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昨日に引き続き、処分品扱いボトルのブルゴーニュ。外から見ても濁りが見えると言われたプイィ・フュイッセよりも、比較的綺麗な外観。 ブルゴーニュ マコネー地区 AOCプイィ・ロシェ プイィ・ロシェ1998 Pouilly-Loche ドメーヌ・コルディエ(コーディエ)・ペール・エ・フィス Domaine Cordier Pere & Fils シャルドネ100% 樽発酵 アルコール分13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:500円(4028円の料理用名目のアウトレット処分品)色は濃い金色。香りは蜂蜜、オレンジ、アーモンド、クリーム、カラメル? 抜栓10分でべっこう飴、きなこ、ピーナッツ、ドクダミ、オレンジの皮、古い油?味は苦味と薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い酸味。んん!? あれ、もしかして当たり引いたか!?蜜感とオレンジっぽい柑橘感、ナッツやクリームの要素が伴う、いかにもな樽系シャルドネ。味は流石に酸を始め果実感が抜けて、苦味が支配的。酸や甘味が弱いのは、とりあえず香りの蜜と柑橘でサポート。穏やかな苦味感と控えめな酸味で、ボディーは弱いが、こういうものと分かってれば(想定を超えた熟成を経た白ワインとして)充分納得いく味。 あら、抜栓10分弱で急速に香りが変質してくる。(室温23℃、湿度55%) 蜂蜜が加熱した水飴に、粉っぽい雰囲気がドクダミの様な青臭さや酸化した油の様な 埃っぽい香りになって出てきた。 ヒネ香と言うか発酵臭と言うか、果実以外の何かが強まる。 これは今日、まさに今抜栓したところで寿命を迎えた・・・か!? 抜栓30分程で、今度は油や青臭い香りも弱体化。 べっこう飴感が弱々しく漂うだけに。 苦味感も落ちて、レモンっぽい酸味がちょっと強い 酒入りスポーツドリンクみたいな味になってきた。 抜栓50分でカラメル香が盛り上がってくる。 一瞬強まった酸味も後退し、ここまでくると白ワインって感じ でもなくなってくるが、重苦しさの取れたマコン・ヴィラージュみたいで、 これはこれで結構飲める感じ。 これは一応、当たりと思って良いだろう。最初の一杯(の一口~二口)だけなら、樽熟シャルドネとしては良い熟成感が有ったと思える。時間経過でどんどん状態が変わってくるが、最終的には白ワインとして落ち着いた。昨日のアラン・コルシアの99年プイィ・フュイッセと違って、鼻から抜ける香りがどうこうって事もない。マコネーの(比較的良質の)過熟成シャルドネの動きが良く分かった(!?)w。ナッツ、チーズ、クラッカー、ツマミ程度の口直しで十分。下手に料理に合わせようとすると、ワインの動きを乱す。ピクルス齧ってフライドポテトとかでも多分 問題無いな。値段相応。相応だが、最初の5分~10分で500円分は立派に元が取れた気分w。4000円なら怒るが、500円なら笑って楽しめる。ヒネる寸前(ヒネた直後?)のブルゴーニュ・シャルドネを勉強出来たと思えば、1000円でもアリと言えばアリ。店としては、これはもう寿命だろうと判断しての見切り処分だろうけど、その見切りの正確さと、その正確さ故に逆にその審判をすり抜けたボトルの面白さも楽しめたw。コルディエのプイィ・ロシェ1998は2018年5月が最終限界(輸送と保管状態によって前後する)。多分、本来の飲み頃は5~6年前。ヴィンテージにも因ると思うが15年超えたら完全にギャンブルだねw。
2018/05/30
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店員のお兄さんから「多分ヒネてます。外から見ても濁りが見えます。」との事。でも500円なら上等!ハズレても500円分は充分笑って楽しめる算段アリw! ブルゴーニュ マコネー地区 プイィ・フュイッセ村 プイィ・フュイッセ1999 Pouilly-Fuisse ドメーヌ・フェレ Domaine J.A. Ferret-Lorton アラン・コルシア(フェレより樽を買い付け瓶詰め) Collection Alain Corcia シャルドネ100% アルコール分13% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:500円(3866円の料理酒用名目のアウトレット処分品)色は赤みがかった濃い金色。香りは蜂蜜、べっこう飴、ミカンの皮、酒粕、黒蜜?ミルクチョコレート?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う薄い酸味。