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2021.07.07
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カテゴリ: 羅須地人協会時代
宮沢賢治が伊豆大島を訪れた1928(昭和3)年の2年前、1926(大正15)年7月8日の詩です。

農作業は、解放感、充実感、達成感があります。休憩、給水すべき時間になっても、ついつい、もう少し、もう少し、と続けてしまいがちです。それを賢治は麻薬である阿片に例えたのでしょう。

しかし、7月の暑い時期にそれは熱中症で命取りになりかねません。二時間半も炎天下で連続作業すれば、賢治でなくても、白い光の幻覚を見そうです。

乾いた喉に、冷たい井戸水がうまいのはわかりますが、体に気をつけてほしいと、思ってしまいます。

(本文開始)

七一八
   井戸
          一九二六、七、八、
こゝから草削(ホウ)をかついで行って

宗教ではない体育でもない
何か仕事の推進力と風や陽ざしの混合物
熱く酸っぱい亜片のために
二時間半がたちまち過ぎる
そいつが醒めて
まはりが白い光の網で消されると
ぼくはこゝまで戻って来て
水をごくごく呑むのである

(本文終了)



#宮沢賢治 #農作業 #井戸 #熱中症





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最終更新日  2021.07.07 04:24:50
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