全30件 (30件中 1-30件目)
1
もらいもの イタリア ヴェネト州 マジーア・フィオーレ・ビアンコ・スプマンテ・ドルチェNV Magia Fiore Bianco Spmante Dolce NV ヴィニ(ヴィーニ)・トノン Vini Tonon モスカート70% シャルドネ30% アルコール分9% 輸入:株式会社オーレジャパン 参考価格:2000円前後色は薄い黄色。香りはライムシロップ、金柑、沈丁花、ラムネ?味は苦味を伴う甘味と薄い酸味。余韻に薄い甘味と苦味。まあまあ。柑橘に甘い物が合わさり、後から白い花と甘酸っぱい物の組み合わせの香り。香りの印象とほぼほぼ一致する味の流れ。酸味は出そうで出ない(出るけど意外と伸びない)。とても飲み易い。泡のアタックも控えめで、ガブ飲みも可。コップに氷入れて飲んでもOK。苦味の出方が、金柑の果実酒の様な雰囲気。酸が頼りないのは惜しいが、元よりドルチェ(甘口)の表記だし、酸味を主眼に置いてないだけだろう。苦味が出易いが、こちらは甘味が目立ち過ぎない様にブレーキをかける役割で働く。これはこれでバランスは取れてるから、文句言う話でもないかな。甘味を活かした、万人向けのスパークリング(炭酸の勢いはやや弱め)。ワインと言うより果実酒っぽい感じは有るが、それもまた飲み易さの内。味にどこか半端な印象は有るが、意味と理由は感じられるので悪い気はしてない。チーズ類には相性良いと思う。チーズの塩気にワインの甘味も良い組み合わせ。他には生ハムやナッツ類、ブルスケッタとか手軽なアンティパスト向け。肉や魚の料理をまともに相手にすると、ワインの甘味と苦味が邪魔になりそう。値段以下。これで2000円、って言われると正直自分で買う気はしない。1300円前後相当。ボトルの綺麗さと決して強くはない香りの存在感に、どこまで感心出来るかの勝負。好みの問題も有るだろうけど、味だけならランブルスコ・ビアンコとかでも代用可能な気もしてくる。★楽天検索 マジーア フィオーレ ビアンコ ドルチェ★楽天扱い2件 バッコスで2020円 アズマヅルで2526円贈答用か、ラベルの綺麗さに魅かれてかのどちらか。味だけで言えば、大分高価め。
2019/11/23
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 キュヴェ・ファッション・ヴィクティム・ブリュットNV Cuvee Fashion Victim Brut NV アストリア社 Astoria (音が出ます) トレヴィソ産葡萄各種、割合不明 (グレラ100%?) ステンレスタンクでシュール・リー発酵 アルコール分11% 輸入:株式会社オーバーシーズ 購入価格:1598円色は黄色がかった金色。香りはレモン、パイナップル、粗製糖、ビスケット、石焼き芋?味は苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。お、結構綺麗。味バランス良好。柑橘を軸に甘い雰囲気の要素にほんのり香ばしい感じの香り。苦味あっさりで、果実味を炭酸で散らしてスッキリ感演出。苦味の出方や炭酸の勢いも適切で、飲み易い味わい。酸味の感覚は思ったより弱いが、そこは柑橘類の香りと炭酸の流れでカバー。ビスケットや焼き芋の様な香りが独特のふくよかな雰囲気を持たせ、高級感も見せる。グラスに注いでからの泡抜けは思ったよりも早い。注ぐ量にもよるが、良くて10分弱。炭酸の勢いでやや雑な果実味(チリの安シャルドネみたいなの)を捌いていたので、それが無くなると一気に安っぽく感じられてくる。でもボトル内では炭酸そこそこ生き残ってる。総合的には、まあまあ上出来のスパークリング。香りも味バランスも良く、飲み易い部類。おまけにボトルの意匠も面白いw。泡抜けの早さには難が有り、時間経過には弱いが最初の乾杯用なら大した問題は無いだろう。小さ目のグラスで少量ずつ注いですぐ飲む分には何とでもなるはず。まぁでも、出来れば短時間で早めに飲み切るのに越したことはない。料理は何でも良い。ツマミ系には強い。生ハムのオイル掛けや魚介カルパッチョ、ブルスケッタとか、他にも酸味の補填でピクルス類もいい。ただ、チーズ類は思ったよりも合わない。チーズの塩味と食感がワインと噛み合わない感じでもモッツァレラチーズなら元の味があっさりなので、カプレーゼとかなら合うと思う。ちょっと厳しく評価して、値段以下。最初の乾杯用と割り切って、4~5人が短時間で1~2杯飲む分には(ボトルデザインの高級感込みで)相応でも良いと思う。が、1人で1本飲む感覚で飲み進めていくと、粗が目立ってくる感じ。最初の1杯だけならいいけど、1人で続けて飲むには飽き易い。以前飲んだチェッロ・プロセッコの方が、香りはともかく味は上だな。なるべく味だけで言うと、注いだ直後なら1280円クラスでいいが、時間経過後(泡抜け後)は980円クラス。1280円のワインがボトルデザインで+300円位の価値と考えれば納得。★楽天検索 アストリア ヴィクティム★楽天扱い約5件 1512円~1922円 平均1780円前後ちょいと お高価め。この凝ったボトルデザインに意味が有る、と思えないと割高感が強く出てくると思う。単純にスパークリングワインとしてはおよそ1300円弱辺りの実力。
2018/05/25
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCソアーヴェ・クラシコ ソアーヴェ・クラシコ2014 Soave Classico カンティーナ・ディ・ネグラーレ Cantina di Negrar ガルガネーガ80% トレビアーノ15% シャルドネ5% 澱と一緒にステンレスヴァット熟成 アルコール分12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1218円色はやや薄い金色。香りはカリン、レモンの皮、オリーブオイル、ミント、ユーカリ?塩水?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。薄味。だが、ソアーヴェはこういうもの。苦味の張りが薄いなりに形をつくり、意外と(?)飲み応えを出す。ハーブ系の香りが薄い味を所々補強。味も香りも、およそ適切な出力で、香りで酸味のイメージも出そうともしてる感じ。かつて2012年ボトルも飲んでいたが、その時と大筋でほぼ一致。50分以上の時間経過でも変化は軽微。(室温21℃、湿度38%)酸味が弱いというのも、過去の記録とほぼ同じ。だが今回の2014年ボトルは、香りで印象を少し変えようとしてる雰囲気は見える。バランスは良いから、こういうものと思えば特徴の範囲内。多少水っぽいのもまた、土地の特徴。ソアーヴェファンならそれなりに好評価するはず。苦味の出方が綺麗。これが有るから薄くても不満が起きにくい。薄くても薄いだけで終わらずに、白ワインとしての形が整ってる。乱暴に言うと、ちょっぴり甘酸っぱい硬水型ミネラルウォーター(風味の白ワイン)。塩と油はもちろんとして、酢の味とも相性は良い。魚貝系マリネは最適。肉類の場合、なるべく淡泊な味の鳥をシンプルに調理したものが良い。思ったより、生ハムに合わないねw。(今回生ハムと鰹のタタキのカルパッチョをツマミに)料理(ツマミ)の塩気が強過ぎても、ワインのバランスを攻撃し易いのかな!?普通(安目)のソアーヴェなら、もう少し幅広く対応してくれるんだが。クラシコ格の厚みとバランス感が逆に仇となったか!?値段相応。相応だが、今回1380円までなら納得出来たかも。状態も良かったし。ただワイン単体での美味さが向上した代わりに、合わせる料理の幅が狭くなってた(?)のは惜しいw。★楽天検索 ネグラーレ ソアーヴェ クラ★楽天扱い約9件 1317円~1645円 平均1480円前後1500円が壁。これ以上は価格に見合わない。1450円を下回ればそれなりには納得。1200円台なら上々。1000円のソアーヴェの1~1.5ランク上のポジション。
2018/03/15
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCプロセッコ チェッロ・プロセッコ・ブリュットNV Cielo Prosecco Brut チェッロ・エ・テッラ Cielo e Terra グレラ(プロセッコ)100% アルコール分11% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:1296円色は薄い黄色。香りは青リンゴ、ライム、粉砂糖、シトラス?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。お、結構良い感じ。酸味の出方と苦味の流れとのバランスが綺麗。香りはシンプルで強くもないが、シンプルなればこそ 強くある必要も無いだろう。炭酸の勢いと出力がなかなか適切。これが綺麗に苦味を散らし、さらに余韻の甘味も引き立てる。余韻の甘味が見え易くなる事で、むしろ散らしたはずの苦味が旨味に近い雰囲気にシフトして残り、独特の味わいと厚みを主張する。香りはパッとしない内容だが、とりあえず味と合致させつつ、程々にフルーティーさを出せれば必要充分であろう。これは香りより味重視のスプマンテ。香りがどうこう言うモノではない。おそらく泡が弱ってきたところで、調子をガクっと崩してくるはず。とにかく泡が良い仕事をしてる。これが味の全てを調整してる。酸を軸に苦味を伸ばし、苦味の伸びは泡の勢いでカット、だが余韻の甘味がカットしたはずの苦味を拾い上げ、全体の厚みを底上げ。