お兄さん、言った通りだったよ!w バッチリ(?)ヒネてる。あ、でもポートワインの一種と思えば(あくまで「思えば」)、こういうものと感じられる。香りはまだギリギリ蜜感が支配的で、漬け物 や お香の様な煙や粉の感覚は薄い。香りの甘さの割には味には甘味が無い。この強烈な色合いにしては、意外と香り出力は大人しめ。それでも甘めの香りで足りない甘味を補填しようとしてるみたいで、コンビのバランスは見て取れる。まあ完全にワインの質が変わってしまってるので上手く機能してないのだが、そこは想定内。グラスから香りを取る分にはそんなにイヤでもないんだが、飲んだ後 鼻から抜けていく香りは汚い。夏場の部屋に半日放置して痛み切った作り置きの野菜炒めみたいな妙に酸っぱい生臭さが出てくる。出来れば、味と香りは別個で分けて楽しむべき。多分これが進んでいくと、以前飲んだカサ・ドノソ・シャルドネみたいな感じになるんだろう。処分特価も納得のクオリティーw。これはこれで料理用としてはまだ悪くないと思う。味だけなら、スカスカだが飲もうと思えばまだ飲めなくもない。香りは既に限界突破。これを好んで飲むのは相当なマニア。買おうと思っても売ってないから、ある意味レア物wって事で。料理に合わせてどうこうのワインではなくなってる。とりあえずグラス2杯半飲んで料理用行きに。とここで、せっかくだからちょっと冷やし直してみた。あまり冷やし過ぎないでお飲みください、と書かれてたので11℃位の温度で飲み始めたが、小1時間冷蔵庫のチルド室に入れて、大体8℃未満に。香りはオレンジ、薄めた蜂蜜、ペパーミント、古い小麦粉?油?味は薄い酸味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。冷やすと香りの出方が柑橘寄りになるな。冷えた事で薄いなりに酸味の感覚が明確に。口内で温められて、鼻からの香りが汚くなるのは変わらず。味の毛色が変わるだけ。ワイングラスではなく、日本酒を飲む様なぐい呑み型酒器の方が向いてるかも。香りは少しでいい、味を重点的に楽しむつもりで。値段相応。500円、OK。確実に500円分は楽しんだw。3800円出してこうなった日には泣くに泣けんだろうが、そもそもマコネー地区の1999年白で15年以上経ってる時点で期待するのもアレであろう。これに関してはアラン・コルシア云々言うつもりも道理も無い。
2018/05/29
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ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー2017 Macon Villages Nouveau ジョルジュ・デュブッフ Georges Duboeuf シャルドネ100% ステンレスタンク発酵 アルコール分13% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:637円(1274円の処分特価50%off)(375ml)色はやや薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、シロップ、塩水、セージ?味は苦味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い甘味と苦味。口当たりは良い。甘味が明確で、飲み易さが有る。香りは柑橘感が強めに出ており、よくあるスッキリ系かと思いきや、甘味の厚みがかなり有る。余韻まで甘味がグ~ンッと伸び、カリフォルニアのシャルドネの様な雰囲気。半年近く経過して、当初の味とは違うだろうけど、それなりには悪くないシャルドネ。温度が上がると甘味感が汚く拡がりがちなので、冷温キープ推奨。この甘味は果実の甘味と言うより、グラニュー糖の様な甘味。酸味が有りそうで無い。ヌーヴォーにしては決定的に酸味が弱い。弱過ぎる。全然フレッシュ感が無い。日差しの強い地域の安シャルドネの特徴まんま。そこをカバーするための柑橘香でもあったのかもしれないが、この出力では全然カバーし切れない。もっとガッチガチに冷やして、冷温でシャープな雰囲気を出せればもう少しはマシかも。とりあえず甘味が強く、飲み易さはまずまずで万人向け。だが酸味が異様に薄く、飲んでてすぐ飽きる。味の起伏がシンプル過ぎる。最初の1杯は何でもないが、2杯目途中から飲む手が鈍る。2017年は冷害が危惧された年らしく、補糖をやり過ぎた?って印象を受ける。塩味と酸味を追加出来れば、ワインの甘味を抑えつつ、苦味が綺麗に整う。スモークサーモンに合いそうな感じ。オニオンスライスの上に薄切りのスモークサーモン並べてオリーブオイルとバルサミコ酢。