きまぐれの音

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2005.11.12
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カテゴリ: 観る・聴く
やっと見てきた「ALWAYS」。思い込みもあったが温かいいい映画だった。まずは昭和30年代初期の街並みの再現は目を見張る。CGやミニチュアと分かっているからさらに感心。
全体的にレトロな色合いに仕上げられていてテーマパークみたいだ。

鉄道ファンの観点から見ると、六ちゃんが集団就職で上京する列車内や車窓の風景(千住のお化け煙突が窓に映り込んだりと細かい!遠足のバスで必ずバスガイドや先生が説明したものだ;)、その列車が荒川鉄橋を渡るときのロングショットなども見ものだ。その列車を牽引する蒸気機関車C62や旧型客車の合成も素晴らしい。やがて列車が上野駅地上ホームに到着したときのC62のボリュームも感激。ともすれば蒸気機関車のシーンは現役の大井鉄道のC11などで誤魔化すことが多いところをCG合成で頑張っている。都電は走行時のケツを振るようなガタつきが少ないかなと思ったが昭和通りや靖国通りと思われる大通りをのんびり走る様子は微笑ましいかぎり。

ドラマは漫画のエピソードが散りばめられていて笑えた。漫画だと宅間先生がたぬきに化かされたシーンには、漫画に常連のたぬき親子が会話したりするのだが映画ではさすがにカットされていた。まだまだ戦後10年ちょっとで宅間先生はじめ登場人物の多くが戦争の悲劇を背負っている様子が色濃く描かれている。と同時に東京の中心部でもまだまだたぬきが出たりと武蔵野も残っていたのだなぁと。

白黒テレビについては記憶がないが電気冷蔵庫やカラーテレビ、それに全自動洗濯機が我が家にきた日のこと、ラジオをつけながら掃除する母親の姿、駄菓子屋の「スカ」ばかりの不思議・・・。そんな思い出も映画がリアルに再現してくれた。

吉岡秀隆扮する売れない作家「茶川竜之介」先生は出色の出来。従来の吉岡が経験したことのない役どころだと思うがとてもよかった。私の子供時代にも近所に一人や二人こんな風変わりなオジサンがいたよなあと思い出した。その茶川が預かることになった少年「古行淳之介」役の須賀健太が口数の少ない薄幸な少年の役を演じていたが目の演技が凄くて感涙を誘った。映画「雨鱒の川(心平)」や「花田少年史(主役)」、フジの「大奥第一章(家光幼少時代)」などでバツグンの演技力を買われているだけに将来とても楽しみな役者だ。

映画のラストシーン。それぞれの登場人物がそれぞれの場所から見る夕陽と完成した東京タワーのシルエットが印象的だった。





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Last updated  2005.11.16 06:04:52
コメント(4) | コメントを書く


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よさそうですねー  
ぽんぽこ さん
邦画は、なんとなくテレビの延長的にしか見えないことが多いので、
あんまり観に行かないんですけど、これは観に行こうと思います。
吉岡秀隆があの茶川さんを演じてるんですか?
原作だと結構年齢がいってる気がするんですが、そうでもないんですかね?
でも、彼なら見事に演じきったんだろうなぁと。楽しみです。 (2005.11.16 09:06:55)

Re:よさそうですねー(11/12)  
tc2003  さん
>ぽんぽこさん

コメントありがとうございます。

>吉岡秀隆があの茶川さんを演じてるんですか?
>原作だと結構年齢がいってる気がするんですが、そうでもないんですかね?

自分が年をとって分かったのですが、子供の時にかなり年のいったオジサンだったと思った人が実は当時まだ30そこそこだったみたいな。昔は今よりずっと若い人も「大人」だった気がします。漫画だとたしかにかなりヨボっている茶川さんですが、まだまだ色気も十分持っているのですよ(^^;。
(2005.11.16 22:03:38)

今日(12月7日)  
つよし さん
今日(12月7日)やっと見てきまして、書き込みです、気がつかれないかもね(^^)なかなかできのよい映画だと思いました。もちろん表の時代背景や、小道具、セットなどには驚愕。<松戸市博物館学芸員だった青木俊也さん・団地の民俗学をてがけた方がエンドロールにロールアップされていたことを見逃しませんでした>。URASUJIテーマとして「人間の流れ」とでも申しましょうか、生き様が描かれてますね。動く人生<流れる人生>(さちこ)、とどまる人生(堤・薬師丸、そして忘れてはならないのがもたい。淳之介が車に乗せられるところで、たばこ屋からもたいまさこが覗いているというのがほしかったです、すかさずその後自転車で登場したけどね。)、移動する人生(六ちゃん)、戻る人生(淳之介)、生を精一杯生きてる人々が描かれていて、小生としては「涙」も加点して、得点高い映画です。 (2005.12.07 22:28:19)

Re:今日(12月7日)(11/12)  
tc2003  さん
>つよしさん

コメントありがとうございます。

>今日(12月7日)やっと見てきまして、書き込みです、気がつかれないかもね(^^)

最新の書き込みほど目立つシクミです(^^;。

>なかなかできのよい映画だと思いました。もちろん表の時代背景や、小道具、セットなどには驚愕。

CGで驚くというよりはプロダクションデザインがしっかりしているのでしょうね!

<松戸市博物館学芸員だった青木俊也さん・団地の民俗学をてがけた方がエンドロールにロールアップされていたことを見逃しませんでした>。

をを。動態視力もだいぶ快復されたようですね。

つよしさんの感想に涙しました。もう一度見なきゃ!
(2005.12.07 23:11:41)

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