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以前飲んだのとラベルが違うので、あえてもう一度。 ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・カフォル2005 Chateau Cafol シャトー・カフォル Chateau Cafol メルロー70% カベルネソーヴィニョン30% ステンレスタンク醸造 バリック樽熟成15ヶ月(新樽率33%強?) アルコール分12.5% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:1206円色は澄んだ、やや濃い赤紫。香りは革、ブラックベリー、アンズ、カカオ、インク、杉?味は渋味と酸味を伴う苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。いい感じ。香りの出力はちょっと弱いが、内容は悪くない。味も渋味が経年相応に落ち着き、薄く酸味を纏う。2月に飲んだ時と比べて、特に大きな変化は無し。ラベルとコルクは違うけど、中身は一緒だね。ボディはやや軽く感じるものの、この価格のボルドーワインの経年相応の味の動き。60分以上の時間経過でも大きな変化は軽微。苦味の出方にうるさい感覚は有ったが、この位はカスティヨンの特徴の範囲内。余韻の伸びも値段なりだな。瓶差による味の出方次第ではガブ飲みワイン扱いされるかも。味の瞬発力というか、味は結構良かった。程々に熟成したボルドーワインの味は、値段なりには楽しめる。1200円強での購入を思えば、充分働いてくれた。料理は要らない。安ボルドーなりにも上手い事熟成しており、単独でチビチビ飲むのに向く。ワインの苦味を散らすのに何か必要であれば、生ハムやバターロール位のアブラの甘味を感じられるものが向いてる。一応、値段以上。1200円チョイなら、多少熟成ボルドーに心得が無くとも、良くも悪くも納得いく。今ならまだ1480円は狙えるが、ここからの瓶熟変化の仕方(寿命)次第では相応の評価になるかもしれない。来年までこの味を保てるのかどうかが判断の分かれ目。★楽天検索 シャトー カフォル★楽天扱い約11件 906円~2000円 平均1500円前後やっぱり、この価格だと結構ギリギリ。将来性も込みで、せめて1300円台以下で買えてこそのお得感。1600円以上は何かの間違い。
2014/06/30
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2005年ヴィンテージということで、脊髄反射的に手に取ってみた。 ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・カフォル2005 Chateau Cafol シャトー・カフォル Chateau Cafol メルロー70% カベルネソーヴィニョン30% ステンレスタンク醸造 バリック樽熟成15ヶ月(新樽率33%強?) アルコール分12.5% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:1180円色は澄んだ、やや濃い赤紫。香りはブラックベリー、革、インク、土、カカオ、灰、ピーマン?古いテンプラ油?味は酸味と薄く渋味を伴う苦味。余韻に薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。色合いは結構綺麗。香りもまずまず右岸系ACボルドーの正統派の流れ。味は酸より苦味が強く出がちで、果実感は経年相応に落ちてるものの、落ち着いた穏やかな出方で良い熟成感。渋味は上手い事抜けてて、程々の味出力を保ち、熟成ワインとしてのバランスをつくる。いかにもな「こなれたカスティヨン」って感じ。熟成感からスイスイ飲めるが、同時にじっくり飲めるタイプの味でもある。何やら、香りの出方が微妙に安定しないな。基本は右岸メルローの革やインクにベリーが伴うクリーンな感じだが、妙に青臭い埃っぽい汚い香りの出方になる時も。でも、この辺は瓶差も有るだろうし、偶然やタイミングの問題も大きいだろう。これは、たまに彗星の様に現れる、安価な良作カスティヨン。2005年だからクオリティに納得もいくが、まだ半年~1年はこの味を保てそうな力を見れた。60分以上の時間経過でも変化は軽微で、8年の経年の割には頑丈な安定感。熟成ボルドーが好きな人なら、何も文句無いんじゃなかろうか!?料理はいらない。単独で充分。下手に肉とかいっちゃうとワインの味がバラバラになるかも。精々、軽くオーブンで炙った食パンにオリーブオイルでも付けとけばそれでOK。