ついでにブラックオリーブとケッパーでも散らしてやれば上手い事ワインを活かしてくれるはず。大穴でレアチーズタルトとか良いかも。クリームチーズの食感がワインの甘味とハマり、タルト生地で塩味の補完。ハーフボトル600円台なら値段相応。フルボトルで1200円弱なら、たまにこういうタイプのワインに出くわすことも有る。これで解禁直後2500円前後と言われたら、自分なら納得しない。★楽天検索 マコン ヴィラージュ ヌーヴォー ジョルジュ★楽天扱い役5件 375ml うきうきワインで1274円、イズミックワールド2号で1310円750mlはビッグボス2380円、イズミックワールド2551円(送料込)解禁直後に飲んだらもっと感想違ったかもしれないが、今飲んだらダメかもしらんね。だが南部イタリアやカリフォルニア辺りの安めの白が好きな人なら結構気に入るかも。安ければ買っても良いと思うが、そうでなければ別に・・・。
2018/04/26
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コンビニじゃないけどワゴンセール漁り品後編 ブルゴーニュ マコネー地方 マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー2015 Macon Villages Nouveau アルベール・ビショー Albert Bichot シャルドネ100% アルコール分13% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1107円(2214円の処分特価50%off)色は薄い黄色。香りはグレープフルーツ、塩水、シロップ、レタス、梨、ピーナッツ?生姜?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い酸味と薄い苦味。スッキリした味。柑橘にちょっとの青臭さ、蜜感は意外と有りそうでやっぱり無い。余韻の酸と柑橘の香りでシンプルな味にボディーを主張。苦味は有るが強いものではなく、後から果実感が追ってくる。スッキリし過ぎて起伏に欠けるが、新酒ならこんなもんだろう。もう少し酸味がハッキリ出ていれば、もっと味が明確になって飲み応えが出たと思うが。 開栓40分程度で香りが強まってきた。(室温22℃、湿度50%) 味はさほど変化無し。温度上昇には結構強いみたい。 開栓直後は香りの柑橘感が酸を支えてると感じたが、 香り出力が上がった事で、味が変化することはなかった。余韻の苦味が思ったよりも早く出てくる感じで、キレが有る様な無い様な。これがスッキリ感を増す形で働くんだが、味の伸びを早い段階で遮られるみたいで、ちょっと惜しい。まぁそこはそれ、ヌーヴォーなんだから軽めにスッキリで悪い事はない。総合的には、普通のシャルドネワイン。3月のアンリ・フェッシのマコン・ヌーヴォーと比べると、香りが弱く、味もイマイチ見所が薄い。時間経過の安定感は感心したが、結局はガブ飲み向けのスッキリ系シャルドネ。ヌーヴォーとしてはそれで正しいんだろうけど、あまり飲んでて面白くない。これと似た様な味のガブ飲み向けスッキリ系シャルドネなら1000円以下でいくらでも有るし、解禁直後のお祭り感込みでも、楽しく飲める様な個性が無いのでは流石に厳しいと思える。アンリ・フェッシの方は香りのキャラが立ってたが、今回のアルベール・ビショーのは悪い意味でありふれたワイン。スッキリ軽めの白なので、揚げ物や牛肉類(ローストビーフ+岩塩を除く)でもなければ大体何にでも合う。サラダか鶏肉に合わせたい。大穴で、中華料理の棒々鶏(バンバンジー)がハマりそう。胡麻ソースで甘味を補填し、スッキリ感には肉の旨味と脂のコクで補填。1107円で値段相応。去年11月がどんな味だったのかは知らないが、今飲むのなら大体1000円で妥当。1000円のワインとしてはそこそこ。もし11月の解禁直後で、この味の2000円オーバーだと全く興味が湧かない。で、約半年前ならもっと良い味だった、とは飲んでて思えないのよね。「アルベール・ビショー」「マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー」の名を載せて約1100円ならまだ買う気になれた。それはマコン・ヴィラージュではなく、普通のシャルドネワインとして、ってだけだが。
2016/05/22
