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眠い ラングドック・ルーション IGPペイ・ドック ロシュ・マゼ・メルロー・ロゼ2016 Roche Mazet Merlot Rose ロシュ・マゼ Roche Mazet メルロー100% アルコール分12% 輸入:国分グループ本社株式会社 購入価格:718円色は薄い朱色。香りはトマト、アンズ、薄いアセロラ、オレンジの皮、イチゴ?沈丁花?味は薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に薄い酸味と薄い甘味。まあまあイケる。澄んだ果実感に穏やかな苦味。飲み易い。余韻までフルーティーな印象を残し、要所も香りで補強。良い意味で「水」の様。透明なオレンジ水。苦味の出方が控えめなのが良い。このおかげで果実感を素直に楽しめる。ガブ飲み向けだが、コップに氷入れて飲んでも・・とは思わない。きちんとワイングラスで飲んで美味しいタイプ。値段なりの話でもあるが、味出力・香り出力共に弱目。それが飲み易さの根幹だから、本来悪く言うべき部分ではない。この水っぽさを、「飲み易さ」と取るか「薄いだけ」と取るかは人に因る。それなりに出来の良いロゼだと、この倍額は必要になるだろう。例えばプロヴァンスのシャトー・ド・ロムラードとかは味も香りもしっかり出した上で、軽薄さを武器にしてた。個人的には好き。味はスッキリしてて飲み易く、果実香がメインで、バランスもまずまず。下手に個性やら特徴を主張して(?)酸や苦味が目立ってしまうロゼよりもずっと上品に感じる。塩の味と相性良し。カルパッチョや、サラダにスモークサーモンを散らしてオリーブオイルかけたのとかがいいかな。ワインは薄味傾向の味わいなので、料理も淡泊に、味付けもシンプルに。 いかにもロゼ向きな、春野菜(甘味と苦味の組み合わせ)によく合うと思う。あえてチーズやマヨネーズでも悪くは無いが、その場合ワイン側の味はあまり考慮されないものと考えるべし。値段以上。これは1000円の壁に迫る味。でも1000円は超えない。実際にこれが1000円だったら、ロワールのロゼ・ダンジューとかに行っちゃうよなぁ。700円台なら上出来、800円台でもまずまず、900円台で頭打ち。1000円超えたら完全に埋もれる。
2019/02/25
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ラングドック IGPペイドック ボーヴィニャック・メルロー2015 BeauVignac Merlot レ・コスティエール・ド・ポメロル(カーヴ・ド・ポメロル) Les Costieres de Pomerols(Cave de Pomerols) メルロー100%(PDF) ヴァット熟成12ヶ月(木桶かステンレスヴァットかは不明) アルコール分13% 輸入:ローヤル オブ ジャパン 購入価格:933円色はやや濃い赤紫。香りはブラックベリー、革、インク、ビスケット、カカオ、強めにローストしたアーモンド? 開栓15分でインク、黒蜜、ブラックベリー、革、カカオ、アーモンド、八角?黒土?味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に薄い甘味と苦味。これは明らかに先日のカベルネよりも美味い。ブラックベリーを軸に革やインク、その他香ばしい雰囲気の物が追いかける、直球メルロー香。程々ながらも渋味を展開させた上で、甘苦い味が拡がっていく。単純に綺麗。各要素が整ってる。フルーティーで、さらに甘さ控えめのチョコレートっぽい味が飲み易さをアピール。 開栓15分程度で渋味が一気に後退。 相対的に苦味が伸び易くなってきた。 でも味の出力は控えめなので、多少苦味が伸びるが、甘味感は健在。 逆にチョコレートっぽさが増した様な感じ。正直、厚みや重みはあまり無く、そのせいで少々青臭い味わいになる事もある。だが未熟なカベルネワインに有る様な杉やピーマンの様な青さではなく、粗いながらも革やカカオの香りから来る様な品種の特徴を出す役割も担ってる香り。味の勢いの乏しさは、まぁ飲み易さの内。この香りに因る味の揺らぎは好みの問題の範囲。カベルネの方はノマコルクだったが、今回のメルローはスクリューキャップ。この違いは何なんだろ?カベルネはもっと熟成の必要が有ったとか?(そうは思えないけど)重厚感は無いものの、取っつき易さとバランス感は なかなかのメルロー。じっくり飲める程ではないが、メルローワインに求めるモノは一通り揃ってて謎の信頼感wを感じられる。渋味は有るが層が薄いので、アブラはあまり必要無い。豚の小間切れを適当に炒めて醤油かけただけで充分。今回豚モモのスライスをソテーしてガーリックパウダーと塩胡椒をかけたものをツマミにしたが、苦味は肉の食感でクリアーに、塩の味で甘味は強調出来たが、ガーリックは要らなかったかも。(味はいいけど香りが乱れる)これは値段以上。1000円の壁は超えてる。1180円はイケるか!?カベルネと違い、これなら900円台以下ならリピート対象になれる。同価格のチリのメルローと比べて、明確にフランスの格の違いを知れるw。
2017/12/07
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ラングドック IGPペイドック ボーヴィニャック・カベルネソーヴィニヨン2014 Beauvignac CabernetSauvignon レ・コスティエール・ド・ポメロル(カーヴ・ド・ポメロル) Les Costieres de Pomerols(Cave de Pomerols) カベルネ ソーヴィニヨン100%(PDF) ヴァット熟成12ヶ月(木桶かステンレスヴァットかは不明) アルコール分13% 輸入:ローヤル オブ ジャパン 購入価格:933円色はやや濃い紫。香りはカシス、インク、ブラックベリー、黒糖、カカオ、プルーン、杉の皮?味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。味は濃いめだが、厚みや重みはそれ程でもない。黒系果実の香りにインクのニュアンスが重なり、味の濃さをさらに後押し。余韻にほんのり酸味を送って、意外と(?)あっさり途切れる。とりあえず南フランスのカベルネとしてはおよそ標準的な出来かな。味が濃い様でいて飲み口に重さが無いから、ガブ飲みも出来なくはない。フルーティーな雰囲気は有るが、渋味はきちんと全面に据えられている。抜栓100分程度の経過でも変化は軽微。(室温22℃、湿度43%)う~ん、ぶっちゃけ・・そんなに美味しく・・・ない?香りにイマイチ拡がりが無く、味もほぼ一種類が交互に感じる出方。各味要素が同時に出ないから厚みや複雑さを感じにくい。不味くはないけど美味くもない、そんな一言が全て!?複雑さや飲み応えが、有る様な無い様な(有りそうで無い)、ある意味分かりにくい半端な味。果実香は有るし渋味も有る。味の勢いはそこそこながら、余韻はややあっさり。美味くなるのに必要なモノは一通り揃っているはずなんだが、イマイチ噛み合っていないのか、飲んでて物足りなさが強い。渋味は有るが強くも無いので、カベルネワインだからって あんまりアブラのノッた肉料理だとワイン側が対応し切れない。肉っ気は明快だが、アブラは要らない、でもアブラの甘味は有っていい、そんなツマミが適任。ボイルしたソーセージを粒マスタード付けて少量ずつ齧るか、カリカリベーコンとか豚レバーのスモークにマヨネーズとかかな。大穴で、サっと軽く くぐらせたと豚のしゃぶしゃぶに、バルサミコ酢と粉チーズ。(コクと酸味の補填)脂の甘味に肉の食感、酸味と旨味と塩気の支援、条件は充分に満たしてる。値段相応。約1000円弱のラングドック、まぁこんなもんでしょ。こんなもんでしょ、と納得はいくんだが、また飲みたいとは思わない。以前飲んだシャルドネは激美味だったが、今回のカベルネはいかがなものか・・。
2017/12/03
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ラングドック IGPシテ・デ・カルカッソンヌ サレイユ(サライ)・ピノノワール2014 Sarrail PinoNoir ヴィニョーブル・サレイユ(サライ) Vinobles Sarrail J.L.(Jean-Luc) Sarrail ピノノワール100% アルコール分13.5% 輸入:株式会社徳岡 購入価格:740円(1058円の処分特価30%off)色は澄んだ朱色。香りはアンズ、灰、ブラックベリー、プラム、カカオ、革、バルサミコ酢?カラメル?味は薄い渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に酸味を伴う薄い甘味と薄い苦味。そんなに悪くないな。ベリー香とほんのり甘い雰囲気。渋味基調だが、後から果実的な雰囲気が伸び、ピノノワールらしい流れが見える。ラングドックのピノにしては色といい香りといい なかなか感心。流石に香りの内容や出力、味構成はラングドックのピノの浅い流れ。だが土っぽさや青臭さが無く、渋味も控えめだから、単純に安ピノとしてバランスが良い。ガブ飲みも出来るし、じっくり飲んでもまあまあ。酸味が希薄だとか灰の香りが邪魔で苦味が変に強調されるとか、文句の付けどころは結構有る。しかし「価格の事を無視」して、さらに「ラングドックのピノにしては」という注釈付きでもいいなら、結構上出来。悪い部分よりも良い部分に注視出来る。 50分程の時間経過(温度上昇)で香り出力減退。 味も苦味が強まってきたかな!? でもこの位は安ワインなら許容範囲。総合的には、安価な割に良好なバランスの赤ワイン。産地や品種の事を考えなければ、結構綺麗でスムーズに飲める。ただし、ピノノワール好きがそれなりに美味しく飲むには「ラングドック産」という情報は必要w。「単なる赤い水」で終わらないのは、流石のフランスの底力(!?)。とりあえず肉料理が無難。アブラはあまり必要無いが、甘酸っぱいソースが有ると良い。日本式中華の酢豚とか、鶏唐揚げにレモンとか、あまり凝ってない味の料理に向く。740円なら値段以上。1000円のラングドックワインと考えれば、そこそこ良い出来のワイン。200ml強残しで次の日。(抜栓23時間程度経過)香りはアンズ、ラムネ、インク、ブラックベリー、チョコレート?ミント?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。香りの内容がちょっと変わった。でもベリーに甘い雰囲気のもの、という基礎部分は変わってない。味は初日よりも酸味が出易くなった感じ。全体的に、味も香りも初日より出力が弱っているのは、まぁ仕方ない。渋味は元々控えめな傾向だったので、飲み応え云々には大した影響は無い。安ピノとしては初日の方が上だが、安ワインとしての飲み易さは2日目の方が僅かに上かも。2日目も、740円なら値段以上。1000円でも納得。同じラングドックでも、パトリアッシュやアストラックのピノノワールよりも美味い。
2017/11/02
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ラングドック・ルーション AOCコスティエール・ド・ニーム コルネム2014 Colnem ローダニエンヌ社 La Compagnie Rhodanienne シラー60% グルナッシュ40%(PDF) アルコール分13% 輸入:株式会社徳岡 購入価格:863円色はやや薄い赤紫。香りはカシス、ブラックベリー、白胡椒、小麦粉、薄いブルーベリージャム、甘草?味は薄く苦味を伴う薄い渋味と薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。まあまぁ薄い飲み口。ガブ飲みワインの属性。ベリーにスパイス、ジャムっぽい甘い雰囲気に粉っぽい雰囲気。薄い味で渋味控えめ酸味も控えめ。余韻も同様。薄い。でもまぁ飲み易いのは確か。渋味は有るには有るが全然メインではなく、弱い果実感が薄く伸びるガブ飲みワインの一種としては、一応それなりに個性は有ったと思う。一歩間違えれば「赤い水」。土地と品種のなけなしの補正が効いたのか、ほんのり渋味と甘味は伸ばしてくる。サラっとした飲み口。他に有るローダニエンヌの安ローヌと何も変わらない。一言で言えば、あまり甘くないジュースだな。ほんのり渋味を残したワインが勢いで酸と共に軽く走っただけ。以前飲んだ、同じローダニエンヌ社のコンベルと比べれば、ワインらしさは今回のコルネムの方が上。南フランスという点に何かしらの勢いやボリュームを求めたのでなければここで終わり。料理は適当に肉焼けばそれでいい。味付けは塩胡椒でもタレでもOK。酸と苦味に対応出来れば、何でもアリ。値段相応。863円で相応だが、780円でもいいかな。。680円のワインにAOC規格付いて+100円~150円、と思えば大体納得。