値段以上。状態は良かったし、2005年ヴィンテージでこの味で1200円弱なら立派。1500円前後の価格でもそれなりに納得したかもしれない(流石に1500円でリピートはしないだろうが)。カスティヨンのワインは、ある日突然ピークが来て、いつの間にかピークが去ってるイメージ。もちろんピークが来そうで来ないまま、ひっそりと幕を閉じるものも珍しくない。今だけの美味さと楽しみ、そういう意味で、カスティヨンはボルドーワイン界の一発屋芸人枠。一発屋と言うならコート・ド・ブライよりは面白さが有るが、どちらも いまいちマイナー感、二軍感を払拭出来ないでいる。★楽天検索 シャトー カフォル★楽天扱い約11件 880円~2000円 平均1480円前後この価格だとギリギリ過ぎるな。せめて1300円台以下で買えてこそのお得感。2000円は何かの間違いだろう。
2014/02/16
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もらいもの そういえば最近ボルドー飲んでなかったなぁ。 ボルドー カスティヨン・コート・ド・ボルドー シャトー・ラ・ピエリエール2009 Chateau La Pierriere オリヴィエ・ド・マルシヤック Olivier de Marcillac メルロー60% カベルネソーヴィニヨン20% カベルネフラン20% アルコール分14% 輸入:株式会社グッドリヴ 参考価格:1400円前後色はやや透き通った紫。香りはインク、ブラックベリー、革、土、鉛筆、ピーマン、餡?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と渋味。ストレートな、正統派右岸ボルドー。渋味を基礎に苦味混じりの酸を乗せる。渋味基調のワインにしては飲み易さが有り、苦味の中にあって酸が起伏を作ってくれる。コクと軽さを上手く両立している様で、カスティヨンらしい万人向けの分かり易さ。苦味が目立つが、土地の特徴の範囲内とも言えるし、しつこい出方でもない。果実感こそ乏しいが、飲み頃を過ぎたメドックワインよりも個性と存在感が見られる。飲んでて、苦味が思ったより強く出てる気がする。多分インク、土、鉛筆の香り要素が苦味の印象を強めているのだと思う。カシス、アンズ、バニラといった、甘味を連想する香りも出てくれれば、足りない甘味感を補填してもっとバランスが取れたはず。総評としては、比較的飲み易い右岸ボルドー。渋味や苦味が苦手な人には向かないが、右岸ボルドーとしてはどこまでも正統派で、ボルドーファンなら素直に受け止められる。90分以上の時間経過でも変化は無く、安定感は なかなか。 抜栓150分程で、渋味が大分ユルくほどけてきた。 香りもカカオやカラメルの様な、粉っぽさを出しつつも甘い雰囲気が出てきて、 高級感が大いに増してくる。 最初から この味と香りならかなり感心するところだが、思い通りにはいかんな。意外と料理には合わなそう。単なる牛肉料理とかでは、ワインの美味さにも料理の美味さにも貢献しないと思う。シンプルに、スパイシーな焼き鳥とか、チーズになら悪くない感じ。ギリギリ値段相応。最初は1280円位と言われても納得出来そうなものだが、150分経過後は1680円レベル以上の働きを見せてくれた。分かり易さと時間経過の安定~向上の分だけゲタが伸びた。★楽天検索 ピエリエール★楽天扱い約3件 Wine-netで1290円 ボンルパ1330円 ドリンク屋で1890円(売り切れ)カスティヨンは右岸ボルドーの中でも安ウマワインがひしめいてるので、コスパを考えると少々分が悪い。1000円以下なら立派なところだが、1300円超えたら標準以下。自分なら、セニョール・デギュイユ か シャトー・ド・クロットを買う。
2012/09/13
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ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・ヴィユー・ヴィノー(ヴィニョー)2009 Chateau Vieux Vigneau ボリー・マヌー社 ヴィニョーブル・セレリエ Borie-Manoux Vignoble Celerier メルロー主体、詳細割合不明 アルコール度13% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:880円色は透き通った やや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、カシス、カカオ、革、緑茶の出がらし?