The Sky

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2013/11/02
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カテゴリ: 星・天文
 10/30の夜半、雲はあったが何とか星空が垣間見え、ようやくファーストライト。

 木星はまだ30度もない高度だが、M42(オリオン大星雲)は良い感じに昇っている。

 レトロなアイピース、HM12.5mmをいきなり装着する。

 対物レンズの焦点距離が1100mmなので倍率は 1100÷12.5=88倍 となる。

 赤道儀はクランプを解除して、軽い鏡筒を手でコントロールし、勘でM42を導入。

 透明度は良くない空なのに、しっかりと星雲が拡がっているのが判り、トラペジウム
 と呼ばれる中央の4つ星も、予想以上にシャープに見える。

 アクロマート特有の収差で、視野内のどの星も青味が強い。これがいいのだ。

 北からの気流はかなり強かったが、木星に向けてみた。強い気流に周辺が踊る程だったが

 ハンドルを丁寧に廻すと・・・。

 「おおっ」と軽く声が出るくらい、良く見えるじゃないか!

 しばらく睨んでいると、時折落ち着く気流の向こうに、ビシッと数本の縞が見える。

 「今日は大赤斑は裏側だな」と自信を持って言えるだけの観測は出来る。この気流でだ。

 予想通り、F15という理想的な設計の6.5cmや8cmの鏡筒には叶わないが、口径が少し大きい
 分、分解能を稼いでいる感じだ。

 この鏡筒の10倍の値段の125EDアポクロマートF6.4よりは、やはり良く見える。

 光軸もかなり追い込まれており、恒星のジフラクションリングで確認した。まだ追い込め
 そうだが、そこまでして使用する鏡筒ではない。

 写真は、今回お目当てのひとつ、90度ファインダー。

 我が家の赤道儀は、主力機のミューロンや、シュミカセ、ニュートン式反射に合わせた高さ

 ようにして覗きこまなければならず、首が痛い。

 そのため、このようなファインダーを購入したのだが、なかなか快適である。

 カセグレン系の鏡筒に使用しても、顔を主鏡に近づけずに済むので、冬場の筒内気流対策
 にも有効ではないかと思う。


BLANCA102MF-04

BLANCA102MF-04 posted by (C)kirk1701






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Last updated  2013/11/05 06:38:51 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701 @ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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