2017/10/29
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック フォルタン・ド・フランス・シャルドネ2015 Fortant de France Chardonnay ロベール・スカリ Robert Skalli フォルタン・ド・フランス シャルドネ100% 樽発酵? アルコール分12.5% 輸入:サントリーワインインターナショナル株式会社 購入価格:856円色は薄い黄色。香りはレモン、塩水、オレンジの皮、シロップ、ピーナッツ、セージ?蜂蜜?味は苦味と薄い酸味。余韻に酸味を伴う苦味と薄い甘味。まあまあかな。柑橘を軸に薄いながらもナッツや蜜感を感じさせる雰囲気の香りを出す。味も苦味と酸味が穏やかに流れ、余韻をオレンジの様な甘味で締める。全体のバランスが良い。苦味と酸味を支える柑橘香と蜜香、余韻もシンプルに伸ばし、同じく香りの流れを活かす。もう少し甘味が明確なら、いかにもラングドックらしい重みも感じられたかも。良くも悪くもシンプルな構成。(どちらかと言うと悪い寄り)飲んでて飽き易い。バランスの良さ故の起伏の緩さも原因。価格以上の期待は禁物。でも分かってて飲むのなら許せるレベル。 15分程度の時間経過(温度上昇?)で苦味と酸味の張りがダレてきた。 香り出力も落ちてきて、香りで支えられてた味の部分がよりシンプルな方向に。 この苦味を旨味の一種と感じられなくもないが、当初のバランス感とは 毛色が変わってきた。余韻も弱り、安っぽさが際立つ。 冷温キープが無難。(室温25℃、湿度63%)南フランスの安シャルドネとしては、まあまあ それなり。シチリアの白の、もう少し酸味や甘味を大人しくした感じかな・・。シンプルな味わいだが、その分 正統派の万人向け。チリやカリフォルニアの1000円クラスのシャルドネに匹敵する部分が有る、流石フランスの底力。 90分程で香りがオレンジの皮、水飴? ほぼ抜けた感じ。 味は苦いと薄い酸味。余韻に苦味。 温度は体感で16℃前後?。温めで、およそ白ワイン向きの温度ではない。 酸味はほとんど感じず、苦味も強まったりは無い。でもこれはこれでアリか!? スッキリ感は無いが、独特のボリュームと旨味感(?)を感じる。 ただ、これはワインと言うより日本酒に心得が無いと美味いとは思わないかも。料理は何でもイケる。牛肉や豚肉の煮込みでもなければ、大体何でも大丈夫。サラダからマリネ、魚介カルパッチョ、鶏肉料理、生ハム、オイル系パスタ、いかにもシャルドネ(白ワイン)向きの料理なら何でも合う。値段相応。相応だけど、出来は悪くない。上手くいけば1000円も狙えたかも。実際1000円だったら埋もれる凡庸さだったが、これで約850円なら十分上出来。★楽天検索 フォルタン シャルドネ★楽天扱い約6件 1016円~1415円 平均1200円前後ん~、この価格だとやっぱり埋もれるな。もし1000円だったらチリやイタリアに潰されるし、それならもう+200円位してもっと別のワインを選べる。今回は800円そこらで買えたからこその好評価であった。「800円台中盤」で、「フランス」の、「シャルドネ」が必要であるなら存在感アリ。そうでもなくて、価格や産地にこだわらないならば、やや悪い意味で普通のシャルドネ。こうなるとオススメはしない。
2017/09/30
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もらいもの先日のワインの赤版 ラングドック IGPペイドック ヴァルモン・ルージュ2014 Valmont Rouge ジャン・クロード・マス Jean-Claude Mas ドメーヌ・アストラック d.A Winery カリニャン50% サンソー20% グルナッシュ20% メルロー10% ステンレスタンク熟成4ヶ月。 アルコール分13.5% 輸入:株式会社スマイル 参考価格:750円前後色は澄んだ紫。香りはカシス、ブラックベリー、胡椒、ほうれん草、セロリ、カカオ、クローブ?カラメル?味は軽い渋味と甘味。余韻に苦味と薄く渋味を伴う甘味。香りはいかにも南フランスのごちゃ混ぜセパージュのもの。渋味は有るが味全体を軽やかに、余韻も甘味を残してサッと去る。これはド直球のガブ飲みワイン。実に分かり易い。軽い渋味で赤ワインの枠を作ったら、後はそこを甘味が通り抜けるだけ。一応、万人向けの味わい。(万人向けと言うよりワイン初心者向け?)赤ワインに、渋味と一緒に甘味が欲しい人にはそんなに悪くないと思う。60分以上の時間経過でも変化はほぼ無し。(室温22℃、湿度40%)意外と(?)酸味が出てないんだよなぁ。むしろそこは割り切って削った部分か・・。香りも色々要素は感じるが、出力は程々。ベリー香だけでは味の果実感を演出しきれず、僅かな青臭さとスパイス香にさえ押され気味。赤ワインが苦手な人でも何となく飲める様に、サラっとした口当たりで渋味は控えめに、甘味を感じ易く酸は削り、複雑な厚みや流れになるのをあえて避けてる。でも こういうもの と分かってれば、無難に美味い気がするかな。良い意味で「安い味」の赤ワイン。こういうの、嫌いじゃない。これはもう料理は肉(肉を使った料理)なら何でも良い。香りも気にする必要は無い。多少肉にしっとりしたアブラの感覚が有れば、ワインの渋味と甘味で無難に噛み合う。そういう意味で、ビーフジャーキーとかの肉系乾き物は例外で合わないかも。柔らかいチーズや、大穴で味噌煮込みとかにも合いそう。値段相応。600円台のチリやカリフォルニアの安赤をもう少しフランス的に洗練させたらこうなった、みたいな感じ。ある意味、フランスの層の厚さを見せ付ける勢い。フランスなら底辺レベルすら、この位の美味さは出せるんやで、という体現ワイン。★楽天検索 ヴァルモン★楽天扱い約10件 616円~874円 平均750円前後ニューワールドなら600円台のワインが、フランスがやると700円台レベルに。でも値段には見合ってると思う。自分がフランス贔屓なのを差し引いても、上手く出来てる。白よりもこの赤の方がオススメ。
2016/01/22
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もらいもの ラングドック IGPペイドック ヴァルモン・ブラン2014 Valmont Blanc ジャン・クロード・マス Jean-Claude Mas ドメーヌ・アストラック d.A Winery テレブラン50% シャサン40% ソーヴィニヨンブラン10% 品種ごとに醸造しブレンド。その後、澱と共に熟成4ヶ月。 アルコール分12.5% 輸入:株式会社スマイル 参考価格:750円前後色は薄い黄色。香りはレモン、粉砂糖、ミカンの皮、シトラス、葛湯、茹で玉子の白身、ミント、塩水?カサブランカ?味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。ん~、ある程度想定はしてたが、かなりシンプルな白ワインだな。柑橘の香りをほんのり漂わせながら、ちょっぴり甘い雰囲気を、そこからメントール的なのスッとした要素が出る。これはこれで、安目の白としては真っ直ぐな出来。酸味は弱いが、この味で下手に果実感を出そうとしても限界が有るし、バランスを考えるならこの辺で止めといていい。とはいえ、酸味が弱いので、イマイチ張りやら飲み応えが無い。香りが生臭い感じのもので、ちょっと青臭さ(安さ)が目立つ。総合的には、食中の水代わり目的の安白ワイン。普通の、余計な味も香りも無い、ちょっとそれっぽい雰囲気なワイン風味のちょい薄の酒。どちらかというと、悪い意味で普通かな。薄い味わいのくせに、生魚とかには合わなそう。焼いたか 煮たか したものに塩の味が無難。野菜系の煮物でなければ大丈夫と思う。ワインが薄いから、料理も薄味で充分アテになってる。値段相応。正直、同格のチリの方が、もっと酸味が明快でコスパも上かもしれない。「南フランスの安白」という点が、良くも悪くも特長になってる。400ml弱残しで次の日。(抜栓20時間程度経過)香りはレモン、オリーブオイル、塩、甘草、チャービル?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い酸味と苦味を伴う薄い甘味。香りが綺麗な感じに。味は大差無いと思うが、香りが変化した(要素が絞られた)分、水っぽさが上手い感じに働く。何か澄んだ味わいに。あ、でも余韻に苦味が妙に後に残る。元が水っぽい味だから、苦味の出方に関してはちょっと敏感に。とはいえ、この辺は料理で打ち消せる。まぁ値段なりよね。こういうものと分かってれば、それなりに活躍も可能だろうが、基本はやっぱり水代わりのガブ飲み向け安白。テレブランとかシャサンって葡萄名初めて聞いたけど、マイナーな葡萄らしい特別な何かが有るという事は無かった。2日目も値段相応。初日の味と比べる分には面白さも有り、その点は気に入った。価格、役割、質、何も嘘は無い。★楽天検索 ヴァルモン★楽天扱い約7件 616円~939円 平均750円前後まさにラングドックのガブ飲みワイン。安さがウリだが、程々にフランスらしい上品さも持ってて、価格を考えれば満足いくレベル。同価格でチリワインかフランスワインで迷ったとして、味だけならチリだが、2日目以降も込みで全体のバランスと高級感ならこのヴァルモン・ブラン。
2016/01/21
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ラングドック IGPペイ・ドック バルディック・シラー・ロゼ2011 Baldik syrah Rose 作り手不明 ジャン=リュック・プトー セレクション Jean Luc Pouteau Selection シラー100% アルコール分13% 輸入:合同酒精株式会社 購入価格:429円(ディスカウントストア訳アリ処分特価)色はやや濃い朱色。香りはカシス、イチゴ、カラメル、紫蘇、ミント?味は薄い苦味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。・・・う~ん、スカスカだな。でもほんのり果実感は感じられ、飲んでて悪い気まではしない。香りのカラメル香から、ちぃっと熱が入ってる可能性も有る。目立つ要素は無く、万人向けの飲み易い味わい。薄い味に香りで特徴を持たせるタイプ。味が弱ってた事で、決して強くない香りでも上手い事特徴が付いた感じ。良くも悪くも、ガブ飲みワインの一種。弱い味を逆に活かした、飲み易さがウリの一つ。価格以上の期待をしなければ何の事はないが、何も知らずに飲んでも水っぽい安ワインとしか思わないかも。 15分以上の時間経過(温度上昇)で柑橘の皮が古くなった様な生臭い香りが出てきた。 香りが乱れると味も浅くなって余韻の苦味が目立ち、エグさが感じられてくる。 ガッチリ冷温キープ推奨。なんなら氷入れて飲んでもいい。 抜栓90分以上の時間経過でも香り変化無し。 グラスに氷入れてみたけど、不思議と(?)味は変わってない。 やはりガブ飲みワインだな。むしろガブ飲み系としては上出来。4年経過の安ロゼと思えば結構美味い方。リリース1~2年で飲めればもっとロゼらしい果実感を楽しめたと思う。新しいボトルなら甘味・酸味・苦味に香りが伴い、もっと綺麗に口内から退いたはず。料理は何だろ?意外とサラダじゃないな。あっさりしつつ、苦味感をカバー出来るレベルの少々のアブラの甘味が欲しい。鶏唐揚げ、ネギトロ、ソース無しの蜂蜜がけチーズピザ、キノコのバターソテーもいいな。味だけだとパッとしない分、ツマミの食感で満足感の補填。これはこれで、値段以上。これは充分ワンコイン以上の価値は有る。700円位は出せそう。700円を超えたらもうすこしフレッシュな果実感が欲しいが。500円以下なら十分な働きを期待出来る。新しいヴィンテージでもなければ、800円を超えると物足りない。★楽天検索 バルディック ロゼ★楽天扱い2件 400円~972円500円以下ならアリ。700円以上だとイマイチ。
2015/09/04
