マス・クロ・デ・ミュール2014 Chateau Paul Mas Clos des Mures ル・ドメーヌ・ポール・マス Les Domaines Paul Mas シラー85%、グルナッシュ10% ムールヴェドル5% (リュット・レゾネ栽培?) ステンレスタンク発酵 60%を樽でマロラティック発酵 フレンチオークとアメリカンオーク樽で熟成9ヶ月(新樽率30%) アルコール分14.5% 輸入:モトックス株式会社 参考価格:2000円前後色はやや濃い赤紫。香りは杉、土、胡椒、カラメル、ブラックベリー、革、トマトピューレ、豚レバー?唐辛子?味は渋味を伴う酸味と薄い苦味。余韻に渋味と苦味を伴う甘味。綺麗な味。なんか、・・・各要素が「整ってる」。ややワイルドな香りと、バランスの良い味構成。渋味にばかり走らず、酸と樽由来の(?)苦味を上手く絡めて、端整な雰囲気を演出。渋味は有るが飲み易く、樽の苦味に果実味を乗せた様な滑らかな流れ。むしろ余韻の渋味の方が存在感が有る。アルコール感のボリュームは有りそうで無い。120分以上の時間経過でも変化無し。(室温20℃、湿度50%)味の奥行とかは、やっぱりラングドックの枠内なのかな!?シラー主体にしては重厚感やらボリュームが少々物足りない。(多分、地域の特徴より作り手の意図が強いと思う)それをカバーするための、高アルコール度と樽感を合わせて複雑な印象を底上げなのかもしれないが、元の味に勢いの欠ける部分が有るので、イマイチ頼りない感じ。でも、それが上手い事バランス感を出し、飲み易さを両立する方向にも働いてるので、これは好みの問題だな。総合的には綺麗な赤ワイン。樽の効いた高めのアルコール度の赤と言えばスペインにもよくあるが、あちらより明らかに上品。綺麗過ぎて飲み応えに乏しい雰囲気も出てるが、ローヌのシラー系ワインよりも比較的軽めに仕上がっており、スパイス香もうるさくない。2300円位の右岸ボルドーの廉価代用品と考えれば、これはこれで納得いくモノを持ってる。渋味が強そうで強くないから、肉料理向けではあるが、アブラは要らない。チーズ類位の脂肪分と塩味で丁度良い。ベーコンを乗せたピザが適任。値段相応。相応だし完成度も高いけど、値段の割には期待ハズレに感じる部分も目立つ。ポール・マスの高級レンジが低価格帯と比べてコスパ悪いってのは知ってたしw、少し飲み手を選ぶ。★楽天検索 ポール マス クロ ミュール★楽天扱い約28件 1728円~2380円 平均2000円前後 自分の様なw安ワイン慣れし過ぎてる人間だと、オススメし辛い。ポール・マスの1000円位のワインと比べて、値段は1.8倍でも、味の良さは1.4倍、満足度は0.6倍。スパイス香が有ってもいいなら、ギガルやペスキエのACローヌの方が飲み応えとコスパは確実に上。やはりマスは約1000円のヴィニウスが至高の作だなw。
2017/06/05
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ラングドック IGPペイドック マノワール・グリニョン・マルベック2015 Manoir Grignon Malbec アラン・グリニョン Alain Grignon グザビエ・ロジェ(醸造?) Xavier Roger マルベック100% アルコール分13% 輸入:株式会社オーバーシーズ 購入価格:1280円色はやや濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、プルーン、カラメル、インク、豚レバー?味は渋味と薄い酸味。余韻に薄い渋味と薄い苦味。マルベックにしては、やや軽めの味。渋味は有るがあっさり傾向。マルベックワインのわりに厚みは控えめ。香りも果実系がメインで、品種の特徴は無くはないが、何か大人しい。ちょっと濃い味のガブ飲みワインかな。それなりにバランスは良く、飲み易さはまずまず。余韻の苦味が後を引くが、この位はアクセントの範囲内。(作り手にも因るが)味の濃さという点では、正直 同地域同価格のメルローやシラーに劣る。濃さと言うか、飲み易さの内では有るけど、渋味の出方が随分とユルい。品種の特徴と言えば、カベルネ程杉や鉛筆の香りが無く、メルロー程カカオや革の雰囲気が無く、シラー程厚みやスパイス香が無い、その位の違いしかないな。(ある意味違いが真っ当)総合的には、普通の赤ワインだな。普通なりには、まあまあの味わい。だが、マルベックワインに濃さや強さを求める人には物足りなさが強い。同じ価格ならアルゼンチンのマルベックワインの方が個性とコスパと飲み応えに長ける。料理はとりあえず肉。タレ焼き鳥とかがいいな。渋味は軽いからアブラはそんなに必要じゃない。余韻の苦味に合わせて、甘味と苦味が合わさった味が適任。う~ん、・・値段以下。まぁ約1000円(980円以上)だな。「ラングドック」の「マルベック」ワインという点で+150円位。1280円で納得せん事はないが、同価格のアルゼンチンと比べたら、どうしてもパンチが弱い。マルベックワインである事に理由が無いのなら、このボトルを選ぶ理由はあまり無い。400ml弱残しで次の日。(抜栓22時間程度経過)香りはカシス、カラメル、カカオ、甘草、鉄?湿った土?味は渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に苦味と薄い甘味。サラっとした飲み口になったが、渋味は意外と生き残ってる。チリの安メルローの二日目みたいな雰囲気。これはこれで、飲み易さは維持されてるかな。香りのおかげか、ほんのり甘味のニュアンスが有る。味だけで言えば2日目の方がもう少し個性が見えそう。品種云々はもう関係無い。「飲み易さ」が長所。2日目もそれは変わらず。むしろ2日目の方がその点は向上したとも思える。万人向けの赤ワイン。2日目もそれなりに美味しく飲める。2日目も初日と価格評価変わらず。約1000円の格。ただし、初日よりも落ちてるという事はない。質の安定感は意外と(?)有ったのは好意的に評価する。少なくとも、一回飲んだらそれで満足。リピートする気には ならない。カオール以外でフランスのマルベック主体ワインが飲みたい人が、イマイチ感を楽しむところまで含めての価値w。
2016/11/07
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ラングドック IGPペイドック ボーヴィニャック・シャルドネ2014 BeauVignac Chardonnay レ・コスティエール・ド・ポメロル Les Costieres de Pomerols シャルドネ100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成 アルコール分13.5% 輸入:ローヤル オブ ジャパン 購入価格:888円(1198円の特別セール価格)色はやや薄い黄色。香りはパイナップル、蜂蜜、胡桃、レモン、水菜? 10分程度の経過でレモン、塩水、甘くないメロン、石灰?サラダ油?味は酸味と苦味。余韻に薄い甘味と苦味を伴う薄い酸味。 10分程度の経過で薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ん~、なかなか良いかも。香りは価格の割には揃いが良く、味は酸味が上手く形をつくって苦味が適度にさばいていく。余韻の甘味が香りの蜜感と一緒にふくよかな雰囲気を演出する。突出要素が無く、万人向けの味。余韻の甘味が口当たりの酸味を支え、香りとも相まって厚みを出す。 開栓10分弱(温度上昇?)で香り出力は減退。 苦味が弱まり、余韻の甘味がもっと伸びる様になる。 飲み易さもそうだが、バランス感も取れる感じで、良い意味でシンプルな味わいに。 流石に、味の張りが乏しいかも。開栓直後の苦味は冷温でシャープな感覚が有ったが、温度が上がってキレとまとまりが悪くなった気がする。個人的には温度が上がった方が美味い(苦味の動きの遅さが旨味の補強に繋がってる)と思えるが、人によっては苦味の衰えを安っぽいと感じそう。飲み手の好み次第だが、冷温キープの方が良い場合もありそう。総合的には上出来のシャルドネワイン。ややニュートラルな味わいで、温度によっていくらか味が変わる傾向が有るが、それで味が落ちてるわけではない。毛色が変わるだけ。かなり良い意味で、普通の「白ワイン」。この普通さが逆に安心と信頼に繋がる。料理は変に生臭い様なものでなければ、何でも大丈夫だな。塩胡椒でサッと焼いただけのモノなら牛肉でも問題無い。出来ればサラダやマリネ、オリーブオイルがけ生ハムが望ましいが、ローストビーフやチーズ類でも綺麗にハマる。値段以上。これは元の1198円の価格でも充分納得。チリの1200円位のシャルドネより上、場合に因っては1480円位のニューワールド勢とも互角以上に闘えると思える。300ml強残しで冷蔵庫保管で次の日。(開栓20時間経過)香りはレモン、サラダ油、塩水、レタス、小麦粉?土?味は初日の開栓直後と大差無し。香りは温度に関係無く、初日の時間経過後とほぼ同様。味は温度が低いとシャープな感覚。温度が上がるとやや甘味の感覚。開栓直後はサラダに合わせて、温度上昇に合わせて白身肉や魚に合わせる感じ。こうなると当初よりも汎用性・安定性共に高い、高コスパの白ワインに思えてくる。2日目も値段以上。初日との絡みで考えても、これで1200円の価格ならホント立派。流石のフランスの貫録。この層の厚さこそニューワールドと一線を画す「格の存在感」。同価格のシャルドネワインなら、おそらくチリやオーストラリアでは話にならないレベル。これに勝てるシャルドネというと、ルイ・ラトゥールのアルデッシュ・シャルドネしか浮かばない。★楽天検索 ボーヴィニャック シャルドネ★楽天扱い約8件 1134円~2062円(送料込) 平均1400円前後まあまあの価格だな。出来れば1300円以下で買いたい。もし1300円を超えたら、ノヴェラム・シャルドネをオススメしたい。
2016/05/31