味構成に無駄が無い。香りは脇役だが、酸と苦味の動きを邪魔せず、果実のキャラだけ発揮。 抜栓40分程で徐々に泡の勢いが落ちてきた感じ。(室温21℃、湿度28%) グラス内でも20分弱は保ってたが、ボトル内でも30分強は保ってる。この辺が壁か。 最初の乾杯からアンティパストまでは十分な耐久力。温度の違いは味にはあまり影響無し。 ついでに香りも弱ってきたが、香りの減退も味に影響無し。 泡が弱ると弱炭酸白ワインの雰囲気に変わっていくが、意外と(?)そうなっても悪くない味。 やっぱり白ワインとしての、元の味が良かったってことかな!?料理は肉料理(チキンは除く)でなければ何でもイケる。サラダ、オイル系パスタ、肉でもローストポーク(ビーフ)に岩塩とかなら大丈夫。チーズ類もいいし、大穴で野菜や白身魚の天麩羅もアリ。値段相応。約1300円弱、このクラスにしてはちょっと高級(wほんの数百円の話)だが、この味の良さはそれに見合ってると思う。980円と言われて納得するが、1280円と言われても納得する。上方修正が可能な実力を持ってる1000円スパークリング。★楽天検索 チェッロ プロセッコ★楽天扱い約8件 1058円~1458円 平均1180円前後まあまあ適切な値段設定。1200円を下回るなら、それなりに上出来。炭酸にもう少し勢いと流れ(パワーとスタミナ?)が欲しい、という人は(コスパを考えると)1000円位のスペイン・カヴァの方が向いてるかもね。
2018/03/05
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 アモーレ・エテルノ・オーガニック2015 Amore Eterno Vino Biologico レ・ディッレ・ディ・アンタネ Le Ville di Antane コルヴィーナ、メルロー、シラー 割合不明(ビオロジック栽培) ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成 アルコール分13.5% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:1059円(1599円の値下げ特価品)色は綺麗な紫。香りはカシス、ブラックベリー、チェリー、カカオ、シナモン、きなこ、革?巨峰の皮?味は渋味と酸味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。まあまあ美味い。フルーティーな味。香りは甘酸っぱいベリー香がメインで、やや粉っぽいが香ばしい要素が降りかかる感じ。軽い渋味と控えめな酸が綺麗に伸びる。余韻はあっさり。渋味は感じるが、そこはメインじゃない。香りのカシス香、味の酸、余韻の甘味とが組み合わさって、なかなかに甘酸っぱい雰囲気を出してくる。フルーティーさを活かした、良い意味でのガブ飲みワイン。ガブ飲み向けとは言ったものの、ボディはしっかりしてるし、バランスは良好でしつこさも無い。むしろボディを司る渋味がちょっと余計な気もするw。フルーティーな味を活かすならそれでいいのに、半端に赤ワインらしさを出そうとして渋味と苦味がちょいちょい出しゃばってくる。 抜栓20分程で渋味が強まってきた気がする。 飲み応えは確実に増してはいるのだが、単に特徴が強まっただけで、 それがこのワインの美味さの向上には繋がってない気がする。 ↑でも描いたが、多分このワインには渋味はあまり必要無いのかな!? ワイングラスを変えれば少しはコントロール出来るだろうか。ヴァルポリチェッラワインの亜種と思えば大体あってる・・かも。ヴェネト州の赤って事で連想してはいたんだけど、雰囲気から以前飲んだヴァウポリチェッラ・レ・コレッツィオーニに似てた。同産地のコルヴィーナ主体赤って事で、似るのは当然か。「飲み応えの有るガブ飲み赤ワイン」、そして酸味の主張がいかにもな「イタリアワイン」。分かり易さと言うか、予想も期待も裏切らない万人向けの手堅さを持ってる。旨味や塩味と相性良い。ニンニクと塩が絡んでれば大体のイタリア料理に合うはず。塩味と旨味を意識せずに、料理で酸味や脂のボリュームを出すと、ワインのバランスを乱す。酸味だけならまだいいが、辛いパスタやチーズを多用したものになると噛み合わない。大穴で、酢を使った中華料理に合いそう。(ただし、ラー油は使わないで)甘口の麻婆豆腐とか、日本式酢豚とか、甘味と塩味を活かした中華とかが合うと思う。1059円なら値段以上。約1000円のヴェネト州赤と思えば上出来。標準1280円位でもイケるかな。だが元の1600円弱で納得するには、「ラベルのハートマーク」とワイン名の「アモーレ・エテルノ(永遠の愛)」という点に+300~+500円の価値を見出せるかどうかが勝負。★楽天検索 アモーレ エテルノ★楽天扱い約15件 1480円~1944円 平均1700円前後カロン・セギュールを筆頭とする、ハートマークラベルの需要市場に参戦したイタリア。このラベルデザインとワイン名に何らかの意味を見出さないのなら少々割高に感じるワインになる。単純に赤ワインとしては、イイとこ1300円台位のレベル。
2017/12/11
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCレッシーニ・デュレッロ(ドゥレッロ) ダネーゼ・レッジーニ(レッシーニ)・デュレッロ・ヴィーノ・スプマンテ・ブリュットNV Daneze Lessini Durello Vino Spumante Brut カンティーナ・ダネーゼ Cantina Daneze http://www.cantinadanese.com/ デュレッロ、シャルドネ 割合不明(PDF) シャルマ方式 アルコール分12% 輸入:株式会社ヤオコー 購入価格:846円色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、ラムネ、ローレル?塩水?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と酸味。まあまあ・・か。柑橘に甘い雰囲気のものが混じり、ほんのりハーブ。ユルめの酸と苦味を(決して強くない)炭酸で勢いを付けて送り出す。ラムネっぽい香りが甘味の感覚を引き出し、酸と苦味の二面押しの中に起伏を生む。泡の勢いは穏やかでバランスは良好。かなり飲み易い、万人向け。ガブ飲みワインの部類かな。炭酸が強いカヴァとかが苦手な人なら気に入ると思う。炭酸のボリュームもスタミナも弱い、スパークリングというには微炭酸が過ぎると思う。最初の一口はそれなりに美味いが、泡持ちが悪い(?)せいか、10分もしない内に安っぽい味に。悪いなりに一定水準を下回ったら今度は低め安定でフリザンテレベルの微炭酸ワインに本格突入。総合的には、良くも悪くも無難なスプマンテ。抜栓後、グラスに注いですぐ(長くても15分以内)に飲むのならそこそこ上出来。1時間位かけて一人で1本飲むと、20分位を境に炭酸が弱ってくのと比例して、すぐ飽きる味に。ランブルスコ・ビアンコとかと違って甘味が弱いから、どこか一つ落ちると他の特徴が弱るのも早い。料理は生ハム2~3枚有ればそれで良いかな!?ちょっとクリーミーなドレッシングをかけたサラダでもよし。適当に苦味を散らせればそれで充分。クラッカー1枚でもそれはそれで問題無し。値段相応。ダネーゼといえば、以前ブラン・ド・ブランやロゼを飲んだが、ブラン・ド・ブランに似た味わい。あちらの方が安いなりに大人しい味だったが、特長はハッキリ見え易かった。抜栓15分までなら今回のレッジーニ・デュレッロの方が値段なりに上だが、20分を超えるとダメな感じに。(相対的にブラン・ド・ブランの方がまだ美味さを保ててる)結局、このダネーゼのスプマンテシリーズは使い分けが重要って事か。ブラン・ド・ブラン:普段の食中酒としてのスプマンテロゼ:食前酒~オードブルに向けた最初の一杯向けレッジーニ:パーティーでの最初の乾杯用特化型 食中酒にも出来なくはないが、ブラン・ド・ブランにはコスパで劣る多分、そういう事だろう。
2017/11/22
コメント(0)
イタリア ヴェネト州(?) ダネーゼ・ロゼ・ミレッジマート(ミレジマート)・ヴィノ・スプマンテ・エキストラ・ドライ2015 Daneze Rose Millesimato Vino Spumante Extra Dry カンティーナ・ダネーゼ Cantina Daneze ピノグリージョ、メルロー 割合不明(PDF) シャルマ方式 アルコール分12% 輸入:株式会社ヤオコー 購入価格:689円色は薄く赤みがかった薄いピンク。香りはイチゴ、キャンデイー、オレンジ、キャベツ?味は薄い苦味と酸味。余韻に薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。ほんのり甘い香りが漂い、最初に感じた香りのイメージが味の最後の余韻に反映。薄い苦味を切り口に、柑橘系の酸味から甘味に繋がる。炭酸は穏やかで飲み易い。ブラン・ド・ブランの方よりも酸味の感覚が明快で飲み応えは上。どちらも薄いのは確かだが、やはりこちらはメルローが入った分、味に骨格が有る。ガブ飲み向けにはこのロゼの方がいいかも。微発泡のソアーヴェワイン、という印象はこのロゼも変わらず。でも酸の感覚がハッキリ見え易い分だけ、存在感は有る。香りの流れとほぼ逆の味の流れはなかなか面白く、「水っぽい」だけで終わらない個性を主張。 抜栓15分程で泡の出力が一気に落ちてきた気がする。香り出力も低下。(室温21℃、湿度38%) ブラン・ド・ブランはここまで急に衰える事はなかったと思うが。瓶差も有る!? 炭酸が落ちると、苦味の部分がしつこく口内に残り易くなり、安っぽさが目立つ。ブラン・ド・ブランは中~長距離型、ロゼは短期瞬発型か。味の全体のイメージはどちらも大きくは変わらない。香りの取っ付き易さはロゼが上、味の勢いもロゼが上、余韻の綺麗さもロゼが上。一方で飲み易さはブランが上、泡持ちと流れ(耐久性)の保持はブランが上。飲み手の好みと目的で選び方が変わる。料理はちょっと濃い味の肉類か、苦味が出そうな野菜の煮物(?)。多少の香りや味のしつこさにも対応可能。だがブラン程の高汎性は無し。いよいよブランの側と対照的な存在であるのが明らかに。値段相応。相応だが、ブラン・ド・ブランと見事に補完関係を築いてる。1000円は超えないが、900円前後イケる。抜栓直後なら980円。双方似通っていながらも、互いに無いモノを持ってて、活躍の場も微妙に異なる。これは2本、両方飲んで面白さが完成するスプマンテだわw。