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ダイソー100円ワインシリーズ第6弾ダイソー100円ワイン中、最も評価の高いと言われるシラーを最後に持ってきた。 ラングドック ル・ボン・レパ(ルパ)・シラー2011 Le Bon Repas Syrah 作り手不明 (Eleve et mis en Bouteille pour SDV par EMB 33056D と記載) シラー100% アルコール分13% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:108円(250ml)色は濃い紫。香りはプルーン、プラム、胡椒、レバー、クローヴ、赤唐辛子、香酢?八角?味は渋味と苦味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と渋味。なるほど、濃い色調と肉厚な雰囲気の香り。しっかりと渋味を出し、その波を余韻まで保つ。評判の良い理由はよく理解出来た。スパイシーな香りも有り、品種の特徴は申し分無し。渋味の軸がハッキリしており、南フランスのシラーとしては、下手すりゃ変なローヌワインよりも上を言ってるかも。トータルバランスに全力を出しており、起伏はやや単調。だが、そこは渋味の出力で押し通り、黒果実とクローヴの香りで膨らみを持たせ、カバーに成功。正直、これは素直に感心した。このダイソー100円シリーズの欠点は巧いワインの何かをいくつかを削る事でコストを下げてる様に感じたが、シラーだけ例外的に「味の勢い」も「バランス」も「余韻の伸び」も「不足分補填の流れ」も全部備えてる。何故かシラーだけがこの飛び抜けた資質w。シリーズ最強の呼び声は伊達じゃない。料理は中華料理がいい感じ。或いはタレ焼き鳥とかでもそれはそれで。砂糖と醤油の味が合わさった味と相性良し。ついでに酸味も追加で補填出来ればさらにワインの体勢は盤石に。青椒肉絲、酢豚、香酢が有れば揚げ餃子とかでも悪くない。これは確かに値段以上。フルボトル(750ml)換算でも700円前後クラスを余裕で狙える。場合によっては880円以上のクラスのオーストラリアやスペインのシラーズとも対等に闘える潜在力を秘めてる小さな巨人。
2015/02/13
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ダイソー100円ワイン第4弾 ラングドック ル・ボン・レパ(ルパ)・メルロー2011 Le Bon Repas Merlot 作り手不明 (Eleve et mis en Bouteille pour SDV par EMB 33056D と記載) メルロー100%(オック地方産85%、アルディッシュ産15%) アルコール分13.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:108円(250ml)色は濃い赤紫。香りはインク、カラメル、カカオ、餡、プルーン?味は渋味と薄い酸味。余韻に苦味と薄い渋味。昨日のカベルネソーヴィニヨンよりはマシだな。果実的な香りも味もしないが、カベルネよりも渋味の流れが穏やか。香りは品種の特徴には忠実。酸味の感覚が意外とハッキリしてて、安いなりの個性が見えた。ガブ飲み用として、その場だけしのげれば、それでOK。メルローならもうちょい甘味の感覚が伸びてもよかったかもしれないが、そこは香りに役目を委ねた部分。味も余韻も伸びないが、この味構成なら必要も無いね。飲んでて決して美味くはないが、不味くもない。程々の渋味で形をつくり、香りでトッピングの、分かり易い安赤。凝った事をしないで、そのままの味を受け入れるもの。ちょっと焦げ目の付いたハンバーグとか、オイスターソースで炒めた中華料理系には上手く合いそう。焦げの苦味でワインの味を繋げ、肉やソースの甘味で足りない味覚を補填。108円で値段相応。相応だが、フルボトル(750ml)なら多分450円位までは出せる。ワインとしては値段なりだが、メルローと言われて納得出来るものを持ってる分だけ色が付いた。
2015/02/11
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ダイソー100円ワイン第3弾 ラングドック ル・ボン・レパ(ルパ)・カベルネソーヴィニヨン2011 Le Bon Repas CabernetSauvignon 作り手不明 (Eleve et mis en Bouteille pour SDV par EMB 33056D と記載) カベルネソーヴィニヨン100% アルコール分13.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:108円(250ml)色はやや濃い紫。香りは杉、鉛筆、ブラックベリー、土、ロースト強めのコーヒー?味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄く酸味を伴う薄い甘味。あっ、コレ渋いだけですわ。全然ダメ。香りは結構品種の特徴が出てて、ちょっぴり期待したけど、ある意味思った通りの安い味。ワイン的な渋味と、香りでほんのり酸味の印象。酒入りの古いアイスコーヒーって感じ。ガブ飲みしたくなるほど楽しくもない味。香りと余韻のおかげで、何となく「渋い水」になるのを防げてるだけ。変な話だが、ここでようやく108円って言われて納得できるワインを飲めたw。特に良い所は無いが、悪い部分も微々たるモノなので、飲んでても過度に嫌な思いをしないで済んでるのが救い。料理は何だろ?足りない酸味を補填し、それでいて渋味を和らげられるものが最適。となるとビーフシチュー、ラザニア、その他トマト絡みの何かだな。250ml108円で値段相応。フルボトル(750ml)で500円って言われたら多分それで納得すると思うけど、またお金払って飲みたいとはまず思わない。積極的に褒める部分も無いが、3本買っても324円・・・文句言う筋合いは無いね。108円って分かってるから、文句の度合いもその枠内の話で済ませられるw。
2015/02/10
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ダイソー100円ワイン第2弾。 ラングドック ル・ボン・レパ(ルパ)・ピノノワール2011 Le Bon Repas PinotNoir 作り手不明 (Eleve et mis en Bouteille pour SDV par EMB 33056D と記載) ピノノワール100% アルコール分12.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:108円(250ml)色は普通の赤紫。香りはブラックベリー、クレヨン、土、チャービル、パセリ、カカオ?味は渋味と苦味。余韻に苦味と薄い酸味。まぁラングドックのピノだな。ベリーよりも土っぽさや青臭さの方が目立つ香り。必ずしも渋味に偏った味ではないのは品種の特徴も有るだろう。果実感は無くはないが、大した勢いでも流れでもない。突出は無く、これはこれで結構違和感無く飲める。ガブ飲みワインにはよくあるパターンの構成だが、それがラングドックの安ピノに上手くハマった感じ。味のメインを張ってる渋味と苦味が、余韻の苦味を引きずらせ、エグ味に近い物を出してる。でも元の味が強いものではないので、割とすぐ消える。エグ味が出てもすぐ消えるんだから、香りのボリュームもトーンも下げてて問題無い。欠点を下手にカバーしようとせず、弱い部分は弱いまま放置で、むしろ全体のバランス感を重視。ショボい美味さを出すより、飲んでて不味さを感じさせない様に注意を向けられてる。半端にジュースみたいな安ワインよりも、ずっとワインらしさが有って良い。料理はレトルトの肉か、適度にサッパリしたタレ焼き鶏とかでもいいな。強いアブラはいらない、口直し程度の強さのツマミで充分。ワインに足りない甘味感をツマミで補填出来れば理想。色々不満点も少なくなかったが、結果的には値段以上。フルボトル(750ml)換算で324円なら全然アリだわ。ワンコイン(500円)レベルのクオリティは確実に有る。
2015/02/09
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ダイソー100円ワインシリーズ ラングドック ル・ボン・レパ(ルパ)・ヴィオニエ2011 Le Bon Repas Vionier 作り手不明 (Eleve et mis en Bouteille pour SDV par EMB 33056D と記載) ヴィオニエ100% アルコール分12.5% 輸入:三菱食品株式会社 購入価格:108円(250ml)色は薄い金色。香りはグレープフルーツ、パイナップル、蜂蜜、オレンジ、ライム?シロップ?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に薄い甘味と苦味。香りだけなら一瞬リースリングに感じたかも。酸が有りそうで意外と無い。香りの柑橘感でカバーするタイプだな。苦味の動きで薄い味に上手く起伏をつくる。無理に味を出そうとせず、バランス重視でほんのり甘味を送り出す。苦味も薄い甘味感を引き立たせ、余韻で引きずる前に消える程度の出方。酸が弱いのは難点だが、そこは香りで誤魔化し、サッと出てサッと退く。正直、飲んでて飽きる味ではある。酸をあまり感じないからか、一歩間違えれば水っぽい雰囲気に簡単に落ちそう。だが250mlの小型ボトルだから、間違いに気付く前 か 味に飽きる頃に飲み切れる。 開栓15分(多分温度上昇)でちょっと苦味の締まりが悪くなってきた。(室温22℃、湿度40%) 苦味がバテると甘味もヌベっと口内を拡がり、相応の安っぽさに。 容量が容量だし、アレコレ考える前に飲み切れってことだなw。自身の欠点に抗わず、手持ちの武器の出来る範囲で出来る事を全うしてる。料理の引き立て役としての脇役の役割と意地を感じるワイン。1本でグラス2杯弱、価格を考えれば十二分に佳作。料理は何でもいい。が、あんまり淡泊な食材はワインと一緒に流されそうなので、もう少し旨味を感じるものが良い。海老やイカをサラダドレッシングで味付けしたり、ハムとチーズのホットサンドでサックリ行くのも悪くない。値段以上。250mlで108円なら上出来。フルボトル(750ml換算)なら600円台クラスに匹敵。これで108円ならコスパは倍以上。
2015/02/08
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ラングドック・ルーション ACコトー・デュ・ラングドック ピク・サン・ループ2010 Pic Saint-Loup シャトー・ド・ヴェール Chateau de Vere シラー60% グルナッシュ30% ムールヴェドル10% アルコール分13% 輸入:株式会社ドウシシャ 購入価格:980円色はやや澄んだ紫。香りは胡椒、カシス、プラム、杉、灰、粉砂糖?ブルーベリー?味は渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い酸味。 抜栓10分で薄い渋味と甘味を伴う薄い苦味。余韻に渋味を伴う薄い苦味と薄い甘味。・・・・普通だな。でも、普通なりに味や香りは品種に忠実で嘘が無い。渋味を軸にうっすら酸を追わせ、苦味感が間延びを防ぐ、分かり易い出来。1000円ボルドーに近いサラっとした飲み口で、スパイス香が無かったら南フランスとは分からないかも。渋味も さほど芯や土台の強いものではなく、果実味を引っ張るのに必要な分だけって感じ。ほぼガブ飲みワインのジャンル。 抜栓10分程で渋味が弱まり、甘味が出易くなった。 果実味がメインになり、この辺からラングドックっぽい雰囲気に。 少々余韻の伸びがしつこくなったが、これ位ならボリューム感の内だろう。まあ、何も特長は無いね。品種の特徴はそれなりに分かるが、このワインならではの美味さみたいな物は感じない。時間経過で渋味がユルくなってからは、悪い意味ではないが、酒入り葡萄ジュース化。「ラングドック」の「ローヌブレンド」の「約1000円の赤」、予想も期待も裏切らない普通さ。バランスはまずまずで万人向けではあるが、極々普通。ラングドックのガブ飲み系1000円ワインに特徴を求めるのは酷な話だろうが、何か・・・面白くないのよ。渋味が強くないから、料理にアブラは重要ではない。かといって、あっさりした方向に行き過ぎてもワインの果実感がちょっと余計。レタスたっぷりのローストビーフサラダや、大きめのソーセージの入ったポトフなんかが適任か。やや濃い味付けにした野菜系が欲しい。値段相応。約1000円のラングドックワインとして、良くも悪くも真っ当。質は安定してそうだけど、それだけ。【6本以上ご購入で送料・代引無料】コトー・デュ・ラングドック“ピク・サン・ループ”[2010]年価格:961円(税込、送料別)楽天ではうきうきワインのみ。気が向いたらどうぞのレベル。送料無料6本5980円の中の1本だと思えば、腹も立たない。