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もらいものトワベーのベーはバリック(Barrick)のB樽感を大事にしたつくりらしい ラングドック AOPリムー トワベー・エ・オウモン・ブラン2014 3(trois)B & Auromon Blanc ジャン・クロード・マス Jean-Claude Mas シャルドネ100%(リュット・レゾネ栽培) オーク樽発酵(マロラティック発酵60%) アメリカンオーク50%とフレンチオーク50%の樽熟成9か月(新樽率33%) アルコール分13.5% 輸入:株式会社モトックス 参考価格:1800円前後色は薄い黄色。香りはレモンクリーム、バナナ、小麦粉、バニラ、ココナッツオイル、胡桃?豆腐?味は薄い酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。ん~、まあまあか。香りはしっかりしてて、樽の印象はそれなりに。酸味は控えめで樽の苦味が伸び易い。香りに甘い要素が多いので、余韻の甘味は香りに引っ張られてる部分も大きい。ブルゴーニュグラスの様な香りを重視するグラスに注いだ方が味のバランスとふくらみが向上するかも。果実感よりも樽由来の香りメインに楽しむのを目指した感じ。味自体は結構シンプル。この辺ポール・マス系列の特徴なので想定内。これは、1200円弱位のヴィニウス・シャルドネの上位互換。上位互換ではあるけど、上位なのは香りの幅と時間経過の安定感だけで、味に関しては大きな違いは無いと思う。総合的には、樽感を(価格と土地の実力の範囲内で)可能な限り活かしたシャルドネ。作り手の狙い通りのワインになったが、それで思った程の高級感が出たわけではなかった。とはいえ、味は万人向けで、香り特化の分かり易い主張は悪くない。樽の効いたシャルドネが好きな人なら、とりあえず美味さは理解出来る。白身魚のバターソテーやポワレとか、香りがふくよかで歯触りが良い、やや淡泊な食材に塩が効いたものに向いてる。刺身の醤油ヅケにオリーブオイルがけ、チーズオムレツ等、甘味を補填・補強出来つつ苦味にも対応出来るものが最適。樽感が目立つと、味はシンプルでもツマミを選ぶ様になってしまうのだなぁ。ちょっと厳しく言って、値段以下。出来は良いけど、値段の割には美味さレベルの伸び代は限定的。1500円位でこういうワインなら、ニュージーランドのオールド・コーチ・ロードも得意。マス関係のワインはやはり安い価格帯のでこそ光る。★楽天検索 トワベ オウモン シャルドネ★楽天扱い約30件 1566円~2322円 平均1800円前後この価格ならオススメはしない。せめて1680円程度までだな。ボルドーとかでもたまにあるけど、安ワインが美味い作り手がたまに手間とコストをかけて自信作をつくると意外と大した事ない、というのはよくあるw。高価なワインの作り手が別の土地で廉価版つくると評判良い、というのもよくあるんだがww。
2016/01/26
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ダイソー100円ワインシリーズ第5弾 ラングドック ル・ボン・レパ(ルパ)・シラー・ロゼ2011 Le Bon Repas Syrah Rose 作り手不明 (Eleve et mis en Bouteille pour SDV par EMB 33056D と記載) シラー100% アルコール分12.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:108円(250ml)色はピンクがかった朱色。香りは紅茶、アセロラ、桜餅の葉、グレープフルーツ、ビニール?味は苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い渋味と苦味。少々酸が薄いが、全体的には爽やか系だな。ガブ飲み用の流れだが、余韻のアイスティー的渋味感がワインらしさを生む。強く煮出した紅茶を水で薄めて、グレープフルーツの果汁を混ぜた様な味。フルーティーさを薄いなりに送り出し、香りの柑橘感でより明快に果実感演出。変なロゼワインは苦味が過度に出る事が多いが、このワインは程々の出力に抑えられてる。味は元々強いものではなく、ちょっとした変化で簡単にバランスが崩れる。グレープフルーツやアセロラの香り要素がちょっと生臭く感じる時もあり、その時は何かシンナーみたいな雰囲気で不自然な印象。安ロゼの割には苦味がうるさくなく、香りのアセロラ感は正統派の流れ。この薄さを水っぽいと感じず、控えめな出力と受け取れれば、意外と好評価になるかも。料理はサラダ等の生野菜系が無難だが、もっとお手軽な料理でも悪くない。今回スライスチーズとハムを薄焼き玉子で巻いたものをツマミにしたが、ハムとチーズの甘味と塩味がワインの苦味を適度に牽制しつつ酸味を引き出してくれた。値段以上。フルボトル(750ml換算)で480円位なら充分アリ。ワンコインの壁を超えるか超えないのトコだが、壁の手前までなら良好コスパ。
2015/02/12
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腹痛は収まったし、スパークリングもボチボチ飲んでいこうか。 ラングドック ヴァン・ド・ペイ・ドック AOCブランケット・ド・リムー バロン・マキシム・ブラン・ド・ブラン・ブリュット・ゴールド・レゼルヴNV Baron Maxime Blanc de Blanc Brut Gold Reserve バロン・マキシム Baron Maxime モーザック90% シャルドネ10%(PDF) 瓶内二次発酵 熟成9か月 アルコール分11.5% 輸入:コストコ・ホールセール・ジャパン株式会社 購入価格:1238円色は薄く黄緑がかった薄い黄色。香りはグレープフルーツ、瓜、リンゴ、レモンジャム?チャービル?味は薄い酸味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあまあかな。柑橘から水分を多く感じる果実に、ほんのりハーブ香。酸の勢いは思った程強くなく、苦味感も控えめで、飲み易さはかなり有る。泡の勢いも見た目ほど派手ではなく、薄めの味とも相まって、非常にあっさりした味わいになってる。スペイン・カヴァから泡と酸味の強さを引いて、独特の膨らみを持たせた感じ。パンチの弱さは有るものの、お上品な味わいで嫌いじゃない。味のあっさり・スッキリ感に物足りなさを感じる人は確実にいると思う。グラスに注いでからの泡持ちも、決して良いとは言えない。3分程度で徐々に落ちる。ボトル内でも40分がいっぱいいっぱいで、じっくり飲みたい人には向かないね。フランスのブラン・ド・ブランの泡物らしい、あっさり・スッキリを体現(追求)した真っ直ぐなワイン。正直、瓶内二次発酵の品とはいえ、熟成して香りや味がどうこうって実力は感じない。リリースして即消費するなら、以前飲んだバロン・ド・ブルバン・ブリュットとも大きな差は無いと思う。出来は悪くないんだけど、同価格のその他ヴァン・ムスー や スペイン・カヴァに物量で潰されるタイプ。これはこれで、ほぼ料理は選ばない。オードブル向けに食前酒の延長で飲む分には万人向けで、あっさり味は決して料理を邪魔しない。スナック菓子からジャンクフード、そこそこのナマ物料理まで、何でもイケる懐の広さを見せる。値段相応。約1000円チョイのバロン・ド・ブルバンよりは上、約1400円弱のブリュット・ダルジャンよりは下。本当に良くも悪くもフランスは、上方向には値段に正直だわw。リムー地区の泡物に何らかの興味が無ければ、わざわざ買わなくてもいいだろうな。
2014/11/10
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作ってるのはドメーヌ・アストラックらしいが、ヴィニウスのシリーズは明らかにアストラックの通常ラインナップよりも美味いと思う。 ラングドック ヴァン・ド・ペイ・ドック ヴィニウス・オーガニック・シャルドネ2012 Vinus Organic Chardonnay ドメーヌ・アストラック ジャン・クロード・マス Domaine Astruc Jean Claude Mas シャルドネ100%(ビオロジック栽培) 80%をステンレスタンク発酵・熟成 20%をアメリカンオーク樽発酵・熟成 アルコール分13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:1111円色はやや濃い黄色。香りはレモン、バニラ、ミント、クリーム、ピーナッツ、シロップ?オリーブオイル?味は薄い苦味と甘味。余韻に薄い苦味と薄く酸味を伴う甘味。思ったよりは、甘味強めだな。でもそんなに苦味も甘味も引っ張らず、割と余韻もあっさり。香りは柑橘、バニラ、ハーブを揃えつつも、程々の出力に抑えてる。結構な良バランス。突出せず、変にオイリーな方向にもシャープな方向にも行かず、甘味感でソフトに包む感じ。以前飲んだノヴェラム・シャルドネよりも樽感控えめで、澄んだ印象。栽培が無農薬(?)ってだけで、ワイン自体に特にビオ感は無い。フランスのシャルドネワインの、良い意味でのシンプルさを追求した感じなので、果実味やミネラル感や香りのふくよかさとかを求める飲み手には、「普通」としか思わないかも。しかし それは良くも悪くも、赤白共通した作り手の特徴。それでいい。 抜栓20分程度(ほぼ温度上昇)で苦味の出方が粘っこくなった感じ。(室温24℃、湿度57%) それでもまだ当初のバランス感の範囲内。 食中のグラスワインとしては、頼もしい部類。果実の軽快さに樽感がほんのりノる、凡百の安シャルドネを突き放す良い味わい。ガブ飲みはもちろん、じっくり飲みもそれなりに可能。良い意味での、シャルドネワインとしての「普通さ」が特長なので、値段と土地以上の期待をすると、評価が伸び悩むかも。それでも同価格のチリやオーストラリアのシャルドネと比べれば、結構な別格感。塩の味と相性良し。シンプルさがウリのワインなので、料理もシンプルなものが望ましい。下手に凝った味の料理に合わせようとすると、口直しの水代わり以上の役割にならなくなる。鯖の塩焼き、粉チーズ多めのペペロンチーノ・スパゲッティ、ポトフの具を流用したグラタン等。値段相応。相応と言うには非常に上出来で、1100円台でも流石の手堅さ。安くて美味い、マスの真骨頂を体現するワインの一つ。★楽天検索 ヴィニウス シャルドネ★楽天扱い約15件 950円~1296円 平均1100円前後以前から約1000円が目安のワインだったので、1100円以下なら何も問題無し。消費税10%を迎えても、庶民と業務店wの心強い味方。(数年前は800円台で買えたから、着実に値上がりはしてる)
2014/10/10
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スペインワインの世界では、「レイシス・ワン」や「メメント・オールドヴァイン」で有名な作り手だが。 ラングドック・ルーション IGPペイ・ドック ノヴェラム・シャルドネ2011 Novellum Chardonnay ドメーヌ・ラファージュ ジャン・マルク・ラファージュ Domaine Lafage Jean Marc Lafage シャルドネ100% 発酵前にヴィオニエの澱と触れさせ、30%を樽発酵3ヶ月 70%をステンレスタンク発酵3ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:アズマコーポレーション 購入価格:1208円色は金色がかった黄色。香りはレモン、蜂蜜、クリーム、水菜、缶詰の桃、ピーナッツ、塩水?味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。お、いいじゃない。何か 無理してない感じが良い。柑橘と蜂蜜に葉っぱ系の香り、酸と苦味がバランス良く適度な出力で動く。余韻もしつこくなく、薄く甘味を出しつつサッと退く。樽系の濃厚な香りを出しつつ、フレッシュな柑橘やハーブ系も忘れず、どちらの雰囲気も殺してない。苦味の張りが酸や余韻を支え、突出を防ぎつつ、静かに着地。厚みや伸びはもちろん値段なりだが、この値段で出来るフランスのシャルドネの魅力を十二分に発揮出来てる。抜栓30分以上の時間経過でも変化は軽微。味に もう少し明確に甘味を感じられれば、もっと高級感と存在感を出せたはず。良くも悪くもシンプルな味構成が、水っぽい雰囲気も生んでしまった。この水っぽさが逆に 飲み易さ と 分かり易さ をつくってる点でもあるので、難癖同然だけど。 抜栓60分弱の時間経過(ほぼ温度上昇)で苦味の張りがユルくなってきた。 (室温23℃、湿度50%) 抜栓直後よりも味がダレる感じで、味の起伏がヌベっとだらしなくなる。 冷温キープ推奨。温度が上がり過ぎると安っぽくなる。ガブ飲みも出来るし、じっくり飲んでもイケる。カリフォルニアの樽熟シャルドネのイメージに近い。スペインで成らした作り手だけあるのか、樽の制御が上手い気がする。南フランスで1200円台のシャルドネとしては上出来の部類。料理は意外と肉や魚には合わないかも。キノコのマリネとか、トマトとかの野菜テリーヌに合う。酸味や甘味を感じるツマミで、ワインを補強してやるつもりで合わせると上手くいく。値段相応。同じ南フランスの、ジャン・クロード・マスのヴィニウス・シャルドネ や イル・ラ・フォルジュ・シャルドネと比べると、コスパでは一歩及ばず。ただ、マスよりも樽感や甘味が控えめで、より万人受けするのは こっちのラファージュのノヴェラム・シャルドネの方かと思える。★楽天検索 ノヴェラム シャルドネ★楽天扱い約23件 1000円~2030円 平均1300円前後あら、1000円から買えちゃうの?そうなるとマスとのコスパ比較は意味が無くなるな。互角やん。ほぼ好みの問題だな。まあ自分はどっちも好きだが。