2017/03/30
コメント(0)
イタリア ヴェネト州(?) ダネーゼ・ブラン・ド・ブラン・ミレッジマート(ミレジマート)・ヴィノ・スプマンテ・エキストラ・ドライ2015 Daneze Blanc de Blancs Millesimato Vino Spumante Extra Dry カンティーナ・ダネーゼ Cantina Daneze デュレッロ、ガルガネーガ 割合不明(PDF) シャルマ方式 アルコール分12% 輸入:株式会社ヤオコー 購入価格:689円色は薄い黄色。香りはレモン、カリン、チャービル、リンゴ、塩水?味は薄い苦味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。うん、薄い。色合いも香りも味も、おまけに泡の弾幕もw。泡の勢いはランブルスコ並のフリザンテレベル。まぁでも薄い事が欠点になっておらず、こういうもの、と受け入れられる味わい。良い意味で酒入り葡萄ジュース。しつこさは皆無で、ジュースっぽいワインに有りがちな、甘味がヌベっと拡がったりは無し。飲み易さ最重視。良い意味での「軽薄さ」がウリのスパークリングワイン。この薄さを水っぽいと受け取る人は当然いるかもしれない。「ブラン・ド・ブラン」と銘打っているし、淡い味わいなのは仕方ない。スパークリングに酸の強さや炭酸のアタックを求める人には向かないワイン。乱暴に言うと、微発泡の(微妙に甘味の有る)ソアーヴェワイン。(ヴェネト州だし)40分以上の時間経過(温度上昇)でも変化は軽微。流石に泡の出力は落ちるが、元のワインの味が薄いし大した影響は無し。もっとも、温度上昇に強いとは言ったが、なるべく冷温キープ出来るにこしたことはないが。コップに氷入れて注いで飲んでも良し。(それでワインの味やイメージが変わる事は無い)料理はほぼ選ばない。塩の味に相性良し。チーズ位の油脂分ならワインのコクの底上げに寄与。マリネやレモンかけた揚げ物、鶏肉や魚の塩焼きにもバッチリ。変に生臭かったり、しつこい味のソースでもなければ大体大丈夫。値段以上。700円弱でこれなら十分上出来。880円狙える。下手に炭酸の強さで味の粗さを誤魔化してる様な1000円スパークリングより見所有り。
2016/12/19
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 IGTヴェネト レ・ソライエ2010 Le Soraie パスクア社 Pasqua メルロー40% コルヴィーナ30% カベルネソーヴィニヨン30% 木製トレイで3ヶ月乾燥させて30%程度の水分を飛ばし、糖度を濃縮 各品種ごとにステンレスタンク発酵20日間 ブレンド後にマロラティック発酵 バリック樽熟成6ヶ月、瓶詰め後に瓶熟成12ヶ月 アルコール分14% 輸入:国分株式会社 購入価格:2036円色はやや濃い、澄んだ赤紫。香りは革、カシス、アンズ、鉛筆、インク、古い油?杉板? 抜栓20分程で、ブラックベリー、カシス、緑茶、インク、炭、プルーン?カラメル?味は苦味を伴う渋味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。ん~、まあまあだな。経年からか多少は渋味の勢いが落ちてるが、苦味混じりの果実感の中で、余韻の甘味が徐々に開いていく。香りもシンプルながら、革の香りを切り口に赤果実、黒果実、インク系にカベルネ的な青臭い要素が伸び、セパージュ通りの分かり易いもので構成されてる。リリース直後(2~3年以内)なら、もっと分厚い渋味が楽しめたのかもしれない。現在のこれはこれで、味と香りのバランス感も有って悪くないと思う。良い意味で普通のイタリア赤ワイン。(フランスと比べて渋味よりも酸味が見え易いと言う意味でも)味の流れ自体は悪くないんだけど、ちょっとシンプル過ぎて、飽き易いかな!?本来はもっと重厚な勢いが有ったのかもしれないし、現在は少し半端な強さ。もちろん多少なりとも味が大人しくなったればこその飲み易さとバランス感だろうし、この辺は好みと経験の問題も大きい。 抜栓20分で果実的な香りが落ち始め、苦味を強める様な要素が強くなる。 意外と(?)味は大差無く、むしろ苦味の感覚が強まった分、余韻の甘味も目立つ様になった?口通りは滑らかで、渋味は存在感有りつつも穏やかな部類、余韻も甘味が残って綺麗。味構成はとても自分好みなんだが、イマイチ美味さにノリ切れない。何が足りなかったのか?と言われると正直返答に困るが、味の厚みとか深みか!?言い方は悪いが「出来の良いガブ飲みワイン」の範囲で留まってしまった感じ。ガブ飲みワインの一種と考えれば、飲み易く余韻は綺麗で高評価だが、そこそこ気合入れてつくったワインと言われると、肩透かしな印象を持つ。万人向けで飲み易く、飲んでて不味くはないが、残念ながらもう一押しに欠けた。フランスよりもイタリアワインが好きな人なら、もっと素直に良さを感じ取れるのかも。料理は肉系が無難。ニンニクがっつり効かせたステーキがいい。ワインを少しずつ手早く飲める様に、一口サイズの肉を多めに盛るのが良し。軽いアブラ感と肉の旨味が大事。酸味はあまり要らない。まあそれなりに美味かったけど、値段以下。2000円と言われるといかがなものか・・。出来れば1680円位でなんとか。今回は開け時の問題も有ったな。リリース直後でないのなら、13年位経過してからなら別の顔を出したのかも。★楽天検索 ソライエ★楽天扱い3件 2037円~2370円平均2150円前後・・・正直、なんとも言えない。2000円オーバーで納得いくとは思わない。きちんと本領発揮出来てたなら、その限りではなさそうだが、それを期待する程ではないだろう。
2016/07/24
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCヴァルポリチェッラ ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・リパッソ2007 Valpolicella Classico Superiore Ripasso コルテ・レングイン Corte Lenguin コルヴィーナヴェロネーゼ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、モリナーラ 割合不明 発酵後にアマローネの澱を加えて再発酵、容量約500リットルのスロヴェニア産トノー樽熟成12ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:2371円色は濃い赤紫。香りはブラックベリー、カシス、カカオ、アンズ、革、餡?味は薄い渋味と甘味を伴う酸味。余韻に甘味を伴う苦味と薄い苦味。軽い飲み口。だがこれは経年熟成とは別に、元々こういう傾向のものと思う。ベリー系果実に革や土っぽい香りで、一瞬メルローの様にも感じた。余韻もやや苦味が伸び易く、樽の感覚が残る(?)。フルーティーさは健在で、樽感が見え易い点を除けば、これまで飲んできたヴァルポリチェッラの線上のワイン。この苦味の絡み方がスペインの赤ワインに近い雰囲気。渋味が有るが、強いものではなく、味の流れを通すための役割。90分以上の時間経過でも変化は軽微で、安定感はそこそこ。だが、飲んでて そんなにありがたみ無いよなぁ。完全に好みの問題になってるが、先日飲んだムラーリのリパッソと同じ欠点を感じる。軽いままで良いはずのワインに余計な重さを持たせて、わざわざ馴染むまで待っただけ、という余計な事してる感。一応、美味いといえば美味い。渋味控えめで酸味もそれなり、比較的万人向けで結構飲める方。最後まで注いでも澱はほとんど無し。だが香りといい、味といい、手間と力をかけてつくったと思える程の美味さではない。代わりになれる様なワインが一杯浮かんで、あえてこのワインを選ぶ理由が分からなくなる。もっと渋味に厚みが有って良いならボルドーの右岸を、樽感が気にならないならスペインのクリアンサ格のものを、もっと果実感が必要ならイタリアのもっと中~南部のもので。どれも要らないなら精々1280円位の通常のヴァルポリチェッラのボトルで必要十分だと思う。1280円位で、似た様なワインが容易に手に入る。料理は、甘味と苦味を持たせつつ、旨味を上手く引き立たせられるものが最良。塩とニンニクは基本として、肉は軽く焦げ目が付く位には強めに焼いたものがいい。焦がしにんにくのベーコン&ペペロンチーノ、または強火で焼いたハンバーグとかでもOK。料理には、酸味はさほど重要ではない。塩より醤油の方が合いそうな部分も有る。 正直、値段以下。2007年ヴィンテージという約9年経過のレア感を乗せても、精々2000円位。感覚的には1780円前後。1780円なら納得したのか?と言われれば、それも何とも言えない。どうやら、ヴァルポリチェッラは、自分には1000円位の安い物の方が好みに合い易い様だ。