2014/04/03
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ラングドック ヴァン・ド・ペイ・ドック レ・ジャメル・ヴィオニエ2010 Les Jamelles Viognir レ・ジャメル Les Jamelles ヴィオニエ100% ステンレスタンク発酵 シュール・リーで樽熟成数ヶ月 アルコール分13% 輸入:東亜商事株式会社 購入価格:936円色は薄い金色。香りはライム、オレンジ、沈丁花、桃、シロップ、カサブランカ?白餡?味は薄い苦味と甘味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。味も香りも大分軽薄。軽薄なりに水の様に飲み易く、ガブ飲み向けとしては悪くない。薄い味を、香りの柑橘や花の香りでささやかに補強。軽さを活かした、スッキリ系の味。飲んでてクセが無く、味に突出部分も無い万人向け。所々に苦味が目立つが、果実味アクセントの範囲内。でも、流石にちょっと薄味に過ぎるかな~!?まぁイタリアのソアーヴェ程 水っぽくもないし、香りの花のニュアンスはそれなりに。ただ、ワインとしてのヴィオニエっぽさはチリの方が上。 抜栓30分程(ほぼ温度上昇)で、苦味の出方に粘りを感じられてきて、 スッキリした飲み口に重みが出てくる。 これ位は飲み応えの内だが、当初のスッキリは削れてくる。ラングドックのガブ飲みワインとしては、まあまあ納得。シャルドネに飽きた人が変化を付けるために飲むのなら、これはこれでアリ。安シャルドネワインに慣れてる人なら、意外と面白さが見られるかも。そんな訳で、特にヴィオニエのワインに興味が無い人なら、これを飲む意味は無いだろう。料理は油と塩のシンプルな味に向いてる。ペペロンチーノやマルゲリータピッツァ等の、簡易なイタリア料理に向いてるイメージ。今回ブロッコリーの茎のペーストにマヨネーズを混ぜて塩胡椒を振ったものをクラッカーに付けたが、マヨネーズの甘味と酸味がワインの苦味と噛み合わず。アーモンドやピーナッツ齧ってるだけの方が薄い酸味を引き立てられてた感じかな。値段相応。相応だけど、もう少し安く880円辺りでもいい。少なくとも、980円以上したらチリかイタリアの安ワインを買った方が役割やコスパは上かと思う。VdP ヴィオニエ[2010] レ・ジャメル価格:1,239円(税込、送料別)楽天ではリカーMORISAWAのみ売り切れ中あー、これで1200円はないわー。ヴィオニエのワインを楽しむのなら、コノスルのヴィオニエ・ヴァラエタルの方がオススメ。フランスの安ヴィオニエでないといけない理由が無いのなら、このワインを買う意味が見えない。
2012/11/27
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ラングドック・ルーション IGPシテ・デ・カルカッソンヌ ドメーヌ・ガレティス・ヴィオニエ2009 Domaine Galetis Viognier ドメーヌ・ガレティス ヴィオニエ100% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色はやや薄い黄色。香りはレモン、ライチ、赤紫蘇、塩水、ミカン、バニラ? 抜栓10分でレモン、砂糖水、バニラ、ミカン、レタス、味は苦味と薄い酸味。余韻に薄い苦味。 抜栓10分で薄い苦味と酸味を伴う薄い甘味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。まあ、こんなもんか。苦味基調で、後から徐々に酸味が追ってくる。安いなりに、香りはそこそこ幅を感じられる。苦味がしっかりしてるが突出はせず、酸は有るから これはこれで万人向け。イタリアの安白ワインに近い雰囲気。食中のガブ飲み向けのライトな白ワイン。流石に余韻は浅い。価格を考えれば特に腹も立たないが、水代わりのチョイ苦白ワインでしかない。甘味の要素が出てくれれば、目立つ苦味を牽制してバランスが綺麗に取れたと思う。 抜栓10分(ほぼ温度上昇)で香りに甘いニュアンスと少々の青臭さが出てくる。 甘味の感覚が出始めるが、水っぽさも増してしまうので、綺麗さはさほど伸びない。 苦味も出方は大人しくはなるけど、その分妙にしつこさが出てきてイマイチに。総合的には、やっぱり値段なりの安白ワイン。香りに関しては意外と頑張ってた部分も有ったが、味はガブ飲み向けレベル。フランスの底力か、軽薄傾向でも飲み易さ と 飲み応えはそれなりには見所を見出せる。正直、"合う料理"というのが上手く思い浮かばない。イタリアの安白 や 日本の甲州に近い雰囲気を持ちながら、パスタや和食に合う気があまりしない。ポトフ とか フリカッセとか、味がしっかりしつつも、あっさりしたものになら向く気がする。値段相応。良くも悪くも値段なりに普通。個人的には、ほぼ同価格ならコノスルのヴィオニエ・ヴァラエタルの方が味も香りもしっかりしてると思う。
2012/09/05
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ラングドック・ルーション IGPペイ・ドック クロード・ヴァル・ルージュ2010 Claude Val Rouge レ・ドメーヌ・ポール・マス Les Domaines Paul Mas グルナッシュ50% カリニャン25% シラー15% メルロー10% ステンレスヴァットで4ヶ月以上熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:840円色はやや透き通った紫。香りはカシス、胡椒、ブラックベリー、檜、ビスケット、アンズ?味は薄い甘味に薄い渋味。余韻に軽い渋味と苦味を伴う酸味。 抜栓20分強で、味が薄い渋味と薄い苦味。余韻に苦味と薄い渋味。そこそこ飲み易い。パワーは控えめだが、サラっとしててスムーズな口通り。良い意味で酒入り葡萄ジュースっぽい。赤ワイン的な渋味よりも果実感を優先的に感じられ、結構万人向けの仕上がり。ボディにはやや難が有るが、それと引き換えに 軽やかさ と フルーティーさ と 滑らかさを手に入れた。いかにもラングドック的なパワフルな味を期待すると、イマイチ肩透かし喰らうと思う。これはこれで美味しいし、この位は好みの範囲内か。 抜栓20分位で、味全体にしつこい感じの渋味が出てきた。 味の厚みを生むと言うよりは、余計な要素が生まれた感じ。 軽やかさ や 滑らかさ が邪魔されてるみたいで、良くない変化。 余韻も苦味が強まり、当初の果実感が急速に失われていく方向に。総合的には万人向けのガブ飲みワイン。時間経過の変化の早さは惜しいが、価格を考えれば想定内。多人数(3~4人以上)で早めに飲み切れれば問題無い。料理はビーフシチューみたいな煮込み系に向いてる。ワインに足りないコクや旨味を補填出来る料理が最適。和食なら 肉じゃが とか すき焼き がハマりそう。時間経過後のしつこさの有る味でも、割り下の甘辛さが適当に捌いてくれると思う。値段相応。胡椒の香りを取ったら、880円~1000円位のボルドーとの違いが分からない。ボルドーより万人向けの味で、ラングドックの安ワインとしては それなりに上出来。コクよりも飲み易さ重視で、ガブ飲み向けの気楽なワイン。★楽天検索 クロード ヴァル★楽天扱い約30件 735円~1000円 平均850円前後正直な価格設定。880円以下で買えれば、役割相応の充分なコスパ。
2012/01/11
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不覚にもワイン画像撮り忘れ。 ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック タレン・カベルネソーヴィニヨン2006 Talent CabernetSauvignon ヴィニョーブル・ド・ラ・ヴァレ・デュ・ローヌ ローダニエンヌ社 Vignoble de la Vallee du Rhone Cie Rhodanienne カベルネソーヴィニヨン100% アルコール度13.5% 輸入:モトックス 購入価格:784円(980円の商品入れ替え20%off)色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、ビスケット、水道水?味は渋味と薄い甘味。余韻に苦味を伴う薄い渋味と軽く酸味を伴う薄い甘味。香りはわりと薄っぺらい感じ。1000円ボルドーに準拠した内容と勢いで、分かり易いところ。意外に(?)味は悪くない。深みや奥行きは無いのだが、渋味に薄っすら甘味を乗せ、余韻もなだらかにスライド。あくまで1000円ボルドーの延長線上の味に過ぎないのだが、余韻の伸びはそこそこで、存在感は明確。このタイプの味は口内に薄く張り付く様なしつこい渋味がつきものだが、このワインにはそれが無く飲み易さがある。コクの薄い 1000円ボルドーに いくらか心得が無いと、ちょっと美味さが分かりにくいかもしれない。価格や格を考えれば何も嘘は無いけれど、味の厚みや重さに物足りなさを感じる人もいると思う。どうしても味の起伏が平坦で一直線になりがち。総評としては、ラングドックの安カベルネとしては良くも悪くも それなりの出来。経年熟成上 仕方ない部分もあるだろうが、飲み応えはどうしても落ちる。ほぼ同地域・同セパージュ・同価格のヴィニウスとは味のタイプが違うから比較に意味は無いだろうが、飲み易さは有れど 多分こちらは万人にオススメとはいかないな。送料無料6本セットの中に1本位入ってる程度、と思えば腹は立たない。でも食中のグラスワインとしては、まあまあの働きを期待して良いかも。甘辛い味付けの中華料理系なら、味の厚みを補強しつつも、料理を邪魔せず美味しく飲めるんじゃないかな!?ただ、料理を引き立てるタイプのワインではない。784円で値段相応。だが980円でも、相応でそれなりに納得したかと思う。同じ価格でACボルドー買っても、飲んでてクオリティと役割とコスパは大体同じ。★楽天検索 タレン カベルネ★楽天扱い約12件 866円~1155円 平均980円前後高価くても950円以下でなければ、わざわざ買う事もないと思う。少なくとも、1度飲んだらそれで満足できるレベル。
2011/05/18
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赤の方は以前2008年のを飲んだ事があったが、白は初めて。 ラングドック・ルーション デュオ・ミティーク・ブラン2009 Duo Mythique Blanc ヴァル・ド・ルヴュー生産者組合 Vignerons du Val d'Orbieu シャルドネ、マスカット 割合不明 アルコール度13.5% 輸入:サッポロビール株式会社 購入価格:748円色は薄っすら黄緑がかった薄い黄色。香りはレモン、アンズ、煙、砂糖、沈丁花、水菜の葉?味は苦味と甘味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と薄い甘味。かなりシンプルな味。薄味傾向で、苦味を起点に甘酸っぱさが薄~く拡がっていく。意外に香りが安いなりに頑張ってる。アンズや花の香りが薄味のボディに張りを与え、弱いなりにも飲み応えを生み出していく。開栓直後・注いだ直後はやや希薄な香りだったが、グラス内で数十秒馴染ませると、香りが少しずつ主張してくる。味から余韻にかけての流れがミカンっぽいニュアンス。流石に好意的に評価するには、ある程度 安白ワインを飲み慣れてないと難しいと思う。トータルでは見所を感じられるが、個々の要素に注視すると どうしても伸びや出力は格と価格相応。飲み手の好みと経験によっては評価は頭打ち。味自体は弱めで水っぽいが 香りが上手い事個性を与え、存在感を形作る。水代わりレベルのガブ飲みワインを想像してたが、実際はもっと特徴的で 香りは想像を超えた良い働きをしてくれた。香りを楽しめれば良いワインと思えるかも。ほぼ同価格なら、サンタ・アナ・トロンテスと競合するかもしれない。味と香りはかなり似てる。ま、748円なら これはこれで値段以上。サンタ・アナ並に880円は狙えるし、狙って良いと思う。意外な香りの良さが、ワインの格を一段階押し上げてくれた。★楽天検索 デュオ ミティーク★楽天扱い約5件 938円~1100円 平均980円前後楽天はちょっと高価いか・・。900円越えだと、何でもない ただの安白ワインでしかないな。少なくとも1000円以上出す様なワインじゃない。
2011/05/16