2013/07/04
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ラングドック・ルーション リムー地区 IGPペイ・ドック イル・ラ・フォルジュ・ピノノワール2011 Ile La Forge PinotNoir ドメーヌ・ポール・マス ジャン・クロード・マス Domaine Paul Mas Jean Claude Mas ピノノワール95% シラー5% フレンチオーク樽熟成6ヶ月(新樽率50%) アルコール度13% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1134円色は透き通った紫。香りはチェリー、ブラックベリー、クレヨン、プルーンジャム、灰、胡椒?湿った土?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に渋味と薄く甘味を伴う苦味。粉っぽさも感じる、随分と荒っぽい香り。フルーティーさがある一方で、灰や土っぽい粗野な感覚も強い。味は意外と落ち着いてるかも。香りに関しては、良く言えばラングドックらしさを感じるワイルドな雰囲気。渋味を起点に薄く果実感を追わせ、苦味でフェイドアウト。軽めのニュアンスを出しながらも、(5%のシラーが効いてるのか)厚みの主張も忘れない。とはいえ、流石に苦味の絡み方が大分下品。もちろんブルゴーニュと比べての話なので難癖同然なのだが、ワインの渋味や甘味に強引に苦味が付いて回り、落ち着いてるはずの味があまり綺麗にならない。香りの土っぽさがこの傾向を助長してる感じ。香りを気にしない人なら、決して悪いワインではない。ブルゴーニュは別格にしても、味だけなら同価格のチリのピノノワールよりはちょっとだけクリアーな印象。所々苦味がうるさいが、その辺は料理でそれなりに制御可能な範囲。料理はあまり凝った方向に行かず、シンプルで濃いめの味付けの物が好ましい。香りの土臭さにも味の苦味にも負けない、炭火のタレ焼き鳥 や お好み焼きなんかに向いてる。今回、レーズンやバナナチップス等のドライフルーツが意外と合ってた。(粘る甘味がワインの苦味を牽制してくれたっぽい)値段相応。約1000円なら納得。1000円を超えた部分はポール・マスの名前代。ピノノワールファン向けではないが、ガブ飲み向けのワインとしてはそこそこの出来かもね。★楽天検索 マス フォルジュ ピノ★楽天扱い約4件 1134円~1575円 平均1380円前後この価格では特に買う事はないな。イル・ラ・フォルジュはシャルドネが一番良い。次に樽感を活かしたカベルネやメルロー。このピノノワールはイル・ラ・フォルジュのシリーズの特徴に向いてるとは思えない。
2012/11/02
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック アヴァリュス・シャルドネ・バレル・ファルメンテッド(ファーメンテッド)2009 Avarus Chardonnay Barrel Fermented ル・セリエ・シャルルマーニュ Le Cellier Charlemagne シャルドネ100% オーク樽発酵3週間 大樽熟成8か月 アルコール分13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1785円色はやや金色がかった薄めの黄色。香りはレモン、火打石、クリーム、シロップ、ミント、バター、オリーブオイル、バニラ?味は苦味と酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。なかなか良いバランスと味。樽は効いてるが、それがうるさくない、丁度良い具合。苦味基調の味だが、酸は有るし、余韻の甘味もソフトで綺麗な味わい。ミネラル感があっさりしてて、苦味にしつこさが無い。その流れに酸味や甘味が上手く乗り、白ワインとして とても綺麗で繊細な味に感じられる。それでいて 香りの柑橘要素やオイル要素がこぼれた果実感を拾って、飲み応えが無駄なく伝わってくる。 温度上昇で、苦味にモタつきというか、重苦しさが出始めてきた。 樽熟シャルドネの飲み応えを楽しむのなら、多少は温度高めの方が良いと思うが、 自分には苦味のキレとバランス感が崩れる様で、冷温キープを推奨したい。総評としては、正統派の樽熟シャルドネ。柑橘にバターや火打石の香りを湛え、オイリーな飲み口に薄く甘味が伴う。欲を言えば もう少し香りの幅が欲しかったが、その辺は2~3年程度の熟成で蜜感が出てくれば解決する気配も有る。現状、万人向けの辛口白ワインとしては かなり良好な感じ。カリフォルニアのステファン・ヴィンセント・シャルドネに熟成の発展性を追加したのがこのワイン。料理は白身魚や鶏肉のソテーとか、赤身魚のタリアータとかかな。淡泊な食材をあっさり調理するか、脂の乗った魚をシンプルに味付けしたもの のどちらかに向いてる。下手に濃厚な方向ツマミに行こうとすると、ワインの繊細さが壊れるかもしれない。値段相応。香りに蜜感やナッツ感が伴えば2000円以上クラスを狙えたが、流石にそこは価格と土地の壁。とはいえ、飲み応えと繊細さ、バランスの取れた味わいは、この価格帯の中でなら一目置くものが有る。★楽天検索 アヴァリュス シャルドネ★楽天扱い12件 1575円~2205円 平均1750円前後まあまあ妥当な設定。2000円を超えるなら、何かしらブルゴーニュのシャルドネを買った方が良い。1800円未満ならそれなりに見所を感じられるポジション。
2012/08/22
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もらいもの「ブルゴーニュ的な品の良さ」とは裏の日本語ラベルの評だがどうだろうか!? ラングドック リムー地区 AOC Limoux シャトー・アントニャック(ダントニャック)・リムー・ブラン・ペイル・ジャック2009 Chateau d'Antugnac Limoux Blanc Peyre Jac コロヴレイ・エ・テリエ Collovray et Terrier Jean-Luc Terrier et Christian Collovray シャルドネ85% モーザック15% バリック樽熟成10ヶ月(新樽率10%) アルコール度13.5% 輸入:株式会社フィラデス 参考価格:2000円色はやや黄色がかった金色。香りはレモン、クリーム、アーモンド、グレープフルーツ、ローリエ、三つ葉?塩水?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。とりあえず柑橘、なんとなくナッツ、後からハーブ、まあまあ分かり易い香り。味は苦味基調でやや硬質的。余韻もミネラリーでやや薄だが、意外と伸びる。酸は弱めで苦味押し。このままだと平坦な味わいだが、余韻の薄い甘味感が最後に起伏を生む。余計な味要素を意図的に削り取ってる様な感じで、これはこれでスッキリしてて飲み易い。でも何だろ? 苦味がしつこい? しつこいと言うか、苦味の部分しか表に出て来ない。何らかの劣化の類とは思えないが、ミネラル感と言うには出しゃばった感じ。余韻の伸びと甘味は悪くないが、味本体は必要以上に薄味傾向で飲み応えが微細。削られた味(?)の中に欲しかった物が かなり入ってたのでは?、みたいな納得のいかない印象。 時間経過(間違い無く温度上昇)で硬質感は和らぐ。 苦味の出方が丸く、余韻の甘味も出易くなるが 酸味の感覚はさらに弱くなり、平坦化に拍車。 万人向け方向に 飲み易さは増したとも思えるが、それ以上に退屈感も増す。 せめて この味をもっと冷えた状態で、 なおかつ出力を強く出来てれば、それなりにブル・シャルの味イメージに近かった。美味いと言えば確かに美味いんだけど、全部が過度に小さく纏まり過ぎてて退屈な味。纏まってるのは良いんだけど、そこからの、その上での主張が無い。ラングドックで、ブルゴーニュ的なシャルドネを目指して作ろうとすると、何故か大体こんな感じになるよな、という典型。何かしら料理と一緒なら そこそこ活躍を期待出来そうだが、単独だと もう二味足りない煮え切らなさ と 物足りなさ。もう少し果実感が明快に出て来てくれれば 話も違ったろうけど。料理は揚げ物全般、パスタ全般、焼き物、炒め物、煮物、割と何でも合うと思う。素朴な和食でもアリだが、味噌や醤油の味が意外とダメそう。甘味や甘い香りを補填したり、弱い酸味を引き出せる味付けの料理を推奨。やっぱりこのワインは料理ありき だろうな。値段以下。料理には合いそうだし、出来は決して悪くないんだけど、これに2000円出す気にはなれない。せめて1500円強~1700円前後辺りなら まだラングドックの白としては高評価出来たと思う。シャトー・アントニャック リムー・ブラン ペイルジャック[2009](白)価格:2,000円(税込、送料別)楽天ではワイン屋 大元のみこれに2000円出すなら、ブルゴーニュにGO!。ブルゴーニュのシャルドネを飲み過ぎて、倦怠期解消のために 他地域に浮気wしてみたい人が気分転換がてら買うのなら納得。その場合でも、残念ながら 気分転換以上の意味合いは持たないと思う。
2011/08/28
