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2005年10月18日
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突然ですが、 バッハ「トッカータとフーガ ニ短調」 という曲をご存知でしょうか?

♪ラソラ~~・ソファミレド♯・レ~~

パイプオルガンの名曲と言われたら、まずこの出だしを思い浮かべる方も多いことでしょう。 悲劇的なシーンによく使われる、眉間にしわ寄せてそうな深刻な響き ですよね。
(もっともあまりに悲劇的すぎたのか、子供の頃とってもお下品な替え歌まで作られました……タララ~~・う○○がぼっとーん……どうもすみません!)

さて楽譜では、最初の「ラソラ~~」の部分についてはキチンと書かれていません。正確には、 ラの♪だけ出して、その上に装飾記号を付けている のです。この装飾記号は、 山形のギザギザの真ん中に一本たて線をひいたもので、刺繍音(モルデント) と呼ばれています。

このモルデントが出てきた場合は、 もとの音(ここではラ)を弾いたあとすぐ下の音にすばやく進み、パパッともとの音に戻すという演奏
この弾き方が、 「布地に針を刺し、すぐまた表へ針を戻す行為」 (池辺晋一郎『バッハの音符たち』より引用)に似ているため、 刺繍音 と呼ばれているワケなのです。言い得て妙ですね~!


池辺さんは上記の著作の中で、この「ラソラ~~」のモルデントの効果について、面白いことを述べていらっしゃいます。
以前記事にもしましたが、「音符たちはもともと落下する性質をもっている」ため、モルデントが出てきた場合、 「ラソラ~~」の中で唯一落っこちている「ソ」は、なるべくもとの音(ラ)に戻りやすいよう、半音上がるのが普通 なんだそうです。
ボールを床へ落とし、はねあがる様子をご想像下さい。 床が遠いよりは近い方が、確実に跳ね上がって手に戻って きますよね。
音符もこのボールと一緒で、 「ラソラ」よりは「ラソ♯ラ」の方が、床が近くてすぐに帰ってこれるし、耳にも親しみやすい響き なんだそうです。が、あえて 「ラソラ」にしているトコロに、この曲の強い意志が象徴されている と池辺さんはおっしゃっています。


どっこい。それを持ち上げる。エイヤッと持ち上げる。
力が要る。
そう。その力こそ、この曲の意志。この曲の圧力感。この曲の豪放な世界。常識に従わなかった。そこがすごいところ」


音符たちに対して王者の風格すらただよわせて います。バッハは音符たちにけっこうムリさせてるよーなトコロもあるんですが、それが緊迫感を生み、深遠の響きを生み出している……のかもしれません。
と、ここらへんはあくまで私見ですので、適当に聞き流してくださいませ^ ^;


と、ここまで延々と書いておいて何ですが、前述のとおり譜面上ではあくまで「ラと、その上に装飾記号」しかないため、 絶対に「ラソラ~~」とひかなければならない道理はない んですね。
となれば、解釈の余地があるワケで、オルガンの先生はコンサートでこのような出だしを聞いたそうです。

「ラソ♯ラ~~」



優しい雰囲気の曲ならボールもあまり力をいれて投げつけない方がいいですけど、最初から最後まで緊張感がはりつめる「トッカータとフーガ ニ短調」では、やはり気合いを入れてボールを投げた方が観客も身がひきしまると思いますけどね~。


他にも 「ラソラソラ~~」 なんてバージョンもあるそうです。う~ん、ちょっとまのびしてるかな?


オルガンの先生から面白い話を聞いたので、記事にしてみました。
次回こそは「大航海時代」に入りたい…。希望になってきているのがつらいトコロです^ ^;










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最終更新日  2005年10月18日 11時10分34秒
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