2016/07/21
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCヴァルポリチェッラ ヴァルポリチェッラ・リパッソ2012 Valpolicella Ripasso サルトーリ・ムラーリ Sartori Murari エセッピ社 Esse Pi Spa 使用葡萄不明(コルヴィーナ主体?) リパッソ製法(通常発酵後、アマローネの絞りかすの残る発酵樽に移し替え再発酵) アルコール分13.5% 輸入:コルドンヴェール会社 購入価格:1598円色は澄んだ紫。香りはアンズ、ブルーベリー、ブランデー、プルーン、巨峰の皮?チョコレート?味は渋味と酸味。余韻に薄い渋味と甘味を伴う苦味。・・・ん~、普通?香りは少しフルーティーで甘やかな雰囲気だが、味はそんな大した事ないな。渋味と酸味の組み合わせは素直なイタリアっぽさが見えるが、よくある ありふれた赤ワインとも思う。渋味は緩やかで、酸も穏やか。飲み易さ・分かり易さは上々。口通りは滑らかで、これはこれで決して悪くない。突出は無く、良バランスで万人向け。自分の好みの問題も大きいが、飲み易さは確かでも、小さく纏まり過ぎかな?味の出力が弱く、それが穏やかさを生んではいるんだが、飲み応えがいささか弱い。もっと軽さをそのまま活かして良いワインに、無理に重厚感を持たせてようとして中途半端に終わった感じ。悪い意味で無難なワインになっちゃった、みたいな!?もちろん、全然不味くはない。普通にそれなりにイイ感じに飲める。「渋味は有ってもいいけど出来れば控えめ」で、「酸味で少しボディーをつくってて」、「香りはフルーティーなのが望ましいが、よほど特殊なものでなければどうでもいい」「ヴァルポリチェッラのワイン」であり、さらに「多少は手間のかかった味わいのワイン」が飲みたい人に適してる。飲み手の幅が広いのか、むしろピンポイントなのか・・。トマトと塩の味によく合いそう。渋味は程々だからアブラは控えめで問題無く、酸味が上手くワインの味を繋ぎ、旨味感はワインの全体を底上げ。裏の日本語ラベルに「ミートソースパスタ、スモークサーモン等と一緒に」等と書かれてたが、まさにそんな料理(特にスモークサーモン)に合う感じ。値段以下。ボルドーやトスカーナなら1280円以下でも手に入る位の美味さ。ヴァルポリチェッラは、半端に高価くても美味さが伸びないかな?安ワイン(ガブ飲みワイン)の味が順当にランクアップした、と言える程度の美味さ。トスカーナ(キヤンティ含む)の1000円位の赤によく似てる。【5,000円以上送料無料】サルトーリ ムラーリ ヴァルポリチェッラ リパッソ 750ml価格:1598円(税込、送料別)この金額では、まずオススメはしない。同程度の価格で手軽に飲み応えを求めるならギガルのローヌ等が有り、もっと安くて似た様な味(役割)ならヴァドッシ・キアンティ、とかをススメる。
2016/07/19
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCヴァルポリチェッラ ヴァルポリチェッラ・レ・コレッツィオーニ2011 Valpolicella Le Collezioni パスクア社 Pasqua コルヴィーナ主体、ロンディネッラ、モリナーラ 割合不明 アルコール分12% 輸入:国分株式会社 購入価格:718円(1026円のワゴンセール30%off)色は薄い赤紫。香りはアンズ、カシス、生木、生肉、リンゴ、インク、夏ミカンの皮、革?カカオ?味は渋味と酸味。余韻に薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。そこそこ良い香り。色も少し退色傾向。渋味と酸味に少しだが厚みを感じ、飲み応えが有る。2013年、2012年と比べて古いはずの2011年ボトルの方が味に勢いを感じるので、これはきっとヴィンテージの特徴だな。良い意味でシンプルな味。渋味の流れにやや粘性を感じる酸味が上手く乗り、余韻まで通っていく。多分熟成してる。リリース直後だともっと渋味や酸味の出方が粗くて浅かったはず。フルーティーさと微妙な生臭さと青臭さが同居してて、綺麗な香りになりきれない。でもこれはさらに数年寝かせてれば何とかなってくる気もする。スクリューキャップの安ワインのくせに、良年(?)だと生意気wにも美味い雰囲気を主張してる。総合的には、"出来の良い" 安イタリアワイン。厚みを主張するものの、全体では飲み易い、軽めの味わい。香りは経年で向上する気配も有り、熟成余地を匂わせる。北部イタリアの軽快さ と 厚みのバランス感の良さを楽しむのに最も手軽で高コスパだと思う。野菜系でも肉でも魚でも何でも合うと思う。ちょっと酸味がしつこい(ラングドックの?)ピノノワールと思えば、割と高汎用に楽しめる。トマト系の料理よりも、味付けは適当でもいいから肉に合わせたい。値段以上。2013年ボトル、2012年ボトルを飲んだ上での感覚だが、1200円弱でもアリかな?と思えた。ヴィンテージによっては良コスパに化けるものを持ってる、安ワインの優等生。フランスと比べればロクに知識が無いが、多分2011年は普通の良天候で(ボルドーの2006や2008)、2012年は天気は良いが気温が低め(ボルドーの2002や2004)、2013年は雨と晴天が交互に続いた(ボルドーの2013)みたいな感じか。詳しく調べたわけじゃないし、細かな地域差は有ると思うが、味の出方や構成とかが飲んでてそんなイメージ。★楽天検索 パスクア ヴァルポリチェッラ★楽天扱い4件 1029円~1317円 平均1280円1080円以下なら1000円ボルドーとも対等以上に闘える。トスカーナと違って良い意味で無駄に強過ぎず、ピエモンテと違って弱過ぎない。その内、同じヴェネト州のバルドリーノワインというのも飲んでみよう。
2016/07/14
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCヴァルポリチェッラ ヴァルポリチェッラ・レ・コレッツィオーニ2012 Valpolicella Le Collezioni パスクア社 Pasqua コルヴィーナ主体、ロンディネッラ、モリナーラ 割合不明 アルコール分12% 輸入:国分株式会社 購入価格:718円(1026円のワゴンセール30%off)色は澄んだやや薄い赤紫。香りはカシス、ブラックベリー、セロリ、ブロッコリー、アンズ、タバコ? 開栓20分弱でブラックベリー、油性インク、セロリ、ピーマン、コーヒーの粉、グレープフルーツの皮、タバコ?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。ちょっと青臭い香りが目立つかも。渋味は軽めで硬質的(?)な酸味が苦味と共に真っ直ぐ通る。余韻の苦味は少しうるさい感じ。大体のイメージは同じだが、2013年ボトル程フルーティーな雰囲気でもないな。とりあえず渋味は軽めで飲み易く、下手に起伏を出さない、滑らかな口通り。ガブ飲みワインとしては それなりに整ってる。酸味の出方が弱く、苦味が邪魔になって綺麗にならない。香りの野菜っぽい青臭さもこの苦味を強調してる様に感じる。ある種の厚みを出してると言えなくもないが、もっと酸に勢いが有れば、この苦味を踏み台にしてもっと果実感が明快になったかもしれない。経年変化かな? 20分程の時間経過で、香りが弱体化。(室温23℃、湿度55%) ベリー要素よりも野菜的な苦い香りの方が目立ってきて、 大人しかったフルーティーさをさらに削られ、より苦味が強調される様に。総合的には、よくあるイタリア系ガブ飲みワイン。苦味と香りがコンビ組んで全体を乱す感じで、これがヴィンテージ差なのか瓶差なのか偶然なのかはよく分からない。そこに目を瞑る事が出来れば、まぁそれなりのワインとして楽しめる。この苦味を適当に対処出来るツマミが有るとうれしい。オリーブオイルの甘味とチーズの塩味と油分で丁度良い位。カプレーゼとか、タリアータとかが最適。元の1026円で、何とか値段相応。相応だが、先日の2013年ボトルと比べると見劣りする。880円位と言われたら納得。1000円の壁は微妙にスレスレ。★楽天検索 パスクア ヴァルポリチェッラ★楽天扱い約4件 1029円~1317円 平均1280円安ワインなりに(安ワインだから?)ヴィンテージの影響も大きく出てくるのかもしれない。本来すぐ飲むべきものを3年も4年も経ってから開けられても、作る方からしてみれば「そんなん知らんがなw」って話だが。
2016/07/12