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ラングドック・ルーション AOCコトー・デュ・ラングドック ヴィーニュ・エリザ・ピクプール・ド・ピネ2008 Vigne Eliza Picpoul de Pinet レ・ドメーヌ・ポール・マス Les Domaine Paul Mas ピクプール(・ド・ピネ)100% アルコール度13% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:1024円色は黄色がかった金色。香りはグレープフルーツの皮、シロップ、リンゴ、グリーンピース、パセリ、炒り豆腐?味は薄い苦味と酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。普通だな。ちょっと青臭い傾向の香りに、ミネラル感と ほんのり果実感。ロワールのソーヴィニヨンブランとミュスカデの間っぽいニュアンス。突出要素は無く中庸の味を保ち続け、フラットな味の出方。良くも悪くも“白ワイン”としては手堅い出来。90分以上の時間経過・温度上昇でも味や香りに変化は無く、安定してる。でも味わいは割と平坦で、あまり魅力的な特徴は無い。最初の一口で感じた“ロワールっぽさ”も 香りと微かな苦味が記憶と一致しただけで、これが美味さを生み出してるとは言えない。これはラングドックだとかピクプール種だとか関係無しに、ごく普通の1000円レベルの白ワイン。これなら同じヴィーニュ・エリザでもシャルドネの方が美味さが明確で万人向け。「ピクプールという葡萄で造られたワイン」という以外にウリが無い。その上で、このワインならでは、という品種の特徴が有るとも思えない。否定的な意見が出易い(或いは肯定的意見は出ても選ばれない)タイプだな。これはこれで料理は選ばないのかもしれないと思ったが、合わせようと思ったら結構範囲が狭そう。薄味に合わせて素朴なツマミ(生姜多めの冷や奴、塩胡椒振っただけのバケット等)か、ワインの薄味感を補填出来る濃い味付けの料理(中濃ソース多めのコロッケやメンチカツとか)に向く。値段相応。約1000円というのを考えれば、可も無く不可も無く。だが正直 有効的な扱いは難しく、あまり美味しい(使える)ワインではない。
2011/06/05
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もらいもの ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック ドメーヌ・デ・アスプ・シャルドネ2001 Domaine des Aspes Chardonnay ヴィニョーブル・ロジェ Vignoble Roger シャルドネ100% バリック樽熟成 アルコール度14% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 参考価格:1785円色は綺麗なやや濃い金色。香りは薄い蜂蜜、ピーナッツ、パイナップル缶のシロップ、ザラメ糖、パスタの茹で汁?沢庵?味は薄い甘味と薄い苦味。余韻に軽い苦味と薄い甘味。香りがヒネるギリギリ一歩手前。かろうじて土俵際で蜜と果実のニュアンスが残る。味はドライアイスの煙を噛む様な、希薄だが圧力を伴う印象に。酸味はほぼ綺麗さっぱり抜け、甘味と苦味がユラユラと絡み、そしてそのまま余韻まで通り越していく。熟成感とまたちょっと違う(?)、不思議な感覚。好みの問題も大きいが・・・・・正直言って、“美味く”はない。味の厚みは消耗し切り、香りも悪い意味でシンプル路線に乗っかっててしまい、動きが無い。味だけで言えば 経年熟成で余計な要素をほとんど削ぎ落とした、良い意味で“タイトな味”とも言えるが、結局それで本来の良い部分も衰弱してしまって、飲んでてあまり美味さの決め手が見えなくなってる。とりあえず、出来の良いラングドックワインなのは確かと思う。このクラスのワインが10年経っても ここまで飲めるレベルを維持したのだから、そこは素直に賞賛。香りがもっと健全な状態だったら、佳作の領域を超えるクオリティが見れたはず。新しいヴィンテージのなら、また違った感想を持てるんじゃないかな。値段相応。コルクにはグラニュー糖みたいな酒石が煌き、決して保管や熟成過程がアレだったわけではないだろう。まあまあイイ感じに飲めたと思うので、これはこれで楽しめた。流石に、今のこのワインを楽しんで飲むには そこそこの経験と素養が必要だろうけど。★シャルドネVPD [2001] ドメーヌ・アスプ価格:1,890円(税込、送料別)楽天ではアサヒヤにて2001年のが1890円。現在売り切れ。★シャルドネVPD [2005] ドメーヌ・アスプ 価格:1,764円(税込、送料別)同じくアサヒヤにて2005年ボトルが1764円。こっちならある程度期待出来る質かも。
2011/05/20
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もらいもの ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ド・レロー VdP de l'Herault ノン・フィルトレ・カベルネソーヴィニヨン2007 Non Filtre CabernetSauvignon ドメーヌ・ド・ムーリーヌ Domaine de Moulines カベルネソーヴィニヨン100% ノンフィルターで瓶詰 アルコール度13.5% 輸入:サンリバティー株式会社 参考価格:1200円前後色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、ピーマン、インク、土、ココア?プルーン?味は渋味と酸味。余韻に薄く甘味を伴う酸味と苦味を伴う渋味。・・・う~ん、まあまあ美味しいんだけど微妙。香りは正統派にベリー系果実がメインだが、すぐに青臭さ や 土臭さが混じり、野暮ったい感じに。味もシンプルで分かり易い処だが、味の濃さも厚みもバランス感もどこか頼りない。とりあえず、「ラングドック」の「カベルネ」としては なかなか真っ直ぐで正直な味。味も香りも奇をてらわず、ノン・フィルトレに拠る(?)ジューシーさとヴォリュームを楽しめる。万人向けというには粗さが目立つ部分も少なくないが、値段なりに個性と特徴の範囲と言われれば納得出来るレベル。だが全体的に中途半端。飲んでて決して不味くはないんだけど、何か自信無さげな味の出方でハッキリしない。余韻も弱い渋味がいつまでもウロウロしてて、しつこくもないが ウザったい。良い部分は有るけど、同じ数と程度で駄目な部分も目立つ。総評としては、どうも“完成度”が低い気がする。各要素の連携がことごとく不発で、ポール・マスのヴィニウス・カベルネどころか、同価格帯のチリカベにも遅れを取りそうな気配。最初は「これはこれで悪くないかな」とも思えたが、飲んでいく内にどんどん底の浅さを見せていく様で、伸び悩む。90分以上の時間経過でも変化は無いので、安定感は有った。合う料理は、トマトケチャップを利用した煮込みハンバーグ位だな。強めに火を通した 軽く苦味を伴う柔らかい肉料理で、適度な酸味と甘味を持ったソースが欲しい。渋味を適度に抑えつつ、香りの青臭さに対抗出来る個性の料理が望ましい。残念ながら値段以下。良いトコ1000円のレベル。ちょっと出来の良い、900円台前後のチリカベワインとほぼ同等。ドメーヌ・ド・ムーリーヌ カベルネ・ソーヴィニョン[2006] 750ml価格:1,250円(税込、送料別)楽天では津田SAKE店のみ現在売り切れ中。まぁ大したワインでもなかったので、売ってても売ってなくても どうでもいい。
2011/03/05
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ラングドック・ルーション AOCコトー・デュ・ラングドック サン・ジョルジュ・ドルク村 サン・ジョルジュ・ドルク・グラン・キュヴェ・ルージュ2003 Saint-Georges d'Orques Grande Cuvee Rouge ドメーヌ・ド・ラ・プローズ Domaine de la Prose セパージュ不明(グルナッシュ主体っぽい、他にサンソーやシラー?)割合不明 アルコール度13.5% 輸入:株式会社 千商 購入価格:1900円(3800円?の在庫整理品50%?off)色は透き通った濃い紫。香りは荒引き黒胡椒、山椒、セージ、ブラックベリー、プルーン、灰、バジル、クミン?インク?味は苦味を伴う酸味と薄い渋味。余韻に酸味を伴う薄い苦味と薄い渋味。・・?・・・やたらとスパイスの効いた香りだな。漢方系栄養ドリンクにもこんなのが有りそう。酸味の主張も結構強くて、2003年ヴィンテージにしてはかなり若々しい味。味は酸がノッてて重さの割には飲み易さがある。まだまだフルーティーな勢いを保ってて、ラングドックらしい荒々しさを楽しめる。やはり香りの質と出方がうるさい位に特徴的で、スパイシーな香りがかなりユニークでトンガッた味わいを演出。だが良くも悪くも、7年経過にしては随分と味が濃くて熟成感を感じない。むしろ酸味がキツく出しゃばりそうになって しつこい印象も有る。その辺の気を逸らすための香りのユニークさかもしれないが、味のしつこさを掻き消せる程の出力ではない。まぁ7年経過云々は置いといて、ラングドックの赤としては普通レベル。正直言うと、あんまり美味しくないかも・・。酸味と苦味が粘っこい印象を生み出し、パワーと引き換えにしつこさと粗さを必要以上に強調。ひょっとしたらリリース後3~4年以内位に飲めればこれはこれでアリだったのかもしれないが、経年熟成で(?)弱体化した渋味では 味のしつこさが手に負え切れなくなってきてる。香りも特徴的なだけで、味になんら寄与する訳ではない。 抜栓60分位で酸が少し落ち着き、その分だけ しつこさが収まる。 でも結局ラングドックの壁も経年熟成の壁も破れず、 飲み易さは増せど、それで向上する事はない。1900円で値段相応。相応だが、2003年の有り難さは無く 中途半端で、あまり美味さを感じないな。状態は良かったし、7年強の熟成の保管代が乗ったんだと思えばまぁ1900円で強引に納得も出来る。もし新ヴィンテージでこの位の味なら精々1480円前後辺りで何とかならんだろうか!?約500ml弱残しで次の日(抜栓約20時間程度経過)香りはあまり変わらないが、アンズやプルーンのイメージが強まる。味もまだ酸味と苦味がしつこいかな。1日経ってもこれは普通のラングドック赤。むしろこの変わらなさは逆に凄いかもしれない。ワインの安定感が半端じゃないわ。グラスに注いで2~3分位か待ってからゆっくり飲むと、意外と酸が落ち着いて滑らかな味わいに。注いですぐだったり、スワリングすると味が荒れる感じ。これは2日目ならではの変化かもしれない。2日目は慎重に飲んでみよう。で、結論としてはやっぱり そんなに美味しくないなwラングドックワインとしては何も悪くなく、むしろ個性的で厚苦しいほどにパワフル。2日目以降も変化は軽微で、強靭なボディがしつこくも印象的。どうにも このパワーを持て余し気味で今ひとつ統制が取りきれてない。或いは7年の熟成では、味を落ち着けるのにまだ寝かせ足りなかったと言う事なのだろうか!?また飲んでみたいという気にならないのが残念。
2010/12/29