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック ピノノワール2008 PinotNoir パトリアッシュ・ペール・エ・フィス Patriarche Pere & Fils ピノノワール100% アルコール度13.5% 輸入:リョーショクリカー株式会社 購入価格:880円色は透き通った濃い赤紫。香りは胡椒、カシス、カカオ、アンズ、甘草、チャービル、梅干し?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と酸味を伴う薄い甘味。渋味基調で胡椒と甘苦い果実にハーブ香、味も香りも比較的分かり易いラングドックだな。良くも悪くもラングドックのガブ飲み系安ワインの枠内。深みや繊細さは無いが、価格とラングドックという土地柄を考えれば、まぁこんなもんかと言ったトコ。適度な渋味と軽やかさを出し、飲み易さと飲み応えを両立。苦味絡みの酸にややしつこさを感じるが、まだ味のボリュームの範囲。「880円」の「ラングドックワイン」と分かってて飲む分には、これはこれで理解も納得も出来る。だが色合いと口当たりのニュアンス以外、ほとんどピノノワールらしさが無い。(同じラングドックの)ガメイよりは味にしっかりした骨格があるかな、と思える程度。ピノノワールらしさ(特にピノの香り)を期待して飲むワインではない。とりあえずピノノワールと思わなければ、グラスワインで1~2杯位なら結構イケる感じ。同じラングドックのVdPでも、シラーやカベルネ系の重苦しさが苦手な人が選ぶワインかも。60分以上の時間経過でも変化は無く安定してる。少なくとも、ドメーヌ・アストラックのピノノワールよりはずっと長所に注目出来る部分が見られた。値段相応。その土地柄と価格に因る味・役割には嘘が無く、何も文句は無い。正直ピノノワールらしさはあまり無いが、気軽に飲めるガブ飲みワインとしては無難な出来。パトリアッシュ ピノノワール SC 【YDKG-t】価格:1,270円(税込、送料別)楽天ではイーショッピングワインのみ 現在在庫切れ中。まあ売ってても買わなくて良い。高価くても1000円以下が妥当なので、このワインに1270円も出せない。
2010/10/28
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ラングドック・ルーション 東部カルカッソンヌ ヴァン・ド・ペイ・ドック ヴィニウス・カベルネソーヴィニヨン2008 Vinus CabernetSauvinignon ドメーヌ・ポール・マス Dm.Paul Mas カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽65% アメリカンオーク樽35%で6ヶ月間熟成 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:944円色は、やや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、ミント、杉?チョコレート?味は渋味と苦味。余韻に苦味と酸味を伴う渋味。う~ん、渋いな。まあ予想通りの味と言うか、「ラングドック」「カベルネ」「約1000円」の正直な味。味も香りも正統派ラングドックのカベルネソーヴィニヨン。ガシッとした太い渋味の骨組みに、香りと共にほのかな果実感を誘導し厚みを演出。カベルネソーヴィニヨンの特徴を全力全開で発揮し、分かり易い味。だが、ちょっと今回のボトルは渋味が強く出すぎて単調過ぎる味だった。渋味に抵抗ない人ならまだいいが、そうでなければ渋くて重い水でしかないかもしれない。余韻は苦味が伸びてくるだけでしつこいだけ。渋味しっかりで、ある意味万人向けのパワー系安ワイン。渋く、苦く、重い、価格の割りにラングドックの安ワインとしては手堅い位置付けの味わい。経年熟成によって渋味が落ち着いてくれれば、もう少し渋味と酸味のバランスが取られるはず。ツマミには揚げ物等の脂っこい料理に合わせないと渋さ と 重さを持て余すと思う。せめてメンチカツ位の肉ッ気、油ッ気は欲しいところ。一応、値段相応。相応といっても出来はかなり良く、味の好みによっては値段以上の評価も充分可能。渋味の基礎はしっかりしてるし、カベルネらしさが明確。経年熟成によって化ける余地は有り。300ml強残しで次の日(抜栓22時間経過)香りはさほど変わらず。渋味の圧力は初日より和らぎ、飲み易さは向上。起伏は平坦で飲み応えは衰えたが、味構成のバランスは良くなった。相変わらず渋味基調ではあるが、もう少し柔らかい印象に。濃い目のインスタントコーヒーっぽい感じの苦味の出方。スペインワインにも近いかも。初日でデキャンティングしても良かったのかな?熟成で向上するという予測は、強ち的外れでもなかったと思える。2008年のヴィニウス・カベルネはもう2~3年は放置してもいいのかもしれない。★楽天検索 ヴィニウス カベルネ★楽天扱い約8店舗 924~1008円 平均950円前後。誠実な価格設定。ヴィニウスこそは、ラングドック・カベルネ1000円の壁にして基準。カベルネソーヴィニヨンで1000円以上取るなら、まずはこのヴィニウスを目標にして欲しいと思える位。
2010/07/29
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ラングドック・ルーション コトー・デュ・ラングドック マニアーヌ村 レ・カヤス2004 Le Caillasses アラン・ティエノ Alain Thienot シラー80% グルナッシュ20% 樽熟成(一部新樽使用) アルコール度13% 輸入:スマイル株式会社 購入価格:798円色は透き通ったどどめ色。香りはアンズ、カカオ、おがくず、カシス、キャラメル、バニラ?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に苦味と甘味。うおっ、美味いぞ。色合いも綺麗で、香りも甘苦い要素とほのかな土臭さに熟成感を感じる。味も穏やかながら渋味を基礎にゆっくりと口内を拡がっていく。香りのカカオっぽい感じが僅かに突出気味だが、その辺はまだ個性の範囲内。全体が均整の取れた素晴らしいバランスで、価格を感じさせない完成度。余韻の伸びはやや控えめだが、苦味が出しゃばりそうになる前に落ち着けさせてる点は感心。もう少し果実的な香りが前面に出てくれれば完璧だった。この辺りは人の好みだろうが、今のままだと土っぽい印象が苦味感を強調させ、穏やかな味のバランスを乱す場合も。欲を言えば、味と一緒に香りにもバランスが欲しかったかな。今の時点で飲み頃のピークかもしれないが、まだ2~3年は持つはず。苦味の出方に人を選ぶ点は有るかもしれないが、総合的にはかなりの美味さを誇る。800円かそこらでこの味を楽しめるなら何も文句は無い。値段以上。これは名作!知らずに飲んだら1400円以上と言われても納得した。アラン・ティエノといえば以前飲んで高評価だったシャトー・ラ・ガランス1999の造り手も同じ。なかなか実力派の造り手みたいだな。★楽天検索 レ・カヤス★楽天扱い約2店舗。京橋ワインで1029円。約1000円なら悪くない価格。
2010/07/27
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ラングドック ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・ド・トング VdP des Cote de Thongue ドメーヌ・ドーバレ・カベルネソーヴィニヨン2006 Domaine d'Aubaret CabernetSauvivnon ボンフィス生産者組合(?) Domaines Bonfils カベルネソーヴィニヨン100% アルコール度13% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:780円色は透き通ったやや濃い紫。香りはカシス、ピーマン、昆布?味は軽い渋味と酸味。余韻に苦味と軽い渋味。軽い味。香りはカベルネの最低限の要素だけ備える。コクはほとんど無いが、その分飲み易い。香りは弱いが、もしこれで香りが強かったら味が軽薄で青臭いという最悪の組み合わせだったので、これは間違ってない。どの味覚も突出せず飲み易いのは確かだが、カベルネソーヴィニヨンらしさは皆無。香りでギリギリそれっぽさを出すだけ。余韻には葡萄より緑茶のニュアンスが残る、良くも悪くも“葡萄味の緑茶”。ヴァン・ド・ターブルと大差の無い、水代わり用のガブ飲みワイン。分かってて飲む分にはこれはこれで悪くない。食中のグラスワインとしては万人向けで、料理も選ばない。時間経過・温度変化にも強く安定しており、氷入れて飲んでもアリ。値段相応。だが、もう少し安く650円前後辺りで買えたらとは思う。700円以上だと、ラングドックその他大勢のワインに埋もれる。安ワインファンとしては、何かもう一押し欲しいところ。
2010/06/15
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック ラ・クロワザード・レゼルヴァ・シャルドネ2008 La Croisade Reserve Chardonnay グザビエ・ロジエ(栽培) エリック・ルール(ワインメイク) シャルドネ100% 樽熟成(Oak Aged と記載) アルコール度13% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:750円色は薄い金色。香りはライム、薄い蜂蜜、石灰、サラダ油?味は薄い苦味と薄い甘味。余韻に苦味と薄い甘味。う~ん、水っぽい。香りも弱めだが、とりあえず弱いなりにシャルドネらしい要素は持ってる。味は薄味だが、澄んだ感触で綺麗な口通り。薄い苦味感が水の様な味わいになだらかな起伏を生み、やや独特の味覚を構成する。ただ、白ワインとしては決定的に酸味が足りない。そのため味の厚みに乏しく、若さのわりに飲み応えが無い。この味もこれはこれで“穏やかな味”とも言えそうではあるが、どうもこのままでは存在感に欠ける。酸味は希薄だが、ワインの味が綺麗なのは確か。それなら香りにもっと華やかさがあれば、白古酒っぽい不思議な味になれたと思う。流石に味だけだと少々頼りなく、香りの弱さが実に残念。飲み易いワインではあるし、いっそ割り切って水代わりに飲むのもそれなりにアリ。香りが大人しい薄味系の白なので、料理にはちょっと合わせ辛い。ミックスナッツとかショルダーベーコンとか豆腐ステーキとか、香りも味も目立った主張の無いツマミに合いそうな感じ。シンプルな塩系の味とはそこそこ相性が良さそう。値段相応。極端に酸っぱかったり甘かったりする白ワインが苦手な人なら意外に気に入るかもしれない。先日飲んだ赤よりはまだ味が綺麗で飲む気になれる。ワイン屋大元 ラ・クロワザード・シャルドネ2008 1050円こういう大人しい味が好きな人なら1000円以上出しても惜しくはないのかも。でも自分だったら1000円も出してこのワインのリピートは無い。750円ならまだ分かるけど、1000円では他に埋もれるつまらないワイン。ラングドックの若シャルドネとしては流石に弱すぎる。
2010/02/05
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック ラ・クロワザード・レゼルヴァ・カベルネ・シラー2008 La Croisade Reserve Cabernet-Syrah グザビエ・ロジエ(栽培) エリック・ルール(ワインメイク) Xavier Roger(?) カベルネソーヴィニヨン50% シラー50% 樽熟成(Oak Aged と記載) アルコール度13% 輸入:三国ワイン株式会社 購入価格:750円色は濃い目の紫。香りはカシス、キャンディー、白胡椒、ミント、ピーマン、キャベツ、砂糖?味は弱い渋味と苦味を伴う甘味。余韻に苦味と苦味を伴う甘味。味軽いなぁ。香りにシラーらしさはあれど、変に甘く、青臭さもある。軽やかな味で飲み易さは感じられる。渋味の後から甘味がドンドン迫ってくる様で、リキュールを薄めたみたいな不思議な飲み口。甘味の出方が白砂糖の様に一面的で、厚みも深みも無い。香りもこの平坦な甘味を引っ張り込んでて、すごく安っぽく感じさせる。さらに自分の苦手な青野菜的な香りが過度に目立ち、苦味も汚くて甘味の伸びと拡がりを強制遮断される。もう極端に言えば葡萄らしさを感じない、異様なワイン。甘ったるい水。好みに合わないだけだとしても、軽いのはともかく味構成は稚拙で安っぽく、香りもダメ。あえて言えば、砂糖をドバドバ入れたアイスコーヒーにも近いな。甘味の出方がキツすぎて出来損ないの甘口ワイン状態。一口なら許せる。二口飲んだら飲む手が止まる。三口飲んだら料理用行き決定。値段以下。このワインが、作り手が美味いと思い描いた味とはとても思えないんだが!?ボトルコンディションの問題なのだろうか?★楽天検索 クロワザード カベルネ★扱い3~4店舗 参考価格1000円強香りの部分である程度譲歩しても、これは高価く見ても600円位でも良いんじゃないかな~。作り手がどういうワインを作りたかったのかがほとんど読めない。