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近所のスーパーの在庫整理の特価ワゴンに最後の1本が入ってたので買ってみた。ルイ・ラトゥールの傘下のメーカーらしい。 ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー2015 Macon Villages Nouveau アンリ・フェッシ(フェッシー) Henry Fessy シャルドネ100% ステンレスタンク発酵 アルコール分13% 輸入:アサヒビール株式会社 購入価格:1078円(2246円→1797円→1078円)色はやや薄い黄色。香りはレモン、カリン、蜂蜜、グレープフルーツ、クリーム、沈丁花、マンゴー?オレンジの皮?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄く苦味を伴う薄い酸味と薄い甘味。味は薄いが、香りは結構幅が有って、満足感が有る。柑橘、蜜、白い花にほんのり南国果実、味の薄さを香りの拡がりでカバー。その甲斐有ったか、余韻に果実の甘酸っぱい雰囲気をわずかに匂わせて綺麗に去る。酸味が有りそうで無い。だがそれで何か悪い事が有るか?と言うと、そんなに無いな。酸の弱さ故に味の厚みには欠けるが、そこは新酒の軽やかさの内と思えば悪い気もしない。カリフォルニア辺りの非樽熟のシャルドネに近い。(又は、ちょっと高級な甲州)日差しの強い地域(南部イタリア、スペイン)のタンク熟成の白ワインのイメージ。ヌーヴォーとはいえ、マコン・ヴィラージュのオイリーなニュアンスを期待するとちょっと肩透かし。 開栓30分弱(温度上昇)で、余韻の酸味が少し強まり、味に張りが増す。(室温21℃、湿度38%) 薄い味にボリューム感が生まれたが、普通っぽさが目立つ様になったとも感じる。 普通なら それはそれでより万人向けになるので嫌な変化では決してない。何か、香りが良いね。味も多少薄味傾向だが、香りの良さも有って繊細な雰囲気を出し、飲んでて軽快さと下手に出しゃばらない奥ゆかしさが有る。「酸っぱい感じの白ワインが苦手だが、かといって甘口が好きでもない。変に重い飲み口でキャラを作ろうとせず、しかし ただ薄いだけで終わらない存在感も持ってる。」みたいな白ワインが好きな人に向いてる。シャルドネワインに軽やかさと比較的中庸な味わいを求める人なら、大体気に入る白ワイン。冷奴の出汁醤油がけ や、鶏胸肉の塩ハムのオリーブオイルがけとか、あっさりしたツマミに合わせたい。ワインの薄味を壊さず上手く活かせる、出汁や塩の味に油の甘味が合わさったものに向いてる感じ。合わせる料理のイメージまで考えると、シャルドネよりも甲州の雰囲気が強くなる。1078円なら値段以上。解禁直後のヌーヴォーお祭り特価でなら、1680円位は出しても良い気にさせる。流石に2200円超えてくると、どうしてもインパクトに欠けるかな!?300ml強残しで冷蔵庫保存し、次の日。(開栓約24時間経過)香りはミカン、沈丁花、ライム、柚子の皮?シロップ?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻も薄い苦味と薄い甘味。香りは柑橘感と蜜感が後退。味は大差無いが、やはりこちらも出力が一様に後退。中国の杏露酒を水で多めに薄めた様な味わい。そう思うと、香りもそんな気になってくるw。香りが最大の長所だったので、そこが変化すると、評価も変わってくる。白ワインとしては2日目も十分。辛口白ワインとしては、アルザスかスペインの白に近い雰囲気。初日の美味さの維持は流石に無理だったが、まぁこれはこれで飲んでて不味くはない。2日目は約1000円で値段相応。これを飲んでマコン・ヴィラージュとは誰も思わないだろう。とはいえ購入価格の値段なりの働きは充分にやってくれてるし、元のワインの出来は折り紙つき。マコンだのヌーヴォーだの云々抜きに、単純に白ワインとして良い味だった。★楽天検索 アンリ フェッシ マコン ヌーヴォー★楽天扱い約7件 1875円~2365円 平均2000円前後2000円未満ならアリかな?って思わせるものは持ってたが、甲州ワインの様な薄い雰囲気を "繊細さ" と感じ取れる味覚を持ってる人でなければ、物足りなさの方が強く感じられてくると思う。これに関しては好みと経験に強く左右されるので、誰にでもオススメとは言わない。
2016/03/07