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ラングドック・ルーション VdP・デ・シテ・デ・カルカッソンヌ ドメーヌ・オージアス2001 Domaine Auzias シャトー・オージアス・パレロング ナタリー・エ・ドミニク・オージアス Chateau Auzias Paretlongue Nathalie et Dominique Auzias メルロー35% グルナッシュノワール25% カベルネ25% サンソー5% アリカンテ5% 各ワインの絞り始め分を+5% 樽熟成 アルコール度12.5% 輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1176円色は透き通った赤紫。やや褐変気味。香りはアンズ、海苔の佃煮、リンゴ、レーズン、パプリカ、キャンディー?塩出汁?味は薄い苦味と軽い酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。香りは充分生き残ってるが、佃煮の様な塩気を思わせる香りも有る。味には樽の感覚もそれなりに有るが、渋味はもう完全に抜けたな。味はほぼ水状態。それが悪いわけではなく、むしろ軽やかな飲み口で、薄味系ワインとしてそこそこの出来になってる。軽い酸味が良いアクセントになってて、薄い苦味はささやかながらも奥行きを生む方向に動いてくれる。この味わいを気に入る人は少なくないんじゃなかろうか!?味の良い意味での薄さとまとまりの割りに、香りが結構ゴチャゴチャしてるのが気になるかな。フルーツやらミネラルやら野菜やらで統一感に欠け、そのせいでせっかくの繊細な味も揺らぎ気味。そりゃ価格、土地、セパージュを考えれば文句の筋合いは無いが、この辺は流石に限界が見える。まあ全体を見れば、良い熟成をしてくれたと思う。ラングドックのごちゃ混ぜワインが、9年の時間でなかなか繊細な味に化けた。40分以上の時間経過でも変化は無く安定してる。すぐ飲んで良し、寝かせても良しと考えれば立派な佳作。値段相応。1200円弱で買った割には大分楽しめたが、熟成で土地やセパージュの枠を超えた様な印象は無い。でもラングドックのワインがかなり頑張った雰囲気は分かるので、その点は好意的に評価したい。★楽天検索 オージアス★楽天扱い約5件 1365円~2050円 平均1450円前後まぁ税込1400円台以下なら悪くないか。ラングドックのワインだし、お買い得ポジションは狙いたい。
2010/09/17
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック ラ・ベル・テラッセ・シャルドネ・アンウッデッド2004 La Belle Terrasse Chardonnay Unwooded ラ・ブーランディエール La Boulandiere シャルドネ100% アルコール度13% 輸入:株式会社ワインバズ 参考価格:1900円前後色は薄っすら黄緑がかった薄めの金色。香りはライム、レモンクリーム、ココナッツミルク、アーモンド、洋梨、シンナー、石灰?味は酸味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。酸味基調のスッキリ系だが、苦味も強めでややクセがある。香りはなかなかの拡がりで、柑橘系果実にナッツの香りを纏う正統派シャルドネ。開栓直後は妙にキツい味と香りだったが、これは数分で落ち着く。苦味が酸味の突出を防ぎ、余韻のメロンの様な甘味でソフトに締める。トンガッた部分もあるが、これはこれで構成の上手さを感じる。単独では少々物足りなさもあるが、普段の食中の白ワインとしては何も問題無い。 20分程度の時間経過で酸味も苦味も穏やかに落ち着き、 ほのかな甘味とのバランスも取られ始めて美味さが増す。 香りはシャルドネのままだが、こうなるとどこかローヌの白ワインっぽくも感じてくる。 流石に味や香りの厚み・出力は値段なり。それでも香りの幅と拡がりは結構頑張ってて、その点は感心できる。むしろ香りの頑張りが走り過ぎてて、それが逆に味の伸びなさを感じさせるのが皮肉。南フランスのシャルドネとしては、まあまあの出来。一度味変化してからは質も安定。香りは悪くないし、ラングドック系のシャルドネにはやや珍しく、甘味に頼らない味構成には新鮮さもある。だが厳しく言うと、それらを決め手とするにはまだ個性の主張・魅力が足りない。パッとしない。とりあえず値段相応。良いワインだが、コスパは標準~やや不良。同じ2000円前後クラスなら、モンテス・アルファ・シャルドネを飲んだ方が満足度は確実に上。
2010/09/09
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック リムー地区 ディー・エー・ピノノワール・レゼルヴ(リザーヴ)2008 dA PinotNoir Reserve ドメーヌ・アストラック ジャン・クロード・マス(運営) Domaine Astruc Jean Claud Mas ピノノワール100% ステンレスタンク熟成60% オーク樽熟成40% アルコール度13% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:1050円色はややくすんだ紫。香りはブラックベリー、乾燥レーズン、キャンディー、インク、生肉?味は軽い酸味と渋味を伴う軽い苦味。余韻に軽い甘味と渋味を伴う軽い苦味。ショボい香りだな。味も不味くはないけど、何の感想も起きないただの「赤ワイン」。突出要素は無く、良く言えばどのタイミングで何に合わせても飲めるだろう味。味自体は比較的軽めだが、微かに渋味が乗っかり、それなりに重さの印象もかもし出す。品種は関係無く、良くも悪くも普通の「ラングドック赤」。平坦で特徴に乏しく、おまけに余韻の苦味は妙にしつこくて、飲んでて綺麗な感じがしない。薄っすら乗った渋味も、軽さの長所を押し殺す様で、あまり良い方向に動いてくれてない。適当な香りに適当な味を付けて、それでおしまい、みたいなおざなりな感じが鼻に突く。一応、1時間以上の経過でも全く変化が無いのは認める。食中の水代わりのガブ飲みワイン以上の役割は担えない、悪い意味でラングドックらしいワイン。それ以上の役割を想定して造られたとも思えないので、これはこれで一つの完成形なのだろう。それで出来たのがファミレスとかの賞味期限不明のグラスワイン並というのが苦笑ものだが。2007年10月に飲んだメルローもあまり感想が変わらないので、ドメーヌ・アストラックはこういう酒を狙って造ってるんだろうか!?巷の評判は決して悪くないので、ただ自分の味覚と合わないだけなのかもしれないけど。値段以下。「約1000円」の「ラングドック・ピノ」という点を考慮すれば、まぁこんなもんだよな、と強引に理解できる。その意味では値段相応だが、では1000円出して特にこのワインを飲みたくなるかと言えば、自分はまず思わない。せめて・・・取って700円位以下ならいくらか前向きに考えないでもないけど。★楽天検索 ドメーヌ・アストラック ピノ★楽天扱い約4店舗 平均1150円前後リピートする気は皆無。ガブ飲みワインが欲しいなら同価格かそれ以下で、適当なヴァン・ド・ターブルやらボジョレーやらその他ヴァン・ド・ペイやらもっと色々選べる。
2010/05/19
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ラングドック・ルーション AOCコトー・デュ・ラングドック ドメーヌ・デュ・ピュエシュ・デルム・サン・サテュルナン2005 Domaine Du Puech d'Hermes Saint-Saturnin ミレイユ・ベルトラン Domaine Mireille Bertrand シラー70% グルナッシュ30% アルコール度13.5% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:1480円色はやや濃いどどめ色。香りはアンズ、土、胡椒、革、インク、黒糖、餡?味は苦味を伴う軽い渋味と酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。何となく記念に良い熟成をしてる。コルクにもペースト状の澱とグラニュー糖みたいな酒石がベッタリ。渋味が抜けてきて穏やかな味に。香りに微妙に泥臭いニュアンスもあるが、元がそこそこパワフルなワインだった事の名残かもしれない。ちょいと苦味が出しゃばりな気もするが、残された酸味を引き出す働きをしてくれてるので、これはこれで良し。余韻の甘味も、苦味と酸味に引っ張られそうになるのを抑え、イイ感じにバランスを保つ。味の出力は弱っても、その構成に無駄が無くなってる。熟成ワインとしては悪くないが、ラングドックのシラー主体ワインとしては平凡な部類と思う。経年なりに品種の特徴は感じられ、味自体は悪くないけどこれで終わると飲んでてつまらなく感じる。タンニンの抜けてきた普通のシラー系ワインでしかない。価格と土地を考えれば充分な佳作だから難癖に近いが、楽しめるのは味の熟成感のみ。2005年から5年でメドックの10年経過並の変化を起こしてるので、まぁ本来は早飲みの為のワインだったはず。今のこの味は造り手の想定外の領域に入ってて、それでもそこそこ美味しく飲めてるのは流石の出来といったところか。このレベルの体力のボトルなんだから、およそ良好な熟成タイミングで開けられた事を幸運と思うとしよう。値段相応。香りは平凡だが味は良く、熟成にもいくらか耐える。ほぼ同価格帯メドックの倍位のスピードで経年変化をしてるので、なるべく早飲み推奨。
2010/02/27
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フランス産なのにシラーではなくシラーズの表記なのは何か理由があるんだろうか・・。シラーとシラーズって産地が違うだけで同じ葡萄だよね!? ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック モメサン・ヴァン・ド・ペイ・リザーヴ・シラー/ピノノワール2006 Mommessin Vin De Pays Reserve Syrah(Shiraz) / PinotNoir モメサン社 シラー70% ピノノワール30%(2種ともミネルヴォワ産?) アルコール度13.5% 輸入:合同酒精株式会社 購入価格:1080円色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、プラム、白胡椒?土? 抜栓50分前後でブラックベリー、イチジク、プラム、白砂糖、インク?味は渋味と酸味。余韻に軽い苦味と甘味。香りも味もかなりシンプル。色や香りの割りに、意外に味は穏やかでバランスは良い。渋味基調ではあるが突出要素は無く、葡萄の味が最初から最後まで一定。正統派ラングドック赤。シラーとかピノノワールの特徴とかはよく分からない。香りと口当たりはシラーで、口に入ってから余韻までは(ラングドックの)ピノかな?味が普通過ぎて特徴的なイメージが湧かない・・。良く言えば「最初から最後まで一定」だが、悪く言えば「起伏が平坦」で動きが鈍い。 時間経過後でピノノワール要素は置いてけぼりに。薄いシラーみたいな香りと味。パワフルな「シラー」と繊細な「ピノノワール」を合わせて新しい味を追求したのかもしれないが、出来たのは普通の赤ワインww。良くも悪くも上手い事釣り合いが取れちゃって、新しさどころか逆に両者の特徴が薄れてしまった感じ。バランスは良い。味は悪くない。ただ、普通。値段相応。約1000円強のラングドック赤としてはおよそ標準的な出来。シラーだピノだは関係無く、これは普通のラングドックワイン。シャトー・カミヤ モメサン ヴァン・ド・ペイ リザーブ シラー/ピノノワール 1300円やっぱり高価いよシャトー・カミヤ。この味の質で1300円では流石に厳しい。おそらく現行ヴィンテージは2007年かな?