2010/02/03
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ラングドック・ルーション デュオ・ミティーク2008 Duo Mythique ヴァル・ド・ルヴュー生産者組合 Vignerons du Val d'Orbieu シラー、グルナッシュ 割合不明 アルコール度13.5% 輸入:サッポロビール株式会社 購入価格:798円色は綺麗な紫。香りはカシス、白胡椒、砂糖、ミント、みかん、煮出し紅茶?味は渋味と薄い酸味。余韻に軽い甘味と苦味を伴う薄い酸味。最初はよくあるラングドックの軽めのシラーって感じ。味も香りも奇をてらわない、いかにもラングドックらしい感じでセパージュの予想も期待も裏切らない。味は意外に軽やかで飲み易さを出す。渋味メインではあるが、酸味や甘味が後から渋味を追い越しフルーティーなニュアンスが据えられ、万人向けの傾向に動いていく。コクは出そうで出ないが、軽やかさと引き換えの部分なのでこれは容認可能。とはいえ、品種にとらわれた部分も小さくないのか、味の中途半端な厚みが変なしつこさも生み出してる。せっかく軽い感じの味わいなんだからそのまま押し通してよいモノを、香りにも引っ張られるのか、口の中に余韻とは別に余計なものを色々残していく。一応、水代わりのガブ飲み用の安ワインとしては充分良い働きを期待出来る。半端な厚みが味と香りをしつこく感じさせそうだが、基本的には適切なボリューム感を維持。セパージュにも忠実な味で分かり易い。料理はトマトケチャップ系の味付けと相性良し。軽い渋味と葡萄の酸味が、トマトの絡んだ煮込み料理と上手くハマッてくれそう。値段相応。味の弱さもあるが、そこを飲み易さと感じられれば万人向けとも言える。800円前後のラングドックワインとしては十分及第点。300ml残しで次の日(開栓約23時間経過)香りは甘いニュアンスがやや後退。味は酸味を伴う薄い渋味と苦味を伴う酸味。余韻に酸味と薄い甘味。味の起伏が平坦になった感じで、のっぺりした退屈な感じ。そのせいで酸味の感覚が変に目立ち、少々バランスが乱れ気味。不味くはなってないから良いけど、500円のヴァン・ド・ターブル位にはレベル低下。★楽天検索 デュオ ミティーク★4店舗の扱いで平均価格は約1050円。正直微妙な価格設定。1000円以上出す様なワインではないと思うんだが。
2009/12/17
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ラングドック・ルーション AOCフォジェール AOC Faugeres レ・オー・ド・レヌラック2006 Les Hauts De Lenerac シグナチュール・デュ・シュッド(?) Signatures du Sud シラー60% グルナッシュ30% ムールヴェドル10% アルコール度13.5% 輸入:キッコーマン株式会社 購入価格:980円色は透き通った紫。香りはカシス、アンズ、革、プルーン、バニラ、ウィスキー?味は渋味と薄く苦味を伴う酸味。余韻に軽い苦味と甘味を伴う渋味。結構美味い。シンプルな味だが、香りが奥行きと深みを与え、安っぽい印象が無い。ウィスキーっぽいニュアンスもあり、さらなる拡がりを感じさせる。香りのアンズや革っぽい感じが高級感を演出。味のバランスも良く、渋味に葡萄の甘酸っぱさを纏わせた万人向けの赤ワイン。樽も巧く効いてるのか苦味も適度に感じさせ、ホントに完成度の高さを主張してくる。一方で、パワーや味のヴォリューム感には少々物足りなさもある。余韻にもフルーティーさを残し綺麗なんだが、伸びそうで伸びない。意外に苦味が後々の方まで生き残り、余韻の入り口がちょっと汚いが、足りない味の厚みをサポートしてくれる要素でもあるので、ここは目をつぶろう。パワーには難があるが、この位の強さとバランス感の方がより万人向けとも思うので、これはこれで良し。とにかく味と香りのコンビネーションが非常に優れてて、それだけでも好感触。3種のセパージュの特徴と長所とを高度に活かしきってる感じ。バランスの良さとも相まって、この香りが全体のレベルを大きく向上させ、値段を越えた雰囲気を匂わせる。値段以上。これはなかなかの出来。この香りなら、上手くいけば1400円前後も狙える。★楽天検索 フォジェール レヌラック★
2009/11/29
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ラングドック・ルーション シテ・デ・カルカッソンヌ VdP de la Cite de Carcassonne ドメーヌ・ドゥーストリック・キュベ・レオ2004 Domaine d'Oustric Cuvee Leo ベルナール・マグレ Bernard Magrez カリニャン、サンソー、グルナッシュ、カベルネソーヴィニヨン、メルロー 割合不明 4割をバリック樽で熟成10ヶ月 残りをステンレス樽で熟成 アルコール度12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:680円色は微妙にくすんだ濃い赤紫。香りはブラックベリー、土、プラム?味は軽い渋味と軽い甘味。余韻に軽い酸味と甘味を伴う薄い苦味。経年からか、軽やかな口当たり。香りもシンプルに出し、変な複雑さは排除。味は悪くない。穏やかな渋味で飲み易い。渋味が穏やかな分、甘味や酸味が中心に据えられ、滑らかでバランスを乱さないように注意が払われている感じ。当初のバランスの良さに起因する味の薄さはいくらか人を選ぶと思う。ある程度分かってて飲むなら穏やかさと滑らかさとで高評価だろうが、そうでなければ薄さによって余韻の酸味を持て余し気味になる安っぽい味にも感じるかもしれない。一応、味自体は結構良好。香りの土っぽさを何とかできれば、そこそこ熟成感を感じる赤ワイン。値段以上。680円という低価格による評価のハードル低下を考慮しても、これは美味い方と思う。上手く渋味が抜けてきた飲み易いワイン。味だけなら980円はイける。
2009/09/04
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック ヴァルモン・ルージュ2007 Varmont Rouge ポール・マス・ワイナリー Paul Mas Winery カリニャン50% サンソー20% グルナッシュ20% メルロー10% ステンレスタンクで4ヶ月熟成 アルコール度13% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:660円色はやや濃い紫。香りはカシス、プラム、土、紫蘇、黒砂糖?味は甘味を伴う渋味。余韻に薄い渋味と苦味。うおぉ~ビックリする位の軽薄さ。香りにはフルーティーな印象があり口当たりでも一瞬存在感を出すが、口内ですぐに水の様な無機質な味に変わる。 抜栓10分程でカシス系の甘い香りよりも土の香りの方が目立ってくる。 味の幅は狭く、余韻には苦味が居座ってスッキリしない。味の付いた水みたいで、飲み応えは皆無。 30分位の時間経過でいくらか落ち着きが出てきて、気休め程度だが厚みが出てきて挽回する。 ただ、この味の質でボディーを出しても気休め以上にはならんよな。良くも悪くもこの軽さがウリなのかな?価格は安いし、軽いワインが好きな人ならこれはこれで認める部分はあるのだろう。軽い味を目指すならもうちょっと酸味の感覚を出してくれれば自分にも受け入れやすい味になっただろうが、このままだと味が平坦かつ単調過ぎて粗が目立ち、イソジン2歩手前位の味に。渋味が軽く、余韻も浅くて自分の好みと一致しない部分が大き過ぎる。水代わりのグラスワイン的扱いならまだギリ分かるが、一本通しで飲むにはパワーや特徴に欠ける飽きやすい味。shinakunさんが言うには「ブルゴーニュグラスで飲むのが美味い」とのことなのでブルグラスで飲んでみたが、香りの出方は変わらないが、苦味感が薄まった感じで飲み易さは増したとも思える。でも薄い味の質がさらに薄まったかの様にも受け取れ、「美味くなった」とまではいかないかなぁ。ヌーヴォーのつもりで出荷直後に飲めれば、果実の新鮮さを武器に多少の欠点はそこそこ押し切れたのかもしれない。イタリアワインの感覚で、トマト系の料理があれば足りない酸味感を補強する方向で働き、上手くバランスが取られるようにも期待できるかも。あとはオリーブオイルで香りと甘味を補填すれば何とかなりそう。値段以下。380~500円位で頑張ってくれ。同価格・同傾向の味ならイタリアに勝てない。600円以上出して特にこのワインを選ぶ理由が無い。★楽天検索 ヴァルモン★
2009/05/08
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ドック イル・ラ・フォルジュ・シャルドネ2005 Ile La Forge Chardonnay ドメーヌ・ポール・マス ミシェル・マス Domaine Paul Mas Michel Mas シャルドネ100% 新樽60%、ステンレスタンク40%で発酵 樽熟成6ヶ月 アルコール度13% 輸入:株式会社モトックス 購入価格:735円(1050円の見切り品30%引き)色は綺麗な金色。香りは蜂蜜、アーモンド、ライム、小麦粉?バニラ?味は甘味と苦味。余韻に薄い酸味と苦味。甘味強いなぁコレ。甘味の裏返しでか、苦味も強調されてる感じ。香りは拡がりには欠けるが、価格の割にはかなりしっかりしててシンプルかつ明快。味も甘味基調で万人向け。それはそれでバランス云々抜きにして、この甘味と苦味の強さには賛否両論。分かり易い味なので嫌いな人は少ないだろうが、酸味の感覚が置いてかれてて味が単純な感じに。価格を考えればそんな複雑さを求めるの間違いだろうし、酸味に目をつぶってこの甘味を出したのなら責められない。ただ、甘い味が苦手な人にはススメ辛い。 温度の問題も大きいかもしれない。 冷たいうちに飲めれば、まだここまで甘味ばかりを感じる事は無かったけれど 温度の上昇(グラスが結露しない位)で明らかな甘味感の暴走が始まる。香りは良いし、味も多数派向けの分かり易い味。甘味の強さの点では飲み手を選ぶ要素も無くはないが、この価格と味の安定感は魅力。合わせる料理には悩む所も有るが、素材の味を活かした様な素朴な料理でなければ多分問題無い。キャップシール頭部がコルクと張り付いてたので、噴出があったと思われる。苦味の強調感から察すると過熱変質の傾向が見られるが、ガッチリ冷やして素早く飲めば気にならないレベル。元々こういう味なのかも知れないが、それならそれで悪い事ではない。1050円なら値段以上。味は単純だが分かり易く、この香りは下手なブルゴーニュのシャルドネよりも上。今回品質が不確かとはいえ735円はお買い得だった。400cc残し位で冷蔵庫に保存し次の日(約18時間後)香りはさほど変わらず。でもリンゴみたいな香りもするかな?味は甘味がやや静まり、酸味の感覚も出てきた。温度の影響もありそうだな。やはりしっかり冷やして飲めば味のバランス感は無視して押し切れる。そういう意味で2日目でも味は衰えず。★楽天検索 イル・ラ・フォルジュ シャルドネ★
2009/05/07
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ラングドック・ルーション ラ・シテ・ド・カルカッソンヌ VdP de la Cite de Carcassonneアストン・プリムール2008 Aston Primeurカステルグループ(?) Bouteille Par D.lalandeカベルネソーヴィニヨン50% メルロー50%フラッシュ・デタント醸造アルコール度12%輸入:ドウシシャ 購入価格:680円フラッシュ・デタントというのは醗酵中の温度を60℃近くまで上げ2~3時間置き、皮と種からの成分を抽出し易くする新しい醸造方法らしい。さて、普通のヌーヴォーと味がどう違うのか?色は鮮やかな濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、チェリー、巨峰?味は渋味と酸味。余韻に苦味と渋味を伴う酸味。薄くはないが、まぁ軽い口当たり。ヌーヴォーだから軽いのは想定内。香りは正統派だが、味は一言で言えば“葡萄味の水”っていう感じ。ボルドーの若いカベルネ/メルローにはよくある「エグさ」「クドさ」が無い。重み・厚み・深みは無いが、その分だけ飲み易いつくりになってる。12℃あたりから飲み始め・・・15~16℃位からか、温度が上がると半端にしつこさが出てきて滑らかさ・飲み易さが損なわれてきた。この味の質でしつこさが出るのは短所にしかならんな。通常よりも低い温度で飲むのを推奨。ヌーヴォーにしてはかなり色が濃く出せてる気がする。2~3口飲めば舌が青紫色wあとは新酒でも渋味が上手く出せてる点か。例えばボジョレー・ヌーヴォーでは酸味や苦味が目立つ傾向にあるし。余韻や深みはほとんど無いから有り難味はさほどでもないけど。一般的赤ワインに必要な要素(渋味、酸味、ベリー系の香り)が大体詰め込まれてて中々面白い。ワイン好きが食中の水代わりと思って飲むなら何も悪くない。値段相応。新酒らしい、軽い感じの飲み易いワイン。このワインからは美味しさよりも“技術”を感じる面白さがあった。★楽天検索 アストン プリムール★