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ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ2011 Macon Villages ジャフラン レ・シャピトル・ド・ジャフラン(?) Les Chapitres de Jaffelin シャルドネ100% アルコール分12.5% 輸入:コストコホールセールジャパン株式会社 購入価格:1258円色は明るい金色。香りはレモン、胡桃、シロップ、バニラ、粉砂糖、セロリの茎?味は苦味と酸味。余韻に苦味と甘味。まあまあ。柑橘とナッツの香りが乗り、軽い口当たりから余韻にちょいちょいミネラル感が伸びてくる。ガブ飲み向けという程軽くもないが、じっくり飲む様なレベルでもない。味自体は結構スッキリしてる方だと思うが、余韻のミネラルの張りで少しだけ厚みというかアクセントが付く。味だけなら同価格のチリでもそこそこ見られる程度だが、香りのナッツ感に関してはなかなか頑張った。滑らかな口通りで綺麗。マコンを名乗るにはどうしても重みや濃さが足りないとは思うが、流石にそこは価格の壁。変に重苦しいのよりは、飲み易さ重視の姿勢のつくりも悪い事は無い。総合的には、値段なりのブルゴーニュ・シャルドネ。マコン・ヴィラージュを名乗るには、味は結構普通のシャルドネだったが、香りの分だけブルゴーニュの面目躍如。まあ万人向けで飲み易く、バランス感も有って、良い意味でシンプル。料理は結構何でもいい。チキン系の料理なら煮込みでもソテーでもハムでも何でも。魚介なら火を通したものより生のままのほうがいいかも。値段相応。相応だけど、相応(1200円台のブルシャル)なりには美味い。「マコン・ヴィラージュ」を期待するとちょいとアレだが、「ブルゴーニュ・シャルドネ」としては まずまずそれなり。
2014/02/04
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ブルゴーニュ マコネー地区 AOCプイィ・ロシェ Pouilly-Loche レ・ミュール2009 Les Mures フレデリック・トゥルイエ Frederic Trouillet シャルドネ100% ステンレスタンク醸造、ステンレスタンク熟成? アルコール分13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1890円色はやや薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、オレンジ、水飴、チャービル、ピーナッツ?オリーブオイル?味は苦味を伴う酸味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。香りは柑橘要素が強く、オイリーさは それほど無い。味も意外とスッキリあっさりしてて、万人向けの傾向。味はミネラルの効いた酸がしっかりしてて、余韻の薄い甘味が果実感を上手く立たせる。香りも酸や甘味を支える要素が出ており、サポートはそこそこ上手い。突出要素は無いし、時間経過にも強いし、一定の重みとバランンスの取れた飲み応えは感じられる。正直 葡萄のフレッシュ感は感じれど、ワインとしての深みはあまり感じない。この系統で行くなら、イタリアの白の方が明確に上。個人的に こういうのも嫌いではないが、マコネーのシャルドネとしては少々拍子抜け。もっと味か香りにブルゴーニュのシャルドネらしい蜜感や重さが有れば、他地域との格の違いを感じられたのだが。これはこれで、まぁまぁ高汎用・万人向けの味わいではある。シャルドネワインとしては一定の美味さは有り、繊細とは言えないが、味要素の組み合わせは割と頑張ってる部分は理解出来る。フランス・ブルゴーニュのマコン的ニュアンスを期待しないのであれば、それなりに力を見せてくれるシャルドネワイン。料理は魚のソテーかクリームシチューとかだろうな。ワインの苦味や酸を活かすか、甘味を足しつつオイリーさを補填するかが出来れば理想。フランスのマコンというより、イタリアのちょい重白ワインと思った方が上手くイメージにハマると思う。とりあえず値段相応。味も香りも万人向けで、あっさり飲み易い感じ。ブルゴーニュ・シャルドネという点にAOCプイィ・ロシェという点を乗せて、何とか相応評価。ただ、同じブル・シャルなら、1680円位のシャブリの方がマシと言われても納得するわりと微妙なライン。残念ながら、これならカリフォルニアの樽熟シャルドネを選ぶであろう弱さ。好みの点は確かに大きいが、これは「ただのシャルドネワイン」と言われても言い返せない無個性な部分が大きい。白ワインとしては まあまあ納得もいくが、価格の割には全体的に物足りなさが目立つ。ドメーヌ・トゥルイエ プイィ・ロシェ レ・ミュール2008価格:1,980円(税込、送料別)およそ適正価格。樽の効いたシャルドネが苦手な人なら、それなりに美味しく飲める。
2012/08/31