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCヴァルポリチェッラ ヴァルポリチェッラ・レ・コレッツィオーニ2013 Valpolicella Le Collezioni パスクア社 Pasqua コルヴィーナ主体、ロンディネッラ、モリナーラ 割合不明 アルコール分12% 輸入:国分株式会社 購入価格:718円(1026円のワゴンセール30%off)色は澄んだやや深い赤紫。香りはカシス、革、カラメル、ブラックベリー、青リンゴ、土、ピーマン?インク?味は軽い渋味と酸味。余韻に苦味を伴う薄い渋味と薄い甘味。これは先日のムラーリのヴァルポリチェッラより確実に美味いw。香りは値段なりの粗さと弱さだが、味は適度な甘酸っぱさが有って綺麗。軽さがきちんと活かされてる。渋味が最初に出るが、この渋味が後の果実感を支える役割に回る。メインの軸は酸味。変なしつこさは無いし、微かな苦味が張りも生んで好バランス。変なガブ飲み向け安ボルドーよりも飲み易さと綺麗さが有る。純粋に好みの問題だが、味が果実感に傾き過ぎかと思わなくもない。多少は赤ワインらしい渋味を求める人にとっては、同価格の安ボルドーの方が合うかも。ここはフランスとイタリアの住み分け部分か。(そもそも品種違うし)良くも悪くも(個人的には良い方の意味で)価格なりのガブ飲みワイン。渋味は有るけど控えめで、果実感は綺麗、香りもそこそこ整っており、完成度が高い。変なキアンティよりも信頼出来る。開栓90分以上の時間経過でも変化無し。トマトやチーズの味と相性良し。今回油揚げとズッキーニと玉ねぎのトマト煮込みのモッツァレラチーズ掛けをツマミにしたが、トマトの酸味がワインの味を通し、チーズの塩味と旨味が甘味を引き出す良い相性。一緒に食べたアーモンドは寿司のガリみたいに、口内の味リセットに貢献。元の1026円で値段相応。同じ価格のトスカーナワインよりは、もう少し酸味の流れと渋味の出方が大人しいと思う。その分纏まり方はこちらが上で、赤ワインとして万人向け。軽めのイタリアなら、ピエモンテ州のバルベーラワインよりも、ヴェネト州のヴァルポリチェッラに興味。★楽天検索 パスクア ヴァルポリチェッラ★楽天扱い約4件 1029円~1317円 平均1280円約1000円のイタリアとしては十分に役割を果たしてくれる。トスカーナやアブルッツォ程の重さや勢いが必要無く、ピエモンテより変に上品さも要らず、それでいてシチリアやウンブリア、プーリアより安価で飲み易さを重視出来たワインが飲みたい時は、まさにこれ(ヴェネトのヴァルポリチェッラ)かもしれない。
2016/07/10
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCヴァルポリチェッラ ムラーリ・ヴァルポリチェッラ2014 Murari Valpolicella サルトーリ・ムラーリ(?) エセッピ社 Sartori Murari Eseppi SPA 使用葡萄不明(コルヴィーナ主体?) アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール会社 購入価格:540円(1本842円が2本で1080円セール品)色は薄い赤紫。香りはブラックベリー、セロリ、イチゴ、インク、リンゴのケチャップ、シナモン、ブルーベリー、革?灰?味は薄い酸味と苦味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。薄っ! 酒入り葡萄ジュースを超えて、これはちょっと酸っぱい「赤い水」。香りは安いなりに それっぽく仕上がってるが、味は軽く薄く浅く、ガブ飲み用ワイン以外の何物でもない流れ。渋味はほぼ無い、ジュース的な、完全に飲み易さ重視のつくり。裏ラベルに【JUICY/ライトボディー】と書かれてたので、何も嘘は無い。コップに氷入れて冷やして飲んでもOK。むしろそうした方が美味いかもw。ちょっと苦味の出方が粗く、どうも飲み口が綺麗にならない。でも、この苦味が無いと薄い酸味の強調が上手くいかないかもしれないので、全く必要無いわけじゃない。アセロラの安焼酎割りと言われても、何となく納得。ワインらしさが有る様な無い様な・・。まぁ、ワンコインレベルの安いガブ飲みワイン。そういう事なら何も腹は立たないか。分かってれば何の事はない。白ワインのソアーヴェやピノグリージョは(値段の割には)結構良かったので、元々軽さを活かしたワインをつくるのが得意なのかな!?料理はトマト系の安い味に相性が良い。スパゲッティー・ナポリタンとかコンビニのピザまんとか、ジャンクな傾向の味に合う感じ。カリフォルニアのカルロ・ロッシに近い雰囲気(香りはカルロロッシより上だが味は0.5ランク下)。540円なら値段相応。約500円なら分かる。一応DOC規格の看板は有るし、ガブ飲みワインの役割を明確にすれば使い道も有る。だが元の単品842円だと買う気はしない。
2016/07/07
コメント(0)
もらいものあけましておめでとうございます。こうして酒を飲んで新年を迎えられるなら、きっと良い年になると信じて。 イタリア ヴェネト州 イル・ヴィーノ・デイ・ポエーティ・ロゼ・ブリュットNV Il Vino dei Poeti Rose Brut ボッテガ社 Bottega ピノネロ65% ラボーソ35% アルコール分11.5% 輸入:日本酒類株式会社 参考価格:1700円前後色はピンクがかった薄いオレンジ。香りはアセロラ、アンズ、粉砂糖、パプリカ、キャンディー、ミント?味は苦味と甘味を伴う酸味。余韻に薄い甘味と苦味。結構イイ感じ。香りも味も口当たりも、個々の要素は控えめだが、それらが綺麗に揃っており、飲んでて悪い気がしない。余韻の苦味は少し強めに出たが、元の味が強くないし、しつこさを残す事はない。良い意味でジュースっぽい。思ったよりも苦味が大きく出るが、すぐに後の果実感が流し、穏やかな泡の感覚が爽やかに落ち着ける。コップに氷入れて飲んでも、それなりに活躍出来ると思う。(多少温度が上がっても氷入れて冷やして平気) 抜栓15分弱で元々強くなかった泡の勢いが急速に衰え、微炭酸状態に。 意外と味や香りは変わらないものの、泡に因る起伏が落ちた分、のっぺりした印象に。 こうなると当初のジュースっぽさが悪い方向に行くのか、安っぽさが目立ってくる。 意外と苦味の出力も落ちてるみたいで、全体の味バランスは保ってるままなのは面白いけど。香りは弱く、味も軽く、泡の勢いも程々なのに、それが逆に軽いなりのバランスの良さを生んだのか、飲み易いスプマンテに仕上がってる。泡抜けの速さとそれに伴う弱体化が残念だが、まぁガブ飲み向けの泡と思えば、注いでサッと飲めれば大丈夫だろう。ガーリックを効かせたオイル系パスタに向いてる感じ。ちょっと酸味が有る様な食材が使われてれば最適。何なら、鶏肉のソテーに柑橘果汁をかけたものでも良い。抜栓直後なら値段相応。しかし、15分経過後は1000円弱クラス。最初の乾杯用には問題無いが、ボトル1本を飲み通すには どうにも頼りない。★楽天検索 ボッテガ ロゼ ポエ★楽天扱い約13件 1485円~1998円 平均1700円前後1700円じゃコスパ良くないなぁ。時間経過の弱体化を考えると、800円のカヴァを2本買った方がまだいい。小さいグラスで、多人数(大体7人以上)ですぐ飲み切るつもりでなければオススメはしない。ロゼ・スパークリングでないといけない理由が無いなら、あえてこれを選ぶ理由が分からない。
2016/01/03
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCプロセッコ ヌア・プロセッコNV Nua Prosecco カーサ・ヴィニコーラ・カルディローラ Casa Vinicola Caldirola プロセッコ(グレラ種)100% シャルマ方式 アルコール分11% 輸入:株式会社シジシージャパン 購入価格:753円色は非常に薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、ラムネ、バニラ、セージ、アンズ?桃?味は苦味を伴う薄い酸味と薄い甘味。余韻に苦味と酸味。かなり穏やかな泡の勢い。スプマンテというよりもフリザンテ並みの微発泡。香りはなかなか甘やかな雰囲気で綺麗な感じ。エクスストラ・ドライと書かれてたが、言う程ドライでもない。甘酸っぱい香りと微発泡性、薄いながらも明確な起伏で万人向けの飲み易さ。売り場で「食前酒に」とススメられてたが、まさにそんな感じ。味よりも余韻の引きの方が主張を強く感じられる。良くも悪くもジュースっぽい。ランブルスコに近い微発泡さと、シンプルな薄い甘酸っぱさが基礎にしてメイン。飲み易さの根幹でもあるので、ここは好みの問題。総合的には、香りは悪くない程度の、普通の微発泡ワイン。それはそれで、ガブ飲み向けには十分な出来。フランス程タイトな構成でもなく、スペイン程 酸が目立つ事もなく、イタリアの他のスプマンテ程膨らみが有るわけでもない。何か甲州のスパークリングの味に近いな。甲州程淡い感じでもないんだが。料理は味が濃いものでなければ大体何でもOK。チーズには合わないが、生ハムやアンチョビー等の塩の味との相性は良い感じ。まぁ食前酒向け。値段相応。ボトルの形状にはちょっと高級感を感じたし、880円位は狙えそうだが、1000円は超えない。800円前後がラインかな。600円程度のランブルスコ・ビアンコよりはワンランク上。★楽天検索 ヌア★楽天扱い約2件 セラー専科とリカマンで1080円1000円超えちゃうと、普通の埋もれる類。700円台で買えたから、長所を素直に受け取れた。
2015/04/29
コメント(0)