2009/02/20
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ラングドック・ルーション 東部カルカッソンヌ ヴァン・ド・ペイ ヴィニウス・カベルネソーヴィニヨン2007 Vinus CabernetSauvinignon ドメーヌ・ポール・マス Dm.Paul Mas カベルネソーヴィニヨン100% フレンチオーク樽65% アメリカンオーク樽35%で6ヶ月間熟成 アルコール度13.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:944円色は濃い紫。香りはブラックベリー、カカオ、杉。味は渋味と酸味。余韻に薄い渋味と苦味を伴う微かな甘味。あれ!?何か・・・軽いな。香りはそこそこだが2006年の時に感じた重厚感が全然無い。味はやや濃い目で飲み応えが無いわけじゃない。むしろ葡萄のフルーティな感覚と酒のヴォリューム感が同時に利いてて、ワインとしてのバランスは決して悪くはない。余韻の薄っぺらさは少々気になるがこの辺は値段相応の範囲内。だが2006年の時に感じた“安定感が逆にワインの特徴を見え難くしてる”という欠点がより鮮明に感じられ、長所よりも短所が際立つ印象になってる。味の妙な軽さと余韻の薄っぺらさが目立って、せっかくの味のバランスの良さが十分に活かされないまま浅い所でまとまって終わってしまう。総合的には標準的なラングドックのカベルネソーヴィニヨンワイン。飲むのが早かったんだろうか!?飲み口の軽さ(硬さ?)に違和感がある。安ワインとはいえ1~2年は待ってもいいのかもしれない。値段相応。味は悪くないが、1000円前後レベルの普通のカベルネワインの評価。2007年はポール・マスのありがたみはちょっと薄れてたかも。★楽天検索 ヴィニウス カベルネ★
2008/10/23
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・オード vin de pays de l'aude キュヴェ・ド・ミシャール2006 Cuvee De Michard LGI セパージュ不明 アルコール度12% 輸入:株式会社 飯田 購入価格:699円色は透き通った紫。香りはカシス、ブラックベリー、バニラ、プラム? 抜栓1時間強でブラックベリー、インク。味は渋味と酸味。 余韻に甘味と軽い渋味。結構美味い。バランスが良い。香りは奇をてらわず、軽さはあれど味も思いの他しっかり出せてる。飲み口の軽さは水の様だが、香りと味のバランスの良さのおかげで“飲み易い味”と感じ取れる。だが価格が価格(元ワンコインワイン)だから深みは無く、人によっては上記の飲み易さの長所が“酒入りの水”とも受け取れる軽薄な印象を与えかねない。ある程度冷やして食事中の水代わりに飲むなら問題無いが、いわゆる“ワイン”と思って飲むには流石に力不足。 抜栓1時間で香りが変にしつこくなり、少しレベル低下。しかし自宅で日常消費用とするのなら十分な出来。とにかくバランスが良いので、いくらか冷えた状態で飲めばスイスイいける。抜栓直後からガンガン飲んでいける、というより直後がピークで徐々に先細り。でも安ワインとしてはそれで良し、それが良し。値段相応。この価格の割には、薄さ・軽さを逆に上手く活かした中堅のつくり。うきうきワインの玉手箱 キュベ・ド・ミシャール2006 699円
2008/10/18
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ ヴィーニュ・エリザ・シャルドネ2007 Vigne Elisa Chardonnay ドメーヌ・ポール・マス ジャン・クロード・マス シャルドネ100% アルコール度13.5% 輸入:ドウシシャ 購入価格:864円色はやや黄緑がかった金色。香りはメロン、レモン、蜂蜜、マンゴー?煙?味は穏やかな甘味と酸味。余韻に酸味と弱い苦味。なかなか美味い。真っ先に感じる穏やかな甘味が酸味の台頭を適度に抑えて良いバランスに仕上がってる。と思ったら余韻の酸味が多めにあって意外にあっさりでもなく存在感を主張してくる。だがこの余韻の存在感はヴォリュームというより“居座る”様で深みがなく、あまり綺麗な感じがしない。温度が上がると余韻の苦味が余計にしつこく出て全体の印象を崩しにかかってくる。バターを使った料理なら味も香りもハマってくれると思う。生物系なら甘エビと白身魚のマリネ、赤身魚のタリアータは良い相性。欠点はあれど、値段の割りには結構な完成度。ハイレベル安ワイン作りのポール・マスの真骨頂。余韻がちょっと気になる程度でそれ以外は十分に許容範囲内。値段以上。1200円台以上の出来。★楽天検索 ヴィーニュ・エリザ シャルドネ★
2008/10/01
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ カベルネソーヴィニヨン・ブルジョン・ド・カシス2007 CabernetSauvignon Bourgeon de Cassis モメサン社 Mommessin カベルネソーヴィニヨン100% アルコール度13% 輸入:合同酒精株式会社 購入価格:870円色は濃い目の紫。香りはブラックベリー、カシス、プラム。味は渋味と酸味。 余韻に渋味。うん、普通。味も香りも典型的なフランスの安カベルネ。でも香りはまだ頑張ってるかな。シンプルで分かりやすいベリー系果実の香り。味のバランスも安いなりに気を使ってる感じがある。深みは無いが時間経過(約1時間)の変化は軽微だし目立った欠点は無い。好みの問題も大きいだろうが、メルローよりもこのカベルネの方がずっと信頼できそうだな。食中のグラスワインの扱いなら何も文句は無い。価格の範囲内では十分な出来。個人的にこれは味と価格の基準にできるワイン。値段相応。ラングドックのカベルネが800円台、まぁこんなもんかな。これで味と余韻に少しでも厚みが出せれば1000円位は取れると思う。その辺は特に期待してないのでwwリピートはしない。★楽天検索 モメサン カベルネ★楽天での最安値は950円か。・・・う~ん、ラングドックのカベルネを飲むならヴィニウス・カベルネを買った方がいいな。
2008/09/11
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ メルロー・パレ・ドール2007 Merlot Palet d'Or モメサン社 Mommessin メルロー100% アルコール度13% 輸入:合同酒精株式会社 購入価格:870円色はやや透き通った濃い紫。香りはブラックベリー、ビターチョコレート、パセリ?コーヒー?味は渋味と弱い甘味。余韻に苦味を伴う酸味。口当たりはガメイみたいだが、軽いながらも意外に味はしっかりしてる。モメサンのモノセパージュワインはラベルイラストのイメージを忠実に体現してくるなww味も香りもフルーツとチョコのシンプルなワイン。ある程度予想は出来てたけどヴォリュームもへったくれも無い。味は値段なりにでも安定感を感じられ、良く言えば飲みやすい万人向けのメルローワインだが、標準で“酒入り葡萄ジュース”と紙一重の軽薄さもあり安ワインの殻を破れてない。 抜栓90分以上経つと唯一と言ってもいい特徴の香りが少しずつ抜けてきて徐々に渋い水化し始める。香りが命綱のワインでそれ以外は普通以下。でもまぁ値段の割にはそれなりに頑張ってる感じは伝わるか。“英国王室 信頼のワイン”と銘打ってるが、それウリにするほど大したワインじゃないだろう。日本人の自分が言ってもアレだが…もうちょっと良いワイン飲んでもいいぞ、英国王室www「何時飲んでも同じ値段、同じ味」という意味での信頼なのかな?値段相応。これで香りの特徴が無ければ600円以下。悪いけど1000円以上は出せないワインだな。★楽天検索 モメサン メルロー★
2008/09/10
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ シャルドネ・ニ・ダベイユ2006 Chardonnay Nid d'Abeille モメサン社 Mommessin シャルドネ100% アルコール度13% 輸入:合同酒精株式会社 購入価格:980円色は薄い金色。香りは蜂蜜、レモン、ハッカ?味は苦味を伴う甘味と酸味。余韻に苦味と甘味。味は薄いがまぁ美味くないことはない。ラベルに蜜蜂の巣のイラストが使われるだけあって蜂蜜の印象が大きい。ミードを水とレモン汁で薄めた様な味と香り。薄いので飲み易くはあるが、どうしてもパワー不足で飲み応えがない。価格を考えればパワー云々言うのは間違ってると思うがワインを飲んでる感じがし辛い。薄味の酒入りハチミツレモン状態。白身魚のカルパッチョみたいなあっさりした料理なら合うだろうが赤身魚・肉料理には合わせにくいと思う。昼下がりにホットサンドとピクルスかじりながら水代わりに飲むような本当に軽い酒。蜂蜜酒を意識した様な白ワイン。香りはそれ程悪くないが、味が薄くて印象が弱いな。料理と合わせるにはちょっと頼りないし単独では飲み応えが無い。無いよりはマシレベルのテーブルワイン。値段相応・・・か!?1000円のシャルドネ、香りは良かったしまぁこんなもんだろうけど気分的にはもう200~300円位安くてもいいんじゃないかな、と思う。リピートはない。これが1本で980円ならデ・ボルトリ・セミヨン・シャルドネかヴィユー・ムーティエを2本買う。★楽天検索 モメサン シャルドネ★
2008/09/09
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・ロード Vin de Pays de L'Aude ラ・フルール・アムール2006 La Fleur Amour アミエル社 グルナッシュ50% カリニャン20% サンソー20% シラー10% アルコール度11.5% 輸入:巴工業株式会社 購入価格:525円写真はショットツヴィーゼル・サントス・ボルドーに35cc程度入れて撮影。色は透き通った鮮やかな紫。香りはイチゴ、インク、カシス。味は軽い渋味と酸味。余韻に酸味と渋味。ライトタイプと書くだけあって薄い、軽い。渋味は大人しく、酸味はそれなりに綺麗で飲みやすい。ボジョレー・ヌーヴォーみたいな香りと酸味の出方。食事中の水代わりに飲むような軽さがウリなんだろう。14℃位で飲むと味がほぼガメイ。知らずに飲んだらボジョレーワインと間違えそう。余韻で何となくグルナッシュっぽさが分かる気がする。温度が標準的な温度(18℃位)に上がると酸味がしつこく感じられてくる。軽いワインなんだからある程度冷えた状態で飲む物か・・。全体的に、飲んでて地域とセパージュのイメージが湧かない。味は軽いなりにそれ程悪くないから別にいいが、何か飲み甲斐が無い。深く考えるような大層なワインでもないけどね。中身はショボいけどラベルは結構かっこいいと思う。裏の日本語ラベルに『ハムやテリーヌ、軽いチーズと合わせて』とあるが、まさにテリーヌ向き。ショップとボトルラベルの説明・解説に何も嘘が無いのは好感が持てる。値段相応。まぁ何のことはない普通の薄味ワイン。いわゆる“ラングドックらしさ”を期待するとハズす。★楽天検索 ラ・フルール・アムール★
2008/06/11