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ブルゴーニュ マコネー地区 AOCヴィレ・クレッセ Vire-Clesse ヴィレ・クレッセ・レ・アカシア2008 Vire-Clesse Les Acacias カーヴ・ド・ヴィレ Cave de Vire シャルドネ100% アルコール度13% 輸入:株式会社 田地商店 購入価格:2480円(送料込)色は薄い金色。香りはライム、蜂蜜、レモン、ピーナッツ、天然塩、酒粕?センブリ?味は苦味と酸味。余韻に苦味と酸味を伴う薄い甘味。14℃のセラーから出して塩を二摘みかけた氷水で30分以上冷やしてから抜栓。適度な酸味とミネラル感。香りもブルゴーニュ白及びマコネーとしては正統派。ナッツの要素が物足りないが、そこは値段なりか・・。若さによる部分もあるだろうが、なかなか分かり易いフレッシュ感。苦味も酸味もクッキリ出てて、それでいて味のキレが良くしつこさが目立たない。余韻の薄っすらした甘味の感覚がソフトに味を締めてくれる。このトータルバランスの完成度こそは「流石ブルゴーニュのシャルドネ!」と賛辞を送りたい。香りの柑橘系ニュアンスが少々うるさい点が気になるかな。この香りが必要以上に苦味を強調させて味わいを重くし、味のバランスを揺るがす時がある。でもグラスから飲む時に、口内に入りきるまで舌に触れないようにして飲めば、多少苦味感が和らぐ。 15分位の時間経過(ほぼ温度上昇)で苦味がやや強まる。 しかし香りの蜂蜜感も相応に強まり苦味が上手くセーブされ、全体のバランスは健在。 温度が上がり過ぎると香りのフォローが追いつかなくなり、苦味が突出してくる。 抜栓90分程で15分位か氷水で再度冷やし直して飲んでみた。 香りの出方は弱まり、味もやや平坦気味に。 だがそのおかげで逆に味の揺らぎが穏やかになり、飲み易さは増した。 同時に個性も抑えられてパッしないが、 これはこれで綺麗な味わいで白ワインとしては悪くない。どこまでも正統派のブルゴーニュ・マコネー白。若さも手伝ってか、キレのある酸とミネラルが新鮮さを全面に演出。このフレッシュ感がマコン的重さを過度に出すのを防ぎ、飲み易さを作り出す。甘味の感覚はちょいと弱めだが、総合では万人向けの完成度を思わせる良作。ワイン単体でもそれなりだが、正直これはかなり料理と一緒向き。魚のカルパッチョみたいな、刺身をオリーブオイルを使って調味したものに合う。魚の身やオリーブオイルの油の甘味が苦味を綺麗に包んで抑え、弱いワインの甘味を引き立たせる。欠点を“隠す”“ごまかす”ためではなく、ワインをより美味しく飲むために必要。送料込み2480円なら値段以上。送料を630円と考えればワイン単独で1850円相当だが、これは単独2200円位でも納得出来るレベル。信濃屋 ヴィレ・クレッセ・レ・アカシア2008 2480円送料込送料込みであることを思えば悪くない。・・・・で、まぁ洗ってる時に早速グラス割っちゃったわけだが。1月から数えて4ヶ月で早くも1脚消耗。カンティーナ・パワーを買い足すか、それとも別のメーカーのグラスを試してみるべきか。最近はリーデル・オヴァチュア・マグナムにも興味が出てきた。
2010/05/16
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ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ・グラン・マニャン2007 Macon Villages Grange Magnien ルイ・ジャド社 Louis Jadot シャルドネ100% ステンレスタンク熟成 アルコール度13% 輸入:日本リカー株式会社 購入価格:1980円色は薄っすら黄緑がかった薄い金色。香りはレモン、薄い蜂蜜、胡桃、砂糖?味は軽く酸味を伴う苦味と薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。 抜栓30分で酸味と軽い苦味。余韻に酸味を伴う薄い苦味。香りは悪くないけど、どうもスケールが小さくてパッとしないな。味もブルゴーニュ白として手堅い感じだが、硬質的で拡がりに乏しい。適度な苦味の出方で、綺麗な味ではある。香りの内容も標準的なブルゴーニュ白の基準には達してる。これはこれで味のバランスは良く、万人向けの辛口白ワイン。だが、マコン・ヴィラージュというには味が軽すぎる気がする。スッキリしてて、重い味の白ワインが苦手な人なら逆に気に入りそうだが。でもその味の軽さの割りには、香りが弱いくせに妙に出たり引っ込んだり小うるさくて落ち着かない。 抜栓30分程で軽い味から甘味が抜けて薄く感じる様になり、水っぽさも感じられてくる。 こうなるとちょっと酸っぱ苦いだけの酒入り柑橘水化で面白くなくなる。良くも悪くも普通。“マコン・ヴィラージュ”としてはどうかと思うが、ブルゴーニュ白としてはおよそ標準。時間が経つとどうでもいい味になるので、複数人で早めに飲むのを推奨。意外に香りは最初から最後まで一定で、弱いなりに結構安定感は有った。まあ値段相応。相応だが、正直言ってワイン自体は1500円前後でも良さそうな気はするレベル。「マコン・ヴィラージュ」のショバ代と「ルイ・ジャド」の名前代を込みで強引にこの価格に仕上げてる。自分の好みには合わず、また飲みたいとは思わない。★楽天検索 ルイ・ジャド マコン★楽天扱い約8店舗 平均1900円前後ほぼ同じ価格ならフェヴレのマコン・ヴィラージュの方が好みだな。フェヴレの方が味も香りも存在感が有って分かり易いと思う。