イタリア DOCソアーヴェ ソアーヴェ2012 Soave ポッジョ・アル・ザーレ Poggio Al Sale (コルクにはvini pregiatiと記載) ガルガネーガ90% トレビアーノ10% アルコール分12% 輸入:株式会社カサ・ピノ・ジャパン 購入価格:574円(718円の棚落ち特価)(500ml)色は薄い黄色。香りはレモン、リンゴ、レタス、梅酢?味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い酸味。まあ普通。ちょっとの柑橘と青臭さ。薄い味で苦味や酸味の出力も程々に。典型的なソアーヴェ。良くも悪くも水っぽさを出し、有る程度の飲み易さを確保。味出力は抑え、あくまで水っぽさの利点を活かす方向のつくり。微妙に余韻の酸味がしつこく感じなくもない。この位はアクセントの範囲内だが、薄味の中で余計な雰囲気な気もする。メインの味にこの酸味が有るのなら、特に悪くも無いのだが。総合的には、普通のソアーヴェワイン。薄味傾向で、ちょっと酸っぱいちょっと苦い、よくあるイタリア安白。何か適当にグラスワイン、という事ならこれはこれで分かり易いところ。料理は何でも良し。塩と何かしらの油が絡んでればそれでOK。変に凝ったものは、逆にワインも料理も長所を殺し合う。値段相応。定価718円なら750ml換算で約1077円だが、500mlのミドルサイズボトルという珍しさの分だけ、ささやかなプレミア。フルボトル1000円と言われて それで納得は出来るが、実質800円前後レベルの実力だな。わざわざこれを選ぶよりかは、チリの700円位のソーヴィニヨンブランワインの方が楽しめる様な気がする。
2014/07/18
コメント(2)
もらいもの イタリア ヴェネト州 DOCソアーヴェ・クラシコ ソアーヴェ・クラシコ2012 Soave Classico ピエロパン Pieropan ガルガネーガ85% トレビアーノ15% コンクリートタンク醸造 アルコール分12% 輸入:株式会社フードライナー 参考価格:1800円前後色は薄い金色。香りはミカン、粉砂糖、ミント、グレープシードオイル、クローブ、セージ、レモン?石灰?味は酸味を伴う苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。おー、良いバランス。香りはややシンプルに感じたが、その出力はなかなか。きちんと酸とミネラルを感じられ、水っぽさが無い。意外(?)と柑橘香が控えめで、代わりにハーブの香りで甘味感を補填。珍しいタイプだが、これがこの穏やかな味わいの中でイイ感じにハマってる。薄いけど軽くない、じっくり飲めるソアーヴェ。柑橘香が穏やかで程々に甘いハーブ的な香りがする白ワインだと、ローヌの白とかと競合する感じ。難癖同然だけど、このワインじゃないと、っていう魅力まではいかないかな。ソアーヴェで「これはっ!?」て思ったのは、カ・ルガーテのモンテ・フィオレンティーネだな。未だにあの衝撃を超えるソアーヴェワインには会ってない。シャブリとか甲州とかの、下手に酸や苦味を突出させるとバランスを崩す白ワインと同系統。で、このワインは突出は皆無だしバランスも崩れない、素直に美味さを感じ取れる。50分以上の時間経過でも変化は軽微。野菜系のテリーヌや、ローストポーク、焼き野菜とベーコンのチーズ和え等、ナマ物以外とも良い相性。コクの有るワインなので、肉系とも結構合わせられる。値段相応。2000円の壁を超える事はないだろうけど、凡百のソアーヴェの中では白ワインとしての完成度が明らかに違ってる。1000円台後半で飲み手も料理も選ばない、安定した秀作イタリア白。★楽天検索 ピエロパン ソア クラシコ★楽天扱い約21件 1780円~2248円 平均1900円前後およそ標準的価格。2000円を超えてくるとなると何ともいえない。高級ソアーヴェの入門ボトル。
2014/06/09
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCソアーヴェ・クラシコソアーヴェ・クラシコ2012 Soave Classicoサルトーリ・ムラーリ(?) エセッピ社(?) Sartori Murari ESSEPI S.p.aガルガネーガ主体 詳細不明アルコール分12%輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:800円色は薄い黄色。香りはリンゴ、ライム、シロップ、セージ?オリーブオイル?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。味も香りもあっさりスッキリ。だが、苦味の張りが思ったよりもしっかりしてて、意外と水っぽさが無い。苦味を軸に ほんのりと酸や(安いメロンの皮ぎし的な)甘味をまとわせ、薄いなりにも味に幅を持たせてる。余韻のしつこさも無く、水っぽさはそれほど無いが、水の様に飲み易いワイン。まあソアーヴェの御多分に漏れず、薄味には違いない。薄いからこそ果実感や苦味感が綺麗に感じ取れるのかもしれないが、飲んでて飽き易い部分も大きい。食中のグラスワインとしてなら何も問題無いが。総合的には悪くないソアーヴェ。水の様に飲めるがホントに水っぽくてもイヤ、と言いつつ香りや果実感がうるさいのも疲れるからそこは控えめで、料理も飲み手も選ばず、40分程度の時間経過にも変化の無い安定感を持ち、それでいて値も張らない。そんな白ワインが飲みたい人のためのソアーヴェワイン。料理は油と塩の味のものが最適。カプレーゼ や トマトとアンチョビーのブルスケッタ、ペペロンチーノスパゲッティ等。ソアーヴェはやっぱり日本で言う処の甲州ワインポジション。値段相応。相応だが、同じ800円のソアーヴェワインと比較すれば1歩は上を行ってる。やっぱりクラシコの表記が有ると一味違ってくるのかな!?
2014/06/06
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCソアーヴェ・クラシコ ソアーヴェ・クラシコ2012 Soave Classico カンティーナ・ディ・ネグラーレ Cantina di Negrar ガルガネーガ80% トレビアーノ15% シャルドネ5% ステンレスヴァット熟成 アルコール分12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1218円色は薄い金色。香りはカリン、レモン、シロップ、ユーカリ、ミント、センブリ?味は薄い甘味と薄い苦味。余韻に薄い苦味と甘味。あー、静かな味だわ。香りはほんのりフルーティーでハーブ香を散らす。薄味の中で甘味が控えめに主張し、同じ位の苦味が底支え。これは良いバランス。薄いけど、決して薄味ではない。むしろスポーツドリンク的な甘味と苦味の出方が爽やかさも演出。万人向けで、きちんと白ワインしてるソアーヴェ。2009年ボトルの時も思ったけど、酸味が弱いよね。そのせいで起伏がやや平坦にも感じる。でも良い意味での薄さとバランス感を思うと、酸の弱さも特徴の範囲内とも感じられる。これは良い白ワイン。ソアーヴェだけどクラシコ規格だからか、コクなり奥行なりが見られる。薄いけど水っぽくない、軽いけど厚みが有る、ソアーヴェの持つ安いイメージを微妙にハズしてくる。安いソアーヴェの水っぽさが気になる人程、好感を抱き易い味わい。生ものよりは、マリネなりソテーなり何か一工程経る調理をした魚料理に向いてる。酢の味が入るとワインに足りなかった味が補填されて、ワインがもっと美味くなる感じ。今回、衣に粉チーズを混ぜた豚ヒレカツと、スモークサーモンに塩レモンとオリーブオイルと黒胡椒をかけたものをツマミにしたが、塩味がワインの甘味を引き立て、レモンと胡椒が香りと酸味を補填。意外と生ものは向かない?と思ったが、塩と油で和えてカルパッチョみたいにしちゃえば、割とどうにでもなりそう。きっと、油がワインとの間の味を繋げる決め手になるんだろうな。値段相応。これで1200円前後なら上出来。約1000円のソアーヴェが有るとして、このワインはそのワンランク上。★楽天検索 ネグラーレ ソアーヴェ クラシコ★楽天扱い約5件 1317円~1590円 平均1450円1400円オーバーはいかがなものか・・・。1000円ワインのワンランク上って感覚なので、1200円台以下でないと相応感が無い。ソアーヴェとしては美味いけど、それでもソアーヴェにこだわりが無い人にとってはいささかパンチに欠ける味とも思える。安白は ある意味赤以上に同価格帯の競合が激しいから、イタリアの別地域やチリとも少し印象ぶつかるかも。特にソアーヴェが飲みたいというのでなければ、あえてオススメはしない。
2014/06/04
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCソアーヴェ ソアーヴェ2012 Soave デコルディ社 Vinicola Decordi ガルガネーガ、トレビアーノ 割合不明 アルコール分11.5% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:970円色は薄い黄色。香りはライム、リンゴ、ピンクグレープフルーツ、グラニュー糖、ミント?メロンの皮?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い酸味と苦味。およそ予想通りの薄い味。苦味と酸味で余韻まで真っ直ぐに。余韻も変に伸びたりせず、あっさりスッキリで薄さを活かす。思ったよりは柑橘系の香りが出易くて、シンプルな味の底を上手に支えてる。軽薄で水っぽい いかにもなソアーヴェだが、香りと味のコンビと突出の無いバランス感は悪くない。日本で言う処の、800円位の甲州ワインのイメージ。分かっててソアーヴェを飲むのなら何も問題無いが、この水っぽさは人によっては味に物足りなさを感じるかも。香りも味を "支える" 役割で、味の軽薄さをカバー出来る程の出力と内容ではない。良く言えば余計な要素が一切無い潔いつくり。完全に食中の水代わりワイン。グラスワインとしては心強い、イタリアの手堅い白。グラスワイン以上の役割を期待するとイマイチだが、あえてこの水っぽさに期待して飲むのなら良い感じ。オイル系パスタ、トマトソースとチーズだけのシンプルピッツァに向く。塩の味と相性良い。和食なら塩焼きサバや塩サンマにポン酢かレモン果汁だな。値段相応。「約1000円」の「ソアーヴェ」、間違い無い。ただし、「ソアーヴェ」の看板が無くてもいいのなら、正直800円以下のその他白ワインでも大丈夫だと思う。【白ワイン】 デコルディ ソアーヴェ イタリア 白ワイン 750ml価格:1,085円(税込、送料別)楽天ではドンオンラインのみおよそ標準的な値段。上でも書いたが、ソアーヴェじゃなくていいのなら特に買う程のものではない。
