The Sky

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2013/10/11
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テーマ: 天文(608)
カテゴリ: 星・天文
 天体望遠鏡の問題点として各種収差があるが、その補正を目的として屈折式の場合、
 私が天文を趣味にしてからの40年の間でも、セミアポ,アポクロマートと多くの製品が
 世に出た。

 レンズ材質にも進化(?)があり、フローライト(蛍石)などは素晴らしい性能だが、
 環境影響度の問題から、現在は生産が難しいようである。

 その中の幾つかを所有し、覗いてきた。

 高額な投資を強いられたが、「一生モノだから」と自分に言い聞かせ、また、その見え味
 には満足している。

 ところが、息子が参入してきた昨年来、ビギナーの息子に様々な望遠鏡にまつわる思い出話

 ことに思い至った。

 私が最初に親にねだって買ってもらった天体望遠鏡は、安価なニュートン式反射で、それなり
 に良く見えたと記憶しているのだが、架台もフリーストップ式で本格的な観測・撮影に使える
 シロモノではなく、小学校6年生の時に、これまた畳に額を擦りつけて買ってもらった口径
 80mmのアクロマート屈折式が、自分の原点である。

 この望遠鏡は、15歳程年下の従妹に譲り、恐らく現存していると思われるが「返してくれ」と
 言うわけにもいかない。

 ということで、この春、当時の「基準器」とも言える、五藤光学の65mm・F15の屈折望遠鏡を
 オークションで入手した。

 さらに、自身で所有していた80mmアクロマート屈折と同一メーカー,ほぼ同スペックの鏡筒を
 入手。加えて、比較用に、当時のレンズから復刻生産された80mmアクロマート屈折も購入した。



 いつの間にか天文アマチュアの間で「論外」とされるようになっていたアクロマート特有の
 色収差も、相性の良いアイピースで試せば、惑星観測ではほとんど気にならないレベルのもの
 であったことも確認できた。

 現状、今年、我が家で一番稼働率の高い鏡筒は、アクロマート屈折となっている。





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Last updated  2013/10/22 04:39:53 AM
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Comments

aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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