2009/04/20
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック コック・ド・フランス・ルージュNV Coq de France Rouge ジョルジュ・ブラン Georges Blanc グルナッシュ、メルロー、シラー 割合不明 アルコール度12% 輸入:合同酒精株式会社 購入価格:1030円色は透き通った紫。香りはブラックベリー、カシス、プラム、チェリー、海苔の佃煮?味は渋味と甘味を伴う酸味。余韻に酸味と薄い苦味。フランスの高級レストラン「ジョルジュ・ブラン」のオーナーシェフが特別に選んだワイン、という触れ込み。軽い。でも軽いなりに陰影はハッキリしてて、万人受けする飲み易い味。ミディアムボディとの記載だが、ライト寄りのミディアム。渋味は感じるがすぐに爽やかな酸味が拡がり、ジュースの様なフルーティーさ。フランスワインのボリューム感を出しつつ、軽い感じの飲み易さも出した良いトコ取りのワイン。不特定多数の客に出す必要がある“レストランの人間”が選んだというのも分からないではない。飲み易いのは良いが、悪く言えば“どうでもいい味”とも思える。この飲み易さ自体は悪い物ではないが、半端なガメイワインの様な味と味の軽さ。結局、安物のガブ飲みワインの領域でしかない。ウリが「フランスの三ツ星レストランが監修したワイン」というだけ。好みや条件の問題も大きいのだろうが、ラングドックの1000円ワインとしては明らかにパワー不足。ラベルの鶏は“ブレス鶏”と呼ばれる「ジョルジュ・ブラン」の料理を支える食材らしい。鶏肉料理と合わせることを考えれば辛口の白ワインか渋味を抑えた重過ぎない赤に落ち着くだろうし、その前提なら確かにこのワインで悪い事はないと思える。多分、そのレストラン「ジョルジュ・ブラン」の料理と一緒ならまた感じ方も変わるのかな!?純粋にこのワインだけで評価を考えると、ちょっとは美味しいけど、ただのヴァン・ド・ターブルレベル。以前飲んだラ・フルール・アムール2006やアストン・プリムール2008と良い勝負。味はまだ悪くないが、コストパフォーマンスは良ろしくないな。値段以下。この軽さを考えると、気分的には650~800円の辺りでも良さそうなんだが「ジョルジュ・ブラン」の名前代が乗ってると考えると、色が付いて約1000円・・こんなもんか。シャトー・カミヤ コック・ド・フランス赤 1210円だから高いってシャトー・カミヤ!1200円オーバーかよ!
2009/03/28
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ラングドック・ルーション コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ ビラ・オー2007 Bila-Haut M.シャプティエ社 M.Chapoutier シラー、グルナッシュ、カリニャン 割合不明 アルコール度14% 輸入:日本リカー株式会社 購入価格:1449円色は濃い紫。香りは胡椒、ブラックベリー、ココア、バニラ、オレンジ?ミント?味は渋味と酸味。余韻に酸味と軽い甘味。シラーの香りが強いな。味のバランスは悪くないが、香りにはいくらか粗さがある。渋味が強めに出てるので、濃い味が好きな人じゃないと しつこさを感じるかも。しつこいなりに味にはバランスの良さがあるから結構飲めるが、多少人を選ぶ要素も無くはない。良くも悪くもラングドックによくある安ワインっぽさが目立つ。いつ飲んでもほぼ同じクオリティを期待出来そうな安定感は感じる。今はまだ味や香りにヤンチャな印象があって、発展途上中。とはいえ濃い味・強めの味が好きな人なら、これはこれで長所と受け取れると思う。値段相応。でも個人的には1200円以下でもよさそうな気はする。味の強さ、香りの粗さの問題は1~2年の時間を待てば解決するのかもしれない。★楽天検索 シャプティエ ビラ・オー★
2009/03/06
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・フラヴィアン Coteaux Flaviens ドメーヌ・デ・ペリエール2000 Domaine Des Perrieres マルク・クライデンヴァイス Marc Kreydenweiss シラー60% グルナッシュ25% メルロー15% 熟成はアルザスに輸送してから樽熟成5ヶ月(新樽100%) アルコール度12.5% 輸入:株式会社エスエヌ精機ワイン部 購入価格:1984円色はやや濃いどどめ色。香りは絵の具、カシス、胡椒、ブラックベリー、チェリー、めんつゆ?味は苦味を伴う軽い酸味と薄い甘味。余韻に苦味と酸味を伴う薄い渋味。キャップシールが張り付く程度に噴出していたが、結構飲める。でも香りに違和感があって、ちょいと微妙な感じ。元々こういうものかも知れないが。香りが微妙と言っても劣化と言うほど嫌なものではなく、果実の感覚は十分分かるレベル。香りの件は置いといて、味は思ってたよりも悪くない。渋味がほぼ抜けきってヴォリュームは無いが、口当たりが綺麗で良い感じに飲み易くなってる。良い意味で「葡萄味の水」。これはこれで別方向の魅力が出てる。多少苦味が目立って噴出による影響(?)がチラつく時があるが、飲み易さが功を奏して、そういう短所に意識が向く前に素早く口と喉を通り抜けてくれる。今のこの状態ならではのユニークで頼もしい、面白いバランスの取れ方。8年強の経過で熟成のピークに到達。噴出してる事を考慮すれば本来は10年以上の寿命はあったはず。耐久力は確かな様で、これで状態が良ければ中々の秀作。値段相応。味のバランスは良さそうだし、結構な実力のあるワインだと思う。噴出参考記録ではあるが、特に悪い印象は無い。株式会社虎屋リカー通販店 ドメーヌ・ド・ペリエール 1837円楽天では虎屋リカー通販のみ。でもって売り切れ中。
2009/02/24
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ボトルは重厚 ラングドック・ルーション レ・ドメーヌ・ポール・マス・カベルネソーヴィニヨン/メルロー2006 Les Domaine Paul Mas CabernetSauvignon-Merlot ドメーヌ・ポール・マス カベルネソーヴィニヨン60% メルロー40% フレンチバリック70% アメリカンバリック30%で12ヶ月熟成(新樽率30%) アルコール度13.5% 輸入:モトックス 購入価格:1428円色は濃い紫。香りはブラックベリー、インク、杉、胡椒、かつおダシ? 抜栓20分でインク、バニラ、檜。 抜栓60分でブラックベリー、カシス、インク、コーヒー、砂糖。味は渋味と酸味。余韻に渋味と苦味を伴う薄い甘味。硬質な口当たり。最初は奇妙な香りがバラバラに出てたが、抜栓20分で収束。 抜栓60分でいくらかフルーティーな印象が出てくる。ラングドックらしい「濃さ」を感じる味。その割りにボディを抑えて滑らかな喉越しを可能にしている。しかし味そのものは悪くないが拡がり・厚みが無い。葡萄味のミネラルウォーターの様で、ワインらしさが乏しい。口当たりの硬質感が最後まで及んで全体が薄っぺらく感じる。 デキャンティングするとこの硬質感が少々和らぎ、丸い口当たりに。 香りや味の厚みに変化は無いので特に向上点は無し。正直言って、あまり美味しくないな。香りは甘いのか苦いのかハッキリしないし、味がパワフルなわけでも穏やかでもない。食欲を煽る様な印象もないし、目的が不明瞭な酒。1200円以下でも買えるイル・ラ・フォルジュとかの方がまだ美味い気がする。やはり安ワインメーカーは変に力を入れるとダメだなwwwポール・マスは1000円前後の“安ワイン”の括りでこそ輝く作り手。値段以下。これに1400円以上出すなら他のワインを選ぶ。せめて1200円位までで頑張ってくれ。★楽天検索 ドメーヌ ポール・マス カベルネ メルロ★
2009/02/10
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ フレンチ・トム・シラー2005 French Tom Syrah バルトン&ゲスティエ社 Barton & Guestier シラー100% フレンチオーク樽とアメリカンオーク樽で9ヶ月熟成 アルコール度13% 輸入:麒麟麦酒株式会社 購入価格:1250円色は濃い目の紫。香りはカシス、胡椒、プラム、ウスターソース? 抜栓120分位で胡椒、カシス、砂糖。味は薄い渋味と甘味。余韻に甘味と微かな苦味。 抜栓10分位から余韻の苦味が強く目立ってくる。結構軽い味。香りはよくあるラングドックの安シラー。味は軽いけど万人受けしそうな綺麗な味。だが味が軽いのはまだいいとして、全体のヴォリューム感がとにかく薄い。渋味は苦味と紙一重、甘味は砂糖水の様な平べったい甘味で、余韻もほぼ一色。この甘味はそんなに悪くもないんだが、どうも安っぽさを演出するかの様にしか働いてくれないのが残念。香り以外に特徴らしい特徴が無い。味も妙に水っぽくてイマイチ。何か変だな。味は綺麗といえば綺麗だが、ラングドックの2005年シラーがこんな貧弱なパワーじゃ困るだろうに・・。瓶差かな!?保管の関係もあって(スーパーの店の棚に放置)で妙な変化を起こしたのかも。香りはともかく、味は「ラングドックのシラー」という期待と予測からは大きく離れた印象。値段以下。1000円以下ならまだ納得もできる。このワインにはもっと強さと厚みが必要。★楽天検索 フレンチ・トム シラー★
2009/02/03
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補助品種主体ワイン第3弾 ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール ラ・クノワーズ・ド・ジョンヌ2005 La Counoise de Jeune ドメーヌ・モンペルトゥイ ポール・ジョンヌ Domaine Monpertuis Paul Jeune クノワーズ90% アリカンテ(グルナッシュ?)10% アルコール度13% 輸入:野村ユニソン 購入価格:1504円色は透き通った紫。香りは白胡椒、カシス、インク、獣臭(室内犬?)味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い酸味。 抜栓60分弱で苦味を伴う酸味と渋味。余韻は変わらず。まぁまぁの味。爽やか系で悪くない。酸味と苦味の要素がワンセットなのはやはりクノワーズの特徴のようだ。香りもシンプルで分かりやすい。ラミエル・クノワーズで感じた渋味の薄さの欠点はかなり解消されている。特に10%のアリカンテが味の軌道修正に良い働きをしてる気がする。余韻はほぼ同じであっさり系。ただ、味の厚みはやはりどうしても物足りなさをカバーしきれない。余韻もあっさりで伸びないし、伸びた所で薄い酸味と苦味では有り難味が無い。 抜栓60分弱で渋味と酸味の感じ方の順番が変わり、より酸味が強調される味になってくる。 こうなると解消されたはずの欠点が新たに(再び)台頭してきて減点幅が大きくなる。不味くはなかった。その上で言わせてもらえれば、やっぱりクノワーズは主役になれる品種じゃないね。味にクセがある割にはインパクトが弱く、酸味と苦味ばかりが大きく目立ってワインとしての厚みがどうしても乏しい。ファンになる人は確実にいると思ったが、言い換えればモノ好きかファンしか目を向けない葡萄。クノワーズにはこのままシャトーヌフで脇を固めるいぶし銀的な位置で主役級品種(グルナッシュ、シラー等)を補佐していってほしい。値段相応。1500円なら標準的なレベルのラングドックワインの範疇。酸味基調のワインが好きな人ならそれなりに気に入るはず。