味は苦味を伴う渋味と渋味を伴う甘味。余韻に甘味と苦味を伴う薄い渋味。やや軽目の口当たりと口通り。香りはいかにもなカスティヨン(右岸)っぽさ。シンプルな味構成で、飲み易さも上々。まず渋味を基礎に出しつつ、後からすぐに甘味が出てくる。全体に苦味が絡むが、これはさほど強い物でもなく、甘味の引き立て要員の範囲。余韻もあっさりめで、水っぽさを感じないでもないけど、これはこれで飲み易さを生む部分。流石に香りは出力が頼りない。(有ったところでどうと言う事も無い内容だけど)酸味はあまり感じられず、味の厚みに物足りなさもある。でも安ボルドーと分かってて飲む分には何も気にならない。軽いけど 薄くない、 味は有るけど しつこくない、 飲み易いけど ガブ飲みしようとする程ではない。良い意味で「安っぽさ」と「ボルドーらしさ」が両立。同じ格安カスティヨンのラグランジュ・モンバドンと比べても、こちらの方が明らかに200円分 格上だな。(モンバドンの時は2006年ヴィンテージだから経年変化も有ったのだろうが)料理はシチュー、カツレツ、オムレツ、パスタ等 洋食全般イケる。中華料理でも、甘酢やオイスターソース系に上手く合うと思う。高汎用の食中酒向け安ボルドー。値段以上。軽目の飲み口ながら 渋味や果実感も出し、土地の特徴や感覚も出せてる。1000円ボルドーの見本の様な味で、880円で買えるなら上出来。
2011/10/25
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ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・ラグランジュ・モンバドン2006 Chateau Lagrange Monbadon バロン・ド・モンフォール エマニュエル・ヴィレガ(コンサルタント) Baron de Montfort Emmanuel Villega メルロー70% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン15% アルコール度13% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色は透き通った濃い紫。香りはブラックベリー、インク、カカオ、土、ピーマン、バニラ?革?味は軽い渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味を伴う軽い酸味と薄い甘味。香りは右岸系の、土っぽさが絡む正統派の部類で そこそこの質。よくある安ボルドーに近い水っぽいボディだが、味構成は意外と整理されてて綺麗。軽薄な傾向の味わいだが、それならそれで軽さを活かす方向で作れてはいる。インクや土っぽい香りとも相まって 苦味が強めに感じられるが、2006年のコンサル系カスティヨンにはよくある特徴。元々のボディが軽めなのと、余韻の ほのかな甘味が上手く苦味を落ち着けてくれて、飲んでてそれほど嫌な感じはしない。だがどうしても香りの幅と深さが物足りない。味もコクに乏しくて薄過ぎる。普通の安いボルドーワインを、さらにデキャンタに1~2回通した後の様なコクの弱さ。価格を考えれば難癖同然の意見と分かってて言うが、“コンサルタントの絡んだカスティヨンワイン”というイメージからはどうにもイマイチなスケールで違和感が有る。むしろコンサルタントが関わってるから、水っぽいワインがここまで美味しく飲めるレベルに仕上がったと思うべきか。味も香りも決して悪いわけではなく、むしろ価格の割には結構頑張ってる方と思う。でも総合的にはコーヒーのニュアンスの強い、ガブ飲み系安ボルドーかな。1時間以上の時間経過でも変化が無いのは評価する。ガブ飲みボルドーの割には 合いそうなツマミや料理があまり浮かばない。軽く焦げた炭火焼き鳥とか、口内に苦味がしつこく残りそうな料理かな?味も香りも苦味がうるさいのはギリギリ理解を示すとして、やはり果実感の乏しさが汎用性を大きく損なってるのが惜しい。やや厳しく判断して、値段相応。1000円ボルドーを飲み慣れてる人なら880円位でも納得出来そうだが、飲み手も 飲む場面も選び過ぎる点が足を引っ張った。まあ「厳しく言って“相応”」なんだから、分かってて飲む分には上出来。
2011/02/06
