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2021.04.03
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宮沢賢治は、北海道修学旅行復命書で、農村景観の観点から、「田園を平和にする」植物として、ドイツトウヒ、白樺、ヤマナラシ、オニゲシをすすめました。
「而して之を救ふもの僅に各戸白樺の数幹、正形の独乙唐檜、閃めくやまならし赤き鬼芥子の一群等にて足れり。寔に田園を平和にするもの樹に超ゆるなし。」

https://plaza.rakuten.co.jp/kenjitonou/diary/202103200000/

前回はドイツトウヒに関係する作品を調べました。今回は白樺の出てくる作品を見てみます。
賢治は、修学旅行の2年前の1922(大正11)年6月27日岩手山の近くに出かけ有名な詩「岩手山」を書き、その日に白樺が出てくる詩「高級の霧」も書きました。

(本文開始)
     岩手山

そらの散乱反射(さんらんはんしや)のなかに
古ぼけて黒くえぐるもの

きたなくしろく澱(よど)むもの
(本文終了)


(本文開始)
    高級の霧

こいつはもう
あんまり明るい高級(ハイグレード)の霧です
白樺も芽をふき
からすむぎも
農舎の屋根も
馬もなにもかも
光りすぎてまぶしくて

   日射(ひざ)しのなかの青と金
   落葉松(ラリツクス)は
   たしかとどまつに似て居ります)
まぶし過ぎて
空気さへすこし痛いくらゐです


白樺に景観を明るくする効果を期待した賢治ですが、ここでは、まぶし過ぎる状態になっているのが面白いと思います。



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#宮沢賢治 #農村景観 #田園を平和にするもの #白樺 #高級の霧





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最終更新日  2021.04.18 04:55:40
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