2014/06/02
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 IGTデッレ・ヴェネツィエ モデッロ・デッレ・ヴェネツィエ・ビアンコ2010 Modello delle Venezie Bianco マアジ社 Magi Agricola ピノグリージョ85% ピノビアンコとヴェルドゥッツォで15% アルコール分12% 輸入:日欧商事株式会社 購入価格:784円色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、ナツメグ、シロップ、オレンジの皮?味は苦味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と薄い酸味。まあ、およそ想像通りの、普通の味と香り。柑橘に、ほんのりスパイスの香り。苦味基調だがしつこさは無し。良くも悪くも特徴が無い感じ。最初に苦味が来て、酸味がちょいちょい追って、余韻で適当に引っ張る。イタリアっていうのは何となく分かっても、品種のアタリをつけるのは困難。それはそれで万人向けで分かり易さと飲み易さは有るが、面白さは無い。長所と短所が一緒。飲み易さ・分かり易さと引き換えの無個性。香りで個性が出せてれば、もう少し見所を作れたか!?ガブ飲み向けの気軽な白ワインと思えば、これはこれで悪くない。変にクセをつけられるよりは、多少水っぽさを残しても、今のニュートラルな味をウリにした方が活きるのかも。1時間以上の時間経過でも変化は無く、安定傾向。料理はガブ飲み向けらしく、何でも良い。余計な酸も甘味も無いし、香りも柑橘メインだから、大抵の料理で邪魔をすることはない。例えば具体的に何? と聞かれると、あまりパッと思い浮かばない程度に高汎用w。値段相応。800円前後なら大した不満も無いが、1000円以上出して飲みたいイタリアワインではないね。同じデッレ・ヴェネツィエの白なら、598円のムラーリ・ピノグリージョを選ぶ。★楽天検索 マアジ ヴェネツィエ ビアンコ★楽天扱い約4件 980円~1180円 平均1100円800円台だったら選択肢に入る事もあるかもしれないが、1000円以上だとイマイチだな。ヴェネト州は1000円未満で こういう軽めの白ワインの層が厚いから、大分埋もれちゃう。この白ワインでなければならない理由が見つからない。
2013/05/30
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 IGTデッレ・ヴェネツィエ ゾーニン・リージョンズ・コレクション・シャルドネ2009 Zonin Regions Collection Chardonnay ゾーニン社 Famiglia Zonin シャルドネ100% アルコール分12% 輸入:アサヒビール株式会社 購入価格:678円(848円の商品入れ替え20%off)色は微妙に黄緑がかった金色。香りはグレープフルーツ、カリン、シロップ、塩水、クリーム?洋梨?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。軽めの薄い味。香りは柑橘を基礎にしてそれなりに正統派だが、あまりシャルドネって感じはしない。でも薄いなりに果実の感覚はきちんとしており、水っぽさみたいなものは無い。意外と(?)悪くない味かも。薄い印象なのが幸いしてか、どの味も突出しないバランスの良さを感じられる。酸や余韻の甘味が、シンプルな味わいの中で丁寧に起伏を作れてる。まあ、良くも悪くもガブ飲みワインね。ソアーヴェ程の水っぽさ(どうしても自分の中のイタリア安白の基準はソアーヴェになるw)は無いが、味や香りの勢いはどこまでも値段なり。そういうのを求めてるワインじゃないから、それで別にかまわないんだけど。 開栓30分程(ほぼ温度上昇)で苦味と甘味が強まる。 酸が置いてけぼり受けた様でバランスに動きが見られるが、 これはこれで薄い味構成に、より明確なアクセントが生まれたみたいで そんなに悪くない変化。総合的には、飲み易さ重視の分かり易い白ワイン。シャルドネらしさ というのはよく分からないが、食中のグラスワインとしては及第点。ガブ飲みワインらしく、スイスイ飲んでいくのが良いのだろう。温度上昇後の味がイマイチの場合、氷入れて飲むのもアリだと思う。料理はサラダとかに合いそうだね。酸と苦味のバランス感は野菜系との相性が取り易い。温度が上がってからは、鶏肉の煮込み や ソテーに向いてる。今回、クリームチーズを生ハムで包んだものをツマミにしたが、生ハムの塩味が酸を、クリームチーズの甘味と粘性が苦味を牽制し、なかなか上手い事シンプルな味の中からワインの美味さを引き出してくれた。848円で値段相応。678円での購入は充分満足。イタリアの安シャルドネの立ち位置と役割を量るには結構楽しめた。★楽天検索 ゾーニン シャルドネ コレクション★楽天扱い約6件 732円~1040円 平均900円前後まあ標準的な価格。高価くても1000円未満での購入をオススメ。
2013/01/02
コメント(0)
リボンを巻いた小枝付ボトル。 イタリア ヴェネト州 IGTデッレ・ヴェネツィエ ソーヴィニヨン・デッレ・ヴェネツィエ2011 Sauvignon delle Venezie チェスコン Enoteca Professor Cescon ソーヴィニヨンブラン100%(オーガニック栽培?) アルコール分12% 輸入:株式会社リラックス 購入価格:1000円色は薄い黄色。香りはレモン、グレープフルーツ、シロップ、セロリ、ローリエ、ピーナッツパウダー?味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあまあ悪くない。スッキリした味で苦味や酸のキレもよい。余韻も程々にジワリと残し、申し訳程度に厚みを出しつつも、しつこさは出さず。どの味も突出しない、バランスの良さが有る。香りからはそれほどソーヴィニヨンブラン的な青臭い香りはしない。柑橘とハーブの香りを出し、良い意味で水の様な飲み易さ。悪く言えば、割とどこにでもあるソーブラ系白ワインとも言える。青臭さや苦味が控えめで飲み易さは有るが、同価格のボルドー白とも大きな違いは感じられない。40分以上の時間経過でも変化は無いので、スタミナは認める。良くも悪くもイタリア系のよくある安白ワイン。水の様にスッキリで万人向けながら、ソアーヴェよりも酸やミネラルがしっかりしてて、飲み応えがある。万人向けでバランスは良いが、その分個性らしい個性を感じにくく、驚く様な味ではない。料理はオイルパスタか、チキンソテーの様な、あっさりした味の料理に向く。チーズや塩の味には相性良い感じ。酸が控えめだから、トマト系には合わないかもしれない。値段相応。約1000円で「イタリアの白」または、あまり苦味や青臭さの目立たない「ソーヴィニヨンブラン」が飲みたい人にオススメ。ただ、特に「ソーヴィニヨンブラン」という点に注目しないのなら、別にこのワインでなくてもいいのかも。★楽天検索 チェスコン ソーヴィニヨン★楽天扱い約4件 980円~1100円 平均1050円普通。気が向いたらどうぞ、のレベル。可もなく不可もなく。
2012/10/23
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 ヴァルドビアデネ地区 プロセッコ・マルカ・オーロ・スプマンテNV Prosecco Marca Oro ヴァルド社 Valdo Spumanti プロセッコ(グレラ)100% シャルマ方式 アルコール分14% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:1308円色はやや明るい黄色。香りはグレープフルーツ、小麦粉、マスタード、アカシア蜂蜜、レモンティー、ショウガ?味は軽い酸味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。思ってたよりも良い香り。味も軽やかでしつこくない。スペイン・カヴァ程ハジケた印象も無く、炭酸の当たりもソフトで飲み易い感じ。薄いなりに酸味の軸はしっかりしており、余韻まで続く苦味混じりの甘味で補強。香りが酸味・甘味・苦味の全てをサポート可能な内容で、薄味をさらにバックアップ。小麦粉と蜂蜜の香りが、フランスのクレマン的な印象を醸し出す。 抜栓20分強(温度上昇?)で香りの出力が大きく衰える。 そのために、香りで支えられてた味のバランスがヘタレてきて 味の出方がハッキリしなくなってきた。(軸の酸味が素直に出なくなった)香りの出方次第で評価が揺らぐ、少々不安定なスパークリングワイン。価格を考えれば決して悪くはなく、軽やかな味わいは万人向けで飲み易い。でもまあ悪く言えば(時間経過後は特に)普通の味で、ほんのり酸っぱ苦いだけの大人しいスプマンテ。一応、普通なりに料理は選ばない。魚貝料理全般はもちろん、あっさり系なら肉でもOK。薄味傾向なので、塩味の強いツマミでなければ大体 大丈夫。値段相応。厳しく言って、味だけなら1100円レベルだが、香りの良さの分が200円以上乗っかれた。リピートはしないが、これはこれで手堅い出来のスプマンテだと思う。★楽天検索 ヴァルド マルカオーロ★楽天扱い約2件 ワインダールで1449円 ブラボーデンで1480円楽天は1400円以上か。この価格ではサンテロ・ピノ・シャルドネ・スプマンテのコスパに完全に負ける。以前飲んだロッカ・ディ・フォルティ・ロゼにも、香りはともかく 味で勝ってるとは言い難い。これでは自信を持ってオススメ出来ない。