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ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・ド・クロット2006 Chateau de Clotte ブルーノ・ラポルト ミッシェル・ロラン(コンサルタント) Bruno Laporte カベルネソーヴィニヨン+カベルネフラン50% メルロー40% マルベック10% 温度管理可能なコンクリートタンク醸造 フレンチオーク樽熟成15~18ヶ月(新樽率50%、一年使用樽30%、コンクリタンク?20%) アルコール度13.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:980円色はやや濃い紫。上澄みが赤紫。香りはブラックベリー、インク、革、プルーン、ナツメグ、バニラ、黒胡椒?チェダーチーズ?味は渋味と酸味。余韻に酸味と甘味を伴う軽い苦味。 抜栓20分で渋味と苦味。余韻に軽い酸味と苦味。うん、香りは良い。黒果実に樽の効いた、セニョール・デギュイユを彷彿させる典型的な(コンサル系)カスティヨンワイン。味はパワー派向けというほど濃くもなく、万人向けで実に分かり易い。渋味基調で酸味が乗っかり、余韻の流れが味を後押し。細部は香りのイメージで補強し、苦味の感覚で間延びを締める。シンプルで奇をてらわず、最初から最後まで予想を裏切らない味。でも、ちょっと酸味に出しゃばりなトコがあるのが惜しいな。この酸味の出方のせいで、無駄に軽くフルーティーな方向に逸れてしまうのがもったいない。好みの問題も大きいのだろうが、渋味とのバランスと方向性に難が生じ、せっかくの渋味の重みと圧力を活かしきれずに萎んでしまう。ここでもう少し甘味(或いは甘い香り)を出せてれば、脅威の完成度とコスパを感じられたはず。 と思ってたら抜栓約20分経過で、いくらか余計な酸味が落ち着いてくれる。 その分相対的に苦味が伸びてきて、やや味の起伏が平坦化。 香りは変わらないのでこのワインの魅力は損なわれないが、少々苦味がしつこく思える。 これはこれで穏やかな渋味を出し、熟成感を思わせる味で悪くないけれど、 当初の酸味にはそれなりに役割が有ったということか。まぁ香りだけならセニョール・デギュイユにも負けてない。味も渋味ばかりに偏らせず、動きを見せてくれるとも言える。味の構成と厚みの感じ方に人を選ぶ余地が有るが、基本的には万人向けの分かり易いボルドー。何となくここ1~2年が峠になりそうな熟成の進行具合も感じるので、その辺は理解が必要。一応、値段以上。上手くいけば1300円以上も狙えそうな雰囲気を持ってる。そこは流石に値段なりの限界を感じるが、この樽の効いた味と香りのニュアンスが1000円で楽しめるのならもう充分な出来。★楽天検索 シャトー・ド・クロット★楽天の扱いは9店舗。価格は980~2500円。店によって価格の幅が異常に広いので要注意。1000円前後で買えればこその好意的評価。1500円台未満で買えなければ、何も有り難味は無し。いくらなんでも2000円オーバーはない。
2010/03/09
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ボルドー コート・ド・カスティヨン セニョール・デギュイユ2006《2本目》 Seigneur d'Aiguilhe ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵 Comtes von Neipperg メルロー80% カベルネフラン20% アルコール度13.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1344円ラベル画像は前回の流用。色はやや濃い目の紫。香りはブラックベリー、カシス、革、プラム、プルーン、カカオ?味は渋味と軽い酸味。余韻に軽い苦味と酸味を伴う薄い甘味。2009年1月に初めて飲んでこれが2本目。やっぱり美味いな。11ヶ月経過でも味と香りに大きな変化は無し。微妙に粉っぽい印象もあるが、この渋味と酸味のバランスと味構成のシンプルさは大いに高級感を感じさせる。さらにベリー系果実と鉄分と獣のニュアンスの香りが深みを大いに演出。何となく1月時よりも酸味が目立ってきた様な気がするが、まだまだ許容範囲。 抜栓50分位で抜栓直後の粉っぽさが穏やかになり、口通りの滑らかさが向上。 その分当初のパワーは相応に減退するが、バランス感は逆に向上し、難点にもならない。1月時は時間経過でボリュームが削れて物足りなさを感じさせたが、今回は徐々に目立ってきた酸味が削れた味の厚みを補填してくる様で、真っ当な成長を感じさせる味わいに。早飲み向きのワインと思ってたが、2006年は今だ発展途上か!?これこそはまさに万人向けの右岸ボルドー。下手なメドックやグラーヴでは相手にならない、ボルドー右岸勢の切り込み隊長格。「セニョール・デギュイユを飲むまでは、カスティヨンを語れず。」と言えるレベル。単独でじっくり飲んでも、食パン片手にガブ飲みしても美味しく飲める。値段以上。1800円クラスのワインに相当。早飲み推奨のワインではあるが、寝かせてから飲んでも結構楽しめる。★楽天検索 セニョール・デギュイユ★1300円台以下で買えればお得。