2009/01/21
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール VdP du Gard ヴィニョーブル・ド・ラ・ラミエル・セパージュ・クノワーズ2003 Vignoble de la Ramiere Cepage Counoise ドメーヌ・モンペルトゥイ ポール・ジョンヌ Domaine Monpertuis Paul Jeune クノワーズ100%(?) アルコール度13% 輸入:野村ユニソン 購入価格:1504円色は透き通った小豆色。上澄みがやや褐色がかってる。香りはアンズ、ラムネ、プルーン、白胡椒、獣臭(室内犬っぽい)?味は酸味と苦味。余韻は渋味と苦味を伴う酸味。酸味基調で酸味に苦味が付いてくる感じ。クセの強いイタリアワインっぽい。香りのラムネの様な印象から“甘酸っぱい”味に感じる。 抜栓40分以上で味に重みが出てきて、飲み応えもある程度増していく。だが渋味がかなり弱いので、飲み易さはあるがバランスの問題で酸味のしつこさが目立ち気味。 抜栓40分後にはこのしつこさに重みも加わって、クドいとも思えるニュアンスに近づく。自分の好みとこのワインの特徴が噛み合わなかっただけだろうが、物足りなさが大きい。香りのユニークさと甘酸っぱく感じる味とで個性はあるんだけど、(経年による変化も多分にあるんだろうが)やはりパワー不足。これでもうちょい渋味が乗ってくれれば自分でも気に入りそうなんだが・・。「クノワーズ」という聞き慣れない品種に興味を持って飲んでみたが、単独で造るには少々力不足に感じる。ただ、この爽やかな感じのユニークな香りと酸味基調の飲み易さ自体は悪くない。自分の好みとは合わないが、多少冷やして(15℃前後位)飲めれば万人受けするタイプで、ファンになる人は確実にいそうな味。クノワーズ種は通常はシャトーヌフ・デュ・パプ等の味の調整・補填の為に使う葡萄で、本来単独でワインを造る様な葡萄ではないらしい。何か他の葡萄と合わせて、アシスタントとして真価を発揮するタイプなんだろうな。ギリギリ値段相応。味は1200円位でもよさそうだが、「クノワーズ」の珍しさ分が乗ってると思えば1500円なら納得してもいいな。でもリピートはしない。350cc残しで次の日(約19時間後)香りはアンズ、カラメル、胡椒、炭?前日に感じたクドさが和らいでて、結構落ち着いた味になってる。落ち着いたといっても、スコッチウィスキーのグレープジュース割りみたいな味。“ワイン”の感じが少々追いやられ気味で人を選ぶ印象に。(自分には悪い感じはしないが)
2009/01/15
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ イル・ラ・フォルジュ・カベルネソーヴィニヨン2004 Ile La Forge CabernetSauvignon ドメーヌ・ポール・マス ミッシェル・マス Domaine paul Mas Michel Mas カベルネソーヴィニヨン100% ステンレスタンク6ヶ月発酵 アメリカンオーク樽70%(新樽率30%)フレンチオーク30%(新樽率30%)6ヶ月熟成 アルコール度13.5% 輸入:モトックス 購入価格:1050円色はややくすんだ紫。上澄みが小豆色。香りはブラックベリー、カシス、プラム、インク、桜の葉?味は渋味と酸味。余韻に苦味と薄い渋味。飲み口は悪くない。味も香りも正統派のラングドックのカベルネ。 抜栓30分程度の経過で味にプルーンやコーヒーの様なニュアンスが出てくる。 平坦なイメージになりがちだった抜栓直後よりはまだ特徴が出てきて比較的良い変化。でも4年の歳月からか、全体的に果実感が薄れ気味。その割りに喉越しには少々しつこさが残る感じが。 30分後の変化後もコーヒーっぽい苦味感覚が強く出る場合があり、その時はちょっと悪い方向に崩れる。まぁそれでも1000円の2004年ラングドックがこの位のレベルなら想定の範囲内。 値段分の働きはしてくれたのでさほど悪い印象は無い。これでもう少し甘味か酸味が明確に出てれば充分値段以上と思える。値段相応。流石のマスといえど、4年経ったら(瓶差の問題もあるだろうけど)ここまで飲み応えが落ちるのだから、安ワインは2~3年以内に飲むべきという考えを改めて再認識した。前に飲んだグラン・レゼルヴみたいなのはやっぱり例外中の例外なんだろうな。★楽天検索 イル・ラ・フォルジュ カベルネ★
2008/12/10
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もらいもの 重厚なボトル ラングドック・ルーション ラ・クラープ ヴァン・ド・ペイ カンプラザン・シラー2006 Camplazens Syrah シャトー・カンプラザン Chateau Camplazens スーザン・ピーター・クローズ夫妻 シラー100% アルコール度13% 輸入:オーレ・ジャパン 参考価格:1700円前後色は黒っぽい濃い紫。上澄みにやや濃い小豆色。香りは黒胡椒、プラム、ブラックベリー、インク、腐葉土、カカオ、獣臭?(室内犬の肌っぽい) 抜栓45分以上でインク、コーヒーリキュール、ブラックベリー、墨汁?味は渋味と酸味。余韻に酸味と苦味を伴う軽い甘味。 抜栓1時間で渋味と苦味。余韻に苦味。色合いの割りに口当たりは意外に軽く、飲み易い。濃いようでいて実際は結構落ち着いた味で、何となく高級感がある。ラングドックなのにシュッド・ウェストワインを彷彿させるワイルドな味と複雑な香りはかなり自分好み。口当たりと余韻に軽さはあるが、味の濃さと主張には大きな存在感がある。 抜栓30分位経つと(口当たり・余韻を含む)味わいに徐々に重さが出てくる。最初の内は軽いながらもバランスが良かったが、時間経過で重みが出てくると喉越しと余韻に少々厚みが(悪く言えばしつこさ)が感じられてくるかな。濃いのが好きな自分にはむしろ飲み応え向上要素とも受け取れるが、薄い味のワインが好みの人だとちょっと違和感が出るかもしれない。 抜栓1時間で味も香りも苦味が大きくなり、飲み口が汚くなる。こうなると明確にレベル低下。 全体の荒々しさを持て余し気味になってフィニッシュがグダグダに・・。総合的には、個々の味に荒さはあるがバランスはよく、深い飲み応え。ラングドックの枠を超えたワイルドな香りとも相まって高い完成度を感じる。多少人を選ぶ要素はあるが抜栓直後なら薄味ワイン愛好家でもそれなりにイケる、“万人受けする”濃いワイン。少量のバターで軽く香りをつけた固めのビーフステーキに合う。塩と醤油で味をつけ、あら挽き黒胡椒を多めにかけると美味い。値段以上。抜栓1時間以内ならカオールやローヌの2300円クラスとも闘える。★楽天検索 カンプラザン シラー★
2008/12/09
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ ル・カノン・デュ・マレシャル2005 Le Canon Du Marechal ドメーヌ・カズ Domaine Cazes Andre et Bernard Cazes メルロー50% シラー50% アルコール度13% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1424円色は透き通った紫寄りの小豆色。香りはインク、チョコレート、胡椒、リンゴ、レモン。味は酸味と渋味 余韻に甘味と酸味。 抜栓90分位で酸味が強まってくる。生産者はフランス最大のビオディナミ生産者だそうで、このワインもビオディナミワイン。香りが独特とよく言われるので予想はしてたがやはりちょっと特殊。チョコレートとリンゴみたいな不明瞭な香りがやや鼻につく。味わいは薄くて軽いがバランスは悪くない。バランスは悪くない、といっても全体にパワーが無いのでそれを長所とは感じ取り辛い。あと葡萄とは違う妙に酸っぱい様な香りあるんだが、これが俗に言うビオ臭というものか?抜栓15分位で香りは多少落ち着くが、何か甘いのか酸っぱいのか苦いのか分かりにくい変なイメージの香り。この香りが苦手な人も多いみたいだが理解できなくもない。(臭いビオワインは大抵不良キュヴェの駄目ワインらしいが)香りに好き嫌いが分かれそうな部分以外は味は軽めの普通の味。なんだか全体的に飲み応えが無いなぁ。“ビオ”という部分しかウリが無い感じ。ビオワインは耐久力に難があるようで熟成や変化・劣化の仕方も通常とはかなり違うらしい。店で常温の棚に置きっぱなしの2005年ビオワインは早くも危険領域なのか・・・!?それともこのワインが単純に“アレ”なだけかな・・。値段以下。味のみで判断すれば1200円台でも厳しいな。でもビオディナミ農法でそれなりに手間がかかってるんだろうし、手間賃が上乗せされてると思えばこんなもんか。(←この思考は生産者や販売者の罠かもしれないが)リピートは無い。ラングドックならこの金額以下でポール・マスのヴィニウス・カベルネを買える。★楽天検索 ドメーヌ・カズ カノン マレシャル★
2008/08/28
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・デ・トルガン リフ・グルナッシュブラン2006 Lif GrenacheBlanc Mont Tauch グルナッシュブラン95% ミュスカ5% アルコール度数13% 輸入:ドウシシャ 購入価格:1180円グラスに30cc程度注いで撮影。暗くて分かりづらい。白は赤より撮影が難しい。色はやや薄い黄色。香りは桃、シトラス、ミント、ライチ、マスカット?味は酸味と苦味を伴う甘味。 余韻に苦味と甘味。結構美味いな、コレ。グルナッシュブランがメイン品種らしいがソーヴィニヨンブランにも似てる気がする。品種の特徴と言える程の特徴はあまり感じられない。桃の甘い香りに適度な酸味とのバランスがとても感じ良い。ただ、味覚に必ず苦味が絡んできて今一歩、美味しさが長続きしない。香りもハーブや柑橘系の皮といった苦味を連想する要素が大きくなり違和感が出てくる。それはそれで“白ワインらしさ”と思える人もいるだろうが、どこか半端な印象も感じられる。苦味が強く出てくるのは温度上昇によるところもあるかもしれない。でも冷えすぎても(9℃以下)シャープになりすぎてコクが無い。12℃前後が飲み頃らしいが、これは嘘ではない。多分この温度を保てられれば理想と思える。以前飲んだダッチェス・ド・テュティアック2006にも似ている。温度変化で味の評価が大きくブレるところまで似てるのがなんか笑える。まぁ普通。味も香りも悪くない。過剰に期待しなければそれなりに美味しく飲める。ガッチリ冷やしてから抜栓して、温度上昇に伴う変化を楽しみながら飲めれば勝ち。値段相応。おおよそ標準的な白ワイン。温度に気をつけられれば値段以上の実力を発揮できる。オール金賞受賞6本セット<赤5本、白1本> お酒のデパート玉喜 7239円楽天では玉喜でのセット販売でかろうじて購入可能。正直言ってこの一本のために買うことはないな。