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ セリエ・コンテンポラン・シャルドネ2006 セリエ・コンテンポラン Celliers Contemporains シャルドネ100% 輸入:株式会社 飯田 購入価格:525円色はかなり薄い金色。香りはバニラ、シトラス、蜂蜜、レモン。味は甘味と酸味。余韻は酸味と甘味。 抜栓15分で余韻に柑橘系果実の皮のような苦味。スッキリした甘味。酸味は甘味を補強する形で存在する。余計な味が無い飲みやすい味。味も香りも綺麗で飲みやすいのはいいが飽きるのが早そうだな。美味いけどスッキリしすぎて水みたいに感じる。値段が値段だしパワーは期待してなかったが、少々押しが弱い。それでも価格を考えれば十分な出来。値段以上。525円なら損は無い。
2008/05/08
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール キュヴェ・リオン・ドール2006 Cuvee Lions d'Or ローダニエンヌ社 Compagnie Rhodanienne セパージュ不明 輸入:日本酒類販売会社 購入価格:525円色は黄緑がかった薄い金色。香りはバニラ、檜?、グレープフルーツ。味は酸味と苦味。 余韻に苦味。少々バニラ、というか樽の香りが強いな。グラン・マレノン・ブランとかと同じ系統のつくり。結構辛口で果実感が薄いので単独では飲んでて退屈かも。料理と一緒向きの味。でも喉越しは綺麗でそんなに悪くない。ただ酸っぱい、薄いだけの安ワインよりはまだユニークで面白さがある。抜栓90分前後経過すると日本酒や焼酎のようなニュアンスが出てくる。値段が値段なんでこの辺の変化はやはり安っぽいな。それはそれで値段以上。変化前なら700円台までいける。
2008/03/10
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズ シャントヴァンシリーズ最終章ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイシャントヴァン・シャルドネ2002 Chantoventシャントヴァン(?)シャルドネ100%輸入:宝酒造株式会社 購入価格:398円色は薄い金色。香りはグレープフルーツ、蜂蜜。味は酸味と甘味。余韻に酸味と苦味。味は良いが余韻がイマイチ。どうも蒸留酒の印象を感じる。味も抜栓15分で今度は本醸造日本酒のようなニュアンスが出てきてワインの範疇からはみ出気味。・・・これはいかがなものか?少し難しいな。シャルドネといえばそうだが何か・・ワインっぽくない。香りもいま一つ浅いし、味が妙に薬品っぽい甘味なのが気になる。一応、値段相応。抜栓15分までなら480円でいける。リピート無し。言い方が悪いが底の見え方が低レベル。シャントヴァンは赤はシラー。白はソーヴィヨンブランが一番という事がはっきりした。
2008/02/17
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイシャントヴァン・ピノノワール2002 Chantoventシャントヴァン(?)ピノノワール100%輸入:宝酒造株式会社 購入価格:398円色は透き通った濃い目の赤紫色。香りはラズベリー、餡、鉄。味は渋味と酸味 余韻に渋味と甘味。抜栓15分までは常温で放置したホタテのような生臭さがあったが、それを超えるとある程度落ち着いて甘い香りが出てくる。安ピノの特徴を体現したかのような軽い味と香り。甘味・酸味に品が無く、香りが人工的で安っぽい。ブル赤を滅多に飲まない自分でもまともなブルゴーニュのピノとは別物なのがわかる。値段相応。あまり美味しい物ではなかった。おそらくこれはピノノワールファンが飲む物ではないな。ピノファンなら1000円ちょいのブルゴーニュのネゴシアンワインを飲んだ方がマシと思うだろう。
2008/02/16
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズ ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ シャントヴァン・ソーヴィニヨンブラン2003 Chantovent シャントヴァン(?) ソーヴィニヨンブラン100% 輸入:宝酒造株式会社 購入価格:398円色は黄緑がかった薄い黄色。香りはグレープフルーツ、蜂蜜、レモン、砂糖。 抜栓10分でグレープフルーツ、シロップ、甘草、リンゴ?。味は酸味と甘味。 余韻に苦味と甘味。これはなかなかの味。香りもしっかりしていて値段の安さを感じさせない。最近お店で投売り価格のワインの扱いが多いな。おかげでこっちは助かるけど。ラングドックならではの強めの甘味がソーヴィニヨンブランの酸味のキツさを上手に打ち消して綺麗にバランスが取れてる。肉料理にも合わせられる白ワインだな。鳥と豚なら問題ない。値段以上。これはうれしい誤算。800円は取れる。
2008/02/10
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズ ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ シャントヴァン・メルロー2002 Chantovent シャントヴァン(?) メルロー100% 輸入:宝酒造株式会社 購入価格:398円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、チョコレート、味は甘味と酸味。余韻に甘味。渋味一切無し。飲み応え皆無。レッドビシクレット・メルローそっくり。あれよりももうちょい軽いか。のっぺりした薄くて酸っぱいココア、ってイメージ。ラングドックの安メルローは地雷だな。グラス2杯飲んで料理用行き。料理に使う分には良い味になるかもしれない。値段以下。298円なら納得できなくもない。
2008/02/06
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近所のディスカウントストアー投げ売り(?)価格シリーズ ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ シャントヴァン・シラー2002 Chantovent シャントヴァン(?) シラー100% 輸入:宝酒造株式会社 購入価格:398円色は透き通った紫。上澄みは赤紫。香りは昆布、胡椒、ブラックベリー、白砂糖。味は渋味と酸味、甘味 余韻に渋味と甘味。 抜栓30分で渋味と甘味。余韻に甘味と渋味。わかりやすいラングドックのシラーワイン。セリエ・コンテンポラン・シラーとほぼそっくり。抜栓100分程度でコクが無くなって水のように軽くなり、喉越しのドライ感が強まる。あっちよりももう少し口当たりが弱く、甘味の度合いが強いかな。より万人受けされるつくりになってると思うが悪く言えば総合印象がありきたり過ぎ。この価格でなければ買う理由が見えない。とは言っても一応値段以上ではある。460円までは納得できるデイリーワイン。
2008/02/05
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイセリエ・コンテンポラン・シラー2004セリエ・コンテンポラン Celliers Contemporainsシラー100%輸入:株式会社 飯田 購入価格:525円色はやや濃い紫。香りはカシス、胡椒、灰。 抜栓90分前後でカシス、バナナ、シナモン、胡椒。味は弱い甘味と酸味。余韻は酸味と甘味。典型的なラングドックのシラーワイン。ド真ん中ストレートなつくり。価格の割りに出来は結構良い。良く言えば間違いのない、悪く言えば面白くないワイン。時間経過による味の変化はほぼ無いのでデイリーワインなら問題無い。525円なら値段以上。700円でも納得。
2008/01/05
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あけましておめでとうございます。 ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイ レッド・ビシクレット・シャルドネ2004 Red Bicyclette Chardonnay レ・カーヴ・デュ・シュール・ダルク Les Caves du Sieur d'Arques シャルドネ100% 輸入:ガロ・ジャパン株式会社 購入価格:498円色は綺麗な金色。香りグレープルーツ、蜂蜜、石灰。 抜栓30分で蜂蜜、青リンゴ、シロップ。味は甘味と酸味。余韻に甘味と苦味。 抜栓30分で甘味が少し薄く、余韻の苦味が強まったような気がする。おっ!これは結構美味い。シャルドネらしい柑橘経果実と蜂蜜の香りに白桃のような甘酸っぱい味。レッド・ビシクレットシリーズのなかでもピカイチの出来かもしれない。このシリーズ共通の「甘味の強さ」が白ワインにおいては大きな長所の様に感じ取れる。30分後の香りは空気に触れた事による変化よりも温度上昇による部分が大きいように思えるかな。のっぺりした重苦しい香りになって、味は少し気の抜けた感じ。やはりこれも もったいぶらずにドンドン飲んでいくワインでしょう。ワインとしてはともかく、食事に合わせるには少々辛いところもあるかも。ワインの主張が強すぎる。コンソメスープの煮込みや酢・バターを使った料理なら問題ないだろうが、特にウニとの相性がかなり難しいんじゃないだろうか!?ウニの甘味や旨味が一瞬で洗い流されると思う。せっかくのシャルドネワインなのに生の海の幸とぶつかりやすいというのは弱点かな。値段以上。抜栓直後なら1480円は取れるんじゃなかろうか!?30分後なら900円弱レベル。498円で購入なら文句無し。シラー、シャルドネ、とこう実力を見せられるとどうもメルローはダメな子だなぁwww。
2008/01/01
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ラングドック・ルーション ヴァン・ド・ペイレッド・ビシクレット・シラー2004 Red Bicycletteレ・カーヴ・デュ・シュール・ダルク Les Caves du Sieur d'Arquesシラー100%輸入:ガロ・ジャパン株式会社 購入価格:498円せめて700円未満なら…と書いたら近所のディスカウントストアで498円で売り出してて笑った。箱が結構積まれてたからどこぞの余剰在庫を買い叩いた品か!?色はかなり濃い紫。黒っぽい。香りはチョコレート、黒胡椒、焼き海苔、プラム?味は甘味と酸味。余韻は酸味と甘味。 抜栓1時間でわざとらしい甘味が弱まる。これもやっぱり甘いなー。でもメルローよりはずっと美味しく感じる。シラー種らしい胡椒の香りがラングドックのイメージを明確に想わせるからか。抜栓1時間後なら、よりフランスっぽさを感じられるようになる。直後だとどうしてもフランジアの印象が抜けない。口の中に何か重たいものが残る感じ。味の妙な甘さ・香りの青臭さはまだ気になるが、まぁそれがレッド・ビシクレットの特徴なんだろう。この値段ならガンガン飲んでいけるんだからあれこれ考えず素直に楽しむとしよう。値段以上www。税込み800円以上は取ってよい。メルローはともかくシラーなら許す。安ワインと理解して飲む分には充分な出来。
2007/12/31
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近所のスーパー棚落ち50%off 買い漁りシリーズ ラングドック・ルーション? ヴァン・ド・ペイ レッド・ビシクレット・メルロー2004 Red Bicyclette Merlot レ・カーヴ・デュ・シュール・ダルク Les Caves du Sieur d'Arques メルロー100% 輸入:ガロ・ジャパン株式会社 購入価格:740円(本来なら1480円)色は濃い紫。香りはチョコレート、プラム、ゴム?味は甘味と弱い酸味。余韻に甘味と弱い渋味。 抜栓40分で甘味が後退し、渋味が出てくる。余韻に渋味とやや甘味。これ甘いなー。味がすごい単純。渋味がほとんど無いので万人が飲みやすいと思うだろうが、飲み応えは皆無。時間経過後はというと、それはそれで大した事無い。並以下。自称スーパー・ヴァン・ド・ペイらしい。カリフォルニア辺りの3リットル入りBOXワインを髣髴とさせる。ファミレスじゃない飲食店で1杯350~380円位のグラスワインってたまにこんなのが出てくるよなぁ。とりあえずワインなら何でもいいや、という人向け。・・・と、理解した上で1480円はやはり高いな。半額の740円でも結構微妙な感じがするというのに。せめて700円未満ならまだ納得できるが、それを超えてくると流石に・・・。同じ値段でラングドックのヴァン・ド・ペイなら自分ならミティークを買う。
2007/12/07
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