2009/12/25
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ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・デギュイユ1998 Chateau d'Aiguilhe ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵 ステファン・デゥルノンクール氏 Comtes de Neipperg メルロー80% カベルネフラン20%(メルロー80 カベソ10 カベフラ10?) 樽熟成18ヶ月(?)(新樽率45~55%?) アルコール度13% 輸入:豊通食料株式会社 購入価格:2940円色はややくすんだどどめ色。香りはアンズ、プルーン、杉、土、鉄、ミルク?味は渋味と軽い苦味。余韻に酸味と苦味。香りは思ったよりも標準的なカスティヨンで普通。味はまだまだガッチリ(?)だな。口当たりは結構大人しく、口内では渋味と苦味が入り交じりで、あまり10年経過らしい深みや拡がりは感じにくい。でも味の厚みや喉越しの勢いはそこそこあって、意外に飲み応えを残す。このおかげで何とか特徴が出て赤ワインとしての有り難味を感じられる。ただ、苦味が思いの他しつこく、味の構成が汚く感じてしまう。それでなくとも香りは普通で味も渋味が上手くほぐれないし、余韻の出方も想像を下回る。全体を見ると大したことない味とも思えてくる。 デキャンティングでサラっとした飲み口に変化し、苦味もなりを潜めてある程度飲み易さが出る。 これでいくらか美味さが出てくるが、各要素が平らに馴らされたみたいでこのワインの面白みが減る。 抜栓1時間以上で味に滑らかさが出るが、 香りの土臭さが目立ってきて全体の美味さが向上し切れない。 これならまだデキャンティング時の味の方がバランスが取れてて飲み易かった。熟成の谷間の時期なのか?味自体はそんなに悪くはないんだけど、インパクトに欠けてて印象が薄い。むしろ苦味を持て余してる感じもあってバランスに難が生じてる。そんなにドカっとアタックが来るわけでもなく、味が落ち着いてこなれてきてるわけでもない。香りも普通だし変化も中途半端で、今のこのボトル状態だと何も特別な感想が湧かないわ。リリース後3~5年以内に飲むか、15年~20年位放置して余計な要素を抜いてからじっくり飲むのが良いのかも。寿命は結構長そうなんで、目一杯引っ張って古酒状態に持っていった方が結構美味しく飲めるのかもしれない。今飲むならデキャンティングしてからグラスに注いで3分前後落ち着かせてから飲むのを推奨。一応、値段相応。2600~3000円レベルのカスティヨンワイン。3500円以上で買うのはギャンブル状態、それなら1500円前後でセカンドのセニョール・デギュイユを2本買った方が得な気がする。★楽天検索 デギュイユ デギーユ★藤原紀香と陣内孝則の結婚式で供されたというのがウリ文句にしてる店もあるが、別れた現在となっては最早“いわく”の付いたワインでしかないよなぁwww。
2009/05/18
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ボルドー コート・ド・カスティヨン セニョール・デギュイユ2006 Seigneur D'aiguilhe ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵 Comtes von Neipperg メルロー80% カベルネフラン20% アルコール度13.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1869円色はやや濃い目の紫。香りはブラックベリー、カシス、プラム、革、インク、カカオ?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に酸味と渋味。 抜栓30分弱で渋味と苦味。余韻に苦味を伴う薄い酸味と薄い甘味。良いねコレ!!シャトー・フォンガバンよりも完成度高いんじゃない!?(飲み頃時期のズレの問題もあるだろうけど)まず香りが良い。ベリー系果実による正統派ボルドーの香りに革やインクの奥行きが加わる。