いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

2009.07.04
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カテゴリ: 病気のこと
3年前の今日は入院して、主人と手術についての説明を受けました。
この病院に入院する事は初めてでしたので、それに出産以来の初めての病気の入院でしたので、色々と戸惑う事が多くて不安でした。
10時までに入院手続きをする事になっていたので、かなり家も早く出ました。
10時半には病棟の説明が終わり落ち着きました。
病室は二人部屋の廊下側でした。
医師の手術の説明は医師の外来の終わったあととの事で、7時過ぎになるかもとの事でした。
時間がかなりあるので、主人は一度帰りました。
1人になると余計に不安でした。
私は1人暮らしをした経験がなく、家族と離れたことは無かったからです。

やっと夕食後7時過ぎに研修医の先生が用意が出来たと呼びにきました。
小さな部屋でテ-ブルに向かい合って座りました。
メモを取ろうとしたら、医師が紙に書きながら説明してくれました。
腸や膀胱を傷つけたり、腸閉塞になるなど危険もあることを強調して言われました。
又、抗がん剤の副作用についても詳しい説明を受けました。
説明は上手く詳しいのですが、患者側としてはかえって手術やその後が不安になってしまいました。
説明を受けた紙にも、医師と患者の私と主人がサインをしました。
医師側も説明の証拠を残すんだなあと思いました。
そして、一番この時に驚いたのは、手術日が7月6日から7日に変更になり、手術をするのは紹介していった主治医の教授ではなく、教授の指名した違う医師だったことです。この医師は今の主治医ですが、顔を初めて合わせて握手してあいさつしただけです。
教授は自分で手術するような事を言っていたのに、この比較的若い医師で初対面で大丈夫なのかともっと不安になってしまいました。
抗がん剤に関しても副作用、特に髪は必ず抜けるとか痺れが残るけれど薬は無いなどと説明は上手いですがショックなことばかりでした。

それから手術までほとんど眠れませんでした。
教授はグランダキシンを飲むように言って1日3回飲んでいましたが、効きませんでした。
睡眠薬の点滴は動悸が激しくなりかえって不安になったので止めてもらいました。
手術までの我慢と時間が経つのをひたすら待っていた事を思い出します。
これから手術をされるので不安をお持ちの方、数日眠れなくても麻酔で眠れるので大丈夫でしたので、心配しないでくださいね。


髪は又生えてくるとわかっていても、少しづつ髪が抜けるのは恐怖でした。
そして卵巣が無くなる、生理がなくなると、男っぽくなるのかなと不安もありました。
周りの患者さんが割り切っているのかとても男性的に見えたのもさらに不安をあおったのです。
やはり、体験と本を読むのでは違いが多くて、わからない事だらけだと思いました。
さらに私のがん細胞の型は抗がん剤がほとんど効かないし、早期だというのになぜ抗がん剤を副作用や危険を冒してまでやるのかがなかなか納得いきませんでした。
腫瘍マ-カ-も最初から低かったので効果も目で見てわかりませんでした。
それでも、言われたとおりにして今元気なのだから良かったと思います。
3年生存率90%の方に入って良かったと思います。

外へ出るときには紫外線帽子のために帽子をかぶりますが、今は部屋では必要ないのに、何だか又帽子を編みました。
毛糸がやわらかいものだったので、かちっといっていないのですが、これはこれで涼しそうでいいかなと思います。
なかなか思うような毛糸が近くの店に無いのです。







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最終更新日  2009.07.04 11:10:10
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