2010/04/05
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もらいもの ブルゴーニュ マコネー地区 マコン・ヴィラージュ2004 Macon-Villages ジョセフ・フェヴレ Joseph Faiveley シャルドネ100% アルコール度13% 輸入:株式会社ラック・コーポレーション 参考価格:2000円弱色は濃い黄色。香りはグレープフルーツ、蜂蜜、胡桃、火打石?味は苦味を伴う酸味と甘味。余韻に苦味と薄い甘味。来た!正統派ブルゴーニュのシャルドネ。香りの柑橘系ニュアンスがちょっと強く出てる感じはあるが、蜂蜜とナッツ類の香りがすぐにサポート。苦味が少し目立つ時があるが、後から追いかけてくる甘味と蜂蜜の香りが上手くバランスを取ってくれる。香りに負けず味も結構濃厚に感じるが、口当たりは思ったよりも軽い。温度が低いと味も香りも軽さがより強調される傾向に。温度上昇に伴ってコクが出てくる。低い温度から変化を楽しむつもりで徐々に飲んでいくのを推奨。低温時(8℃前後?)は人によっては水っぽく、余韻の苦味ばかり強く感じるかもしれない。ある程度時間をかけて、ゆっくりと味わって飲んだ方が楽しめる。蜂蜜とナッツの香りにオイリーな味わい。奇をてらわない、直球のマコン・ヴィラージュ。値段相応。まぁ2000円取るんならこの位のワインは標準か!?やはりブルゴーニュのシャルドネは信用できるwwwピノノワールオンライン マコン・ヴィラージュ2004 フェブレ 1842円1800円台なら悪くない。
2009/01/26
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近所のディスカウントストアが今更ながら(今だからか?)再度値下げしてきたので衝動買い。 ブルゴーニュ マコネー マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー2007 Macon-Villages Nouveau ピエール・アンドレ社 Pierre Andre シャルドネ100% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1380円(元は1980円)色は黄色がかった薄い金色。香りはレモン、グレープフルーツ、シロップ。味は苦味と微かに甘味を伴う酸味。余韻に酸味と苦味。 抜栓15分で苦味と甘味が少々強まるが余韻が希薄に。香りはほぼ柑橘類の香り。味も苦味が強く柑橘系果実を皮ごとかじったかのような生臭い味。その辺りはヌーヴォー特有の酸味のフレッシュ感で強引に受け流していく。欠点を承知の上でそれを力技で“いなす”かのような構成はちょっと面白かった。抜栓後の変化はおそらく温度上昇が原因。 常に低温(8℃以下位)を保たないと酸味の感覚を維持しきれず、相対的に苦味が目立ってくる。 甘味もでてバランスを取ろうとするのはいいが、今度は余韻が浅くなってフィニッシュがのっぺりとしてくる。温度変化に評価が左右され過ぎる。最初はそこそこ美味いと思えたが温度の上昇と共に徐々に崩れていくのが残念。強い酸味があればこそ生臭い苦味にも対応できたんで、それが薄れては“苦い水”に一直線。去年度のヌーヴォーで特に期待はしてなかったが、流石にこの出来は見過ごせないわ。値段以下。感覚的には1200円台以下か?1980円は過剰お祭り価格。解禁直後に買ってたらギャンブル過ぎる。★楽天検索 ピエール・アンドレ マコン・ヴィラージュ★
2008/09/07