味もストレートに渋味を基調としバランスが高度に取れてて、ブランデーの様な一面が見られる時も。特に余韻の微かな甘味の存在感が全体を整えてて、高級感の向上に大きく働いてくれてる。ボルドーワインに理解のある人でこの味を悪く言う人はまずいないはず。それはそれで、このストレートで綺麗な味が人によってはシンプル過ぎる味と思う人もいそうではあるかもw。間違っても不味いと言う人はいないだろうが、飲み手の経験値(ワインは好きでもまだ自分の好み・基準が把握できてない位のレベルの人)によっては感動の度合いが小さくなるな。 抜栓30分弱で抜栓直後からの味の厚みが薄れ気味。 渋味一辺倒な傾向に変化して当初の高級感が少しずつ削れてくる。味の安定感は流石に値段なりにブレる所があるか・・・。まぁ香りと深みは変わらないので、この味の変化だけで大きな減点にはならないが。この価格ではかなり高級感を感じる香り。ほぼ飲み手を選ばない優れた味の強さとバランス。いわゆる“ボルドー右岸のワイン”の良い所を集めた様な味。今飲んで美味しい、そしてこのバランスなら現在から2年後の変化も期待できそうな感じ。1869円なら値段相応。抜栓直後の状態を維持出来れば値段以上の評価でもいい。時間経過後でも香りだけなら質感は衰えない。味の安定感とさらなる深みが伴えば2600円以上も不可能ではない。★楽天検索 セニョール・デギュイユ★キタザワ セニョール・デギュイユ2006 1344円というわけでキタザワの円高還元セール1344円というのは驚異的な価格設定。
2009/01/27
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ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・フォンガバン2004 Chateau Fongaban Georges TAIX タスク家 メルロー80% カベルネフラン20% アルコール度13.5% 輸入:重松貿易株式会社 購入価格:1554円ショットツヴィーゼル・サントス・ボルドーの50cc位注いで撮影。色は軽く透き通った濃い目の紫。香りはブラックベリー、アンズ、杉?カカオ?味は渋味と酸味。余韻は渋味と苦味を伴う酸味。 抜栓2時間ほどで酸味が弱まり、渋味が強まる。なかなか美味い。カカオのニュアンスと酸味の粗さが、どこかチリワインを髣髴とさせるが最後にはボルドーの味で落ち着く。この香りが良いな。アンズと杉っぽい木の香りが何だか高級感を感じさせる。チリワイン的なカカオ臭とチョコっぽい感じは御愛嬌ということで。しかし味が少々渋味が強目。人によっては一面的で起伏に乏しく感じる様な気がしないでもない。自分の様に強い渋味が好きな人にとってはそれ程悪い気はしないだろうが、もう少しまろやかな感じの渋味が好きな人にはまだいくらか熟成の時間が必要。 抜栓2時間経つとイヴ・クールに近いかなり平凡な味になってくる。ラベルは格好いいし抜栓直後の味も悪くない。香りは高級感を感じられるし寿命もまだ5年以上はありそう。この価格を考えると結構な名作と思える。値段以上。今飲んでも十分だが、もう数年先には1800円台以上に化けるのを期待できそうな味。★楽天検索 シャトー・フォンガバン★
2008/08/05
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ボルドー コート・ド・カスティヨン シャトー・トゥール・グラン・メイヌ2005 Ch.Tour Grand Mayne ロバン・ラフジー Vignobles Robin Lafugie セパージュ不明 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1280円色は濃い目の紫。香りはブラックベリー、オレンジの皮、コーヒー? シナモン?味は渋味と酸味。余韻は渋味と苦味を伴う甘味。香りも味も悪くはないが全体的に“厚み”が足りない。妙に水っぽい。色と香りはともかく味がどうにもパッとしないな。 抜栓40分でより味がクリアーになるが、同時に安ボルドーっぽさも際立ってくる。頑張ってボルドーっぽさを出そうとしてるがその“ボルドーっぽさ”というのがエラい安っぽい。起伏に乏しい渋味と酸味では飲んでてあまり面白さが感じられない。澱が出始めてるのでボトルの最後まで注ぐのは要注意。総合的には値段相応。1280円ならまァこんなもんでしょ。でも気分的には値段以下。なかなか安くて美味いというわけにはいかないね。
2008/04/22
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