2008/07/01
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ラングドック・ルーション コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ トータヴェル村 ドメーヌ・ギタール・コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・トータヴェル2005 Domaine Guitard Cotes du Roussillon Villages Tautavel ドメーヌ・ギタール グルナッシュ35% シラー35% カリニャン30% (?) 輸入:株式会社 八田 購入価格:1264円色は少し透き通った濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、白胡椒、プラム、チョコレート? 抜栓20分でブラックベリー、白胡椒、ヴァニラ、ココア?味は渋味と酸味。余韻に渋味と苦味を伴う甘味。。これは美味いな。味は果実の味を持て余さずになかなかパワフル、それでいてバランスが取れててかなり飲み応えがある。2005年南フランスにしては少々甘味が弱い感じもするが香りに甘味を感じさせる要素が大きめにあり、これはこれで上手く出来上がってると思う。味の良さの割りには喉越しに粗さが少し目立つし、余韻も思ったよりあっさりしてて長続きしないのが難点。やや高めのアルコール度数(14%)の特徴が上手く活かされてない感じがする。でもこれらが無いと個性が薄れて味自体は良くても平凡なワインになっちゃうのかも。やはり欠点ではなく“難点”か。う~ん2005年冬の「ワイン王国」で1999年ヴィンテージが高評価らしいのである程度(5~6年位?)熟成させて小慣れた味にまとまってからが真価発揮なのかもしれない。パワー派の飲み手なら若飲み推奨、バランス派なら5年以上の放置推奨ということか!?赤ワインとしては結構手堅い正統派のつくりなのかな?値段以上。これなら1600円以上でも納得。安くて美味いラングドックワインの見本。
2008/06/01
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ラングドック・ルーション アジェルム・グルナッシュ2004 Agellum Grenache シャトー・ダジェル Chateau d'Agel グルナッシュ100% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1850円色は透き通った小豆色。香りは胡椒、カシス、モカコーヒー?味は渋味と甘味。余韻に渋味と苦味に変化する甘味。柔らかい印象でマイルドな味。滑らかな口当たりと喉越しでなかなか飲みやすい。味の綺麗なまとまり方に比べて、余韻の苦味がちょっと余計かな。個性の範囲内ではあるが口の中に妙な感覚が残る感じでスッキリしない。総合的には味も香りもバランスが取れてて、万人受けしそうな良い出来。欲を言えばもう少し全体にパワーが欲しいが、そうなるとこのワインのマイルドな方向性が変わってきちゃいそうだからヘタに弄るよりはこの辺で丁度いいのかな?値段相応。もう少し甘味がクリアーで余韻の苦味が大人しければ2000円以上出せる。
2008/05/28
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ボトルが妙にデカくて重い。ラングドック・ルーション 東部カルカッソンヌ ヴァン・ド・ペイヴィニウス・カベルネソーヴィニヨン2006 Vinus CabernetSauvinignonドメーヌ・ポール・マス Dm.Paul Masカベルネソーヴィニヨン100%輸入:株式会社スマイル 購入価格:1100円色は濃い紫。香りはブラックベリー、ビスケット、スコッチウィスキー?味は渋味と酸味。余韻に甘味と渋味。 抜栓90分で余韻の甘味が強まる。正統派カベルネソーヴィニヨンワイン。ヴィーニュ・エリザ・カベルネソーヴィニヨン2006よりは味も香りも大人し目。しかしヴィーニュ・エリザほど青臭い香りもしないし、アルコール度数も同じのはずが(13.5%)こちらは喉越し滑らか。総合的にはこちらの方がよりバランスが取れてて飲み易い。欠点はマスならではの安定感が逆にワインの特徴を見え辛くしてるところかな。安定感が逆に、というのも変な話だが実際普通のワインって感じがする。以前にヴィーニュ・エリザ2006カベルネを飲んだから比較して語れるけど、そうじゃなければ1000円前後レベルの普通のカベルネワインとしか感じられないと思う。カベルネソーヴィニヨン100%ワインとしては適度に重厚な味で香りも悪くない。1100円でこれはなかなか美味しいワインだった。楽天では1000円未満で手に入る様。値段以上。個人的にはこれも1350円レベルでいい。香り・味・価格のバランスを考えるとヴィーニュ・エリザよりもこちらの方が評価は明らかに上。
2008/05/16
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表ラベルは「La Caunette」 裏の日本語ラベルでは「De Caunette」 正確にはどっちだろ? ラングドック・ルーション ACミネルヴォワ シャトー・ド・コネット2006 Ch.La Caunette ジュラン・コット シラー40% グルナッシュ30% ムールヴェドル30% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:1239円色は綺麗な紫色。香りはブラックベリー、オレンジ?、コーヒー? 抜栓30分でブラックベリー、グレープフルーツ、煙?チェリー?味は渋味と酸味。余韻に酸味と苦味。薄くはないが軽い口当たりと味。この価格のラングドックワインのわりには比較的渋味がおとなしく、酸味が大きく出てる。渋味よりも酸味の存在感の方が明確。 味も香りも抜栓30分後の方がよりクリアーに際立つ。酸味が粗いのと余韻の苦味が結構くどいかな。自然派ワインというのを強調していたが、そんなに言うほど特徴やありがたさは感じない。これは普通の味と香り。少々油っこい物を食べる時に、口内を洗い流すように飲むと意外に美味しい。渋味の控えめさと酸味の粗さを逆に利用できれば化ける余地はある。これもジャンボンセレクトワイン。ジャン・クロード・ジャンボン氏はどんな地域でもガメイっぽいニュアンスを出した酸味の鮮やかさを追求する傾向にあるんだろうか!?ジャンボン氏絡みのワインは大体、酸味基調の軽目の口当たりのワインに思える。値段相応。普通。
2008/05/05
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ ヴィーニュ・エリザ・カベルネソーヴィニヨン2006 Vigne Elisa ジャン・クロード・マス カベルネソーヴィニヨン100% 輸入:ドウシシャ 購入価格:1180円色は黒っぽい紫。香りはブラックベリー、ピーマン、ミント、八角、杉?、カカオ?。 抜栓90分程度でピーマンの青臭い感じが弱まる。味は渋味と甘味。余韻に甘味と軽い苦味。 抜栓120分弱で渋味が強まる。香りはやや青臭いが味は良い。カベルネの渋味の強さをラングドックならではの甘味が上手く牽制してバランスよく仕上がってる。ラングドックという地域の長所が大いに活かされていると思う。ピーマンの青臭い香りが強いのと、やや高めのアルコール度数(13.5度)による(?)喉越しのドライ感が欠点かな。香りはともかく、せっかく良いバランスの味が最後の最後で粗い印象になってしまう。当然好みの問題もあるだろうが、もうちょっとこの辺抑えても良かったんじゃないかと感じる。 抜栓2時間弱で味が変化しバランスが崩れ気味。よくある安ラングドックにレベルダウン。 香りにはある程度目をつぶって、1時間ちょっとで飲み切るのが理想かな。 もしくは裏技的に14℃位の、香りが広がりにくいやや低い温度で飲むか。色々短所もあるが値段以上。1350円は出してもいい。「味」は良かった。次の日(約30時間後)、料理に使おうとたまたま200ml程飲み残したのを飲んでみたらアルコールがいくらか飛んだのか、喉越しが滑らか。渋味も香りも適度に弱まり、総合的な完成度が上がった気がする。ひょっとして半分だけ飲んで翌日持ち越しすると化けるのかも。といっても、ユニークなワインが万人受けする普通のワインになりました、という感じ。これが良いか悪いかの判断は人による。
2008/04/01
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ラングドック好きといいつつ、まだ飲んだことなかった ラングドック・ルーション ヴァンド・ペイ・ドック ラ・キュヴェ・ミティーク2003 ヴァル・ド・ルビュー生産者組合 シラー30% ムールヴェルド30% グルナッシュ15% カリニャン15% カベルネソーヴィニヨン10% 輸入:サッポロビール 購入価格:1480円色はややくすんだ濃い赤紫。香りはブラックベリー、アンズ、甘草、シナモン。味は渋味と酸味。余韻に渋味、酸味、微妙に甘味。 15分程経過で全体的に渋味が少し弱まるセパージュが多いからか味が安定してない気がする。シラーの味が一番強く出てる感じはするけど、イマイチ味がクリアーじゃない。でもまぁ、総合的には強すぎず弱すぎずでバランスの良いワインといえる。値段相応。美味いという評判をよく聞くのでようやく買ってみたけど、これは・・普通かな。いや、たしかに美味しいんだけどね。とあるサイトで「ミティークは過去の伝説」「昔は800円台で買えた」とあるので今となってはよくある平凡なワインということか。たしかにこれが800円台なら凄いと思うが1480円・・・う~ん・・リピートするほどではないな。1回飲んだらなんか満足。ただ、これは個人的に価格の基準になるワインだと思った。ラングドックワインに1500円前後出すのならせめてミティークのレベルは超えてほしい、みたいな。
2007/09/22
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