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近所のディスカウントストア、2007年ヌーヴォー処分市開催中ブルゴーニュ マコネーマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー2007ブシャール・エイネ Bouchard Aine & Filsシャルドネ100%輸入:アサヒビール 購入価格:980円(元は1980円)色はやや薄い黄色がかった金色。香りはレモン、バター、蜂蜜、石灰。味は酸味と苦味。余韻に苦味。 抜栓40分程度で甘味が出てくる。結構美味いな。マコン・ヴィラージュらしい適度にオイリーかつフルーティな香りと綺麗な口当たり。40分後の甘味は温度上昇による変化の部分が大きいか。冷えてれば良いというものでもないな。味の厚みに少々難があると思うが、流石にそれをヌーヴォーに求めるのは筋違いだろう。その分酸味が新鮮で強いので単独でも十分通用するパワーを感じる。むしろ中途半端にパワフルなので料理に合わない。ポテトチップスうす塩程度の食感と味の濃さが一番合うと思う。近いイメージとしては、ちょっと美味しい白のイタリアワインかな!?値段以上。980円なら上出来。1500円前後クラス。でもやっぱり並みのヌーヴォーに1980円は出せないな。お祭り価格としてはまだ良心的だろうが。
2008/03/06
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ブルゴーニュ マコネー マコン・ヴィラージュ2004 フィリップ・ダルジャンヴァル Philippe Dargenval シャルドネ100% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1000円色は黄色がかった薄い金色。香りはシロップ、蜂蜜、ミカン。味は酸味と弱い甘味。余韻は酸味。透き通るような綺麗な甘味が感じられ、この辺は自分の求めるシャルドネワインらしさが出てた。だが、この甘味も砂糖水の様な平坦で起伏の無い味。香りも弱いし、食べ頃をハズしてる夏蜜柑みたいな粗い酸味のせいで葡萄の甘味がやっつけられ気味。最終的に「・・・で、どうなの?」と何とも冴えない気の抜けた感じに。薄い、軽い、安い。三拍子揃った“白ワイン”。飲み易くはあるが、“マコン・ヴィラージュ”を名乗るにはあまりにも安っぽい。下手するとホントに砂糖水扱いだな。値段相応。だが、この位のレベルなら880円位に抑えて欲しかった。流石に1000円のマコン・ヴィラージュに期待するのもアレか・・・。
2008/01/16
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ブルゴーニュ マコネー プイィ・フュイッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ2005 ジャック&ナタリー ソメーズ家 シャルドネ100% 輸入:稲葉 参考価格:4500円前後(?)色はやや薄い黄色。香りはアカシア蜂蜜、薄いシロップ、軽いアーモンド臭。味はややドライな酸味とほのかな甘味。余韻はやや控えめにした酸味と甘味。酸味を基調とした しっかりした辛口。強目の辛口でありながらシャルドネの甘さも感じられるように狙って作った感じ。ドメーヌ・ラ・スフランディスよりはフルーティで飲みやすい。ワインのフルーティさが大きい分、合わせる料理の幅が狭まった様にも思うが自分はこちらのワインの方が美味しく感じた。ドメーヌ ラ スフランディスよりは万人に受け入れやすい味。多分、スフランディスは特別辛口に作ったワインで、このジャック&ナタリーのワインの方がよりプイィ・フュイッセらしい味のよう。
2007/10/04
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飲み会で飲ませてもらいました ブルゴーニュ マコネー プイィ・フュイッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ2001 ドメーヌ・ラ・スフランディス メラン家 シャルドネ100% 輸入:稲葉 価格不明色は濃い金色。香りはよくわらない、樽?、石灰というか、こういうのをミネラル香というのだろうか? 温度上昇に伴って徐々に蜂蜜、レモン、グレープフルーツ。味は強い酸味。余韻は酸味にやや甘味。注いだ瞬間からワインの粘性の高さにちょっと驚いた。目の錯覚かもしれんが。グレープフルーツの皮だけのジュースみたいな印象の苦味すらあり、ヘタすると“辛い水”とも感じかねない、相当がっちりした辛口のつくり。温度が低いと味も香りも非常にシャープでキレる印象。だが、ある程度温度が高まればいくらかソフトな感じに変化。それでもかなりドライだが。フルーティな味・香りをほとんど出さず、余韻も素早く去っていくのでこれは料理に合わせる分には美味しいが、単独で美味しく飲むワインじゃないんだろうね。ただ、この骨太な味わいにハマる人はいると思う。
2007/10/01
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