2012/05/11
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 IGTデッレ・ヴェネツィエ Delle Venezie ムラーリ・ピノグリージョ2010 Murari PinotGrigio ムラーリ社(?) ピノグリージョ100% アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:598円色はやや薄い金色。香りはライム、グレープフルーツ、シロップ、シナモン、セージ、ユリ?味は薄い甘味と薄く苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と甘味。軽い飲み口。香りの内容の割には思ったより酸味が無く、薄く甘味を伸ばしてくる大人しい味。ソフトな甘味が前面に展開し、後から酸や苦味が補強に回る。シンプルな味だが、その分香りや味構成の個性が活き易く、飲み易さ と 分かり易さはまずまず。ガブ飲み向けの白としてはそこそこ綺麗な部類。ただ、一歩間違えれば水っぽい白ワインでしかない。価格を考えればガブ飲み向けワインとして それで悪い事でもないが、ワンコイン未満のチリのシャルドネとも大差の無い雰囲気に感じる。余韻の苦味の拡がり方がどうもヌベッとして綺麗になり切れないのも、安っぽさを助長。あまり馴染みの無い品種の白ワインだが、軽やかさの中にも独特の甘味感と 苦味に支えられた酸味が味構成を演出し、バランスは悪くない。余韻まで喰い付く苦味がやや余計だが、これは何かしらのツマミでどうにでもなるレベル。ボトル裏の日本語ラベルに「カニやエビの料理と相性抜群」とあったが、確かにエビとは相性が良さそう。エビの身の粘りの効いた甘味が、ワインの余韻の苦味を上手くカバーしてくれそうに思える。欠点は有ったが、値段以上。これで598円なら上出来。750円位のシチリア白と十分闘える。400ml残しで冷蔵庫保管し、次の日(開栓約20時間経過)。香りが前日よりも強い出方になった。味は大差無いと思うが、香りが出てる分だけ味も勢いを増してる感じ。2日目になると、軽い中にもコクが生まれてきて水っぽさが解消されるように動いてる。この味の勢いが余韻の苦味も押し切ってくれる。2日目の味の方が上々、初日よりも明らかに美味い。あ、でも15分程度時間が経つと香りが弱まり、それにつれて味も水っぽさが出てきた。香りが出る前提の、香り有りきのつくりか。飲むタイミング や 飲み方によって美味さが大きく揺らぎ易いワイン。
2012/03/20
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCGソアーヴェ ソアーヴェ・クラシコ2009 Soave Classico カンティーナ・ディ・ネグラーレ Cantina di Negrar ガルガネーガ80% トレビアーノ15% シャルドネ5% ステンレスヴァット熟成 アルコール度12% 輸入:メルシャン株式会社 購入価格:1184円色はやや薄い黄色。香りはライム、パイナップル、オリーブオイル、お粥、カリン?アーモンド?味は薄い甘味と薄い苦味。余韻に甘味を伴う薄い苦味と薄い酸味。ん、何だコレ!?香りは意外と悪くない。味が薄めなのは想定内なんだけど、カリンを使った漢方系のど飴に近いような、独特の甘味を感じる。酸味が弱く、余韻で最後尾を薄っすら付いてくるだけ。のど飴的な甘味感がこのワインの主と思うので、それは別に悪い部分ではない。香りと甘味が明確なだけで、基本は薄味系の正統派ソアーヴェワイン。パイナップルの香りとも合わさって、余韻の甘味が妙にモタつく時があるかな。そのせいで半端に重苦しい印象が生まれ、ソアーヴェ特有の飲み易さが損なわれてる様にも見受けられる。ここにきて酸味不足の点が脚を引っ張ってきて、一面的な味の出方に。まぁ、飲んでて不味くはない。味自体は薄味系だが、香りの甘味感が味の底を支えてるみたいで 味の出方は明確。しかし甘味と苦味のバランスは良いんだけど、酸味が置いてかれてて 味わいが平坦な傾向。一長一短が目立ち過ぎてて、人や料理を選ぶ部分も大きい。トマトやチーズとは合いそうで合わない気がする。塩の味となら相性が良さそう。ねぎ塩タレの焼き鳥か、生ハム入りシーザーサラダならハマりそう。この独特の甘味が良い方向にも悪い方向にも働くと思うので、合わせる料理を考えると 結構面倒臭い。値段相応。約1200円前後なら十分納得の出来。900円弱かそこらの水っぽいソアーヴェと比べれば、明らかにワンランク上の個性を感じられる。あとは飲み手の好みと料理次第。★楽天検索 ネグラーレ ソアーヴェ★楽天扱い約10件 1184円~1380円 平均1280円前後標準的なライン。なるべく1200円台以下を狙おう。1300を超えると飲み手の好みの比重が大きくなり過ぎる。
2011/06/10
コメント(0)
イタリア ヴェネト州 DOCソアーヴェ ソアーヴェ・ピッツァ・パスタ・ヴィーノ2008 Soave Pizza Pasta Vino ラム・フォッサルタ Ram Fossalta ガルガネーガ90% トレビアーノ10% スチールタンク発酵 タンク熟成4ヶ月 アルコール度11.5% 輸入:日欧商事株式会社 購入価格:784円色は微妙に黄緑がかったかなり薄い黄色。香りはミント、リンゴ、みりん?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味。うわ、すごいシンプルな味と香り。(ある意味)流石ソアーヴェ。“軽薄”“希薄”を通り越して、これは ほぼ「水」と言っても過言ではない。良く言えばスッキリした味だが、長所はそれだけ。それも、名前の通りにピッツァかパスタに合わせるためだけの味構成。その料理も、焦がしガーリックに塩とオリーブオイルだけの、本当にシンプルな味付けにしか通用しないんじゃなかろうか?これはあらかじめ分かってて飲まないと、「何じゃこりゃ!?」と困ってしまう味。料理と一緒前提で、その料理もシンプルなものでなければ、どこまで上手く合うか分からない。シンプルな料理によってワインに塩気とオイリーさが補強されて、初めて そこそこ形が作られる感じ。 抜栓40分位(温度上昇?)で酸味と苦味が少々強まる。 それで美味くなる事はなく、むしろしつこさを感じられる事もある。 ただし、これ位の出力がないと白ワインと呼べないんじゃないか、 と言える程度の 悪くないしつこさ。良くも悪くも食中の水代わりのためのワイン。酸の感覚も無くはないので味は まま分かるが、これだけを単独で飲んでも何も意味を成さない。これはこれで、「ソアーヴェ」というものに求められた役割は完璧に果たせてるとは思うw。本当の意味で“水代わり”のガブ飲みワイン。値段相応。高価くても950円は越えないと思う。これは「700円台」の「ソアーヴェ」であることに 明確な意味のあるワインだと思う。★楽天検索 ピッツァ パスタ ヴィーノ ソア★楽天扱い約5件 800円~1080円 平均880円前後まぁ800円台なら納得。薄い、軽い、よくある安ソアーヴェに900円以上も出すこたぁない。
2010/11/09
コメント(2)
イタリア ヴェネト州 ソアーヴェ・クラシッコ・スペリオーレ モンテ・フィオレンティーネ2005 Monte Fiorentine カ・ルガーテ Ca Rugate ガルガネーガ100% 輸入:稲葉 購入価格:2047円色は薄い金色。香りはリンゴ、レモン?、キンカン?味は酸味と弱い甘味。余韻に甘味と苦味。ソアーヴェといえば“薄い・軽い・安い”イタリア白ワインの代表格と思っていたがこのワインは、味の陰影がくっきりとしてて、深みや重みを感じられる。喉を通り抜ける直前で、何か引っかかる様な感じの苦味が少し気になるが完成度はかなり高い。イタリア料理に合わせる前提のつくり。トマトとチーズ、もしくはエビ・カニ等の料理ならお互いが際立つと思う。11月始め頃に飯田橋で試飲させてもらったことがあり、その時はソアーヴェとは思えぬクリアーな甘味と柔らかでさわやかな酸味にびっくりした(シャルドネと闘えるとすら思った)が、今回飲んでみると、普通のソアーヴェ・・・あれ!?試飲の時は赤ワインを中心に大分飲んでたから赤の渋味と酔いで味がぼやけたのか?今回冷静に最初から飲んでみると普通のソアーヴェよりは確かに美味いが、やはりソアーヴェの枠内。ちょっと残念だった。まだ酸味と甘味の出し方に粗さがある感じ。値段相応。イタリアファン、ソアーヴェファンなら多分納得のいくであろう味と出来。自分には好みが合わなかったな。
2007/12/25
コメント(0)
全30件 (30件中 1-30件目)
1